JP2004318393A - メッセージ交換システム - Google Patents

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Abstract

【課題】メッセージ送信者がメッセージ送り先の端末を一意に特定できるようにして、効率の良いメッセージの交換を実現できるようにする。
【解決手段】各登録ユーザが現在使用中のPC3、車載機4、携帯電話機5等の各端末から情報処理サーバ2に対して、各端末に割り当てられた固有の端末IDを定期的に送信する。情報処理サーバ2では、受信した端末IDをもとにして各登録ユーザが現在使用中の端末を特定し、各登録ユーザの現時点における端末使用状況を集約した使用端末情報を作成して、各端末へと送信する。そして、各端末に使用端末情報に基づいた表示画面を表示させる。これにより、各登録ユーザは、現在使用中の端末に表示された表示画面を参照することで、他の登録ユーザが現在どの端末を使用しているかを把握でき、メッセージ送り先の端末を一意に特定することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等の情報ネットワークを利用して、登録ユーザ間でメッセージの交換を行うためのメッセージ交換システムに関し、特に、登録ユーザが複数の端末のうちの何れかを選択的に使用してメッセージの交換を行う際に有用なメッセージ交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット等の情報ネットワークの発展に伴って、情報ネットワークを利用したメッセージの交換が盛んに行われるようになってきている。情報ネットワークを利用してメッセージの交換を行う場合、従来は、メッセージを送受信する端末としては、自宅や職場等に設置されたPC(Personal Computer)を用いることが殆どであったが、近年では、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)、車両に搭載された車載機等の移動体端末もインターネット等の情報ネットワークの1ノードとしてネットワークに接続可能とされており、これら移動体端末もメッセージの送受信に広く用いられるようになってきている。そして、ユーザは、これら複数の端末を日常生活における様々なシーンで使い分け、現在の状況に最も合った端末を選択的に使用して、他のユーザとの間でメッセージの交換を行うのが一般的となっている。
【0003】
ところで、以上のように各ユーザがメッセージを送受信する端末として複数の端末を使用する状況にあっては、メッセージの送信者は、メッセージ受信者の所有するどの端末にメッセージを送信すれば、送信したメッセージを確実に読んでもらえるかを一意に特定できない。このため、メッセージ送信者は、曜日や時間帯等からメッセージ受信者の現在の状況を予測して、その状況で最もメッセージ受信者の身近にあると思われる端末をメッセージ送り先の端末として特定し、この端末宛にメッセージを送信するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のように、メッセージ送信者がメッセージ受信者側の現在の状況を予測してメッセージ送り先の端末を特定するようにした場合、予測が外れると、送信したメッセージを受信者に確認してもらうまでに長い時間が経過してしまうことも想定される。このため、緊急を要するメッセージを送信する場合には、メッセージ送信者はメッセージ受信者が常に携帯しているであろう携帯電話機宛にメッセージを送ることが多いが、メッセージ受信者が車両を運転中であったり業務中であったりした場合には、携帯電話機宛に送られたメッセージがメッセージ受信者により直ぐに確認してもらえるとは限らず、また、携帯電話機にメッセージが集中してしまう不都合も生じる。
【0005】
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、メッセージ受信者が現在どの端末を使用しているのかをメッセージ送信者側で把握できるようにすることで、メッセージ送信者がメッセージ送り先の端末を一意に特定できるようにしたメッセージ交換システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るメッセージ交換システムは、情報ネットワークに接続可能な複数の端末を所有する登録ユーザ間で、何れかの端末を使用して情報ネットワークに接続された情報処理サーバを介してメッセージの交換を行うためのメッセージ交換システムである。このようなメッセージ交換システムにおいて、本発明では、各登録ユーザが現在使用中の端末から情報処理サーバに対して、少なくとも当該端末に割り当てられた端末IDが送信されるようになっている。そして、情報処理サーバが、受信した端末IDをもとに各登録ユーザが現在使用中の端末を特定し、各登録ユーザの現時点における端末使用状況を集約した使用端末情報を作成して、この使用端末情報を各登録ユーザが現在使用中の端末に送信する。そして、各登録ユーザが現在使用中の端末は、情報処理サーバから送信された使用端末情報に基づいて、他の登録ユーザが現在どの端末を使用しているかを示す表示画面を表示するようにしている。
【0007】
【発明の効果】
本発明に係るメッセージ交換システムによれば、各登録ユーザが現在使用中の端末に、他の登録ユーザが現在どの端末を使用しているかを示す表示画面が表示されるので、メッセージ送信者となる登録ユーザは、現在使用中の端末に表示される表示画面を参照することで、不確かな予測に頼ることなく、メッセージ送り先の端末を一意に特定することができ、効率の良いメッセージの交換を行うことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】
(第1の実施形態)
先ず、本発明を適用したメッセージ交換システムの概要について、図1を参照して説明する。図1は、本発明を適用したメッセージ交換システムの基本構成を模式的に示す概略構成図である。
【0010】
本発明を適用したメッセージ交換システムは、情報ネットワークであるインターネット1を利用して、複数の登録ユーザ間でメッセージの交換を行うためのものであり、インターネット1には、本システムにおけるサービス全般を実現するためのサービスセンタに設置された情報処理サーバ2が接続されている。また、各登録ユーザは、メッセージの送受信を行うための端末として各々複数の端末3,4,5を所有しており、これら各登録ユーザが所有する複数の端末3,4,5もそれぞれインターネット1に接続可能な状態となっている。
【0011】
ここで、登録ユーザとは、本システムにおけるサービスを受けるユーザとして予め登録されたユーザをいう。なお、図1においては、本システムの全体構成を分かり易く示すために、登録ユーザとしてAさん、Bさん、Cさんの3名が各々3つの端末3,4,5を所有し、これらAさん、Bさん、Cさん所有の各端末3,4,5がそれぞれインターネット1に接続可能な状態となっている様子を図示しているが、実際には、より多数の登録ユーザが各々複数の端末を使用し、より多くの端末がインターネット1に接続可能な状態とされる。
【0012】
また、本システムにおいて各登録ユーザがメッセージ送受信用に使用する端末としては様々なものが考えられるが、ここでは、各登録ユーザが、自宅や職場等に設置されたPC3と、車両に搭載された車載機4と、携帯電話機5とをそれぞれ所有し、日常生活における様々なシーンに合わせて、これらのうちの何れかの端末を選択的に使用して、メッセージの送受信を行うものとして説明する。
【0013】
本発明を適用したメッセージ交換システムでは、各登録ユーザが現在使用中の端末(以下、使用端末という。)からサービスセンタに設置された情報処理サーバ2に対して、当該端末に割り当てられた固有の端末IDが定期的に送信されるようになっている。すなわち、各登録ユーザが所有する端末には、それぞれ固有の端末IDが割り当てられており、この固有の端末IDが各端末毎にそれぞれ記憶されている。そして、各端末は、電源が投入されている間、例えばタイマ等によって経過時間を計測しながら、所定時間が経過する毎に記憶された端末IDを読み出して情報処理サーバ2に送信するようになっている。また、各端末の端末IDは、登録ユーザの登録時に、各登録ユーザのユーザIDに対応付けられて情報処理サーバ2に記憶されており、情報処理サーバ2では、何れかの端末から端末IDを受信したときに、この端末IDを送信した端末がどの登録ユーザのどの端末であるかを認識できるようになっている。
【0014】
具体的な例を挙げて説明すると、例えば、Aさんは自宅のPC3を使用しており、Bさんは車両を運転中で車載機4を使用しており、Cさんは携帯電話機5を所持して移動中である場合には、Aさんが使用している自宅のPC3、Bさんが使用している車載機4、Cさんが所持している携帯電話機5からそれぞれ情報処理サーバ2に対して端末IDが送信されることになる。
【0015】
また、本発明を適用したメッセージ交換システムでは、各登録ユーザの使用端末が、車載機4や携帯電話機5のような移動体端末である場合には、その移動体端末からサービスセンタに設置された情報処理サーバ2に対して、当該移動体端末の現在位置を示す位置情報が、当該移動体端末の端末IDと共に送信されるようになっている。すなわち、車載機4や携帯電話機5のような移動体端末は、それぞれ当該移動体端末の現在位置を示す位置情報を取得する機能を有しており、端末IDを送信するタイミングに合わせて位置情報を取得して、取得した位置情報を端末IDと共に情報処理サーバ2に送信するようになっている。
【0016】
上述した例では、Bさんが使用している車載機4とCさんが所持している携帯電話機5からは、端末IDと共に位置情報が情報処理サーバ2に対して送信されることになる。
【0017】
情報処理サーバ2は、各登録ユーザの使用端末からそれぞれ送信された端末IDを受信すると、まず、これらの端末IDをもとに、どの登録ユーザのどの端末が使用端末であるかを特定する。また、登録ユーザの使用端末が車載機4や携帯電話機5等の移動体端末であり、端末IDと共に位置情報を受信したときには、その位置情報をもとにして、登録ユーザの使用端末(車載機4や携帯電話機5)の位置を特定する。一方、登録ユーザの使用端末が自宅や職場に設置されたPC3であり、端末IDのみを受信したときには、当該情報処理サーバ2に予め記憶されているPC3の設置位置を示す位置情報をもとに、登録ユーザの使用端末(PC3)の位置を特定する。すなわち、PC3等のような移動体端末以外の端末に関しては、その設置位置を示す位置情報が予め情報処理サーバ2に記憶されており、情報処理サーバ2は、登録ユーザの使用端末がPC3等のような移動体端末以外の端末であると特定した場合には、予め記憶された位置情報を探索してその位置を特定する。
【0018】
上述した例では、情報処理サーバ2は、Aさんが使用している自宅のPC3や、Bさんが使用している車載機4、Cさんが所持している携帯電話機5からそれぞれ送信された端末IDを受信し、これらの端末IDをもとに、Aさんは現在自宅のPC3を使用中であり、Bさんは現在車両に搭載された車載機4を使用中であり、Cさんは現在携帯電話機5を使用中であることを特定する。また、情報処理サーバ2は、予め記憶されたAさん所有のPC3の設置位置を示す位置情報を探索してPC3の位置を特定すると共に、Bさんが使用している車載機4やCさんが使用している携帯電話機5から送信された位置情報を受信して、これらの位置情報をもとに、車載機4の現在位置や携帯電話機5の現在位置を特定する。
【0019】
そして、情報処理サーバ2は、各登録ユーザの現時点における端末使用状況及びその位置を集約した使用端末情報を作成して、作成した使用端末情報を各登録ユーザの使用端末に対して送信する。ここで、使用端末情報は、例えば、各登録ユーザの使用端末の種類を示す種別情報と、その使用端末が位置する位置座標とから構成される。また、このとき、情報処理サーバ2は、使用端末情報に関連する付加情報を作成して各登録ユーザの使用端末に送信するようにしてもよく、この場合、付加情報としては、例えば登録ユーザ名や端末へのアクセス番号、移動体端末の移動軌跡等が挙げられる。
【0020】
各登録ユーザの使用端末では、情報処理サーバ2から送信された使用端末情報を受信すると、この使用端末情報に基づいて、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面、具体的には、例えば図2(a)乃至図2(c)に示すように、他の登録ユーザの使用端末それぞれにその端末の種類を擬似的に示したアイコンを割り当てて、各使用端末を示すアイコンを地図画像上の対応する位置に重ね合わせた表示画面を表示する。なお、図2(a)に示す表示画面は、Aさんが使用しているPC3に表示された表示画面の例であり、Bさんが使用している車載機4を示すアイコンや、Cさんが使用している携帯電話機5を示すアイコンが、それぞれ地図画像上の対応する位置に重ね合わされて表示されている。また、図2(b)に示す表示画面は、Bさんが使用している車載機4に表示された表示画面の例であり、Aさんが使用しているPC3を示すアイコンや、Cさんが使用している携帯電話機5を示すアイコンが、それぞれ地図画像上野対応する位置に重ね合わされて表示されている。また、図2(c)に示す表示画面は、Cさんが使用している携帯電話機5に表示された表示画面の例であり、Aさんが使用しているPC3を示すアイコンや、Bさんが使用している車載機4を示すアイコンが、それぞれ地図画像上の対応する位置に重ね合わされて表示されている。
【0021】
以上のように、本発明を適用したメッセージ交換システムでは、各登録ユーザの使用端末に、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が表示されるので、各登録ユーザは、その表示画面を参照することで、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを的確に把握することができ、他の登録ユーザにメッセージを送信する場合に、メッセージ送り先の端末を一意に特定することができる。そして、各登録ユーザが使用端末の表示画面を参照してメッセージ送り先の端末を特定し、この端末宛にメッセージを送信するようにすることで、登録ユーザ間で効率の良いメッセージ交換が実現されることになる。
【0022】
なお、登録ユーザがメッセージ送り先の端末を特定した後に実際にその端末にメッセージを送信する方法については、特に限定されるものではないが、例えば、メッセージ送信者となる登録ユーザが、使用端末に表示された表示画面上でメッセージ送信先となる登録ユーザが使用中の端末を示すアイコンを指定したときに、情報処理サーバ2が両端末間での通信リンクを確立させるといったように、実際のメッセージ送受信についても情報処理サーバ2がサポートするようにすれば、登録ユーザの操作負担を軽減することができ、システムの利用価値をより高めることができる。また、特に、このような登録ユーザ間でのメッセージの交換を行う場合に、情報処理サーバ2が専用の対話画面(チャットルーム)を提供して、このチャットルーム上で対話形式でのメッセージ交換を行わせるようにすれば、登録ユーザがそれぞれ対話の履歴を確認しながらメッセージの交換を行うことができるので、より便利である。
【0023】
次に、以上のような本発明のメッセージ交換システムを構成する各登録ユーザ所有の端末(PC3,車載機4,携帯電話機5)及びサービスセンタに設置された情報処理サーバ2の具体的構成について説明する。
【0024】
登録ユーザの自宅や職場に設置されたPC3は、図3に示すように、端末ID記憶部31、通信制御部32、地図情報取得部33、表示画面作成部34、表示部35及びメッセージ入力部36の各機能を備える。
【0025】
端末ID記憶部31は、当該PC3に割り当てられた固有の端末IDを記憶するものである。この端末ID記憶部31に記憶された端末IDは、登録ユーザの登録時に、登録ユーザのユーザIDに対応付けられて情報処理サーバ2にも記憶される。
【0026】
通信制御部32は、インターネット1を利用した当該PC3の情報通信を制御するためのものであり、特に、本発明のメッセージ交換システムにおけるPC3では、当該PC3の起動中に、通信制御部32の制御によって、サービスセンタに設置された情報処理サーバ2との間で例えばパケット通信によって定期的に情報の送受信が行われるようになっている。そして、所定のタイミングで端末ID記憶部31に記憶された端末IDが随時読み出されて、インターネット1経由でサービスセンタに設置された情報処理サーバ2へと送信され、また、情報処理サーバ2から上述したような使用端末情報がインターネット1経由で当該PC3宛に送信された場合には、通信制御部32の処理によってこの使用端末情報が受信されるようになっている。
【0027】
地図情報取得部33は、当該PC3に装着されるDVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体、或いはインターネット1を介して接続される地図情報提供サーバから、必要な地図情報を取得するものである。
【0028】
表示画面作成部34は、入力される各種情報に基づいて表示データを作成し、この表示データに基づいて表示部35の動作を制御するものであり、特に、本発明のメッセージ交換システムにおけるPC3では、情報処理サーバ2からインターネット1経由で使用端末情報が送信された場合には、表示画面作成部34がこの使用端末情報と地図情報取得部33によって取得された地図情報とに基づいて、マップマッチング等の既知の手法を用いて表示データを作成し、表示部35に、図2(a)に示したような表示画面、すなわち、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面を表示させるようにしている。また、他の登録ユーザが使用する端末から当該PC3宛にメッセージが送信された場合には、表示制御部34は、その内容を表示部35に表示させるようにしている。
【0029】
メッセージ入力部36は、当該PC3から他の登録ユーザ所有の端末へと送信するメッセージを入力するためのものである。PC3は通常、ユーザインターフェースとしてキーボードを備えているので、PC3のメッセージ入力部36としては、一般的にはキーボードを用いてテキストデータを入力する方式のものが採用されるが、勿論、音声入力部等の他の入力手段を備える場合には、これら他の入力手段を用いてメッセージの入力を行うようにしてもよい。
【0030】
登録ユーザ所有の車両に搭載される車載機4は、図4に示すように、端末ID記憶部41、位置情報取得部42、通信制御部43、地図情報取得部44、表示画面作成部45、表示部46、メッセージ入力部47及びメッセージ読み上げ部48の各機能を備える。
【0031】
端末ID記憶部41は、PC3の端末ID記憶部31と同様に、当該車載機4に割り当てられた固有の端末IDを記憶するものである。この端末ID記憶部41に記憶された端末IDは、登録ユーザの登録時に、登録ユーザのユーザIDに対応付けられて情報処理サーバ2にも記憶される。
【0032】
位置情報取得部42は、GPS(Global Positioning System)等を利用して、当該車載機4の現在位置(当該車載機4が搭載された車両の現在位置)を示す位置情報を取得するものである。
【0033】
通信制御部43は、インターネット1を利用した当該車載機4の情報通信を制御するためのものであり、特に、本発明のメッセージ交換システムにおける車載機4では、当該車載機4の起動中に、通信制御部43の制御によって、サービスセンタに設置された情報処理サーバ2との間で例えばパケット通信によって定期的に情報の送受信が行われるようになっている。そして、所定のタイミングで端末ID記憶部41に記憶された端末IDが随時読み出されると共に、位置情報取得部42によって当該車載機4の現在位置を示す位置情報が取得され、これら端末ID及び位置情報が、インターネット1経由でサービスセンタに設置された情報処理サーバ2へと送信され、また、情報処理サーバ2から上述したような使用端末情報がインターネット1経由で当該車載機4宛に送信された場合には、通信制御部43の処理によってこの使用端末情報が受信されるようになっている。
【0034】
地図情報取得部44は、当該車載機4に装着されるDVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体、或いはインターネット1を介して接続される地図情報提供サーバから、必要な地図情報を取得するものである。
【0035】
表示画面作成部45は、入力される各種情報に基づいて表示データを作成し、この表示データに基づいて表示部46の動作を制御するものであり、特に、本発明のメッセージ交換システムにおける車載機4では、情報処理サーバ2からインターネット1経由で使用端末情報が送信された場合には、表示画面作成部45がこの使用端末情報と地図情報取得部44によって取得された地図情報とに基づいて、マップマッチング等の既知の手法を用いて表示データを作成し、表示部46に、図2(b)に示したような表示画面、すなわち、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面を表示させるようにしている。また、他の登録ユーザが使用する端末から当該車載機4宛にメッセージが送信された場合には、表示制御部45は、その内容を表示部46に表示させるようにしている。
【0036】
メッセージ入力部47は、当該車載機4から他の登録ユーザ所有の端末へと送信するメッセージを入力するためのものである。車載機4のメッセージ入力部47としては、例えば、定型文を表示部46に表示させてジョイスティック等を用いて選択する方式のものや、音声によってメッセージを入力する方式のものが採用される。なお、車載機4は車両に搭載されるものであり、車両の走行中には走行の妨げとなるような操作は行わないことが望まれる。このような点を考慮して、車載機4では、車両が走行中であるかどうかを検出し、車両が停車中は定型文選択方式によるメッセージ入力と音声入力方式によるメッセージ入力との双方を受け付け、車両が走行中の場合には音声入力方式によるメッセージ入力のみを受け付けるといった切り換えを行うようにしてもよい。
【0037】
メッセージ読み上げ部48は、他の登録ユーザが使用する端末から当該車載機4宛にメッセージが送信された場合に、このメッセージを音声にて読み上げるものであり、例えばTTS(Text To Speech)機構を有する音声出力装置が用いられる。なお、このメッセージ読み上げ部48の動作も車両の走行状態に連動させるようにしてもよく、例えば車両停車中に他の登録ユーザが使用する端末から当該車載機4宛にメッセージが送信された場合には、そのメッセージをテキストメッセージとして表示部46に表示させ、車両走行中に他の登録ユーザが使用する端末から当該車載機4宛にメッセージが送信された場合には、そのメッセージをメッセージ読み上げ部48が音声メッセージとして読み上げるようにすることも可能である。
【0038】
登録ユーザが携帯する携帯電話機5は、図5に示すように、端末ID記憶部51、位置情報取得部52、通信制御部53、地図情報取得部54、表示画面作成部55、表示部56及びメッセージ入力部57の各機能を備える。
【0039】
端末ID記憶部51は、PC3の端末ID記憶部31や車載機4の端末ID記憶部41と同様に、当該携帯電話機5に割り当てられた固有の端末IDを記憶するものである。この端末ID記憶部51に記憶された端末IDは、登録ユーザの登録時に、登録ユーザのユーザIDに対応付けられて情報処理サーバ2にも記憶される。
【0040】
位置情報取得部52は、例えばGPS(Global Positioning System)等を利用して、当該携帯電話機5の現在位置を示す位置情報を取得するものである。なお、携帯電話機5の位置情報取得部52は、GPSを利用するもの以外でも、例えば、少なくとも3箇所の携帯電話中継局からの電界強度を検出してそれに基づき各携帯電話中継局までの距離を測定し、これら各携帯電話中継局と当該携帯電話機5との間の距離から当該携帯電話機5の現在位置を割り出すものであってもよい。
【0041】
通信制御部53は、インターネット1を利用した当該携帯電話機5の情報通信を制御するためのものであり、特に、本発明のメッセージ交換システムにおける携帯電話機5では、当該携帯電話機5の起動中に、通信制御部53の制御によって、サービスセンタに設置された情報処理サーバ2との間で例えばパケット通信によって定期的に情報の送受信が行われるようになっている。そして、所定のタイミングで端末ID記憶部51に記憶された端末IDが随時読み出されると共に、位置情報取得部52によって当該携帯電話機5の現在位置を示す位置情報が取得され、これら端末ID及び位置情報が、インターネット1経由でサービスセンタに設置された情報処理サーバ2へと送信され、また、情報処理サーバ2から上述したような使用端末情報がインターネット1経由で当該携帯電話機5宛に送信された場合には、通信制御部53の処理によってこの使用端末情報が受信されるようになっている。
【0042】
地図情報取得部54は、インターネット1を介して当該携帯電話機5に接続される地図情報提供サーバから、必要な地図情報を取得するものである。
【0043】
表示画面作成部55は、入力される各種情報に基づいて表示データを作成し、この表示データに基づいて表示部56の動作を制御するものであり、特に、本発明のメッセージ交換システムにおける携帯電話機5では、情報処理サーバ2からインターネット1経由で使用端末情報が送信された場合には、表示画面作成部55がこの使用端末情報と地図情報取得部54によって取得された地図情報とに基づいて、マップマッチング等の既知の手法を用いて表示データを作成し、表示部56に、図2(c)に示したような表示画面、すなわち、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面を表示させるようにしている。また、他の登録ユーザが使用する端末から当該携帯電話機5宛にメッセージが送信された場合には、表示制御部55は、その内容を表示部56に表示させるようにしている。
【0044】
メッセージ入力部57は、当該携帯電話機5から他の登録ユーザ所有の端末へと送信するメッセージを入力するためのものである。携帯電話機5のメッセージ入力部57としては、例えば、プッシュボタンを用いてテキストデータを入力するものや、定型文を表示部56に表示させてジョグダイヤル等を用いて選択する方式のものが採用される。
【0045】
サービスセンタに設置された情報処理サーバ2は、図6に示すように、登録ユーザ管理部21、通信制御部22、使用端末情報作成部23及びメッセージ配信部24の各機能を備える。
【0046】
登録ユーザ管理部21は、各登録ユーザが所有する複数の端末(PC3、車載機4、携帯電話機5)にそれぞれ割り当てられた端末IDを登録ユーザのユーザIDに対応付けて記載した管理テーブルを有し、この管理テーブルを用いて各登録ユーザを管理するものである。この登録ユーザ管理部21による具体的な処理としては、例えば、各登録ユーザからのアクセスに対する認証処理や、各登録ユーザに対する課金処理等が挙げられる。また、使用端末情報作成部23での処理やメッセージ配信部24での処理は、この登録ユーザ管理部21の管理テーブルを参照して実行されることになる。
【0047】
通信制御部22は、インターネット1を利用した当該情報処理サーバ2の情報通信を制御するためのものであり、特に、本発明のメッセージ交換システムにおける情報処理サーバ2では、この通信制御部22の処理によって、各登録ユーザの使用端末(PC3、車載機4、携帯電話機5)から定期的に送信される端末IDや位置情報が受信され、また、使用端末情報作成部23で作成された使用端末情報が、各登録ユーザの使用端末に対して定期的に送信されるようになっている。
【0048】
使用端末情報作成部23は、登録ユーザの使用端末(PC3、車載機4、携帯電話機5)に、図2(a)乃至図2(c)に示したような表示画面を表示させるための使用端末情報を作成するものである。すなわち、この使用端末情報作成部23は、登録ユーザ管理部21の管理テーブルを参照して、まず、通信制御部22によって受信された端末IDをもとに、各登録ユーザの使用端末を特定する。また、通信制御部22によって端末IDと共に位置情報が受信された場合には、その位置情報をもとに端末IDから特定された端末の現在位置を特定する。なお、通信制御部22によって受信された情報が端末IDのみであり、位置情報が受信されていない場合(登録ユーザがPC3等の移動体端末以外の端末を使用している場合)には、上述したように当該情報処理サーバ2に予め記憶された端末設置位置を示す位置情報を読み出して、その位置を特定する。このような移動体端末以外の端末の設置位置を示す位置情報は、具体的には、例えば登録ユーザ管理部21の管理テーブルに端末IDと共に記載しておくことが可能である。
【0049】
使用端末情報作成部23は、以上のように各登録ユーザの使用端末とその位置を特定したら、次に、各登録ユーザの現時点における端末使用状況及びその位置を集約した使用端末情報を作成する。ここで、使用端末情報は、例えば、各登録ユーザの使用端末の種類を示す種別情報と、その使用端末が位置する位置座標とから構成される。そして、使用端末情報作成部23によって作成された以上のような使用端末情報は、通信制御部22の処理によって、インターネット1経由で各登録ユーザの使用端末(PC3、車載機4、携帯電話機5)へと送信されることになる。
【0050】
メッセージ配信部24は、登録ユーザ間でのメッセージ交換を支援するためのものである。具体的には、このメッセージ配信部24は、例えば、メッセージ送信者となる登録ユーザによって使用端末に表示された表示画面上のアイコンをクリックするといった方法でメッセージ送信先となる登録ユーザの端末が指定されたときに、その情報を受けて両端末間での通信リンクを確立させる。そして、メッセージ送信者となる登録ユーザの端末から入力されたメッセージを、メッセージ送信先となる登録ユーザの端末へと配信する。また、このメッセージ配信部24は、メッセージの交換を行う登録ユーザが使用する各端末に対して、メッセージ交換用の専用の対話画面(チャットルーム)を提供して、このチャットルーム上で対話形式でのメッセージ交換を行わせることも可能である。
【0051】
ここで、登録ユーザであるAさんがPC3、Bさんが車載機4、Cさんが携帯電話機5をそれぞれ使用中である場合を例に挙げて、本発明を適用したメッセージ交換システムにおける処理の一例について簡単に説明する。
【0052】
先ず、Aさんが使用しているPC3では、通信制御部32の処理によって、端末ID記憶部31から読み出された端末IDがインターネット1経由で情報処理サーバ2へと定期的に送信される。また、Bさんが使用している車載機4では、通信制御部43の処理によって、端末ID記憶部41から読み出された端末ID及び位置情報取得部42により取得された位置情報がインターネット1経由で情報処理サーバ2へと定期的に送信される。同様に、Cさんが使用している携帯電話機5では、通信制御部53の処理によって、端末ID記憶部51から読み出された端末ID及び位置情報取得部52により取得された位置情報がインターネット1経由で情報処理サーバ2へと定期的に送信される。
【0053】
一方、情報処理サーバ2では、Aさん使用中のPC3や、Bさん使用中の車載機4、Cさん使用中の携帯電話機5の各端末からの端末IDや位置情報が通信制御部22により受信されると、受信された端末IDをもとに使用端末情報作成部23によって各登録ユーザの使用端末が特定され、また、受信された位置情報や予め記憶された位置情報をもとに各端末の位置が特定される。そして、各登録ユーザの現時点における端末使用状況及びその位置を集約した使用端末情報が作成される。この使用端末情報作成部23により作成された使用端末情報は、通信制御部22の処理によって、インターネット1経由でAさん使用中のPC3や、Bさん使用中の車載機4、Cさん使用中の携帯電話機5の各端末へとそれぞれ送信される。
【0054】
Aさんが使用しているPC3では、情報処理サーバ2からの使用端末情報が通信制御部32により受信されると、受信された使用端末情報と地図情報取得部33により取得された地図情報とに基づいて、表示画面作成部34によって表示データが作成され、この表示データに基づいて表示部35の表示動作が制御される。これにより、表示部35には、図2(a)に示したような表示画面、すなわち、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が表示される。この表示部35に表示される表示画面は、情報処理サーバ2から新たな使用端末情報が送信される度に更新されることになる。
【0055】
また、Bさんが使用している車載機4でも同様に、情報処理サーバ2からの使用端末情報が通信制御部43により受信されると、受信された使用端末情報と地図情報取得部44により取得された地図情報とに基づいて、表示画面作成部45によって表示データが作成され、この表示データに基づいて表示部46の表示動作が制御される。これにより、表示部46には、図2(b)に示したような表示画面、すなわち、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が表示される。この表示部46に表示される表示画面は、情報処理サーバ2から新たな使用端末情報が送信される度に更新されることになる。
【0056】
また、Cさんが使用している携帯電話機5でも同様に、情報処理サーバ2からの使用端末情報が通信制御部53により受信されると、受信された使用端末情報と地図情報取得部54により取得された地図情報とに基づいて、表示画面作成部55によって表示データが作成され、この表示データに基づいて表示部56の表示動作が制御される。これにより、表示部56には、図2(c)に示したような表示画面、すなわち、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が表示される。この表示部56に表示される表示画面は、情報処理サーバ2から新たな使用端末情報が送信される度に更新されることになる。
【0057】
以上のように、Aさん使用中のPC3の表示部35や、Bさん使用中の車載機4の表示部46、Cさん使用中の携帯電話機5の表示部56に、それぞれ他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が表示されている状態で、例えば、AさんがPC3の表示部35に表示されている表示画面上でBさん使用中の車載機4を示すアイコンをクリックすると、その情報が情報処理サーバ2へと送信され、情報処理サーバ2のメッセージ配信部24の処理によって、Aさん使用中のPC3とBさん使用中の車載機4との間での通信リンクが確立される。そして、AさんがPC3のメッセージ入力部36を利用してBさん所有の車載機4宛にメッセージを送信すると、Bさん所有の車載機4では、そのメッセージの内容が表示部46に表示され、或いはメッセージ読み上げ部48によって音声にて読み上げられることになる。
【0058】
以上説明したように、本発明を適用したメッセージ交換システムでは、各登録ユーザが現在使用中のPC3や車載機4、携帯電話機5等の各端末から情報処理サーバ2に対して各端末の端末IDや位置情報が定期的に送信され、情報処理サーバ2がこれらの情報をもとに各登録ユーザの現時点における端末使用状況及びその位置を集約した使用端末情報を作成するようにしている。そして、情報処理サーバ2により作成された使用端末情報が各登録ユーザの使用端末に随時送信され、各使用端末には他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が表示されるようになっている。したがって、各登録ユーザは、使用端末の表示画面を参照することで、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを的確に把握することができ、他の登録ユーザにメッセージを送信する場合に、メッセージ送り先の端末を一意に特定することができる。そして、各登録ユーザが使用端末の表示画面を参照してメッセージ送り先の端末を特定し、この端末宛にメッセージを送信するようにすることで、登録ユーザ間で効率の良いメッセージ交換が実現されることになる。
【0059】
なお、以上は、情報処理サーバ2が、各登録ユーザの使用端末の種類を示す種別情報とその使用端末の位置する位置座標とからなる使用端末情報を作成して、この使用端末情報を各登録ユーザの使用端末へと送信し、各登録ユーザの使用端末が、受信した使用端末情報と独自に取得した地図情報とに基づいて表示データを作成する例について説明したが、このような表示データを情報処理サーバ2側で作成するようにして、情報処理サーバ2で作成された表示データを使用端末情報として各登録ユーザの使用端末へと送信するようにしてもよい。この場合には、情報処理サーバ2に地図情報を取得する機能や画像を合成する機能を持たせる必要があり、また情報処理サーバ2での処理が煩雑になるが、各登録ユーザの使用端末では、受信した表示データに基づいて表示動作を行うだけで、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が表示されるので、各端末の処理能力を考えた場合には有利である。
【0060】
また、以上は、各登録ユーザの使用端末が車載機4や携帯電話機5といった移動体端末である場合、これら移動体端末から情報処理サーバ2に対して、これら移動体端末の現在位置を示す位置情報を端末IDと共に定期的に送信するようにしているが、車載機4が搭載された車両が停車中である場合や、携帯電話機5を所持する登録ユーザが1つの箇所に止まっている場合のように、登録ユーザの使用端末である移動体端末に動きがないときは、位置情報に変更がないので、このような場合には、移動体端末から情報処理サーバ2に対する位置情報の送信間隔を端末IDの送信間隔よりも長く設定するようにしてもよい。また、逆に、移動体端末に動きがあるときは、位置情報が頻繁に変更されることになるので、このような場合には、移動体端末から情報処理サーバ2に対する位置情報の送信間隔を端末IDの送信間隔よりも短く設定するようにしてもよい。
【0061】
(第2の実施形態)
次に、本発明を適用したメッセージ交換システムの第2の実施形態について説明する。本実施形態の主な特徴は、登録ユーザが自ら所有する携帯電話機5を所持して、自ら所有する車載機4が搭載された車両に乗り込んだ場合には、携帯電話機5が起動中であっても携帯電話機5からの端末ID及び位置情報の送信が停止されて、車載機4からのみ端末ID及び位置情報が送信され、また、登録ユーザが自ら所有する携帯電話機5を所持して、自ら所有する車載機4が搭載された車両から降車した場合に、車載機4が起動中であっても車載機4からの端末ID及び位置情報の送信が停止されて、携帯電話機5からの端末ID及び位置情報の送信が再開される点にある。以下、この本実施形態における特徴点を中心に説明する。
【0062】
本実施形態のメッセージ交換システムでは、車載機4は、図7に示すように、第1の実施形態の構成に加えて、携帯電話機持ち込み検出部49の機能を更に備えている。この携帯電話機持ち込み検出部49は、例えば、ブルートゥース等の近距離無線通信や赤外線通信等によって携帯電話機5との間で1対1の情報通信を行い、或いは車両に設けられたハンズフリーセットに携帯電話機5がセットされたことを検出することで、当該車載機4が搭載された車両に携帯電話機5が持ち込まれたことを検出し、携帯電話機5との間での1対1の情報通信が途切れたとき、或いはハンズフリーセットから携帯電話機5が取り外されたことを検出したときに、当該車載機4が搭載された車両から携帯電話機5が持ち出されたことを検出する。
【0063】
また、本実施形態のメッセージ交換システムでは、携帯電話機5は、図8に示すように、第1の実施形態の構成に加えて、車両乗り込み検出部58の機能を更に備えている。この車両乗り込み検出部58は、車載機4の携帯電話機持ち込み検出部49と同様、例えば、ブルートゥース等の近距離無線通信や赤外線通信等によって車載機4との間で1対1の情報通信を行い、或いは車両に設けられたハンズフリーセットに当該携帯電話機5がセットされたことを検出することで、当該携帯電話機5を所持する登録ユーザが車載機4が搭載された車両に乗り込んだことを検出し、車載機4との間での1対1の情報通信が途切れたとき、或いはハンズフリーセットから当該携帯電話機5が取り外されたことを検出したときに、当該携帯電話機5を所持する登録ユーザが車載機4が搭載された車両から降車したことを検出する。
【0064】
そして、本実施形態のメッセージ交換システムにおいては、携帯電話機5の車両乗り込み検出部58によって、携帯電話機5を所持する登録ユーザが車両に乗り込んだことが検出されると、携帯電話機5からの端末ID及び位置情報の送信が停止され、車両に搭載された車載機4からのみ端末ID及び位置情報の送信が行われるようになっている。この場合、情報処理サーバ2では、車両に乗り込んだ登録ユーザの使用端末は車載機4であると判断し、この車載機4にのみ上述した使用端末情報を送信する。したがって、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面は、車載機4の表示部46にのみ表示されることになる。
【0065】
また、本実施形態のメッセージ交換システムにおいては、車載機4の携帯電話機持ち込み検出部49によって携帯電話機5が車両から持ち出されたことが検出されることで、車載機4からの端末ID及び位置情報の送信が停止され、また、このとき、携帯電話機5の車両乗り込み検出部58により携帯電話機5を所持する登録ユーザが車両から降車したことが検出されることで、携帯電話機5からの端末ID及び位置情報の送信が再開されるようになっている。この場合、情報処理サーバ2では、車両から降車した登録ユーザの使用端末は携帯電話機5であると判断し、この携帯電話機5にのみ上述した使用端末情報を送信する。したがって、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面は、携帯電話機5の表示部56にのみ表示されることになる。
【0066】
ここで、本実施形態のメッセージ交換システムにおける車載機4及び携帯電話機5の処理の流れについて、図9及び図10のフローチャートを参照して説明する。なお、図9は車載機4での処理、図10は携帯電話機5での処理をそれぞれ示している。
【0067】
車載機4では、例えば車両のイグニッションオンに連動して電源がオンになると(ステップS1)、先ず、位置情報取得部42によって現在位置を示す位置情報が取得され(ステップS2)、通信制御部43の処理によって、この位置情報と端末ID記憶部41から読み出された端末IDとが、インターネット1を介して情報処理サーバ2へと送信される(ステップS3)。
【0068】
次に、通信制御部43によって情報処理サーバ2からの使用端末情報が受信されると(ステップS4)、表示画面作成部45によって、情報処理サーバ2からの使用端末情報と地図情報取得部44により取得された地図情報とに基づいて、表示部46に表示画面を表示させるための表示データが作成される(ステップS5)。そして、この表示データに基づいて表示部46の表示動作が制御されることで、表示部46に、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が表示される(ステップS6)。
【0069】
以上のステップS2からステップS6までの処理は、基本的には車載機4の電源がオフされるまで繰り返し行われる。そして、車載機4の表示部46に表示される表示画面は、情報処理サーバ2から当該車載機4に対して新たな使用端末情報が送信される度に更新されることになる。但し、携帯電話機5が車両に持ち込まれていた状況において、車載機4の電源がオンのまま携帯電話機5が車両から持ち出されたことが検出された場合には、車載機4の電源がオンの状態であってもステップS2からステップS6までの処理が停止される。
【0070】
すなわち、車載機4の電源がオフとなっていないことが確認され(ステップS7)、携帯電話機持ち込み検出部49によって、車両に持ち込まれていた携帯電話機5が車両から持ち出されたことが検出されると(ステップS8)、通信制御部43による端末ID及び位置情報の送信が停止される(ステップS9)。したがって、車載機4に対しては、情報処理サーバ2からの新たな使用端末情報は送信されず、その間、表示部46の表示画面は更新されない。
【0071】
その後、携帯電話機持ち込み検出部49によって、携帯電話機5が車両に再度持ち込まれたことが検出されたときには(ステップS10)、ステップS2以降の処理が再開されて、車載機4の表示部46に表示される表示画面が更新されることになる。
【0072】
一方、携帯電話機5では、電源がオンになると(ステップS11)、先ず、位置情報取得部52によって現在位置を示す位置情報が取得され(ステップS12)、通信制御部53の処理によって、この位置情報と端末ID記憶部51から読み出された端末IDとが、インターネット1を介して情報処理サーバ2へと送信される(ステップS13)。
【0073】
次に、通信制御部53によって情報処理サーバ2からの使用端末情報が受信されると(ステップS14)、表示画面作成部55によって、情報処理サーバ2からの使用端末情報と地図情報取得部54により取得された地図情報とに基づいて、表示部56に表示画面を表示させるための表示データが作成される(ステップS15)。そして、この表示データに基づいて表示部56の表示動作が制御されることで、表示部56に、他の登録ユーザが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が表示される(ステップS16)。
【0074】
以上のステップS12からステップS16までの処理は、基本的には携帯電話機5の電源がオフされるまで繰り返し行われる。そして、携帯電話機5の表示部56に表示される表示画面は、情報処理サーバ2から当該携帯電話機5に対して新たな使用端末情報が送信される度に更新されることになる。但し、車載機4が搭載された車両に当該携帯電話機5を所持する登録ユーザが乗り込んだことが検出された場合には、携帯電話機5の電源がオンの状態であってもステップS12からステップS16までの処理が停止される。
【0075】
すなわち、携帯電話機5の電源がオフとなっていないことが確認され(ステップS17)、車両乗り込み検出部58によって、携帯電話機5を所持する登録ユーザが車両に乗り込んだことが検出されると(ステップS18)、通信制御部53による端末ID及び位置情報の送信が停止される(ステップS19)。したがって、携帯電話機5に対しては、情報処理サーバ2からの新たな使用端末情報は送信されず、その間、表示部56の表示画面は更新されない。
【0076】
その後、車両乗り込み検出部58によって、携帯電話機5を所持する登録ユーザが車両から降車したことが検出されたときには(ステップS20)、ステップS12以降の処理が再開されて、携帯電話機5の表示部56に表示される表示画面が更新されることになる。
【0077】
ここで、例えば、AさんがPC3、Bさんが車載機4、Cさんが携帯電話機5をそれぞれ使用している状況において、Cさんが携帯電話機5を所持したまま車載機4を搭載した車両を利用した場合を例に挙げて、Aさんが使用しているPC3の表示部35に表示される表示画面の遷移について、図11(a)乃至図11(d)を参照して説明する。
【0078】
先ず、Cさんが車載機4を搭載した車両に乗り込むまでは、Cさんが所持している携帯電話機5から端末ID及び位置情報が情報処理サーバ2に送信されるので、Aさんが使用しているPC3の表示部35には、図11(a)に示すように、Bさんが使用している車載機4を示すアイコンや、Cさんが使用している携帯電話機5を示すアイコンが、それぞれ地図画像上の対応する位置に重ね合わされた表示画面が表示される。
【0079】
そして、Cさんが車載機4を搭載した車両に乗り込んだときには、Cさんが所持している携帯電話機5からの端末ID及び位置情報の送信が停止され、車載機4から端末ID及び位置情報が情報処理サーバ2に送信されるので、Aさんが使用しているPC3の表示部35には、図11(b)に示すように、Cさんが使用している端末を示すアイコンが、携帯電話機5を示すアイコンから車載機4を示すアイコンに切り替えられた表示画面が表示される。
【0080】
その後、Cさんが車載機4を搭載した車両を運転して移動したときには、Aさんが使用しているPC3の表示部35には、図11(c)に示すように、Cさんが使用している車載機4を示すアイコンが、地図画像上の移動後の位置に重ね合わされた表示画面が表示される。
【0081】
そして、移動後の位置でCさんが携帯電話機5を所持して車載機4を搭載した車両から降車したときには、Aさんが使用しているPC3の表示部35には、図11(d)に示すように、Cさんが使用している端末を示すアイコンが、車載機4を示すアイコンから携帯電話機5を示すアイコンに切り替えられた表示画面が表示される。
【0082】
以上説明したように、本実施形態のメッセージ交換システムでは、車載機4が搭載された車両に携帯電話機5が持ち込まれた場合には、携帯電話機5が起動中であっても携帯電話機5からの端末ID及び位置情報の送信が停止されて、車載機4からのみ端末ID及び位置情報が送信され、また、車載機4が搭載された車両から携帯電話機5が持ち出された場合には、車載機4が起動中であっても車載機4からの端末ID及び位置情報の送信が停止されて、携帯電話機5からの端末ID及び位置情報の送信が再開されるので、車載機4と携帯電話機5との双方が起動中とされている状況においても、登録ユーザがメッセージの交換に用いる可能性の高い何れかの端末のみが、当該登録ユーザの使用端末であると情報処理サーバ2にて特定され、それに応じた表示画面が他の登録ユーザの端末に表示されることになる。したがって、以上のような状況であっても、各登録ユーザはメッセージ送り先の端末を一意に特定することができ、登録ユーザ間でのメッセージ交換をより効率的に行うことが可能となる。
【0083】
なお、以上の例では、情報処理サーバ2に対して端末ID及び位置情報を送信する端末が携帯電話機5から車載機4に切り替わったとき、或いは車載機4から携帯電話機5に切り替わったときに、他の登録ユーザの使用端末の表示画面には、切り替わった後の端末を示すアイコンのみが表示されるようにしているが、図12(a)や図12(b)に示すように、切り替わった後の端末を示すアイコンに加えて、切り替わる前の端末を示すアイコンを地図画像上の切り換えが行われた位置に重ね合わせて表示させるようにしてもよい。このような処理は、例えば、切り替わった後の端末が端末ID及び位置情報を送信する際に、切り替わる前の端末からその端末の端末ID等の情報を取得して、その情報を付加して情報処理サーバ2に送信し、情報処理サーバ2がその情報に基づいて切り替わる前の端末の情報も含む使用端末情報を作成して、各登録ユーザの使用端末に送信することで実現される。
【0084】
なお、この場合、切り替わる前の端末を示すアイコンと切り替わった後の端末を示すアイコンとを識別できるように、双方のアイコンを異なる表示形態で表示させることが望ましい。具体的には、例えば図12(a)に示すように、切り替わった後の端末を示すアイコンは通常の表示形態とし、切り替わる前の端末を示すアイコンを網掛けの状態で表示するようにすればよい。また、車両が停車して登録ユーザが車両から降車したことによって、情報処理サーバ2に対して端末ID及び位置情報を送信する端末が車載機4から携帯電話機5に切り替わったときには、図12(b)に示すように、切り替わった後の携帯電話機5を示すアイコンは通常の表示形態とし、切り替わる前の車載機4には駐車状態であることを示すアイコンを割り当ててこれを表示するようにしてもよい。
【0085】
また、この場合、情報処理サーバ2に対して端末ID及び位置情報を送信する端末が切り替わった位置から、切り替わった後の端末の現在位置までの移動軌跡を、地図画像上に合わせて表示させることが望ましい。このように、切り替わった後の端末の移動軌跡を合わせて表示させることにより、この表示画面を参照した登録ユーザは、切り替わる前の端末と切り替わった後の端末との対応関係を容易に把握することができ、また、その端末を使用している登録ユーザの動向をより的確に把握することが可能となる。
【0086】
なお、以上説明したような端末の切り替えは、登録ユーザの自宅や職場に設置されたPC3と登録ユーザが携帯する携帯電話機5との間で実施することも可能である。すなわち、上述した車載機4の携帯電話機持ち込み検出部49に相当する機能をPC3に持たせるようにすれば、登録ユーザが携帯電話機5を所持してPC3に近付いた場合に、携帯電話機5が起動中であってもPC3からのみ端末IDが送信され、また、登録ユーザが携帯電話機5を所持してPC3から離れた場合に、PC3が起動中であっても携帯電話機5からのみ端末ID及び位置情報が送信されるようにすることが可能となる。
【0087】
この場合にも、PC3と携帯電話機5のうち、登録ユーザがメッセージの交換に用いる可能性の高い何れかの端末のみが、当該登録ユーザの使用端末であると情報処理サーバ2にて特定され、それに応じた表示画面が他の登録ユーザの端末に表示されるので、各登録ユーザはメッセージ送り先の端末を一意に特定することができ、登録ユーザ間でのメッセージ交換をより効率的に行うことが可能となる。
【0088】
(第3の実施形態)
次に、本発明を適用したメッセージ交換システムの第3の実施形態について説明する。本実施形態の主な特徴は、各登録ユーザ毎に他の登録ユーザを分類した複数のグループが設定されて、各登録ユーザ毎に設定された各グループを1単位として使用端末情報が作成され、各登録ユーザが所望のグループを指定することによって、この指定したグループの使用端末情報を受信できるようにした点にある。以下、この本実施形態における特徴点を中心に説明する。
【0089】
本実施形態のメッセージ交換システムでは、情報処理サーバ2は、図13に示すように、第1の実施形態の構成に加えて、グループ選択部25の機能を更に備えている。このグループ選択部25は、各登録ユーザの指定を受けて使用端末情報を作成するグループを各登録ユーザ毎に選択するものである。具体的には、各登録ユーザが使用端末にて所望のグループを指定し、その情報が例えば端末IDや位置情報と共に情報処理サーバ2へと送信されたとき、グループ選択部25は、通信制御部22によって受信された各種情報の中からグループの指定に関するグループ情報を抽出し、抽出したグループ情報に基づいて使用端末情報を作成するグループを選択する。
【0090】
また、情報処理サーバ2の登録ユーザ管理部21には、上述した登録ユーザのユーザIDと端末IDとを対応付けた管理テーブルに加えて、例えば図14に示すようなグループ管理テーブルが設けられている。このグループ管理テーブルは、各登録ユーザ毎に設定されたグループや各グループの構成メンバー、各構成メンバーが所有する端末等の情報を記載したものであり、使用端末情報作成部23がこのグループ管理テーブルを参照することによって、登録ユーザの指定を受けてグループ選択部25により選択されたグループを構成する他の登録ユーザや、それに関連する各種情報を割り出せるようにしたものである。なお、図14は、登録ユーザAさんに設定された各グループの情報を示した例であり、この図14に示すグループ管理テーブルを参照することで、Aさんには「家族グループ」と「仕事グループ」とが設定されており、「家族グループ」は奥さんと娘の各メンバー、「仕事グループ」は部長と課長、2名の同僚の各メンバーにより構成され、各グループの構成メンバーがどの端末を所有しているかが分かるようになっている。なお、このようなグループは各登録ユーザ毎に任意に設定可能であり、情報処理サーバ2の登録ユーザ管理部21には、このようなグループ管理テーブルが、各登録ユーザ毎にそれぞれ設けられている。
【0091】
また、このグループ管理テーブルには、使用端末情報と共に各登録ユーザの使用端末へと送信する付加情報の種類を特定するための情報が、合わせて記載されている。すなわち、本実施形態のメッセージ交換システムでは、情報処理サーバ2の使用端末情報作成部23が、使用端末情報の作成に伴ってこの使用端末情報に関連する付加情報、例えば登録ユーザ名や各端末へのアクセス番号(各端末のメールアドレスや携帯電話機5の電話番号)、車載機4や携帯電話機5の移動軌跡等の情報を作成するようになっており、どのグループが選択された場合にどの付加情報を作成して使用端末情報と共に送信するかが、グループ管理テーブルを参照することで特定できるようになっている。
【0092】
このような付加情報の種類を特定するための情報は、例えば図14に示すように、各登録ユーザに設定された各グループ毎に付加情報の種類を特定するものであってもよいし、各登録ユーザに設定された各グループを構成するメンバー毎、或いは図15に示すように、各メンバーが所有する端末毎に付加情報の種類を特定するものであってもよい。
【0093】
ここで、本実施形態のメッセージ交換システムにおける情報処理サーバ2での処理の流れについて、図16のフローチャートを参照して簡単に説明する。
【0094】
各登録ユーザの使用端末から情報処理サーバ2に対して端末IDや位置情報と共にグループ情報が送信されると、情報処理サーバ2では、通信制御部22によってこれらの情報が受信され(ステップS21)、グループ選択部25によりこれらの情報の中からグループ情報が抽出されて、抽出したグループ情報に基づいて当該登録ユーザの使用端末に送信する使用端末情報のグループが選択される(ステップS22)。このようなグループの選択は、各登録ユーザの使用端末からグループ情報が送信される度に行われ、各登録ユーザ毎にそれぞれ使用端末情報作成のためのグループが選択される。
【0095】
次に、使用端末情報作成部23により、登録ユーザ管理部21に設けられたグループ管理テーブルが参照されて、グループ選択部25により選択されたグループの構成メンバーが特定され、これら構成メンバーの使用端末から送信された端末IDや位置情報をもとに、当該グループの各構成メンバーの現時点における端末使用状況を集約した使用端末情報が作成される。また、このとき使用端末情報作成部23は、グループ管理テーブルを参照して当該グループに設定された付加情報の種類を特定し、これらの付加情報も作成する(ステップS23)。
【0096】
そして、以上のように作成されたグループ毎の使用端末情報及び付加情報は、通信制御部23の処理によって、当該グループを指定した登録ユーザの使用端末に対して送信される(ステップS24)。したがって、各登録ユーザの使用端末には、指定したグループの構成メンバーが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が、付加情報と共に表示されることになる。
【0097】
具体的な例を挙げて説明すると、例えば、登録ユーザAさんが使用端末のPC3を用いて「家族グループ」を指定した場合において、登録ユーザAさんの「家族グループ」の構成メンバーである奥さんの使用端末が車載機4であり、娘の使用端末が携帯電話機5である場合には、情報処理サーバ2において、これら各使用端末からの端末IDや位置情報をもとに情報処理サーバ2で使用端末情報が作成されると共に、奥さんや娘の名前、使用端末のアクセス番号、移動軌跡等の付加情報が作成されて、これら使用端末情報及び付加情報がAさんの使用端末であるPC3に送信される。
【0098】
これにより、Aさんの使用端末であるPC3の表示部35には、例えば図17(a)に示すように、奥さんが使用している車載機4を示すアイコンや、娘が使用している携帯電話機5を示すアイコンが、それぞれ地図画像上の対応する位置に重ね合わされて表示され、また各使用端末のアクセス番号や移動軌跡等の付加情報が付加された表示画面が表示されることになる。したがって、登録ユーザAさんは、PC3の表示部35に表示された表示画面を参照することで、「家族グループ」の構成メンバーである奥さんや娘が現在何処にいてどの端末を使用しているかを的確に把握することができ、奥さんや娘とのメッセージ交換を効率良く行うことが可能となる。
【0099】
また、登録ユーザAさんが指定グループを「家族グループ」から「仕事グループ」に切り替えた場合には、情報処理サーバ2において同様の処理が行われて「仕事グループ」の使用端末情報及び付加情報が作成され、これら使用端末情報及び付加情報がAさんの使用端末であるPC3に送信される。これにより、Aさんの使用端末であるPC3の表示部35の表示画面が更新され、例えば図17(b)に示すように、「仕事グループ」の各構成メンバーの使用端末を示すアイコンが、それぞれ地図画像上の対応する位置に重ね合わされて表示され、また各使用端末のアクセス番号等の付加情報が付加された表示画面が表示されることになる。したがって、登録ユーザAさんは、PC3の表示部35に表示された表示画面を参照することで、「仕事グループ」の構成メンバーである部長や課長、同僚たちが現在何処にいてどの端末を使用しているかを的確に把握することができ、部長や課長、同僚たちとのメッセージ交換を効率良く行うことが可能となる。
【0100】
なお、情報処理サーバ2から登録ユーザの使用端末へ使用端末情報と共に送信される付加情報は、図17(a)や図17(b)に示したように、グループ構成メンバーの使用端末を示すアイコンと共に地図画像上に重ねて表示するようにしてもよいが、付加情報については、例えば登録ユーザの操作によって切り替え表示されるサブ画面等に表示するようにしてもよい。
【0101】
以上説明したように、本実施形態のメッセージ交換システムでは、各登録ユーザ毎に設定された複数のグループのうちから所望のグループを各登録ユーザが指定することによって、この指定したグループの使用端末情報が情報処理サーバ2により作成されて各登録ユーザの使用端末に送信され、各登録ユーザの使用端末には、指定したグループの構成メンバーが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が表示されるので、各登録ユーザは指定したグループの構成メンバーの状況を的確に把握して、効率の良いメッセージ交換を行うことが可能となる。また、各登録ユーザの使用端末の表示画面では、他の登録ユーザの情報をグループ単位で表示されることになるので、本システムに登録している登録ユーザが多数いる場合でも、各登録ユーザの使用端末の表示画面にアイコンが多数表示されて見にくくなるといった不都合を有効に回避することができる。
【0102】
なお、本実施形態のメッセージ交換システムにおいては、情報処理サーバ2が登録ユーザからの指定に応じて、以上のような各登録ユーザ毎のグループの選択の他、例えば当該登録ユーザの情報を他の登録ユーザに公開しないオフモードや、グループの構成メンバーとして登録していない他の登録ユーザにも当該登録ユーザの情報を公開するオープンモード等のモード設定を行えるようにしてもよい。
【0103】
この場合、登録ユーザの指定に応じてオフモードが設定されたときには、他の登録ユーザの使用端末に送信する使用端末情報から当該登録ユーザに関する情報が除かれ、他の登録ユーザの使用端末には、オフモードを設定した登録ユーザに関する情報を除いた表示画面が表示されることになる。また、登録ユーザの指定に応じてオープンモードが設定されたときには、当該登録ユーザに設定されたグループの構成メンバーではない他の登録ユーザの使用端末に送信する使用端末情報に当該登録ユーザに関する情報が付加され、他の登録ユーザの使用端末には、オープンモードを設定した登録ユーザに関する情報を含む表示画面が表示されることになり、これらの登録ユーザ間でのメッセージ交換が可能となる。
【0104】
ところで、以上説明した例では、各登録ユーザが使用端末を用いて所望のグループを指定することで、情報処理サーバ2により各登録ユーザからの指定に応じたグループの選択が行われるようにしているが、例えば、第2の実施形態で説明した例のように、登録ユーザが携帯電話機5を所持して車載機4が搭載された車両に乗り込み、当該登録ユーザの使用端末が携帯電話機5から車載機4へと切り替わったような場合には、携帯電話機5を用いて指定したグループが使用端末の切り替え後にも継続され、車載機4で改めてグループの指定を行うことなく、携帯電話機5の表示部56に表示されていた表示画面と同様の表示画面が、車載機4の表示部46にも表示されることが望ましい。
【0105】
そこで、登録ユーザが携帯電話機5を所持して車載機4が搭載された車両に乗り込み、当該登録ユーザの使用端末が携帯電話機5から車載機4へと切り替わるときには、例えば、車載機4の携帯電話機持ち込み検出部49と携帯電話機5の車両乗り込み検出部58との間での近距離無線通信等を利用して、携帯電話機5に設定されているグループのグループ情報を車載機4へと送信し、車載機4が携帯電話機5から受信したグループ情報を端末IDや位置情報と共に情報処理サーバ2へと送信するようにしてもよい。これにより、情報処理サーバ2では、使用端末が携帯電話機5から車載機4へと切り替わった登録ユーザの指定グループとして、携帯電話機5にて設定されていたグループが継続的に選択され、このグループの使用端末情報が作成されて車載機4へと送信される。したがって、車載機4の表示部46には、携帯電話機5の表示部56に表示されていた表示画面と同様の表示画面が表示されることになる。
【0106】
(第4の実施形態)
次に、本発明を適用したメッセージ交換システムの第4の実施形態について説明する。本実施形態の主な特徴は、上述した第3の実施形態と同様に、使用端末情報が登録ユーザによって指定されたグループ単位で作成されて各登録ユーザの使用端末へと送信されることを前提とし、ある登録ユーザ所有の車載機4が搭載された車両に、登録ユーザが携帯電話機5を所持して同乗者として乗り込んだ場合に、車載機4にて指定されているグループを、同乗者として乗り込んだ他の登録ユーザが構成メンバーとなっているグループへと切り替えるようにした点にある。以下、この本実施形態における特徴点を中心に説明する。
【0107】
本実施形態のメッセージ交換システムでは、車載機4は、図18に示すように、第2の実施形態の構成に加えて、グループ切り替え判断部50の機能を更に備えている。このグループ切り替え判断部50は、他の登録ユーザが携帯電話機5を所持して当該車載機4が搭載された車両に同乗者として乗り込んだときに、この同乗者として乗り込んだ他の登録ユーザが、当該車載機4を所有する登録ユーザに設定された何れかのグループの構成メンバーとなっているかどうかを判断し、何れかのグループの構成メンバーとなっている場合には、当該車載機4にて指定されているグループを他の登録ユーザが属するグループへと切り替えるものである。
【0108】
具体的には、このグループ切り替え判断部50は、例えば、携帯電話機持ち込み検出部49により他の登録ユーザが携帯電話機5を所持して同乗者として車両に乗り込んだことが検出されたときに、先ず、同乗者として乗り込んだ他の登録ユーザが所持する携帯電話機5から、その携帯電話機5の端末IDを取得する。この携帯電話機5からの端末IDの取得は、例えば、携帯電話機持ち込み検出部49と携帯電話機5の車両乗り込み検出部58との間での近距離無線通信等を利用して行われる。そして、グループ切り替え判断部50は、携帯電話機5から取得した端末IDを情報処理サーバ2に問い合わせるかたちで、携帯電話機5を所持する他の登録ユーザが、当該車載機4を所有する登録ユーザに設定された何れかのグループの構成メンバーとなっているかどうかを判断する。
【0109】
すなわち、グループ切り替え判断部50により取得された携帯電話機5の端末IDが、通信制御部43の処理によって情報処理サーバ2へと送信され、情報処理サーバ2において上述したようなグループ管理テーブルを用いて端末IDの照合が行われる。そして、携帯電話機5を所有する他の登録ユーザが車載機4を所有する登録ユーザに設定された何れかのグループの構成メンバーとなっている場合には、他の登録ユーザが属するグループ名等の情報が、情報処理サーバ2から車載機4へと返信される。グループ切り替え判断部50は、このような情報処理サーバ2からの返信があった場合に、車載機4にて指定されているグループを他の登録ユーザが属するグループへと切り替える。
【0110】
これにより、車載機4から情報処理サーバ2に対して、端末IDや位置情報と共に、携帯電話機5を所持して車両に乗り込んだ他の登録ユーザが属するグループを指定する旨のグループ情報が送信され、情報処理サーバ2においてこのグループの使用端末情報が作成されることになる。そして、車載機4の表示部46には、他の登録ユーザが属するグループの構成メンバーが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が表示されることになる。
【0111】
ここで、本実施形態のメッセージ交換システムにおける車載機4での処理の流れについて、図19のフローチャートを参照して簡単に説明する。
【0112】
本実施形態のメッセージ交換システムにおける車載機4では、例えば車両のイグニッションオンに連動して電源がオンになると(ステップS31)、先ず、位置情報取得部42によって現在位置を示す位置情報が取得され(ステップS32)、通信制御部43の処理によって、この位置情報と端末ID記憶部41から読み出された端末ID、更には登録ユーザによって指定されたグループを示すグループ情報が、インターネット1を介して情報処理サーバ2へと送信される(ステップS33)。
【0113】
次に、指定したグループの使用端末情報が情報処理サーバ2により作成されて当該車載機4宛に送信され、この使用端末情報が通信制御部43によって受信されると(ステップS34)、表示画面作成部45によって、指定したグループの使用端末情報と地図情報取得部44により取得された地図情報とに基づいて、表示部46に表示画面を表示させるための表示データが作成される(ステップS35)。そして、この表示データに基づいて表示部46の表示動作が制御されることで、表示部46に、指定したグループの構成メンバーが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が表示される(ステップS36)。
【0114】
以上のステップS32からステップS36までの処理は、基本的には車載機4の電源がオフされるまで繰り返し行われる。そして、車載機4の表示部46には、登録ユーザによって指定されたグループの表示画面が、情報処理サーバ2から当該車載機4に対して新たな使用端末情報が送信される度に更新されながら表示されることになる。但し、当該車載機4が搭載された車両に他の登録ユーザが携帯電話機5を所持して同乗者として乗り込んだ場合であって、この同乗者として車両に乗り込んだ他の登録ユーザが、車載機4を所有する登録ユーザに設定された何れかのグループの構成メンバーである場合には、車載機4にて指定されているグループが、同乗者として車両に乗り込んだ他の登録ユーザが属するグループへと切り替えられて、その後は、情報処理サーバ2において切り替え後のグループの使用端末情報が作成されて、車載機4の表示部46には、切り替え後のグループについての表示画面が表示されることになる。
【0115】
すなわち、車載機4の電源がオフとなっていないことが確認され(ステップS37)、携帯電話機持ち込み検出部49によって、携帯電話機5を所持する他の登録ユーザが同乗者として車両に乗り込んだことが検出されると(ステップS38)、グループ切り替え判断部50によって、例えば、携帯電話機5から取得された端末IDを情報処理サーバ2にて照合するといった方法により、同乗者として車両に乗り込んだ他の登録ユーザが、当該車載機4を所有する登録ユーザに設定された何れかのグループの構成メンバーとなっているかどうかが判断される(ステップS39)。
【0116】
そして、同乗者として車両に乗り込んだ他の登録ユーザが、当該車載機4を所有する登録ユーザに設定された何れかのグループの構成メンバーとなっていると判断された場合には、グループ切り替え判断部50の処理により、車載機4にて指定されているグループが、同乗者として車両に乗り込んだ他の登録ユーザが属するグループへと切り替えられる(ステップS40)。
【0117】
これにより、その後は、当該車載機4の端末IDや位置情報と共に、同乗者として車両に乗り込んだ他の登録ユーザが属するグループを指定する旨のグループ情報が、情報処理サーバ2に送信され、情報処理サーバ2においてこのグループの使用端末情報が作成されることになる。そして、車載機4の表示部46には、他の登録ユーザが属するグループの構成メンバーが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が表示されることになる。
【0118】
具体的な例を挙げて説明すると、例えば、登録ユーザAさんが車載機4が搭載された車両を運転しており、車載機4では「家族グループ」が指定されている状況において、登録ユーザAさんの「仕事グループ」の構成メンバーである部長が同乗者として車両に乗り込んだ場合には、車載機4にて指定されているグループが「家族グループ」から「仕事グループ」へと切り替えられることになる。
【0119】
これにより、車載機4の表示部46に表示される表示画面は、例えば図20(a)に示すように、「家族グループ」の構成メンバーである奥さんや娘が現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す画面から、図20(b)に示すように、「仕事グループ」の構成メンバーである課長や同僚たちが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す画面へと切り替えられることになる。
【0120】
なお、図20(b)に示した表示画面例では、同乗者として車両に乗り込んだ部長についての情報が表示されていないが、これは、部長が同乗者として車両に乗り込んでいる状況においては、登録ユーザAさんと部長との間で端末を使用したメッセージの交換は行われないと考えられるからである。以上のような表示画面を車載機4の表示部46に表示させるには、例えば、部長が所持する携帯電話機5から取得された端末IDが車載機4から情報処理サーバ2に送信されたときに、情報処理サーバ2がこの端末IDをもとに「仕事グループ」の構成メンバーから部長を除いた使用端末情報を作成してこれを車載機4へと送信し、車載機4がこの使用端末情報に基づいた表示動作を行うようにすればよい。なお、このような処理を行うことなく、同乗者として車両に乗り込んだ部長についての情報も含む表示画面を車載機4の表示部46に表示するようにしてもよいことは勿論である。
【0121】
以上説明したように、本実施形態のメッセージ交換システムでは、ある登録ユーザが車載機4を使用端末としながら車両を運転している際に、携帯電話機5を所持する他の登録ユーザを同乗者として車両に乗り込ませたような場合には、車載機4にて指定されているグループが、同乗者として乗り込んだ他の登録ユーザが構成メンバーとなっているグループへと切り替えられ、このグループの構成メンバーが現在何処にいてどの端末を使用しているかを示す表示画面が車載機4の表示部46に表示されるので、車載機4を使用端末として利用している登録ユーザに、指定グループの切り替え等の操作を行わせることなく、現在の状況により適合した情報を提供することができる。
【0122】
すなわち、上述した例のように、例えば登録ユーザAさんが業務中に車載機4が搭載された車両を運転して、部長を同乗者として車両に乗せたような状況においては、登録ユーザAさんにとっては「家族グループ」の情報よりも「仕事グループ」の情報の方が重要度が高いと考えられる。本実施形態のメッセージ交換システムでは、このような状況のときに、登録ユーザAさんが自ら指定グループを切り替えるための操作を行うことなく、車載機4にて指定されているグループが「家族グループ」から「仕事グループ」へと自動的に切り替わるようにしているので、登録ユーザAさんに現在の状況においてより重要と思われる情報を的確且つ迅速に提供することができる。
【0123】
ところで、以上は、車載機4が搭載された車両に同乗者として乗り込む他の登録ユーザが1人であることを前提として説明したが、同乗者として乗り込む他の登録ユーザが複数人いる場合には、車載機4にて指定されているグループをどのグループへと切り替えたらよいかが一意に特定できない場合がある。このような場合には、例えば、最多数の同乗者が属するグループを選択するものと予め定めておき、車載機4にて指定されているグループを最多数の同乗者が属するグループへと切り替えるようにすればよい。具体的な例を挙げると、例えば「家族グループ」の構成メンバー1人と「仕事グループ」の構成メンバー2人とがそれぞれ同乗者として車両に乗り込んだ場合には、車載機4にて指定されているグループを「仕事グループ」へと切り替えるようにすればよい。
【0124】
また、最多数の同乗者が属するグループに限らず、例えば、最も高齢の同乗者が属するグループ、或いは最も乗車頻度の高い同乗者が属するグループを選択するものと予め定めておき、車載機4にて指定されているグループをこれらのグループへと切り替えるようにしてもよい。この場合には、例えば上述したグループ管理テーブルに、各グループを構成する登録メンバーに関する情報として、登録メンバーの年齢や乗車頻度等の情報を随時更新しながら記憶させておくことで、以上のようなグループの選択が可能となる。
【0125】
なお、以上は、車載機4を使用端末とする登録ユーザの現在の状況に応じて車載機4にて指定されているグループを自動で切り替える例として、他の登録ユーザが携帯電話機5を所持して車載機4が搭載された車両に乗り込んだことをトリガとして指定グループの切り替え行う方法について具体的に説明したが、指定グループの切り替えの方法は以上の例に限定されるものではなく、例えば、車載機4にスケジュールを管理するスケジューラとしての機能を持たせ、このスケジューラを用いて予め車載機4に設定されたスケジュールに沿って指定グループの切り替えを行うようにすることも可能である。また、図21に示すように、予め車載機4に設定されたスケジュールと連動させて、スケジュールで定められた所定の時間内に他の登録ユーザが携帯電話機5を所持して車両に乗り込んだときに、指定グループの切り替え行うようにしてもよい。
【0126】
更に、車載機4を使用端末とする登録ユーザと他の登録ユーザとの間でメッセージの交換が行われたときに、車載機4がその旨を検出して、車載機4にて指定されているグループを、メッセージの交換を行った他の登録ユーザが属するグループへと切り替えるようにしてもよい。
【0127】
以上のような各種の方法でグループの切り替えを行うようにした場合でも、車載機4を使用端末として利用している登録ユーザの現在の状況に合致するようなグループの切り替えを自動で行うことができ、登録ユーザに指定グループの切り替え等の操作を行わせることなく、現在の状況により適合した情報を提供することが可能となる。
【0128】
(その他の実施形態)
以上、本発明を適用したメッセージ交換システムの第1乃至第4の実施形態について具体的に説明したが、本発明を適用したメッセージ交換システムでは、以上の各実施形態の他、様々な変形例が考えられる。
【0129】
例えば、登録ユーザの使用端末が車載機4や携帯電話機5のような移動体端末である場合において、これら移動体端末からの電波強度が弱くなったことに起因してこれら移動体端末と情報処理サーバ2との間での通信が途切れたような場合には、他の登録ユーザの使用端末に、例えば図22に示すように、この移動体端末がある地点で通信不能状態となったことを示す表示画面を表示させるようにしてもよい。このような表示画面の表示は、例えば、情報処理サーバ2が移動体端末からの端末IDや位置情報の送信が突然途切れたときにこの移動体端末が通信不能状態になったものと判断し、その旨の情報を含む使用端末情報を作成して他の登録ユーザの使用端末へと送信することで実現される。
【0130】
以上のように、登録ユーザが使用する移動体端末が通信不能状態となったときに、そのような情報を含む表示画面を他の登録ユーザの使用端末に表示させるようにすれば、移動体端末を使用している登録ユーザが例えばトンネルや地下駐車場に入っているといったような詳細な情報についても、他の登録ユーザに伝えることが可能となる。
【0131】
また、例えば、登録ユーザの使用端末が車載機4である場合において、この車載機4がナビゲーション機能を有しており、車両の目的地等が設定されている場合には、他の登録ユーザの使用端末に、例えば図23に示すように、この車載機4を搭載した車両の目的地や目的地までの所要時間の情報を含む表示画面を表示させるようにしてもよい。このような表示画面の表示は、例えば、車載機4から端末IDや位置情報を情報処理サーバ2に送信する際に、目的地の位置情報や所要時間の情報等も合わせて送信するようにし、情報処理サーバ2がこれらの情報を付加情報として使用端末情報と共に他の登録ユーザの使用端末へと送信することで実現される。
【0132】
以上のように、車載機4を搭載した車両の目的地や目的地までの所要時間の情報を含む表示画面を他の登録ユーザの使用端末に表示させるようにすれば、あと何分か経過した後には車載機4を使用している登録ユーザが目的地に到着してメッセージの交換を行い易い状態になるといったような詳細な情報についても、他の登録ユーザに伝えることが可能となる。
【0133】
また、例えば、登録ユーザの使用端末が車載機4である場合において、この車載機4が車両の乗車人数を検出できる機能を有している場合には、他の登録ユーザの使用端末に、例えば図24に示すように、この車載機4を搭載した車両の乗車人数を示す情報を含む表示画面を表示させるようにしてもよい。このような表示画面の表示は、例えば、車載機4から端末IDや位置情報を情報処理サーバ2に送信する際に、車両の乗車人数を示す情報も合わせて送信するようにし、情報処理サーバ2がその情報を付加情報として使用端末情報と共に他の登録ユーザの使用端末へと送信することで実現される。
【0134】
以上のように、車載機4を搭載した車両の乗車人数を示す情報を含む表示画面を他の登録ユーザの使用端末に表示させるようにすれば、その車両にあと何人乗車可能であるかといったような詳細な情報についても、他の登録ユーザに伝えることが可能となる。
【0135】
また、例えば、車載機4を搭載した車両で駅まで移動した登録ユーザが、その後、携帯電話機5を所持して車両から降車し、鉄道を利用して移動しているような場合には、他の登録ユーザの使用端末に、例えば図25に示すように、車載機4の駅までの移動軌跡と、携帯電話機5の鉄道路線に沿った移動軌跡とがそれぞれ異なる形態で示された表示画面を表示させるようにしてもよい。このような表示画面の表示は、上述した第2の実施形態で説明した例と同様に、情報処理サーバ2で登録ユーザの使用端末の切り替えを判断し、それぞれ必要な情報を付加情報として使用端末情報と共に他の登録ユーザの使用端末へと送信することで実現される。
【0136】
以上のように、登録ユーザの行動様式をより的確に表した表示画面を他の登録ユーザの使用端末に表示させるようにすれば、登録ユーザの現在の状態を把握する上で有効な詳細な情報についても、他の登録ユーザに伝えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したメッセージ交換システムの基本構成を模式的に示す概略構成図である。
【図2】情報処理サーバで作成された使用端末情報に基づいて各登録ユーザの使用端末にて表示される表示画面の一例を示す図である。
【図3】本発明を適用したメッセージ交換システムにおいて、登録ユーザの使用端末として用いられるPCの概略構成を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明を適用したメッセージ交換システムにおいて、登録ユーザの使用端末として用いられる車載機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図5】本発明を適用したメッセージ交換システムにおいて、登録ユーザの使用端末として用いられる携帯電話機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図6】本発明を適用したメッセージ交換システムにおける各種サービスを実現するための情報処理サーバの概略構成を示す機能ブロック図である。
【図7】第2の実施形態のメッセージ交換システムにおいて、登録ユーザの使用端末として用いられる車載機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図8】第2の実施形態のメッセージ交換システムにおいて、登録ユーザの使用端末として用いられる携帯電話機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図9】第2の実施形態のメッセージ交換システムにおいて、登録ユーザの使用端末として用いられる車載機での処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】第2の実施形態のメッセージ交換システムにおいて、登録ユーザの使用端末として用いられる携帯電話機での処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】ある登録ユーザの使用端末が切り替わった場合に、他の登録ユーザの使用端末に表示される表示画面が遷移する様子を示す図である。
【図12】ある登録ユーザの使用端末が切り替わった場合に、他の登録ユーザの使用端末に表示される表示画面の他の例を示す図である。
【図13】第3の実施形態のメッセージ交換システムにおける情報処理サーバの概略構成を示す図である。
【図14】第3の実施形態のメッセージ交換システムにおいて、情報処理サーバの登録ユーザ管理部に設けられるグループ管理テーブルの一構成例を示す図である。
【図15】第3の実施形態のメッセージ交換システムにおいて、情報処理サーバの登録ユーザ管理部に設けられるグループ管理テーブルの他の構成例を示す図である。
【図16】第3の実施形態のメッセージ交換システムにおける情報処理サーバでの処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】ある登録ユーザが指定グループを切り替えた場合に、当該登録ユーザの使用端末に表示される表示画面が遷移する様子を示す図である。
【図18】第4の実施形態のメッセージ交換システムにおいて、登録ユーザの使用端末として用いられる車載機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図19】第4の実施形態のメッセージ交換システムにおいて、登録ユーザの使用端末として用いられる車載機での処理の流れを示すフローチャートである。
【図20】ある登録ユーザの車載機にて指定されているグループが、車両に同乗者として乗り込んだ他の登録ユーザが属するグループへと切り替えられた場合に、車載機に表示される表示画面が遷移する様子を示す図である。
【図21】予め設定されたスケジュールに連動させて車載機にて指定されているグループの切り替えを行う例を説明する図である。
【図22】ある登録ユーザが使用する移動体端末が通信不能状態となったときに、他の登録ユーザの使用端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【図23】車載機を搭載した車両の目的地や目的地までの所要時間の情報を含む表示画面の一例を示す図である。
【図24】車載機を搭載した車両の乗車人数を示す情報を含む表示画面の一例を示す図である。
【図25】車載機を搭載した車両で駅まで移動した登録ユーザが、その後、携帯電話機を所持して鉄道を利用して移動している場合に、他の登録ユーザの使用端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 インターネット
2 情報処理サーバ
3 PC
4 車載機
5 携帯電話機
21 登録ユーザ管理部
22 通信制御部
23 使用端末情報作成部
24 メッセージ配信部
25 グループ選択部
31 端末ID記憶部
32 通信制御部
33 地図情報取得部
34 表示画面作成部
35 表示部
36 メッセージ入力部
41 端末ID記憶部
42 位置情報取得部
43 通信制御部
44 地図情報取得部
45 表示画面作成部
46 表示部
47 メッセージ入力部
48 メッセージ読み上げ部
49 携帯電話機持ち込み検出部
50 グループ切り替え判断部
51 端末ID記憶部
52 位置情報取得部
53 通信制御部
54 地図情報取得部
55 表示画面作成部
56 表示部
57 メッセージ入力部
58 車両乗り込み検出部

Claims (22)

  1. 情報ネットワークに接続可能な複数の端末を所有する登録ユーザ間で、何れかの端末を使用して前記情報ネットワークに接続された情報処理サーバを介してメッセージの交換を行うためのメッセージ交換システムであって、
    各登録ユーザが現在使用中の端末から前記情報処理サーバに対して、少なくとも当該端末に割り当てられた端末IDを送信し、
    前記情報処理サーバは、受信した端末IDをもとに各登録ユーザが現在使用中の端末を特定し、各登録ユーザの現時点における端末使用状況を集約した使用端末情報を作成して、この使用端末情報を各登録ユーザが現在使用中の端末に送信し、
    各登録ユーザが現在使用中の端末は、前記情報処理サーバから送信された使用端末情報に基づいて、他の登録ユーザが現在どの端末を使用しているかを示す表示画面を表示することを特徴とするメッセージ交換システム。
  2. 各登録ユーザが所有する端末は、
    当該端末に割り当てられた端末IDを記憶する端末ID記憶手段と、
    当該端末が使用されているときに、少なくとも前記端末ID記憶手段に記憶された端末IDを前記情報処理サーバに送信すると共に、前記情報処理サーバから送信された前記使用端末情報を受信する通信制御手段と、
    前記通信制御手段により受信された前記使用端末情報に基づいて、他の登録ユーザが現在どの端末を使用しているかを示す表示画面を表示する表示手段とを備え、
    前記情報処理サーバは、
    各登録ユーザのユーザIDと各登録ユーザが所有する複数の端末の端末IDとを対応付けた管理テーブルを有する登録ユーザ管理手段と、
    各登録ユーザが現在使用中の端末から送信された端末IDを受信すると共に、前記使用端末情報を各登録ユーザが現在使用中の端末に送信する通信制御手段と、
    前記通信制御手段により受信された端末IDをもとに各登録ユーザが現在使用中の端末を特定して前記使用端末情報を作成する使用端末情報作成手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のメッセージ交換システム。
  3. 各登録ユーザが所有する端末として移動体端末を含み、
    前記移動体端末が現在使用中の端末である場合には、当該移動体端末から前記情報処理サーバに対して、当該移動体端末の現在位置を示す位置情報を前記端末IDと共に送信し、
    前記情報処理サーバは、受信した端末IDをもとに各登録ユーザが現在使用中の端末を特定すると共に、前記移動体端末から受信した現在位置情報或いは当該情報処理サーバに予め記憶されている移動体端末以外の端末の位置情報をもとに各登録ユーザが現在使用中の端末の位置を特定し、各登録ユーザの現時点における端末使用状況及びその位置を集約した使用端末情報を作成して、この使用端末情報を各登録ユーザが現在使用中の端末に送信し、
    各登録ユーザが現在使用中の端末は、前記情報処理サーバから送信された使用端末情報に基づいて、他の登録ユーザが現在使用中の端末を示すアイコンを地図画像上の対応する位置に重ね合わせた表示画面を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のメッセージ交換システム。
  4. 前記移動体端末は、
    当該移動体端末に割り当てられた端末IDを記憶する端末ID記憶手段と、
    当該移動体端末の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    当該移動体端末が使用されているときに、前記端末ID記憶手段に記憶された端末ID及び前記位置情報取得手段により取得された位置情報を前記情報処理サーバに送信すると共に、前記情報処理サーバから送信された前記使用端末情報を受信する通信制御手段と、
    前記通信制御手段により受信された前記使用端末情報に基づいて、他の登録ユーザが現在使用中の端末を示すアイコンを地図画像上の対応する位置に重ね合わせた表示画面を表示する表示手段とを備え、
    前記情報処理サーバは、
    各登録ユーザのユーザIDと各登録ユーザが所有する複数の端末の端末IDとを対応付けた管理テーブルを有する登録ユーザ管理手段と、
    各登録ユーザが現在使用中の端末から送信された端末ID及び位置情報を受信すると共に、前記使用端末情報を各登録ユーザが現在使用中の端末に送信する通信制御手段と、
    前記通信制御手段により受信された端末IDをもとに各登録ユーザが現在使用中の端末を特定すると共に、前記通信制御手段により受信された前記移動体端末からの位置情報或いは当該情報処理サーバに予め記憶されている移動体端末以外の端末の位置情報をもとに各登録ユーザが現在使用中の端末の位置を特定して前記使用端末情報を作成する使用端末情報作成手段とを備えることを特徴とする請求項3に記載のメッセージ交換システム。
  5. メッセージ送信者となる登録ユーザが、現在使用中の端末に表示された前記表示画面上でメッセージ送信先となる登録ユーザの端末を指定したときに、前記情報処理サーバは、これら端末間での通信リンクを確立させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のメッセージ交換システム。
  6. 各登録ユーザ毎に他の登録ユーザを分類した複数のグループが設定され、
    前記情報処理サーバは、各登録ユーザに設定された各グループ毎に前記使用端末情報を作成すると共に、各登録ユーザにより指定されたグループの使用端末情報を、当該登録ユーザが現在使用中の端末に送信することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のメッセージ交換システム。
  7. 前記情報処理サーバは、前記使用端末情報に関連する付加情報を作成して、この付加情報を前記使用端末情報と共に各登録ユーザが現在使用中の端末に送信することを特徴とする請求項6に記載のメッセージ交換システム。
  8. 前記付加情報は、登録ユーザ名、端末へのアクセス番号、移動体端末の移動軌跡の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項7に記載のメッセージ交換システム。
  9. 前記付加情報の内容は、各登録ユーザに設定された各グループ毎に決定されることを特徴とする請求項7又は8に記載のメッセージ交換システム。
  10. 前記付加情報の内容は、各登録ユーザ毎に決定されることを特徴とする請求項7又は8に記載のメッセージ交換システム。
  11. 前記移動体端末として、車両に搭載された車載機と携帯電話機とを含み、
    ある登録ユーザ所有の車載機が搭載された車両に、他の登録ユーザが携帯電話機を所持して同乗者として乗り込んだ場合には、前記車載機にて指定されているグループが、同乗者として前記車両に乗り込んだ他の登録ユーザが所属するグループに切り替えられることを特徴とする請求項6乃至10の何れかに記載のメッセージ交換システム。
  12. ある登録ユーザ所有の車載機が搭載された車両に、複数の他の登録ユーザがそれぞれ携帯電話機を所持して同乗者として乗り込んだ場合には、前記車載機にて指定されているグループが、最多数の同乗者が属するグループ、或いは最も高齢の同乗者が属するグループ、或いは最も乗車頻度の高い同乗者が属するグループに切り替えられることを特徴とする請求項11に記載のメッセージ交換システム。
  13. 登録ユーザが現在使用中の端末にて指定されているグループが、予め設定されたスケジュールに沿って切り替えられることを特徴とする請求項6乃至10の何れかに記載のメッセージ交換システム。
  14. メッセージの送受信を行ったときに、登録ユーザが現在使用中の端末にて指定されているグループが、メッセージの送受信を行った相手である他の登録ユーザが属するグループに切り替えられることを特徴とする請求項6乃至10の何れかに記載のメッセージ交換システム。
  15. 前記移動体端末として、車両に搭載された車載機と携帯電話機とを含み、
    登録ユーザが前記携帯電話機を所持して前記車載機が搭載された車両に乗り込んだ場合には、前記携帯電話機は前記端末ID及び位置情報の送信を停止して、前記車載機のみから前記端末ID及び位置情報の送信が行われ、
    登録ユーザが前記携帯電話機を所持して前記車載機が搭載された車両から降車した場合には、前記車載機は前記端末ID及び位置情報の送信を停止して、前記携帯電話機のみから前記端末ID及び位置情報の送信が行われることを特徴とする請求項3乃至14の何れかに記載のメッセージ交換システム。
  16. 前記情報処理サーバは、端末ID及び位置情報を送信する移動体端末が携帯電話機から車載機へと切り替わったとき、或いは車載機から携帯電話機へと切り替わったときは、切り替わる前の移動体端末の情報を前記使用端末情報に付加して各登録ユーザが現在使用中の端末に送信し、各登録ユーザが現在使用中の端末に、切り替わる前の移動体端末を示すアイコンを前記地図画像上の切り替えが行われた位置に重ね合わせて表示させることを特徴とする請求項15に記載のメッセージ交換システム。
  17. 前記切り替わる前の移動体端末を示すアイコンは、現在使用中の端末を示すアイコンとは異なる表示形態で表示されることを特徴とする請求項16に記載のメッセージ交換システム。
  18. 前記情報処理サーバは、前記移動体端末との間での通信が中断したときは、通信が中断する前の移動体端末の情報を前記使用端末情報に付加して各登録ユーザが現在使用中の端末に送信し、各登録ユーザが現在使用中の端末に、通信が中断する前の移動体端末を示すアイコンを前記地図画像上の通信が中断した位置に重ね合わせて表示させることを特徴とする請求項3乃至16の何れかに記載のメッセージ交換システム。
  19. 前記通信が中断する前の移動体端末を示すアイコンは、現在使用中の端末を示すアイコンとは異なる表示形態で表示されることを特徴とする請求項18に記載のメッセージ交換システム。
  20. 前記移動体端末として、車両に搭載された車載機を含み、
    前記車載機が現在使用中の端末である場合には、当該車載機から前記情報処理サーバに対して、目的地情報及び目的地までの到着予定時間情報を送信し、
    前記情報処理サーバは、前記車載機からの目的地情報及び目的地までの到着予定時刻情報を前記使用端末情報と共に各登録ユーザが現在使用中の端末に送信することを特徴とする請求項3乃至19の何れかに記載のメッセージ交換システム。
  21. 前記移動体端末として、車両に搭載された車載機を含み、
    前記車載機が現在使用中の端末である場合には、当該車載機から前記情報処理サーバに対して、当該車載機が搭載された車両の乗車人数情報を送信し、
    前記情報処理サーバは、前記車載機からの乗車人数情報を前記使用端末情報と共に各登録ユーザが現在使用中の端末に送信することを特徴とする請求項3乃至20の何れかに記載のメッセージ交換システム。
  22. 前記移動体端末が移動していない間は、当該移動体端末から前記情報処理サーバに対して送信される位置情報の送信間隔が端末IDの送信間隔よりも長い間隔に設定されると共に、前記移動体端末の移動中には、当該移動体端末から前記情報処理サーバに対して送信される位置情報の送信間隔が端末IDの送信間隔よりも短い間隔に設定されることを特徴とする請求項3乃至21の何れかに記載のメッセージ交換システム。
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