JP7197548B2 - プログラム、及び情報処理方法 - Google Patents

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本発明は、タクシーなどの有料車両へ乗り合いをした複数ユーザの決済技術に関する。特に、本発明は、有料車両へ乗り合いをした複数のユーザの各々の乗車距離が異なる場合に、各ユーザの利用料金の負担割合を計算する技術に関する。
従来から、移動手段の一つとして、タクシーやハイヤーなどを代表とする有料車両を用いた交通手段が利用されている。当該有料車両を用いた交通手段は一人一人のユーザのニーズに応じたサービスを提供することができるため、非常に利便性が高い。しかし、電車やバスなどの公共交通手段に比べると運行料金が高い。
タクシーやハイヤーなどの有料車両はできるだけ多くのユーザが共同で利用、つまり乗り合いをした方が1ユーザ当たりの利用料金を安く抑えることができる。特に、複数のユーザが同じ目的地へ移動する場合、当該有料車両を乗り合いで利用する需要が高い。
上記の有料車両を乗り合いする方法において、例えば特許文献1に示すように、複数のユーザからタクシーの運転手又はタクシー配車センターに伝達された当該ユーザの乗車位置及び目的地に応じて、複数のユーザの各々の運賃を計算する技術が開発されている。複数のユーザの乗車位置及び目的地は、口頭又は入力された文字によって、複数のユーザからタクシーの運転手又はタクシー配車センターに伝達される。
特開2003-233656号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術によると、ユーザが文字入力によって乗車位置及び目的地を伝達する場合、ユーザは事前に目的地を設定し、文字で入力しなければいけないという手間を要していた。また、タクシーの運転手に口頭で乗車位置及び目的地を伝達した場合、当該タクシーの運転手がタクシー配車センターに複数のユーザの各々の乗車位置及び目的地を伝達する必要があったため、運転手の負担を増加させるだけでなく、運転手の記憶違いによるミスを誘発する、という問題があった。また、乗り合いをした場合の経路が、乗り合いをしない場合の経路に比べて、乗車距離が必要以上に長くなってしまう場合であっても、単純に各ユーザの乗車距離に応じて利用料金の負担割合が決められるため、公平な割勘が行われないという問題があった。
本発明は、そのような課題に鑑みてなされたものであり、ユーザ及び有料車両の運転手の負担を増加させることなく乗り合い区間を計算し、乗り合いを利用したユーザの乗車距離に応じた利用料金の負担割合を計算する計算サーバ及びその計算サーバと通信する通信端末を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係るサーバ装置は、乗物の運行を識別する運行識別情報及び運行に乗車する複数のユーザを識別するユーザ識別情報を取得する識別情報取得部と、複数のユーザの通信端末と乗物との距離に基づいて、複数のユーザの各々の乗車位置情報及び降車位置情報を特定する位置情報特定部と、運行識別情報、ユーザ識別情報、乗車位置情報、及び降車位置情報を関連づけて記憶する記憶部と、複数のユーザの乗車位置情報及び降車位置情報に基づき、複数のユーザの各々が、運行に対して負担すべき金額の割合を計算する割合計算部と、割合及び運行による運行料金に基づき複数のユーザの各々が負担すべき金額を算出する料金計算部と、を有する。
また、別の態様において、割合計算部は、複数のユーザの各々が単独に乗車位置情報から降車位置情報まで乗物を利用した場合の距離に基づき、割合を計算してもよい。
また、別の態様において、割合計算部は、複数のユーザの各々の乗物を利用した移動距離の実績、又は移動距離に要した移動時間の実績に基づき、割合を計算してもよい。
また、別の態様において、位置情報特定部は、通信端末と乗物との近距離無線通信によって乗車位置情報及び降車位置情報を特定してもよい。
また、別の態様において、金額をユーザ端末に通知する通知部をさらに有してもよい。
本発明の一実施形態に係る通信端末は、運行要求によって運行する乗物の運行を識別する運行識別情報を受信する識別情報受信部と、乗物に乗車するユーザの通信端末と乗物との距離に基づいて、ユーザの乗車位置情報及び降車位置情報を特定する位置情報特定部と、乗車位置情報及び降車位置情報、並びに運行による運行料金に基づいて算出されたユーザが負担すべき金額を受信する料金情報受信部と、を有する。
また、別の態様において、位置情報特定部は、ユーザの通信端末と乗物との近距離無線通信によって乗車位置情報及び降車位置情報を特定してもよい。
また、別の態様において、乗物から運行料金を含む運行料金情報を受信する運行料金情報受信部と、運行料金情報受信部が受信した運行料金情報を計算サーバに送信する運行料金情報送信部と、をさらに有してもよい。
本発明に係る計算サーバ、通信端末及び通信端末のプログラムによると、ユーザ及び有料車両の運転手の負担を増加させることなく乗り合い区間を計算し、乗り合いを利用したユーザの乗車距離に応じた利用料金の負担割合を計算する計算サーバ及びその計算サーバと通信する通信端末を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの概要を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの概要を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる計算サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる通信端末のハードウェア構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる車両のハードウェア構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる計算サーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる通信端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる通信端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの動作フローを示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの動作フローにおいて、乗り合い支援装置のプログラム起動時にユーザ端末に表示されるインターフェースの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの動作フローにおいて、乗り合い支援装置のプログラム起動時にユーザ端末に表示されるインターフェースの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの動作フローにおいて、ユーザ登録のインターフェースの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの動作フローにおいて、ユーザ登録のインターフェースの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの動作フローにおいて、乗車位置入力のインターフェースの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの動作フローにおいて、ユーザ情報要請に対して同意を確認するインターフェースの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの動作フローにおいて、運行要求信号送信後の画面表示の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの動作フローにおいて、迎車中の画面表示の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの動作フローにおいて、車両がユーザ端末の位置に到着した時の画面表示の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる計算サーバの計算方法の概要を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムにおいて、ユーザの乗車又は降車の判断方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る乗り合い料金計算システムにおいて、ユーザの乗車又は降車の判断方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る乗り合い料金計算システムにおいて、ユーザの乗車又は降車の判断方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る乗り合い料金計算システムにおいて、ユーザの乗車又は降車の判断方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る乗り合い料金計算システムにおいて、ユーザの乗車又は降車の判断方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る乗り合い料金計算システムに用いられる計算サーバの計算方法の概要を示す図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る乗り合い料金計算システムにおいて、ユーザの乗車又は降車の判断方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る乗り合い料金計算システムにおいて、ユーザの乗車又は降車の判断方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる通信端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる通信端末の機能構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明に係る計算サーバ、通信端末及び通信端末のプログラムについて説明する。但し、本発明の計算サーバ、通信端末及び通信端末のプログラムは多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態で参照する図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、以下の説明において、有料車両を利用するのはユーザであるが、ユーザはユーザが有する通信端末(ユーザ端末)と共に移動するため、両者を明確に区別することはない。例えば、ユーザが有料車両を利用する際に、ユーザ端末を保有して有料車両を利用するため、「ユーザ端末が有料車両を利用する」と表現する場合がある。これは、「ユーザ端末を保有するユーザが有料車両を利用する」と同じ意味である。また、同様に、ユーザが車両手配サービスを利用することをユーザ端末がサービスを利用すると表現する場合がある。
また、本発明の実施形態では、乗物の一例としてタクシーやハイヤーのような、乗車距離及び乗車時間の一方又は両方によって運行料金が変動する車両を用いた乗り合い料金計算システムについて例示するが、これに限定されない。例えば、船舶、飛行機やヘリコプターなどの運航体に適用することもできる。
〈実施形態1〉
本発明の実施形態1に係る乗り合い料金計算システム及び乗り合い料金を計算するプログラムを含む乗り合い料金計算システムについて、図1乃至20を参照しながら詳細に説明する。
[システム概要]
図1は、本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの概要を示す図である。また、図2は、本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの概要を示すブロック図である。図1及び図2に示すように、実施形態1に係る乗り合い料金計算システム10は、計算サーバ110、手配サーバ120、及びソーシャルネットワークサービス(SNS:Social Networking Service)サーバ130(以降、単に「SNSサーバ130」という)を含む。図1に示すように、計算サーバ110及びSNSサーバ130は複数のユーザ端末200A、200Bと通信し、手配サーバ120は車両300と通信する。ここで、車両300は、ユーザ端末200Aから運行要求を受けた車両であり、まずユーザ端末200Aを乗車させ、次にユーザ端末200Bを乗車させ、ユーザ端末200A及び200Bを乗り合いさせたまま目的地に向かう。
ここで、ユーザ端末200A及びユーザ端末200Bを特に区別しない場合は単にユーザ端末200という。また、複数のユーザ端末200は少なくとも図2に示す第1ネットワーク101と接続可能な通信端末であればよく、各々のユーザ端末200はそれぞれ異なる機能を有していてもよい。ユーザ端末200としては、携帯電話、スマートホン、タブレットPC、PDA、パソコン、PHSなどを用いることができる。
計算サーバ110は、車両300への乗り合いを利用した複数のユーザ端末200に対して、複数のユーザ端末の各々が運行料金のうち負担すべき負担割合及び負担金額を計算するサーバである。ここで、計算サーバ110は、車両300の運行を識別する運行識別情報及び当該運行に乗車する複数のユーザを識別するユーザ識別情報を取得し、当該複数のユーザの通信端末であるユーザ端末200と車両300との距離に基づいて、当該複数のユーザの各々の乗車位置情報及び降車位置情報を特定し、上記の運行識別情報、ユーザ識別情報、乗車位置情報、及び降車位置情報を関連付けて記憶し、当該複数のユーザの乗車位置情報及び降車位置情報に基づき、当該複数のユーザの各々が、上記の運行に対して負担すべき割合を計算し、当該割合及び運行による運行料金に基づき当該複数のユーザの各々が負担すべき金額を算出する。
ここで、運行識別情報とは、例えば、複数の車両300の各々に対して、賃走毎に割り当てられる識別情報である。運行識別情報の具体的な例としては、各賃走に対して発行されたオーダーシート又は各賃走に対する運行ログが挙げられる。また、ユーザ識別情報とは、例えば、ユーザ端末200Aとユーザ端末200Bとを識別する情報である。ユーザ識別情報の具体的な例としては、各々のユーザ端末200が有する機器固有情報や、SNSサーバ130で管理されているユーザ端末200A及び200Bの各々に固有のサービスにおけるユーザID(IDentifier)などが挙げられる。
手配サーバ120は、運行要求を受け付けて車両300に迎車指示を行う手配センターが有するサーバであり、車両300の位置情報、運行情報を管理する。ここで、運行情報とは、上記の運行識別情報及び運行料金を含む。また、運行情報にユーザ識別情報が含まれていてもよい。手配サーバ120は、上記の運行情報をアナログ管理してもよく、デジタル管理してもよい。アナログ管理とは、車両300の各々の運行の度に作成されたオーダーシートと、料金メータに記録された運行料金のレシートと、を車両300の運転手が手配センターに持ち帰り、手配センターの作業員がオーダーシートとレシートとを手配サーバ120のデータベースに記憶させる管理方法である。一方、デジタル管理とは、オーダーシートに対応する車両300の運行識別情報及びレシートに対応する運行料金の一方又は両方が車両300から手配サーバ120に無線通信によって送信され、逐次情報がデータベースに記憶される管理方法である。
SNSサーバ130は、ユーザ端末200にSNSサービスを提供するサーバであり、SNSサービスに加入する複数のユーザ端末200を保有するユーザの個人情報(ユーザ端末の機器固有情報、氏名、電話番号、クレジットカード情報、メールアドレス、住所、年齢、性別、ユーザID)等を管理する。
ここで、複数のユーザ端末200及び車両300の一方又は両方は位置特定手段を有している。位置特定手段としては、例えばGPS(Global Positioning
System)を用いることができる。乗り合い料金計算システム10において、複数のユーザ端末200の位置情報は計算サーバ110に送信され、車両300の位置情報は手配サーバ120に送信される。また、目的地400の位置情報は複数のユーザ端末200によって入力される情報であり、目的地400の位置情報は当該位置情報を入力したユーザ端末200から計算サーバ110に送信される。また、位置特定手段のその他の例としては、上記のGPSに加え近距離無線通信を用いることができる。近距離無線通信の詳細については、後に詳しく説明する。
本実施形態では、計算サーバ110と手配サーバ120とSNSサーバ130とがそれぞれ別個のサーバである構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、計算サーバ110が手配サーバ120及びSNSサーバ130の一方又は両方が有する機能を有していてもよい。つまり、一つのサーバによって、計算サーバ110が有する機能と手配サーバ120が有する機能とSNSサーバ130が有する機能とが実現されてもよい。
ここで、複数のユーザ端末200の各々のユーザはSNSサーバ130が管理するSNSサービスにおいて、「フォロー」や「友だち」などと称される連絡可能な交流関係が構築されたユーザであってもよい。換言すると、複数のユーザ端末200は、複数のユーザ端末200が登録した所定のサービスにおいて少なくとも一方のユーザによって登録された連絡可能な交流関係を形成している。ここでは、複数のユーザ端末200が交流関係を形成している構成を例示したが、この構成に限定されない。つまり、複数のユーザ端末200は、上記のような交流関係を形成していなくてもよい。その場合、図1において、SNSサーバ130を省略することができる。
また、複数のユーザ端末200の各々のユーザはSNSサーバ130が管理するSNSサービスにおいて、「友だち」の関係が構築されたユーザであってもよい。換言すると、複数のユーザ端末200は、複数のユーザ端末200が登録した所定のサービスにおいて互いに承認された交流関係を形成している。互いに承認された交流関係とは、単にお互いの存在を認識しているだけではなく、例えば、一方のユーザが送信した友だちの関係を構築するリクエストに対して、他方のユーザが承認することで構築された関係を指す。ここでは、複数のユーザ端末200が互いに承認された交流関係を形成している構成を例示したが、この構成に限定されない。つまり、乗り合い料金計算システム10において、複数のユーザ端末200は上記のような交流関係を形成していなくてもよい。その場合、図1において、SNSサーバ130を省略することができる。
また、図2に示すように、計算サーバ110、手配サーバ120、SNSサーバ130、及び複数のユーザ端末200は第1ネットワーク101を介して互いに接続されている。また、手配サーバ120及び車両300は第2ネットワーク102を介して互いに接続されている。ここで、計算サーバ110、手配サーバ120、及びSNSサーバ130はそれぞれデータベース(DB)115、125、135を有している。第1ネットワーク101としては、一般的なIPネットワークを適用することができる。また、第2ネットワーク102として、タクシー無線やローカルネットワークを適用することができる。
ここで、計算サーバ110のデータベース115には運行識別情報、ユーザ識別情報、複数のユーザの各々の乗車位置情報及び降車位置情報が記憶されている。また、データベース115に記憶された運行識別情報、ユーザ識別情報、複数のユーザの各々の乗車位置情報及び降車位置情報の各々は互いに関連付けられている。
また、図2では、手配サーバ120及び車両300は第2ネットワーク102を介して接続される構成を例示したが、この構成に限定されず、例えば車両300が第1ネットワーク101を介して手配サーバ120に接続されていてもよい。また、図2では、計算サーバ110、手配サーバ120、及びSNSサーバ130とデータベース115、125、及び135とがそれぞれ直接接続された構成を例示したが、この構成に限定されず、例えばデータベース115、125、135が第1ネットワーク101に接続されていてもよい。つまり、データベース115、125、135に代えて、データの格納をネットワーク経由で行うクラウドコンピューティングを利用することもできる。
計算サーバ110に接続されたデータベース115又はSNSサーバ130に接続されたデータベース135には、各々のユーザ端末200のユーザ端末を保有するユーザの個人情報(機器固有情報、氏名、電話番号、クレジットカード情報、メールアドレス、住所、年齢、性別、ユーザID)、ユーザ端末200を保有するユーザ及び車両300の評価情報、道路地図情報、及び渋滞情報等が格納されている。ここで、上記のユーザ端末200のユーザの個人情報に含まれる各項目は、互いに関連付けされて格納されている。
手配サーバ120に接続されたデータベース125には、車両300の車種、車両番号、運転手情報(氏名、携帯電話番号、年齢、性別)、空車・回送・迎車・賃走等の実車状況、及び車両300の位置情報等が格納されている。
SNSサーバ130に接続されたデータベース135には、SNSサーバ130が提供するSNSサービスを利用するユーザのユーザID、当該ユーザの保有するユーザ端末の機器固有情報、及びユーザと交流関係を形成している他のユーザのリスト(フレンドリスト)等が格納されている。また、SNSサーバ130がSNSサービス内の決済システムを有している場合は、データベース135には、さらにクレジットカード情報などの決済システムに登録された情報が格納されていてもよい。
[計算サーバのハードウェア構成]
図3は、本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる計算サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。図3によると、計算サーバ110は、制御部111、ハードディスク112、及び通信部113を有する。
制御部111は、中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)、レジスタやメモリなどの記憶装置を含む。制御部111は、メモリに記憶されたプログラムをCPUによって実行し、ユーザ端末200からの命令信号に応じて演算処理を行う。
ハードディスク112は大容量のデータを格納することができる記憶装置であり、演算処理に必要なプログラムなどが格納され、ユーザ端末200から送信された情報を一時的に保存する。
通信部113は、手配サーバ120、SNSサーバ130、及びユーザ端末200と第1ネットワーク101を介してデータの送受信を制御する。
ここで、制御部111の記憶装置は、必要に応じてハードディスク112から演算処理に必要なプログラムを読み出して格納する。
[ユーザ端末のハードウェア構成]
図4は、本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる通信端末のハードウェア構成を示す概略図である。図4によると、乗り合い料金計算システム10に用いられる通信端末であるユーザ端末200の本体内部にはメモリ205、制御部210、近距離無線通信部215及び通信モジュール220が設けられている。また、ユーザ端末200の一側面側にはディスプレイ230、操作ボタン240、スピーカ250、及びマイク260が設けられている。ここで、ディスプレイ230はタッチセンサを有していてもよく、操作ボタン240は設けられていなくてもよい。また、ユーザ端末200が通話機能を有していない場合は、スピーカ250及びマイク260は設けられていなくてもよい。
メモリ205は、ユーザ端末200に特定の機能を実行させるためのプログラム、ユーザ端末200の固有情報、及びユーザ端末200の保有するユーザの個人情報等のデータを格納する。
制御部210は、CPUなどの演算装置やレジスタなどの記憶装置を有する。制御部210は、メモリ205に記憶されたプログラムをCPUによって実行し、ユーザが入力した命令信号に応じて、ユーザ端末200の各種機能を実現する。
近距離無線通信部215は、メガヘルツからギガヘルツの高周波の電波を利用した近距離無線通信を行う機能部であり、数メートルから数十メートルの範囲内で通信を行うことができる。近距離無線通信は、電波源から放出された電波を受信して通信機器の固有情報や電波源と通信機器との距離などの各種情報を伝達する通信である。近距離無線通信として、例えば、RFID(Radio Frequency IDentifier)やBLE(BlueTooth(登録商標) Low Energy)が挙げられる。ここで、近距離無線通信部215は、上記の近距離無線通信において、電波源から放出された電波を受信するアンテナ及び受信した電波を解析する論理回路を有している。また、近距離無線通信部215は、ユーザ端末200の固有情報を伝達するために、電波源から放出された電波を変調する論理回路を有していてもよい。
通信モジュール220は、無線で信号を送受信するアンテナや高周波回路、復調回路などを含む。また、通信モジュール220は制御部210によって制御されてネットワークに接続し、計算サーバ110にアクセスする。
ディスプレイ230は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどを使用することができる。また、タッチセンサは、抵抗膜方式、静電容量方式、光学式のセンサなどを使用することができる。ユーザはディスプレイの表示に従ってユーザ端末200を操作し、各種機能を実現する。
[車両のハードウェア構成]
図5は、本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる車両のハードウェア構成を示す概略図である。図5によると、車両300には車体310の内部に近距離無線通信部320が設けられている。近距離無線通信部320は、近距離無線通信に用いられる電波を放出する電波源を含む。また、近距離無線通信部320は、ユーザ端末200の近距離無線通信部215によって変調された電波を受信する受信部と、変調された電波からユーザ端末200の固有情報を解析する解析部と、を有してもよい。
[計算サーバの機能構成]
図6は、本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる計算サーバの機能構成を示すブロック図である。図6では、図2の計算サーバ110の各機能ブロックをより詳細に説明する。図6によると、計算サーバ110は、識別情報取得部170、位置情報特定部172、記憶部174、割合計算部176、料金計算部178、及び通知部180を有する。
識別情報取得部170は、手配サーバ120から運行識別情報及び運行料金を取得する。ここで、上記のように、運行識別情報は車両300の運行を識別する情報であり、車両300から無線通信によって送信されたものであってもよく、作業員によって記憶されたオーダーシートに基づく情報であってもよい。または、これらの混在したものでもよい。また、識別情報取得部170は、ユーザ端末200からユーザ識別情報を取得する。ユーザ識別情報は、上記車両300の運行に乗車する複数のユーザを識別する情報である。図6の場合、識別情報取得部170は、ユーザ識別情報としてユーザ端末200からユーザIDを取得する。ここで、識別情報取得部170は、SNSサーバ130と通信を行うことで、ユーザ識別情報としてSNSサーバ130で管理されているSNSサービスにおけるユーザIDを取得してもよい。
位置情報特定部172は、複数のユーザ端末200と車両300との距離に基づいて、複数のユーザ端末200の各々の乗車位置情報及び降車位置情報を特定する。乗車位置情報及び降車位置情報の特定は、ユーザ端末200と車両300との近距離無線通信によって特定されてもよく、又はGPSによって得られる情報に基づいて特定されてもよい。
記憶部174は、運行識別情報、ユーザ識別情報、乗車位置情報、及び降車位置情報を関連づけて記憶する。上記の情報は、計算サーバ110に接続されたデータベース115から読み出され、一時的に計算サーバ110のハードディスク112に記憶される。ただし、上記の情報は必ずしもハードディスク112に記憶される必要はない。つまり、上記の情報は、計算サーバ110に接続されたデータベース115に互いに関連づけられて記憶されており、計算サーバ110はデータベース115に記憶された上記の情報を参照することで以降の計算を行ってもよい。
割合計算部176は、複数のユーザ端末200の各々の乗車位置情報及び降車位置情報に基づき、複数のユーザ端末200を保有する複数のユーザの各々が、車両300の運行に対して負担すべき割合を計算する。割合計算部176の具体的な計算方法については、後述する。
料金計算部178は、割合計算部176によって計算された割合及び車両300の運行による運行料金に基づき、複数のユーザ端末200の各々が負担すべき金額を算出する。
通知部180は、料金計算部178によって計算された負担金額を、乗り合いを利用した複数のユーザ端末200に通知する。ここで、通知部180は、計算された負担金額以外にも、運行日時、乗り合いを利用したユーザ情報(氏名、電話番号、住所等)、各ユーザの乗車・降車位置、運行経路、決済状況等の情報を通知することができる。なお、通知部180が運行経路などの地図情報をユーザに通知する場合、ユーザ端末200で各位置情報を表示する処理が行われるウェブビューによって表示することで通知を行うことができる。なお、これらの計算結果及びユーザ端末200に通知したデータはデータベース115に格納される。ここで、上記の情報が他のサーバ又は他のシステムによってユーザ端末200に通知される場合は、計算サーバ110は通知部180を有していなくてもよい。
図示しないが、計算サーバ110は、上記の識別情報取得部170、位置情報特定部172、記憶部174、割合計算部176、料金計算部178、及び通知部180に加えて手配管理部を有していてもよい。
上記の手配管理部は、乗り合い料金計算システム10において、ユーザ端末200が運行要求を送信した場合に、運行要求を手配サーバ120に申請する。ここで、手配管理部は、ユーザ端末200が運行要求を送信してから所定期間経過後に手配サーバ120に運行要求を申請するように、遅延機能を有していてもよい。また、手配管理部は、当該遅延期間中にユーザ端末200からの運行要求のキャンセルを受け付けることができる。一方、当該遅延期間中に手配注文がキャンセルされなければ、手配管理部は手配サーバ120に運行要求を申請する。
また、手配管理部は、車両300が迎車している間のユーザ端末200の位置情報、車両300の位置情報、目的地の位置情報、及び渋滞情報をユーザ端末200に通知してもよい。また、手配管理部は、車両300の迎車中に、ユーザ端末200に対して車両300に問合せ(通話又はメッセージ)をする手段を提供してもよい。また、手配管理部は、車両300を利用したユーザ端末200に対して、利用した車両300を評価する手段を提供してもよい。また、手配管理部は、上記とは逆にユーザ端末が利用した車両300に対して、利用したユーザ端末200を評価する手段を提供してもよい。なお、これらの評価結果はデータベース115に格納される。ここで、当該評価結果に基づいて、ユーザ端末200が利用する車両300の優先度、又は乗り合い料金計算システム10のサービスを提供するユーザ端末200の優先度を変更してもよい。
[運行要求する通信端末の機能構成]
図7は、本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる通信端末の機能構成を示すブロック図である。図7では、図2のユーザ端末200のうち、運行要求をするユーザAのユーザ端末200Aの各機能ブロックをより詳細に説明する。図7によると、運行要求をするユーザ端末200Aは、運行要求信号送信部270、識別情報受信部272、位置情報特定部274、及び料金情報受信部276を有する。
運行要求信号送信部270は、手配サーバ120に対して車両300の運行を要求する運行要求信号を送信する。識別情報受信部272は、運行要求信号送信部270が送信した運行要求によって運行する車両300の運行を識別する運行識別情報を手配サーバ120から受信する。ここで、上記のように、運行識別情報は車両300から手配サーバ120へ無線通信によって送信された各賃走に対する運行ログであってもよく、作業員によって手配サーバ120又はデータベース125に記憶されたオーダーシートの情報であってもよい。または、これらの混在したものでもよい。
位置情報特定部274は、上記の運行要求によって運行する車両300に乗車するユーザ端末200と車両300との距離に基づいて、ユーザ端末200の乗車位置情報及び降車位置情報を特定する。詳細は後述するが、乗車位置情報及び降車位置情報は、ユーザ端末200と車両300との距離が所定の距離以下になると信号を生成する近距離無線通信部から得られる信号に応じて生成される情報であってもよく、GPS等によって得られるユーザ端末200の位置情報と車両300の位置情報との距離に基づいて得られる情報であってもよい。
料金情報受信部276は、位置情報特定部274によって特定された乗車位置情報及び降車位置情報、並びに車両300の運行による運行料金に基づいて算出された、ユーザが負担すべき金額を受信する。
[同乗する通信端末の機能構成]
図8は、本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる通信端末の機能構成を示すブロック図である。図8では、図2のユーザ端末200のうち、ユーザ端末200Aの運行要求によって運行する車両300に同乗するユーザ端末200Bの各機能ブロックをより詳細に説明する。図8によると、同乗するユーザ端末200Bは、運行要求をするユーザAのユーザ端末200Aの機能ブロックと類似しているが、ユーザ端末200Bは運行要求信号送信部270を有していない点においてユーザ端末200Aと相違する。
ユーザ端末200Bは、運行要求をする必要がないため、上記のように運行要求信号送信部270を有していなくてもよい。ただし、これはユーザ端末200Bが運行要求信号送信部270を有さないことを限定するものではない。もちろん、ユーザ端末200Bが運行要求信号送信部270を有していてもよい。
[乗り合い料金計算システムの動作フロー]
図9は、本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムの動作フローを示す図である。図9では、図2に示した乗り合い料金計算システム10の各ブロックの動作について、フローチャートを用いて詳しく説明する。
まず、ユーザ端末200Aによって、乗り合い料金計算システム10を動作させるプログラムが起動される(ステップS501)。ここで、ステップS501において乗り合い料金計算システム10のプログラム起動時にユーザ端末に表示されるインターフェースの一例を図10及び図11に示す。図10に示すインターフェース610は、SNSサーバ130が提供するSNSサービスにおける設定画面である。図10に示すように、インターフェース610は車両アイコン611を有しており、車両アイコン611を選択することで乗り合い料金計算システム10のプログラムが起動される。ここで、インターフェース610は画面下方にフレンドリストタブ612、トークタブ613、タイムラインタブ614、及びその他タブ615のように、複数のタブを有している。これらの複数のタブのうち1つのタブに乗り合い料金計算システム10のプログラムを起動するタブを配置してもよい。
インターフェース610の車両アイコン611を選択すると、図11のインターフェース620が表示される。インターフェース620は乗り合い料金計算システム10のトップ画面である。インターフェース620において、依頼ボタン621を選択することで、ユーザ端末200から計算サーバ110にアクセスすることができる。
ここで、初めて乗り合い料金計算システム10を利用する場合に、図12及び図13に示すユーザ登録のインターフェース630及びクレジットカード情報登録のインターフェース631を表示してもよい。インターフェース630には、少なくともユーザ端末200の氏名及び電話番号を入力する欄を表示する。またインターフェース631には、少なくともクレジットカード番号、有効期限、暗証番号を入力する欄を表示する。
次に、ユーザ端末200Aによって車両300に対する運行要求が実行される(ステップS502)。ここで、ステップS502において運行要求をする際にユーザ端末に表示されるインターフェースの一例を図14に示す。図14に示すインターフェース640は、ウェブビューの機能によって表示されるマップである。ユーザはユーザ端末200を用いて、マップにおける乗車位置600を選択する。選択された乗車位置600には、目印となる乗車位置ピン641が表示される。また、乗車位置ピン641の上方に乗車位置住所642が表示される。選択された乗車位置600を設定する場合は、設定ボタン643を選択することで乗車位置600の位置情報がユーザ端末200Aの乗車位置として設定される。
図14において、乗車位置ピン641にユーザ端末200の現在地から乗車位置600までの予想される所要時間(15min)が表示されている。また、マップ上には手配サーバ120が管理する複数の車両644が表示されている。ここで、乗車位置住所642、乗車位置600までの所要時間、又は車両644の表示する機能は省略することができ、オプション機能として備えられていてもよい。
また、ステップS502において、図14に示すインターフェース640の設定ボタン643が選択されると、図15にその一例を示すように、乗車位置600及びユーザ端末Aの情報を計算サーバ110に送信することに対する同意を確認するインターフェース650が提供される。図15に示すインターフェース650は、ウェブビューの機能によって表示されるマップである。図15に示すマップにおいて、ユーザ端末200Aの乗車位置600には位置情報ピン652が表示されている。ユーザ端末200Aによって、同意ボタン657が選択されることで、乗車位置600がユーザ端末200Aから計算サーバ110に送信される。
また、図15に示すインターフェース650には、ユーザ端末200のユーザ情報(氏名、電話番号等)が表示されたユーザ情報確認欄653、乗り合い料金計算システム10において登録されたクレジットカード情報が表示されたユーザ登録クレジットカード情報欄654、ユーザが有するクーポンの情報が表示されたクーポンコード欄655、迎車料金など、手配センターからユーザ端末に通知する情報が表示された手配センター情報欄656、及び予想迎車時間等が表示された送迎情報欄658が設けられている。ここで、インターフェース650は少なくとも同意を確認する機能を有していればよく、その他の機能は省略することができ、オプション機能として備えられていてもよい。
上記のように、ユーザ端末200Aによって乗り合い料金計算システム10による運行要求のアクションが起こされると、ユーザ端末200Aから計算サーバ110に運行要求信号552が送信される。ここで、ステップS501及びステップS502の動作はユーザ端末200Bによって実行されてもよい。
ユーザ端末200Aから送信された運行要求信号552が計算サーバ110によって受信されると、計算サーバ110から手配サーバ120に対して運行要求申請信号554が送信される(ステップS531)。ここで、ステップS531において計算サーバ110から手配サーバ120へ送信される運行要求申請信号554は、ステップS502において運行要求の確定をした後、所定期間(遅延期間)経過後に手配サーバ120に送信されてもよい。また、上記の遅延期間中に、計算サーバ110はユーザ端末200Aに対して、例えば図16に示すような、運行要求のキャンセルを受け付けるインターフェース660を提供してもよい。
手配サーバ120が運行要求申請信号554を受信すると、手配センターが管理する車両300に対して迎車指示信号556が送信される(ステップS541)。ここで、ステップS541において、手配サーバ120は、手配センターの第2ネットワーク102を介して手配センターが管理する車両300の位置情報及び車両300の実車状況(空車・回送・迎車・賃走等)を含む情報を取得する。そして、これらの情報に基づいて、手配サーバ120は車両300を指定して迎車指示信号556を送信する。迎車指示信号556を受信した車両300が実際に迎車可能な実車状況であれば、当該車両300から受諾信号558が手配サーバ120に返信される(ステップS521)。
上記の車両300から返信された受諾信号558が手配サーバ120によって受信されると、手配サーバ120から計算サーバ110に対して受諾通知560が送信される(ステップS542)。計算サーバ110が受諾通知560を受信すると、計算サーバ110からユーザ端末200Aに対して手配状況通知562が送信される(ステップS522)。手配状況通知562は、迎車中の車両情報(車種、車両番号、運転手情報、実車状況等)及び当該車両300の現在位置等の情報を含む。また、手配状況通知562は、車両300に乗車するユーザ端末200Aの位置に到着する予想時刻、目的地400の位置に到着する予想時刻、渋滞情報等をさらに含んでもよい。
計算サーバ110は、ステップS522において送信された手配状況通知562を受信したユーザ端末200Aに対して、例えば図17に示すような、迎車中の車両300に対する問合せを受け付けるインターフェース670を提供してもよい。ユーザが迎車中の車両300に対して問合せを希望する場合、図17に示すインターフェース670を利用して車両300の運転手と通話をすることができる。そして、迎車中の車両300がユーザ端末200Aの位置に到着すると、図18に示すように、車両300が到着したことを通知するインターフェース680を提供してもよい。
ここで、図18のインターフェース680において、乗車予定のユーザが車両300(タクシー)を発見できない場合に、ユーザ端末200Aと車両300の運転手の携帯電話とを通話可能に接続する問合せボタン681が配置されていてもよい。問合せボタン681を押すことで、自動的にユーザ端末200Aから車両300の運転手の携帯電話に電話をかけることができる。又は、問合せボタン681を押すことで、自動的に車両300の運転手の携帯電話からユーザ端末200Aに電話をかけるようにしてもよい。また、インターフェース680には、目的地400への到着予定時刻682、ユーザ端末200が運行要求した端末であることを示す確認番号683、及び乗務員評価684を含んでもよい。
上記のようにして、ユーザ端末200Aは車両300に乗車する(ステップS503)。ステップS503において、ユーザ端末200Aが車両300に乗車すると、ユーザ端末200Aの車両300への乗車位置を示す第1乗車位置情報564が生成され、計算サーバ110に送信される(ステップS504)。ここで、第1乗車位置情報564は、ユーザ端末200A及び車両300の相対的な位置関係に基づいてユーザ端末200Aによって生成されてもよく、又はユーザ端末200A及び車両300の相対的な位置関係に基づいて計算サーバ110によって生成されてもよい。ステップS504において生成された第1乗車位置情報564が計算サーバ110によって受信されることで、計算サーバ110は第1乗車位置情報564を取得する(ステップS532)。ここで、第1乗車位置情報564には、ユーザ端末200Aとユーザ端末200Bとを識別するユーザ識別情報が含まれている。ここでは、ユーザ識別情報として、ユーザ端末200Aが有するユーザIDが第1乗車位置情報564に含まれている。
ユーザ端末200Aを乗車させた車両300は、ユーザ端末200Bの乗車位置に移動し、ユーザ端末200Bを乗車させる(ステップS511)。ステップS511において、ユーザ端末200Bが車両300に乗車すると、ユーザ端末200Bの車両300への乗車位置を示す第2乗車位置情報566が生成され、計算サーバ110に送信される(ステップS512)。ここで、第2乗車位置情報566は、ユーザ端末200B及び車両300の相対的な位置関係若しくはユーザ端末200B及び車両300に乗車しているユーザ端末200Aの相対的な位置関係に基づいてユーザ端末200Bによって生成されてもよい。又は、第2乗車位置情報566は、ユーザ端末200B及び車両300の相対的な位置関係若しくはユーザ端末200B及び車両300に乗車しているユーザ端末200Aの相対的な位置関係に基づいて計算サーバ110によって生成されてもよい。ステップS512において生成された第2乗車位置情報566が計算サーバ110によって受信されることで、計算サーバ110は第2乗車位置情報566を取得する(ステップS533)。ここで、第2乗車位置情報566には、ユーザ端末200Aとユーザ端末200Bとを識別するユーザ識別情報が含まれている。ここでは、ユーザ識別情報として、ユーザ端末200Bが有するユーザIDが第2乗車位置情報566に含まれている。
ユーザ端末200A、200B、及び車両300が目的地に到着する(ステップS505)と、ユーザ端末200A、200Bは車両300から降車する(ステップS506、S513)。ステップS506において、ユーザ端末200Aが車両300から降車すると、ユーザ端末200Aの車両300からの降車位置を示す第1降車位置情報568が生成され、計算サーバ110に送信される(ステップS507)。また、ステップS513において、ユーザ端末200Bが車両300から降車すると、ユーザ端末200Bの車両300からの降車位置を示す第2降車位置情報570が生成され、計算サーバ110に送信される(ステップS514)。
ここで、第1降車位置情報568は、ユーザ端末200A及び車両300の相対的な位置関係に基づいてユーザ端末200Aによって生成されてもよく、又はユーザ端末200A及び車両300の相対的な位置関係に基づいて計算サーバ110によって生成されてもよい。また、第2降車位置情報570は、ユーザ端末200B及び車両300の相対的な位置関係に基づいてユーザ端末200Bによって生成されてもよく、又はユーザ端末200B及び車両300の相対的な位置関係に基づいて計算サーバ110によって生成されてもよい。
ユーザ端末200A及び200Bから送信された第1降車位置情報568及び第2降車位置情報570は、計算サーバ110によって受信(取得)される(ステップS534)。ここで、第1降車位置情報568及び第2降車位置情報570には、ユーザ端末200Aとユーザ端末200Bとを識別するユーザ識別情報が含まれている。ここでは、ユーザ識別情報として、ユーザ端末200Aが有するユーザIDが第1降車位置情報568に含まれ、ユーザ端末200Bが有するユーザIDが第2降車位置情報570に含まれている。
また、ステップS505において車両300が目的地に到着すると、車両300によって運行識別情報及び運行料金を含む運行情報572が生成され、手配サーバ120に報告される(ステップS523)。
車両300から報告された運行情報572が手配サーバ120によって受信されると、手配サーバ120から計算サーバ110へ運行識別情報及び運行料金を含む運行情報574が通知される(ステップS543)。
手配サーバ120から通知された運行情報574が計算サーバ110によって受信されると、計算サーバ110は運行情報574に含まれる運行識別情報及び運行料金を取得する(ステップS535)。次に、ステップS535において取得された運行識別情報及び運行料金に基づいて、ユーザ端末A及びユーザ端末Bの各々が運行料金のうち負担すべき負担割合及び負担金額が計算される(ステップS536)。そして、ステップS536における計算結果576(計算された負担割合及び負担金額の一方又は両方)がユーザ端末200A、200Bに通知される(ステップS537)。
計算サーバ110から通知された計算結果576がユーザ端末200A、200Bによって受信されると、ユーザ端末200A、200Bの各々において、計算結果576に対する確定の確認が行われる(ステップS508、S515)。ステップS508、S515において、計算結果を確定する選択(ステップS508、S515の「Yes」)が行われると、確定情報578がユーザ端末200A、200Bから計算サーバ110に送信される。一方で、計算結果を拒否する選択(ステップS508、S515の「No」)が行われると、当該動作フローを終了し、プログラムを終了する、又は、トップ画面に移動する。
ユーザ端末200A、200Bから送信された確定情報578が計算サーバ110によって受信されると、計算サーバ110はユーザ端末200A、200Bに対して請求580を行う(ステップS538)。そして、ユーザ端末200A、200Bは、ステップS538における請求に対して支払いを実行する(ステップS509、S516)。
ここで、ステップS508、S515において、計算結果を拒否する選択が行われた場合、計算サーバ110は運行を要求したユーザ端末200Aに対して運行料金の全額請求を行ってもよい。
上記のようにして、ユーザ端末200A、200B及び車両300の負担を増加させることなく乗り合い区間を計算し、乗り合いを利用したユーザ端末200A、200Bの乗車距離に応じた利用料金の負担割合を計算することができる。
[割合計算部の計算方法]
図6に示す計算サーバ110の割合計算部176の計算方法について、図19を用いて詳細に説明する。実施形態1に係る乗り合い料金計算システム10における割合計算部176は、ユーザ端末200A、200Bのうち目的地400から相対的に遠いユーザ端末200Aを最初に乗車させ、その後ユーザ端末200Bを同乗させて目的地400に到達する経路において、各々のユーザ端末200A、200Bの乗車割合からユーザ端末200A、200Bの負担割合を計算する例について説明する。
割合計算部176は、図9に示す乗り合い料金計算システム10の動作フローにおけるステップS532乃至S534において、第1乗車位置情報、第2乗車位置情報、第1降車位置情報、及び第2降車位置情報を取得する。そして、取得した上記の位置情報に基づいて、ユーザ端末200Aの乗車位置とユーザ端末200Bの乗車位置との距離Da、及びユーザ端末200Bの乗車位置と目的地400との距離Dbを計算する。ここで、ユーザ端末200Aが車両300に乗車した第1行程の第1移動距離はDa+Dbであり、ユーザ端末200Bがユーザ端末Aと共に乗車した第2行程の第2移動距離はDbである。
図19の例においては、割合計算部176は、第1移動距離(Da+Db)に対する第2移動距離(Db)の割合を乗車割合として計算する。ここでは、第1行程及び第2行程における移動距離に基づいて乗車割合を計算する方法を例示したが、この方法に限定されない。例えば、第1行程の移動に要した第1移動時間に対する第2行程の移動に要した第2移動時間に基づいて乗車割合を計算してもよい。換言すると、割合計算部176は、複数のユーザの各々の車両300を利用した移動距離の実績、又は当該移動距離に要した移動時間の実績に基づき、複数のユーザの各々が車両300の運行に対して負担すべき負担割合を計算する。
ここで距離Da、Dbは、道路地図上の距離である。例えば、距離Daは、ユーザ端末200Aの乗車位置からユーザ端末200Bの乗車位置までの道路地図上の経路の距離である。なお、道路地図上の距離とは、2つの点の直線距離ではなく、道路地図に基づいて移動した場合の距離である。ただし、距離Da、Dbは道路地図上の距離に限定されず、各々の位置情報を結ぶ直線距離であってもよい。
また、図19では、割合計算部176は、ユーザ端末200A、200Bが異なる位置で車両300に乗車し、同じ目的地400で車両300から降車する経路に対して負担割合を計算するケースを例示したが、このケースに限定されない。例えば、割合計算部176は、ユーザ端末200A、200Bが同じ位置で車両300に乗車し、異なる目的地で車両300から降車する経路に対して負担割合を計算してもよい。又は、割合計算部176は、ユーザ端末200A、200Bが異なる位置で車両300に乗車し、異なる目的地で車両300から降車する経路に対して負担割合を計算してもよい。例えば、ユーザ端末200Aが乗車した車両300にユーザ端末200Bが同乗し、ユーザ端末200Aが車両300から先に降車する経路に対して負担割合を計算してもよい。
[ユーザの乗車位置情報及び降車位置情報の取得方法]
ここで、位置情報特定部172のユーザの乗車位置情報及び降車位置情報の取得方法について図20を用いて詳しく説明する。図20は、本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムにおいて、ユーザの乗車又は降車の判断方法の一例を示す図である。図20に示すように、車両300は、ユーザ端末200Bと車両300との距離が第1距離D1以下になると信号を生成する近距離無線通信部320を有している。車両300が近距離無線通信部320を有する場合、近距離無線通信部320は車両300に備えられているPOS端末(Point-Of-Sale terminal)や運転手が所持する通信端末に備えられていてもよい。
近距離無線通信部320は、ユーザ端末200Bと車両300との距離が第1距離D1以下になると、近距離無線通信部320固有の情報信号をユーザ端末200Bに発信する。つまり、ユーザ端末200Bは、ユーザ端末200Bと車両300との距離が第1距離D1以下の近距離になると、近距離無線通信部320から近距離無線通信部320固有の情報信号を受信する。ユーザ端末200Bが近距離無線通信部320固有の情報信号を受信すると、ユーザ端末200Bは当該固有の情報信号を受信したことを計算サーバ110に送信する。そして、計算サーバ110の位置情報特定部172は、当該固有の情報信号に基づいて、当該ユーザ端末200Bが当該車両300に乗車したこと、又は当該ユーザ端末200Bが当該車両300から降車したことを判断する。
位置情報特定部172は、上記のように、車両300にユーザ端末200Bが乗車したときの位置情報を取得することで、ユーザ端末200Bの車両300への乗車位置を示す第2乗車位置情報を取得する。図20の例では、ユーザ端末200Bはユーザ端末200Aが乗車した車両300に乗車するため、当該第2乗車位置情報はユーザ端末200A及び200Bの乗り合いの開始位置に該当する。
以上のように、本発明の実施形態1に係る乗り合い料金計算システム10によると、ユーザ及び車両の運転手の負担を増加させることなく乗り合い区間を計算し、乗り合いを利用したユーザの乗車距離に応じた利用料金の負担割合を計算する計算サーバ及びその計算サーバと通信する通信端末を提供することができる。
〈実施形態1の変形例1〉
図21を用いて、本発明の一実施形態の変形例について説明する。図21は、本発明の一実施形態の変形例に係る乗り合い料金計算システムにおいて、ユーザの乗車又は降車の判断方法の一例を示す図である。実施形態1の変形例1に係る乗り合い料金計算システム11は、ユーザ端末200Bがユーザ端末200Bと車両300との距離が第1距離D1以下になると信号を生成する近距離無線通信部215を有している点において、乗り合い料金計算システム10とは相違する。
近距離無線通信部215は、ユーザ端末200Bと車両300との距離が第1距離D1以下になると、近距離無線通信部215固有の情報信号を車両300に発信する。つまり、車両300は、ユーザ端末200Bと車両300との距離が第1距離D1以下の近距離になると、近距離無線通信部215から近距離無線通信部215固有の情報信号を受信する。車両300が近距離無線通信部215固有の情報信号を受信すると、当該固有の情報信号を受信したことを手配サーバ120に送信する。そして、当該固有の情報信号が手配サーバ120から計算サーバ110に送信されることで、計算サーバ110の位置情報特定部172は、当該固有の情報信号に基づいて、ユーザ端末200Aを乗車させた車両300へのユーザ端末200Bの乗車位置を示す第2乗車位置情報を取得する。図20と同様に、図21の例においても、ユーザ端末200Bはユーザ端末200Aが乗車した車両300に乗車するため、当該第2乗車位置情報はユーザ端末200A及び200Bの乗り合いの開始位置に該当する。
〈実施形態1の変形例2〉
図22乃至図24を用いて、本発明の一実施形態の変形例について説明する。図22は、本発明の一実施形態の変形例に係る乗り合い料金計算システムにおいて、ユーザの乗車又は降車の判断方法の一例を示す図である。図22に示すように、実施形態1の変形例2に係る乗り合い料金計算システム12の位置情報特定部172は、ユーザ端末200Bの位置情報と車両300の位置情報との距離が第2距離D2以下である場合に、ユーザ端末200Bが車両300に乗車したと判断する。そして、ユーザ端末200Bが車両300に乗車したと判断されたときのユーザ端末200B又は車両300の位置情報に基づいて、ユーザ端末200Bが車両300に乗車した位置を示す第2乗車位置情報を取得する。
一方、位置情報特定部172は、ユーザ端末200Bの位置情報と車両300の位置情報との距離が第2距離D2よりも大きくなった場合に、当該ユーザ端末200Bが当該車両300から降車したと判断する。そして、ユーザ端末200Bが車両300から降車したと判断されたときのユーザ端末200B又は車両300の位置情報に基づいて、ユーザ端末200Bが車両300から降車した位置を示す第2降車位置情報を取得する。
具体的には、図22に示す乗車判断時710のように、車両300がユーザ端末200Bから第2距離D2の半径内に入ったときにユーザ端末200Bが車両300に乗車したと判断する。また、降車判断時720のように、車両300がユーザ端末200Bから第2距離D2の半径外に出たときにユーザ端末200Bが車両300から降車したと判断する。
次に、乗降車判断の精度をより向上させるための機能について説明する。図23は、本発明の一実施形態の変形例に係る乗り合い料金計算システムにおいて、ユーザの乗車又は降車の判断方法の一例を示す図である。図23に示すように、位置情報特定部172は、ユーザ端末200Bの位置情報と車両300の位置情報との距離が第2距離D2以下であり、さらにユーザ端末200Bの位置情報と車両300の位置情報とが同じ方向に移動している場合に、ユーザ端末200Bが車両300に乗車していると判断してもよい。一方、図24に示すように、位置情報特定部172は、車両300の位置情報がユーザ端末200Bの位置情報と異なる方向に移動している場合に、ユーザ端末200Aが車両300から降車したと判断してもよい。
〈実施形態1の変形例3〉
図25乃至図27を用いて、本発明の一実施形態の変形例について説明する。図25は、本発明の一実施形態の変形例に係る乗り合い料金計算システムに用いられる計算サーバの計算方法の概要を示す図である。
[割合計算部の計算方法]
図25に示すように、割合計算部176は、先に乗車したユーザ端末200A(第1ユーザ)の第1乗車位置410から目的地400までの第1推定距離Eaと、ユーザ端末200Aの後にユーザ端末200Aと同乗したユーザ端末200B(第2ユーザ)の第2乗車位置420から目的地400までの第2推定距離Ebと、に基づいて負担割合を計算する。つまり、第1推定距離Eaはユーザ端末200Aが乗り合いをせずに第1乗車位置410から目的地400まで移動したと仮定した場合の距離であり、第2推定距離Ebはユーザ端末200Bが乗り合いをせずに第2乗車位置420から目的地400まで移動したと仮定した場合の距離に相当する。換言すると、割合計算部176は、複数のユーザ端末200A及び200Bの各々が単独に乗車位置から降車位置まで車両300を利用した場合の距離に基づき、各々の負担割合を計算する。ここで第1推定距離Ea及び第2推定距離Ebは、道路地図上の距離である。ただし、第1推定距離Ea及び第2推定距離Ebは道路地図上の距離に限定されず、各々の位置情報を結ぶ直線距離であってもよい。
[ユーザの乗車位置情報及び降車位置情報の取得方法]
次に、図26及び図27を用いて、第1乗車位置410における第1乗車位置情報及び第2乗車位置420における第2乗車位置情報の取得方法について説明する。ここでは、車両300が近距離無線通信部320を有している場合について説明する。図26及び図27は、本発明の一実施形態の変形例に係る乗り合い料金計算システムにおいて、ユーザの乗車又は降車の判断方法の一例を示す図である。
まず、図26に示すように、ユーザ端末200Aと車両300との距離が所定の距離以下になると、ユーザ端末200Aは、近距離無線通信部320から近距離無線通信部320固有の情報信号を受信する。ユーザ端末200Aが当該固有の情報信号を受信すると、ユーザ端末200Aは当該固有の情報信号を受信したことを計算サーバ110に送信する。そして、計算サーバ110は、当該固有の情報信号に基づいて、ユーザ端末200Aが車両300に乗車したと判断する。そして、位置情報特定部172は、ユーザ端末200Aの車両300への乗車位置を示す第1乗車位置情報を取得する。
次に、図27に示すように、ユーザ端末200Bと車両300との距離が所定の距離以下になると、ユーザ端末200Bは、近距離無線通信部320から近距離無線通信部320固有の情報信号を受信する。ユーザ端末200Bが当該固有の情報信号を受信すると、ユーザ端末200Bは当該固有の情報信号を受信したことを計算サーバ110に送信する。そして、計算サーバ110は、当該固有の情報信号に基づいて、ユーザ端末200Bが車両300に乗車したと判断する。そして、位置情報特定部172は、ユーザ端末200Bの車両300への乗車位置を示す第2乗車位置情報を取得する。
そして、ユーザ端末200A、200B、及び車両300が目的地400に到着し、ユーザ端末200A、200Bが車両300から降車し、ユーザ端末200A、200Bが近距離無線通信部320から近距離無線通信部320固有の情報信号を受信できなくなると、ユーザ端末200A、200Bが車両300から降車したと判断する。そして、位置情報特定部172は、ユーザ端末200A、200Bの車両300からの降車位置を示す第1降車位置情報及び第2降車位置情報を取得する。
図25乃至図27に示すような経路で乗り合いを利用する場合、ユーザ端末200Bは乗り合いをする場合としない場合とで移動距離に差は生じないが、ユーザ端末200Aは乗り合いをする場合としない場合とで移動距離に差が生じる。つまり、ユーザ端末200Aは、ユーザ端末200Bを乗車させるために移動距離が必要以上に長くなってしまう。実施形態1の変形例3に係る乗り合い料金計算システム13によると、このような場合であっても、公平な負担割合を計算することができる。
以上のように、本発明の実施形態1の変形例3に係る乗り合い料金計算システム13によると、実施形態1と同様に、ユーザ及び車両の運転手の負担を増加させることなく乗り合い区間を計算し、乗り合いを利用したユーザの乗車距離に応じた利用料金の負担割合を計算する計算サーバ及びその計算サーバと通信する通信端末を提供することができる。また、乗り合いを利用して目的地に移動する場合に、乗り合いを利用せずに目的地に移動すると仮定した場合に比べて必要以上に移動距離が長くなってしまう場合であっても、公平な負担割合を計算することができる。
〈実施形態2〉
本発明の実施形態2に係る乗り合い料金計算システムについて、図28及び図29を参照しながら詳細に説明する。なお、乗り合い料金計算システムの概要、計算サーバのハードウェア構成、ユーザ端末のハードウェア構成、及び車両のハードウェア構成に関しては、実施形態1に係る乗り合い料金計算システム10と同様であるので、ここでは説明を省略する。実施形態2では、ユーザ端末200が車両300の料金メータと通信を行うことで、運行料金を車両300から受信する。実施形態2は実施形態1及びその変形例と比較すると、通信端末の機能が異なる。したがって、ここでは実施形態2の通信端末の機能構成について説明し、その他の構成については説明を省略する。ここで、ユーザ端末200は車両300の料金メータと直接通信を行ってもよく、又は、ユーザ端末200は手配サーバ120及び計算サーバ110の一方又は両方を介して車両300の料金メータと通信を行ってもよい。
[運行要求する通信端末の機能構成]
実施形態2に係る乗り合い料金計算システム20に用いられる運行要求する通信端末について説明する。乗り合い料金計算システム20に用いられるユーザ端末200Aの機能構成は図7に示す実施形態1に係る乗り合い料金計算システム10に用いられるユーザ端末200Aと類似しているが、車両300の料金メータから運行料金を含む運行料金情報を受信する運行料金情報受信部278と、運行料金情報受信部278によって受信された当該運行料金情報を計算サーバ110に送信する運行料金情報送信部280と、を有する点において、乗り合い料金計算システム10に用いられるユーザ端末200Aとは相違する。ここで、運行料金情報受信部278は車両300又は車両300の料金メータと直接通信を行う必要はなく、例えば、運行料金情報受信部278は手配サーバ120及び計算サーバ110の一方又は両方を介して車両300又は車両300の料金メータと通信すればよい。
[同乗する通信端末の機能構成]
図29は、本発明の一実施形態に係る乗り合い料金計算システムに用いられる通信端末の機能構成を示すブロック図である。図29では、図2のユーザ端末200のうち、ユーザ端末200Aの運行要求によって運行する車両300に同乗するユーザ端末200Bの各機能ブロックをより詳細に説明する。図29によると、同乗するユーザ端末200Bは、運行要求をするユーザAのユーザ端末200Aの機能ブロックと類似しているが、ユーザ端末200Bは運行要求信号送信部270を有していない点においてユーザ端末200Aと相違する。
ユーザ端末200Bは、運行要求をする必要がないため、上記のように運行要求信号送信部270を有していなくてもよい。ただし、これはユーザ端末200Bが運行要求信号送信部270を有さないことを限定するものではない。もちろん、ユーザ端末200Bが運行要求信号送信部270を有していてもよい。
以上のように、本発明の実施形態2に係る乗り合い料金計算システム20によると、実施形態1と同様に、ユーザ及び車両の運転手の負担を増加させることなく乗り合い区間を計算し、乗り合いを利用したユーザの乗車距離に応じた利用料金の負担割合を計算する計算サーバ及びその計算サーバと通信する通信端末を提供することができる。また、車両300の料金メータとユーザ端末200とを通信可能にすることで、より効率よくデータのやり取りを行うことができる。
上記の実施形態において説明した計算サーバ及び通信端末は、計算サーバ及び通信端末に含まれるコンピュータを動作させるプログラム又はアプリケーションによって実現することができる。当該プログラム又はアプリケーションは、インターネット通信を介して計算サーバ及び通信端末にダウンロードし、インストールすることができる。また、当該プログラム又はアプリケーションは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を介して計算サーバ及び通信端末にインストールすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10、11、12、20:乗り合い料金計算システム、 101:第1ネットワーク、 102:第2ネットワーク、 110:計算サーバ、 111:制御部、 112:ハードディスク、 113:通信部、 115、125、135:データベース、 120:手配サーバ、 130:SNSサーバ、 170:識別情報取得部、 172:位置情報特定部、 174:記憶部、 176:割合計算部、 178:料金計算部、 180:通知部、 200:ユーザ端末、 205:メモリ、 210:制御部、 215、320:近距離無線通信部、 220:通信モジュール、 230:ディスプレイ、 240:操作ボタン、 250:スピーカ、 260:マイク、 270:運行要求信号送信部、 272:識別情報受信部、 274:位置情報特定部、 276:料金情報受信部、 278:運行料金情報受信部、 280:運行料金情報送信部、 300:車両、 310:車体、 400:目的地、 410:第1乗車位置、 420:第2乗車位置、 552:運行要求信号、 554:運行要求申請信号、 556:迎車指示信号、 558:受諾信号、 560:受諾通知、 562:手配状況通知、 564:第1乗車位置情報、 566:第2乗車位置情報、 568:第1降車位置情報、 570:第2降車位置情報、 572、574:運行情報、 576:計算結果、 578:確定情報、 580:請求、 600:乗車位置、 610、620、630、640、650、660、670、680:インターフェース、 611:車両アイコン、 612:フレンドリストタブ、 613:トークタブ、 614:タイムラインタブ、 615:他タブ、 621:依頼ボタン、 641:目的地ピン、 642:目的地住所、 643:設定ボタン、 651:第1位置情報、 652:第1位置情報ピン、 653:ユーザ情報確認欄、 654:ユーザ登録クレジットカード情報欄、 655:クーポンコード欄、 656:手配センター情報欄、 657:同意ボタン、 658:送迎情報欄、 681:問合せボタン、 682:到着予定時刻、 683:確認番号、 684:乗務員評価、 710:乗車判断時、 720:降車判断時

Claims (7)

  1. 乗り物に乗車する第1ユーザの第1端末および前記乗り物に乗車する第2ユーザの第2端末と通信する情報処理装置によって実行されるプログラムであって、
    前記第1端末の表示部にSNS(Social Networking Service)と関連付けて表示される第1表示に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザが前記乗り物に乗車する第1乗車位置情報と、前記第1ユーザが前記乗り物から降車する第1降車位置情報と、を少なくとも前記情報処理装置の制御部によって取得することと、
    前記SNSにおいて前記第1ユーザと関連付けられた前記第2ユーザが前記乗り物に乗車する第2乗車位置情報と、前記第2ユーザが前記乗り物から降車する第2降車位置情報と、を少なくとも前記制御部によって取得することと、
    前記第1乗車位置情報と、前記第1降車位置情報と、前記第2乗車位置情報と、前記第2降車位置情報とに少なくとも基づき、前記乗り物の乗車料金のうち、前記第1ユーザが負担する第1料金を前記情報処理装置の通信部によって前記第1端末に通知し、前記第1乗車位置情報と、前記第1降車位置情報と、前記第2乗車位置情報と、前記第2降車位置情報とに少なくとも基づき、前記乗り物の乗車料金のうち、前記第2ユーザが負担する第2料金を前記通信部によって前記第2端末に通知することとを前記情報処理装置によって実行させるプログラム。
  2. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記第1乗車位置情報は、前記乗り物の電子機器と前記第1端末との無線通信に基づき、前記第1端末または前記電子機器から送信された情報に基づいて、前記情報処理装置に取得され、
    前記第2乗車位置情報は、前記乗り物の電子機器と前記第2端末との無線通信に基づき、前記第2端末または前記電子機器から送信された情報に基づいて、前記情報処理装置に取得される。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプログラムであって、
    前記第1料金と前記第2料金は、前記第1乗車位置情報と前記第1降車位置情報とに基づく距離と、前記第2乗車位置情報と前記第2降車位置情報とに基づく距離とに基づき計算される。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    前記乗り物は、前記第1乗車位置情報に基づく位置、前記第2乗車位置情報に基づく位置、前記第1降車位置情報に基づく位置、前記第2降車位置情報に基づく位置の順に移動し、前記乗車料金は、前記第1乗車位置情報と前記第2降車位置情報とに基づく距離によって決められる。
  5. 請求項4に記載のプログラムであって、
    前記第1乗車位置情報と前記第1降車位置情報とに基づく距離は、前記第2乗車位置情報と前記第2降車位置情報とに基づく距離よりも長く、前記第1料金は、前記第2料金よりも高い。
  6. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    前記第1料金と前記第2料金は、前記第1ユーザが単独で前記乗り物に乗車し、前記第1乗車位置情報から前記第1降車位置情報に移動した場合の距離と、前記第2ユーザが単独で前記乗り物に乗車し、前記第2乗車位置情報から前記第2降車位置情報に移動した場合の距離とに基づき計算される。
  7. 乗り物に乗車する第1ユーザの第1端末および前記乗り物に乗車する第2ユーザの第2端末と通信する情報処理装置による情報処理方法であって、
    前記第1端末の表示部にSNS(Social Networking Service)と関連付けて表示される第1表示に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザが前記乗り物に乗車する第1乗車位置情報と、前記第1ユーザが前記乗り物から降車する第1降車位置情報と、を少なくとも前記情報処理装置の制御部によって取得することと、
    前記SNSにおいて前記第1ユーザと関連付けられた前記第2ユーザが前記乗り物に乗車する第2乗車位置情報と、前記第2ユーザが前記乗り物から降車する第2降車位置情報と、を少なくとも前記制御部によって取得することと、
    前記第1乗車位置情報と、前記第1降車位置情報と、前記第2乗車位置情報と、前記第2降車位置情報とに少なくとも基づき、前記乗り物の乗車料金のうち、前記第1ユーザが負担する第1料金を前記情報処理装置の通信部によって前記第1端末に通知し、前記第1乗車位置情報と、前記第1降車位置情報と、前記第2乗車位置情報と、前記第2降車位置情報とに少なくとも基づき、前記乗り物の乗車料金のうち、前記第2ユーザが負担する第2料金を前記通信部によって前記第2端末に通知することとを含む。
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