JP2005292946A - 乗車料金算出システム、携帯端末装置、決済装置、携帯端末装置の制御方法、決済装置の制御方法、決済装置の制御プログラム、決済装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

乗車料金算出システム、携帯端末装置、決済装置、携帯端末装置の制御方法、決済装置の制御方法、決済装置の制御プログラム、決済装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】乗車料金の算出を緻密にし利用者に不快感を与えない乗車料金自動精算システム等を提供すること。
【解決手段】携帯端末装置100は、位置情報取得手段111が取得した位置情報と、乗降認証装置200から取得した乗車情報に基づき、乗車位置情報を生成する。また、位置情報取得手段が取得した位置情報と、乗降認証装置から取得した降車情報に基づき、降車位置情報を生成する。また、乗車位置情報と降車位置情報の間において時刻情報に従い位置情報取得手段が取得する乗車中位置情報を有する。決済装置300は、携帯端末装置から取得した乗車位置情報、降車位置情報及び乗車中位置情報に基づき経路情報を生成する。そして、経路情報に基づき乗車料金情報を生成する構成である乗車料金算出システム10。
【選択図】図17

Description

本発明は、例えば、タクシー等の乗車料金の乗車料金算出システム、携帯端末装置、決済装置、携帯端末装置の制御方法、決済装置の制御方法、決済装置の制御プログラム、決済装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
従来より、タクシーの乗車料金の自動算出方法等が提案されている。例えば、タクシーがGPS(Global Positioning System)受信機を有し、顧客が乗車した乗車時と、顧客が降車した降車時の位置情報を取得し、この位置情報を管理装置に送信する。
そして、管理装置は、タクシーから受信した位置情報等に基づき正確な乗車料金を算出しようとするものである(例えば、特許文献1)。
特開2001−243505号公報(図1等)
しかし、このような乗車料金算出システムも、料金の算出は初乗り料金に加えて、一定の走行距離や時間毎に料金を加算し、乗車料金を定めている。例えば、加算される料金は80円や60円毎に加算されている。
このため、タクシー等の利用者が降車する直前に80円等の加算がされることがあり、これでは、乗車料金の算出が緻密でないため利用者に不快感を与えるという問題があった。
そこで、本発明は、乗車料金の算出を緻密にし利用者に不快感を与えない乗車料金算出システム、携帯端末装置、決済装置、携帯端末装置の制御方法、決済装置の制御方法、決済装置の制御プログラム、決済装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
前記課題は、第1の発明によれば、有料運搬手段を利用する利用者が有する携帯端末装置と、前記有料運搬手段に搭載される乗降認証装置と、前記携帯端末装置に対して前記有料運搬手段の乗車料金情報を提供する決済装置と、を有する乗車料金自動算出システムであって、前記携帯端末装置は、位置情報を取得する位置情報取得手段と、時刻情報を取得する計時手段と、前記乗降認証装置と情報を送受信するため第1の端末側通信手段と、前記決済装置と情報を送受信するための第2の端末側通信手段と、を有し、前記乗降認証装置は、前記携帯端末装置と情報を送受信するための認証装置側通信手段と、前記携帯端末装置に対し提供する、少なくとも乗車情報及び降車情報を生成する乗車等情報生成情報を格納する乗車等情報生成情報格納手段と、を有し、前記携帯端末装置は、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記乗降認証装置から取得した前記乗車情報に基づき、乗車位置情報を生成する乗車位置情報生成情報を格納する乗車位置情報生成情報格納手段と、前記乗車位置情報を格納する乗車位置情報格納手段と、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記乗降認証装置から取得した前記降車情報に基づき、降車位置情報を生成する降車位置情報生成情報を格納する降車位置情報生成情報格納手段と、前記降車位置情報を格納する降車位置情報格納手段と、前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記時刻情報に従い前記位置情報取得手段が取得する乗車中位置情報を格納する乗車中位置情報格納手段と、を有し、前記決済装置は、前記携帯端末装置と情報を送受信するための決済装置側通信手段と、前記携帯端末装置から取得した前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び乗車中位置情報に基づき経路情報を生成する経路情報生成情報を格納する経路情報生成情報格納手段と、前記経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成する乗車料金情報生成情報を格納する乗車料金情報生成情報格納手段とを有することを特徴とする乗車料金算出システムにより達成される。
第1の発明によれば、前記有料運搬手段を利用する利用者等が自己の前記携帯端末装置を所持して、乗車及び降車すると、前記第1の端末側通信手段を介して、前記認証装置側通信手段から前記乗車情報及び前記降車情報を取得する。
そして、前記乗車情報及び前記降車情報を取得した前記携帯端末装置は、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記乗車情報に基づき前記乗車位置情報を生成し、前記乗車位置情報格納手段に格納する。
また、前記携帯端末装置は、前記位置情報と前記降車情報に基づき前記降車位置情報を生成し、前記降車位置情報格納手段に格納する。
また、前記携帯端末装置は、前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記時刻情報に従い前記位置情報取得手段が前記乗車中位置情報を取得し、前記乗車中位置情報格納手段に格納する。
そして、前記携帯端末装置が前記第2の端末側通信手段を介して、前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置情報を送信し、前記決済装置が前記決済装置側通信手段で受信する。
そして、前記決済装置は、前記携帯端末装置から取得した前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置情報に基づき経路情報を生成する。また、前記決済装置は、前記経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成する。
すなわち、前記決済装置は、前記携帯端末装置から取得した前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置情報を前記経路情報とするため、利用者の前記乗車位置から前記降車位置までの経路を把握することができる。
そして、この経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成するので、前記決済装置は、例えば1メートル毎の乗車料金等の正確な前記乗車料金情報を算出することができる。
すなわち、従来と異なり緻密な乗車料金となるので、利用者に不快感を与えることもない。
好ましくは、第2の発明によれば、第1の発明の構成において、前記携帯端末装置は、IC(集積回路)カードを有し、前記ICカードが、前記第1の端末側通信手段を有し、前記第1の端末側通信手段が、対象物に近接することで非接触の通信が可能な構成となっていることを特徴とする乗車料金算出システムである。
第2の発明によれば、前記ICカードの前記第1の端末側通信手段は、対象物に近接することで非接触の通信が可能な構成となっている。このため、利用者は前記携帯端末装置の前記ICカードを前記乗降認証装置の前記認証装置側通信手段に近接させるだけで、前記乗車情報及び降車乗車を取得することができる。したがって、利用者にとって使いやすいシステムとなる。
好ましくは、第3の発明によれば、第2の発明の構成において、前記ICカードが、金額情報を格納する金額情報格納手段と、前記ICカードの識別情報を格納する識別情報格納手段を有し、前記乗降認証装置は、前記ICカードに識別情報の可否を判断するための識別情報可否情報を格納する識別情報可否情報格納手段を有していることを特徴とする乗車料金算出システムである。
第3の発明によれば、前記ICカードが金額情報を有しているので、前記携帯端末装置は、前記決済装置からの前記乗車料金情報に従って課金処理を行うことができる。
このため、迅速且つ簡易な課金処理が可能となり、利用者にとって使いやすいシステムとなる。
また、前記ICカードが、前記ICカードの識別情報を格納する識別情報格納手段を有し、前記乗降認証装置は、前記ICカードに識別情報の可否を判断するための識別情報可否情報を格納する識別情報可否情報格納手段を有している。
このため、前記乗降認証装置は、前記携帯端末装置の前記ICカードの識別情報を取得することで、この識別情報の可否を判断することができるので、利用者が本システムの利用権を有するか否か等を迅速に判断することができる。
前記課題は、第4の発明によれば、有料運搬手段を利用する利用者が有する携帯端末装置であって、位置情報を取得する位置情報取得手段と、時刻情報を取得する計時手段と、
前記有料運搬手段に搭載される乗降認証装置と情報を送受信するため第1の端末側通信手段と、前記携帯端末装置に対して前記有料運搬手段の乗車料金情報を提供する決済装置と情報を送受信するための第2の端末側通信手段と、を有し、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記乗降認証装置から取得した前記乗車情報に基づき、乗車位置情報を生成する乗車位置情報生成情報を格納する乗車位置情報生成情報格納手段と、前記乗車位置情報を格納する乗車位置情報格納手段と、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記乗降認証装置から取得した前記降車情報に基づき、降車位置情報を生成する降車位置情報生成情報を格納する降車位置情報生成情報格納手段と、前記降車位置情報を格納する降車位置情報格納手段と、前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記時刻情報に従い前記位置情報取得手段が取得する乗車中位置情報を格納する乗車中位置情報格納手段と、を有することを特徴とする携帯端末装置である。
第4の発明によれば、前記携帯端末装置では、第1の発明と同様に、前記有料運搬手段を利用する利用者等が自己の前記携帯端末装置を所持して、乗車して降車すると、前記乗降認証装置から前記乗車情報及び前記降車情報を取得する。
そして、前記乗車情報及び前記降車情報を取得した前記携帯端末装置は、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記乗車情報に基づき前記乗車位置情報を生成し、前記乗車位置情報格納手段に格納する。
また、前記携帯端末装置は、前記位置情報と前記降車情報に基づき前記降車位置情報を生成し、前記降車位置情報格納手段に格納する。
また、前記携帯端末装置は、前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記時刻情報に従い前記位置情報取得手段が前記乗車中位置情報を取得し、前記乗車中位置情報格納手段に格納する。
したがって、このような前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置情報に基づいて前記決済装置が前記乗車料金情報を生成することで、前記決済装置はより緻密な前記乗車料金情報を前記携帯端末装置に提供することができる。
好ましくは、第5の発明によれば、第4の発明の構成において、前記携帯端末装置は、IC(集積回路)カードを有し、前記ICカードが、前記第1の端末側通信手段を有し、
前記第1の端末側通信手段が、対象物に近接することで非接触の通信が可能な構成となっており、金額情報を格納する金額情報格納手段を有していることを特徴とする携帯端末装置である。
第5の発明によれば、前記ICカードの前記第1の端末側通信手段は、対象物に近接することで非接触の通信が可能な構成となっている。このため、利用者は前記携帯端末装置の前記ICカードを前記乗降認証装置の前記認証装置側通信手段に近接させるだけで、前記乗車情報及び降車乗車を取得することができる。したがって、利用者にとって使いやすい携帯端末装置となる。
また、前記ICカードが金額情報を有しているので、前記携帯端末装置は、前記決済装置からの前記乗車料金情報に従って課金処理を行うことができる。
このため、迅速且つ簡易な課金処理が可能となり、利用者にとって使いやすいシステムとなる。
前記課題は、第6の発明によれば、有料運搬手段を利用する利用者が有する携帯端末装置に対して前記有料運搬手段の乗車料金情報を提供する決済装置であって、前記携帯端末装置と情報を送受信するための決済装置側通信手段と、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の乗車情報に基づき生成された乗車位置情報と、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の降車情報に基づき生成された降車位置情報及び、前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記携帯端末装置が取得した乗車中位置情報に基づき、経路情報を生成する経路情報生成情報を格納する経路情報生成情報格納手段と、前記経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成する乗車料金情報生成情報を格納する乗車料金情報生成情報格納手段とを有することを特徴とする決済装置により達成される。
第6の発明によれば、前記決済装置は、前記携帯端末装置から取得した前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置情報に基づき経路情報を生成する。また、前記決済装置は、前記経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成する。
すなわち、前記決済装置は、前記携帯端末装置から取得した前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置情報を前記経路情報とするため、利用者の前記乗車位置から前記降車位置までの経路を把握することができる。
そして、この経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成するので、前記決済装置は、例えば1メートル毎の乗車料金等の正確な前記乗車料金情報を算出することができる。
すなわち、従来と異なり緻密な乗車料金となるので、利用者に不快感を与えることもない。
前記課題は、第7の発明によれば、有料運搬手段を利用する利用者が有する携帯端末装置の制御方法であって、第1の端末側通信手段が前記有料運搬手段に搭載される乗降認証装置から乗車情報を受信するため乗車情報受信工程と、位置情報取得手段が位置情報を取得する位置情報取得工程と、乗車位置情報生成情報に従い、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記乗車情報に基づき、乗車位置情報を生成する乗車位置情報生成工程と、乗車位置情報格納手段に前記乗車位置情報を格納する乗車位置情報格納工程と、第1の端末側通信手段が前記有料運搬手段に搭載される乗降認証装置から降車情報を受信するため降車情報受信工程と、降車位置情報生成情報に従い、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記降車情報に基づき、降車位置情報を生成する降車位置情報生成工程と、降車位置情報格納手段に前記降車位置情報を格納する降車位置情報格納工程と、計時手段が時刻情報を取得する計時工程と、前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記時刻情報に従い前記位置情報取得手段が乗車中位置情報を取得する乗車中位置情報取得工程と、乗車中位置情報格納手段に前記乗車中位置情報を格納する乗車中位置情報格納工程と、第2の端末側通信手段が前記携帯端末装置に対して前記有料運搬手段の乗車料金情報を提供する決済装置に、前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置情報を送信する乗車位置情報等送信工程と、前記決済装置が生成した前記乗車料金情報を受信する乗車料金情報受信工程と、を有することを特徴とする携帯端末装置の制御方法により達成される。
第7の発明によれば、第4の発明と同様に、前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置情報に基づいて前記決済装置が前記乗車料金情報を生成することができるので、前記決済装置はより緻密な前記乗車料金情報を前記携帯端末装置に提供することができる。
前記課題は、第8の発明によれば、有料運搬手段を利用する利用者が有する携帯端末装置に対して前記有料運搬手段の乗車料金情報を提供する決済装置の制御方法であって、決済装置側通信手段が前記携帯端末装置から、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の乗車情報に基づき生成された乗車位置情報と、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の降車情報に基づき生成された降車位置情報及び、前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記携帯端末装置が取得した乗車中位置情報を受信する乗車位置情報等受信工程と、経路情報生成情報に従い、前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置乗車に基づき、経路情報を生成する経路情報生成工程と、乗車料金情報生成情報に従い、前記経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成する乗車料金情報生成工程と、決済装置側通信手段が前記乗車料金情報を前記携帯端末装置に送信する乗車料金情報送信工程と、を有することを特徴とする決済装置の制御方法により達成される。
第8の発明によれば、第6の発明と同様に、前記決済装置は、前記携帯端末装置から取得した前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置情報を前記経路情報とするため、利用者の前記乗車位置から前記降車位置までの経路を把握することができる。
そして、この経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成するので、前記決済装置は、例えば1メートル毎の乗車料金等の正確な前記乗車料金情報を算出することができる。
すなわち、従来と異なり緻密な乗車料金となるので、利用者に不快感を与えることもない。
前記課題は、第9の発明によれば、コンピュータに、決済装置側通信手段が携帯端末装置から、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の乗車情報に基づき生成された乗車位置情報と、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の降車情報に基づき生成された降車位置情報及び、前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記携帯端末装置が取得した乗車中位置情報を受信する乗車位置情報等受信工程と、経路情報生成情報に従い、前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置乗車に基づき、経路情報を生成する経路情報生成工程と、乗車料金情報生成情報に従い、前記経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成する乗車料金情報生成工程と、決済装置側通信手段が前記乗車料金情報を前記携帯端末装置に送信する乗車料金情報送信工程と、を実行させるための決済装置の制御プログラムにより達成される。
第9の発明によれば、第6の発明と同様に、前記決済装置は、前記携帯端末装置から取得した前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置情報を前記経路情報とするため、利用者の前記乗車位置から前記降車位置までの経路を把握することができる。
そして、この経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成するので、前記決済装置は、例えば1メートル毎の乗車料金等の正確な前記乗車料金情報を算出することができる。
すなわち、従来と異なり緻密な乗車料金となるので、利用者に不快感を与えることもない。
前記課題は、第10の発明によれば、コンピュータに、決済装置側通信手段が携帯端末装置から、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の乗車情報に基づき生成された乗車位置情報と、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の降車情報に基づき生成された降車位置情報及び、前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記携帯端末装置が取得した乗車中位置情報を受信する乗車位置情報等受信工程と、経路情報生成情報に従い、前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置乗車に基づき、経路情報を生成する経路情報生成工程と、乗車料金情報生成情報に従い、前記経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成する乗車料金情報生成工程と、決済装置側通信手段が前記乗車料金情報を前記携帯端末装置に送信する乗車料金情報送信工程と、を実行させるための決済装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体により達成される。
第10の発明によれば、第6の発明と同様に、前記決済装置は、前記携帯端末装置から取得した前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置情報を前記経路情報とするため、利用者の前記乗車位置から前記降車位置までの経路を把握することができる。
そして、この経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成するので、前記決済装置は、例えば1メートル毎の乗車料金等の正確な前記乗車料金情報を算出することができる。
すなわち、従来と異なり緻密な乗車料金となるので、利用者に不快感を与えることもない。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の乗車料金算出システムの実施の形態であるタクシー乗車料金精算システム10を示す概略図である。
図1に示すようにタクシー乗車料金精算システム10は、本システムを利用する利用者(甲)が所持する携帯端末装置100と、有料運搬手段である例えば、タクシー(乙)に搭載される乗降車認証装置200とを有している。
また、タクシー乗車料金精算システム10、携帯端末装置100と携帯電話の基地局11を介して接続される決済装置300を有している。
この決済装置300は、図1に示すように決済センタ12に配置されている。
携帯端末装置100は、携帯端末本体110と、IC(集積回路)カード150とを有している。
そして、この携帯端末本体110は後述するように位置情報取得手段である例えばGPS(Global Positioning System)装置111を有しており、このGPS装置111は、図1のGPS衛星13a乃至13dから信号を受信することで、自己の位置情報である緯度、経度及び高度を認識できる構成となっている。
(携帯端末本体110等のハードウエア構成等について)
図2は携帯端末本体110の主なハードウエア構成を示す概略図である。
図2に示すように携帯端末本体110は、例えばコンピュータ等を有しており、コンピュータは、バス112を有しており、このバス112に、CPU(Central Processing Unit)113、RAM(Random Access Memory)114、ROM(Read Only Memory)115等が配置されている。
また、バス112には、GPS装置111が接続されている。さらに、決済装置300と情報を送受信するための第2の端末側通信手段である例えば、携帯通信装置116が接続されている。
携帯通信装置116は、基地局11を介して決済サーバ300と情報の授受をする構成となっている。
また、バス112には、ICカード150に格納される情報を読み出したり、書き込みを行うために本体側ICカードリードライタ装置117が接続されている。
本体側ICカードリードライタ装置117には、ICカード150と接続するための本体側接続装置117aが設けられている。
さらに、バス112には、テンキー等の入力装置118やディスプレイ等の表示装置119も接続されている。
また、バス112には、時刻情報を取得する計時手段である例えば、計時装置130も接続されている。
すなわち、このバス112はすべてのデバイスを接続する機能を有し、アドレスやデータパスを有する内部パスである。
CPU113は所定のプログラムの処理を行う他、バス112に接続されたROM115等を制御している。ROM115は、各種プログラムや各種情報等を格納している。
RAM114は、プログラム処理中のメモリの内容を対比したり、プログラムを実行するためのエリアとしての機能を有する。
(ICカード150のハードウエア構成等について)
図3はICカード150の主なハードウエア構成等を示す概略図である。
図3に示すように、ICカード150は、矩形からなるカード本体153を有し、カード本体153上には、IC151が設けられている。また、IC151にはアンテナ152が接続されている。
このため、ICカード150は、アンテナ152を対象物である乗降認証装置200に近接させることで、乗降認証装置200と非接触で通信が可能な構成となっている。
すなわち、ICカード150は、乗降認証装置200と情報を送受信する第1の端末側通信手段の一例である。
ところで、図3のIC151と図2の本体側接続装置117aとは相互に通信可能に連結されると共に、容易に着脱可能な構成となっている。
このため、図1の利用者(甲)はICカード150を容易に携帯端末本体110に装着できるだけでなく、容易に取り外すこともできる構成となっている。
(乗降認証装置200のハードウエア構成等について)
図4は、乗降認証装置200の主なハードウエア構成等を示す概略図である。図4に示すように、乗降認証装置200はコントローラ210と、携帯端末装置100側であるICカード150との間の情報を送受信するための認証装置側通信手段である例えば、認証側ICカードリードライタ装置250を有している。
コントローラ210は、図3の携帯端末本体110と同様にバス112と、バス112に接続されたCPU113、RAM114、ROM115、入力装置118、表示装置119を有すると共に、バス112は各種情報を格納するためのハードディスク120やコントロール側IF回路121が接続されている。
コントロール側IF回路121は、シリアル等の中間周波増幅回路(IF amplifier)で構成されている。
一方、認証側ICカードリードライタ装置250は、図3のICカード150のアンテナ152との間で信号の授受を行う他、図4に示すようにリードライタ側IF回路251を有している。
このリードライタ側IF回路251はコントローラ210のコントローラ側IF回路121と同様の構成となっている。
このため、これらリードライタ側IF回路251とコントローラ側IF回路121との間はシリアル等のIF接続され、認証側ICカードリードライタ装置250とコントローラ210との間で信号の授受が可能な構成となっている。
(決済装置300のハードウエア構成等について)
図5は決済サーバ300の主なハードウエア構成等を示す概略図である。
図5に示すように決済装置300は、図4のコントローラ210と同様にバス112を有し、このバス112には、CPU113、RAM114、ROM115、入力装置118、表示装置119、ハードディスク120が接続されている。
また、バス112には、携帯端末本体110と情報の送受信をする決済装置側通信手段である例えば決済側通信装置301が接続されている。
この決済側通信装置301は基地局11等を介して携帯電話回線等を用いて通信を行う構成となっている。
(ICカード150等のソフトウエア構成等について)
図6は、ICカード150等の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。
図6に示すように、ICカード150には、図1の利用者(甲)の例えば会員ID番号等を登録するための会員ID情報登録用データファイル154を有している。会員ID情報登録用データファイル154はICカードの識別情報を格納する識別情報格納手段の一例となっている。
また、ICカード150は、ICカード150を図4の乗降認証装置200の認証側ICリードライタ装置250に近接させ、通信を行ったときに乗降認証装置200から読み取りエラー情報を受け取る場合がある。そのため、かかる読み取りエラー情報を登録するための読み取りエラー情報登録用データファイル155を有している。
また、ICカード150は、会員ID情報登録用データファイル154内の会員ID情報を図4の乗降認証装置200へ送信した場合に、認証エラー情報を受け取る場合ある。そのため、かかる認証エラー情報を登録する認証エラー情報登録用データファイル156を有している。
また、ICカード150の会員IC情報の認証が成功すると、乗降認証装置200から乗車登録情報が送信される。このため、ICカード150は、乗車登録情報登録用データファイル157を有している。
また、利用者がタクシー(乙)から降車する際、ICカード150を乗降認証装置200に近接させると、乗降認証装置200は、自己の乗車登録を削除したこと、すなわち、降車したことを示す乗車登録削除情報をICカード150へ送信する。このため、ICカード150には乗車登録削除情報登録用データファイル159を有している。
また、ICカード150には、利用者が図示しない装置を用いることで、金額情報を入力できる構成となっている。このため、ICカード150には、残高情報登録用データファイル158を有している。すなわち、残高情報登録用データファイル158は金額情報を格納する金額情報格納手段の一例である。
(携帯端末本体110等のソフトウエア構成等について)
図7は、携帯端末本体110の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。
図7に示すように、携帯端末本体110は、携帯端末本体110等を制御する端末制御部131を有している。
この端末制御部131には、図2に示すGPS装置111、携帯通信装置116、本体側ICカードリードライタ装置117、計時装置130、表示装置119、そして入力装置118の動作を制御等するGPS装置管理部111a、携帯通信装置管理部116a、本体側ICカードリードライタ装置管理部117b、計時装置管理部130a、表示装置管理部119a、そして入力装置管理部118aがそれぞれ接続されている。
また、携帯端末本体110には、図6のICカード150の読み取りエラー情報登録用データファイル155の読み取りエラー情報が入力される場合あるため、読み取りエラー情報登録用データファイル132を有している。
また、この読み取りエラー情報は携帯端末装置100の利用者に報知する必要があるため、図2の表示装置119に表示される。そのため、携帯端末本体110は、読み取りエラー表示用データファイル133を有している。
また、携帯端末本体110には、図6のICカード150から認証エラー情報が入力される場合があるため、認証エラー情報登録用データファイル134を有している。
そして、この認証エラー情報も携帯端末装置100の利用者に報知する必要があるため、表示装置119に表示される。このため、携帯端末本体110は、認証エラー表示用データファイル135を有している。
図6のICカード150から乗車登録情報が入力されるため、携帯端末本体110は、乗車登録情報登録用データファイル136を有している。
また、携帯端末本体110は、乗車登録情報を取得すると、GPS装置111から取得した位置情報を含めて乗車位置情報を生成する。このため、携帯端末本体110は乗車位置情報生成用データファイル138を有している。
すなわち、乗車位置情報生成用データファイル138は、乗車位置情報生成情報格納手段の一例である。具体的には、乗車位置情報は、乗車登録情報と、この乗車登録情報を取得したときの緯度、経度及び高度等の位置情報等から構成される。
このように生成された乗車位置情報を登録するため、携帯端末本体110は、乗車位置情報登録用データファイル137を有している。乗車位置情報登録用データファイル137は、乗車位置情報格納手段の一例である。
また、図6のICカード150から乗車登録削除情報が入力されるため、携帯端末本体110は、乗車登録削除情報を登録する乗車登録削除情報登録用データファイル139を有している。
また、携帯端末本体110は、乗車登録削除情報を取得すると、GPS装置111から取得した位置情報を含めて降車位置情報を生成する。このため、携帯端末本体110は、降車位置情報生成用データファイル140を有している。
すなわち、降車位置情報データファイル140は、降車位置情報生成情報格納手段の一例である。具体的には、降車位置情報は、乗車登録削除情報と、この乗車登録削除情報を取得したときの緯度、経度及び高度等の位置情報等から構成される。
このように生成された降車位置情報を登録するため、携帯端末本体110は、降車位置情報登録用データファイル141を有している。降車位置情報登録用データファイル141は、降車位置情報格納手段の一例である。
また、携帯端末本体110は、上述の乗車位置情報と降車位置情報の間、すなわち、利用者がタクシー(乙)に乗車している間(乗車中)に、GPS装置111で位置の測位を行う。
具体的には、例えば、一定の時間の経過毎に測位を行い、その測位結果を乗車中位置情報として取得する。
このため、携帯端末本体110は、このような乗車中の測位間隔情報を格納する乗車中測位間隔情報登録用データファイル142を有している。この測位間隔情報は、例えば10秒や1秒等の任意の値とすることができる。
携帯端末本体110は、この測位間隔情報に基づいてGPS装置111により緯度、経度及び高度等の位置情報を取得し、乗車中位置情報として登録する。このため、携帯端末本体110は、乗車中位置情報用データファイル143を有している。乗車中位置情報用データファイル143は、乗車中位置情報格納手段の一例である。
また、携帯端末本体110は、ICカード150から入力される会員ID情報を登録する会員ID情報登録用データファイル151を有している。
また、携帯端末本体110は、図5の決済装置300に上述の乗車位置情報、降車位置情報、乗車中位置情報及び会員ID情報等を送信するが、その送信用情報を生成するために、携帯端末本体110は、決済装置送信情報生成用データファイル144を有している。
そして、携帯端末本体110は、図5の決済装置300から各種のエラー情報を取得する場合があるため、決済装置エラー情報登録用データファイル145を有している。
また、このエラー情報は図2の表示装置119で表示する必要があるため、決済装置エラー表示用データファイル146も有している。
また、携帯端末本体110は、決済装置300から後述する乗車料金情報を受け取るため乗車料金情報登録用データファイル147を有している。
決済装置300が乗車料金情報を取得した携帯端末本体110は、図6のICカード150の残高情報を取得する必要があるため、ICカード残高情報登録用データファイル148を有している。
また、携帯端末本体110は、ICカード150から取得した残高情報に基づき、乗車料金の減額が可能か否かの情報を生成する。このため、携帯端末本体110は、減額可能情報生成用データファイル149を有している。
このように生成された減額可能情報は、利用者に報知する必要があるため、図2の表示装置119に表示される。
このため、携帯端末本体110は減額可能情報表示用データファイル160を有している。
(乗降認証装置200等のソフトウエア構成等について)
図8は、乗降認証装置200の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。
図8に示すように、乗降認証装置200には、乗降認証装置200を制御する認証装置制御部201を有している。認証装置制御部201には、図4に示す認証側ICカードリードライタ装置250、表示装置119及び入力装置118をそれぞれ制御等する認証側ICカードリードライタ装置管理部250a、表示装置管理部119a、そして入力装置管理部118aが接続されている。
また、乗降認証装置200は、ICカード150から図6に示す会員ID情報を取得し、その可否(適否)を判断するため、会員ID情報データベース202及び会員ID情報可否情報生成用データファイル203を有している。
すなわち、乗降認証装置200は、会員ID情報データベース202及び会員ID情報可否情報生成用データファイル203に基づき会員ID情報可否情報を生成する。この会員ID情報可否情報は、識別情報可否情報の一例であり、会員ID情報可否情報生成用データファイル203は、識別情報可否情報格納手段の一例である。
会員ID情報を可とした場合は、乗降認証装置200は乗車登録情報を生成し、IDカード150へ送信される。
このため、乗降認証装置200は、乗車登録情報生成用データファイル204を有している。乗降認証装置200は、乗降登録情報生成用データに基づき乗車登録情報を生成する。
生成された乗車登録情報を登録するため、乗降認証装置200は、乗車登録情報登録用データファイル205を有している。
また、乗降認証装置200は、利用者がタクシー(乙)から降車するときは、乗車登録削除情報を生成し、ICカード150へ送信する。
このため、乗降認証装置200には、乗車登録削除情報生成用データファイル206と乗車登録削除情報登録用データファイル207を有している。
すなわち、乗車登録情報と乗車登録削除情報が、それぞれ乗車情報と降車乗車の一例であり、乗車登録情報生成用データファイル204と乗車登録削除情報生成用データファイル206が乗車等情報生成情報格納手段の一例である。
(決済装置300等のソフトウエア構成等について)
図9は、決済装置300の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。
図9に示すように、決済装置300は、決済装置300全体を制御する決済装置制御部302を有している。また、図5に示す決済側通信装置301、表示装置119、そして入力装置118を制御等する決済側通信装置管理部301a、表示装置管理部119a、そして入力装置管理部118aが、それぞれ、決済装置制御部302に接続されている。
決済装置300は、図8の乗降認証装置200と同様に、会員ID情報データベース303及び会員ID情報可否情報生成用データファイル304を有している。
また、決済装置300は、携帯端末本体110から送信された会員ID情報が適当でない場合、会員ID情報エラー情報を携帯端末本体110へ送信する。このため、会員ID情報エラー情報生成用データファイル305を有している。
また、決済装置300は、携帯端末本体110から送信される上述の乗車位置情報、降車位置情報、乗車中位置情報及び会員ID情報等を格納する乗車位置情報等登録用データファイル306を有している。
また、決済装置300は、携帯端末本体110から送信された上述の乗車位置情報等から走行距離を算出するための各種データを有している。
具体的には、交差点情報生成用データファイル307、走行ルート情報生成用データファイル308、走行距離情報生成用データファイル309を有している。
すなわち、決済装置300は、交差点情報等から経路情報である例えば、走行ルートを求め、この走行ルートから走行距離情報を求める。このため、走行ルート情報生成用データファイル308等が経路情報生成情報格納手段の一例である。なお、走行距離情報の算出方法については後で詳細に説明する。
また、決済装置300は、走行距離情報の算出の際に用いるため各種のデータベースを有している。すなわち、交差点情報データベース310、経路データベース311、地図データベース312である。
また、決済装置300は、走行距離情報に基づき乗車料金情報を生成する。このため、乗車料金生成用データファイル313、乗車料金登録用データファイル314、そして走行距離課金体系データベース315を有している。
すなわち、決済装置300は、算出された走行距離情報に基づき、走行距離課金体系データベース315等のデータを参照して、乗車料金情報を生成し、生成された乗車料金情報は、携帯端末本体110に送信されると共に、乗車料金登録用データファイル314に登録される。この乗車料金生成用データファイル313等が乗車料金情報生成情報格納手段の一例である。
(タクシー乗車料金精算システム10等の動作等について)
タクシー乗車料金精算システム10は以上のように構成等されているが、以下、その動作等について以下説明する。
以下では、図1の利用者(甲)が図の左側でタクシー(乙)に乗車し、図の右側でタクシー(乙)を降車する場合を例に説明する。
図10乃至図17はタクシー乗車料金精算システム10等の動作等を示す概略フローチャートである。
(事前ステップ)
先ず、本システムを利用するには、利用者(甲)は事前に以下の手続を行う。
図10のST1に示すように、会員ID情報を入力する。すなわち、ICカード150に利用者(甲)の会員ID番号等を入力する。
具体的には図6の会員ID情報登録用データファイル154に、会員ID情報等が登録される。
次に、ST2に示すように入金処理が行われる。すなわち、図6の残高情報登録用データファイル158に、金額(例えば1000円)が入金される。
そして、ST3に示すようにICカード150が携帯端末装置100に装着される。すなわち、利用者(甲)は、自己のICカード150を図2に示すように、携帯端末本体110の本体側接続装置117aと接続する。
また、ST4及びST5に示すように、乗降認証装置200及び決済装置300にも、会員ID情報が登録される。すなわち、利用者(甲)の会員ID番号等は乗降認証装置200の会員ID情報データベース202(図8参照)及び決済装置300の会員ID情報データベース303(図9参照)に登録される
以上で事前ステップが終了する。
(乗車ステップ)
ST6に示すように、利用者(甲)はICカード150を装着した携帯端末装置100を所持して図1の左側でタクシー(乙)に乗車する。
タクシー(乙)には、乗降認証装置200が搭載されているので、利用者(甲)は、ICカード150を乗降認証装置200の認証側ICカードリードライタ装置250(図4)に近づける。これにより、ICカード150のアンテナ152から会員ID番号等が非接触で送信される。
すなわち、図6の会員ID情報登録用データファイル154内の会員ID情報が、乗降認証装置200へ送信される。
次に、ST7の会員ID情報受信を行う。すなわち、図4の乗降認証装置200が会員ID番号等を受信する。そして、図8の会員ID情報可否情報生成用データファイル203が、受信した会員ID情報について会員ID情報可否情報を生成する(ST8)。
具体的には、会員ID情報データベース202にデータを参照して判断する。
乗降認証装置200が、会員ID情報の読み取りに失敗すると、読み取りエラー情報をICカード150へ送信する(ST9)。
ICカード150は、読み取りエラー情報を図6の読み取りエラー情報登録用データファイル155に格納すると共に、携帯端末本体110へ読み取りエラー情報を送信する(ST10及びST11)。
携帯端末本体110は、読み取りエラー情報を受信し(ST12)、図7の読み取りエラー情報登録用データファイル132に読み取りエラー情報を格納すると共に、読み取りエラー情報を図2の表示装置119に表示する(ST13)。具体的には、図7の読み取りエラー表示用データファイル133のデータに基づき行われる。
これにより、利用者(甲)は、エラーであることがわかり、再びICカード150を乗降認証装置200に近づけて、自己の会員ID番号等の情報を送信することができる。
一方、ST8で会員ID番号等の読み取りに成功した場合は、図8の乗降認証装置200は、会員ID情報可否情報生成用データファイル203内にデータと、会員ID情報データベース202内の会員情報により、会員ID情報の可否(適否)を判断する(ST14)。
乗降認証装置200が、会員ID情報は不可(適当でない)と判断した場合は、会員IDエラー情報がICカード150へ送信される(ST15)。会員IDエラー情報を受信したICカード150は、受信した会員IDエラー情報を携帯端末本体110へ送信する(ST16及びST17)。
携帯端末本体110は、会員IDエラー情報を受信し(ST18)、図4の表示装置119に、会員IDエラー情報を表示する(ST19)。
したがって、利用者(甲)は会員ID番号等の入力が正しかったか否かを確認することができる。
一方、ST14で会員ID情報等が適当であると判断された場合は、乗降認証装置200は、乗車登録情報登録用データファイル205を参照して、既に乗車登録をしているか否かを判断する(ST20)。
既に乗車登録をしていると判断した場合は、乗車中と判断し、乗車登録を未だしていない場合は、乗降認証装置200は乗車登録情報を乗車登録情報登録用データファイル205に登録する(ST21)。そして、図8の乗車登録情報生成用データファイル204内のデータに基づき乗車登録情報を生成し、ICカード150へ送信される(ST22)。
ICカード150は、乗車登録情報を受信すると、図6の乗車登録情報登録用データファイル157に登録し、携帯端末本体110へ乗車登録情報を送信する(ST23及びST24)(乗車情報受信工程の一例)。
乗車登録情報を受信した携帯端末本体110は、乗車登録情報を図7の乗車登録情報登録用データファイル136に登録する(ST25)。
一方、同時に、携帯端末本体110のGPS装置111は、乗降認証装置200が乗車登録を行ったときの、タクシー(乙)の緯度、経度及び高度等の位置情報を測位する(ST26)(位置情報取得工程の一例)。
そして、携帯端末本体110は、この測位された位置情報と乗車登録情報とに基づいて、乗車位置情報を生成する(乗車位置情報生成工程の一例)。具体的には、図7の乗車位置情報生成用データファイル138内のデータに基づき生成される。
そして、生成された乗車位置情報は図7の乗車位置情報登録用データファイル137に登録される(ST27)(乗車位置情報格納工程の一例)。
(乗車中ステップ)
利用者(甲)はタクシー(乙)に乗車し目的に向かって移動中である。携帯端末本体110は、図7の乗車中測位間隔情報登録用データファイル139内の測位間隔、例えば10秒間隔というデータを取得する(ST30)。
そして、図2の計時装置130に基づき、測位間隔の時間が経過したか否かを判断する(ST31)(計時工程の一例)。
そして、例えば、10秒経過した場合は、GPS装置111により測位し、緯度、経度及び高度等の位置情報を取得する(ST32)(乗車中位置情報取得工程の一例)。
取得した乗車中位置情報を図7の乗車中位置情報用データファイル143に格納する(ST33)(乗車中位置情報格納工程の一例)。
次に、乗降認証装置200へICカード150が情報を送信したか否かを判断する(ST34)。そして、乗降認証装置200へICカード150が情報を送信したと判断した場合は、利用者(甲)がタクシー(乙)から降車すると判断し、乗車ステップを終了する。
一方、乗降認証装置200へICカード150が未だ情報を送信していない場合は、乗車中と判断し、ST30乃至ST33までの動作を繰り返すことになる。したがって、携帯端末本体110は、タクシー(乙)で移動中における位置情報を多数取得することができる。
(降車ステップ)
利用者(甲)は図1の右側でタクシー(乙)から降車する。図12のST34で、ICカード150から乗降認証装置200へ送信される情報は、会員ID情報なので、乗降認証装置200は会員ID情報を受信する(ST42)。そして、上述のST8乃至ST19と同様の処理であるST43乃至ST54が行われる。
そして、その後、ST55に示すように乗車登録済みか否かを判断する。
すなわち、図8の乗降認証装置200は、乗車登録情報登録用データファイル205を参照して、利用者(甲)の会員ID情報等について乗車登録がなされているか否かを判断する。
そして、乗車登録されていない場合は、乗車時の登録漏れと判断して、それ以外の処理を行う。
一方、乗車登録されている場合は、乗降認証装置200は、乗車登録削除情報生成用データファイル206に基づき乗車登録情報の削除情報を生成する(ST56)。
この乗車登録削除情報はICカード150へ送信される(ST57)。
乗車登録削除情報を受信したICカード150は、図6の乗車登録削除情報登録用データファイル159に、乗車登録削除情報を登録すると共に、乗車登録削除情報を携帯端末本体110へ送信する(ST58及びST59)(降車情報受信工程の一例)。
携帯端末本体110は、受信した乗車登録削除情報を図7の乗車登録削除情報登録用データファイル139に登録する(ST60)。
同時に、携帯端末本体110はGPS装置111が測位し、乗車登録削除情報が生成されたときの携帯端末本体110の緯度、経度及び高度等の位置情報を取得する(ST61)。
そして、携帯端末本体110は、降車位置情報生成用データファイル140に基づいて、測位した位置情報と、受信した乗車登録削除情報とで降車位置情報を生成し、図7の降車位置情報登録用データファイル141に格納する(ST62)(降車位置情報生成工程及び降車位置情報格納工程の一例)。
(決済ステップ)
利用者(甲)はタクシー(乙)の利用が終了すると精算のための決済ステップを行う。
携帯端末本体110は、決済装置送信情報生成用データファイル144に基づき、乗車位置情報、乗車中位置情報、降車位置情報、会員ID情報等を決済装置300へ送信する(ST70及びST71)(乗車位置情報等送信工程の一例)。
決済装置300は、これらの情報を受信する(乗車位置情報等受信工程の一例)。そして、決済装置300は、これら受信した情報から会員ID情報を抽出し、図9の会員ID情報可否情報生成用データファイル304に基づき判断し(ST73)、不可と判断されると会員ID情報エラー情報生成用データファイル305に基づき、会員ID情報エラー情報が携帯端末本体110へ送信される(ST74)。
会員ID情報エラー情報を受信した携帯端末本体110は、会員ID情報エラー情報を図2の表示装置119に表示する(ST75及びST76)。
このため、利用者(甲)は、送信した会員ID情報等の間違いを知り、その対策を行うことができる。
一方、ST73で、会員ID情報が可(適当)と判断された場合は、乗車料金情報を生成する(ST77)。図17のST100乃至ST106は、ST77の乗車料金情報性工程を示す概略フローチャートである。
また、図18は、決済装置300が、携帯端末本体110から受信した会員ID情報、乗車位置情報、乗車中位置情報、降車位置情報等を示すデータ例である。
先ず、決済装置300は、携帯端末本体110から受信した情報から乗車位置情報、複数の乗車中位置情報、そして降車位置情報を抽出する(ST100)。
このうち、乗車中位置情報は例えば、10秒毎の情報となっている。
このように抽出された位置情報を図9の経路データベース311等を用いてルートエンジンに投入する(ST101)。
そして、交差点情報データベース310等と、これらの位置情報を利用して通過した交差点を求める(ST102)。
そして、地図データベース312や交差点情報に基づき走行ルートを求める(経路情報生成工程の一例)。
図19は、求められた走行ルート例を示す概略説明図である。図19に示すように、携帯端末本体110から受信した位置情報を基礎に交差点情報、経路情報(ルートエンジン)、地図情報を重ね合わせることで、走行ルートを道路に沿って正確に把握することができる。
このようにして求められた走行ルートは、上述の乗車中位置情報のデータ量が多ければ多いほど、正確となる。本実施の形態では、10秒毎に測位し乗車中位置情報を取得したが、この間隔は、その状況に応じて任意に設定することで効率的に走行ルートを把握することができる。
次に、図17のST104で、求められた走行ルートの総距離を定める。ここで算出された総距離は走行ルートが正確なため、精度の高い正確な距離となる。次に、図9の走行距離課金体系データベース315を用いて、走行距離に合った乗車料金を求める(ST105)(乗車料金情報生成工程の一例)。
ここで求められた、乗車料金は、正確な走行ルートに基づくため、走行距離の単位を緻密に例えば、1m単位とすれば、1m単位の料金とすることができる。
したがって、従来のように利用者(甲)がタクシーの降車直前に80円等の加算がされることはなく、より緻密な乗車料金とすることができ、利用者に不快感を与えることがない。
また、本システムでは、利用者(甲)は携帯端末本体110のICカード150をタクシー(乙)の乗降認証装置200に近接させるだけなので、煩わしい動作等を利用者に強いることがなく、利用者にとって使いやすいシステムとなっている。
ところで、次に、図17のST106で算出された乗車料金情報が携帯端末本体110へ送信されることになる。すなわち、図15のST78に戻り、乗車料金情報は携帯端末本体110へ送信される(ST78及びST79)(乗車料金情報受信工程及び乗車料金情報送信工程の一例)。
携帯端末本体110は、残高情報をICカード150に要求する(ST80)。そして、ICカード150が残高要求情報に基づき、図6の残高情報登録用データファイル158から残高情報を取得し、携帯端末本体110へ送信する(ST82)。
携帯端末本体110は残高情報を図7のICカード残高情報登録用データファイル148内に登録する(ST83)。
そして、図7の減額可能情報生成用データファイル149に基づき、残高が十分か否かを判断する(ST84)。残高が不足する場合は、図7の減額可能情報表示用データファイル160内のデータに基づき図2の表示装置119にその旨、表示する。
これにより、利用者はICカード150の残高不足を知ることができる。
一方、ST84で残高が十分な場合は、携帯端末本体110がICカード150へ減額処理情報を送信し(ST86)、この情報に基づきICカード150の図6の残高情報登録用データファイル158内の情報が書き換えられることになる(ST87)。
以上で、決済ステップが終了する。
以上のように、本実施の形態では、携帯端末本体110に配置されたICカード150に金額情報を格納し、この金額情報に基づいて決済(課金)処理を行うため、利用者に煩わしい手続等を強いることがない、使いやすいシステムとなっている。
なお、本実施の形態では図18の決済方法にバリューとあるようにICカード150内に入金された金額からの処理の例を示したが、タクシーの利用者がシルバーパス所持者の場合は、その旨の情報を決済装置300へ提供することで割引の適用を行う構成とすることもできる。
(プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等について)
コンピュータに上述の動作例の乗車位置情報等受信工程、経路情報生成工程、乗車料金情報生成工程、乗車料金情報送信工程等を実行させるための決済装置の制御プログラム等とすることができる。
また、このような決済装置の制御プログラム等を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とすることもできる。
これら決済装置の制御プログラム等をコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態にするために用いられるプログラム格納媒体は、例えばフロッピー(登録商標)のようなフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc−Recordable)、CD−RW(Compact Disc−Rewriterble)、DVD(Digital Versatile Disc)などのパッケージメディアのみならず、プログラムが一時的若しくは永続的に格納される半導体メモリ、磁気ディスクあるいは光磁気ディスクなどで実現することができる。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。さらに、上述の各実施の形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
本発明の乗車料金算出システムの実施の形態であるタクシー乗車料金精算システムを示す概略図である。 携帯端末本体の主なハードウエア構成を示す概略図である。 ICカードの主なハードウエア構成等を示す概略図である。 乗降認証装置の主なハードウエア構成等を示す概略図である。 決済サーバの主なハードウエア構成等を示す概略図である。 ICカード等の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。 携帯端末本体の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。 乗降認証装置の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。 決済装置の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。 タクシー乗車料金精算システム等の動作等を示す概略フローチャートである。 タクシー乗車料金精算システム等の動作等を示す他の概略フローチャートである。 タクシー乗車料金精算システム等の動作等を示す他の概略フローチャートである。 タクシー乗車料金精算システム等の動作等を示す他の概略フローチャートである。 タクシー乗車料金精算システム等の動作等を示す他の概略フローチャートである。 タクシー乗車料金精算システム等の動作等を示す他の概略フローチャートである。 タクシー乗車料金精算システム等の動作等を示す他の概略フローチャートである。 タクシー乗車料金精算システム等の動作等を示す他の概略フローチャートである。 決済装置が、携帯端末本体から受信した会員ID情報、乗車位置情報、乗車中位置情報、降車位置情報等を示すデータ例である。 求められた走行ルート例を示す概略説明図である。
符号の説明
10・・・タクシー乗車料金精算システム、11・・・基地局、12・・・決済センタ、13a乃至13d・・・GPS衛星、100・・・携帯端末装置、110・・・携帯端末本体、111・・・GPS装置、112・・・バス、113・・・CPU、114・・・RAM、115・・・ROM、116・・・携帯通信装置、116a・・・携帯通信装置管理部、117・・・本体側ICカードリードライタ装置、117a・・・本体側接続装置、117b・・・本体側ICカードリードライタ装置管理部、118・・・入力装置、118a・・・入力装置管理部、119・・・表示装置、119a・・・表示装置管理部、120・・・ハードディスク、121・・・コントロール側IF回路、130・・・計時装置、130a・・・計時装置管理部、131・・・端末制御部、132・・・読み取りエラー情報登録用データファイル、133・・・読み取りエラー表示用データファイル、134・・・認証エラー情報登録用データファイル、135・・・認証エラー表示用データファイル、136・・・乗車登録情報登録用データファイル、138・・・乗車位置情報生成用データファイル、139・・・乗車登録削除情報登録用データファイル、140・・・降車位置情報生成用データファイル、141・・・降車位置情報登録用データファイル、142・・・乗車中測位間隔情報登録用データファイル、143・・・乗車中位置情報用データファイル、144・・・決済装置送信情報生成用データファイル、145・・・決済装置エラー情報登録用データファイル、146・・・決済装置エラー表示用データファイル、147・・・乗車料金情報登録用データファイル、148・・・ICカード残高情報登録用データファイル、149・・・減額可能情報生成用データファイル、150・・・ICカード、151・・・IC、154・・・会員ID情報登録用データファイル、155・・・読み取りエラー情報登録用データファイル、156・・・減額可能情報表示用データファイル、157・・・乗車登録情報登録用データファイル、158・・・残高情報登録用データファイル、159・・・乗車登録削除情報登録用データファイル、160・・・減額可能情報表示用データファイル、200・・・乗降認証装置、201・・・認証装置制御部、202・・・会員ID情報データベース、203・・・会員ID情報可否情報生成用データファイル、204・・・乗車登録情報生成用データファイル、205・・・乗車登録情報登録用データファイル、206・・・乗車登録削除情報生成用データファイル、207・・・乗車登録削除情報登録用データファイル、300・・・決済装置、301・・・決済側通信装置、210・・・コントローラ、250・・・認証側ICカードリードライタ装置、251・・・リードライタ側IF回路、302・・・決済装置制御部、303・・・会員IDデータベース、304・・・会員ID情報可否情報生成用データファイル、305・・・会員ID情報エラー情報生成用データファイル、306・・・乗車位置情報等登録用データファイル、307・・・交差点情報生成用データファイル、308・・・走行ルート情報生成用データファイル、309・・・走行距離情報生成用データファイル、310・・・交差点情報データベース、311・・・経路データベース、312・・・地図データベース、313・・・乗車料金生成用データファイル、314・・・乗車料金登録用データファイル、315・・・走行距離課金体系データベース。

Claims (10)

  1. 有料運搬手段を利用する利用者が有する携帯端末装置と、
    前記有料運搬手段に搭載される乗降認証装置と、
    前記携帯端末装置に対して前記有料運搬手段の乗車料金情報を提供する決済装置と、を有する乗車料金自動算出システムであって、
    前記携帯端末装置は、
    位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    時刻情報を取得する計時手段と、
    前記乗降認証装置と情報を送受信するため第1の端末側通信手段と、
    前記決済装置と情報を送受信するための第2の端末側通信手段と、を有し、
    前記乗降認証装置は、
    前記携帯端末装置と情報を送受信するための認証装置側通信手段と、
    前記携帯端末装置に対し提供する、少なくとも乗車情報及び降車情報を生成する乗車等情報生成情報を格納する乗車等情報生成情報格納手段と、を有し、
    前記携帯端末装置は、
    前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記乗降認証装置から取得した前記乗車情報に基づき、乗車位置情報を生成する乗車位置情報生成情報を格納する乗車位置情報生成情報格納手段と、
    前記乗車位置情報を格納する乗車位置情報格納手段と、
    前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記乗降認証装置から取得した前記降車情報に基づき、降車位置情報を生成する降車位置情報生成情報を格納する降車位置情報生成情報格納手段と、
    前記降車位置情報を格納する降車位置情報格納手段と、
    前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記時刻情報に従い前記位置情報取得手段が取得する乗車中位置情報を格納する乗車中位置情報格納手段と、を有し、
    前記決済装置は、
    前記携帯端末装置と情報を送受信するための決済装置側通信手段と、
    前記携帯端末装置から取得した前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び乗車中位置情報に基づき経路情報を生成する経路情報生成情報を格納する経路情報生成情報格納手段と、
    前記経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成する乗車料金情報生成情報を格納する乗車料金情報生成情報格納手段とを有することを特徴とする乗車料金算出システム。
  2. 前記携帯端末装置は、IC(集積回路)カードを有し、
    前記ICカードが、前記第1の端末側通信手段を有し、
    前記第1の端末側通信手段が、対象物に近接することで非接触の通信が可能な構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の乗車料金算出システム。
  3. 前記ICカードが、
    金額情報を格納する金額情報格納手段と、
    前記ICカードの識別情報を格納する識別情報格納手段を有し、
    前記乗降認証装置は、前記ICカードに識別情報の可否を判断するための識別情報可否情報を格納する識別情報可否情報格納手段を有していることを特徴とする請求項2に記載の乗車料金算出システム。
  4. 有料運搬手段を利用する利用者が有する携帯端末装置であって、
    位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    時刻情報を取得する計時手段と、
    前記有料運搬手段に搭載される乗降認証装置と情報を送受信するため第1の端末側通信手段と、
    前記携帯端末装置に対して前記有料運搬手段の乗車料金情報を提供する決済装置と情報を送受信するための第2の端末側通信手段と、を有し、
    前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記乗降認証装置から取得した前記乗車情報に基づき、乗車位置情報を生成する乗車位置情報生成情報を格納する乗車位置情報生成情報格納手段と、
    前記乗車位置情報を格納する乗車位置情報格納手段と、
    前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記乗降認証装置から取得した前記降車情報に基づき、降車位置情報を生成する降車位置情報生成情報を格納する降車位置情報生成情報格納手段と、
    前記降車位置情報を格納する降車位置情報格納手段と、
    前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記時刻情報に従い前記位置情報取得手段が取得する乗車中位置情報を格納する乗車中位置情報格納手段と、を有することを特徴とする携帯端末装置。
  5. 前記携帯端末装置は、IC(集積回路)カードを有し、
    前記ICカードが、前記第1の端末側通信手段を有し、
    前記第1の端末側通信手段が、対象物に近接することで非接触の通信が可能な構成となっており、
    金額情報を格納する金額情報格納手段を有していることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末装置。
  6. 有料運搬手段を利用する利用者が有する携帯端末装置に対して前記有料運搬手段の乗車料金情報を提供する決済装置であって、
    前記携帯端末装置と情報を送受信するための決済装置側通信手段と、
    前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の乗車情報に基づき生成された乗車位置情報と、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の降車情報に基づき生成された降車位置情報及び、前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記携帯端末装置が取得した乗車中位置情報に基づき、経路情報を生成する経路情報生成情報を格納する経路情報生成情報格納手段と、
    前記経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成する乗車料金情報生成情報を格納する乗車料金情報生成情報格納手段とを有することを特徴とする決済装置。
  7. 有料運搬手段を利用する利用者が有する携帯端末装置の制御方法であって、
    第1の端末側通信手段が前記有料運搬手段に搭載される乗降認証装置から乗車情報を受信するため乗車情報受信工程と、
    位置情報取得手段が位置情報を取得する位置情報取得工程と、
    乗車位置情報生成情報に従い、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記乗車情報に基づき、乗車位置情報を生成する乗車位置情報生成工程と、
    乗車位置情報格納手段に前記乗車位置情報を格納する乗車位置情報格納工程と、
    第1の端末側通信手段が前記有料運搬手段に搭載される乗降認証装置から降車情報を受信するため降車情報受信工程と、
    降車位置情報生成情報に従い、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記降車情報に基づき、降車位置情報を生成する降車位置情報生成工程と、
    降車位置情報格納手段に前記降車位置情報を格納する降車位置情報格納工程と、
    計時手段が時刻情報を取得する計時工程と、
    前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記時刻情報に従い前記位置情報取得手段が乗車中位置情報を取得する乗車中位置情報取得工程と、
    乗車中位置情報格納手段に前記乗車中位置情報を格納する乗車中位置情報格納工程と、
    第2の端末側通信手段が前記携帯端末装置に対して前記有料運搬手段の乗車料金情報を提供する決済装置に、前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置情報を送信する乗車位置情報等送信工程と、
    前記決済装置が生成した前記乗車料金情報を受信する乗車料金情報受信工程と、を有することを特徴とする携帯端末装置の制御方法。
  8. 有料運搬手段を利用する利用者が有する携帯端末装置に対して前記有料運搬手段の乗車料金情報を提供する決済装置の制御方法であって、
    決済装置側通信手段が前記携帯端末装置から、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の乗車情報に基づき生成された乗車位置情報と、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の降車情報に基づき生成された降車位置情報及び、前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記携帯端末装置が取得した乗車中位置情報を受信する乗車位置情報等受信工程と、
    経路情報生成情報に従い、前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置乗車に基づき、経路情報を生成する経路情報生成工程と、
    乗車料金情報生成情報に従い、前記経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成する乗車料金情報生成工程と
    決済装置側通信手段が前記乗車料金情報を前記携帯端末装置に送信する乗車料金情報送信工程と、を有することを特徴とする決済装置の制御方法。
  9. コンピュータに、決済装置側通信手段が携帯端末装置から、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の乗車情報に基づき生成された乗車位置情報と、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の降車情報に基づき生成された降車位置情報及び、前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記携帯端末装置が取得した乗車中位置情報を受信する乗車位置情報等受信工程と、
    経路情報生成情報に従い、前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置乗車に基づき、経路情報を生成する経路情報生成工程と、
    乗車料金情報生成情報に従い、前記経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成する乗車料金情報生成工程と
    決済装置側通信手段が前記乗車料金情報を前記携帯端末装置に送信する乗車料金情報送信工程と、を実行させるための決済装置の制御プログラム。
  10. コンピュータに、決済装置側通信手段が携帯端末装置から、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の乗車情報に基づき生成された乗車位置情報と、前記携帯端末装置の位置情報と乗降認証装置の降車情報に基づき生成された降車位置情報及び、前記乗車位置情報と前記降車位置情報の間において前記携帯端末装置が取得した乗車中位置情報を受信する乗車位置情報等受信工程と、
    経路情報生成情報に従い、前記乗車位置情報、前記降車位置情報及び前記乗車中位置乗車に基づき、経路情報を生成する経路情報生成工程と、
    乗車料金情報生成情報に従い、前記経路情報に基づき前記乗車料金情報を生成する乗車料金情報生成工程と
    決済装置側通信手段が前記乗車料金情報を前記携帯端末装置に送信する乗車料金情報送信工程と、を実行させるための決済装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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