JP2004316676A - ドレンホース - Google Patents

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昭夫 永吉
Seiji Nagayoshi
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【課題】空調機のドレン排出口に接続して空調機からのドレンを外部に排出するためのドレンホースであって、屈曲性及び耐圧潰強度に優れているドレンホースを提供する。
【解決手段】ポリエチレン等の合成樹脂製の管壁1の外周に突設している断面V字状の多数の円環状突条2において、管壁1の長さ方向に隣接する一対の円環状突条2、2は、該円環状突条2の基端側の幅よりも狭い管壁部1aを介して突設していると共に、これらの一対の円環状突条2、2を多数対、該円環状突条2の基端側の幅よりも広い管壁部1b毎に、順次ホースの長さ方向に設けられていて、良好な屈曲性を有する蛇腹形状に形成されてあり、さらに、円環状突条2の基端側の幅よりも狭い管壁部1aを介して突設している各一対の円環状突条2、2によって恰も竹の節のような大きな耐圧潰強度を発揮させるようにしている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷房装置などの空調機のドレン排出口に接続してドレンを外部に排出させるためのドレンホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からこの種のドレンホースとしては、軟質塩化ビニル樹脂等の合成樹脂製内管の外周面に芯線を内装した中空螺旋突条を一体に設けると共にこの合成樹脂製内管の外周に発泡ポリエチレン樹脂よりなる帯状断熱材を内管と同一樹脂よりなる螺旋状仕切壁を介して螺旋状に巻回して一定厚みの断熱層を形成し、この断熱層の外周面を軟質塩化ビニル樹脂等よりなる薄肉の合成樹脂製外管で被覆してなるドレンホースが広く知られているが、このような構造を有するドレンホースによれば、合成樹脂製の内管を形成しながらその外周面に帯状断熱材を螺旋巻きして断熱層を形成する必要があるために、製造に手間を要してコスト高になるという問題点がある。
【0003】
そのため、一定厚みを有する管壁の外周に断面V字状の円環状突条を、該円環状突条の基端側における幅よりも広い間隔毎に長さ方向に順次突設し、且つ、両端部に接続口部を形成している可撓性を有する合成樹脂製のドレンホースを用いて、このドレンホースに内径が上記円環状突条の外径よりも小径の円筒形状に形成されている発泡合成樹脂製断熱材を外嵌させて断熱材の内層部に上記円環状突条の頂部を食い込ませた状態にしてなる断熱ホースが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3371243号明細書(第3〜4頁、第1図、第4図)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この断熱ホースによれば、可撓性を有する合成樹脂製のドレンホースは円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材とは別に製造されるので、それぞれの製造が容易に行え、また、管壁の外周に突設している断面V字状の円環状突条は、蛇腹の役目を果してドレンホースに屈曲性を具備させているが、これらの円環状突条は、管壁に連なっている基端側の幅よりも広い間隔毎にホースの長さ方向に順次、設けられているものであるから、ホースの単位長さ当たりの円環状突条の数が少なくなっている一方、屈曲性を発揮しない管壁の長さ部分が多くなっており、従って、良好な屈曲性が得られなくて取扱性や狭い空調機内への配管作業に支障をきたす場合がある。
【0006】
さらに、円環状突条の頂部に圧潰力が作用した時には、該円環状突条はその両側傾斜壁面間が広がる方向に容易に圧縮変形して充分な耐圧潰強度を発揮することができなくなる虞れがあるという問題点があった。
【0007】
また、このドレーンホースに上記円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材を被せて断熱ホースを形成する場合、発泡合成樹脂製断熱材の内径がドレンホースの円環状突条の外径よりも小径に形成されているために、該発泡合成樹脂製断熱材をドレンホースに外嵌させる作業が極めて困難となり、断熱ホースの多量生産に適さないという問題点がある。
【0008】
その上、この断熱ホースを屈曲させると、凸円弧状に湾曲する外側周面には引張力が作用してドレンホースにおける隣接する円環状突条の頂部間の間隔が拡がる一方、凹円弧状に湾曲する内側周面には圧縮力が作用して隣接する円環状突条の頂部間の間隔が狭まるが、該円環状突条の頂部が発泡合成樹脂製断熱材の内層部に食い込んでいるので、外側周面においては隣接する円環状突条間に没入、介在している発泡合成樹脂製断熱材の内層部分が引張り対して抵抗して円環状突条の頂部間が拡がろうとするのを阻止し、内周面側においては隣接する円環状突条の頂部間に没入している発泡合成樹脂製断熱材の内層部分が圧縮に対して抵抗して狭まろうとするのを阻止することになる。
【0009】
従って、ドレンホースは蛇腹状に形成している多数の円環状突条により屈曲性を具備しているにもかかわらず、この屈曲性が損なわれて狭い空調機内に対する配管作業が困難になる事態が発生する虞れがあった。
【0010】
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、構造が簡単で安価に製造できるのは勿論、良好な屈曲性を発揮すると共に大きな耐圧潰強度を有し、また、円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材を簡単且つ正確に被覆させることができて多量生産に適するドレンホースを提供するにある。
【0011】
【課題を解決るための手段】
上記目的を達成するために、本発明のドレンホースは、請求項1に記載したように、一定厚みを有する管壁の外周に断面V字状の多数の円環状突条を蛇腹状に突設している可撓性を有する合成樹脂製のドレンホースにおいて、上記円環状突条は、その基端側の幅よりも狭い間隔と広い間隔とを交互に存してホースの長さ方向に順次設けられてなる構造を有している。
【0012】
【作用】
ホースの管壁の外周に蛇腹状に突設している多数の円環状突条は、該円環状突条における基端側の幅よりも狭い間隔と広い間隔とを交互に存してホースの長さ方向に順次設けられてなる構造、即ち、円環状突条の基端側の幅よりも狭い間隔を存して隣接する円環状突条を一対として、多数対、円環状突条の基端側の幅よりも広い幅の管壁部を介してホースの長さ方向に順次、設けてなる構造としているので、単位長さ当たりの円環状突条の数が極めて多くなってこれらの円環状突条を蛇腹部として良好な屈曲性を発揮することができると共に、各一対の円環状突条は上記のようにその基端側の幅よりも狭幅の管壁部を介して設けられているから、これらの円環状突条が一体的に耐圧潰強度を発揮してドレンホースが圧縮変形するのを防止することができる。
【0013】
また、このドレンホースに円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材を被せて断熱ホースを形成する場合、この円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材の内径をドレンホースの外周に突設している上記円環状突条の外径に略等しく形成しておくことによって、ドレンホースにこの発泡合成樹脂製断熱材を被せて断熱ホースを製造する作業が容易に行うことができ、多量生産に適するものである。
【0014】
さらに、上記円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材を、その内周面にドレーンホースの円環状突条の頂部を食い込ませることなくこのドレーンホースの長さ方向に摺動可能に被覆した断熱ホースを得ることができ、従って、この断熱ホースを屈曲させた場合、凸円弧状に湾曲する外側周面側においては、引張力が作用してドレンホースにおける隣接する円環状突条の頂部間の間隔が拡がる一方、凹円弧状に湾曲する内側周面側においては、圧縮力が作用して隣接する円環状突条の頂部間の間隔が狭まるが、これらの円環状突条の頂部が円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材の内周面に沿って摺動しながら互いにドレンホースの長さ方向に拡縮してホースの屈曲性を何ら妨げることはなく、断熱ホースは良好な屈曲性を発揮して取扱性が容易となると共に、狭い空調機内への配管作業も能率よく行えるものである。
【0015】
また、ドレンホースの両端部に形成している接続口部の一方を円環状突条の外径よりも大径の接続口部に形成しておくことによって、この大径の接続口部により円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材がドレンホースから離脱するのを防止することができるされると共に断熱ホースの上記良好な屈曲性を妨げることもない。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1はドレンホースの一部を省略した側面図、図2はその縦断側面図であって、ドレンホースAは、全長に亘って一定の厚みに形成している管壁1の外周に、同大、同形の多数の断面V字状の円環状突条2を管壁1の長さ方向に蛇腹状に突設していると共に、両端に接続口部3、4を形成してなる構造を有している。
【0017】
詳しくは、このドレンホースAは、ポリエチレン、ポリプロピレン等の可撓性を有する合成樹脂材からなり、接続口部3、4間の管壁1は全長に亘って一定厚みでもって同一径に形成されていると共に、上記全ての円環状突条2は上記管壁1側、即ち、基端側における管壁長さ方向の幅が広く、頂部に向かうに従って徐々に狭くなった両側傾斜壁部2a、2bを有する断面V字状に形成されていてこれらの傾斜壁部2a、2bの基端を上記管壁1aに連設させ、V字状の内部空間をホースの中心に向かって開口した蛇腹形状に形成している。なお、各円環状突条2における管壁1の長さ方向に面している上記両側傾斜面2a、2bは互いに鋭角をなし、且つ頂部2cが凸円弧状面に形成されている。
【0018】
さらに、管壁1の長さ方向に対する上記多数の円環状突条2の配列状態は、図3に示すように、円環状突条2の基端側における管壁長さ方向(ホースの長さ方向)の幅Wよりも狭い間隔W1と広い間隔W2とを交互に存してこれらの円環状突条2を管壁1の長さ方向に順次設けられている。
【0019】
即ち、管壁1の長さ方向に隣接する一対の円環状突条2、2を該円環状突条2の基端側における管壁長さ方向の幅Wよりも狭幅の管壁部1aを介して突設し、この一対の円環状突条2、2を多数対、該円環状突条2の基端側における管壁長さ方向の幅Wよりも広い幅の管壁部1bを介して管壁1の長さ方向に順次、設けてなる構造としている。なお、この広幅管壁部1bの幅は、管壁1から突出している円環状突条2の突出高さに略等しく形成している。
【0020】
そして、このドレンホースAの管壁1を形成している上記狭幅管壁部1aと広幅管壁部1bとは、円環状突条2の両側傾斜壁部2a、2bを介して順次、断続的にホースの長さ方向に設けられていて、狭幅管壁部1aを介して管壁長さ方向に対向している上記一対の円環状突条2、2における相対する傾斜壁部2a、2bの基端は上記狭幅管壁部1aの両端に連らなっている一方、他方の傾斜壁部2a、2bの基端は隣接する一対の円環状突条2、2側に連なっている広幅管壁部1b、1bの端部に連なっている。従って、各円環状突条2は、管壁1に対してその断面V字状の中空内部をドレンホースAの中空部内に開口させて両側傾斜壁部2a、2bが管壁長さ方向に拡縮する蛇腹部に形成されている。
【0021】
このドレンホースAの両端部に形成している上記接続口部3、4は管壁1に等しい厚みに形成されていると共に、一方の接続口部3は管壁1よりも大径の短筒形状に形成されてあり、管壁1の一端から段状に拡径している環状壁部3aを介してこの環状壁部3aからホース延長方向に突出している。これに対して他方の接続口部4は、その内外径を管壁1の内外径に略等しい径を有する短筒形状に形成されてあり、管壁1の他端から円環状突条2と略同一外径を有する円形鍔部4aを介してホース延長方向に突出している。
【0022】
また、上記一方の接続口部3の基端部(管壁1側)と先端部には、ホース内に向かって凹設した小幅の周溝3b、3cを設けてあり、先端側の周溝3cに金属製のリング5を嵌め込んで接続口部3が内外径方向に歪み変形するのを防止している。そして、この接続口部3内には図4に示すように、内径が上記他方の接続口部4の外径を密嵌状態に挿嵌可能な径に形成している短筒形状のゴム製のシール材6が挿嵌されてあり、このシール材6を空調機のドレン口部(図示せず)に被嵌させてドレンを排出させるように構成している。なお、このゴム製シール材6の外周部における基端部と先端部には、上記接続口3に設けている周溝3b、3cの外底部を嵌合、係止させている周溝6b、6cが設けられてあり、接続口3内からシール材6が不測に抜け出るのを防止している。
【0023】
このように構成したドレンホースAの外周面を円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材7によった被覆して図4に示した断熱ホースを構成する場合、この円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材7としては、発泡ポリエチレン樹脂、または発泡ポリプロピレンなどのオレフィン系発泡樹脂、或いは発泡ウレタンゴム等の発泡樹脂からなり、その内径はドレンホースAの管壁1に突設している上記円環状突条2の外径に略等しく形成されていて内周面がこれらの円環状突条2に食い込むことなくドレンホースAの長さ方向に摺動可能に接した状態でドレンホースAを略全長に亘って被覆するように形成している。
【0024】
このような発泡合成樹脂製断熱材7は、図5に示すように、ドレンホースAの円環状突条2の周長に等しい幅と一定厚みを有する帯状の発泡合成樹脂製断熱材を、幅方向に円形状に湾曲させてその両側端面を突き合わせ、その接合端面同士を熱融着させることにより形成されている。なお、上記帯状の発泡合成樹脂製断熱材の長さをドレンホースAの長さに略等しく形成しておき、これを円筒形状に湾曲させて上記円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材7を形成してもよく、また、長尺の帯状発泡合成樹脂製断熱材を円筒形状に湾曲させてその対向する両側端面を熱融着により接合、一体化して長尺の円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材を形成したのち、この発泡合成樹脂製断熱材をドレンホースAの長さ毎に切断することによって上記円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材7を形成してもよい。
【0025】
このように形成している円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材7を上記ドレンホースAに被せることによって断熱ホースを構成するには、図6に示すように、該発泡合成樹脂製断熱材7の一端開口部をドレンホースAの他方の小径接続口4に突き合わせ状にしてこの小径接続口4からドレンホースAの円環状突条2の外周面に接して一方の大径接続口3の外周面に達するまで長さ方向に被嵌させることによって行われる。
【0026】
この際、ドレンホースAの小径接続口4の外径は円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材7の内径よりも小径で且つドレンホースAの管壁1の外周に突設している上記円環状突条2の外径は発泡合成樹脂製断熱材7の内径に略等しいので、発泡合成樹脂製断熱材7の内周面が円環状突条2の頂部に引っかかることなく、これらの円環状突条2の頂部を案内面として円滑に且つ正確に被せることができ、断熱ホースの多量生産が可能となるものである。
【0027】
また、発泡合成樹脂製断熱材7の内径よりもドレンホースAの一方の接続口部3の外径を大径に形成しているので、発泡合成樹脂製断熱材7をドレンホースAの小径接続口4側からこの大径接続口部3の基端まで被せたのち、該発泡合成樹脂製断熱材7を拡径させながら大径接続口部3の外周面に被覆させることによって、この大径接続口部3の外周面に発泡合成樹脂製断熱材7の一端部内周面が強固に密着して両者の摩擦力が増大し、発泡合成樹脂製断熱材7がドレンホースAの他端側に向かって抜け出るのを防止することができる。
【0028】
このように構成した断熱ホースにおいて、ドレンホースAの管壁1から突設している多数の円環状突条2は、該円環状突条2の基端側における管壁長さ方向の幅Wよりも狭い間隔W1を存して並設している2つの円環状突条2、2を一対として、多数対、ドレンホースAの長さ方向に、円環状突条2の基端側における管壁長さ方向の幅Wよりも広い間隔W2毎に、順次突設しているので、これらの各一対の円環状突条2、2があたかも竹の節のような優れた耐圧潰強度を発揮するものである。
【0029】
その上、全ての円環状突条2はその内部がホース内に向かって開口した断面V状の空間に形成されていてその開口部がドレンホースAの長さ方向に拡縮可能な蛇腹状となっているので、ドレンホースAがこれらの円環状突条2を介して屈曲することができるばかりでなく、この円環状突条2による蛇腹部の数が、円環状突条2の基端部における管壁長さ方向の幅Wよりも広い間隔W2毎に順次、一つ宛、突設したホースに比べて略2倍程度に増加しているから、ドレンホースAの屈曲性が一層良好となるものである。
【0030】
また、円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材7の内径を上記ドレンホースAの円環状突条2の外径に略等しく形成してこの発泡合成樹脂製断熱材7をドレンホースAの円環状突条2にその内面を食い込ませることなくドレンホースAの長さ方向に摺動可能に被せているので、この断熱ホースを屈曲させると、図7に示すように凸円弧状に湾曲するドレンホースAの外側周面側においては隣接する円環状突条2、2の頂部2c、2c間が上記発泡合成樹脂製断熱材7の内面に接しながら互いに離れる方向に広がり、ドレンホースAの内側周面側においては隣接する円環状突条2、2の頂部2c、2c間が上記発泡合成樹脂製断熱材7の内面に接しながら互いに接近する方向に狭まって発泡合成樹脂製断熱材7側から殆ど抵抗を受けることなく、円滑に且つ座屈などを生じさせることなく大きく屈曲させることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上のように本発明のドレンホースによれば、請求項1に記載したように、一定厚みを有する管壁の外周に断面V字状の多数の円環状突条を蛇腹状に突設している可撓性を有する合成樹脂製のドレンホースにおいて、上記円環状突条は、その基端側の幅よりも狭い間隔と広い間隔とを交互に存してホースの長さ方向に順次設けられているので、ホースの単位長さ当たりの円環状突条の数を従来のドレンホースにおける円環状突条の数の略2倍にまで増加し、これらの円環状突条を蛇腹部として良好な屈曲性を発揮させることができると共に、各一対の円環状突条は上記のようにその基端側の管壁長さ方向の幅よりも狭幅の管壁部を介して設けられているから、これらの円環状突条が恰も竹の節のように一体的に耐圧潰強度を発揮してドレンホースが圧縮変形するのを強固に防止することができるものである。
【0032】
また、このように構成したドレンホースに円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材を被覆して断熱ホースを製造する場合、上記円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材の内径をドレンホースの上記円環状突条の外径に略等しく形成しておくことにより、該発泡合成樹脂製断熱材の内面を円環状突条の頂部に引っかからせることなくこの円環状突条の頂部をガイド面としてドレンホースの略全長に亘り円滑且つ正確に発泡合成樹脂製断熱材を被せることができ、断熱ホースの多量生産が可能となるものである。
【0033】
さらに、上記断熱ホースを屈曲させた場合、凸円弧状に湾曲する外側周面側においては、引張力が作用してドレンホースにおける隣接する円環状突条の頂部間の間隔が拡がる一方、凹円弧状に湾曲する内側周面側においては、圧縮力が作用して隣接する円環状突条の頂部間の間隔が狭まるが、これらの円環状突条の頂部が円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材の内周面に沿って摺動しながら互いにドレンホースの長さ方向に拡縮してこのドレンホースの上記良好な屈曲性を何ら妨げることはない。従って、断熱ホースは良好な屈曲性を発揮して取扱性が容易となると共に、狭い空調機内への配管作業も能率よく行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を省略したドレンホースの側面図、
【図2】その縦断側面図、
【図3】ドレンホースの一部の拡大縦断側面図、
【図4】断熱ホースとした場合の一部省略縦断側面図、
【図5】円筒形状の発泡樹脂製断熱材の製造方法を示す正面図、
【図6】断熱ホースの製造方法場合の説明図、
【図7】断熱ホースを屈曲させた状態の一部の縦断側面図。
【符号の説明】
A ドレンホース
1 管壁
2 円環状突条
3、4 接続口部
7 円筒形状の発泡合成樹脂製断熱材

Claims (1)

  1. 一定厚みを有する管壁の外周に断面V字状の多数の円環状突条を蛇腹状に突設している可撓性を有する合成樹脂製のドレンホースにおいて、上記円環状突条は、その基端側の幅よりも狭い間隔と広い間隔とを交互に存してホースの長さ方向に順次設けられていることを特徴とするドレンホース。
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