JP2004316212A - ロック装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】図はこの発明のロック装置をかばんなどに適用した場合の鍵操作部20を示し、ロック装置の各部品はかばんの収納部に取り付けられた鍵操作部収納ボックス21内に収納されている。かばん閉鎖時にはフック30の係合部31がかばんの蓋部に取り付けられた係止体22と係合している。かばん解放時にはスライド40をP方向に動かすと、それに組み合わされたカム体50が動き、カム体50と係合しているフック30が図で時計方向に回動し、係止体22との係合が外れるとともに、収納ボックス21内に入りこみ、外部に突出しない。ばね60がカム体の下端53とばね取付部61との間に斜めに張設されているので、カム体を図の左方に引き戻すと同時に、カム体の後端55を上方に持ち上げるので収納ボックス21の孔25の縁26と係合し、それ以上戻らない。
【選択図】 図10
Description
【発明の属する技術分野】
この発明はアタッシュケースなどのかばん類、楽器のケース、各種の収納用ボックスあるいはドア、窓等の施錠装置などに広く適用できるロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術と問題点】
図3は例えばかばんの場合の従来のロック装置をかばんが開かれた状態で示した斜視図であって、1はかばんの蓋部、2は収納部、3ハンドルをそれぞれ示す。4は蓋部1に取り付けられた係止用のフックであって、5は鍵操作部を総称して示している。これらのフック4と鍵操作部5とによってかばんの閉鎖及び開放が行われる。
【0003】
従来のロック装置では、このように解放時には図示の如く係止用のフック4が外部にむき出しで露出している。
【0004】
【この発明が解決すべき課題】
従来のロック装置では、前述の如く、解放時には係止用のフックが外部に突出して露出しているので、書類や楽器やその他の内容物の出し入れのときフックに引っかけて破損する惧れがある。又露出しているフックによって手に怪我をする危険も少くなくない。
【0005】
そこで上記の如き不具合を解消するために簡単な構造で解放時にフックが露出しないようなロック装置を得る必要がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は前記の課題を解決するために、
「ロック装置において、ロック装置の鍵操作部収納ボックス内に、回動可能に取り付けられたフックと、
フックと係合しており、かつフックとの係合側の反対側に突出部を有するカム体と、
カム体を移動させるため、カム体と組み合わされているスライダと、
前記の収納ボックス内に設けられた取付部とカム体の下端部との間に斜めに張設されており、カム体をフックの閉鎖方向に付勢しているバネとがそれぞれ組み合わされて配設されており、
フックを開放方向に回動させたとき、ロック装置が開放されている間は、ばねによるカム体の復帰運動が拘束されるような構成になっていることを特徴とするロック装置。」を得たものである。
【0007】
【実施例】
図1はこの発明のロック装置をかばん錠に適用した場合のかばん10の正面図、図2はかばん10の蓋部を開いたところを示す斜視図であって、1は蓋部、2は収納部、3はハンドルをそれぞれ示している。20は収納部2に設けられたこの発明のロック装置の鍵操作部であって、図の右側のものを20R、左側にあるものを20Lで表す。図4は左側の20Lを取り出して示した正面図、図5は図4のX−X断面をF方向からみた図、図6は同じくD方向からみたところを示し、図7ないし図10は図5をR方向からみて(即ち図4を紙面の裏側からみたことになる)各部品の関連を示している。以下図4ないし図10に関する説明は左側の20Lについてのものであるが、20Rについても向きが反対であるだけで構成は全く同様である。
【0008】
図において、21は鍵操作部収納ボックスであって、鍵操作部20(前述の如く図示のものは20Lである。)の各部品はこの収納ボックス21内に互いに組み合わされて収納されている。40はカム体50を操作するスライドであって、その前面41はかばん10の正面壁部8に露出していて、指で操作される。そして前面41には指がすべらないように筋をつけたり、ロレット加工されたりした操作部42が形成されている。そしてスライダ40とカム体50とは組み合わされ、スライダ40を移動させればカム体50も同時に移動する。
【0009】
図11はスライダ40の正面図、図12は図11をF方向からみた上面図、図15はカム体50の側面図、図16は図15をF方向からみた上面図、図17は図15をR方向からみた端面図である。図から判るようにスライド40の背面に突き出している係合軸43とカム体50のスライドとの係合部51とが係合していてスライド40とカム体50は同時に移動するようになっている。
【0010】
収納ボックスの所定位置にフック30は回動可能に枢支部33において枢支されている。図13はフック30の側面図、図14は図13をF方向からみた上面図であって、カム体50の係合軸54がフック30の中央部の孔32に入りフックと係合している。又フック30はその先端の係合部31において、かばん10の蓋部1に取り付けられている係止体22と係合してかばんの蓋をロックしている。図示の構造では係止体22の孔23の縁とフック30の係合部31とが係合している。
【0011】
図7ないし図10に示されるように、収納ボックス21の、フックと反対側の端部と、カム体50の下端との間にばね60が斜めに張設されている。61はばねの取付部であって、他端はカム体50のばね取付部53に取り付けられている。さらに収納ボックス21の上面にはフック30が通過する孔24と、後述するようにカム体50が入り込む孔25とが設けられている。
【0012】
図7はかばんのロック装置が閉鎖されているときの各部品の配置状態を示している。スライダ40は図の左端に来ている。(図4、図5、図6においては逆に、ロック装置が開放状態にあるときの状態で示されており、スライダ40は図7の状態の反対端に来ている。即ち図1に示したかばん10の正面の20Lの状態である。)この閉鎖時にはフック30の係合部31がかばん10の蓋に取り付けられた係止体22の孔23の縁部と係合している。
【0013】
ロック装置を開放するには図1、図4、図7等において、スライダ40を図のP方向に移動させる。(前述の如く図4、図5、図6においては、図2に示す開放された状態にスライダ40がすでに来ているところを示している。)スライダ40の前面41の操作部42に指をあてて、スライダ40をP方向に動かすと、スライダ40の係合軸43とカム体50とが係合しているので、カム体50もばね60に抗してP方向に動く。そうすると、カム体50の先端にある係合軸54とフック30とが係合しているので、フック30は図8に示すように枢支部33を中心として次第に時計方向に回動し、係止体22との係合から外れるようになる。
【0014】
図9はスライダ40をP方向に動かし終わった状態を示し、フック30は係止体22から外れて時計方向に回動し、収納ボックス21内に入り込み図2のかばん収納部2の上面7から外方へ突き出さない。又ばね60は取付部61とカム体50の下端のばね取付部53との間に斜めに張設されているので、スライダ40から指をはなすと、カム体50をP方向の反対方向(図の左方向)に引き戻す際左方向に引き戻す力とカム体50の後端55を上方に持ち上げようとする力との両方の力が働くことになる。
【0015】
図から判るようにカム体50の後端55は上方に持ち上げられて孔25の縁部26と係合するのでカム体50はそれ以上左方向に戻らないで係止される。さらにカム体50の後端55が持ち上げられるのでカム体50の突出部52が蓋部1に取り付けられた係止体22を若干上方に押し上げようとする。即ち蓋部1の下面6を若干上方に押し蓋部1を開け易くする。そこで蓋部1を開けると、図10の状態になる。
【0016】
かばん10の蓋部1を閉めると、図7、図8に示されるように係止体22の下面がカム体50の突出部52を押してカム体50が反時計方向に揺動し、カム体の後端部55が孔25の縁部26から外れるので、カム体50はばね60に引っぱられて左に復帰し、同時にフック30もカム体の係合軸54と係合しているので枢支部33を中心として反時計方向に回動し、係合部31が係止体22と係合する。又スライダ40もカム体50とともに左に動き、図7の状態に戻り、かばんの閉鎖状態となる。
【0017】
【発明の効果】
この発明のロック装置は前記の如き構成であって、解放時に係止用のフックが外方に突出しないので、かばん類や各種のケースなどに応用したり、その他の施錠システムに適用した場合に、内容物の出し入れの際フックに引っかけて破損することがなく、又手に怪我したりすることがない。このような作用を比較的簡単な構造で得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をかばんに適用した実施例の正面図
【図2】かばんを開いたところを示す図
【図3】従来のかばんを開いたところを示す図
【図4】鍵操作部の正面図
【図5】図4の断面X−XをF方向からみた図
【図6】図4の断面X−XをD方向からみた図
【図7】図4を裏側からみて各部品の配置を示す図
【図8】スライドを少し動かした状態を示す図
【図9】スライドを動かし終わった状態を示す図
【図10】蓋部が開いた状態を示す図
【図11】スライドの正面図
【図12】図11をF方向からみた上面図
【図13】フックの側面図
【図14】図13をF方向からみた上面図
【図15】カム体の側面図
【図16】図15をF方向からみた上面図
【図17】図15をR方向からみた端面図
【符号の説明】
1 蓋部
2 収納部
3 ハンドル
4 フック
5 鍵操作部
6 蓋部下面
7 収納部上面
8 かばん前面壁部
10 かばん
20 鍵操作部
21 収納ボックス
22 係止体
23 係止体の孔
24 収納ボックスの孔
25 収納ボックスの孔
26 収納ボックスの孔の縁
30 フック
31 係合部
32 孔
33 枢支部
40 スライド
41 前面
42 操作部
43 カムとの係合軸
50 カム体
51 スライドとの係合部
52 突出部
53 ばね取付部
54 フックとの係合軸
55 カム後端部
60 ばね
61 ばね取付部
Claims (1)
- ロック装置において、ロック装置の鍵操作部収納ボックス内に、
回動可能に取り付けられたフックと、フックと係合しており、かつフックとの係合側の反対側に突出部を有するカム体と、
カム体を移動させるため、カム体と組み合わされているスライダと、
前記の収納ボックス内に設けられた取付部とカム体の下端部との間に斜めに張設されており、カム体をフックの閉鎖方向に付勢しているバネとがそれぞれ組み合わされて配設されており、
フックを開放方向に回動させたとき、ロック装置が開放されている間は、バネによるカム体の復帰運動が拘束されるような構成になっていることを特徴とするロック装置。
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