JP2004315117A - フォークリフト - Google Patents
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Abstract
【課題】乗降時の運転者の安全性を高めることができる上、コストダウンを図ることができるようにしたフォークリフトを提供することを目的とする。
【解決手段】ヘッドガード4の支柱9をサイドパネル3の端部からなる乗降口縁部6に連続して立ち上げ、乗降口縁部6を運転台2側に丸く曲げ返した形状に形成する。これにより、運転者が支柱9を避けて乗降するようになり、運転者が乗降時につま先や膝を乗降口縁部6に接触させることが防止され安全性が高まった。又、乗降時の安全のための樹脂製カバーなどを省略してコストダウンできた。
【選択図】 図1
【解決手段】ヘッドガード4の支柱9をサイドパネル3の端部からなる乗降口縁部6に連続して立ち上げ、乗降口縁部6を運転台2側に丸く曲げ返した形状に形成する。これにより、運転者が支柱9を避けて乗降するようになり、運転者が乗降時につま先や膝を乗降口縁部6に接触させることが防止され安全性が高まった。又、乗降時の安全のための樹脂製カバーなどを省略してコストダウンできた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、立乗型フォークリフト、着座型フォークリフト、立乗・着座切替型フォークリフトなどの運転者が車体に乗車して操縦する乗車型フォークリフトに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、従来、乗車型フォークリフトにおいては、運転者の安全を確保するために、車体(フレームボディ)1に運転台2の少なくとも1側面を覆うサイドパネル3と、運転台2の上方を覆うヘッドガード4とが設けられている。又、運転台2の他の側面には運転台2への乗降口5が設けられ、前記サイドパネル3の端縁によりこの乗降口5の口縁部、即ち、乗降口縁部6が構成されている。又、前記ヘッドガード4は、運転者の頭上に展開される本体8と、これを車体1に支持させる2本の支柱9とを備え、これら支柱9は乗降口5から離れた位置に立ち上げられている。
【0003】
このため、運転者は支柱9の存在を気にすることなく運転台に乗降し、誤って乗降口縁部6に接近し過ぎ、つま先や膝を乗降口縁部6に打ち当てるおそれがある。ここで、前記乗降口縁部6の形状は、サイドパネル3を構成する板部材を例えば溶断、剪段などにより切断したままの形状、あるいは、必要に応じて、その切断面の角を小さく面取りした形状になっているので、運転者が昇降に際して誤って足や膝を乗降口縁部6やその内側のカバーに打ち付けると、打撲傷や切傷や挫傷を負う可能性が高い。
【0004】
この問題を解決するために、従来では、体裁よく角を丸めた形状の樹脂製のカバー7を乗降口縁部6に組付けている。
【0005】
【特許文献1】
実開昭63−154596号公報
【特許文献2】
意匠登録第1038486号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この対策を採用すると、部品点数が増加し、カバーの型費用、工数、工程時間などが増大し、大幅にコストアップするという問題がある。
【0007】
本発明はこの従来技術の課題を解消し、乗降時の運転者の安全性を高めることができる上、コストダウンを図ることができるようにしたフォークリフトを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、フレームボディの乗降口縁部を構成するパネルの端部が平面視において運転台側に丸く曲げ返された形状に形成されると共に、ヘッドガードの支柱がこのパネルの乗降口縁部に連続して立ち上げられることを特徴とするという技術的手段を採用する。
【0009】
これによれば、乗降口縁部に連続してヘッドガードの支柱が立ち上げられているので、運転者が自然と支柱との接触を避けるようにして乗降するようになり、つま先や膝が乗降口縁部に近付き過ぎて接触することを防止できるという作用を得ることができる。又、運転者が乗降に際して乗降口縁部に接触することがあっても、乗降口縁部とこれに連続して立ち上げられたヘッドガードの支柱が平面視において運転台側に丸く曲げ返された形状に形成されているので、その接触の衝撃が曲面に沿って逃され、打撲傷、切傷、挫傷等を受傷し難くなるという作用を得ることができる。
【0010】
更に、従来パネルの乗降口縁部の内側に装着していた樹脂製のカバーを省略できるという作用を得ることができる。又、乗降口縁部とヘッドガードの支柱とが連続しているので、ヘッドガードの支柱を握ったり、手を掛けたりして乗降できるという作用を得ることができる。加えて、外観上、乗降口縁部とヘッドガードの支柱とが連続するので、外観が簡素になるという作用を得ることができる。
【0011】
請求項2に記載された発明は、前記請求項1に記載された発明において、前記支柱が平面視において前記乗降口縁部に倣う形状に形成されていることを特徴とするという技術的手段を採用する。
【0012】
これによれば、支柱の運転台外側が運転台内側に丸く曲げ返された形状に形成されるので、乗降に際して運転者の肘、肩などが乗降縁部に接触してもその接触の衝撃が曲面に沿って逃され、打撲傷、挫傷等を受傷し難くなるという作用を得ることができる。又、平面視において支柱が乗降口縁部に倣う形状に形成されているので、外観上、乗降口縁部から支柱にわたって形状が連続し、統一性のある一層簡素な外観になるという作用を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施例に係るフォークリフトを具体的に説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施例に係るフォークリフトの斜視図であり、この図1に示すように、このフォークリフトでは、車体1の後部に着座型の運転台2が設けられる。この車体1は運転台2を左右の側面から覆う左右のサイドパネル3を備え、車体1の後隅部の平面投影輪郭に沿って後面側まで延長された左右両サイドパネル3の後端部間が運転台2への乗降口5となっている。もっとも、この乗降口5の右半部は駆動輪兼操舵輪とこれを駆動する走行モータを覆うカバー10により塞がれているので、運転者は乗降口5の左半部に臨んで設けたステップ11を踏んで運転台2のフロア12に乗降することになる。そして、フロア12に乗った運転者が着座する運転座席13は前記カバー10の上側に設けられている。
【0015】
図2は左サイドパネル3の後端部を拡大して示す横断平面図であり、図1とこの図2とに示すように、乗降口縁部6を構成するサイドパネル3の後端部は、例えばプレス成形により、平面視においてその端縁が前向きになるまで丸く曲げ返された形状に形成されている。この乗降口縁部6の外面曲率半径は、特に限定されないが、例えば10〜25mm程度であることが好ましく、この範囲よりも小さいと接触の力がかえって集中することになるので好ましくなく、又、この範囲よりも大きいと、乗降口5の間口や運転台2のスペースを狭めることになるので好ましくない。
【0016】
図1に示すように、この左乗降口縁部6に連続してヘッドガード4の左側の支柱9が立ち上げられ、この支柱9の後側部の輪郭は乗降口縁部6の平面外形に倣って丸く曲げ返された形状に形成されている。又、この支柱9のその他の角にも適当に丸みを付けている。なお、この支柱9はコストアップを避けるために例えばロール成形により形成しているが、押出し成形などにより形成してもよい。又、右側のサイドパネル3及びヘッドガード4の支柱9は左側のそれらと左右勝手違いに構成されている。尚、図面において符号8はヘッドガード4の本体を示す。
【0017】
以上に説明したように、このフォークリフトは、ヘッドガード4の支柱9が乗降口縁部6を構成するサイドパネル3の端部に連続して立ち上げられるという技術的手段を採用しているので、これによれば、運転者が自然に前記支柱9との接触を避け、前記ステップ11の中央あるいは中央寄りに足を乗せるようにして運転台2に乗降するようになり、つま先や膝が乗降口縁部6に近付き過ぎて接触することを防止できるという作用を得ることができ、その結果、運転者の乗降時の安全性を高めることができた。又、このフォークリフトの乗降口縁部6は平面視において運転台2側に丸く曲げ返された形状に形成されているので、運転者が誤って乗降口縁部6につま先や膝を接触させたとしても、その接触力の一部が乗降口縁部6の表面に沿って逃され受傷せずに済んだり、軽い傷を負うだけで済んだりするから、運転者の乗降時の安全性を一層高めることができた。
【0018】
更に、このフォークリフトによれば、乗降口縁部6に組付けていた樹脂性のカバーが不要になるという作用を得ることができるので、このカバーを省略することにより、部分点数、組立工数、製造時間などを削減して、大幅にコストダウンすることができた。又、前記支柱9を掴んで運転台2に乗降できるという作用が得られるので、乗降時に運転者が握る取手を省略して部品点数、組立工数、製造時間などを削減し、コストダウンを図ることができた。加えて、このフォークリフトの乗降口縁部6は平面視において運転台2側に丸く曲げ返された形状に形成されているので、乗降口縁部6の外観が簡素になり外観上の美観を高めることができた。更に加えて、乗降口縁部6に連続して支柱9が立ち上げられているので、全体としての外観が簡素になり、外観上の美観を一層高めることができた。
【0019】
特に、このフォークリフトでは、支柱9が平面視において乗降口縁部6に倣う形状に形成されているので、外観上、乗降口縁部6から支柱9にわたって形状が連続し、統一性のある一層簡素な外観を得ることができ、外観上の美観を更に一層高めることができた。
【0020】
なお、この実施例は、本発明を着座型(シットオンタイプ)のフォークリフトに適用したものであるが、本発明はこの実施例に限定されることなく、例えば立乗型フォークリフトや立乗・着座切替型フォークリフトにも適用できる。又、この実施例では、乗降口5が車体1の後面に開設されているが、乗降口5を車体1の左右いずれかの側面に開設したフォークリフトにも本発明を適用することができる。
【0021】
【発明の効果】
以上に説明したように、本願の請求項1に係る発明によれば、運転者が自然に前記支柱との接触を避け、乗降口の中央又は中央寄りに足を乗せるようにして運転台に乗降するようになり、つま先や膝が乗降口縁部に近付き過ぎて接触することを防止できるという作用を得ることができ、この作用により、運転者の乗降時の安全性を高めることができるという効果を得ることができる。又、運転者が誤って乗降口縁部につま先や膝を接触させたとしても、その接触力の一部が乗降口縁部の表面に沿って逃されるという作用を得ることができ、この作用により、誤ってつま先や膝を乗降口縁部に接触させた運転者が受傷せずに済んだり、軽い傷を負うだけで済んだりするから、運転者の乗降時の安全性を一層高めることができるという効果を得ることができる。
【0022】
更に、請求項1に記載の発明によれば、乗降時の安全のために乗降口縁部に組付けていた樹脂性のカバーが不要になるという作用を得ることができるので、このカバーを省略することにより、部分点数、組立工数、製造時間などを削減して、大幅にコストダウンすることができるという効果を得ることができる。又、前記支柱を掴んで運転台に乗降できるという作用が得られるので、乗降時に運転者が握る取手を省略して部品点数、組立工数、製造時間などを削減し、コストダウンを図ることができるという効果を得ることができる。
【0023】
加えて、請求項1に記載の発明によれば、乗降口縁部の外観が簡素になるという作用を得ることができ、この作用により、外観上の美観を高めることができるという効果を得ることができる。更に、乗降口縁部と支柱とが連続した簡素な外観になるという作用を得ることができ、この作用により、外観上の美観を一層高めることができるという効果を得ることができる。
【0024】
次に、請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記支柱が平面視において前記乗降口縁部に倣う形状に形成されていることを特徴とするという技術的手段を採用するので、これによれば、乗降口縁部と支柱とが統一性のある簡素な外観になるという作用を得ることができ、この作用により、外観上の美観を更に一層高めることができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の横断平面図である。
【図3】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 車体
2 運転台
3 サイドパネル
4 ヘッドガード
5 乗降口
6 乗降口縁部
9 支柱
【発明の属する技術分野】
本発明は、立乗型フォークリフト、着座型フォークリフト、立乗・着座切替型フォークリフトなどの運転者が車体に乗車して操縦する乗車型フォークリフトに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、従来、乗車型フォークリフトにおいては、運転者の安全を確保するために、車体(フレームボディ)1に運転台2の少なくとも1側面を覆うサイドパネル3と、運転台2の上方を覆うヘッドガード4とが設けられている。又、運転台2の他の側面には運転台2への乗降口5が設けられ、前記サイドパネル3の端縁によりこの乗降口5の口縁部、即ち、乗降口縁部6が構成されている。又、前記ヘッドガード4は、運転者の頭上に展開される本体8と、これを車体1に支持させる2本の支柱9とを備え、これら支柱9は乗降口5から離れた位置に立ち上げられている。
【0003】
このため、運転者は支柱9の存在を気にすることなく運転台に乗降し、誤って乗降口縁部6に接近し過ぎ、つま先や膝を乗降口縁部6に打ち当てるおそれがある。ここで、前記乗降口縁部6の形状は、サイドパネル3を構成する板部材を例えば溶断、剪段などにより切断したままの形状、あるいは、必要に応じて、その切断面の角を小さく面取りした形状になっているので、運転者が昇降に際して誤って足や膝を乗降口縁部6やその内側のカバーに打ち付けると、打撲傷や切傷や挫傷を負う可能性が高い。
【0004】
この問題を解決するために、従来では、体裁よく角を丸めた形状の樹脂製のカバー7を乗降口縁部6に組付けている。
【0005】
【特許文献1】
実開昭63−154596号公報
【特許文献2】
意匠登録第1038486号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この対策を採用すると、部品点数が増加し、カバーの型費用、工数、工程時間などが増大し、大幅にコストアップするという問題がある。
【0007】
本発明はこの従来技術の課題を解消し、乗降時の運転者の安全性を高めることができる上、コストダウンを図ることができるようにしたフォークリフトを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、フレームボディの乗降口縁部を構成するパネルの端部が平面視において運転台側に丸く曲げ返された形状に形成されると共に、ヘッドガードの支柱がこのパネルの乗降口縁部に連続して立ち上げられることを特徴とするという技術的手段を採用する。
【0009】
これによれば、乗降口縁部に連続してヘッドガードの支柱が立ち上げられているので、運転者が自然と支柱との接触を避けるようにして乗降するようになり、つま先や膝が乗降口縁部に近付き過ぎて接触することを防止できるという作用を得ることができる。又、運転者が乗降に際して乗降口縁部に接触することがあっても、乗降口縁部とこれに連続して立ち上げられたヘッドガードの支柱が平面視において運転台側に丸く曲げ返された形状に形成されているので、その接触の衝撃が曲面に沿って逃され、打撲傷、切傷、挫傷等を受傷し難くなるという作用を得ることができる。
【0010】
更に、従来パネルの乗降口縁部の内側に装着していた樹脂製のカバーを省略できるという作用を得ることができる。又、乗降口縁部とヘッドガードの支柱とが連続しているので、ヘッドガードの支柱を握ったり、手を掛けたりして乗降できるという作用を得ることができる。加えて、外観上、乗降口縁部とヘッドガードの支柱とが連続するので、外観が簡素になるという作用を得ることができる。
【0011】
請求項2に記載された発明は、前記請求項1に記載された発明において、前記支柱が平面視において前記乗降口縁部に倣う形状に形成されていることを特徴とするという技術的手段を採用する。
【0012】
これによれば、支柱の運転台外側が運転台内側に丸く曲げ返された形状に形成されるので、乗降に際して運転者の肘、肩などが乗降縁部に接触してもその接触の衝撃が曲面に沿って逃され、打撲傷、挫傷等を受傷し難くなるという作用を得ることができる。又、平面視において支柱が乗降口縁部に倣う形状に形成されているので、外観上、乗降口縁部から支柱にわたって形状が連続し、統一性のある一層簡素な外観になるという作用を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施例に係るフォークリフトを具体的に説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施例に係るフォークリフトの斜視図であり、この図1に示すように、このフォークリフトでは、車体1の後部に着座型の運転台2が設けられる。この車体1は運転台2を左右の側面から覆う左右のサイドパネル3を備え、車体1の後隅部の平面投影輪郭に沿って後面側まで延長された左右両サイドパネル3の後端部間が運転台2への乗降口5となっている。もっとも、この乗降口5の右半部は駆動輪兼操舵輪とこれを駆動する走行モータを覆うカバー10により塞がれているので、運転者は乗降口5の左半部に臨んで設けたステップ11を踏んで運転台2のフロア12に乗降することになる。そして、フロア12に乗った運転者が着座する運転座席13は前記カバー10の上側に設けられている。
【0015】
図2は左サイドパネル3の後端部を拡大して示す横断平面図であり、図1とこの図2とに示すように、乗降口縁部6を構成するサイドパネル3の後端部は、例えばプレス成形により、平面視においてその端縁が前向きになるまで丸く曲げ返された形状に形成されている。この乗降口縁部6の外面曲率半径は、特に限定されないが、例えば10〜25mm程度であることが好ましく、この範囲よりも小さいと接触の力がかえって集中することになるので好ましくなく、又、この範囲よりも大きいと、乗降口5の間口や運転台2のスペースを狭めることになるので好ましくない。
【0016】
図1に示すように、この左乗降口縁部6に連続してヘッドガード4の左側の支柱9が立ち上げられ、この支柱9の後側部の輪郭は乗降口縁部6の平面外形に倣って丸く曲げ返された形状に形成されている。又、この支柱9のその他の角にも適当に丸みを付けている。なお、この支柱9はコストアップを避けるために例えばロール成形により形成しているが、押出し成形などにより形成してもよい。又、右側のサイドパネル3及びヘッドガード4の支柱9は左側のそれらと左右勝手違いに構成されている。尚、図面において符号8はヘッドガード4の本体を示す。
【0017】
以上に説明したように、このフォークリフトは、ヘッドガード4の支柱9が乗降口縁部6を構成するサイドパネル3の端部に連続して立ち上げられるという技術的手段を採用しているので、これによれば、運転者が自然に前記支柱9との接触を避け、前記ステップ11の中央あるいは中央寄りに足を乗せるようにして運転台2に乗降するようになり、つま先や膝が乗降口縁部6に近付き過ぎて接触することを防止できるという作用を得ることができ、その結果、運転者の乗降時の安全性を高めることができた。又、このフォークリフトの乗降口縁部6は平面視において運転台2側に丸く曲げ返された形状に形成されているので、運転者が誤って乗降口縁部6につま先や膝を接触させたとしても、その接触力の一部が乗降口縁部6の表面に沿って逃され受傷せずに済んだり、軽い傷を負うだけで済んだりするから、運転者の乗降時の安全性を一層高めることができた。
【0018】
更に、このフォークリフトによれば、乗降口縁部6に組付けていた樹脂性のカバーが不要になるという作用を得ることができるので、このカバーを省略することにより、部分点数、組立工数、製造時間などを削減して、大幅にコストダウンすることができた。又、前記支柱9を掴んで運転台2に乗降できるという作用が得られるので、乗降時に運転者が握る取手を省略して部品点数、組立工数、製造時間などを削減し、コストダウンを図ることができた。加えて、このフォークリフトの乗降口縁部6は平面視において運転台2側に丸く曲げ返された形状に形成されているので、乗降口縁部6の外観が簡素になり外観上の美観を高めることができた。更に加えて、乗降口縁部6に連続して支柱9が立ち上げられているので、全体としての外観が簡素になり、外観上の美観を一層高めることができた。
【0019】
特に、このフォークリフトでは、支柱9が平面視において乗降口縁部6に倣う形状に形成されているので、外観上、乗降口縁部6から支柱9にわたって形状が連続し、統一性のある一層簡素な外観を得ることができ、外観上の美観を更に一層高めることができた。
【0020】
なお、この実施例は、本発明を着座型(シットオンタイプ)のフォークリフトに適用したものであるが、本発明はこの実施例に限定されることなく、例えば立乗型フォークリフトや立乗・着座切替型フォークリフトにも適用できる。又、この実施例では、乗降口5が車体1の後面に開設されているが、乗降口5を車体1の左右いずれかの側面に開設したフォークリフトにも本発明を適用することができる。
【0021】
【発明の効果】
以上に説明したように、本願の請求項1に係る発明によれば、運転者が自然に前記支柱との接触を避け、乗降口の中央又は中央寄りに足を乗せるようにして運転台に乗降するようになり、つま先や膝が乗降口縁部に近付き過ぎて接触することを防止できるという作用を得ることができ、この作用により、運転者の乗降時の安全性を高めることができるという効果を得ることができる。又、運転者が誤って乗降口縁部につま先や膝を接触させたとしても、その接触力の一部が乗降口縁部の表面に沿って逃されるという作用を得ることができ、この作用により、誤ってつま先や膝を乗降口縁部に接触させた運転者が受傷せずに済んだり、軽い傷を負うだけで済んだりするから、運転者の乗降時の安全性を一層高めることができるという効果を得ることができる。
【0022】
更に、請求項1に記載の発明によれば、乗降時の安全のために乗降口縁部に組付けていた樹脂性のカバーが不要になるという作用を得ることができるので、このカバーを省略することにより、部分点数、組立工数、製造時間などを削減して、大幅にコストダウンすることができるという効果を得ることができる。又、前記支柱を掴んで運転台に乗降できるという作用が得られるので、乗降時に運転者が握る取手を省略して部品点数、組立工数、製造時間などを削減し、コストダウンを図ることができるという効果を得ることができる。
【0023】
加えて、請求項1に記載の発明によれば、乗降口縁部の外観が簡素になるという作用を得ることができ、この作用により、外観上の美観を高めることができるという効果を得ることができる。更に、乗降口縁部と支柱とが連続した簡素な外観になるという作用を得ることができ、この作用により、外観上の美観を一層高めることができるという効果を得ることができる。
【0024】
次に、請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記支柱が平面視において前記乗降口縁部に倣う形状に形成されていることを特徴とするという技術的手段を採用するので、これによれば、乗降口縁部と支柱とが統一性のある簡素な外観になるという作用を得ることができ、この作用により、外観上の美観を更に一層高めることができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の横断平面図である。
【図3】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 車体
2 運転台
3 サイドパネル
4 ヘッドガード
5 乗降口
6 乗降口縁部
9 支柱
Claims (2)
- ヘッドガードの支柱が乗降口縁部を構成するパネルの端部に連続して立ち上げられると共に、該乗降口縁部が平面視において運転台側に丸く曲げ返された形状に形成されていることを特徴とするフォークリフト。
- 前記支柱が平面視において前記乗降口縁部に倣う形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003108563A JP2004315117A (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | フォークリフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003108563A JP2004315117A (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | フォークリフト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004315117A true JP2004315117A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33469985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003108563A Withdrawn JP2004315117A (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | フォークリフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004315117A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200452754Y1 (ko) * | 2009-01-05 | 2011-03-24 | 씨제이 지엘에스 주식회사 | 지게차의 안전 보호 장치 |
CN101479180B (zh) * | 2006-06-29 | 2015-05-20 | 克朗设备公司 | 用于物料搬运车辆的护顶架 |
-
2003
- 2003-04-14 JP JP2003108563A patent/JP2004315117A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101479180B (zh) * | 2006-06-29 | 2015-05-20 | 克朗设备公司 | 用于物料搬运车辆的护顶架 |
KR200452754Y1 (ko) * | 2009-01-05 | 2011-03-24 | 씨제이 지엘에스 주식회사 | 지게차의 안전 보호 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060704 |