JP2004315096A - エレベーターの乗場ドア装置 - Google Patents

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雄 藤木
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Abstract

【課題】出入口下縁部と引き戸下端の空隙を減少する閉塞手段を容易に設置することができるエレベーターの乗場ドア装置を得る。
【解決手段】引き戸4の動作時には押付機構8が非動作となり敷居2案内溝3の側壁と閉塞板7との間に空隙を形成し、引き戸4の全閉時に押付機構8が動作して閉塞板7を敷居2案内溝3の側壁に押し付ける。これにより、引き戸4下端面と出入口1の下縁部との空隙を減少し、引き戸4の全閉時において引き戸4下端部の空気の流通を抑制する。
また、閉塞板7及び押付機構8が敷居2案内溝3対応位置に配置されるので、引き戸4面の外側箇所に閉塞板7等の設置スペースを要せず狭い場所に閉塞板7等を容易に配置でき、昇降路の水平投影面におけるスペース効率を向上する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、昇降路に設けられた乗場の出入口を引き戸によって開閉するエレベーターの乗場ドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エレベーターの乗場ドア装置は、乗場出入口の縁部と引き戸面との間に適宜な空隙が形成され、引き戸が出入口の幅方向に沿って移動して開閉動作する。
そして従来のエレベーターの乗場ドア装置において、エレベーターが設置された建物の火災時に発生する煙やガスが乗場からエレベーターの昇降路内へ侵入を防止するため、出入口縁部と引き戸との間の空隙における空気の流通を防止する閉塞手段の装備が提案されている。
【0003】
この閉塞手段は次ぎに述べるように構成される。すなわち、引き戸の下縁部に引き戸面に沿い、かつ引き戸面から出入口の出入方向に離れた位置に遮蔽体が配置される。そして、引き戸の全閉時には遮蔽体が下降して敷居面からなる出入口の下縁部に接し、また引き戸の開閉動作時には遮蔽体が上昇して出入口の下縁部から離れるように構成されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
実登3032400号公報(第1頁、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエレベーターの乗場ドア装置では、引き戸面から外側に離れた場所に遮蔽体の配置スペースを要するため、エレベーターに実装する場合に遮蔽体の配置スペースを確保することが困難であるときが多く、しかもエレベーター昇降路の水平投影面におけるスペース効率が低下し、エレベーター設置のスペースを形成するための費用が嵩むという問題点があった。
【0006】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、出入口下縁部と引き戸下端の空隙を減少する閉塞手段を容易に設置することができるエレベーターの乗場ドア装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーターの乗場ドア装置においては、下端が出入口の敷居の案内溝に移動自在に係合され、敷居の長手方向に動作して出入口を開閉する引き戸と、遮煙性を有する弾性板材からなり上端側が引き戸の下縁部に装着され下端側は案内溝の側壁に空隙を形成して対面して配置された閉塞板と、上縁部が引き戸の下縁部に水平軸線を介して枢着され下縁部は案内溝内に配置されて閉塞板における案内溝の反側壁側に対面して配置され、引き戸の早くとも全閉直前に動作して閉塞板の下縁部を案内溝の側壁に押し付ける押付機構とが設けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は出入口の下部を概念的に示す正面図、図2は図1の要部を縦断し拡大して示す側面図、図3は図1の引き戸の開閉動作時を示す図2相当図である。図において、出入口1の下縁部を構成する敷居2が設置されて、この敷居2の上面に開口し敷居2の長手に沿って配置された案内溝3が設けられる。また、敷居2の長手に沿う方向に移動して出入口1を開閉動作する引き戸4が設けられる。
【0009】
そして、引き戸4面及び出入口1の縁部との間に空隙が形成され、また引き戸4下端面と出入口1の縁部、すなわち敷居2の上面との間に空隙5が形成される。そして、引き戸4の下端を形成する戸の脚6の上部が引き戸4の下端部に装着されて下部が案内溝3に移動自在に嵌合される。また、樹脂製等であって遮煙性を有する弾性板材からなる閉塞板7が、戸の脚6の配置箇所を除いて引き戸4幅に対応して配置され、上端側が引き戸4の下縁部内に装着され下端側は案内溝3の側壁に空隙を形成して対面して配置される。
【0010】
また、引き戸4の下縁部内側に押付機構8が設けられて上縁部が引き戸4の下縁部に水平軸線を介して枢着され、下縁部は案内溝3内に配置されて閉塞板7の案内溝3における反側壁側に対面して配置される。そして、引き戸4の戸閉動作時において早くとも引き戸4の全閉直前に動作して閉塞板7の下縁部を案内溝3の側壁に押し付ける。
【0011】
上記のように構成されたエレベーターの乗場ドア装置において、引き戸4の開閉動作時には押付機構8が非動作となるので案内溝3の側壁と閉塞板7との間に空隙が形成されて図3に示す状態となる。そして、図3の状態では引き戸4は移動抵抗を受けることなく開閉動作する。
【0012】
また、引き戸4の全閉時に押付機構8が動作して閉塞板7の下縁部が案内溝3の側壁に押し付けられる。これによって、図2に示す状態となり引き戸4下端面と出入口1の縁部、すなわち敷居2面との空隙5における空気の流通面積が減少する。これによって、引き戸4の全閉時において空隙5における空気の流通が抑制される。
【0013】
そして、出入口1縁部と引き戸4との間の空隙における空気の流通が減少してエレベーターが設置された建物の火災時に、発生する煙やガスが乗場から引き戸4の下端部を経てエレベーターの昇降路内へ侵入することを防止できる。また、図1〜図3の構成において、閉塞板7及び押付機構8が敷居2の案内溝3に対応した位置に配置される。
【0014】
このため、引き戸4面の外側における出入口1の出入方向へ離れた場所に閉塞板7等の設置スペースを要しないため、閉塞板7等を容易に配置することができる。したがって、エレベーター昇降路の水平投影面におけるスペース効率を低下させることなく閉塞板7等を容易に設置することができる。
【0015】
これによって、エレベーター設置のための所要スペースが少なくてすみ、建物においてエレベーター設置スペースを形成する費用を節減することができる。
なお、図1〜図3の実施の形態において、閉塞板7の表面に遮煙材を貼り付けたりして形成された複合材によって、閉塞板7を構成することも可能である。
【0016】
また、図1〜図3の実施の形態は引き戸4が二枚戸両開き方式を想定して説明したが、図1〜図3の実施の形態の構成を応用して二枚戸片開き方式、三枚戸片開き方式等の他の引き戸方式にも容易に適用することができる。そして、これらの引き戸方式においても図1〜図3の実施の形態における作用を得ることができる。
【0017】
実施の形態2.
図4及び図5は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図4は前述の図2相当図、図5は図4の引き戸の開閉動作時を示す図4相当図である。なお、図4及び図5の他は前述の図1〜図3と同様にエレベーターの乗場ドア装置が構成されている。図において、図1〜図3と同符号は相当部分を示し、押付機構8における案内溝3の側壁との対向面に前述の閉塞板7と同様な閉塞板9が装着される。
【0018】
上記のように構成されたエレベーターの乗場ドア装置においても、引き戸4の開閉動作時には押付機構8が非動作となるので案内溝3の側壁と閉塞板9との間に空隙が形成されて図5に示す状態となる。また、引き戸4の全閉時に押付機構8が動作して閉塞板9が案内溝3の側壁に押し付けられる。
【0019】
したがって、詳細な説明を省略するが図4及び図5の実施の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られる。また、閉塞板9の表面に遮煙材を貼り付けたりして形成された複合材によって閉塞板9を構成することも可能である。また、複合材からなる閉塞板9のうち弾性部分のみを押付機構8装着することも可能である。
【0020】
実施の形態3.
図6及び図7も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図6は前述の図2相当図、図7は図6の引き戸の開閉動作時を示す図6相当図である。なお、図6及び図7の他は前述の図1〜図3と同様にエレベーターの乗場ドア装置が構成されている。図において、図1〜図3と同符号は相当部分を示し、押付機構8を閉塞板7を押圧する方向に付勢する圧縮コイルばねからなる付勢体10が設けられ、付勢体10は一端が引き戸4の下縁部内の内側に保持され、他端は押付機構8の反閉塞板7側に保持される。
【0021】
上記のように構成されたエレベーターの乗場ドア装置においても、引き戸4の開閉動作時には押付機構8が非動作となるので案内溝3の側壁と閉塞板7との間に空隙が形成されて図7に示す状態となる。また、引き戸4の全閉時に押付機構8が動作して閉塞板7が案内溝3の側壁に押し付けられる。したがって、詳細な説明を省略するが図6及び図7の実施の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0022】
また、図6及び図7の実施の形態において付勢体10によって押付機構8が閉塞板7を押圧する方向に押圧されるので、付勢体10の性能を適宜に設計して閉塞板7における接触圧を適宜に設定することができる。これによって、引き戸4の下端面と敷居2との間における火災時の煙等の昇降路内への閉塞板7による侵入防止作用を向上することができる。
【0023】
実施の形態4.
図8〜図11も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図8は前述の図2相当図、図9は図8の右側面図、図10は図8の引き戸の開閉動作時を示す図8相当図、図11は図10の右側面図である。図において、図1〜図3と同符号は相当部分を示し、押付機構11が次ぎに述べるように構成される。
【0024】
すなわち、引き戸4の下縁部内に押付板12が設けられて上縁部が引き戸4の下縁部に水平軸線を介して枢着され、下縁部は案内溝3内に配置されて閉塞板7の案内溝3における反側壁側に対面して配置される。そして、突出体13の一端が押付板12の高さ方向の中間部に固定されて他端は引き戸4面外に突出して配置される。
【0025】
また、敷居2の上面にカム14が固定されて引き戸4が全閉した位置における戸袋側の端部から戸袋の奥側へ離れた位置に配置される。そして、引き戸4の戸袋側の端面における下部寄りに支持体15が設けられる。そして、作動腕16の長手中間が支持体15に枢着されて一端は突出体13の上側に対向して配置され他端にはカム14に対応するローラ17が枢着される。
【0026】
上記のように構成されたエレベーターの乗場ドア装置においても、引き戸4の開閉動作時には図11に示すようにカム14からローラ17が外れて押付機構11が非動作となって、案内溝3の側壁と閉塞板7との間に空隙が形成されて図10に示す状態となる。
【0027】
また、引き戸4の全閉時に押付機構11が動作し、すなわち引き戸4の全閉動作によってカム14にローラ17が乗り上げることにより作動腕16が図9において時計方向に回動する。これによって、作動腕16の一端により突出体13が押し下げられて押付板12が回動し、図8に示すように押付板12により閉塞板7が案内溝3の側壁に押し付けられる。
【0028】
したがって、詳細な説明を省略するが図8〜図11の実施の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られる。なお、図8〜図11の実施の形態において押付機構11が引き戸4の戸閉動作力によって作動する。したがって、押付機構11の付勢のための専用の駆動源を要しないので、エレベーターの乗場ドア装置の製作費を節減することができる。
【0029】
実施の形態5.
図12〜図15も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図12は前述の図2相当図、図13は図12の右側面に対応した図であり出入口を概念的に示す図、図14は図12の引き戸の開閉動作時を示す図12相当図、図15は図14に対応した図13相当図である。図において、前述の図8〜図11と同符号は相当部分を示す。
【0030】
そして、ハンガーケースからなる出入口1の上縁部材18が設けられて、上縁部材18に戸のレール19が装着される。また、引き戸4の上端に吊り手20が設けられて戸のレール19に掛合され、吊り手20は引き戸4の開閉動作によって戸のレール19上を移動する。そして、押付機構21が次ぎに述べるように構成される。
【0031】
すなわち、引き戸4の下縁部内に押付板12が設けられて上縁部が引き戸4の下縁部に水平軸線を介して枢着され、下縁部は案内溝3内に配置されて閉塞板7の案内溝3における反側壁側に対面して配置される。そして、突出体13の一端が押付板12の高さ方向の中間部に固定されて他端は引き戸4面外に突出して配置される。
【0032】
また、圧縮コイルばねからなる付勢体22が設けられて一端が押付板12に、他端は引き戸4下端の溝内における押付板12との対向面に保持されて押付板12を敷居2の案内溝3の側壁方向に付勢する。そして、吊り手20に支持体23が設けられて、L字状をなす作動腕24の屈折部が支持体23に枢着されL字の一辺の先端にローラ25が枢着される。
【0033】
そして、連結索26の一端が作動腕24のL字の他辺の先端に連結され、他端は突出体13の突出端に連結される。また、上縁部材18にカム27が設けられて、カム27の先端は引き戸4が全閉した時に作動腕24のローラ25が外れる位置に配置されると共に、カム27の長手が引き戸4の開閉動作中は作動腕24のローラ25が押圧される長さに設定される。
【0034】
上記のように構成されたエレベーターの乗場ドア装置においても、引き戸4の開閉動作時には図15に示すようにローラ25がカム27によって押圧される。これによって、連結索26により突出体13が付勢体22の付勢力に抗して引き上げられて押付板12が敷居2の案内溝3の側壁から離れた位置に配置される。したがって、押付機構21が非動作となって案内溝3の側壁と閉塞板7との間に空隙が形成されて図14に示す状態となる。
【0035】
また、引き戸4の全閉動作によってローラ25がカム27から外れることによって作動腕24が図15において時計方向に回動して図13に示す状態となる。これにより、連結索26が弛緩して押付機構21が動作して、付勢体22の付勢力によって押付板12が回動し、図12に示すように押付板12により閉塞板7が案内溝3の側壁に押し付けられる。
【0036】
したがって、詳細な説明を省略するが図12〜図15の実施の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られる。なお、図12〜図15の実施の形態において押付機構21が引き戸4の戸閉動作力によって作動する。したがって、詳細な説明を省略するが図12〜図15の実施の形態においても図8〜図11の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0037】
実施の形態6.
図16も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図14相当図である。なお、図16の他は前述の図12〜図15と同様にエレベーターの乗場ドア装置が構成されている。図において、図12〜図15と同符号は相当部分を示し、引き戸4下端の溝内にダッシュポットからなる減衰機構28が設けられて一端が押付板12に、他端は引き戸4下端の溝内における押付板12との対向面に保持されて付勢体22と並列に配置される。
【0038】
上記のように構成されたエレベーターの乗場ドア装置においても、引き戸4の開閉動作時には押付機構21が非動作となるので案内溝3の側壁と閉塞板9との間に空隙が形成されて前述の図3に示す状態となる。また、引き戸4の全閉時に押付機構21が動作して閉塞板9が案内溝3の側壁に押し付けられる。したがって、詳細な説明を省略するが図16の実施の形態においても図12〜図15の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0039】
また、図16の実施の形態において引き戸4が全閉直前位置に移動し、ローラ25がカム27から外れ連結索26が弛緩して付勢体22の付勢力によって押付板12が回動する。この押付板12の動作開始が減衰機構28によって遅延されるので、引き戸4の全閉位置到達前に閉塞板7が案内溝3の側壁を摺擦して不快な摺擦音を発生する不具合を未然に防止することができる。
【0040】
実施の形態7.
図17及び図18も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図17は前述の図13の要部に相当する図、図18は図17の引き戸の開閉動作時を示す図17相当図である。なお、図17及び図18の他は前述の図12〜図15と同様にエレベーターの乗場ドア装置が構成されている。図において、図12〜図15と同符号は相当部分を示し、上縁部材18に装着されたソレノイド29を有する押付機構30が設けられる。
【0041】
上記のように構成されたエレベーターの乗場ドア装置においても、引き戸4の開閉動作時にはソレノイド29が付勢されて、ソレノイド29の作動部が突出してローラ25が押圧される。これによって、連結索26により突出体13が付勢体22の付勢力に抗して引き上げられて押付板12が敷居2の案内溝3の側壁から離れた位置に配置される。したがって、押付機構30が非動作となって案内溝3の側壁と閉塞板7との間に空隙が形成される。
【0042】
また、引き戸4の全閉動作によってソレノイド29が消勢されて、ソレノイド29の作動部がローラ25から後退することによって作動腕24が図18に示す状態から計方向に回動して図17に示す状態となる。これにより、連結索26が弛緩して押付機構30が動作して、付勢体22の付勢力によって押付板12が回動し、押付板12により閉塞板7が案内溝3の側壁に押し付けられる。
【0043】
したがって、詳細な説明を省略するが図17及び図18の実施の形態においても、前述の押付機構21が引き戸4の戸閉動作力によって作動する機能を除いて図12〜図15の実施の形態における作用を得ることができる。
なお、図17及び図18の実施の形態において押付機構30はソレノイド29用電源によって駆動され引き戸4の戸閉動作力によって作動しない。
【0044】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、下端が出入口の敷居の案内溝に移動自在に係合され、敷居の長手方向に動作して出入口を開閉する引き戸と、遮煙性を有する弾性板材からなり上端側が引き戸の下縁部に装着され下端側は案内溝の側壁に空隙を形成して対面して配置された閉塞板と、上縁部が引き戸の下縁部に水平軸線を介して枢着され下縁部は案内溝内に配置されて閉塞板における案内溝の反側壁側に対面して配置され、引き戸の早くとも全閉直前に動作して閉塞板の下縁部を案内溝の側壁に押し付ける押付機構とを設けたものである。
【0045】
これによって、引き戸の開閉動作時には押付機構が非動作となり敷居の案内溝の側壁と閉塞板との間に空隙が形成され、引き戸は移動抵抗を受けることなく開閉動作する。また、引き戸の全閉時に押付機構が動作して閉塞板が敷居の案内溝の側壁に押し付けられて、引き戸下端面と出入口の下縁部との空隙が減少して引き戸の全閉時において引き戸下端面と出入口の下縁部との間における空気の流通が抑制される。これによって、引き戸下端の空隙においてエレベーターが設置された建物の火災時に、発生する煙やガスが乗場からエレベーターの昇降路内へ侵入することを防ぐことができる。また、閉塞板及び押付機構が敷居の案内溝対応位置に配置される。このため、引き戸面から出入口の出入方向に離れた位置に閉塞板等の設置スペースを要しないので閉塞板等を容易に配置することができ、エレベーター昇降路の水平投影面におけるスペース効率を低下させることなく閉塞板等を設置することができる。これによって、エレベーター設置のための所要スペースが減少し、建物においてエレベーター設置スペースを形成する費用を節減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す図で、出入口の下部を概念的に示す正面図。
【図2】図1の要部を縦断し拡大して示す側面図。
【図3】図1の引き戸の開閉動作時を示す図2相当図。
【図4】この発明の実施の形態2を示す図で、前述の図2相当図。
【図5】図4の引き戸の開閉動作時を示す図4相当図。
【図6】この発明の実施の形態3を示す図で、前述の図2相当図。
【図7】図6の引き戸の開閉動作時を示す図6相当図。
【図8】この発明の実施の形態4を示す図で、前述の図2相当図。
【図9】図8の右側面図。
【図10】図8の引き戸の開閉動作時を示す図8相当図。
【図11】図10の右側面図。
【図12】この発明の実施の形態5を示す図で、前述の図2相当図。
【図13】図12の右側面に対応した図で、出入口を概念的に示す図。
【図14】図12の引き戸の開閉動作時を示す図12相当図。
【図15】図14に対応した図13相当図。
【図16】この発明の実施の形態6を示す図で、前述の図14相当図。
【図17】この発明の実施の形態7を示す図で、前述の図13の要部に相当する図。
【図18】図17の引き戸の開閉動作時を示す図17相当図。
【符号の説明】
1 出入口、2 敷居、3 案内溝、4 引き戸、7 閉塞板、8 押付機構、9 閉塞板、11 押付機構、21 押付機構、30 押付機構。

Claims (1)

  1. 下端が出入口の敷居の案内溝に移動自在に係合され、上記敷居の長手方向に動作して上記出入口を開閉する引き戸と、遮煙性を有する弾性板材からなり上端側が上記引き戸の下縁部に装着され下端側は上記案内溝の側壁に空隙を形成して対面して配置された閉塞板と、上縁部が上記引き戸の下縁部に水平軸線を介して枢着され下縁部は上記案内溝内に配置されて上記閉塞板の反上記側壁側に対面して配置され、上記引き戸の早くとも全閉直前に動作して上記閉塞板の下縁部を上記側壁に押し付ける押付機構とを備えたエレベーターの乗場ドア装置。
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