JP2004312795A - 回転電機のコイル - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な装置を必用とせずに回転電機のコイルの平角線を高い占積率で整然と巻回する。
【解決手段】鉄心12の周囲を覆うインシュレータ13に平角線14を複数層に重ねて巻回する際に、インシュレータ13の巻き始め部分に対応する一対の長辺13dに沿ってそれぞれ段状突起部13hを形成し、前記段状突起部13hの幅Wはそこに巻回された初期ターン部の平角線14の倒れを阻止し得る幅に設定され、前記段状突起部13hの高さHは前記初期ターン部に隣接する複数層の実ターン部の最外層の平角線14が前記記初期ターン部の平角線14に係止されて巻回軸の方向へのずれを阻止される高さに設定される。インシュレータ13に一対の段状突起部13hを形成するだけなので、インシュレータ13の巻回部全体に階段状の段差を形成したり、高価な特殊巻き線機を使用したりする必要がなくなり、コイル11の製造コストを低く抑えることができる。
【選択図】 図13

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄心の周囲を覆う絶縁部材の巻回部に平角線を複数層に重ねて巻回した回転電機のコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
回転電機の鉄心に巻線を巻回してコイルを構成する場合、巻線の占積率を高めるために円形断面の丸線に代えて長方形断面の平角線を用いることが知られている。丸線を用いた場合には隣接する丸線間の窪みに次の丸線が嵌合することで安定した巻回が可能になるが、平角線を用いた場合には前記窪みができないことで平角線どうしがスリップして位置決めが困難になるため、平角線の繰り出しと連動して移動するガイドを備えた高価な巻線機が必要になってコイルの製造コストが上昇する問題があった。
【0003】
そこで、鉄心の外周を覆う絶縁部材の巻回部に階段状の段差を形成し、この段差により平角線を位置決めしながら巻回するものが、下記特許文献により提案されている。
【0004】
【特許文献】
特開2003−9444号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のものは、階段状の段差を形成することで絶縁部材の肉厚が厚くなり、その分だけ平角線の占積率が低下する問題があるだけでなく、平角線のエッジワイズ曲げ(長方形断面の短辺と直交する方向の曲げ)を伴うために、巻回に先立って平角線を所定の形状に曲げる特殊な成形装置と、その平角線を巻回する特殊な巻線機とが必要になる問題があった。
【0006】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、複雑な装置を必要とせずに回転電機のコイルの平角線を高い占積率で整然と巻回することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、鉄心の周囲を覆う絶縁部材の巻回部に平角線を複数層に重ねて巻回した回転電機のコイルであって、絶縁部材の巻回部は巻回軸に直交する断面が方形状であり、平角線の横断面は長辺および短辺を有する長方形状であり、平角線の一方の長辺が絶縁部材の巻回部に対向するように巻回されるものにおいて、絶縁部材の巻き始め部分に対応する巻回部の相対向する一対の辺に沿ってそれぞれ段状突起部を形成し、前記段状突起部の幅Wはそこに巻回された初期ターン部の平角線の倒れを阻止し得る幅であり、前記段状突起部の高さHは前記初期ターン部に隣接する複数層の実ターン部の最外層の平角線が、前記初期ターン部の平角線に係止されて巻回軸の方向へのずれを阻止される高さであることを特徴とする回転電機のコイルが提案される。
【0008】
上記構成によれば、鉄心の周囲を覆う絶縁部材の断面方形状の巻回部が、その巻き始め部分に対応する一対の辺に沿って所定幅Wおよび所定高さHの段状突起部を有しているので、段状突起部に巻回した初期ターン部の平角線によって、その初期ターン部に隣接する複数層の実ターン部の最外層の平角線が倒れたりずれたりするのを阻止し、絶縁部材に平角線を整然と巻回して占積率を高めることができる。しかも絶縁部材に一対の段状突起部を形成するだけなので、絶縁部材の巻回部全体に階段状の段差を形成したり、高価な特殊巻き線機を使用したりする必要がなくなり、平角線の占積率を確保しながらコイルの製造コストを低く抑えることができる。
【0009】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、初期ターン部のターン数を自然数Nとし、平角線の長辺の長さをLとしたとき、絶縁部材の段状突起部の幅Wを、
(N−0.5)×L≦W≦(N+0.1)×L
に設定したことを特徴とする回転電機のコイルが提案される。
【0010】
上記構成によれば、絶縁部材の段状突起部の幅Wを適切に設定することにより、初期ターン部の平角線の倒れを確実に阻止しながら、段状突起部に平角線が巻回されないことで発生する無駄空間を最小限に抑えることができる。
【0011】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、初期ターン部に隣接する実ターン部の層数を3以上の奇数の自然数Noとし、平角線の短辺の長さをSとしたとき、絶縁部材の段状突起部の高さHを、
(No−1.8)×S≦H≦(No−1.0)×S
に設定したことを特徴とする回転電機のコイルが提案される。
【0012】
上記構成によれば、絶縁部材の段状突起部の高さHを適切に設定することにより、初期ターン部に隣接する複数層の実ターン部の最外層の平角線が巻回軸の方向にずれるのを確実に阻止しながら、初期ターン部の外径が不必要に大きくなるのを防止することができる。
【0013】
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、前記段状突起部を、絶縁部材として設けたインシュレータに形成したことを特徴とする回転電機のコイルが提案される。
【0014】
上記構成によれば、絶縁部材としてのインシュレータに段状突起部を形成したので、既存の鉄心に何ら変更を加えることなく、インシュレータに段状突起部を付加するだけで所望の効果を得ることができる。
【0015】
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、前記段状突起部を、鉄心の形状により形成したことを特徴とするの回転電機のコイルが提案される。
【0016】
上記構成によれば、鉄心の形状により段状突起部を形成したので、インシュレータを廃止して薄い絶縁皮膜で済ますことができ、コストを削減するとともに、コイルの占積率を更に高めることができる。しかも鉄心をブロックから切削する場合に、段状突起部の分だけ材料の歩留りを高めることができる。
【0017】
尚、実施例のインシュレータ13は本発明の絶縁部材に対応し、実施例の長辺13d,13d′は本発明の辺に対応する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0019】
図1〜図14は本発明の第1実施例を示すもので、図1はステータの部分正面図、図2は図1の2方向矢視図、図3はインシュレータの斜視図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図4の5−5線拡大断面図、図6は平角線の横断面図、図7は平角線の巻回工程を示す第1分図、図8は平角線の巻回工程を示す第2分図、図9は平角線の巻回工程を示す第3分図、図10は平角線の巻回工程を示す第4分図、図11は図7(A)に対応するコイルの断面図、図12は図7(C)に対応するコイルの断面図、図13は図8(D)に対応するコイルの断面図、図14は段状突起部の幅Wの許容範囲を説明する図である。
【0020】
図1および図2に示すように、ハイブリッド車両の走行用駆動源として用いられる発電電動機の環状をなすステータ10は、同一構造を有する複数個(実施例では24個)のコイル11…を円周方向に結合してなり、図1には24個のコイル11…のうちの5個が示される。各々のコイル11は、多数の鋼板を積層した鉄心12の外周を絶縁部材としての合成樹脂製のインシュレータ(ボビン)13で覆い、そのインシュレータ13に平角線14を複数層に巻回してなる。鉄心12の径方向の外端部は、その円周方向の両端部に凸部12aおよび凹部12bを備えており、それらの凸部12aおよび凹部12bが交互に嵌合することで円周方向に結合される。
【0021】
図3〜図5に示すように、インシュレータ13は鉄心12の外周に嵌合可能なように割り面pで2分割されており、平角線14を巻回すべく外側フランジ部13aおよび内側フランジ部13b間に形成された巻回部13cは、巻回軸Aに直交する断面の形状(図4参照)が、一対の長辺13d,13dおよび一対の短辺13e,13eを有する長方形となっている。内側フランジ部13bには平角線14の巻き始め部分を平角線ホルダ15と協働して係止する2個の切欠13f,13fが形成され、外側フランジ部13aには平角線14の巻き終わり部分を平角線ホルダ16と協働して係止する1個の切欠13gが形成される。
【0022】
インシュレータ13の巻回部13cの長辺13d,13dと内側フランジ部13bとの境界に段状突起部13h,13hが形成される。図5から明らかなように、段状突起部13hの断面は長方形であり、その幅(径方向長さ)はWであり、その高さ(円周方向長さ)はHである。
【0023】
図6に示すように、平角線14の横断面は長方形状であり、その長辺14a,14aの長さはLであり、その短辺14b,14bの長さはSである。そして平角線14の横断面の4個の角部は、中心角が90°の小半径の円弧14c…で構成される。即ち、平角線14は一対の長辺14a,14aに対応する部分に一対の平行面を備えるとともに、一対の短辺14b,14bに対応する部分に一対の平行面を備えることが必要である。
【0024】
本実施例では、段状突起部13hの幅Wは平角線の長辺の長さLに等しく設定され(W=L)、また段状突起部13hの高さHは平角線の短辺の長さSの1.5倍に設定される(H=1.5S)。
【0025】
次に、インシュレータ13に対する平角線14の巻回工程を、図7〜図13に基づいて説明する。
【0026】
先ず、図7(A)および図11に示すように、インシュレータ13の内側フランジ部13bの2個の切欠13f,13fを通過させた平角線14を、インシュレータ13の巻回部13cの外周に沿って径方向内側から径方向外側に向かって螺旋状に1層目の14ターン(厳密には13ターン+3/4ターン)を巻回する。このとき、平角線14の一方の長辺14aがインシュレータ13の巻回部13cに対向するとともに、1ターン毎に平角線14の短辺14b,14bどうしが密着する。そして巻き始めの1ターンにおいて平角線14はインシュレータ13の一対の段状突起部13h,13hおよび一対の短辺13e,13e上に巻回され、2ターン目以降がインシュレータ13の長辺13d,13dおよび短辺13e,13e上に巻回される。
【0027】
巻き始めの1ターンの段状突起部13h,13h上に巻回された平角線14は、2ターン目以降の平角線14に対して、段状突起部13hの高さHである1.5Sだけ外側に突出している。以下、段状突起部13h上に巻回された部分(本実施例では最初の1ターン)を初期ターン部と呼び、それ以降の部分(2ターン目以降)を実ターン部と呼ぶ。
【0028】
続いて、図7(B)に示すように、インシュレータ13の外側フランジ部13aの下面に沿って平角線14を1ターンさせた後に、図7(C)および図12に示すように、1層目の外周に径方向外側から径方向内側に向かって螺旋状に2層目の12ターンを巻回する。この2層目の巻き終わりにおいて、平角線14の短辺14bは初期ターン部の平角線14の短辺14bの上面および段状突起部13h,13hの上面にそれぞれ短辺14bの長さSの半分ずつ乗る状態になる。
【0029】
続いて、図8(D)および図13に示すように、初期ターン部の平角線14の上面および段状突起部13h,13hの上面に沿って平角線14を1ターンさせる。この1ターンにおいて、平角線14の短辺14bは段状突起部13h,13hに巻回された初期ターン部の平角線14の上面に短辺14bの長さSの半分だけ乗る状態になる。そして図8(E)に示すように、2層目の外周に径方向内側から径方向外側に向かって螺旋状に3層目の12ターンを巻回する。
【0030】
続いて、図8(F)に示すように、インシュレータ13の外側フランジ部13aの下面に沿って平角線14を1ターンさせた後に、図9(G)に示すように、3層目の外周に径方向外側から径方向内側に向かって螺旋状に4層目の6ターンを巻回する。この4層目の巻き終わりは、インシュレータ13の巻回部13cの径方向の中間部とされる。
【0031】
続いて、図9(H)に示すように、4層目の外周に径方向内側から径方向外側に向かって螺旋状に1ターンさせた後に、図9(I)に示すように、更に5層目の5ターンを巻回する。この5層目の巻き終わりはインシュレータ13の外側フランジ部13aの下面に達している。
【0032】
続いて、図10(J)に示すように、インシュレータ13の外側フランジ部13aの下面に沿って平角線14を1ターンさせた後に、図10(K)に示すように、5層目の外周に径方向外側から径方向内側に向かって螺旋状に6層目の1ターンを巻回し、最後に図10(L)に示すように平角線14を外側フランジ部13aの切欠13gを通過させて巻回を完了する。
【0033】
このように、平角線14を使用したことにより、隣接する平角線14間の空間が丸線を使用した場合に比べて減少し、コイル11の占積率を高めることができる。またインシュレータ13の径方向内側では平角線14を3層に巻回し、径方向外側では平角線14を6層に巻回することにより、巻き上がったコイル11の外径が径方向外側ほど大きくなるようにし、隣接するコイル11…間の間隙17…(図1参照)を小さくして占積率を更に高めることができる。
【0034】
以上のように、図8(D)および図13で説明した3層目の巻き始めの平角線14が、その径方向内側で段状突起部13h,13hに巻回された初期ターン部の平角線14の上面に短辺14bの長さSの半分だけオーバーラップするので、3層目の巻き始めの平角線14が径方向内側に滑って巻回が乱れるのを未然に防止することができる。しかもインシュレータ13の巻回部13cの全体に階段状の段差を形成したり、巻回に先立って平角線14を所定形状に曲げたり、高価な特殊巻き線機を使用したりする必要がなく、単にインシュレータ13の巻回部13cに一対の段状突起部13h,13hを形成するだけで良いため、コイル11の製造コストが増加することもない。
【0035】
次に、段状突起部13hの幅Wについて考察する。
【0036】
第1実施例では段状突起部13hの幅Wを平角線14の長辺14aの長さLに一致させていたが、幅Wを長さLよりも小さくすることができる。しかしながら、図14(A)に示すように、段状突起部13hの幅Wを平角線14の長辺14aの長さLの0.3倍よりも小さくすると平角線14が倒れてしまうため、安全を見越して幅Wは長さLの0.5倍以上とすることが望ましい。
【0037】
また第1実施例では平角線14が段状突起部13h,13h上に巻回される初期ターン部のターン数が1回であるが、初期ターン部のターン数を2回以上とすれば、段状突起部13hの幅Wは平角線14の長辺14aの長さLよりも大きくなる。例えば、図14(B)に示すように、初期ターン部のターン数を2回とした場合に、段状突起部13hの幅Wを平角線14の長辺14aの長さLの1.3倍よりも小さくすると、初期ターン部の第2ターンで平角線14が倒れてしまうため、安全を見越して幅Wは長さLの1.5倍以上とすることが望ましい。同様に、初期ターン部のターン数を3回とした場合には幅Wは長さLの2.5倍以上とし、初期ターン部のターン数を4回とした場合には幅Wは長さLの3.5倍以上とすることが望ましい。
【0038】
また図14(C)に示すように、初期ターン部のターン数が1回であっても、段状突起部13hの幅Wを平角線14の長辺14aの長さLよりも大きくすることができる。但し、この場合には段状突起部13hの上部に無駄な空間が発生するため、その無駄な空間を最小限に抑えるために、段状突起部13hの幅Wを平角線14の長辺14aの長さLの1.1倍よりも小さくすることが望ましい。同様にして、初期ターン部のターン数が2回である場合には、段状突起部13hの幅Wを平角線14の長辺14aの長さLの2.1倍よりも小さくすることが望ましい。
【0039】
以上のことを纏めると、初期ターン部のターン数を自然数N(1,2,3,4…)とし、平角線14の長辺14aの長さをLとしたとき、段状突起部13hの幅Wを、
(N−0.5)×L≦W≦(N+0.1)×L
に設定すれば良いことになる。
【0040】
次に、段状突起部13hの高さHについて考察する。
【0041】
第1実施例では段状突起部13hの高さHを平角線14の短辺14bの長さSの1.5倍に設定していたが、高さHも適宜変更可能である。例えば、実施例では初期ターン部に隣接する実ターン部が3層に巻回されており、段状突起部13hの高さHを平角線14の短辺14bの長さSの1.5倍に設定したことで、3層目の巻き始めの平角線14が短辺14bの長さSの0.5倍だけオーバラップして初期ターン部の平角線14の上に乗るようにしていたが、前記オーバラップ量は0.2S以上あれば平角線14のずれを充分に防止することができる。また前記オーバラップ量は1.0S以上あっても、初期ターン部の外径が不必要に大きくなるだけであるため、実ターン部が3層巻きの場合の段状突起部13hの高さHは、1.2S以上で2.0S以下であれば良いことになる。
【0042】
初期ターン部に隣接する実ターン部の層数は第1実施例の3層に限定されず、3層以上の奇数層であれば良い。図15に示す第2実施例では、初期ターン部に隣接する実ターン部の層数が5層になっており、この場合の段状突起部13hの高さHは3.5Sに設定されている。但し、段状突起部13hの高さHは3.5Sに限定されず、上述したように、高さHは3.2S以上で4.0S以下であれば良いことになる。
【0043】
以上のことを纏めると、初期ターン部に隣接する実ターン部の層数を3以上の奇数の自然数No(3,5,7,9…)とし、平角線14の短辺14bの長さをSとしたとき、インシュレータ13の段状突起部13hの高さHを、
(No−1.8)×S≦H≦(No−1.0)×S
に設定すれば良いことになる。
【0044】
次に、図16に基づいて本発明の第3実施例を説明する。
【0045】
第3実施例はインシュレータ13の断面形状に特徴を有するもので、段状突起部13h,13hを利用して、その裏側に凹部13i,13iを形成したものである。凹部13i,13iを形成したことにより、鉄心12の径方向内側のフランジ12c,12cを鎖線位置から実線位置へと移動させることができ、ステータ10の内径形状を変化させることなく、鉄心12の径方向の高さを減少させることができる。
【0046】
次に、図17に基づいて本発明の第4実施例を説明する。
【0047】
上述した第1〜第3実施例は、鉄心12にインシュレータ13を介して平角線14を巻回してなるコイル11…を複数個結合してステータ10を構成しているが、第4実施例のステータ10は、鋼板を打ち抜き加工して環状に形成した鉄心12に周方向に所定間隔を存して複数の切欠12d…を設け、これらの切欠12d…に装着したインシュレータ13…にそれぞれ平角線14…を巻回したものである。本実施例のインシュレータ13も段状突起部13h,13hを備えることで、第1実施例と同様の作用効果を達成することができる。
【0048】
尚、第4実施例では合成樹脂製のインシュレータ13を鉄心12に装着しているが、鉄心12自体にインシュレータ13の段状突起部13h,13hに対応する段状突起部が形成されているため、インシュレータ13を廃止し、その代わりに鉄心12を絶縁紙、絶縁塗装、絶縁被覆等の薄い絶縁部材で覆っても良い。このようにすれば、インシュレータ13を使用する場合に比べてコストを削減することができ、また絶縁部材が薄いためにコイル11の占積率を更に高めることができる。しかも鉄心12をブロックから切削する場合に、段状突起部の分だけ材料の歩留りを高めることができる。更に、第4実施例のものは、アウターロータタイプのステータ10として示したが、コイル式のロータとしても使用可能である。
【0049】
次に、図18に基づいて本発明の第5実施例を説明する。
【0050】
上述した第1実施例〜第4実施例では本発明をステータ10に適用した例を説明したが、第5実施例では本発明を同期機のロータ18に適用している。ロータ18は複数のコイル11…を図示せぬ回転軸の外周に円周方向に配置したもので、各コイル11の構造は第1実施例〜第4実施例のものと類似している。その相違点は、第1実施例〜第4実施例のものが合成樹脂製のインシュレータ13を備えているのに対し、第5実施例のものはインシュレータ13を廃止し、その代わりに絶縁紙、絶縁塗装、絶縁被覆等の薄い絶縁部材13′で鉄心12を覆っている。
【0051】
絶縁部材13′は、インシュレータ13の外側フランジ部13a、内側フランジ部13b、巻回部13c、長辺13d、段状突起部13h,13h等に対応して外側フランジ部13a′、内側フランジ部13b′、巻回部13c′、長辺13d′、段状突起部13h′,13h′等を備えている。但し、合成樹脂製のインシュレータ13と異なり、絶縁部材13′は厚さが一定であるため、その段状突起部13h′,13h′に対応する鉄心12に必ず段状突起部12e,12eが形成される。絶縁部材13′の段状突起部13h′,13h′の機能はインシュレータ13の段状突起部13h,13hの機能と同じであり、従って第5実施例によれば、第1実施例〜第4実施例と同様の作用効果を達成することができる。
【0052】
それに加えて、第5実施例によれば、コストの嵩むインシュレータ13を廃止して絶縁部材13′を採用したことでコストウンを達成することができ、しかも絶縁部材13′はインシュレータ13よりも薄いためにコイル11の占積率を更に高めることができる。また段状突起部12e,12eを有する鉄心は、プレス成形によっても圧粉成形によって容易に製造可能であり、ブロックから切削して製造する場合には段状突起部12e,12eの分だけ材料の歩留りを高めることができる。
【0053】
尚、第5実施例のものは、アウターロータタイプのコイル式ステータとしても使用可能である。
【0054】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0055】
例えば、本発明のコイル11は、ハイブリッド車両の発電電動機以外の任意の回転電機に対して適用することができる。
【0056】
またインシュレータ13あるいは絶縁部材13′の巻回部13c,13c′の断面形状は長方形に限定されず、正方形を含む方形状であれば良い。
【0057】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、鉄心の周囲を覆う絶縁部材の断面方形状の巻回部が、その巻き始め部分に対応する一対の辺に沿って所定幅Wおよび所定高さHの段状突起部を有しているので、段状突起部に巻回した初期ターン部の平角線によって、その初期ターン部に隣接する複数層の実ターン部の最外層の平角線が倒れたりずれたりするのを阻止し、絶縁部材に平角線を整然と巻回して占積率を高めることができる。しかも絶縁部材に一対の段状突起部を形成するだけなので、絶縁部材の巻回部全体に階段状の段差を形成したり、高価な特殊巻き線機を使用したりする必要がなくなり、平角線の占積率を確保しながらコイルの製造コストを低く抑えることができる。
【0058】
また請求項2に記載された発明によれば、絶縁部材の段状突起部の幅Wを適切に設定することにより、初期ターン部の平角線の倒れを確実に阻止しながら、段状突起部に平角線が巻回されないことで発生する無駄空間を最小限に抑えることができる。
【0059】
また請求項3に記載された発明によれば、絶縁部材の段状突起部の高さHを適切に設定することにより、初期ターン部に隣接する複数層の実ターン部の最外層の平角線が巻回軸の方向にずれるのを確実に阻止しながら、初期ターン部の外径が不必要に大きくなるのを防止することができる。
【0060】
また請求項4に記載された発明によれば、絶縁部材としてのインシュレータに段状突起部を形成したので、既存の鉄心に何ら変更を加えることなく、インシュレータに段状突起部を付加するだけで所望の効果を得ることができる。
【0061】
また請求項5に記載された発明によれば、鉄心の形状により段状突起部を形成したので、インシュレータを廃止して薄い絶縁皮膜で済ますことができ、コストを削減するとともに、コイルの占積率を更に高めることができる。しかも鉄心をブロックから切削する場合に、段状突起部の分だけ材料の歩留りを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るステータの部分正面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】インシュレータの斜視図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図4の5−5線拡大断面図
【図6】平角線の横断面図
【図7】平角線の巻回工程を示す第1分図
【図8】平角線の巻回工程を示す第2分図
【図9】平角線の巻回工程を示す第3分図
【図10】平角線の巻回工程を示す第4分図
【図11】図7(A)に対応するコイルの断面図
【図12】図7(C)に対応するコイルの断面図
【図13】図8(D)に対応するコイルの断面図
【図14】段状突起部の幅Wの許容範囲を説明する図
【図15】初期ターン部に隣接する実ターン部の層数を5層にした第2実施例を示す図
【図16】第3実施例に係るコイルの部分断面図
【図17】第4実施例に係るステータの部分正面図
【図18】第5実施例に係るロータの部分正面図
【符号の説明】
12 鉄心
13 インシュレータ(絶縁部材)
13′ 絶縁部材
13c 巻回部
13c′ 巻回部
13d 長辺(辺)
13d′ 長辺(辺)
13h 段状突起部
13h′ 段状突起部
14 平角線
14a 長辺
14b 短辺
A 巻回軸

Claims (5)

  1. 鉄心(12)の周囲を覆う絶縁部材(13,13′)の巻回部(13c,13c′)に平角線(14)を複数層に重ねて巻回した回転電機のコイルであって、
    絶縁部材(13,13′)の巻回部(13c,13c′)は巻回軸(A)に直交する断面が方形状であり、平角線(14)の横断面は長辺(14a)および短辺(14b)を有する長方形状であり、平角線(14)の一方の長辺(14a)が絶縁部材(13,13′)の巻回部(13c,13c′)に対向するように巻回されるものにおいて、
    絶縁部材(13,13′)の巻き始め部分に対応する巻回部(13c,13c′)の相対向する一対の辺(13d,13d′)に沿ってそれぞれ段状突起部(13h,13h′)を形成し、前記段状突起部(13h,13h′)の幅Wはそこに巻回された初期ターン部の平角線(14)の倒れを阻止し得る幅であり、前記段状突起部(13h,13h′)の高さHは前記初期ターン部に隣接する複数層の実ターン部の最外層の平角線(14)が、前記初期ターン部の平角線(14)に係止されて巻回軸(A)の方向へのずれを阻止される高さであることを特徴とする回転電機のコイル。
  2. 初期ターン部のターン数を自然数Nとし、平角線(14)の長辺(14a)の長さをLとしたとき、絶縁部材(13)の段状突起部(13h,13h′)の幅Wを、
    (N−0.5)×L≦W≦(N+0.1)×L
    に設定したことを特徴とする、請求項1に記載の回転電機のコイル。
  3. 初期ターン部に隣接する実ターン部の層数を3以上の奇数の自然数Noとし、平角線(14)の短辺(14b)の長さをSとしたとき、絶縁部材(13,13′)の段状突起部(13h,13h′)の高さHを、
    (No−1.8)×S≦H≦(No−1.0)×S
    に設定したことを特徴とする、請求項1に記載の回転電機のコイル。
  4. 前記段状突起部(13h)を、絶縁部材(13)として設けたインシュレータに形成したことを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の回転電機のコイル。
  5. 前記段状突起部(13h′)を、鉄心(12)の形状により形成したことを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の回転電機のコイル。
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