JP2004312760A - 無線端末及び格納装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】 携帯端末13aは音声ファイルを指定する情報(展示物番号、言語、情報深度)を、無線基地局14aを介して音声応答装置21に送信する。音声応答装置21は音声ファイルを指定する情報をアドレス変換し、得られたアドレスの音声ファイルSFijより展示物11aに関する情報を取り出して可聴音に変換し、該可聴音信号を音声回線41aに送出し、該音声信号を無線基地局14aを介して発呼した携帯端末13aに送信する。
【選択図】 図1
Description
一方、第2の従来方式では、展示物の説明を入館者毎に別個にでき、従って、各入館者は始めから説明を聴取できる利点がある。しかし、展示物の番号を投入するためのキー操作が面倒であり、しかも、ディスク駆動部を有するため携帯端末が比較的大きく、かつ重量が重く、持ち運びが不便となる問題がある。
以上から本発明の目的は、携帯端末を小型軽量にでき、しかも、展示物のレイアウト変更の際に送信機の位置を変更する必要がなく、又、展示物の説明を入館者毎に別個にでき、従って、各入館者は始めから説明を聴取でき、更には操作性が良好な情報案内をできるようにすることである。
受信した該展示物固有の情報を、前記格納装置における提供情報の格納先アドレスに変換せずに送信する無線送信手段と、該無線送信手段により送信された情報に基づいて前記格納装置側で格納先アドレスに変換されて該格納装置から読み出されて送信される提供情報を、前記無線基地局を介して受信する無線受信手段と、を備えた無線端末により達成される。
又、上記課題は本発明によれば、無線基地局を介する無線端末からのアクセスを許容する提供情報の格納装置において、前記無線端末が展示物固有の情報を受信し、該格納装置における提供情報の格納先アドレスに変換せずに送信した情報を受信する受信手段と、該受信した情報を格納先アドレスに変換する変換手段と、該変換により得られた格納先アドレスに格納した提供情報を該無線端末に送信する無線手段と、を備えた格納装置により達成される。
又、本発明によれば、携帯端末は微弱信号送信機から送出される該微弱信号を受信して展示物番号を識別し、該展示物番号を音声ファイル指定情報として音声応答装置に送出するように構成したから、一々展示物を特定する番号をキー入力する必要がないため、携帯端末の起動操作をするだけで所望の展示物の説明を自動的に聴取でき、操作性能を向上することができる。
更に、本発明によれば、呼設定と同時に音声ファイルを特定する情報(展示物番号、言語、情報深度)を制御情報として送出するように構成したから、より早く展示物の説明を聴取できる。
11aは展示物、12aは各展示物の近傍に設置されると共に展示物番号を微弱信号により送信する微弱信号送信機、13a〜13mは入館者が携帯するコードレスの携帯端末、14aは携帯端末に対する無線回線と交換機に対する有線回線間の接続制御を行なう無線基地局、15は無線基地局14aと音声応答装置間の接続制御を行なう交換機、21は入館者へ展示物に関する情報を音声で提供するために多数の音声ファイルSFijを蓄積し、かつ、音声ファイル指定情報により指定された音声ファイルより展示物に関する情報を取り出して可聴音で出力する音声応答装置である。
更に、音声応答装置に、(1)展示物毎に複数の言語による音声ファイルを設け、あるいは、(2)展示物毎に情報深度(詳細説明、概要説明など説明の詳細度)に応じた複数の音声ファイルを設け、あるいは(3)展示物毎に、かつ、情報深度毎に複数の言語による音声ファイルを設ける。そして、携帯端末13aは、音声ファイル指定情報として、(1)展示物番号と選択言語、あるいは(2)展示物番号と選択された情報深度、あるいは(3)展示物番号と選択言語と選択された情報深度を音声応答装置21に送信し、音声応答装置は音声ファイル指定情報に応じた音声ファイルから音声情報を読み取って可聴音に変換し、該可聴音信号を前記音声回線41aに送出し、該音声信号を交換機15及び無線基地局14aを介して発呼した前記携帯端末13aに送信する。このようにすれば、展示物についての説明を所望の言語で、かつ、所望の詳細度で受けることができ便利である。
図2は本発明の情報案内システムの全体構成図である。
図中、11a〜11nは展示物、12a〜12nは各展示物の近傍に設置されると共に展示物番号を微弱信号(赤外線)により送信する微弱信号送信機(例えば赤外線送信機)、13a〜13mは入館者が携帯するコードレスの携帯端末、14a〜14nは携帯端末に対する無線回線と交換機に対する有線回線間の接続制御を行なう無線基地局、15は無線基地局14a〜14nと音声応答装置21間の接続制御を行なう交換機である。20は情報提供部であり、21は音声応答装置で、図示しない音声メモリに多数の音声ファイルを蓄積し、かつ、音声ファイル指定情報により指定された音声ファイルより展示物に関する音声情報を取り出して可聴音で出力するもの、22は音声応答装置21に各種音声情報を入力する音声入力部、23は音声情報入力、音声情報の書き替え、追加等を制御するパソコンである。微弱信号送信機(赤外線送信機)12a〜12nは消費電力を軽減するために間歇的に微弱信号(赤外線信号)を送信するように構成されている。
以後、携帯端末13aは上記設定した通話回線(無線回線、音声回線)を介して音声ファイル指定情報(展示物番号、言語、情報深度)を音声応答装置21に送信し、音声応答装置21は受信した音声ファイル指定情報により指定された音声ファイルより展示物に関する音声情報を取り出して可聴音に変換し、該可聴音信号を通話回線を介して携帯端末に送信する。
(b-1) 構成
図3は携帯端末の構成図であり、131はアンテナ、132はアンテナを送信部と受信部に適宜切り替える切替器(デュープレクサ)、133は受信部、134は送信部、135は制御チャネルあるいは通話チャネルに応じた所定の周波数信号を出力するシンセサイザ、136はデジタルデータを復調する復調部、137はデジタルデータを変調する変調部、138はTDMA処理部で、データ(制御データ、PCM音声データ)の受信に際して所定のタイムスロットより該データを抽出して出力し、データの送信に際して所定のタイムスロットに該データを挿入して送り出す。
139はコーデック部であり、受信したPCM音声データをアナログに変換すると共に、PB信号(MF信号)をデジタルに変換するもの、140はスピーカ(あるいはイヤホーン)、141は数字の0〜9、記号*、#を2つの周波数信号の組合せで送出するMF信号発振器、142は携帯端末の全体を制御する制御部、143は操作部であり、操作キー部143a、表示部143bを有している。144は赤外線送信機より送出される赤外線(展示物番号)を受信して制御部142に入力する赤外線受信部、145は展示物番号や選択された言語、情報深度等を一時的に記憶するメモリである。
開始キーSTKが押下されると、制御部142は(1)発呼処理、(2)サービス番号のダイアリング処理(呼設定処理)、(3)赤外線送信機から送出される赤外線信号の受信処理、(4)音声ファイルを指定する情報の送出処理を実行する。すなわち、開始キーSTKのワンタッチ操作で展示物の説明を受けることができる。又、展示物の説明聴取中において開始キーSTKを操作したときは、制御部142は(1)赤外線送信機から送出される赤外線信号の受信処理、(2)音声ファイルを指定する情報の送出処理のみを行ない、発呼処理、サービス番号のダイアリング処理(呼設定処理)を実行しないようにする。このようにすることにより、確立中の通話回線を切断せず、該通話回線を介して別の音声情報を連続して聴取することができる。
図5は可聴音信号であるMF信号(Multi Frequency信号)の説明図である。MF発振器141は図5に示すように低群周波数と高群周波数を組合せて、0〜9、*、#を区別して送る。例えば、数字1を送信するには低群の697Hz、高群の1209Hzを組合せて送る。
制御部142は開始キーSTKのワンタッチ操作により前述のように、(1)発呼処理、(2)サービス番号のダイアリング処理(呼設定処理)、(3)赤外線送信機から送出される赤外線信号(展示物番号)の受信処理、(4)音声ファイルを指定する情報(展示物番号、言語、情報深度)の送出処理を実行する。このうち、(4)の音声ファイルを指定する情報は、MF発振器141を制御してMF信号(可聴音信号)で送出する。
又、制御部142は、音声応答装置21との通信中に、開始キーSTKが操作されると、(1)赤外線送信機から送出される赤外線信号(展示物番号)の受信処理、(2)音声ファイルを指定する情報(展示物番号、言語、情報深度)の送出処理のみを実行し、発呼処理、サービス番号のダイアリング処理を実行しない。
更に、制御部142は、最新の展示物番号、選択言語及び選択された情報深度をメモリ145に記憶する。そして、開始キーSTKを操作して情報案内サービスを起動した時は、該メモリ145に記憶されている情報深度と言語と、赤外線送信機より受信した展示物番号をMF信号で音声応答装置21に送信するように制御する。
(c-1) 全体の構成
図6は音声応答装置21の構成図であり、交換機15とはn本のアナログ回線(音声回線)41a〜41nで接続され、制御ユニット(CPU)61、各アナログ回線に対応して設けられた回線ユニット62a〜62n、複数のメモリユニット63a〜63mが設けられ、各ユニットはバス線で接続されている。各回線ユニット62a〜62nはCPUを備え、該CPUがバスに接続され、各メモリユニットに直接アクセスして音声情報の読み取りができるようになっている。すなわち、音声応答装置21はバスに多数のCPUが接続されたマルチプロセッサ構成になっている。
各メモリユニット63a〜63nには展示物毎に、かつ、情報深度毎に複数の言語による音声ファイルSF11〜SFmnが格納されている。音声ファイルは、音声信号(展示物の説明音声)を8KHzでサンプリングし、1サンプリング当たり例えば8ビットでデジタル化してなる音声情報(デジタルオーディオデータ)で構成されている。
制御ユニット61のメモリ61aには、音声ファイル指定情報(展示物番号a、選択言語b、選択された情報深度cの組合せ)に対応させて音声ファイルの先頭アドレスが記憶されている。尚、音声ファイルをメモリユニット63a〜63mに不連続に記憶する場合には、音声ファイル指定情報に対応させて音声ファイルの先頭アドレス及び以降の記憶アドレスを示すディレクトリが記憶される。
8ビットのデジタルオーディオデータを8KHz(125μs周期)でメモリユニット63a〜63mから読み取ってアナログ変換して送出すれば電話回線における音声と同一の品質で展示物の説明を聞くことができる。従って、回線ユニット62a〜62nが2μsでメモリユニット63a〜63mから8ビットデータを読み取れるものとすれば、バスを各回線ユニット62a〜62nに2μsづつ時分割で専有させることにより約60の回線ユニット(音声回線)を設けることができる。
図7は回線ユニットの構成図であり、71は回線制御部、72は回線ユニット全体を制御する制御部で、CPU72a、メモリ72b等を備えている。73はアナログ回線からの信号を制御部側に出力し、音声信号をアナログ回線に送出する切替器(ハイブリッド回路)、74はメモリユニットから読み出したデジタルオーディオデータをアナログの音声信号に変換するDA変換部であり、バッファ(BUF)74a、DA変換器(DAC)74bを備えている。75はMF信号(プッシュボタン信号:PB信号)を受信し、該MF信号で送られてくる展示物番号a、言語b、情報深度cをデジタルデータに変換して制御部72に入力するMF信号受信部(PB受信部)である。
回線制御部71は交換機15から送出される呼出信号や切断信号を検出して制御部に通知する呼出信号検出部71a、切断信号検出部71b、及び呼出に対して制御部72の制御で応答信号を送出する応答信号制御部71cを備えている。
(d-1) 情報案内サービス起動時における制御
図8は情報案内サービス起動時における本発明の制御シーケンス説明図である。
携帯端末(例えば携帯端末13a)の所持者が開始キーSTKを操作すると、該携帯端末の制御部142(図3)は赤外線受信部144をイネーブルして赤外線信号で送られてくる展示物の番号を認識し、メモリ145に記憶する。尚、メモリ145には、言語、情報深度のデフォルト値として日本語、説明概要が記憶されている。ついで、制御部142は発呼信号(リンクチャネル割当て要求)の送出をTDMA処理部138に指示する。これにより、TDMA処理部138は制御チャネルの所定タイムスロットに発呼信号(リンクチャネル割当て要求データ)を挿入して、変調部137、送信部134を介してアンテナ131より無線基地局14a(図2)に送信する。
しかる後、リンクチャネルを介して携帯端末13aと無線基地局14a間で同期バーストを送受しあって相互の同期を確立する。同期が確立すれば、携帯端末13aの制御部142は音声応答装置21に着信させるためのサービス番号(例えば1XY)をダイヤル番号として制御チャネル(制御回線)を介して無線基地局14aに送信し、呼設定を要求する。
無線基地局14aは該MF信号(デジタル)をアナログ信号に戻して交換機15、音声回線41aを介して音声応答装置21の回線ユニット62aに送信する。回線ユニット62a内のPB受信部(MF信号受信部)75はMF信号を展示物番号、言語、情報深度データに変換し、これらデータを制御部72にに入力する。制御部72のCPU72aはPB受信部75を介して音声ファイル指定情報(展示物番号a、言語b、情報深度c)を受信するとメモリ72bに格納すると共に、制御ユニット61(図6)に音声ファイル指定情報abcが指示する音声ファイルの先頭アドレスを問合せる。そして、制御ユニット61から通知された先頭アドレスを現アドレスとして音声ファイル指定情報abcに対応させてメモリ72bに格納し、以後、現アドレスから125μs周期でデジタルオーディオデータを読み取ってDA変換部74に入力すると共に、現アドレスを歩進し、以後、オーディオデータの読み取りを継続する。
以後、展示物の音声による説明の聴取が終了して切断キーSPKを操作すると、携帯端末13aは制御チャネルで切断要求を無線基地局14aに送る。これにより、切断信号は順次交換機15、音声応答装置21に送出され、基地局と交換機、交換機と音声応答装置間の回線が切断される。また、無線基地局14aは切断要求を受信すれば、切断手順に従って携帯端末13aと所定のデータを授受しあって通話チャネルを切断する。
図9は音声情報聴取時における本発明の制御シーケンス説明図である。
音声応答装置21から音声情報を携帯端末13aに送信している時に(音声情報聴取中に)、該携帯端末の所持者が移動して別の展示物に到り、そこで、開始キーSTKを操作すると、携帯端末13aの制御部142は赤外線受信部144をイネーブルして赤外線信号で送られてくる展示物の番号を認識し、メモリ145に記憶する。
以後、前述と同様な動作が行なわれ、携帯端末の所持者は新たな展示物の説明を音声で聴取することが可能となる。すなわち、音声情報の聴取中に、聴取中の音声情報とは異なる展示物の音声情報の聴取へ切り替える場合は、既に設定済みの音声回線を切断することなく、該展示物の音声情報を聴取することができる。
ついで、制御部142はMF発振器141を制御してメモリ145に記憶されている選択言語をMF信号で出力する。該MF信号は前述と同様に無線基地局14a→交換機15→音声回線41aを介して音声応答装置21の回線ユニット62aに送信される。回線ユニット62内のPB受信部(MF信号受信部)75はMF信号を選択言語情報に変換し、該選択言語を制御部72に入力する。
制御部72のCPU72aは選択言語を受信するとメモリ72bに既に格納されている言語を受信した選択言語で更新する。又、CPU72aは選択言語とそれまでの展示物番号、情報深度とで音声ファイル指定情報を生成し、制御ユニット61に該音声ファイル指定情報が指示する音声ファイルの先頭アドレスを問合せる。この問合せに応答して制御ユニット61が先頭アドレスを通知すると、制御部72は(1)該先頭アドレスを現アドレスとして音声ファイル指定情報に対応させてメモリ72bに格納し、(2)ついで、現アドレス(先頭アドレス)からデジタルオーディオデータを読み取ってDA変換部74に入力すると共に、(3)現アドレスを歩進し、オーディオデータの読み取りを継続する。
以後、前述と同様な動作が行なわれ、携帯端末の所持者は選択した言語で展示物の説明を聴取することが可能となる。すなわち、言語を指定することにより希望する言語で音声情報を聴取することができる。
ついで、制御部142はMF発振器141を制御してメモリ145に記憶されている情報深度をMF信号で出力する。該MF信号は前述と同様に無線基地局14a→交換機15→音声回線41aを介して音声応答装置21の回線ユニット62aに送信される。回線ユニット62内のPB受信部(MF信号受信部)75はMF信号を情報深度に変換し、該情報深度を制御部72に入力する。制御部72のCPU72aは情報深度を受信するとメモリ72bに既に格納されている情報深度を受信した新たな情報深度で更新する。又CPU72aは新たな情報深度とそれまでの展示物番号、言語番号とで音声ファイル指定情報を生成し、制御ユニット61(図6)に該音声ファイル指定情報が指示する音声ファイルの先頭アドレスを問合せる。
この問合せに応答して制御ユニット61が先頭アドレスを通知すると、制御部72は(1)該先頭アドレスを現アドレスとして音声ファイル指定情報に対応させてメモリ72bに格納し、(2)ついで、現アドレス(先頭アドレス)からデジタルオーディオデータを読み取ってDA変換部74に入力すると共に、(3)現アドレスを歩進し、オーディオデータの読み取りを継続する。
以後、前述と同様な動作が行なわれ、携帯端末の所持者は選択した情報深度で展示物の説明を聴取することが可能となる。すなわち、情報深度を指定することにより希望する詳細度で展示物の説明を聴取することができる。
展示物番号「01」、言語が「日本語」、情報深度が「概要説明」の場合にはこれらを示す日本語文字が表示部143bに表示される(図10(a)参照)。かかる状態において、情報深度キーIDKを操作すると、情報深度が「詳細説明」に変更され、表示部143bには「概要説明」に変って「詳細説明」の文字が日本語で表示される(図10(b)参照)。
以上では、展示物毎に、かつ、情報深度毎にそれぞれ複数の言語による音声ファイルが音声応答装置21に記憶されている場合であるが、言語は1種類(例えば日本語)しかない場合がある。かかる場合には、音声ファイルは展示物番号と情報深度により特定される。すなわち、音声応答装置21には展示物数×情報深度数の音声ファイルが準備され、携帯端末13a〜13mより展示物番号と情報深度を入力することにより、該展示物番号と情報深度に応じた音声ファイルの音声情報を聴取することができる。
また、情報深度は1種類しかない場合がある。かかる場合には、音声ファイルは、展示物番号と言語により特定される。すなわち、音声応答装置21には展示物数×言語数の音声ファイルが準備され、携帯端末13a〜13mより展示物番号と言語を入力することにより、該展示物番号と言語に応じた音声ファイルの音声情報を聴取することができる。
更に、言語も情報深度も1種類しかない場合がある。かかる場合には、音声ファイルは、展示物番号のみにより特定される。かかる場合には、展示物番号が音声ファイル指定情報となる。従って、音声応答装置21には展示物数の音声ファイルが準備され、携帯端末より展示物番号を入力することにより、該展示物番号に応じた音声ファイルの音声情報を聴取することができる。
以上では、携帯端末13aより音声ファイルを指定する情報(展示物番号、言語、情報深度)を可聴音信号(MF信号)で送出した場合であるが、これら情報を制御チャネル(制御回線)を介して無線基地局14aに送り、無線基地局14aが該情報をMF信号に変換して音声応答装置21に送出するように構成することもできる。図11はかかる場合における情報案内サービス起動時の制御シーケンスである。
図11において図8の制御シーケンスと異なる点は、
(1)携帯端末13aが応答信号を受信したとき、携帯端末13aが制御チャネル(制御回線)を介して音声ファイルを指定する情報(展示物番号、言語、情報深度)を制御情報として無線基地局14aに送出する点、
(2)無線基地局14aが該情報(展示物番号、言語、情報深度)をMF信号に変換して音声応答装置21に送出する点である。
図12はかかる場合における音声情報聴取時の制御シーケンスである。
図12において図9の制御シーケンスと異なる点は、
(1)音声情報聴取中に、開始キーSTKが操作された時、携帯端末13aが制御チャネルを介して展示物番号を制御情報として無線基地局14aに送出する点、
(2)無線基地局14aが該展示物番号をMF信号に変換して音声応答装置21に送出する点、
(3)音声情報聴取中に、言語キーLGKあるいは情報深度キーIDKが操作された時、携帯端末13aが制御チャネルを介して言語あるいは情報深度を制御情報として無線基地局14aに送出する点、
(4)無線基地局14aがこれら言語あるいは情報深度をMF信号に変換して音声応答装置21に送出する点である。
図8では呼設定要求により携帯端末13aと音声応答装置21間の通話回線が確立した後に、携帯端末13aより音声ファイルを指定する情報(展示物番号、言語、情報深度)をMF信号で送出した場合である。しかし、携帯端末13aは呼設定要求(サービス番号)の送出と同時に音声ファイルを指定する情報(展示物番号、言語、情報深度)を制御情報として送出するように構成することもできる。
図13はかかる場合における情報案内起動時の制御シーケンス説明図である。図13において図8と異なる点は、
(1)同期確立後、携帯端末13aがサービス番号1XY(呼設定要求)と共に展示物番号、言語、情報深度を無線基地局14aに送信する点、
(2)無線基地局14aはサービス番号と共に展示物番号、言語、情報深度をMF信号で交換機15に送信し、呼設定を要求する点、
(3)交換機15は音声応答装置に対する音声回線設定後、該音声回線を介して呼出信号と共に展示物番号、言語、情報深度を音声応答装置21に送出する点である。
また、以上では、展示物番号を展示物近傍に設けた微弱信号送信機より入力した場合であるが、携帯端末の所持者がキー操作で展示物番号を入力することもできる。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するものではない。
12a・・展示物番号を送信する微弱信号送信機
13a〜13m・・携帯端末
14a・・無線基地局
15・・交換機
21・・音声応答装置
Claims (2)
- 提供情報の格納装置に対して無線基地局を介してアクセス可能な無線端末において、
展示物固有の情報を受信する受信手段と、
受信した該展示物固有の情報を、前記格納装置における提供情報の格納先アドレスに変換せずに送信する無線送信手段と、
該無線送信手段により送信された情報に基づいて前記格納装置側で格納先アドレスに変換されて該格納装置から読み出されて送信される提供情報を、前記無線基地局を介して受信する無線受信手段と、
を備えたことを特徴とする無線端末。 - 無線基地局を介する無線端末からのアクセスを許容する提供情報の格納装置において、
前記無線端末が展示物固有の情報を受信し、該格納装置における提供情報の格納先アドレスに変換せずに送信した情報を受信する受信手段と、
該受信した情報を格納先アドレスに変換する変換手段と、
該変換により得られた格納先アドレスに格納した提供情報を該無線端末に送信する無線手段と、
を備えたことを特徴とする格納装置。
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