JP2004312435A

JP2004312435A - 携帯端末装置

Info

Publication number: JP2004312435A
Application number: JP2003104093A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Oki; 克巳大木; Takeshi Ueno; 剛上野
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2003-04-08
Filing date: 2003-04-08
Publication date: 2004-11-04
Anticipated expiration: 2023-04-08
Also published as: JP4004986B2; US20060258366A1; WO2004091226A1

Abstract

【課題】所持者の状況に依らずに、待ち合わせに遅れる旨を待ち合わせの相手に通知することが可能な携帯端末装置を提供する。
【解決手段】携帯端末装置１００は、現在位置を計測する位置検出部１と、電子メールの送受信を行う通信部２と、現在時刻を計測する時計部３と、使用者が操作を行うための入力部４および表示部５と、携帯端末装置１００の動作を制御する制御部６とを備えている。入力部４によって待ち合せ時刻と場所および待ち合せ相手を入力し、待ち合せ時刻に位置検出部１によって検出された現在位置が待ち合せ場所と一致しないときに、制御部６が待ち合せ相手に対して現在位置の情報を含む電子メール等を送信することによって、待ち合せ相手に所持者の現在位置を自動的に知らせる。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、携帯電話装置やＰＨＳ（ＰｅｒｓｏｎａｌＨａｎｄｙ−ｐｈｏｎｅＳｙｓｔｅｍ）端末等の携帯端末装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
最近では、ＧＰＳ（ＧｌｏｂａｌＰｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇＳｙｓｔｅｍ）受信機等の位置検出手段を搭載し、位置検出手段によって得られる位置情報を利用することができる携帯電話装置が普及している。位置情報を利用するサービスとしては、自分の現在位置を表示した地図を電子メールで送信し、相手に自分の居場所を知らせるものなどが知られている。
【０００３】
また、ユーザが、待ち合わせ場所に向かうために乗車する旅客車両の乗車駅、その乗車時間、及び下車駅を携帯端末装置に設定しておき、この携帯端末装置が、上記設定された情報と運行スケジュールを基に旅客車両の下車駅の到着時刻を求め、その到着時刻と実際の到着時刻とが異なる場合に、旅客車両の運行が遅れている旨の文書を待ち合せ相手に送信する技術が知られている。この携帯端末装置によれば、ユーザが、電車の遅れに気づかない場合や待ち合わせ相手と連絡の取れない場合であっても、待ち合せ相手に自身の置かれている状況を自動的に知らせることができる（特許文献１参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００２−２３０４６１号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したＧＰＳ受信機等の位置検出手段を搭載した携帯電話装置では、待ち合せに遅れそうな場合に相手に自分の現在位置を知らせる場合、携帯電話装置の所持者が自身の現在位置を表示した地図を用意し、電子メールで待ち合せ相手に送信するといった煩雑な操作を行わなければならない。待ち合せの場所に向かっている途中では、自動車を運転中である場合や満員電車に乗車している場合など携帯電話装置の操作を行えない場合が多く、こういった場合は待ち合せ相手に自分の現在位置を知らせることができず、待ち合せ相手を不安にさせてしまう。
【０００６】
また、特許文献１に記載の携帯電話装置では、運行スケジュールが予め分かっている移動手段の場合にしか待ち合わせの相手へ通知が行われない。例えば、車や自転車で移動中の場合には、待ち合わせに間に合わない旨の通知は行われない。また、携帯端末装置のユーザの都合（家を出るのが遅くなった、途中下車したなど）によって待ち合わせに遅れてしまう場合などには、ユーザが、旅客車両の乗車駅や乗車時刻などを再度設定し直さなければならず、その操作が煩雑である。さらに、日常的に運行に遅れるバスのように、運行スケジュールと到着時刻とが正確に一致しない旅客車両では利用できない。
【０００７】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、所持者の状況に依らずに、待ち合わせに遅れる旨を待ち合わせの相手に通知することが可能な携帯端末装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯端末装置は、位置検出機能を有する携帯端末装置であって、待ち合わせの時刻、待ち合わせの場所、及び待ち合わせの相手を示す情報を記録する記録手段と、前記待ち合わせ時刻において検出した前記携帯端末装置の位置情報と前記待ち合わせの場所を示す情報とが一致しない場合に、前記待ち合わせに間に合わないことを示す情報を前記待ち合わせの相手の所持する携帯端末装置に送信するよう制御する制御手段とを備える。
【０００９】
この構成により、待ち合わせ時刻において検出した携帯端末装置の位置情報と待ち合わせの場所を示す情報とを比較して両者が一致しない場合に、待ち合わせに間に合わないことを示す情報を待ち合わせの相手に送信するため、携帯端末装置の所持者の状況に依らずに、待ち合わせに遅れる旨を待ち合わせの相手に通知することができる。
【００１０】
また、本発明の携帯端末装置は、前記情報が前記携帯端末装置の現在位置に関する情報を含み、前記制御手段が前記情報を繰り返し送信するよう制御する。
【００１１】
この構成により、待ち合わせの相手は、携帯端末装置の所持者の位置を逐一確認することができるため、携帯端末装置の所持者が来るまでの時間を有効に利用することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図１は、本発明の実施の形態における携帯端末装置１００の概略構成の一例を示すブロック図である。本実施の形態の携帯端末装置１００は、ＧＰＳ衛星の信号を受信し位置を測定するＧＰＳ受信機等で構成される位置検出部１と、音声信号や電子メールの送受信を行う通信部２と、現在の時刻を計測する時計部３と、キーパッド等で構成される入力部４と、液晶表示器等で構成される表示部５と、ＣＰＵ（ＣｅｎｔｒａｌＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ）７、ＲＡＭ（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ）８およびＲＯＭ（ＲｅａｄＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ）９等で構成される制御部６と、携帯端末装置１００の所持者が設定した設定内容を保存するための設定保存メモリ１０とを備え、各部はバスライン１１により接続されている。
【００１３】
ＣＰＵ７は、ＲＡＭ８をワーキングメモリとして使用し、ＲＯＭ９に格納されたプログラムにしたがって携帯端末装置１００全体を制御する。また、ＲＡＭ８は、データを展開するメモリ領域をＣＰＵ７に提供するとともに、インターネットを介してダウンロードされる地図データ等を一時的に格納する。
【００１４】
ＲＯＭ９は、ＣＰＵ７が実行するプログラムや、メール送受信プログラムの他に、ＧＰＳ衛星から電波を受信して現在位置を測定するためのＧＰＳ監視プログラム、表示部５に地図を表示するための地図表示プログラムなどが格納されている。
【００１５】
さらに、ＲＯＭ９には、例えば、待ち合せ相手の名前に対応して電子メールアドレスや電話番号等を管理するアドレス管理プログラム、インターネットに接続してインターネットコンテンツを閲覧するインターネット閲覧プログラム、待ち合せ場所として入力された緯度・経度を住所に変換する住所変換プログラム等が格納されている。
【００１６】
図２は、本発明の実施の形態における携帯端末装置１００を含んで構成される待ち合せ情報通知システム１１０の一例を示す概略図である。この待ち合せ情報通知システム１１０は、待ち合せ情報の通知元となる携帯端末装置１００と、待ち合せ相手が所持して待ち合せ情報の通知先となる携帯端末装置１７０と、携帯端末装置１００の現在位置に関するデータを携帯端末装置１００に送信するＧＰＳ衛星１２０と、携帯端末装置１００からの情報を受信するアクセスポイント１３０と、携帯端末装置１７０へ情報を送信するアクセスポイント１６０と、携帯端末装置１００から携帯端末装置１７０への待ち合せ情報の転送処理等を行う管理サーバ１４０と、アクセスポイント１３０、アクセスポイント１６０、および管理サーバ１４０が接続されるインターネット１５０とから構成される。
【００１７】
なお、ＧＰＳ衛星１２０から送信されるデータにより、携帯端末装置１００は現在位置と現在時刻を正確に計測することができるが、現在位置を検出する他の装置、例えば、移動距離検出機能と移動偏角検出機能を有する自立航法装置や、ＰＨＳ（ＰｅｒｓｏｎａｌＨａｎｄｙｐｈｏｎｅＳｙｓｔｅｍ）位置情報システムなどを使用することもできる。
【００１８】
以上のように構成された携帯端末装置１００および待ち合せ情報通知システム１１０についてその動作を説明する。図３は、本発明の実施の形態における携帯端末装置１００が待ち合せデータを入力する場合の一例を示すフローチャートである。また、図４、５は、その場合の表示内容を示す説明図である。
【００１９】
図３を参照して待ち合せデータを入力する際の動作について説明する。携帯端末装置１００の所持者は、ステップＳ１０１で入力部４によって待ち合せ相手の通知先、例えばメールアドレスを入力する。待ち合せ相手のメールアドレスは、入力部４によってメールアドレスを直接入力する方法や、あらかじめ電話帳に登録してあるメールアドレスを表示部５に表示し、表示されたメールアドレスの中から入力部４の操作によって所望のメールアドレスを選択する方法等がある。
【００２０】
図４（ｂ）は、図４（ａ）に示す携帯端末装置１００の表示部５の拡大図であり、通知先の入力画面の一例を示す説明図である。この画面では、通知先として、電子メールで通知する場合と電話で通知する場合をラジオボタンにより選択することができる。電子メールで通知する場合は通知先のメールアドレスを入力する。
【００２１】
この画面において、アドレス管理プログラムが起動している場合は、名前の欄に待ち合せ相手の名前を入力するか、あらかじめ登録してある名前をリストから選択することにより、電子メールアドレスや電話番号の入力を省略することができる。
【００２２】
次にステップＳ１０２で入力手段４によって待ち合わせ時刻を入力する。図４（ｃ）は、待ち合せ時刻の入力画面の一例を示す説明図である。この画面に現在時刻を同時に表示させることで、待ち合せ時刻を容易に入力することができる。
【００２３】
次にステップＳ１０３で待ち合せ場所を入力部４によって入力する。待ち合せ場所は入力部４によって経度および緯度を直接入力する方法や、通信部２を介して管理サーバ１４０から取得した地図情報に対して入力部４の操作によって印をつける方法等がある。
【００２４】
図５（ａ）、（ｂ）は、待ち合せ場所の入力画面の一例を示す説明図である。図５（ａ）では、待ち合せ場所の指定方法として、経度および緯度による方法、番地による方法あるいは郵便番号による方法をラジオボタンで選択することができる。また、半径の欄に例えば１０ｍと入力すれば、指定の待ち合せ場所の半径１０ｍ以内に到達しない場合に、待ち合せに遅れる旨の通知を送信することができる。
【００２５】
なお、住所変換プログラムが起動している場合は、例えば、緯度および経度を入力すると住所や郵便番号に変換して入力することができるので、待ち合せ場所の入力を容易に行うことができる。
【００２６】
図５（ｂ）は、待ち合せ場所の指定方法として、地図情報の上に待ち合せ場所を示す黒星印を表示させるものである。地図情報によれば待ち合せ場所を簡単にかつ明瞭に表示できるので、待ち合せ場所の指定を容易に行うことができる。
【００２７】
また、図５（ｃ）では、待ち合せ相手に送信する電子メールにメッセージを添付するかどうかをラジオボタンで選択することができる。この画面では、携帯端末装置１００の所持者が作成するオリジナルなメッセージを入力することができるとともに、メッセージとしてあらかじめ登録してあるものの中から、例えば、「都合により待ち合せに遅れます。」等をリストにより選択することもできる。さらに、この画面において、待ち合わせの相手に待ち合わせに間に合わない旨を通知するタイミングを、例えば待ち合せ時刻から５分経過後等に設定することができる。
【００２８】
このようにして入力された待ち合せ相手の電子メールアドレスなどの待ち合わせの相手を示す情報、待ち合せ時刻および待ち合せ場所などを示す情報を含むデータは、待ち合せデータとしてＲＡＭ８または設定保存メモリ１０に保持される。
【００２９】
次に、待ち合せに遅れているかどうかを判定する際の制御動作について説明する。図６は、待ち合せに遅れているかどうかを判定する際の制御動作の一例を示すフローチャートであり、図７は、待ち合せ相手に送信される表示内容を示す説明図である。
【００３０】
図６のステップＳ２０１で位置検出部１によって得られる現在位置情報と前記待ち合せデータの待ち合せ場所が制御部６によって比較される。現在位置が待ち合せ場所と一致するか、あるいは現在位置と待ち合せ場所との距離が図５（ａ）で入力した半径以内の場合（Ｓ２１０：ＹＥＳ）は、携帯端末装置１００の所持者が待ち合せ場所に到着していると判断してステップＳ２０２に進み、待ち合せデータをクリアして処理を終了する。
【００３１】
一方、現在位置が待ち合せ場所と一致しないか、あるいは現在位置と待ち合せ場所との距離が図５（ａ）で入力した半径より大きい場合（Ｓ２０１：ＮＯ）はステップＳ２０３へ進む。ステップＳ２０３では時計部３によって計測される現在時刻と前記待ち合せデータの待ち合せ時刻が制御部６によって比較される。
【００３２】
現在時刻が待ち合せ時刻でない場合（Ｓ２０３：ＮＯ）はステップＳ２０１へ戻り処理が繰り返される。現在時刻が待ち合せ時刻である場合（Ｓ２０３：ＹＥＳ）はステップＳ２０４へ進む。
【００３３】
ステップＳ２０４へ進むのは、携帯端末装置１００が待ち合せ時刻に待ち合せ場所に存在していない場合なので、待ち合せの相手に対して、携帯端末装置１００の所持者に関する情報、例えば位置検出部１によって得られる現在位置の情報が電子メールにより送信される。
【００３４】
電子メールの送信は制御部６が通信部２を制御することによって行われる。また、電子メールに含まれる現在位置の情報としては、地図情報に対して現在位置を示す印を付けたものや、「現在ＸＸＸにいます」（ＸＸＸは地名）のようなメッセージ等が考えられる。
【００３５】
図７（ａ）、（ｂ）は、現在位置の表示画面の一例を示す説明図であり、図７（ａ）は、地図情報に携帯端末装置１００の所持者の現在位置を示す黒三角印を表示させたものである。また、図７（ｂ）は、携帯端末装置１００の所持者の現在位置を番地で表示するとともに、「都合により待ち合せに遅れます。」というメッセージを表示させたものである。電子メールの送信後はステップＳ２０２へ進み、待ち合せデータをクリアして処理を終了する。
【００３６】
上記のように、本発明の実施の形態における携帯端末装置１００は、位置検出部１によって計測された現在位置が待ち合せ場所の情報と一致せず、さらに現在時刻が待ち合わせ時刻になっていた場合に、制御部６が待ち合わせに間に合わないことを示す情報を含む電子メールを待ち合せ相手に対して送信する。
【００３７】
この構成により、携帯端末装置１００の所持者が待ち合せに遅れたときに、所持者が待ち合わせに間に合わない旨を待ち合わせ相手に自動的に知らせることができる。したがって、携帯端末装置１００の所持者が遅れに気づかなかったり、自動車の運転中で携帯端末装置１００を操作できなかったりする場合でも、待ち合せ相手に携帯端末装置１００の所持者の状況を通知することができ、待ち合せ相手を不安にさせないようにすることができる。
【００３８】
なお、前記の例では、待ち合せ時刻に遅れた場合に電子メールを一度だけ送信する例を説明したが、待ち合せ場所に到着するまで一定時間毎に現在位置の情報を含む電子メールの送信を繰り返しても良い。このようにすれば、待ち合せに遅れた場合に電子メールが一定時間毎に複数回送信されるので、待ち合わせ場所で待っているユーザは、遅れてくるユーザがどこにいるかを逐一知ることができるため、ユーザが到着するまでの時間を有効に利用することができる。
【００３９】
また、前記の例では、携帯端末装置１００として携帯電話装置やＰＨＳ装置を示したが、無線通信機能を持った携帯情報端末ＰＤＡ（ＰｅｒｓｏｎａｌＤｉｇｉｔａｌＡｓｓｉｓｔａｎｔｓ）や携帯型のパーソナルコンピュータＰＣ（ＰｅｒｓｏｎａｌＣｏｍｐｕｔｅｒ）などにも適用することができる。
【００４０】
【発明の効果】
本発明によれば、携帯端末装置の所持者の状況に依らずに、待ち合わせに遅れる旨を待ち合わせの相手に通知することが可能な携帯端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態における携帯端末装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図２】本発明の実施の形態における携帯端末装置を含む待ち合せ情報通知システムの一例を示す構成図である。
【図３】本発明の実施の形態における携帯端末装置の待ち合せデータ入力の一例を示すフローチャートである。
【図４】本発明の実施の形態における携帯端末装置の表示画面の一例を示す説明図である。
【図５】本発明の実施の形態における携帯端末装置の表示画面の一例を示す説明図である。
【図６】本発明の実施の形態における携帯端末装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
【図７】本発明の実施の形態における携帯端末装置の表示画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
１位置検出部
２通信部
３時計部
４入力部
５表示部
６制御部
７ＣＰＵ
８ＲＡＭ
９ＲＯＭ
１０設定保存メモリ

Claims

位置検出機能を有する携帯端末装置であって、
待ち合わせの時刻、待ち合わせの場所、及び待ち合わせの相手を示す情報を記録する記録手段と、
前記待ち合わせ時刻において検出した前記携帯端末装置の位置情報と前記待ち合わせの場所を示す情報とが一致しない場合に、前記待ち合わせに間に合わないことを示す情報を前記待ち合わせの相手の所持する携帯端末装置に送信するよう制御する制御手段とを備える携帯端末装置。
請求項１記載の携帯端末装置であって、
前記情報は前記携帯端末装置の現在位置に関する情報を含み、
前記制御手段は、前記情報を繰り返し送信するよう制御する携帯端末装置。