JP2007072588A - 待ち合わせ支援システム、待ち合わせ支援方法、および待ち合わせ支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】人と、車両に乗ったドライバーとが駅などの待ち合わせ場所でスムーズに待ち合わせできるようにする待ち合わせ支援システムを提供する。
【解決手段】待ち人が持つ携帯電話端末1と、車両200のカーナビゲーションシステム2と、これらとインテーネットにより接続されたサーバーからなり、サーバー3は携帯電話端末1とカーナビゲーションシステム2から現在位置情報を受けて、両者が所定距離内にいる場合にそのことを少なくともカーナビゲーションシステムに対してプッシュ型電子メールにより告知する。
【選択図】 図1
【解決手段】待ち人が持つ携帯電話端末1と、車両200のカーナビゲーションシステム2と、これらとインテーネットにより接続されたサーバーからなり、サーバー3は携帯電話端末1とカーナビゲーションシステム2から現在位置情報を受けて、両者が所定距離内にいる場合にそのことを少なくともカーナビゲーションシステムに対してプッシュ型電子メールにより告知する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、待ち合わせ支援システム、待ち合わせ支援方法、および待ち合わせ支援装置に関する。
近年、無線通信端末の普及により、待ち合わせをした者同士が無線端末を利用して連絡を取り合うことで待ち合わせがスムーズにできるようになっている。
このような待ち合わせに無線端末を利用した方法として、携帯電話端末とカーナビゲーションシステムを利用したシステムがある。このシステムでは、携帯電話端末を持っている人が、その目的地の位置情報を待ち合わせ相手である車両に搭載されているカーナビゲーションシステムに送信することで、それを受け取ったカーナビゲーションシステムが携帯電話端末から送られた目的地をナビゲーション(案内)の目的地に設定して経路検索を行い、ドライバーに目的地までの経路を提示するとともに、携帯電話端末に対しては経路検索結果から得られた目的地への到着予想時間と残距離を送信するようにしている(特許文献1参照)。
特開2001−141478号公報
しかしながら、上記の従来システムでは、カーナビゲーションシステムに設定された目的地に車両が到着した時点で、カーナビゲーションシステムよる案内動作は終了してしまうため、ドライバーは目的地には到着するものの待ち合わせ相手を見つけ出すことができない場合がある。これは、例えば、駅などで待ち合わせをするときに、カーナビゲーションシステム上における地図精度から駅に到着したと判定されると、到着時点またはその直前でカーナビゲーションシステムによる案内が終了してしまうが、広い駅などでは待ち合わせ相手の現在位置とカーナビゲーションシステムによる案内終了位置が一致しないことがある。
このような場合、ドライバーは待ち合わせ相手の詳細な位置がわからないので、カーナビゲーションシステムによる案内が終了した地点または設定された目的地付近の安全な場所に駐車して、車内からまたは降りて待ち合わせ相手を探し出さなければならない。この場合、安全な場所に駐車すると、駐車位置が目的地から離れてしまう場合もあり、必ずしも目視できる範囲に相手がいないことが多くなり、うまく待ち合わせができなくなるという不便さがある。
本発明の待ち合わせ支援システムは、第1移動体端末、第2移動体端末、待ち合わせサーバーによって構成され、第1移動体端末は第1通信手段および自身の位置を計測する第1測位手段を有し、第2移動体端末は第2通信手段および自身の位置を計測する第2測位手段を有し、待ち合わせサーバーは前記第1移動体端末および前記第2移動体端末のそれぞれの前記第1通信手段および前記第2通信手段と通信を行う第3通信手段、前記第3通信手段を介して前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の前記第1測位手段および前記第2測位手段が計測したそれぞれの位置を取り込み前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の位置が所定距離内に入ったことを判定する判定手段、および前記判定手段の判定結果から前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の位置が前記所定距離内に入った場合に少なくとも前記第2移動体端末へ前記第1移動体端末が前記所定距離内にいることを告知する告知手段を備えることを要旨とする。
また本発明の待ち合わせ支援方法は、第1移動体端末および第2移動体端末から、それぞれ現在位置を取得して、取得した前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の現在位置から前記第1移動体端末および前記第2移動体端末が所定距離内にいるか否かを判定し、前記第1移動体端末および前記第2移動体端末が前記所定距離内にいると判定された場合に少なくとも前記第2移動体端末に前記第1移動体端末が前記所定距離内にいることを告知することを要旨とする。
また、本発明の待ち合わせ支援装置は、第1移動体端末および第2移動体端末からそれぞれの現在位置情報を取得する通信手段と、取得した前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の現在位置から前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の位置が所定距離内に入ったことを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果から前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の位置が前記所定距離内に入った場合に少なくとも前記第2移動体端末へ前記第1移動体端末が前記所定距離内にいることを告知する告知手段と、を備えることを要旨とする。
本発明によれば、第1移動体端末を持つ者と、第2移動体端末を持つ者同士が所定距離内にいることを、少なくとも第2移動体端末の持つ者に対してサーバーが告知することとしたので、待ち合わせ相手が所定距離内にいることをいち早く知ることができる。また、告知される内容は相手が所定距離内にいる場合であるので、待ち合わせ相手をすぐに見つけ出すことができる。
以下、本発明に係わる待ち合わせ支援システム、待ち合わせ支援方法、および待ち合わせ支援装置の実施例について説明する。なお、以下の実施例において、ドライバーは運転者以外の乗員であってもよい。
最初に、人と人との待ち合わせにおける行動形態について簡単に説明する。図2は、待ち合わせにおける基本的な行動形態を説明するための模式図である。
待ち合わせの行動形態は、図示するように、約束、出発、途中、到着、合流の5つのフェーズからなる。これは、人と人の待ち合わせ行動において共通のものであり、例えば車両に乗って待ち合わせ場所に行く場合もこの基本形態に変わるところはない。
そこで、車両のドライバー、特にドライバー自身が待ち合わせの当事者である場合、そのドライバーへ上記各フェーズが変わるときに適切なサポートを行うことで、ドライバーは運転に集中でき、かつ、確実に待ち合わせ相手に会うことができるようになる。
本実施例1は、ドライバーが待ち合わせの人を捜す必要のある、到着から合流のフェーズに変化するときに、待ち合わせ相手の居場所をいち早くドライバーに知らせることをサポートするものである。
図1は、実施例1における待ち合わせ支援システムを説明するための構成図である。
この待ち合わせ支援システムは、例えば人が持っている携帯電話端末1(第1移動体端末)と、例えば車両200に搭載されているカーナビゲーションシステム2(第2移動体端末)と、これら携帯電話端末1およびカーナビゲーションシステム2が互いに所定距離内にいることを判定して、携帯電話端末1およびカーナビゲーションシステム2に対し相手の居場所を伝える待ち合わせサーバー3(待ち合わせ支援装置)とを備えている。
この待ち合わせ支援システムでは、携帯電話端末1、カーナビゲーションシステム2、および待ち合わせサーバー3は、インターネット4により互いに接続されている。
携帯電話端末1は、携帯電話端末基地局(不図示)を介して無線によるインターネット接続が可能である。このような無線によるインターネットサービスは、携帯電話端末1のキャリア各社より提供されているものを利用する。携帯電話キャリア各社は、例えば、iモード(登録商標)、EZ−Web(登録商標)、Vodafone live(登録商標)等の名称によってインターネットサービスを提供している。
携帯電話端末1はこれらのインターネットサービスを通じて無線インターネット5を経由して、インターネット4に入り、待ち合わせサーバー3に接続する。
図3は、このような携帯電話端末1の構成を説明するためのブロック図である。
携帯電話端末1は、携帯電話基地局とインターネットプロトコル(IP)を利用することでインターネット4を通じて通信するIP通信部10(第1通信手段)と、数字を入力可能なテンキー入力部11と、様々な情報を表示するディスプレイを備える表示部12と、自身の位置を測定する位置測位部13(第1測位手段)を備える。
携帯電話端末1の利用者は、待ち合わせを行う際には携帯電話端末1から自分の識別符号(ID)と待ち合わせ相手のIDを待ち合わせサーバー3に登録する。この登録はテンキーからの入力によって行う。
IDは、携帯電話端末1(間接的にはその持ち主)を他の端末機器と識別できる数字や記号文字などでよい。例えば、入力が簡便に行え、かつ、容易に他人がなりすましできないように、ここでは6ケタの数字からなる。もちろんIDは、その他の桁数や英数字、漢字などでもよい。
これらのIDは、利用者が、携帯電話端末1からインターネットサービスにアクセスして、コンテンツとして提供される待ち合わせサービスを選択した後、自分のID、待ち合わせ相手のIDを入力することにより待ち合わせサーバー3に登録することになる。したがって、本実施例1においては第1移動体端末である携帯電話端末1が識別符号登録手段となる。
なお、IDは待ち合わせサーバー3内において、あらかじめ対応するメールアドレスが登録されている必要がある。このメールアドレスは、後述するように待ち合わせサーバー3から、プッシュ型電子メールを送信するために必要となる。したがって、事前にIDとメールアドレスとの登録を行っていない場合には、待ち合わせサービスを使用しようとする者が自身の使用する端末のメールアドレスを事前に登録しておくか、または最初に待ち合わせサービスを利用した時点で、IDと共にメールアドレスを登録しておく必要がある。その後は、IDの入力だけで待ち合わせサービスを利用することができる。
また、携帯電話端末1は、待ち合わせサービスが選択された場合に、位置測位部13によって測定された自身の現在位置情報を待ち合わせサーバー3に送信する。
位置測位部13は、GPS(全地球測位システム(Global Positioning System))測位部131と基地局測位部132を備える。携帯電話端末1は、例えば100m以内に携帯電話基地局があれば、自身の現在位置を基地局から取得してもいいし、携帯電話基地局が近くになければGPS測位部131により自身の位置を測定する。
GPS測位部131はGPS衛星からの電波を受信し、各GPS衛星からの電波を受信するまでの時間差に基づいて現在位置を計測するものである。基地局測位部132は、携帯電話サービスを提供しているキャリア各社の位置特定サービスを利用するものであり、携帯電話端末1と信号の送受信を行っている携帯電話基地局の位置から携帯電話端末1の現在位置を特定している。
図4は、携帯電話端末1の表示例を示す図面である。
図4(a)に示すように、携帯電話端末1には、様々なサービスを選択するためのメニュー画面が表示される。携帯電話端末1の利用者はこのようなメニュー画面から、1番の待ち合わせサービスを選択することで待ち合わせサービスの提供を受けることになる。
そして、待ち合わせサービスが選択されると、図4(b)に示すように、自身のID入力を促すための指示文言「あなたのID」とその入力ボックス121、待ち合わせ相手のID入力の促すための指示文言「待ち合わせ相手のID」とその入力ボックス122、および測位された現在位置の表示123が表示される。
このような表示に従って、利用者は自身のIDおよび待ち合わせ相手のIDを入力することになる。
一方、もう一つの移動体端末であるカーナビゲーションシステム2は車両200に搭載されている。このカーナビゲーションシステム2も、無線により基地局との様々なデータの送受信が可能であり、IPを使ったインターネット4への接続も行われている。カーナビゲーションシステムが使用しているサービスとしては、例えばCARWINGS(登録商標)、G−BOOK(登録商標)、インターナビ(登録商標)などのテレマティクスサービス6がある。カーナビゲーションシステム2は、テレマティクスサービス6を経由してインターネット4に入り、待ち合わせサーバー3に接続する。
図5は、カーナビゲーションシステム2の構成を説明するためのブロック図である。
カーナビゲーションシステム2は、IPを利用してインターネット4に接続して通信を行うIP通信部10(第2通信手段)と、数字を入力可能なテンキー入力部21と、様々な情報を表示するためのディスプレイを備える表示部22と、自身の現在位置を測定する位置測位部23(第2測位手段)を備えている。
このカーナビゲーションシステム2においても、待ち合わせを行う際には、携帯電話端末1の場合と同様に、待ち合わせサーバー3に登録するための自分のIDと待ち合わせ相手のIDを入力する。IDは、前記同様に、入力が簡便に行え、かつ、容易になりすましできないように、例えば6ケタの数字からなる。
ドライバーは、カーナビゲーションシステム2からテレマティクスサービス6にアクセスし、コンテンツから待ち合わせサービスを選択した後、自分のID、待ち合わせ相手のIDを入力する。したがって、本実施例1においては第2
移動体端末であるカーナビゲーションシステム2もまた識別符号登録手段となる。
移動体端末であるカーナビゲーションシステム2もまた識別符号登録手段となる。
なお、カーナビゲーションシステム2についてもIDと共にメールアドレスを事前にまたは最初に待ち合わせサービスを利用したときに一緒に登録する。その後は、IDの入力だけで待ち合わせサービスを利用することができる。
また、カーナビゲーションシステム2は、自身の現在位置を測位して待ち合わせサーバー3に送信する。このために位置測位部23を備える。位置測位部23はGPS測位部231、ジャイロ232、車速センサー233を備えている。GPS測位部231はGPS衛星からの電波を受信し、各GPS衛星からの電波を受信するまでの時間差に基づいて自車の現在位置を計測する。GPS衛星からの電波が受信できないときはジャイロ232が自車の進行方向を検出する。車速センサー233は自車の走行速度を検出する。ジャイロ232と車速センサー233の検出結果から位置測位部53は自車位置を計算する。
図6は、カーナビゲーションシステム2の表示例を示す図面である。
図6(a)に示すように、カーナビゲーションシステム2には、様々なサービスを選択するためのメニュー画面が表示される。ドライバーはこのようなメニュー画面から1番の待ち合わせサービスを選択することで待ち合わせサービスの提供を受けることになる。
待ち合わせサービスが選択されると、図6(b)に示すように、自身のID入力を促すための指示文言「あなたのID」とその入力ボックス221、待ち合わせ相手のID入力を促すための指示文言「待ち合わせ相手のID」とその入力ボックス222、および測位された現在位置の表示223が表示される。このような表示に従って、ドライバーは自身のIDおよび待ち合わせ相手のIDを入力することになる。
次に、待ち合わせサーバー3は、インターネット4に接続されており、携帯電話端末1とカーナビゲーションシステム2からの位置情報を取り込んで、両者があらかじめ決められた所定距離内に至った時点で、カーナビゲーションシステム2に対し、携帯電話端末1の持ち主が近くにいることを告知する。
図7は、待ち合わせサーバー3の構成を説明するためのブロック図である。
待ち合わせサーバー3は、各端末(携帯電話端末1およびカーナビゲーションシステム2)とIPによりインターネット4を介して通信を行う通信部30(第3通信手段)と、待ち合わせ相手として登録されたIDおよび現在位置などを記憶する情報記憶部31と、登録されたIDの端末同士が所定距離内にいるか否かを判定する合流エリア判定部32(判定手段)と、判定結果を各端末へ告知するプッシュメール生成部33(告知手段)とを備えている。
このうち、合流エリア判定部32とプッシュメール生成部33は、待ち合わせサービスを提供する要となるものであり、待ち合わせサーバー3のプロセッサによって実行されるソフトウェアにより提供される。
通信部30は、インターネット4を介してIPによって各端末(携帯電話端末1およびカーナビゲーションシステム2、以下同様)と通信する。
待ち合わせ情報記憶部31は、待ち合わせサービスの利用者から各端末を使って登録要求のあった待ち合わせID、すなわち、携帯電話端末1およびカーナビゲーションシステム2から入力されたIDを記憶するとともに、IDに対応させてそれぞれの端末のメールアドレスを記憶し、さらに各端末から得られたそれらの位置情報を記憶する。待ち合わせ情報記憶部31はハードディスクなどのサーバー3内に設置されている記憶媒体である。
合流エリア判定部32は、サービス利用者のそれぞれの端末から位置情報を取得して、所定距離内、ここでは例えば、200m以内にいるか否かを判定する。また、所定距離内にいると判定された場合にはそれぞれの端末から取得した位置情報(例えば緯度経度)に基づいて、それぞれの端末のいる地名や、近傍の駅やビル名などのランドマークを付与して利用者の位置情報を作成する。なお、位置情報からその近傍のランドマークを検索するには、別途、地図情報を参照して行われる。地図情報は待ち合わせサーバー3内にあってもよいし、インターネット4を通じてアクセスすることのできる他のサーバーにあってもよい。
プッシュメール生成部33は、合流エリア判定部32が生成したサービス利用者の現在位置情報からプッシュ型電子メールを生成して、待ち合わせを行うID同士の携帯電話端末1およびカーナビゲーションシステム2のメールアドレスに対し、通信部30を介して待ち合わせ相手が来たことを知らせるプッシュ型電子メールを送信(告知)する。なお、プッシュ型電子メールとは、メールサーバーにメールが届いた段階で、携帯電話端末1に対して自動的に受信までさせるメール配信サービスのことである。
このような待ち合わせサーバー3は、通常サーバーとして用いられているコンピュータシステムが利用され、このコンピュータシステム上で待ち合わせサーバーとしての機能を実施するためのプログラムが実行されることで上記各機能を実施している。
図8は、実施例1における待ち合わせの手順を示すフローチャートである。なお、このフローチャートではユーザーによる行為とサーバーの処理とを併記している。
車両200側では、待ち合わせ場所に着いたらドライバーがカーナビゲーションシステム2により待ち合わせサーバー3に接続する(S11)。
カーナビゲーションシステム2は、入力された待ち合わせ相手のIDと自分のIDを待ち合わせサーバー3に登録し、自分の位置を測位して待ち合わせサーバー3に送信する(S12)。
一方、待ち合わせ相手である携帯電話端末1の利用者(待ち人)は、待ち合わせ場所に着いたら待ち合わせサーバー3に接続する(S13)。
携帯電話端末1は、利用者が入力した待ち合わせ相手のIDと自分のIDを待ち合わせサーバー3に登録し、自身の位置を測位して待ち合わせサーバー3に送信する(S14)。
そして、待ち合わせサーバー3では、受信した位置情報をもとに、合流エリア判定部32において待ち合わせサービスの利用者がともにある距離以内(合流エリア内)、例えば、200m以内にいると判定したときに(S15:Yes)、携帯電話端末1へ、待ち合わせ相手の車がいることをプッシュ型電子メールで知らせる(S16)。
同時に、車両200のカーナビゲーションシステム2にも人が来たことをプッシュ型電子メールで知らせる(S17)。なお、車両200側では受信したプッシュ型電子メールをそのままメール受信する他、カーナビゲーションシステム2のディスプレイ内でポップアップ表示して知らせるようにしてもよい。なお、ポップアップとは、ウィンドウ画面内にスクリプトを使って新しいブラウザウィンドウを自動的に開いて、現在表示しているのとは別の内容を表示させることをいう。
その後、携帯電話端末1の利用者と車両200のドライバーが連絡をとって合流する(S18)。
次に待ち合わせサーバー3における処理手順を説明する。
図9は、待ち合わせサーバー3における待ち合わせ支援処理の手順を示すフローチャートである。
待ち合わせサーバー3は、まず、通信部30によってカーナビゲーションシステム2からのID登録要求を受け付けて、受け付けたID(カーナビゲーションシステム2利用者のIDとその待ち合わせ相手のID)、およびカーナビゲーションシステム2から送られた車両200の現在位置情報を、情報記憶部31に記憶する(S101)。
続いて、待ち合わせサーバー3は、通信部30によって携帯電話端末1からのID登録要求を受け付けて、受け付けたID(携帯電話端末1利用者のIDとその待ち合わせ相手のID)、および携帯電話端末1から送られた現在位置情報を、情報記憶部31に記憶する(S102)。
続いて、待ち合わせサーバー3は、合流エリア判定部32が情報記憶部31に記憶された待ち合わせサービスの利用者の互いに待ち合わせをする人として対応するIDからそれぞれの現在位置を比較して、所定距離以内(合流エリア)かどうかを判定する(S103)。
この判定の結果、両者が所定距離の範囲内であれば(S103:Yes)、プッシュ型電子メールを作成して(S104)、送信する(S105)。これには、合流エリア判定部32が、プッシュメール生成部33に対して待ち合わせサービスの利用者同士が所定距離の範囲内であることを知らせるためのプッシュ型電子メールの作成および送信を指令して、プッシュメール生成部33が、合流エリア判定部32からの指令を受けてプッシュ型電子メールを作成し、通信部30を介してカーナビゲーションシステム2と携帯電話端末1へ送信することにより行う。
これにより、カーナビゲーションシステム2と携帯電話端末1は、前記ステップS18のごとく、合流することになる。
なお、ステップS103において、待ち合わせサービスの利用者同士が所定距離の範囲内ではないと判断された場合(S103:No)は、ここでは待ち合わせサーバー3自体は何もしないで処理を終了することとしている。しかし、これに代えて、待ち合わせサービスの利用者同士が所定距離の範囲内ではないと判断された場合にも、その旨を、待ち合わせサービスの利用者、すなわち携帯電話端末1とカーナビゲーションシステム2に対して告知するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例1は、自分と待ち合わせ相手のIDを登録し、自身の位置情報を待ち合わせサーバー3に送信することで、待ち合わせ相手が待ち合わせ場所に着いたら直ぐに知ることができる。しかもその相手の位置は所定距離の範囲内であるため、簡単に見つけ出すことができる。
また、待ち合わせ相手が来たことをプッシュ型電子メールやカーナビゲーションシステム2のディスプレイ上でポップアップ表示により知らせるのでドライバーが待ち合わせ場所に到着して、IDの当力をした段階で近くに待ち合わせ相手がいれば、すぐに知ることができる。これは、携帯電話端末1の利用者に対しても同様でありプッシュ型電子メールを利用したことで待ち合わせ相手が近くまで来ていることを直ちに知ることができる。
また、待ち合わせサーバー3および各端末(携帯電話やカーナビゲーションシステム2)は、インターネット4を介して通信を行っているので、待ち合わせ支援システムの利用者がインターネット接続できれば待ち合わせサーバー3は待ち合わせ場所や端末利用者の現在位置に依存することなく、待ち合わせサービスを展開することができる。
また、待ち合わせサーバー3が提供する待ち合わせサービスは、待ち合わせサーバー3内のソフトウェアによって提供されるため、各端末(携帯電話やカーナビゲーションシステム2)は、待ち合わせサービス専用の端末でなくても利用することができる。したがって、利用者のコスト負担が専用端末を利用する場合と比べて安く済むことになる。
なお、本実施例1では待ち合わせサーバー3をインターネット4に接続するものとしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、車両200内のカーナビゲーションシステム2自体が、サーバー機能を提供するようにしてもよい。これにより、待ち合わせサーバー3をインターネット4上で管理する必要がない。
また、本実施例では、携帯電話端末1とカーナビゲーションシステム2の両方に相手の位置を伝えることとしたが、カーナビゲーションシステム2の方にのみ告知するようにしてもよい。これは、車両の場合、待ち合わせ相手と会うためには多くの場合、車両から降りて待ち人と会うことになる。また、待ち合わせ相手を探すためには安全な場所に駐車するなどして探さなければならない。こういった場合、駐車位置が待ち合わせ相手から遠くなってしまうと相手を探しづらくなる。そこで本実施例1によって待ち合わせ相手の位置情報があれば、たとえ駐車場所が遠くなったとしても容易に待ち合わせ相手を探すことが可能となる。したがって、少なくともカーナビゲーションシステム2の方(すなわち車両200のドライバー)に対してのみ告知することでも、待ち合わせを容易にすることができる。
実施例2は、図2に示した待ち合わせの行動形態のうち、到着から合流のフェーズに変化するときに、連絡モードを変えて待ち合わせ相手と連絡をとりやすくすることをサポートするものである。
本実施例2における全体のシステム構成は、図2に示したものと同様であり、インターネット4により互いに通信可能な携帯電話端末1、カーナビゲーションシステム2、および待ち合わせサーバー3である。
図10は、実施例2における携帯電話端末1の構成を説明するためのブロック図であり、図11は、同じくカーナビゲーションシステム2の構成を説明するためのブロック図である。なお、待ち合わせサーバー3内の構成は実施例1と同じなので図示を省略する。
本実施例2における携帯電話端末1は、前述した実施例1における携帯電話端末1のIP通信部10に下記の機能を備えている。それ以外の機能は実施例1と同様であるので説明を省略する。
この携帯電話端末1は、IP通信部10内に、連絡モード変更部101(連絡モード変更手段)と、音声通話部102(音声通話手段)と、静止画通信部103と、軌跡記憶部104とを備えている。
連絡モード変更部101は、待ち合わせサーバー3から待ち合わせ相手の位置(実質はカーナビゲーションシステム2の位置)が所定距離内に入ったとの告知を受信したときに連絡モードを変更する。
連絡モード変更部101は、待ち合わせの告知を受ける前の状態では、メールモードによるメールの受信だけであったものを、待ち合わせサーバー3からの告知後は、例えば、音声通話や、静止画表示、軌跡表示が行われるように連絡モードを切り替える。
音声通話部102は、連絡モード変更部101の切り替え指示により音声通話モードになったときに、相手と音声通話を行うものである。
静止画通信部103は、例えば地図画像データなど別途インターネット上のサーバー3から受け取り、そこに現在位置や相手の位置情報から得られる相手の位置などを表示する。
軌跡記憶部104は、計測された位置情報を一定時間間隔で記憶し、現在位置までの軌跡を記憶する。
一方、カーナビゲーションシステム2は、図11に示すように、カーナビゲーションシステム2のIP通信部10に、連絡モード変更部201(連絡モード変更手段)と、音声通話部202(音声通話手段)と、静止画通信部203と、軌跡記憶部204とを備えている。
連絡モード変更部201は、携帯電話端末1における連絡モード変更部101と同じであり、待ち合わせ相手が所定距離内に入ったとの告知を受けて、連絡モードを切り替える。
本実施例2では、この連絡モード変更部101によって運転中はドライバーが運転に集中できるように、音声通話部202による音声通信だけ可能になるようにしている。そして、停車した時点で、静止画を表示部12に表示して待ち合わせ場所の位置やランドマーク、地図上への走行軌跡表示などを行って待ち合わせ相手の位置をカーナビゲーションシステム2の表示画面により確認できるようにする。
なお、音声通話部202、静止画通信部203、および軌跡記憶部204の機能は前述した携帯電話端末1における音声通話部102と、静止画通信部103と、軌跡記憶部104の機能と同様である。
図12は、実施例2における待ち合わせの手順を示すフローチャートである。なお、このフローチャートではユーザーによる行為とサーバーの処理とを併記している。
車両200側では、待ち合わせ場所に着いたらドライバーがカーナビゲーションシステム2により待ち合わせサーバー3に接続する(S21)。
カーナビゲーションシステム2は、入力された待ち合わせ相手のIDと自分のIDを待ち合わせサーバー3に登録し、自分の位置を測位して待ち合わせサーバー3に送信する(S22)。
一方、待ち合わせ相手である携帯電話端末1の利用者は、待ち合わせ場所に着いたら待ち合わせサーバー3に接続する(S23)。
携帯電話端末1は、利用者が入力した待ち合わせ相手のIDと自分のIDを待ち合わせサーバー3に登録し、自身の位置を測位して待ち合わせサーバー3に送信する(S24)。
そして、待ち合わせサーバー3では、受信した位置情報をもとに、合流エリア判定部32において待ち合わせサービスの利用者がともにある距離以内、例えば、200m以内にいると判定したときに(S25:Yes)、携帯電話端末1へ、待ち合わせ相手の車がいることをプッシュ型電子メールで知らせる(S26)。
同時に、車両200のカーナビゲーションシステム2にも人が来たことをプッシュ型電子メールで知らせる(S27)。
相手の来たことを知らせるメールが届いた携帯電話端末1およびカーナビゲーションシステム2は、それぞれが持つ連絡モード変更部101によって、モードを音声通話モードに変更し、位置情報交換だけでなく、直接音声通話の連絡が可能になるようにする(S28)。
そして変更されたモードにより音声通話を行って人とドライバーが連絡をとり合流する(S29)。
なお、本実施例2による場合の待ち合わせサーバー3の処理手順は、実施例1と同様(図9参照)であるので説明は省略する。
以上説明したように、本実施例2によれば、自分と待ち合わせ相手のIDを登録し、自分の位置情報を待ち合わせサーバー3に送信することで、待ち合わせ相手が待ち合わせ場所に着いたら直ぐに知ることができるとともに、待ち合わせ相手が着いたら連絡モードが変更されて、位置交換だけでなく、音声通話で連絡することが自動的に可能になる。このモード変更によって連絡が密になり、確実に待ち合わせ相手に会うことができる。
なお、本実施例では、待ち合わせのためのID登録を待ち合わせ場所に到着したときに行うようにしたが、これは、待ち合わせに出発する前や経路の途中に行うようにしてもよい。このようにする場合、車両200側においてはカーナビゲーションシステム2が事前に待ち合わせ場所を目的地に設定し、経路案内を受けるようにしてもよく、その場合、経路案内の終了時を待ち合わせ場所に到着したとして、待ち合わせサーバー3に自動的に接続するようにしてもよい。なお、待ち合わせ場所として設定される目的地は、事前にドライバーが設定してもよいが、先に携帯電話端末1の利用者が待ち合わせ場所に到着して、待ち合わせサーバー3にIDの登録を行った時点で、待ち合わせサーバー3から携帯電話端末1の現在位置情報を取得して、その場所を待ち合わせ場所として目的地に設定するようにしてもよい。
さらには、カーナビゲーションシステム2は、設定された待ち合わせ場所から所定距離に近づいた時点で、連絡モード変更部101が位置情報交換に加えて、音声通話に切り替えるようにしてもよい。この場合、待ち合わせサーバー3からの、待ち合わせ相手が所定距離内にいることを知らせるプッシュ型電子メールが着信する前に、カーナビゲーションシステム2が単独で携帯電話端末1を呼び出して音声通話を行うようにしてもよい。
設定された待ち合わせ場所から所定距離に近づいたかどうかは、連絡モード変更部101が、現在位置と待ち合わせ場所の位置(カーナビゲーションシステム2における設定された目的地)を比較して、あらかじめ決められた距離内であるかどうかを判断するか、または予想される到着時間からあらかじめ決められた時間内となった時点、音声通話を行うようにする。
これにより目的地に到着する前の段階でも、ある程度待ち合わせ場所に近づいた段階で待ち合わせ相手と音声により連絡をとることができる。
また、音声通話と同時に、あるいは音声通話とは別に、カーナビゲーションシステム2は、目的地である待ち合わせ場所に近づいた時点で、連絡モード変更部101が位置測位部13に対して現在位置の測位頻度を高くするようにしてもよい。
このためには連絡モード変更部101が、現在位置と待ち合わせ場所の位置(カーナビゲーションシステム2における設定された目的地)を比較するか、または予想される到着時間に近くなった時点で、位置測位部23に対して、測位するための指令を出すことにより行う。
これにより現在位置の時間的精度が緻密になり、待ち合わせ場所における位置軌跡が精密になって、カーナビゲーションシステム2に表示される経路誤差が少なくなり確実に待ち合わせ相手と会うことがいっそう確実に行えるようになる。なお、ここで所定距離はあらかじめ設定されたものであり例えば、車両200の場合1kmなどであるが任意に設定できるようにしてもよい。
なお、このような機能は、カーナビゲーションシステム2に限らず、携帯端末側に設けてもよい。
実施例3は、図2に示した約束、出発、途中、到着、合流のフェーズをシームレスに待ち合わせることをサーバー3がサポートする。
なお、システム全体の構成は、図2に示したものと同様であり、携帯電話端末1、カーナビゲーションシステム2、および待ち合わせサーバー3からなり、携帯電話端末1およびカーナビゲーションシステム2は実施例2と同様である。したがって、これらの説明は省略する。
図13は、実施例3における待ち合わせの手順を示すフローチャートである。なお、これらフローチャートではユーザーによる行為とサーバーの処理とを併記している。
まず、待ち合わせを行う人の少なくとも一方が、待ち合わせが決まったら待ち合わせサーバー3に接続する(S31)。
そして自分のIDと待ち合わせ相手のIDと待ち合わせ場所、時刻を待ち合わせサーバー3に登録する(S32)。
待ち合わせ内容を待ち合わせ相手にメールする(S33)。なお、このステップは、待ち合わせ相手の一方が直接待ち合わせ相手にメールしてもよいが、待ち合わせサーバー3が、ステップS32において登録された内容、すなわち、待ち合わせ場所、時刻を、相手のみまたは両方にプッシュ型電子メールとして告知するようにしてもよい。
続いて、待ち合わせを行う人は自宅を出発することになる(S34)。
途中で相手の状況を確認する場合は、待ち合わせサーバー3に接続し、自分のIDと自分の自宅、出発、途中、到着のステータスを選択して待ち合わせサーバー3に入力する(S35)。これにより、待ち合わせサーバー3の判定部は、入力されたIDから、その待ち合わせ相手を検索して、待ち合わせサーバー3にある待ち合わせ相手の位置と、相手の到着予想時間を算出て、IDを入力した端末、すなわち相手の位置確認を要求した端末へ、プッシュメール生成部33を通じてプッシュ型電子メールにより送信する(S36)。
次に、車が待ち合わせ場所に着いたら待ち合わせサーバー3に接続する(S37)。
ドライバーは自分のIDを待ち合わせサーバー3に登録し、自分の位置を測位して待ち合わせサーバー3に送信する(S38)。
待ち人が待ち合わせ場所に着いたら待ち合わせサーバー3に接続する(S39)。そして、待ち合わせ相手のIDと自分のIDを待ち合わせサーバー3に登録し、自分の位置を測位して待ち合わせサーバー3に送信する(S40)。
待ち合わせサーバー3は受信した位置情報をもとに待ち合わせサービスの利用者がともにある距離以内、例えば、200m以内にいると判定したとき(S41:Yes)に、待ち合わせ相手に車がいることをプッシュ型電子メールで知らせる(S42)。
待ち合わせ車両200に人が来たことをプッシュ型電子メールまたはポップアップ表示で知らせる(S43)。
連絡モードを変更して、位置情報交換だけでなく、音声通話の連絡が可能になる(S44)。そして人とドライバーが連絡をとって合流する(S45)。
このような待ち合わせ手順を図2に示した各フェーズと対比すれば、S31〜33は約束フェーズ、S34は出発フェーズ、S35およびS36は途中フェーズ、S37〜S43は到着フェーズ、S44およびS45は合流フェーズとなる。
以上説明したように、本実施例3によれば、待ち合わせの約束の段階から、待ち合わせサーバー3に、自分と待ち合わせ相手のID、自分の位置情報、および待ち合わせ場所やその時刻を登録することとしたので、約束、出発、途中、到着、合流の各フェーズにおいて待ち合わせサーバー3によってサポートされ、経路途中における相手の現在位置や到着予想時間がわかり、待ち合わせ相手が待ち合わせ場所に着いたら直ぐに知ることができ、待ち合わせをいっそうスムーズに行うことができるようになる。
なお、本実施例3においては、ステップS32〜33の手順は、待ち合わせ支援システムを構成する携帯電話端末1やカーナビゲーションシステム2などの端末から操作する場合に限らず、例えば、自宅やオフィスにあるパソコンなどから待ち合わせサーバー3に接続して、待ち合わせの約束を行うようにしてもよい。
この場合、パソコンから事前にIDの登録やメールアドレスの登録を行うようにしてもよい。したがってパソコンを利用する場合には、パソコンが待ち合わせ支援システム内において識別符号登録手段となる。
このように、パソコンを利用することで、パソコンがインターネット接続可能であり、待ち合わせサービスの提供する画面を表示するための汎用のブラウザーを搭載していれば、待ち合わせサーバー3からの待ち合わせサービスの提供を受けることが可能となる。このようにすれば、携帯電話端末1、カーナビゲーションシステム2の近くにいない場合でも自宅やオフィスのパソコンから待ち合わせの約束を行い、その後、待ち合わせに出発した後は、携帯電話端末1、カーナビゲーションシステム2を通じて、待ち合わせサーバー3からシームレスなサポートを受けることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、両方が携帯電話端末1を持つ場合、逆に、両方がカーナビゲーションシステム2である場合でも適用可能である。
また、利用者が入力して登録するIDを用いて携帯電話端末1とカーナビゲーションシステム2を識別することとしているが、これに代えて、識別符号としてメールアドレスのみを登録することとしてもよい。これだけでも登録したメールアドレスに対して、相手が所定距離内にいることを告知する電子メールを送信することができる。
また、IDに代えてそれぞれの端末が固有に発する識別信号(例えばIPアドレス、MACアドレス、電話番号、またはクッキー(cookie)の利用)などを待ち合わせサービスに接続した段階で取得してそれぞれの端末を識別するようにしてもよい。この場合、メールアドレスの登録は別途必要となるものの、一度登録さえしておけば、その後は、各端末からのID入力は不要となり、待ち合わせサービスを選択するだけで、端末が固有に発する識別信号が待ち合わせサーバー3に送信され、自動的にそれぞれの端末が識別されるようになる。
さらには、事前にIDやメールアドレスなどの登録が行われた場合には、携帯電話端末およびカーナビゲーションシステムの位置特定を待ち合わせサーバーが自動的に行い、両者が所定距離には言った時点で、照射からのアクセスがなくてもプッシュ型電子メールによる告知を行うようにしてもよい。この場合、事前のIDやメールアドレスなどの登録は、パソコンから行われてもよいし、携帯電話端末およびカーナビゲーションシステムのいずれかから行われてもよい。そして携帯電話端末およびカーナビゲーションシステムの位置特定は、待ち合わせサーバーがそれぞれの携帯電話キャリア各社やその他の会社が提供している端末の現在位置検索サービスを利用することができる。これにより、一度待ち合わせをする者同値の登録が行われれば、その後は、待ち合わせする者同士が自動的に所定距離内に入ったことを知ることができる。
その他、様々な実施例が可能であり、本発明は、特許請求の範囲に記載された技術思想によってのみ規定され、各実施例や変形形態に限定されるものではない。
1 携帯電話端末
2 カーナビゲーションシステム
3 サーバー
4 インターネット
5 無線インターネット
6 テレマティクスサービス
10、20 IP通信部
11、21 テンキー入力部
12、22 表示部
13、23 位置測位部
31 情報記憶部
32 合流エリア判定部
33 プッシュメール生成部
101、201 連絡モード変更部
102、202 音声通話部
103、203 静止画通信部
200 車両
2 カーナビゲーションシステム
3 サーバー
4 インターネット
5 無線インターネット
6 テレマティクスサービス
10、20 IP通信部
11、21 テンキー入力部
12、22 表示部
13、23 位置測位部
31 情報記憶部
32 合流エリア判定部
33 プッシュメール生成部
101、201 連絡モード変更部
102、202 音声通話部
103、203 静止画通信部
200 車両
Claims (31)
- 第1通信手段、および自身の位置を計測する第1測位手段を有する第1移動体端末と、
第2通信手段、および自身の位置を計測する第2測位手段を有する第2移動体端末と、
前記第1移動体端末および前記第2移動体端末のそれぞれの前記第1通信手段および前記第2通信手段と通信を行う第3通信手段、前記第3通信手段を介して前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の前記第1測位手段および前記第2測位手段が計測したそれぞれの位置を取り込み前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の位置が所定距離内に入ったことを判定する判定手段、および前記判定手段の判定結果から前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の位置が前記所定距離内に入った場合に少なくとも前記第2移動体端末へ前記第1移動体端末が前記所定距離内にいることを告知する告知手段を有するサーバーと、
を備えることを特徴とする待ち合わせ支援システム。 - 前記告知は、前記第1移動体端末の位置情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の待ち合わせ支援システム。
- 前記告知手段は、前記判定手段の判定結果から前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の位置が前記所定距離内に入った場合に、さらに前記第1移動体端末に対して前記第2移動体端末が前記所定距離内にいることを告知することを特徴とする請求項1乃至2のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援システム。
- 前記告知は、前記第2移動体端末の位置情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の待ち合わせ支援システム。
- 前記第1通信手段、第2通信手段、および第3通信手段は、インターネットプロトコルを利用することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援システム。
- 前記告知手段は、プッシュ型電子メール配信により前記告知することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援システム。
- 前記告知手段は、ウィンドウ画面のポップアップにより前記告知することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援システム。
- 前記第1移動体端末を識別する第1識別符号および前記第2移動体端末を識別する第2識別符号を前記サーバーに登録する識別符号登録手段をさらに備え、
前記サーバーの前記告知手段は、前記第2識別符号により識別される前記第2移動体端末および前記第1識別符号により識別される前記第1移動体端末のうち少なくともに前記第2識別符号により識別される前記第2移動体端末に前記告知することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援システム。 - 前記第1移動体端末および前記第2移動体端末は、
音声通話手段と、
前記告知を受けた後、前記音声通話手段を介して音声通話を行うようにする連絡モード変更手段と、
を備えることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援システム。 - 前記第1移動体端末および前記第2移動体端末は、
音声通話手段と、
事前に設定された待ち合わせ場所から所定距離に近づいた時点で、前記音声通話手段を介して音声通話を行うようにする連絡モード変更手段と、
を備えることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援システム。 - 前記連絡モード変更手段は、さらに事前に設定された待ち合わせ場所から所定距離に近づいた時点で、測位手段に対し測位頻度を高くするように指令することを特徴とする請求項9に記載の待ち合わせ支援システム。
- 前記第2移動体端末は、事前に設定された待ち合わせ場所に到着したことを判定してサーバーへ現在位置を送信することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援システム。
- 前記判定手段は、事前に待ち合わせ場所が登録され、前記第1移動体端末または前記第2移動体端末からの要求により相手の現在位置と登録された前記待ち合わせ場所から相手の前記待ち合わせ場所への到着予想時間を算出し、要求を行った端末へ前記告知手段を介して前記到着予想時間を送信することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援システム。
- 前記サーバーは、前記第2移動体端末に設けられることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援システム。
- 第1移動体端末および第2移動体端末から、それぞれ現在位置を取得するステップと、
取得した前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の現在位置から前記第1移動体端末および前記第2移動体端末が所定距離内にいるか否かを判定するステップと、
前記第1移動体端末および前記第2移動体端末が前記所定距離内にいると判定された場合に少なくとも前記第2移動体端末に前記第1移動体端末が前記所定距離内にいることを告知するステップと、
を備えることを特徴とする待ち合わせ支援方法。 - 前記告知は、前記第1移動体端末の位置情報を含むことを特徴とする請求項15に記載の待ち合わせ支援方法。
- 前記告知するステップは、前記第1移動体端末および前記第2移動体端末が前記所定距離内にいると判定された場合にさらに前記第1移動体端末に対して前記第2移動体端末が前記所定距離内にいることを前記告知することを特徴とする請求項15または16に記載の待ち合わせ支援方法。
- 前記告知は、前記第2移動体端末の位置情報を含むことを特徴とする請求項17に記載の待ち合わせ支援方法。
- 前記告知は、インターネットプロトコルを利用した通信手段を介して行われることを特徴とする請求項15乃至17のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。
- 前記告知は、プッシュ型電子メール配信により行うことを特徴とする請求項15乃至18のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。
- 前記告知は、ウィンドウ画面のポップアップにより行うことを特徴とする請求項15乃至18のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。
- 前記第1移動体端末を識別する第1識別符号および前記第2移動体端末を識別する第2識別符号が登録されるステップをさらに備え、
前記告知するステップは、前記第2識別符号により識別される前記第2移動体端末および前記第1識別符号により識別される前記第1移動体端末のうち少なくとも前記第2識別符号により識別される前記第2移動体端末に前記告知することを特徴とする請求項15乃至20のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。 - 前記第1移動体端末および前記第2移動体端末は、前記告知を受けた後、少なくとも音声通話を行うステップを備えることを特徴とする請求項17乃至21のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。
- 前記第1移動体端末および前記第2移動体端末は、事前に設定された待ち合わせ場所から所定距離に近づいた時点で、音声通話を行うステップを備えることを特徴とする請求項17乃至21のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。
- 前記現在位置を取得するステップにおいて取得される現在位置は、少なくとも前記第2移動体端末が事前に設定された待ち合わせ場所に到着したことを判定して送信された現在位置であることを特徴とする請求項15乃至22のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。
- 前記現在位置を取得するステップにおいて取得される現在位置は、少なくとも前記第2移動体端末が事前に設定された待ち合わせ場所から所定距離に近づいた時点で、測位頻度を高くして測位された現在位置であることを特徴とする請求項15乃至22のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。
- さらに、第1移動体端末または第2移動体端末からの要求により相手の現在位置と事前に登録された待ち合わせ場所から相手の待ち合わせ場所への到着予想時間を算出し、要求を行った端末へ前記到着予想時間を送信するステップを備えることを特徴とする請求項15乃至26のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。
- 第1移動体端末および第2移動体端末からそれぞれの現在位置情報を取得する通信手段と、
取得した前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の現在位置から前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の位置が所定距離内に入ったことを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果から前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の位置が前記所定距離内に入った場合に少なくとも前記第2移動体端末へ前記第1移動体端末が前記所定距離内にいることを告知する告知手段と、
を備えることを特徴とする待ち合わせ支援装置。 - 前記告知は、前記第1移動体端末の位置情報を含むことを特徴とする請求項28に記載の待ち合わせ支援装置。
- 前記告知手段は、前記判定手段の判定結果から前記第1移動体端末および前記第2移動体端末の位置が前記所定距離内に入った場合に、さらに前記第1移動体端末に対して前記第2移動体端末が前記所定距離内にいることを告知することを特徴とする請求項28または29に記載の待ち合わせ支援装置。
- 前記告知は、前記第2移動体端末の位置情報を含むことを特徴とする請求項30に記載の待ち合わせ支援装置。
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JP2005256593A JP2007072588A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 待ち合わせ支援システム、待ち合わせ支援方法、および待ち合わせ支援装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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- 2005-09-05 JP JP2005256593A patent/JP2007072588A/ja active Pending
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