JP7457182B1 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、通信端末、及び通信端末の制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、通信端末、及び通信端末の制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7457182B1
JP7457182B1 JP2023042097A JP2023042097A JP7457182B1 JP 7457182 B1 JP7457182 B1 JP 7457182B1 JP 2023042097 A JP2023042097 A JP 2023042097A JP 2023042097 A JP2023042097 A JP 2023042097A JP 7457182 B1 JP7457182 B1 JP 7457182B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evacuation
user
information
area
notification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023042097A
Other languages
English (en)
Inventor
詳子 宮本(舩木)
由紀 津島
美樹 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SoftBank Corp
Original Assignee
SoftBank Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SoftBank Corp filed Critical SoftBank Corp
Priority to JP2023042097A priority Critical patent/JP7457182B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7457182B1 publication Critical patent/JP7457182B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】よりユーザの状況に即した避難支援が可能な情報処理装置等を提供すること。【解決手段】情報処理装置は、所定のエリアにおける災害の発生に基づく避難指示に関する避難指示情報、及び所定のエリアにおける災害の警戒レベルに関する警戒レベル情報を取得する災害情報取得部、ユーザの位置情報を取得する位置情報取得部、警戒レベル情報とユーザの位置情報とに基づいて、ユーザが、所定のエリアのうち、警戒レベルにおいて避難が必要とされるレベルに相当するエリアである要避難エリアに位置するか否かを判定する判定部、ユーザが要避難エリアに位置する場合に、避難指示情報に基づいて、ユーザの通信端末へ避難指示通知を送信する通知部を備え、通知部は、避難指示を送信されたユーザが、要避難エリアから要避難エリア以外のエリアに移動したことに応じて、ユーザの通信端末へ、避難が完了したことの報告を促す要報告通知を送信する。【選択図】 図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、通信端末、及び通信端末の制御プログラムに関する。
従来、ユーザが災害エリア内に居るか否かという安否に関する最低限の情報を自動的に通知する技術が知られている(例えば、特許文献1)。また、設定した避難場所に対する避難経路を表示させる技術が知られている(例えば、特許文献2)。
国際公開第2020/179185号 特開2015-195030号公報
これらの技術によれば、被災者に対して避難を促すことは可能であるが、被災者が実際に避難できたか否かを判断することができず、安全な場所に避難できたかどうかの十分な情報が得られていなかった。また、行政から発せられる避難指示が災害の実態とは異なる場合もあり、ある災害において当該避難指示のみに従って被災者を一律に避難させることは、適切なタイミングでの避難の開始、避難経路の確保といった安全性の観点から望ましくない場合があった。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、所定のエリアにおける災害の発生に基づく避難指示に関する避難指示情報、及び所定のエリアにおける災害の警戒レベルに関する警戒レベル情報を取得する災害情報取得部と、ユーザが所持する通信端末から、ユーザの位置情報を取得する位置情報取得部と、警戒レベル情報とユーザの位置情報とに基づいて、ユーザが、所定のエリアのうち、警戒レベルにおいて避難が必要とされるレベルに相当するエリアである要避難エリアに位置するか否かを判定する判定部と、ユーザが要避難エリアに位置する場合に、避難指示情報に基づいて、ユーザが所持する通信端末へ避難指示通知を送信する通知部と、を備え、通知部は、避難指示通知を送信されたユーザが、要避難エリアから要避難エリア以外のエリアに移動したことに応じて、ユーザが所持する通信端末へ、避難が完了したことの報告を促す要報告通知を送信する。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置において、通知部は、ユーザが、災害において避難を必要としないエリアである安全エリア、または所定のエリアにおいて予め指定されている避難所から所定の距離以内に移動したことに応じて、ユーザが所持する通信端末へ要報告通知を送信してよい。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、要報告通知を送信されたユーザの所持する通信端末から、要報告通知に対する応答を取得する応答取得部をさらに備え、通知部は、ユーザにあらかじめ関連付けられている報告対象ユーザの所持する通信端末に対し、ユーザの避難が完了したことを示す避難完了通知を送信してよい。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置において、通知部は、避難指示通知を送信してから所定の期間内に、ユーザが要避難エリアから要避難エリア以外のエリアに移動しない場合、ユーザが所持する通信端末へ、避難指示通知を再送してよい。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置において、避難指示通知を送信する警戒レベルは、ユーザの属性に応じてあらかじめ設定され、通知部は、取得部によって、ユーザの属性に設定された警戒レベルの警戒レベル情報が取得された場合に、ユーザの通信端末へ避難指示通知を送信してよい。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置において、避難指示通知を送信する対象の送信対象ユーザが、ユーザの属性に応じてあらかじめ設定され、通知部は、ユーザの属性に設定された送信対象ユーザの通信端末へ、避難指示通知を送信してよい。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置において、応答取得部によって、要報告通知に対する応答が取得されたユーザを、所定の報酬の付与対象ユーザとして設定する報酬設定部をさらに備えてよい。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御方法は、情報処理装置が、所定のエリアにおける災害の発生に基づく避難指示に関する避難指示情報、及び所定のエリアにおける災害の警戒レベルに関する警戒レベル情報を取得するステップと、ユーザが所持する通信端末から、ユーザの位置情報を取得するステップと、警戒レベル情報とユーザの位置情報とに基づいて、ユーザが、所定のエリアのうち、警戒レベルにおいて避難が必要とされるレベルに相当するエリアである要避難エリアに位置するか否かを判定するステップと、ユーザが前要避難エリアに位置する場合に、避難指示情報に基づいて、ユーザが所持する通信端末へ避難指示通知を送信するステップと、避難指示通知を送信されたユーザが、要避難エリアから要避難エリア以外のエリアに移動したことに応じて、ユーザが所持する通信端末へ、避難が完了したことの報告を促す要報告通知を送信するステップと、を含む。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御プログラムは、情報処理装置に、所定のエリアにおける災害の発生に基づく避難指示に関する避難指示情報、及び所定のエリアにおける災害の警戒レベルに関する警戒レベル情報を取得する災害情報取得機能と、ユーザが所持する通信端末から、ユーザの位置情報を取得する位置情報取得機能と、警戒レベル情報とユーザの位置情報とに基づいて、ユーザが、所定のエリアのうち、警戒レベルにおいて避難が必要とされるレベルに相当するエリアである要避難エリアに位置するか否かを判定する判定機能と、ユーザが要避難エリアに位置する場合に、避難指示情報に基づいて、ユーザが所持する通信端末へ避難指示通知を送信する通知機能と、を実現させ、通知機能は、避難指示通知を送信されたユーザが、要避難エリアから要避難エリア以外のエリアに移動したことに応じて、ユーザが所持する端末へ、避難が完了したことの報告を促す要報告通知を送信する。
本発明の一実施形態に係る通信端末は、自端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、所定のエリアにおける災害の発生に基づく避難指示に関する避難指示情報、所定のエリアにおける災害の警戒レベルに関する警戒レベル情報を取得するサーバとの間の通信を実行する通信部であって、サーバにおいて、警戒レベル情報と位置情報とに基づいて、所定のエリアのうち、警戒レベルにおいて避難が必要とされるレベルに相当するエリアである要避難エリアに位置すると判定された場合に、サーバから、避難指示情報に基づいた避難指示通知を受信する通信部と、を備え、位置情報に基づいて、通信端末を所持するユーザが要避難エリアから要避難エリア以外のエリアに移動したと判定されたことに応じて、通信部による、避難が完了したことを示す情報のサーバへの送信が可能となる。
本発明の一実施形態に係る通信端末の制御プログラムであって、自端末の位置情報を取得する位置情報取得機能と、所定のエリアにおける災害の発生に基づく避難指示に関する避難指示情報、所定のエリアにおける災害の警戒レベルに関する警戒レベル情報を取得するサーバとの間の通信を実行する通信機能であって、サーバにおいて、警戒レベル情報と位置情報とに基づいて、所定のエリアのうち、警戒レベルにおいて避難が必要とされるレベルに相当するエリアである要避難エリアに位置すると判定された場合に、サーバから、避難指示情報に基づいた避難指示通知を受信する通信機能と、を実現させ、位置情報に基づいて、通信端末を所持するユーザが要避難エリアから要避難エリア以外のエリアに移動したと判定されたことに応じて、通信機能による、避難が完了したことを示す情報のサーバへの送信を可能とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る避難支援システム構成の概略図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る、避難支援サーバ(情報処理装置)、及びユーザ端末(通信端末)の機能ブロック図の一例である。 図3は、本発明の一実施形態に係るユーザ情報の一例である。 図4は、本発明の一実施形態に係る各サーバとユーザ端末との間のシーケンス図の一例である。 図5(a)~(c)は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末の表示画面の一例である。 図6(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末の表示画面の一例である。 図7(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末の表示画面の一例である。 図8(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末の表示画面の一例である。 図9は、本発明の一実施形態に係る各サーバとユーザ端末との間のシーケンス図の一例である。 図10は、本発明の一実施形態に係る各サーバと各ユーザ端末との間のシーケンス図の一例である。 図11(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末の表示画面の一例である。 図12は、本発明の一実施形態に係る各サーバ、各ユーザ端末、自治体の通信端末との間のシーケンス図の一例である。 図13(a)~(c)は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末の表示画面の一例である。 図14(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末の表示画面の一例である。 図15(a)~(c)は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末の表示画面の一例である。
以降、図を用いて、本開示に係る発明(本発明ともいう)の一実施形態を説明する。なお、図は一例であって、本発明は図に示すものに限定されない。例えば、避難支援サーバ(情報処理装置)、ユーザ端末(通信端末)、避難情報配信サーバ、警戒レベル配信サーバ、データベースサーバ等の数、データセット(テーブル)、シーケンス図、表示画面、通知内容は一例であって、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。情報処理システム600は、風水害(大雨、台風、洪水等)、雪害、地震・津波、噴火等の災害発生時に、ユーザの位置する場所に応じた避難指示を提供することで、ユーザによる避難を支援する避難支援サービスに係るシステムであってよい。
情報処理システム600は、避難支援サーバ(情報処理装置)100、避難情報配信サーバ101、警戒レベル配信サーバ102、ユーザの通信端末(ユーザ端末)200(200A,200B)、及びデータベースサーバ400を含んでよい。
避難情報配信サーバ101は、所定のエリアにおける災害の発生に基づく避難指示に関する避難指示情報を配信するサーバであってよい。例えば、避難情報配信サーバ101は、所定のエリアとして各自治体が管理する地域において発生した災害に関し、各自治体の避難指示の発令/解除情報を配信する「災害情報共有システム(Lアラート)」の配信サーバであってよい。なお、Lアラートとは、地方公共団体やライフライン事業者等が発出した避難指示や避難勧告といった災害関連情報を、放送局やアプリ事業者等の多様なメディアに対して一斉送信することで、災害関連情報等の迅速かつ効率的な住民への伝達を可能とする共通基盤を指してよい。
なお、避難情報配信サーバ101は、各自治体によって提供された情報をリアルタイムで提供することができるが、避難指示において指示される避難すべきエリア(以降、「避難指示エリア」とも称する)の指定は、自治体ごとに異なっている。例えば、ある市では、避難指示エリアの発令単位が「小学校の学区」であって、災害発生時には、避難指示エリアが「〇〇校区」、「××校区」のように指定される。これに対し、別の市では、避難指示エリアの発令単位が「川の流域」であって、災害発生時には、避難指示エリアが「△町から〇川合流点」のように指定される。このように、Lアラートにおいて提供される避難指示情報では、各自治体が独自に定めた単位で避難指示エリアが指定されている。
警戒レベル配信サーバ102は、所定のエリアにおける災害の警戒レベルに関する警戒レベル情報を配信するサーバであってよい。例えば、警戒レベル配信サーバ102は、気象庁が提供する「キキクル」の情報を配信するサーバであってよい。なお、キキクルは、災害発生の危険度(災害危険度)を5段階に区分し、数時間先までの災害危険度予測を1キロメッシュ単位で提供するサービスである。キキクルによれば、災害危険度を段階ごとに色分けして地図上に表示可能な情報が、10分ごとに更新されて提供されるため、大雨や洪水による災害の危険が、どこに、どのレベルで迫っているかを、地図上で視覚的に知ることができる。なお、キキクルによって提供される危険度(警戒レベル)の情報としては、土砂災害の危険度分布、浸水害の危険度分布、洪水警報の危険度分布等がある。
例えば、災害発生時の危険度分布(警戒レベル)について説明する。警戒レベルは、危険度が低い順に2から5まで設定されてよい。例えば、数時間先までに注意報基準に到達されると予想される状況が「注意」とされ、警戒レベル「2」に相当し、地図上の色は「黄色」で表示されてよい。また、数時間先までに警報基準に到達されると予想される状況が「警戒」とされ、警戒レベル「3」に相当し、地図上の色は「赤色」で表示されてよい。ここで、警戒レベル「3」は、内閣府のガイドラインにおいて、「高齢者など避難」が発令される目安とされている。次に、数時間先までに危険基準に到達されると予想される状況が「危険」とされ、警戒レベル「4」に相当し、地図上の色は「紫色」で表示されてよい。ここで、警戒レベル「4」は、内閣府のガイドラインにおいて、「避難指示」が発令される目安とされている。最後に、特別警報の指標に用いる基準に実況で到達している状況が「災害切迫」とされ、警戒レベル「5」に相当し、地図上の色は「黒色」で表示されてよい。ここで、警戒レベル「5」は、内閣府のガイドラインにおいて、「緊急安全確保」が発令される目安とされている。なお、警戒レベルの分類や地図上の色等は上述したものに限定されず、災害の種別によって異なってよい。また、警戒レベルの分類については、行政省庁が発行する基準に適宜従うものであってよい。
避難支援サーバ100は、情報処理システム600により実現される避難支援サービスに係る種々の処理を実行することができる情報処理装置であってよい。避難支援サーバ100は、避難情報配信サーバ101、警戒レベル配信サーバ102、ユーザ端末200A,200Bと、ネットワーク500を介して接続されてよい。ネットワーク500は、無線ネットワークや有線ネットワークを含んでよい。具体的には、例えば、ネットワーク500は、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)や広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ISDNs(integrated service digital networks)、無線LANs、CDMA(code division multiple access)、LTE(long term evolution)、LTE-Advanced、第4世代通信(4G)、第5世代通信(5G)、及び第6世代通信(6G)以降の移動体通信システム等であってよい。なお、ネットワーク500は、これらの例に限られず、例えば、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)やブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、光回線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線、衛星通信網等であってもよい。また、ネットワーク500は、これらの組み合わせであってもよい。
なお、図1において、避難支援サーバ100は1つのみ示してあるが、これに限られるものではない。すなわち、避難支援サーバ100が備えるとして説明する各機能は、複数のサーバによって実現されてもよい。また、避難支援サーバ100は、例えば、ネットワークを介して通信を行うことで協調動作する分散型サーバシステムでもよく、いわゆるクラウドサーバでもよい。すなわち、避難支援サーバ100は、物理的なサーバに限らず、ソフトウェアによる仮想的なサーバも含まれてよい。
ユーザ端末200A,200Bは、避難支援サービスを利用するユーザの通信端末であってよい。なお、図1において、ユーザ端末は、ユーザA,Bに関するものをそれぞれユーザ端末200A,200Bとして2台のみ示してある。しかしながら、ユーザ端末は、避難支援サービスを利用するユーザの数だけ存在してよく、また、特に区別しない場合、単にユーザ端末200と記す。
ユーザ端末200には、避難支援サービスを利用するためのアプリケーション(以降、「避難支援アプリ」とも称する)がインストールされ、避難支援サーバ100との間で各種情報の送受信が可能であってよい。なお、図1では、ユーザ端末200としてスマートフォンを示してあるが、ユーザ端末200としては、これ以降に説明する各実施形態において記載する機能を実現できる、ユーザが携帯可能な端末であればどのような端末であってもよい。例えば、ユーザ端末200は、コンピュータ(例えば、タブレット)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(personal digital assistant)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)であってよい。
データベースサーバ400は、情報処理システム600で利用する各種情報(データ)を記憶(格納)してよい。なお、図1において、データベースサーバ400は避難支援サーバ100とは別に1つのみ示してあるが、避難支援サーバ100に一体化されていてもよい。すなわち、データベースサーバ400は、避難支援サーバ100の揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよい。また、データベースサーバ400は、複数の記憶装置から構成されてもよい。なお、データベースサーバ400は、ネットワーク500とは異なる専用の内部ネットワークにて、避難支援サーバ100と接続されてもよいし、ネットワーク500を介して避難支援サーバ100と接続されてもよい。
例えば、データベースサーバ400には、避難支援サービスを利用するユーザであって、避難支援サービスに登録済みの登録ユーザに関するユーザ情報テーブルが記憶されてよい。図3に、ユーザ情報テーブルの一例を示す。ユーザ情報テーブルTB10は、ユーザを一意に識別するためのユーザID(IDentifier)(識別子の一例)に関連付けて、ユーザ名、ユーザの属性、後述する各種通知の通知先のユーザ等が記憶されてよい。なお、ユーザの属性とは、避難支援アプリにおいて各種通知を送信する際のトリガとなる災害の警戒レベルや、通知の送信先のユーザ等の識別に係る情報であってよい。詳細は後述するが、ユーザの属性としては、「一般ユーザ」、「要支援ユーザ」、「子」等であってよいが、これらに限定されない。また、詳細は後述するが、避難支援アプリを、例えば学校単位、法人単位といった所定の団体単位で登録して利用する場合、ユーザの属性は、所定の団体内でユーザを区別する情報であってよい。例えば、学校単位で登録する場合、ユーザの属性は、「生徒」、「保護者」、「教師」等であってよい。なお、ユーザ情報テーブルTB10に記憶される情報は図示したものに限定されず、例えば、ユーザのメールアドレス、電話番号、住所、ユーザ端末を一意に識別する端末ID等が記憶されてもよい。
<ユーザ端末>
次に、図2を用いて、本発明の一実施形態に係るユーザ端末200のハードウェア構成、機能構成について説明する。
(1)ユーザ端末のハードウェア構成
ユーザ端末200は、制御部210、通信部220、表示部230、入出力部240、記憶部270を備えてよい。
制御部210は、典型的にはプロセッサであって、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって実現されてよい。制御部210は、記憶部270に記憶されるプログラムを読み出し、読み出したプログラムに含まれるコード又は命令を実行することによって、各実施形態に示す機能、方法を実行してよい。
記憶部270は、ユーザ端末200が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する。すなわち、記憶部270は、避難支援サービスのアプリケーションに係るプログラムを記憶してよい。記憶部270は、例えば、フラッシュメモリや、制御部210に対する作業領域を提供するメモリ(RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等)を含んでよい。
通信部220は、ネットワークアダプタ等のハードウェアや通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装されてよい。通信部220は、ネットワーク500を介し、任意の通信プロトコルを用いて、避難支援サーバ100との間で各種データの送受信を行ってよい。なお、通信部220が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
表示部230は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、データを表示するモニタであって、例えば、有機ELディスプレイ(Organic Electro Luminescence Display:OELD)、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)等で実現されてよい。なお、本発明の一実施形態において、表示部230は、後述する入出力部240と一体化された、タッチパネル、タッチディスプレイ等であってよい。
入出力部240は、ユーザ端末200に対する各種操作を入力する入力装置、及び、ユーザ端末200で処理された処理結果を出力する出力装置を含んでよい。入力装置は、ユーザからの入力操作を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部210に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、又は、その組み合わせにより実現されてよい。入力装置は、例えば、タッチパネル、タッチディスプレイ、カメラ、マイクを含んでよい。出力装置は、制御部210で処理された処理結果を出力してよい。出力装置は、例えば、タッチパネル、スピーカ等を含んでよい。
(2)ユーザ端末の機能構成
ユーザ端末200は、制御部210によって実現される機能として、通知取得部211、表示制御部212、応答受付部213、及び位置情報取得部214を備えてよい。なお、図2において、これ以降に説明する実施形態に必須でない機能部はなくともよい。また、各機能部の機能又は処理は、実現可能な範囲において、機械学習又はAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。なお、ユーザ端末200が実行するとしてこれ以降に説明する各種処理の一部を、避難支援サーバ100が実行してもよい。
通知取得部211は、ネットワーク500を介して、避難支援サーバ100から送信される各種通知を取得してよい。なお、各種通知については後述する。
表示制御部212は、表示部230へのデータの表示を制御してよい。例えば、表示制御部212は、避難支援サーバ100から取得した各種通知を表示部230に表示させてよい。また、表示制御部212は、表示部230において、上述の危険度分布(警戒レベル)や避難所を重畳させた地図を表示させたり、避難が完了したことを報告するための入力画面を表示させたりしてよい。なお、表示画面例については後述する。
応答受付部213は、表示部230に表示された各種入力画面に対する、ユーザからの入力を受け付けてよい。例えば、応答受付部213は、避難が完了したことを報告するための入力画面に対する、ユーザからの入力を受け付けてよい。
位置情報取得部214は、自端末の現在位置に関する位置情報を取得してよい。位置情報取得部214は、例えば、GPS(Global Positioning System)を用いて、ユーザ端末200の現在位置の位置情報として、ユーザ端末200の緯度および経度の情報を取得してよい。なお、位置情報取得部214は、任意の手法により位置情報を取得してよく、例えば、無線LAN、IMES(Indoor MEssaging System)やRFID(Radio Frequency Identifier)、BLE(Bluetooth Low Energy)(登録商標)、地磁気等を用いて位置情報を取得してもよい。
<サーバ>
次に、図2を用いて、本発明の一実施形態に係る避難支援サーバ100のハードウェア構成、機能構成について説明する。
(1)サーバのハードウェア構成
避難支援サーバ100は、制御部110、通信部120、及び記憶部170を備えてよい。
制御部110は、典型的にはプロセッサであって、中央処理装置(CPU)、MPU、GPU、マイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGA等を含み、集積回路(ICチップ、LSI)等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって実現されてよい。
記憶部170は、サーバ100が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する。記憶部170は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等を含んでよい。また、記憶部170は、制御部110に対する作業領域を提供するメモリを含んでよい。
通信部120は、ネットワークアダプタ等のハードウェアや通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装されてよい。通信部120は、ネットワーク500を介して、ユーザ端末200との間でそれぞれ各種データの送受信を行ってよい。通信部120は、制御部110からの指示に従って、各種データを、ユーザ端末200に送信してよい。また、通信部120は、ユーザ端末200から送信された各種データを受信し、制御部110に伝達してよい。
(2)サーバの機能構成
サーバ100は、制御部110によって実現される機能として、災害情報取得部111、位置情報取得部112、判定部113、通知部114、応答取得部115、及び報酬設定部116を備えてよい。なお、図2において、これ以降に説明する実施形態に必須でない機能部はなくともよい。また、各機能部の機能又は処理は、実現可能な範囲において、機械学習又はAIにより実現されてもよい。
災害情報取得部111は、所定のエリアにおける災害の発生に基づく避難指示に関する避難指示情報、及び所定のエリアにおける災害の警戒レベルに関する警戒レベル情報を取得してよい。すなわち、災害情報取得部111は、避難情報配信サーバ101から、避難指示情報として、各自治体が発令した避難指示を、発令された対象地域の情報とともに取得してよい。なお、避難指示情報には、各自治体が設定した避難所についての情報であって、避難所の場所、対象とする災害、避難所の混雑状況の情報が含まれてもよい。また、災害情報取得部111は、警戒レベル配信サーバ102から、警戒レベル情報として、災害発生地域の危険度分布を取得してよい。
位置情報取得部112は、ユーザが所持する通信端末であるユーザ端末200から、ユーザの位置情報を取得してよい。
判定部113は、警戒レベル情報とユーザの位置情報とに基づいて、ユーザが、所定のエリアのうち、警戒レベルにおいて避難が必要とされるレベルに相当するエリアである要避難エリアに位置するか否かを判定してよい。なお、要避難エリアは、行政による区分にしたがって、警戒レベルのうち警戒レベル「4」のエリアのことであってよいが、これに限定されない。
上述のように、避難情報配信サーバ101から取得した災害情報において、避難指示エリアの指定は、自治体ごとに異なっている。また、避難指示エリアの発令単位もそのエリアの境界があいまいであって、地図上で明確に特定できない場合がある。より詳細には、Lアラートには、緯度・経度といった地理的情報が含まれず、Lアラートの情報のみを用いた場合、避難指示エリアを正確に確定させることができない。これに対し、警戒レベル配信サーバ102から取得された警戒レベル情報は、1キロメッシュ単位のより細かい単位で警戒レベルが区分けされている。本発明の一実施形態によれば、各自治体によって発令されたエリア単位での避難指示を、気象庁が提供する細かなエリア単位での警戒レベルと突合させ、ユーザの位置する場所の警戒レベルを的確に判定することができる。そのため、ユーザはより詳しい情報に基づき、避難するタイミングや避難先の決定等において、自身の状況にあった避難行動のための判断を行うことができる。
通知部114は、判定部113による判定の結果、ユーザが要避難エリアに位置すると判定された場合に、避難指示情報に基づいて、ユーザ端末200へ避難指示通知を送信してよい。避難指示通知とは、ユーザの避難を補助する通知であってよい。例えば、避難指示通知とは、ユーザに避難を開始することを推奨する通知であってよい。また、例えば、避難指示通知とは、ユーザを避難先へ誘導する通知であってよい。また、通知部114は、避難指示を送信されたユーザが、要避難エリアから要避難エリア以外のエリアに移動したことに応じて、ユーザ端末200へ、避難が完了したことの報告を促す要報告通知を送信してよい。
応答取得部115は、要報告通知が送信されたユーザ端末200から、要報告通知に対する応答を取得してよい。報酬設定部116は、応答取得部115によって要報告通知に対する応答が取得されたユーザを、所定の報酬の付与対象ユーザとして設定してよい。なお、詳細は後述する。
<シーケンス及び表示画面例>
上述した避難支援サーバ100及びユーザ端末200の機能を、シーケンス図及びユーザ端末200の表示画面例に基づいて説明する。図4,9は、本発明の一実施形態に係る避難支援サーバ100、ユーザ端末200、避難情報配信サーバ101、及び警戒レベル配信サーバ102間のシーケンスの一例であってよい。なお、図9は、図4以降のシーケンス図であってよい。また、図5~8は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末200の表示画面例であってよい。
避難支援サーバ100の災害情報取得部111は、避難情報配信サーバ101から、避難指示が発令されたことを取得してよい(ステップS10)。そして、避難支援サーバ100の通知部114は、避難指示が発令されたことを、ユーザ端末200へプッシュ通知してよい(ステップS11)。図5(a)の画面D1は、プッシュ通知を受信したユーザ端末200の表示画面例であってよい。画面D1のように、プッシュ通知10は、例えば「〇〇市内に避難指示が発令されました アプリで避難対象か確認しましょう」のように、ユーザに避難支援アプリの起動を促す内容であってよい。なお、避難指示が発令された際にユーザ端末200へプッシュ通知する市区町村は、予めユーザにより指定されていてよい。
ユーザ端末200によって避難支援アプリが起動されたことに応じて(ステップS12)、ユーザ端末200の位置情報取得部214は、自端末の位置情報を取得してよい。そして、避難支援サーバ100の位置情報取得部214は、ユーザ端末200から位置情報を取得してよい(ステップS13)。また、避難支援サーバ100の災害情報取得部111は、警戒レベル配信サーバ102から、警戒レベル情報を取得してよい(ステップS14)。なお、警戒レベル情報の取得と、ユーザ端末200の位置情報の取得の順番は、図示したものに限定されず、並行して行われてよい。
判定部113は、警戒レベル情報とユーザの位置情報とに基づいて、ユーザが、避難が必要とされるレベルに相当するエリアである要避難エリアに位置するか否かを判定してよい(ステップS15)。ユーザが要避難エリアにいると判定された場合(ステップS15でYES)、避難支援サーバ100の通知部114は、ユーザ端末200へ避難指示通知を送信してよい(ステップS16)。
ユーザ端末200は、避難支援サーバ100からの通知を受けて、表示部230に避難指示通知を表示してよい(ステップS17)。図5(b)の画面D2は、避難指示通知が表示された表示画面例の一例であってよい。画面D2のように、避難指示通知11は、「避難指示が発令されました 地図上で避難対象か確認しましょう」といった、ユーザに、自身がいる場所の警戒レベルの確認を促す内容であってよい。画面D2において「OK」ボタンがユーザによって選択されると、表示部230は、図5(c)の画面D3に遷移してよい。なお、画面D3は、ユーザに対し、発令された警戒レベルや避難方法を提示する画面であってよい。また、画面D3には「避難を開始する」ボタン12が表示され、ユーザは、避難を開始する場合にボタン12を選択できてよい。
画面D3において「避難を開始する」ボタン12がユーザによって選択されたことに応じて、ユーザ端末200の表示部230は、図6(a)の画面D4に遷移してよい。画面D4は、ユーザの現在位置PL付近の警戒レベルを、地図上に重畳させた表示画面の一例であってよい。なお、画面D4のように、ユーザが警戒レベルにおいて要避難エリアに位置する場合、避難完了の報告画面を起動するボタン13は非活性であって、ユーザによる選択が不可能であってよい。なお、画面D3から画面D4へは、ユーザによる画面D3の「避難を開始する」ボタン12の選択によらず、ユーザ端末200の位置情報に応じて遷移してもよい。すなわち、ユーザ端末200の位置情報に基づいて、ユーザが移動していると判定される場合に、表示部230が、画面D3から画面D4へ遷移してもよい。
図4に戻り、避難支援サーバ100は、ユーザ端末200からの位置情報の取得(ステップS18)と、警戒レベル配信サーバ102からの警戒レベル情報の取得(ステップS19)を継続し、ユーザが要避難エリアに位置するか否かの判定を継続してよい(ステップS20)。ユーザが要避難エリアに位置する場合(ステップS20でYES)は、ステップS16へ戻り、避難指示通知をユーザ端末200へ再送してよい。すなわち、通知部114は、避難指示を通知してから所定の期間内に、ユーザが要避難エリアから要避難エリア以外のエリアに移動しない場合、ユーザ端末200へ、避難指示通知を再送してよい。所定の期間は、これに限定されるものではないが、例えば15分から30分までの範囲で設定されてよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、ユーザの避難が完了するまで、避難指示通知が再送されてよい。このため、ユーザに対し、避難を促進させることができる。
なお、ユーザが要避難エリアに位置しない場合、すなわち、ユーザが、要避難エリアから要避難エリア外へ移動した場合(ステップS20でNO)、避難支援サーバ100の通知部114は、ユーザ端末200へ、避難が完了したことの報告を促す要報告通知を送信してよい(ステップS21)。ユーザ端末200は、受信した要報告通知を表示部230に表示してよい(ステップS22)。このとき、ユーザ端末200では、図6(b)の画面D5のように、避難完了の報告画面を起動するボタン14が活性化され、ユーザによる選択が可能となってよい。なお、ボタンが活性化されるとは、ボタンがユーザによって選択できるように有効化(アクティブ化)されることを指してよい。なお、避難完了の報告画面を起動するボタン14は、画面D4のようにあらかじめ表示され選択不可能であったボタン13が、選択可能となってもよい。あるいは、画面D4のボタン13は特に表示されず、ユーザが要避難エリアから要避難エリア外へ移動したことに応じて、ボタン14が表示されてもよい。
図7に、ボタン14がユーザによって選択された場合に起動する、避難完了の報告画面の一例を示す。図7(a)の画面D6は、ユーザに避難先を選択させる画面であって、ユーザは、避難先のリスト15から、自身の避難先を選択し、「報告する」ボタンを選択することで、避難支援サーバ100へ、要報告通知に対する応答として、避難完了報告を送信できてよい(図9のステップS23)。なお、避難先は、自治体が設置した避難所のほか、要避難エリア外にあるホテルやユーザの知人宅などであってよく、避難先のリスト15の選択肢には、自治体が設置した避難所と、例えば「その他」が含まれてよい。そして、「その他」が選択されたことにより、ユーザが任意に避難先を入力可能であってよい。ここで、図7(b)の画面D7は、避難完了報告が避難支援サーバ100に送信されたことを示す表示画面の一例であってよい。すなわち、本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末200の位置情報に基づいて、ユーザが要避難エリアから要避難エリア以外のエリアに移動したと判定されたことに応じて、避難が完了したことを示す情報の、通信部220から避難支援サーバ100への送信が可能となってよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、Lアラートによる大まかなエリアに対する避難指示を、キキクルによる細かいエリアに対する警戒レベル情報に基づいて、より精度の高い避難指示としてユーザに通知することができてよい。さらに、ユーザ端末200において避難完了の報告画面を起動するためのボタンは、ユーザが要避難エリア外に移動したと判定されたことに応じて活性化されるため、よりユーザを安全な場所へ避難させることが可能となる。
なお、通知部114は、ユーザにあらかじめ関連付けられている報告対象ユーザの所持する通信端末に対し、ユーザの避難が完了したことを示す避難完了通知を送信してよい。例えば、ユーザ情報テーブルTB10において、避難完了報告を送信する報告対象ユーザに関する情報として、ユーザIDが記憶されてよい。なお、報告対象ユーザとしては、例えば、ユーザの配偶者、親兄弟、子供、勤務先等であってよいが、これらに限定されない。これにより、報告対象ユーザに対し、ユーザが無事であることを自動的に報告することができる。
なお、通知部114は、ユーザが、災害において避難を必要としないエリアである安全エリアに移動したことに応じて、ユーザが所持する端末へ、要報告通知を送信してよい。すなわち、通知部114は、ユーザ端末200の位置情報と、警戒レベル情報とに基づき、ユーザが、警戒レベル「3」以下のエリアである安全エリアに位置することが判定部113によって判定された場合に、画面D5のように、避難完了の報告画面を起動させるボタン14を有効にさせる要報告通知を送信してよい。また、通知部114は、ユーザが、所定のエリアにおいて予め指定されている避難所から所定の距離以内に移動したことに応じて、同様に要報告通知を送信してよい。なお、所定の距離は、例えばこれに限定されるものではないが、避難所から150mであってよい。または、所定の距離は、避難所の種別に応じて設定されてもよく、例えば避難所が校庭を有する学校である場合、所定の距離は300mであってもよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、ユーザが、避難所や、警戒レベルの低い安全なエリアに移動したことを契機として、ユーザによる避難完了の報告が可能となってよい。このため、よりユーザの安全を担保し、ユーザビリティの高い避難支援システムを提供することが可能となる。
なお、ユーザが要避難エリアにいないと判定された場合(図4のステップS15でNO)、通知部114は、ユーザ端末200へ、避難準備通知を送信してよい。図8(a)の画面D8は、避難準備通知が表示された表示画面例の一例であってよい。画面D8のように、避難準備通知16は、「あなたの現在地は災害リスクが低い状況です。今後の避難情報と警戒レベルに注意し、適切な避難行動をとりましょう。」といった、ユーザに、避難情報を注視させる内容であってよい。また、図8(b)の画面D9は、要避難エリアにいないユーザのユーザ端末における、避難支援アプリの表示画面例であってよい。画面D9のように、ユーザに対し、ユーザの現在位置PLと、近辺の避難所の場所が提示されてよい。これにより、ユーザに避難所の場所を把握させ、要避難エリアとなった場合の対応をスムーズにさせることができる。
なお、災害の状況は刻一刻と変化するため、要避難エリア外であったエリアが、時間の経過とともに、要避難エリアとして設定される場合も起こり得る。そのため、ユーザによって避難完了報告が送信された後でも、判定部113による、ユーザが要避難エリアにいるか否かの判定は継続されてよい(図9のステップT13~T15)。そして、要避難エリアであると判定された場合は、図4のステップS16以降と同様の処理(ステップT16~)が繰り返されてよい。
なお、図9のステップS24において、報酬設定部116は、要報告通知に対する応答を行ったユーザを、所定の報酬の付与対象ユーザとして設定してよい。ユーザが避難指示に従って適切に避難することによって、各自治体による災害時の救護に係る負担が減ると考えられる。このような、負担の軽減に協力したユーザに対し、何らかの報酬が付与されてよい。なお、上述のように、災害の状況が時間の経過に伴って変化し、要避難エリア外であった避難先が、要避難エリアとなることも起こり得る。この場合、さらに別の避難先への避難が完了したことに応じて、避難が完了したことの報告が可能となってよい。この場合、再度の避難完了報告は、報酬の対象としてもよいし、対象としなくてもよい。
なお、本発明の一実施形態によれば、避難指示通知を送信する対象の送信対象ユーザが、ユーザの属性に応じてあらかじめ設定され、通知部114は、ユーザの属性に設定された送信対象ユーザの通信端末へ、避難指示通知を送信してもよい。このことを、図10のシーケンス図を用いて説明する。図10は、避難支援サーバ100、ユーザ端末200、避難情報配信サーバ101、警戒レベル配信サーバ102、及び送信対象ユーザのユーザ端末201間のシーケンス図の一例であってよい。
図3のユーザ情報テーブルTB10に関して上述したように、ユーザの属性が「子」や「生徒」であれば、避難指示通知の送信先である送信対象ユーザは、「保護者」や「教師」であってよい。ここでは、送信対象ユーザを「親ユーザ」、ユーザを「子ユーザ」として説明する。
図10において、ステップP15までは、図4のステップS15と同様であるため説明及び図示を省略する。ステップP16において、避難指示通知は、子ユーザのユーザ端末200のみならず、親ユーザのユーザ端末201へ送信されてよい。そして、親ユーザのユーザ端末201では、子ユーザへ避難指示通知が送信されたことが通知されてよい(ステップP18)。
図11(a)の画面D10は、親ユーザのユーザ端末201において、子ユーザのユーザ端末200に対し避難指示通知が送信されたことを通知する画面例であってよい。画面D10に示すように、通知17は、「〇〇がいるエリアに避難指示が発令されました」といった、親ユーザに、子ユーザの状況を注視させる内容であってよい。
図10のステップP19~P24は、図4及び9のステップS18~S23と同様であるため説明を省略する。ステップP25において、避難支援サーバ100の通知部114は、子ユーザの避難が完了したことを、親ユーザのユーザ端末201へ送信してよい。図11(b)の画面D11は、親ユーザのユーザ端末201において、子ユーザが要避難エリアの外に移動したことを通知する画面例であってよい。画面D11に示すように、通知18は、「〇〇が災害リスクの低いエリアに移動しました」といった、親ユーザに、子ユーザが要避難エリアから離れたことを伝える内容であってよい。なお、通知部114は、子ユーザのユーザ端末200に送信された通知内容を、親ユーザのユーザ端末201に同様に送信してもよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、子ユーザに避難指示が通知された場合に、親ユーザにもその情報が通知されてよい。また、その後の子ユーザの避難状況が、親ユーザに通知されてよい。これにより、子ユーザの見守りが可能な、ユーザビリティの高い避難支援システムを提供することができる。
なお、各自治体は、要支援者の避難状況を把握したいとのニーズがある。したがって、本発明の一実施形態によれば、要支援者の避難状況が、自治体の所有する通信端末にも送信されてよい。ここで、図3のユーザ情報テーブルTB10に関し、ユーザの属性が「要支援」であれば、避難指示通知の送信先である送信対象ユーザは、「支援ユーザ」であってよい。「要支援」のユーザとは、単独での避難が困難、あるいはリスクのあるユーザである。すなわち、要支援ユーザとは、避難の際に何等かの支援や注意を必要とするユーザであってよい。例えば、要支援ユーザは、高齢者、妊婦、障碍者、若年者等であってよい。その他、要支援ユーザは、自治体が定める要支援者名簿に記載されているユーザであってもよい。また、要支援ユーザは、日本語でのコミュニケーションが困難な外国人であってもよい。以下では、要避難エリアに位置するユーザが「要支援ユーザ」である場合について説明する。なお、以下において、送信対象ユーザは「支援ユーザ」と称する。要支援者の避難状況が、自治体の所有する通信端末に送信されることを、図12のシーケンス図を用いて説明する。図12は、避難支援サーバ100、ユーザ端末200、避難情報配信サーバ101、警戒レベル配信サーバ102、支援ユーザ(送信対象ユーザ)のユーザ端末202、及び自治体の通信端末203間のシーケンス図の一例であってよい。
図12において、ステップU15までは、図4のステップS15と同様であるため説明及び図示を省略する。ステップU16において、避難指示通知は、要支援ユーザのユーザ端末200のみならず、支援ユーザのユーザ端末202、及び自治体の通信端末203へ送信されてよい。そして、支援ユーザのユーザ端末202では、要支援ユーザへ避難指示通知が送信されたことが通知されてよい(ステップU18)。これにより、支援ユーザは、必要に応じて、要支援ユーザの避難をサポートすることができる。
また、避難支援サーバ100は、要避難エリア内のユーザ(要支援者)に関する情報を、自治体の通信端末へ送信してよい(ステップU19)。要避難エリア内のユーザに関する情報とは、要避難エリアにいる要支援者を把握可能な情報であって、例えば、要避難エリアの位置情報と氏名であってよい。そして、自治体の通信端末203は、要避難エリア内のユーザに関する情報を、例えば地図上にアイコンで表示したり、リスト化して表示したりしてよい(ステップU20)。
図12のステップU21~U26は、図4及び図9のステップS18~S23と同様であるため説明を省略する。ステップU27において、避難支援サーバ100の通知部114は、要支援ユーザの避難が完了したことを、支援ユーザのユーザ端末202と、自治体の通信端末203へ送信してよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、要支援ユーザに避難指示が通知された場合に、支援ユーザや自治体側にもその情報が通知されてよい。また、その後の要支援ユーザの避難状況が、支援ユーザや自治体側に通知されてよい。これにより、要支援ユーザの見守りやサポートが可能な、ユーザビリティの高い避難支援システムを提供することができる。
なお、上述ではアプリケーションを介して要支援ユーザの状況を支援ユーザに報告可能な例について説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、要支援ユーザの状況を把握可能であれば、任意の態様によって支援ユーザに対して要支援ユーザに関する情報が通知されてよい。例えば、アプリケーションによる通知に替えて、予め設定された支援ユーザのメールアドレスに対してメールにより要支援ユーザに関する情報が送信されてもよい。
<その他の実施形態>
なお、避難指示通知を送信する警戒レベルは、ユーザの属性に応じてあらかじめ設定されてよい。そして、通知部114は、災害情報取得部111によって、ユーザの属性に設定された警戒レベルの警戒レベル情報が取得された場合に、ユーザ端末200へ避難指示通知を送信してよい。例えば、ユーザの属性が「要支援」である場合は、警戒レベルが低いうちに早めに避難しておくことが好ましい場合がある。したがって、属性が「要支援」のユーザに対しては、「一般」のユーザよりも低い警戒レベルにおいて避難指示通知が送信されてよい。例えば、「要支援」のユーザに対しては、警戒レベル「3」の情報が取得された場合に避難指示通知が送信され、「一般」のユーザに対しては、警戒レベル「4」の情報が取得された場合に避難指示通知が送信されてよい。これにより、避難に支援が必要な人に対して、早めの避難を促すことができ、災害による被害を低減することができる。
上述では、ユーザが要避難エリアである警戒レベル「4」のエリアに位置する場合に、避難を促すための避難指示通知がユーザに対し送信される実施形態について説明した。しかしながら、被災したユーザが要避難エリアに位置する場合であっても、例えば、水害や土砂災害などの災害発生時には、今いる建物や目の前にある建物の高層階へ移動する、いわゆる垂直避難が有効な場合もある。本発明の一実施形態によれば、被災したユーザが、周囲の状況からその場にとどまるほうが安全であると判断し、避難しないことを選択した場合に、ユーザが「この場にとどまる」ことの報告が可能であってよい。なお、以下の説明において、「この場にとどまる」、あるいは「その場にとどまる」とは、ユーザが今いる位置から物理的に移動しないことのほか、避難所等の避難施設への避難は行わないが、垂直避難等の少ない移動により安全を確保する行動のことも含んでよい。
このことを、図13を用いて説明する。図13(a)~(c)は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末200の表示画面例であってよい。図13(a)の画面D21は、図5(b)の避難指示通知11が表示された画面D2において「OK」ボタンがユーザによって選択されたことに応じて、表示部230に表示される画面の一例であってよい。画面D21には、「避難を開始する」ボタン21と、「この場にとどまる」ボタン22とが表示され、ユーザは、いずれかのボタンを選択できてよい。ここで、「避難を開始する」ボタン21が選択された場合、または、ユーザの位置情報に基づいてユーザが移動したことが判定された場合、画面D21から、図13(c)の画面D23に遷移してよい。なお、画面D23は、上述した図6(a)の画面D4と同様であるため説明を省略する。
画面D21において「この場にとどまる」ボタン22がユーザによって選択された場合、表示部230は、図13(b)の画面D22に遷移してよい。画面D22は、ユーザの現在位置PL付近の警戒レベルを、地図上に重畳させた表示画面の一例であってよい。ユーザがその場にとどまることを選択した場合、画面D22のように、「引き続き最新情報を確認し、身の安全を確保してください」といった、ユーザに、自身がいる場所の警戒レベルの確認を続けることを促すメッセージが表示されてよい。また、画面D22には「避難を開始する」ボタン23が表示され、ユーザは、避難を開始する場合にボタン23を選択できてよい。ボタン23が選択された場合、または、ユーザ端末200の位置情報に基づいてユーザの移動が検出された場合、表示部230は、図13(c)の画面D23へ遷移してよい。その後の処理は、図6(a)、(b)を用いて説明した図4のステップS18以降と同様であってよい。
なお、被災したユーザが、警戒レベル「5」のエリアのいわゆる緊急安全確保エリアに位置する場合は、避難所等の避難施設への避難を開始せず、その場でできうる限り安全を確保することが望まれる場合もある。この場合、図13(a)の画面D21のような避難を推奨する避難指示ではなく、その場で身を守ることを推奨する通知がユーザ端末200へ送信されてよい。この場合でも、図13(a)の画面D21と同様に、その場にとどまることを報告可能なボタンがユーザ端末200に表示されてよい。
なお、本発明の一実施形態によれば、要避難エリアにいるユーザがその場にとどまることを選択したことが、送信対象ユーザに通知されてよい。一例として、上述と同様に、送信対象ユーザを「親ユーザ」、ユーザを「子ユーザ」として、図14を用いて説明する。ここで、図14(a)、(b)は、親ユーザのユーザ端末201の表示画面例であってよい。
子ユーザのユーザ端末200における画面D21において、子ユーザが「この場にとどまる」ボタン22を選択した場合、親ユーザのユーザ端末201には、図14(a)の画面D24のように、「○○が災害危険エリアにいますが、安全を確認しその場にとどまることを選択しています」といった、子ユーザの状況を報告する通知25が表示されてよい。また、子ユーザのユーザ端末200における画面D22において、子ユーザが「避難を開始する」ボタン23を選択した場合、または、子ユーザのユーザ端末200の位置情報に基づいて、子ユーザが移動を開始したと判定される場合、親ユーザのユーザ端末201には、図14(b)の画面D25のように、「○○が避難を開始しました」といった通知26が表示されてよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、要避難エリアにいるユーザが、自身の判断によりその場にとどまることを示す情報を、避難支援サーバ100に送信できてよい。これにより、ユーザは、自身の判断により避難のための移動を開始しないことを表明することができる。
なお、上述では、警戒レベル「4」において避難指示通知が送信される態様について説明した。しかしながら、本発明の一実施形態によれば、警戒レベルが「4」となる以前に、避難を推奨される状況が近づいていることを示す避難予告が、ユーザ端末200へ送信されてもよい。避難予告が送信されるタイミングとしては、例えば、台風が発生した場合や、ユーザの現在位置から半径10km以内、または、ユーザの居住地の市区町村内に警戒レベル「1」以上のエリアが発生した場合、ユーザが避難すべき警戒レベルよりも1つ前の警戒レベルが発令された場合(例えば、要支援者であれば警戒レベル「2」が発令された場合)等であってよいが、これらに限定されない。避難予告は、例えばプッシュ通知によって送信されてよく、図15(a)の画面D26は、避難予告が表示されたユーザ端末200の表示画面例の一例であってよい。画面D26のように、避難予告27は、「危険が近づいています 十分に注意してください」といった、ユーザに対し、避難すべき災害が迫っていることを周知する内容であってよい。
また、上述では、ユーザが要避難エリアに位置するときに避難指示通知がなされた場合に、「その場にとどまる」ことをユーザが選択できる態様について説明した。しかしながら、災害が生じた際には、自身の現在位置を他のユーザにより早く把握させることが望ましい場合もある。したがって、例えば、ユーザが要避難エリアに位置しておらず、避難指示通知がなされていない場合であっても、ユーザが「この場にとどまる」こと、あるいは「この場所にいる」ことを報告可能であってもよい。すなわち、例えば、ユーザ端末200は、図13(a)で示した「この場にとどまる」ボタン22を常時活性化してもよい。また、ユーザ端末200は、「この場所にいる」ことを報告可能な所定のボタンを常時活性化してもよい。これらによれば、ユーザは、任意のタイミングで自身の位置を報告しうる。
ここで、支援者は、要支援者の位置をあらかじめ把握しておき、避難が必要となった場合に迅速な避難支援を行いたいとの要望がある。また、保護者は、災害が発生した際に、遠隔にいる子の位置を即座に把握したいとの要望がある。したがって、本発明の一実施形態によれば、要支援者や子が所持するユーザ端末200において、現在の位置情報を、上述した避難予告の段階で、支援者や保護者に報告可能であってよい。図15(b)の画面D27は、避難予告が送信されたユーザ端末200において、現在位置の報告を促す要報告通知が表示された画面の一例であってよい。画面D27のように、要報告通知28は、「あなたのいるエリアは警戒レベル3相当になりました 避難を想定して最新情報を収集してください アプリであなたの現在地を関係者に知らせましょう」といった、ユーザに対し、現在位置を報告すべきことを周知する内容であってよい。なお、報告の手法は、これに限定されるものではないが、例えば、要報告通知28を受信したユーザ端末200において所定のボタンが活性化され、当該ボタンが選択されることで、位置情報が、避難支援サーバ100を介して支援者や保護者のユーザ端末へ送信されてもよい。
避難支援サーバ100は、要報告通知28を受信したユーザ端末200から現在位置を受信すると、支援者や保護者のユーザ端末に対し、要確認通知を送信してよい。図15(c)の画面D28は、要確認通知が表示された画面の一例であって、要確認通知29は、「〇〇のいるエリアが警戒レベル3相当になりました ○○の現在地を確認してください」のように、要支援者や子供の現在地の確認を促す内容であってよい。要確認通知29において「OK」ボタンが選択されると、避難支援アプリが起動され、要支援者や子の現在位置を示すアイコンが、地図上に表示されてもよい。
なお、ユーザの現在位置の報告に関し、個人情報であるユーザ端末200の位置情報は、有事の際にのみ取得可能であってよい。例えば、位置情報の取得が可能となる期間は、避難指示や避難予告のプッシュ通知をユーザ端末200が受信し、ユーザ端末200において避難支援アプリが起動されてから、避難指示が解除されるまでであってよい。
また、本発明の一実施形態によれば、避難が必要なユーザに対して、避難所までの避難経路が提示されてもよい。例えば、図6(a)の画面D4において、ユーザの現在位置PLから避難所までの避難経路が、地図上に重畳されてよい。なお、ユーザは、画面D4において避難先の避難所を選択することができてよく、ユーザによって選択された避難所までの避難経路が地図上に表示されてもよい。ここで、現在位置PLから避難所までの経路は、例えばダイクストラ法やA*(エースター)法等の既存の経路探索アルゴリズムを用いて、避難支援サーバ100によって算出されてもよい。なお、経路探索アルゴリズムは上述したものに限定されない。あるいは、現在位置PLから避難所までの経路は、所定の経路検索サービスを提供する図示しないサードパーティサーバから取得してもよい。
さらに、本発明の一実施形態によれば、避難所までの避難経路が表示された地図上に、各自治体が提供するハザードマップが重畳されてもよい。例えば、経路探索において災害の危険性が考慮されず、表示された避難経路上に危険地帯があったとしても、経路とハザードマップとが表示されることにより、ユーザは、危険地帯を迂回して避難することが可能となる。なお、本発明の一実施形態において、避難支援サーバ100は、現在位置PLから避難所までの避難経路を、ハザードマップの情報を加味して算出できてよい。あるいは、避難支援サーバ100は、所定の経路検索サービスによって提供された避難経路を、ハザードマップに基づいて補正できてもよい。
さらに、本発明の一実施形態によれば、警戒レベルが示された地図上に、SNS(Social networking service:ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に投稿された情報に基づく危険個所が表示されてよい。危険個所とは、例えば、倒木、浸水、通行止め、道路の陥没、土砂崩れ等の、避難するユーザにとって危険となりうる経路上の障害を指してよい。これら危険個所の情報は、例えば、図6(a)の画面D4の地図上に、危険個所を示すアイコン(ピン等)で表示され、ユーザが当該アイコンを選択することで、危険個所の詳細を閲覧できてよい。避難支援サーバ100の災害情報取得部111は、災害情報として、危険個所に関してSNSに投稿された情報を取得し、ユーザ端末200へ送信してよい。避難支援サーバ100は、例えば、投稿に関連付けられたタグ情報、投稿された場所の位置情報から、また、画像解析等の任意の解析手法を用いて、SNSに投稿された情報のうち危険個所に該当する情報を取得してよい。あるいは、避難支援サーバ100は、SNS情報を解析する図示しないサードパーティのアプリケーションから、危険個所に関するSNS情報を取得してもよい。なお、本発明の一実施形態に係る避難支援サービスにおいて、ユーザによる危険個所の投稿や情報の提供が可能であってもよく、当該投稿に基づいて、危険個所が地図上に表示されてもよい。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上記実施の形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。例えば、避難支援サーバ100が備えるとして説明した各構成部は、複数のサーバによって分散されて実現されてもよい。また、避難支援サーバ100が備えるとして説明した各機能を、ユーザ端末200が実行してよい。
例えば、上述では、ユーザが要避難エリア内から要避難エリア外に移動したことを、避難支援サーバ100が判定する態様について説明した。しかしながら、ユーザが要避難エリア外に移動したことは、ユーザ端末200によって判定されてもよい。さらに、ユーザ端末200は、ユーザが要避難エリア外に移動したことに応じて、図6(b)の画面D5における、避難完了の報告画面を起動するボタン14を活性化してよい。すなわち、制御部210は、ユーザが要避難エリアから要避難エリア以外のエリアに移動したと判定されたことに応じて、避難が完了したことの報告機能を活性化してよい。また、この場合、ユーザ端末200は、ユーザが要避難エリア外に移動したことを示す情報を、避難支援サーバ100へ送信してよい。
なお、上述では、避難指示通知を送信されたユーザが要避難エリア外に移動しない場合に、避難指示通知が再送される態様について説明した。しかしながら、避難指示通知は、避難指示が解除されるまで(警戒レベルが下がるまで)、ユーザに繰り返し送信されてもよい。すなわち、ユーザが要避難エリア外に移動してからも、避難が必要な状況であることが、ユーザに対し通知されてもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、情報処理装置に読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、例えば、ソフトウェアプログラムや制御プログラムを含む。避難支援サーバ100の各機能部をソフトウェアにより実現する場合、避難支援サーバ100は、プロセッサがメモリ上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部110、災害情報取得部111、位置情報取得部112、判定部113、通知部114、応答取得部115、報酬設定部116として機能する。
記憶媒体は適切な場合、1つ又は複数の半導体ベースの、又は他の集積回路(IC)(例えば、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)等)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、又はこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、又は揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、避難支援サーバ100に提供されてもよい。
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。なお、本開示のプログラムは、例えば、JavaScript(登録商標)、Python等のスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift,Koltin、Java(登録商標)等を用いて実装されてよい。
以上説明した本開示の各態様によれば、ユーザがより安全に暮らすことのできる環境を提供することにより、持続可能な開発目標(SDGs)の目標11「住み続けられるまちづくりを」の達成に貢献できる。
100 避難支援サーバ(情報処理装置)
110 制御部
111 災害情報取得部
112 位置情報取得部
113 判定部
114 通知部
115 応答取得部
116 報酬設定部
120 通信部
170 記憶部
101 避難情報配信サーバ
102 警戒レベル配信サーバ
200 ユーザ端末(通信装置)
210 制御部
211 通知取得部
212 表示制御部
213 応答受付部
214 位置情報取得部
220 通信部
230 表示部
240 入出力部
270 記憶部
400 データベースサーバ
500 ネットワーク
600 避難支援システム(情報処理システム)

Claims (12)

  1. 第1サービスが提供する、災害の発生に基づく所定のエリアにおける避難指示に関する避難指示情報を取得し第2サービスが提供する、前記所定のエリアにおける前記災害の警戒レベルに関し、前記避難指示情報よりもより細かいエリア単位で前記警戒レベルが区分けされた警戒レベル情報を取得する災害情報取得部と、
    ユーザが所持する通信端末から、前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記警戒レベル情報と前記ユーザの位置情報とに基づいて、前記ユーザが、前記所定のエリアのうち、前記警戒レベルにおいて避難が必要とされるレベルに相当するエリアである要避難エリアに位置するか否かを判定する判定部と、
    前記ユーザが前記要避難エリアに位置する場合に、前記避難指示情報に基づいて、前記ユーザが所持する通信端末へ避難指示通知を送信する通知部と、を備え、
    前記通知部は、前記避難指示通知を送信された前記ユーザが、前記要避難エリアから前記要避難エリア以外のエリアに移動したことに応じて、前記ユーザが所持する通信端末へ、避難が完了したことの報告として、避難先の入力を促す要報告通知を送信する、
    情報処理装置。
  2. 前記通知部は、前記避難指示情報により避難指示が発令されたエリアに位置するユーザのうち、前記要避難エリアに位置するユーザにのみ、前記避難指示通知を送信する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通知部は、前記ユーザが、前記災害において避難を必要としないエリアである安全エリア、または前記所定のエリアにおいて予め指定されている避難所から所定の距離以内に移動したことに応じて、前記ユーザが所持する通信端末へ前記要報告通知を送信する、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記要報告通知を送信された前記ユーザの所持する通信端末から、前記要報告通知に対する応答を取得する応答取得部をさらに備え、
    前記通知部は、前記ユーザにあらかじめ関連付けられている報告対象ユーザの所持する通信端末に対し、前記ユーザの避難が完了したことを示す避難完了通知を送信する、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記通知部は、前記避難指示通知を送信してから所定の期間内に、前記ユーザが前記要避難エリアから前記要避難エリア以外のエリアに移動しない場合、前記ユーザが所持する通信端末へ、前記避難指示通知を再送する、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記避難指示通知を送信する前記警戒レベルは、ユーザの属性に応じてあらかじめ設定され、前記通知部は、前記災害情報取得部によって、前記ユーザの属性に設定された前記警戒レベルの警戒レベル情報が取得された場合に、前記ユーザの通信端末へ前記避難指示通知を送信する、請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記避難指示通知を送信する対象の送信対象ユーザが、ユーザの属性に応じてあらかじめ設定され、前記通知部は、前記ユーザの属性に設定された送信対象ユーザの通信端末へ、前記避難指示通知を送信する、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記応答取得部によって、前記要報告通知に対する応答が取得されたユーザを、所定の報酬の付与対象ユーザとして設定する報酬設定部をさらに備える、請求項に記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置が、
    第1サービスが提供する、災害の発生に基づく所定のエリアにおける避難指示に関する避難指示情報を取得し第2サービスが提供する、前記所定のエリアにおける前記災害の警戒レベルに関し、前記避難指示情報よりもより細かいエリア単位で前記警戒レベルが区分けされた警戒レベル情報を取得するステップと、
    ユーザが所持する通信端末から、前記ユーザの位置情報を取得するステップと、
    前記警戒レベル情報と前記ユーザの位置情報とに基づいて、前記ユーザが、前記所定のエリアのうち、前記警戒レベルにおいて避難が必要とされるレベルに相当するエリアである要避難エリアに位置するか否かを判定するステップと、
    前記ユーザが前要避難エリアに位置する場合に、前記避難指示情報に基づいて、前記ユーザが所持する通信端末へ避難指示通知を送信するステップと、
    前記避難指示通知を送信された前記ユーザが、前記要避難エリアから前記要避難エリア以外のエリアに移動したことに応じて、前記ユーザが所持する通信端末へ、避難が完了したことの報告として、避難先の入力を促す要報告通知を送信するステップと、を含む、情報処理装置の制御方法。
  10. 情報処理装置に、
    第1サービスが提供する、災害の発生に基づく所定のエリアにおける避難指示に関する避難指示情報を取得し第2サービスが提供する、前記所定のエリアにおける前記災害の警戒レベルに関し、前記避難指示情報よりもより細かいエリア単位で前記警戒レベルが区分けされた警戒レベル情報を取得する災害情報取得機能と、
    ユーザが所持する通信端末から、前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得機能と、
    前記警戒レベル情報と前記ユーザの位置情報とに基づいて、前記ユーザが、前記所定のエリアのうち、前記警戒レベルにおいて避難が必要とされるレベルに相当するエリアである要避難エリアに位置するか否かを判定する判定機能と、
    前記ユーザが前記要避難エリアに位置する場合に、前記避難指示情報に基づいて、前記ユーザが所持する通信端末へ避難指示通知を送信する通知機能と、を実現させ、
    前記通知機能は、前記避難指示通知を送信された前記ユーザが、前記要避難エリアから前記要避難エリア以外のエリアに移動したことに応じて、前記ユーザが所持する通信端末へ、避難が完了したことの報告として、避難先の入力を促す要報告通知を送信する、情報処理装置の制御プログラム。
  11. 通信端末であって、
    自端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    第1サービスが提供する、災害の発生に基づく所定のエリアにおける避難指示に関する避難指示情報を取得し第2サービスが提供する、前記所定のエリアにおける前記災害の警戒レベルに関し、前記避難指示情報よりもより細かいエリア単位で前記警戒レベルが区分けされた警戒レベル情報を取得するサーバとの間の通信を実行する通信部であって、前記サーバにおいて、前記警戒レベル情報と前記位置情報とに基づいて、前記所定のエリアのうち、前記警戒レベルにおいて避難が必要とされるレベルに相当するエリアである要避難エリアに位置すると判定された場合に、前記サーバから、前記避難指示情報に基づいた避難指示通知を受信する通信部と、を備え、
    前記位置情報に基づいて、前記通信端末を所持するユーザが前記要避難エリアから前記要避難エリア以外のエリアに移動したと判定されたことに応じて、前記通信部による、避難が完了したことを示す情報として、避難先を含む情報の前記サーバへの送信が可能となる、通信端末。
  12. 通信端末に、
    自端末の位置情報を取得する位置情報取得機能と、
    第1サービスが提供する、災害の発生に基づく所定のエリアにおける避難指示に関する避難指示情報を取得し第2サービスが提供する、前記所定のエリアにおける前記災害の警戒レベルに関し、前記避難指示情報よりもより細かいエリア単位で前記警戒レベルが区分けされた警戒レベル情報を取得するサーバとの間の通信を実行する通信機能であって、前記サーバにおいて、前記警戒レベル情報と前記位置情報とに基づいて、前記所定のエリアのうち、前記警戒レベルにおいて避難が必要とされるレベルに相当するエリアである要避難エリアに位置すると判定された場合に、前記サーバから、前記避難指示情報に基づいた避難指示通知を受信する通信機能と、
    を実現させ、
    前記位置情報に基づいて、前記通信端末を所持するユーザが前記要避難エリアから前記要避難エリア以外のエリアに移動したと判定されたことに応じて、前記通信機能による、避難が完了したことを示す情報として、避難先を含む情報の前記サーバへの送信を可能とする、通信端末の制御プログラム。
JP2023042097A 2023-03-16 2023-03-16 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、通信端末、及び通信端末の制御プログラム Active JP7457182B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023042097A JP7457182B1 (ja) 2023-03-16 2023-03-16 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、通信端末、及び通信端末の制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023042097A JP7457182B1 (ja) 2023-03-16 2023-03-16 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、通信端末、及び通信端末の制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7457182B1 true JP7457182B1 (ja) 2024-03-27

Family

ID=90367002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023042097A Active JP7457182B1 (ja) 2023-03-16 2023-03-16 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、通信端末、及び通信端末の制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7457182B1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004312435A (ja) 2003-04-08 2004-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯端末装置
JP2009288843A (ja) 2008-05-27 2009-12-10 Seiko Epson Corp サーバシステム、避難誘導システム及び避難通知方法
JP2015022635A (ja) 2013-07-22 2015-02-02 住友電気工業株式会社 情報配信装置、情報収集方法および情報収集プログラム
JP2021071940A (ja) 2019-10-31 2021-05-06 株式会社東芝 避難支援システム及び避難支援方法
JP2022095013A (ja) 2020-12-16 2022-06-28 富士通株式会社 情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004312435A (ja) 2003-04-08 2004-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯端末装置
JP2009288843A (ja) 2008-05-27 2009-12-10 Seiko Epson Corp サーバシステム、避難誘導システム及び避難通知方法
JP2015022635A (ja) 2013-07-22 2015-02-02 住友電気工業株式会社 情報配信装置、情報収集方法および情報収集プログラム
JP2021071940A (ja) 2019-10-31 2021-05-06 株式会社東芝 避難支援システム及び避難支援方法
JP2022095013A (ja) 2020-12-16 2022-06-28 富士通株式会社 情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11037260B2 (en) Emergency response system
US9807581B2 (en) Text message sender location and PSAP determination systems and methods
US20190279327A1 (en) Emergency response augmented reality-based notification
US20150317809A1 (en) Systems and methods for emergency situation communications
EP3721402A1 (en) Social media content for emergency management
US9905117B2 (en) Systems and methods for notifying law enforcement officers of armed intruder situations
US9911315B2 (en) Personalized real time outdoor guidance application for mass evacuation
US9495862B2 (en) Emergency response system and method
US9125008B2 (en) Providing information about mobile communication devices
de Guzman et al. Mobile emergency response application using geolocation for command centers
Mythili et al. A comparative study of smart phone emergency applications for disaster management
Indriasari et al. A Mobile and Web Application for Mapping Disaster Volunteers’ Position in Indonesia.
JP2015084167A (ja) 安否確認システムおよび装置および方法
Gunawan et al. TravelThrough: a participatory-based guidance system for traveling through disaster areas
JP7457182B1 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、通信端末、及び通信端末の制御プログラム
JP2021196790A (ja) 避難支援システムおよび避難支援方法
JP2016184286A (ja) 避難誘導ナビゲーション装置
Madhavaram et al. ICTs in the context of disaster management, stakeholders, and implications
JP6588717B2 (ja) 安否確認システム、安否確認方法および安否確認プログラム
Nasir et al. Android-based Mobile Panic Button UI application design development in responding to emergency situations in Universitas Indonesia (UI)
WO2016084198A1 (ja) 緊急情報提供システム、プログラム、緊急情報提供方法
JP7379429B2 (ja) 防災情報管理システム、防災情報管理システムの制御方法、及び防災情報管理システムの制御プログラム
JP2007165979A (ja) 安否情報サービスシステム、経路探索サーバおよび携帯端末装置
JP2019125963A (ja) 通信装置、通信方法、およびプログラム
JP2023032431A (ja) サーバ装置、システム、サーバ装置の制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230706

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7457182

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150