JP2004310625A - 写真プリントシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影した画像データをラボ店等まで簡単に送信して写真をプリントできるようにした写真プリントシステムを提供する。
【解決手段】カメラ機能(11)を有し、該カメラ機能によって撮影した画像データをメールに添付して送信することのできる携帯通信端末(10)と、
上記送信されたメールを受け、該メールに添付された画像データを抽出する受信処理手段(20)、及び該受信処理手段の出力を受け、銀塩カラー感光紙又は写真画質用紙に画像を形成するプリント手段(30)を有するデータ処理装置(20,30)とからシステムを構成し、携帯通信端末からデータ処理装置に画像データをメールに添付して送信し、データ処理装置でメールから画像データを抽出して写真をプリントする。
【選択図】 図1
【解決手段】カメラ機能(11)を有し、該カメラ機能によって撮影した画像データをメールに添付して送信することのできる携帯通信端末(10)と、
上記送信されたメールを受け、該メールに添付された画像データを抽出する受信処理手段(20)、及び該受信処理手段の出力を受け、銀塩カラー感光紙又は写真画質用紙に画像を形成するプリント手段(30)を有するデータ処理装置(20,30)とからシステムを構成し、携帯通信端末からデータ処理装置に画像データをメールに添付して送信し、データ処理装置でメールから画像データを抽出して写真をプリントする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は写真プリントシステムに関し、例えば
【0002】
【従来の技術】
例えば、人物や風景をカメラでフィルムに撮影した場合、カメラ内のフィルムを現像し、このネガフィルムの画像を焼付け機で銀塩カラー感光紙に焼き付け、現像することが行われていたが、最近はデジタルスチルカメラが普及し、デジタルスチルカメラで撮影した画像をデータ形式でメモリカードやメモリディスクに記憶させ、このメモリカードやメモリディスクをデジタルスチルカメラから取り出し、画像データを読み出して焼付け機で銀塩カラー感光紙に焼き付け、現像することも行われるようになった。
【0003】
また、パーソナルコンピュータ及びプリンターを所有する人の場合、自分のパーソナルコンピュータでデジタルスチルカメラのメモリカードから画像データを読み出し、プリンターで写真画質の用紙にプリントアウトし、感光紙に焼き付けた写真と同様のものを作成することが行われている。
【0004】
しかし、ネガフィルムやメモリカードから写真を焼付け現像する現像機は現像所やDP店(以下では単にラボ店という)にしか設置されておらず、カメラのフィルムやデジタルカメラのメモリカードをラボ店に持参し、仕上がった写真を受け取らなければならず、煩雑であった。
【0005】
他方、デジタルスチルカメラに通信機能を設け、デジタルスチルカメラで撮影した画像データをサーバに送信し、ラボ店でプリントアウトするようにした写真作成システムが提案されている(特許文献1、参照)。
【0006】
また、携帯端末にカメラ機能を設け、カメラ機能で撮影した画像データを携帯端末からサーバに送信し、ラボ店でプリントアウトするようにした写真作成システムが提案されている(特許文献1、参照)。
【0007】
【特許文献1】特開平09−322114号公報
【特許文献2】特開平10−336238号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の写真作成システムでは通信機能付きのデジタルカメラやカメラ機能付きの携帯端末を購入する必要がある。さらには、携帯端末の公衆回線網を利用しているものの、画像データをサーバに送信するプログラムを準備しなければならず、コスト高になってしまう。
【0009】
本発明はかかる問題点に鑑み、撮影した画像データをラボ店等まで簡単に送信して写真をプリントできるようにした写真プリントシステムを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明に係る写真プリントシステムは、携帯通信端末からデータ処理装置に画像データを送信し、データ処理装置で写真をプリントするようにした写真プリントシステムであって、カメラ機能を有し、該カメラ機能によって撮影した画像データをメールに添付して送信することのできる携帯通信端末と、上記送信されたメールを受け、該メールに添付された画像データを抽出する受信処理手段、及び該受信処理手段の出力を受け、銀塩カラー感光紙又は写真画質用紙に画像を形成するプリント手段を有するデータ処理装置と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明の1つの特徴はカメラ機能によって撮影した画像データをメールに添付して送信することのできる携帯通信端末、例えばカメラ付き携帯電話の通信機能を利用し、撮影した画像データをメールに添付して送信し、データ処理装置で受信メールから画像データを抽出し、写真にプリントするようにした点にある。
【0012】
これにより、例えば携帯電話のメール送信機能を利用して画像データをラボ店等まで送信できるので、ユーザは別途専用のプログラムを搭載したデジタルスチルカメラや携帯端末を購入する必要がなく、簡単に写真のプリントを注文でき、ラボ店等でも注文の便利さから注文増が期待でき、その実用的な効果は大きい。
【0013】
既存の携帯電話では送信する画像データのデータ形式がデータ処理装置のプリント手段で処理できる形式と異なることがある。そこで、受信処理手段は、抽出した画像データをプリント処理手段によって処理し得るデータ形式に変換する機能を有するのが好ましい。
【0014】
ここで、受信処理手段は例えばマイクロ演算処理ユニット(MPU)や中央演算処理ユニット(CPU)等とモデムその他の通信装置とで構築することができる。
【0015】
また、プリント手段はマイクロ演算処理ユニット(MPU)や中央演算処理ユニット(CPU)等と公知の写真現像機(写真プリンター)、インクジェットプリンター、カラーレーザープリンター、その他の公知のカラープリンターとで構築することができる。
【0016】
上述の写真プリントシステムに用いるデータ処理装置も斬新である。即ち、本発明によれば、携帯通信端末からの画像データを送信し、写真をプリントするようにした写真プリントシステムにおけるデータ処理装置であって、上記送信されたメールを受け、該メールに添付された画像データを抽出する受信処理手段と、該受信処理手段の出力を受け、銀塩カラー感光紙又は写真画質用紙に画像を形成するプリント手段と、を備えたことを特徴とする写真プリントシステム用のデータ処理装置を提供することができる。
【0017】
このデータ処理装置においても、受信処理手段は、抽出した画像データをプリント処理手段によって処理し得るデータ形式に変換する機能を有するのが好ましい。
【0018】
メールに添付した画像データの形式を判別する方法は公知であり、そのプログラムも市販されているので(例えば、adobe社のphoto shop)、それを利用することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3は本発明に係る写真プリントシステムの好ましい実施形態を示す。本例のシステムは図1に示されるように、携帯電話(携帯通信端末)10、サーバ20、写真プリンター30、携帯電話回線網40、インターネット回線50から構成されている。
【0020】
携帯電話10はカメラ11を内蔵し、撮影した画像データをメールに添付して送信できるようになっている。
【0021】
サーバ20は自己宛のメールを受信し、受信したメールに添付された画像データを抽出し、画像データの形式を判別し、写真プリンター30で扱える形式の画像データに変換するようになっている。
【0022】
写真プリンター30はサーバ20の出力を受け、銀塩カラー感光紙に画像を形成するようになっている。
【0023】
図2はサーバ20及び写真プリンター30の概略の機能構成を示す。図2において、サーバ20は機能的には受信処理手段200からなり、ハード構成的には例えば図3に示されるようにCPU21、RAM22、HDドライブ23、キーボードやマウス等の入力装置24、CRT等の表示装置25及びLANボードやモデム等の通信装置26から構成されている。
【0024】
HDドライブ23によって駆動されるハードディスクにはサーバ20に本例の写真プリント処理を行わせるプログラムが格納されている。
【0025】
また、ハードディスクには受信したメールの送信者の氏名又は名称、メールアドレス及び添付された画像データが記憶されるとともに、プリント様式(1コマプリント、ミニフレームプリント、インデックスプリント、パノラマプリント、トリミングプリント等)のデータが記憶されている。
【0026】
CPU21はユーザの携帯電話10から画像データを添付したメールを受信すると、メールアドレスをハードディスク23に記憶させるとともに、メールから画像データを抽出し、例えばその識別子からデータ形式を判別し、写真プリンター30で扱えるデータ形式に変換し、この変換した画像データをハードディスクに記憶させるようになっている。
【0027】
また、CPU21はメール送信者からのプリント様式の注文に応じてハードディスクからプリント様式のデータを読み出し、上記変換した画像データとから表示データを作成し、メール送信者のプリントサイズの注文に応じたサイズでもって表示装置25に表示させるようになっている。
【0028】
さらに、CPU21は表示された画像、プリント様式、プリントサイズのデータを写真プリンター30に送信するようになっている。なお、これらのデータはメモリカードやメモリディスクに書き込み、メモリカードやメモリディディスクを写真プリンター30にセットしてデータを読み取らせるようにすることもできる。
【0029】
他方、写真プリンター30は機構的にはカラー感光紙の巻取りローラ300、送りローラ301,焼付け露光装置302、ピンチローラ303、ペーパープロセッサ304から構成されている。
【0030】
焼付け露光装置302は銀塩カラー感光紙の送りに同期してレーザー光を感光紙の幅方向に走査して画像を焼付け露光するようになっている。なお、レーザー光露光方式に代え、CRTや液晶パネルを用いた面露光方式や線露光方式を採用することもできる。
【0031】
ペーパープロセッサ304は焼付け露光された銀塩カラー感光紙を現像し、マーカーによって決まる寸法に切断し、トレイに送り出すようになっている。
【0032】
図4は本例の写真プリントシステムにおける処理のフローチャートを示す。ユーザが携帯電話10のカメラで人物や風景を撮影すると(ステップS200)、その画像は携帯電話10のディスプレイ12に表示されるとともに、携帯電話10内のRAMに記憶される。ユーザは撮影した画像に満足しないときにはRAM内の画像データを消去することができる。
【0033】
適切な枚数だけ撮影が済むと、ユーザは携帯電話10のテンキー13を操作し、ラボ店のサーバ20のメールアドレスを入力し、RAM内の画像データをメールに添付してサーバ20に送信する(ステップS210〜S230)。このとき、メールにはユーザの氏名や名称、住所や居所、仕上がった写真の送付先住所、送付方法(郵送、宅配、現物受取等)、プリント様式、プリントサイズ、プリント枚数等の注文を書き込んでおいてもよい。また、これらの注文がメールに書き込んでない場合にはサーバから返信される問い合わせメールに応答する際に上述の注文をラボ店に知らせるようにしてもよい。
【0034】
画像添付メールが携帯電話回線網40及びインターネット回線50を経てサーバ20で受信される(ステップS300)。サーバ20ではオペレータは受信したメールからユーザのメールアドレスを抽出して記憶させるとともに、添付された画像データを抽出し(ステップS310)、その識別子等からデータ形式を判別し(ステップS320)、写真プリンター30で扱えない形式の時には公知のプログラムを用いて写真プリンター30で扱える形式に変換して記憶させる(ステップS330)。
【0035】
画像データの形式の変換は例えば抽出した画像を公知のプログラムソフトを用いて開き、表示装置25に表示させ、これを写真プリンター30で扱えるデータ形式でハードディスクに保存することによって変換できる。
【0036】
また、メールにユーザの氏名や名称、住所や居所、仕上がった写真の送付先住所、プリント様式、プリントサイズ、プリント枚数等の注文が書き込まれている時にはオペレータはそれらの注文を抽出して記憶させる。
【0037】
メールに注文が書き込まれていない時にはラボ店のオペレータは記憶されたメールアドレスを利用し、サーバ20からユーザの携帯電話10に問い合わせメールを返信する。ユーザからの回答メールに注文が書き込まれていると、オペレータはそれらの注文を抽出して記憶させる。
【0038】
次に、オペレータがサーバ20に指示を与えると、記憶した画像データとユーザの注文したプリント様式、プリントサイズとから表示データが作成されて表示装置25に表示されるので、オペレータはその表示された画像から写真プリントの仕上がりを確認する。
【0039】
現在市販されている携帯電話10のカメラ11は30万画素程度であり、30万画素程度の画素数の画像データを大きなサイズでプリントすると、仕上がりがよくないので、その場合にはオペレータはユーザの携帯電話10に問い合わせメールを送信し、プリントサイズを変更するか、プリント様式を例えばミニフレーム様式(1枚の感光紙に同一コマの画像を縦横に複数、例えば2×2や6×3等に並べてプリントした様式)にするかを問い合わせる。ユーザから注文を変更する旨のメールが返送されてくると、オペレータはその変更内容でもって注文を変更させる。
【0040】
こうして表示装置25で画像が確認できると、その画像データ、プリント様式、プリントサイズ及びプリント枚数の各データを写真プリンター30を与える(ステップS340)。すると、写真プリンター30では銀塩カラー感光紙が巻取りローラ301から送り出され、焼付け露光装置302でプリント様式及びプリントサイズに応じて画像が焼付け露光され、銀塩カラー感光紙にはプリントサイズに応じてマーカーが入れられ、ペーパープロセッサ304に送られる。
【0041】
ペーパープロセッサ304では銀塩カラー感光紙が現像され、マーカーを基準に切断され、トレイに送り出される。
【0042】
1コマプリントやミニフレームプリントの場合には1つの画像データごとに上述の処理が実行されるが、例えばインデックスプリントの場合にはメールに添付された複数の画像データが読み出されて上述の処理が行われて1枚の用紙に並べてプリントされる。
【0043】
こうして写真がプリントされると、ユーザの希望する送付方法に応じて郵送又は宅配され、ユーザがラボ店に出向いて現物を受領することとなる。
【0044】
なお、上記の例ではサーバ20と写真プリンター30とを別々としたが、写真プリンター30にサーバを内蔵させ、1つの装置としてもよい。また、サーバ20から写真プリンター30にデータを直接送るようにしたが、データをメモリカードやメモリディスクに格納して写真プリンター30に与えるようにすることもできる。
【0045】
また、上記の例ではサーバ20のオペレータが入力装置24を用いて指示を与えるようにしたが、サーバ20が自動的に処理を実行するようにプログラムすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る写真プリントシステムの好ましい実施形態における概略構成を示す図である。
【図2】上記実施形態におけるサーバ及び写真プリンターの基本的な構成例を示す図である。
【図3】上記実施形態におけるサーバの構成例を示す図である。
【図4】上記実施形態における処理のフローを示す図である。
【符号の説明】
10 携帯電話(携帯通信端末)
11 カメラ
20 サーバ(受信処理手段)
30 写真プリンター(プリント手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は写真プリントシステムに関し、例えば
【0002】
【従来の技術】
例えば、人物や風景をカメラでフィルムに撮影した場合、カメラ内のフィルムを現像し、このネガフィルムの画像を焼付け機で銀塩カラー感光紙に焼き付け、現像することが行われていたが、最近はデジタルスチルカメラが普及し、デジタルスチルカメラで撮影した画像をデータ形式でメモリカードやメモリディスクに記憶させ、このメモリカードやメモリディスクをデジタルスチルカメラから取り出し、画像データを読み出して焼付け機で銀塩カラー感光紙に焼き付け、現像することも行われるようになった。
【0003】
また、パーソナルコンピュータ及びプリンターを所有する人の場合、自分のパーソナルコンピュータでデジタルスチルカメラのメモリカードから画像データを読み出し、プリンターで写真画質の用紙にプリントアウトし、感光紙に焼き付けた写真と同様のものを作成することが行われている。
【0004】
しかし、ネガフィルムやメモリカードから写真を焼付け現像する現像機は現像所やDP店(以下では単にラボ店という)にしか設置されておらず、カメラのフィルムやデジタルカメラのメモリカードをラボ店に持参し、仕上がった写真を受け取らなければならず、煩雑であった。
【0005】
他方、デジタルスチルカメラに通信機能を設け、デジタルスチルカメラで撮影した画像データをサーバに送信し、ラボ店でプリントアウトするようにした写真作成システムが提案されている(特許文献1、参照)。
【0006】
また、携帯端末にカメラ機能を設け、カメラ機能で撮影した画像データを携帯端末からサーバに送信し、ラボ店でプリントアウトするようにした写真作成システムが提案されている(特許文献1、参照)。
【0007】
【特許文献1】特開平09−322114号公報
【特許文献2】特開平10−336238号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の写真作成システムでは通信機能付きのデジタルカメラやカメラ機能付きの携帯端末を購入する必要がある。さらには、携帯端末の公衆回線網を利用しているものの、画像データをサーバに送信するプログラムを準備しなければならず、コスト高になってしまう。
【0009】
本発明はかかる問題点に鑑み、撮影した画像データをラボ店等まで簡単に送信して写真をプリントできるようにした写真プリントシステムを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明に係る写真プリントシステムは、携帯通信端末からデータ処理装置に画像データを送信し、データ処理装置で写真をプリントするようにした写真プリントシステムであって、カメラ機能を有し、該カメラ機能によって撮影した画像データをメールに添付して送信することのできる携帯通信端末と、上記送信されたメールを受け、該メールに添付された画像データを抽出する受信処理手段、及び該受信処理手段の出力を受け、銀塩カラー感光紙又は写真画質用紙に画像を形成するプリント手段を有するデータ処理装置と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明の1つの特徴はカメラ機能によって撮影した画像データをメールに添付して送信することのできる携帯通信端末、例えばカメラ付き携帯電話の通信機能を利用し、撮影した画像データをメールに添付して送信し、データ処理装置で受信メールから画像データを抽出し、写真にプリントするようにした点にある。
【0012】
これにより、例えば携帯電話のメール送信機能を利用して画像データをラボ店等まで送信できるので、ユーザは別途専用のプログラムを搭載したデジタルスチルカメラや携帯端末を購入する必要がなく、簡単に写真のプリントを注文でき、ラボ店等でも注文の便利さから注文増が期待でき、その実用的な効果は大きい。
【0013】
既存の携帯電話では送信する画像データのデータ形式がデータ処理装置のプリント手段で処理できる形式と異なることがある。そこで、受信処理手段は、抽出した画像データをプリント処理手段によって処理し得るデータ形式に変換する機能を有するのが好ましい。
【0014】
ここで、受信処理手段は例えばマイクロ演算処理ユニット(MPU)や中央演算処理ユニット(CPU)等とモデムその他の通信装置とで構築することができる。
【0015】
また、プリント手段はマイクロ演算処理ユニット(MPU)や中央演算処理ユニット(CPU)等と公知の写真現像機(写真プリンター)、インクジェットプリンター、カラーレーザープリンター、その他の公知のカラープリンターとで構築することができる。
【0016】
上述の写真プリントシステムに用いるデータ処理装置も斬新である。即ち、本発明によれば、携帯通信端末からの画像データを送信し、写真をプリントするようにした写真プリントシステムにおけるデータ処理装置であって、上記送信されたメールを受け、該メールに添付された画像データを抽出する受信処理手段と、該受信処理手段の出力を受け、銀塩カラー感光紙又は写真画質用紙に画像を形成するプリント手段と、を備えたことを特徴とする写真プリントシステム用のデータ処理装置を提供することができる。
【0017】
このデータ処理装置においても、受信処理手段は、抽出した画像データをプリント処理手段によって処理し得るデータ形式に変換する機能を有するのが好ましい。
【0018】
メールに添付した画像データの形式を判別する方法は公知であり、そのプログラムも市販されているので(例えば、adobe社のphoto shop)、それを利用することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3は本発明に係る写真プリントシステムの好ましい実施形態を示す。本例のシステムは図1に示されるように、携帯電話(携帯通信端末)10、サーバ20、写真プリンター30、携帯電話回線網40、インターネット回線50から構成されている。
【0020】
携帯電話10はカメラ11を内蔵し、撮影した画像データをメールに添付して送信できるようになっている。
【0021】
サーバ20は自己宛のメールを受信し、受信したメールに添付された画像データを抽出し、画像データの形式を判別し、写真プリンター30で扱える形式の画像データに変換するようになっている。
【0022】
写真プリンター30はサーバ20の出力を受け、銀塩カラー感光紙に画像を形成するようになっている。
【0023】
図2はサーバ20及び写真プリンター30の概略の機能構成を示す。図2において、サーバ20は機能的には受信処理手段200からなり、ハード構成的には例えば図3に示されるようにCPU21、RAM22、HDドライブ23、キーボードやマウス等の入力装置24、CRT等の表示装置25及びLANボードやモデム等の通信装置26から構成されている。
【0024】
HDドライブ23によって駆動されるハードディスクにはサーバ20に本例の写真プリント処理を行わせるプログラムが格納されている。
【0025】
また、ハードディスクには受信したメールの送信者の氏名又は名称、メールアドレス及び添付された画像データが記憶されるとともに、プリント様式(1コマプリント、ミニフレームプリント、インデックスプリント、パノラマプリント、トリミングプリント等)のデータが記憶されている。
【0026】
CPU21はユーザの携帯電話10から画像データを添付したメールを受信すると、メールアドレスをハードディスク23に記憶させるとともに、メールから画像データを抽出し、例えばその識別子からデータ形式を判別し、写真プリンター30で扱えるデータ形式に変換し、この変換した画像データをハードディスクに記憶させるようになっている。
【0027】
また、CPU21はメール送信者からのプリント様式の注文に応じてハードディスクからプリント様式のデータを読み出し、上記変換した画像データとから表示データを作成し、メール送信者のプリントサイズの注文に応じたサイズでもって表示装置25に表示させるようになっている。
【0028】
さらに、CPU21は表示された画像、プリント様式、プリントサイズのデータを写真プリンター30に送信するようになっている。なお、これらのデータはメモリカードやメモリディスクに書き込み、メモリカードやメモリディディスクを写真プリンター30にセットしてデータを読み取らせるようにすることもできる。
【0029】
他方、写真プリンター30は機構的にはカラー感光紙の巻取りローラ300、送りローラ301,焼付け露光装置302、ピンチローラ303、ペーパープロセッサ304から構成されている。
【0030】
焼付け露光装置302は銀塩カラー感光紙の送りに同期してレーザー光を感光紙の幅方向に走査して画像を焼付け露光するようになっている。なお、レーザー光露光方式に代え、CRTや液晶パネルを用いた面露光方式や線露光方式を採用することもできる。
【0031】
ペーパープロセッサ304は焼付け露光された銀塩カラー感光紙を現像し、マーカーによって決まる寸法に切断し、トレイに送り出すようになっている。
【0032】
図4は本例の写真プリントシステムにおける処理のフローチャートを示す。ユーザが携帯電話10のカメラで人物や風景を撮影すると(ステップS200)、その画像は携帯電話10のディスプレイ12に表示されるとともに、携帯電話10内のRAMに記憶される。ユーザは撮影した画像に満足しないときにはRAM内の画像データを消去することができる。
【0033】
適切な枚数だけ撮影が済むと、ユーザは携帯電話10のテンキー13を操作し、ラボ店のサーバ20のメールアドレスを入力し、RAM内の画像データをメールに添付してサーバ20に送信する(ステップS210〜S230)。このとき、メールにはユーザの氏名や名称、住所や居所、仕上がった写真の送付先住所、送付方法(郵送、宅配、現物受取等)、プリント様式、プリントサイズ、プリント枚数等の注文を書き込んでおいてもよい。また、これらの注文がメールに書き込んでない場合にはサーバから返信される問い合わせメールに応答する際に上述の注文をラボ店に知らせるようにしてもよい。
【0034】
画像添付メールが携帯電話回線網40及びインターネット回線50を経てサーバ20で受信される(ステップS300)。サーバ20ではオペレータは受信したメールからユーザのメールアドレスを抽出して記憶させるとともに、添付された画像データを抽出し(ステップS310)、その識別子等からデータ形式を判別し(ステップS320)、写真プリンター30で扱えない形式の時には公知のプログラムを用いて写真プリンター30で扱える形式に変換して記憶させる(ステップS330)。
【0035】
画像データの形式の変換は例えば抽出した画像を公知のプログラムソフトを用いて開き、表示装置25に表示させ、これを写真プリンター30で扱えるデータ形式でハードディスクに保存することによって変換できる。
【0036】
また、メールにユーザの氏名や名称、住所や居所、仕上がった写真の送付先住所、プリント様式、プリントサイズ、プリント枚数等の注文が書き込まれている時にはオペレータはそれらの注文を抽出して記憶させる。
【0037】
メールに注文が書き込まれていない時にはラボ店のオペレータは記憶されたメールアドレスを利用し、サーバ20からユーザの携帯電話10に問い合わせメールを返信する。ユーザからの回答メールに注文が書き込まれていると、オペレータはそれらの注文を抽出して記憶させる。
【0038】
次に、オペレータがサーバ20に指示を与えると、記憶した画像データとユーザの注文したプリント様式、プリントサイズとから表示データが作成されて表示装置25に表示されるので、オペレータはその表示された画像から写真プリントの仕上がりを確認する。
【0039】
現在市販されている携帯電話10のカメラ11は30万画素程度であり、30万画素程度の画素数の画像データを大きなサイズでプリントすると、仕上がりがよくないので、その場合にはオペレータはユーザの携帯電話10に問い合わせメールを送信し、プリントサイズを変更するか、プリント様式を例えばミニフレーム様式(1枚の感光紙に同一コマの画像を縦横に複数、例えば2×2や6×3等に並べてプリントした様式)にするかを問い合わせる。ユーザから注文を変更する旨のメールが返送されてくると、オペレータはその変更内容でもって注文を変更させる。
【0040】
こうして表示装置25で画像が確認できると、その画像データ、プリント様式、プリントサイズ及びプリント枚数の各データを写真プリンター30を与える(ステップS340)。すると、写真プリンター30では銀塩カラー感光紙が巻取りローラ301から送り出され、焼付け露光装置302でプリント様式及びプリントサイズに応じて画像が焼付け露光され、銀塩カラー感光紙にはプリントサイズに応じてマーカーが入れられ、ペーパープロセッサ304に送られる。
【0041】
ペーパープロセッサ304では銀塩カラー感光紙が現像され、マーカーを基準に切断され、トレイに送り出される。
【0042】
1コマプリントやミニフレームプリントの場合には1つの画像データごとに上述の処理が実行されるが、例えばインデックスプリントの場合にはメールに添付された複数の画像データが読み出されて上述の処理が行われて1枚の用紙に並べてプリントされる。
【0043】
こうして写真がプリントされると、ユーザの希望する送付方法に応じて郵送又は宅配され、ユーザがラボ店に出向いて現物を受領することとなる。
【0044】
なお、上記の例ではサーバ20と写真プリンター30とを別々としたが、写真プリンター30にサーバを内蔵させ、1つの装置としてもよい。また、サーバ20から写真プリンター30にデータを直接送るようにしたが、データをメモリカードやメモリディスクに格納して写真プリンター30に与えるようにすることもできる。
【0045】
また、上記の例ではサーバ20のオペレータが入力装置24を用いて指示を与えるようにしたが、サーバ20が自動的に処理を実行するようにプログラムすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る写真プリントシステムの好ましい実施形態における概略構成を示す図である。
【図2】上記実施形態におけるサーバ及び写真プリンターの基本的な構成例を示す図である。
【図3】上記実施形態におけるサーバの構成例を示す図である。
【図4】上記実施形態における処理のフローを示す図である。
【符号の説明】
10 携帯電話(携帯通信端末)
11 カメラ
20 サーバ(受信処理手段)
30 写真プリンター(プリント手段)
Claims (4)
- 携帯通信端末からデータ処理装置に画像データを送信し、データ処理装置で写真をプリントするようにした写真プリントシステムであって、
カメラ機能を有し、該カメラ機能によって撮影した画像データをメールに添付して送信することのできる携帯通信端末と、
上記送信されたメールを受け、該メールに添付された画像データを抽出する受信処理手段、及び該受信処理手段の出力を受け、銀塩カラー感光紙又は写真画質用紙に画像を形成するプリント手段を有するデータ処理装置と、
を備えたことを特徴とする写真プリントシステム。 - 上記受信処理手段は、抽出した画像データを上記プリント処理手段によって処理し得るデータ形式に変換する機能を有する請求項1記載の写真プリントシステム。
- 携帯通信端末からの画像データを送信し、写真をプリントするようにした写真プリントシステムにおけるデータ処理装置であって、
上記送信されたメールを受け、該メールに添付された画像データを抽出する受信処理手段と、
該受信処理手段の出力を受け、銀塩カラー感光紙又は写真画質用紙に画像を形成するプリント手段と、
を備えたことを特徴とする写真プリントシステム用のデータ処理装置。 - 上記受信処理手段は、抽出した画像データを上記プリント処理手段によって処理し得るデータ形式に変換する機能を有する請求項3記載の写真プリントシステム用のデータ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003106017A JP2004310625A (ja) | 2003-04-10 | 2003-04-10 | 写真プリントシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003106017A JP2004310625A (ja) | 2003-04-10 | 2003-04-10 | 写真プリントシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004310625A true JP2004310625A (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=33468322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003106017A Pending JP2004310625A (ja) | 2003-04-10 | 2003-04-10 | 写真プリントシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004310625A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011150689A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-08-04 | Ricoh Co Ltd | 撮像装置、車載用撮像システム、路面外観認識方法及び物体識別装置 |
-
2003
- 2003-04-10 JP JP2003106017A patent/JP2004310625A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011150689A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-08-04 | Ricoh Co Ltd | 撮像装置、車載用撮像システム、路面外観認識方法及び物体識別装置 |
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