JP2009239679A - 写真処理装置および写真処理プログラム - Google Patents

写真処理装置および写真処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009239679A
JP2009239679A JP2008083879A JP2008083879A JP2009239679A JP 2009239679 A JP2009239679 A JP 2009239679A JP 2008083879 A JP2008083879 A JP 2008083879A JP 2008083879 A JP2008083879 A JP 2008083879A JP 2009239679 A JP2009239679 A JP 2009239679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layout
image
album
print
panorama
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008083879A
Other languages
English (en)
Inventor
Eri Ishikura
恵里 石倉
Hiroyuki Kobayashi
宏行 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP2008083879A priority Critical patent/JP2009239679A/ja
Publication of JP2009239679A publication Critical patent/JP2009239679A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

【課題】所定の優先度に基づいて、レイアウトを決定することができる写真処理装置および写真処理プログラムを提供する。
【解決手段】本発明に係る写真処理装置は、複数の画像を含むパノラマサイズのアルバム用プリントの注文を受け付けるものであって、表示部(ディスプレイ22)と入力部(タッチパネル23)とレイアウト決定部36とを備えている。表示部は、画面を表示する。入力部は、ユーザが所定の情報を入力する。レイアウト決定部は、ユーザが指定した所定の優先度に基づいて、パノラマアルバムにおける画像のレイアウトを決定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、アルバム用プリントを出力する写真処理装置および写真プログラムに関する。
近年、写真処理装置は、デジタルカメラなどで撮影した画像を個々にプリントするだけではなく、撮影した画像を、アルバムを形成する用紙に直接プリントするアルバム用プリントを行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
特に、パノラマサイズの用紙の1頁につき複数(例えば、3枚)の画像をプリントするパノラマアルバムは、携帯性にも優れ、ユーザに重宝されている。
通常、画像(写真)は、被写体の上下方向が画像データの長手方向と略平行になるように撮影した画像(縦画像)と被写体の左右方向が画像データの長手方向と略平行になるように撮影した画像(横画像)とがある。
特開2003−338919号公報(平成15年11月28日公開)
ここで、例えば、パノラマサイズの用紙には、3枚の画像を配置することができる場合や2枚の画像を配置することができる場合など、個々の画像を縦向きにプリントするか横向きにプリントするか(レイアウト)によって1頁にプリントすることができる画像の数が増減する。したがって、アルバムの頁数も個々の画像のレイアウトに依存して増減するため、画像のレイアウトによってアルバムの料金も増減してしまう。
そして、従来の写真処理装置では、レイアウトを決定するための制御が予め設置されているため、ユーザが、自由にレイアウトを決定したりレイアウトの優先度を選択したりすることができないという課題がある。
そこで、本発明の目的は、所定の優先度に基づいて、レイアウトを決定することができる写真処理装置および写真処理プログラムを提供することにある。
第1の発明の係る写真処理装置は、複数の画像を含むパノラマサイズのアルバム用プリントの注文を受け付ける写真処理装置であって、表示部と入力部とレイアウト決定部とを備えている。表示部は、画面を表示する。入力部は、ユーザが所定の情報を入力する。レイアウト決定部は、ユーザが指定した所定の優先度に基づいて、パノラマアルバムにおける画像のレイアウトを決定する。
ここでは、複数の画像を含むパノラマサイズのアルバム用プリントの注文を受け付ける写真処理装置において、顧客にとっての画像の見易さを考慮しつつ、プリントする頁数の削減によるパノラマアルバムの低料金化を可能にするために、以下のような構成を採用している。
当該写真処理装置は、パノラマサイズの用紙の1の頁に複数(例えば、3枚)の画像がプリントされているアルバム用プリントの注文を受け付ける。このため、当該写真処理装置は、アルバム用プリントに関する情報を表示する表示部と、この表示部に表示された情報に基づいてユーザが所定の情報を入力するための入力部と、を備えている。また、当該写真処理装置は、レイアウト決定部を備えている。このレイアウト決定部は、ユーザによって入力された所定の優先度に基づいて、パノラマアルバムにおける画像のレイアウトを決定する。
ここで、写真処理装置とは、受付端末装置であってもよく、また、受け付けた注文内容をデータとして出力するものであってもよく、さらには、出力したデータに基づいてパノラマアルバム用プリントを作製するプリンタなどを含んでもよい。パノラマアルバムとは、頁を構成する用紙(印画紙)がパノラマサイズの用紙であって、この用紙の長手方向に沿って複数の画像(写真)がプリントされるものである。また、パノラマサイズとは、縦横の長さの比が、例えば、7:16の矩形型のサイズである。具体的には、縦横の長さの比が2:3である通常の写真画像を、パノラマサイズの長手方向に対し通常の写真画像の縦方向(短手方向)が平行になるようにプリント(横向きにプリント)した場合、すなわち横長にプリントした場合、上記長手方向に沿って、3枚の写真画像をプリントすることができるサイズである。
また、ユーザとは、当該写真処理装置を使用する人であって、顧客やオペレータなどであってもよい。
また、所定の優先度とは、パノラマアルバムにおける画像のレイアウトの優先基準を定めるものであって、例えば、画像の見易さを優先するものや、低料金化を優先するもの、あるいは、画像が撮影された日時、すなわち撮影順を優先するものであってもよい。また、これらの優先基準を組み合わせたものであってもよい。
また、レイアウトとは、画像がプリントされる頁、その頁における位置、および向き(縦向き、横向きなど)である。また、プリント頁とは、画像がプリントされるパノラマアルバムにおける頁である。また、プリントの向きとは、画像がプリントされる向きであって、具体的には、縦向き、または横向きである。
このような構成により、ユーザによって入力指定された所定の優先度に基づいたレイアウトでパノラマアルバムを形成することができるため、例えば、低料金化を優先してアルバムを形成したり、撮影の向き(見易さ)を優先してアルバムを形成したりすることができる。具体的には、低料金化を優先する場合は、1頁にプリントされる画像の枚数が多くなるように、全ての画像を横向きに配置してプリントすることができる。また、見易さを優先する場合は、横画像として撮影された画像と縦画像として撮影された画像とをそれぞれの撮影方向に応じた向きにプリントすることができる。また、所定枚数までの料金が一律で定められている場合は、この所定枚数を超えないように、上述の優先度を組み合わせてプリントすることもできる
この結果、ユーザは、アルバムにおける画像のレイアウトの優先度を選択することができる。したがって、ユーザの希望に応じたアルバムを形成することが可能になる。
第2の発明に係る写真処理装置は、第1の発明に係る写真処理装置であって、レイアウト決定部は、パノラマアルバムの頁数が少なくなるように、それぞれの画像毎のプリント頁および/またはプリントの向きを決定する。
ここでは、ユーザが指定した優先度が頁を削減する点であった場合、レイアウト決定部は、パノラマアルバムの頁数を削減するように画像のレイアウトを決定する。
ここで、頁数を削減するためのレイアウトは、例えば、全ての画像を横向きにプリントするレイアウトであってもよい。具体的には、1頁に3枚の画像をプリントするレイアウトであってもよい。または、例えば、横画像を横向きに、縦画像を縦向きにプリントするレイアウトであっても、横画像と縦画像とを分類して、これらを同一の頁にプリントしないレイアウトであればよい。
これにより、縦向きにプリントされている画像と横向きにプリントされている画像とが混在する頁を無くすまたは少なくすることができるため、頁数を削減することが可能になる。
この結果、ユーザにとって見易いパノラマアルバムを提供することができる。また、通常、パノラマアルバムの料金は頁数に比例するため、ユーザは、形成されたパノラマアルバムを従来よりも低料金で購入することが可能になる。
第3の発明に係る写真処理装置は、第1または第2の発明に係る写真処理装置であって、レイアウト決定部は、画像の撮影順に画像のレイアウトを決定する。
ここでは、ユーザが指定した優先度が画像の撮影順であった場合、レイアウト決定部は、画像の撮影順にこの画像のレイアウトを決定する。
ここで、撮影順とは、画像が撮影された日時の早い順またはおそい順である。
これにより、画像が撮影されたイベント順に配置することが可能になる。
この結果、イベント毎にまとめられたレイアウトのアルバムを形成することができる。また、例えば、子供の成長を記録した画像などは、その成長順に配置されたアルバムを形成することが可能になる。
第4の発明に係る写真処理装置は、第1から第3の発明のいずれか1つに係る写真処理装置であって、料金算出部をさらに備えている。この料金算出部は、レイアウト決定部が決定するレイアウトに基づいて、パノラマアルバムの料金を、レイアウトが変更される度に算出する。
ここでは、レイアウトの変更に伴うパノラマアルバムの料金変化をユーザに随時知らせるために、その料金を、随時、算出する。
ここで、パノラマアルバムの料金は、このアルバムの頁数に比例するものであってもよい。
これにより、アルバムの料金を、随時、ユーザに対して提示することができる。したがって、ユーザは、常に料金を確認および比較しながら、レイアウトを決定するための優先度を入力することができる。
この結果、従来よりもユーザの希望に沿ったパノラマアルバムを提供することが可能になる。
第5の発明に係る写真処理プログラムは、複数の画像を含むパノラマサイズのアルバム用プリントを出力させる写真処理プログラムであって、第1ステップと第2ステップとを備える写真処理方法をコンピュータに実行させる。第1ステップは、ユーザが所定の情報を入力する。第2ステップは、ユーザが指定した所定の優先度に基づいて、パノラマアルバムにおける画像のレイアウトを決定する。
ここでは、複数の画像を含むパノラマサイズのアルバム用プリントを出力させる写真処理プログラムにおいて、顧客にとっての画像の見易さを考慮しつつ、プリントする頁数の削減によるパノラマアルバムの低料金化を可能にするために、以下のようなステップを備えている写真処理方法をコンピュータに実行させる。
当該写真処理プログラムは、パノラマサイズの用紙の1の頁に複数(例えば、3枚)の画像がプリントされているアルバム用プリントを出力させる。このため、当該写真処理プログラムがコンピュータに実行させる写真処理方法は、ユーザが所定の情報を入力する第1ステップを備えている。また、当該写真処理プログラムがコンピュータに実行させる写真処理方法は、第2ステップを備えている。この第2ステップでは、ユーザによって入力指定された所定の優先度に基づいて、パノラマアルバムにおける画像のレイアウトを決定する。
ここで、パノラマアルバムとは、頁を構成する用紙(印画紙)がパノラマサイズの用紙であって、この用紙の長手方向に沿って複数の画像(写真)がプリントされるものである。また、パノラマサイズとは、縦横の長さの比が、例えば、7:16の矩形型のサイズである。具体的には、縦横の長さの比が2:3である通常の画像を、パノラマサイズの長手方向に対し通常の画像の縦方向(短手方向)が平行になるようにプリント(横向きにプリント)した場合、すなわち横長にプリントした場合、上記長手方向に沿って、3枚の画像をプリントすることができるサイズである。
また、ユーザとは、当該写真処理装置を使用する人であって、顧客やオペレータなどであってもよい。
また、所定の優先度とは、パノラマアルバムにおける画像のレイアウトの優先基準を定めるものであって、例えば、画像の見易さを優先するものや、低料金化を優先するもの、あるいは、画像が撮影された日時、すなわち撮影順を優先するものであってもよい。また、これらの優先基準を組み合わせたものであってもよい。
また、レイアウトとは、画像がプリントされる頁、および向き(縦向き、横向きなど)である。また、プリント頁とは、画像がプリントされるパノラマアルバムにおける頁である。また、プリントの向きとは、画像がプリントされる向きであって、具体的には、縦向き、または横向きである。
このような構成により、ユーザによって入力指定された所定の優先度に基づいたレイアウトでアルバム用プリントを出力させることができるため、ユーザにとっては、例えば、低料金化を優先してアルバムを形成したり、見易さを優先してアルバムを形成したりすることができる。具体的には、低料金化を優先する場合は、1頁にプリントされる画像の枚数が多くなるように、全ての画像を横向きにプリントするレイアウトにすることができる。また、見易さを優先する場合は、横向きに撮影された画像と縦向きに撮影された画像とをそれぞれの撮影方向に応じた向きにプリントするレイアウトにすることができる。また、所定枚数までの料金が一律で定められている場合は、この所定枚数を超えないように、上述の優先度を組み合わせたプリントを実行させることもできる。
この結果、ユーザは、アルバムにおける画像のレイアウトの優先度を選択することができる。したがって、ユーザの希望に応じたアルバムを形成することが可能になる。
本発明によると、ユーザは、アルバムにおける画像のレイアウトの優先度を選択することができる。したがって、ユーザの希望に応じたアルバムを形成することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る受付端末装置(写真処理装置)2を含む写真処理システム1について、図1〜図17を用いて説明すれば以下の通りである。
以下の説明において、「縦画像」とは、被写体の上下方向が写真の長手方向と平行になるように撮影した画像Gを示す。また、「横画像」とは、被写体の左右方向が写真の長手方向と平行になるように撮影した画像Gを示す。また、パノラマアルバムにおいて、これらの画像Gを「縦向きに配置する」とは、図17(a)に示すように、パノラマアルバムを構成する縦長の用紙に対し、上記画像Gの長手方向が上記用紙の長手方向と平行になるように配置することである。一方、画像Gを「横向きに配置する」とは、図17(b)に示すように、パノラマアルバムを構成する縦長の用紙に対し、上記画像Gの長手方向が上記用紙の短手方向と平行になるように配置することである。
本実施形態の写真処理システム1は、顧客から受注した情報に基づいて、パノラマアルバムを作製するためのシステムである。このパノラマアルバムとは、頁を構成する用紙(印画紙)がパノラマサイズの用紙であって、この用紙の長手方向に沿って複数の画像G(写真)がプリントされるものである。具体的には、パノラマアルバムを構成する用紙のサイズは、縦横の長さの比が、36:13の矩形型のサイズであり、縦横の長さの比が2:3である通常の画像Gを、横向きに配置する場合、上記長手方向に沿って、3枚の画像Gをプリントすることができるサイズである。
[写真処理システム1全体の構成]
写真処理システム1は、図1に示すように、受付端末装置(写真処理装置)2と、写真プリント装置5とによって構成されている。受付端末装置2と写真プリント装置5とは、互いにネットワーク8によって通信可能に接続されている。
また、この写真処理システム1は、DP(デジタルプリント)店における既設の写真プリント装置5に、ネットワーク8と2台の受付端末装置2とを追加することにより構築される。
なお、本実施形態においては、顧客自らが操作者(ユーザ)となってパノラマアルバムの注文を行う。具体的には、操作者は、デジタルの写真画像情報が記憶保存された記録媒体M1(以下、メディアM1と示す)を受付端末装置2におけるメディアドライブ24(図2参照)にセットする。次に、表示手段としてのディスプレイ(表示部)22(図2参照)に表示される注文用画面を視認しながら、ディスプレイ22上に形成されているタッチパネル(入力部)23に対して、プリント注文を行うための入力操作を行う。
これにより、パノラマアルバム用プリントの注文に必要な項目(例えば、レイアウトや表紙のデザインなど)が受け付けられ、その注文情報が写真プリント装置5に送信される。その後、写真プリント装置5では、受付端末装置2から送信されてくる注文情報に基づいて、パノラマサイズの印画紙Pに各画像Gのプリントを行う。
そして、操作者は、プリント注文終了後に受付端末装置2によってプリント発行された受付証re(図2参照)と、写真プリント装置5によってプリントされた仕上がりプリントpとを、DP店の店員を介して引き換える。
また、メディアM1の具体例としては、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリスティック(登録商標)、メディアのアタッチメントとして機能するPCカード、操作者自身が画像情報を保存したCD−ROMやMO等が挙げられる。
[受付端末装置2の構成]
受付端末装置2は、図2に示すように、筐体21と、液晶型のディスプレイ22とを備えている。
ディスプレイ22は、筐体21の上面に配置されている。そして、ディスプレイ22は、画像表示面に入力手段としてのタッチパネル(入力部)23が形成されている。タッチパネル23は、操作者が接触して入力操作を行うことにより入力操作信号を出力するように構成されており、その操作者が接触する領域によって異なる入力操作信号を出力するものである。
筐体21の前面には、各メディアドライブ24にメディアM1をセットするための挿入口と、受付証reを発行するための熱転写式の受付証プリンタ25が設けられている。筐体21の内部には、制御手段としてのコントローラ20およびデータ格納部としてのハードディスク26が内蔵されている。
コントローラ20は、機能的には、ネットワーク機能を有する汎用コンピュータと実質的に同様であり、複数のメディアドライブ24およびタッチパネル23との情報のやりとり、操作者のタッチパネル23への入力操作に基づいて、写真プリント装置5によるプリント出力に用いられる注文情報の作成、ハードディスク26への格納管理、受付証プリンタ25等の制御を行う。また、コントローラ20は、図3に示すように、CPU27と、作業領域が形成されるRAM型の半導体メモリや、プログラムやパラメータが保存されるROM型の半導体メモリなどの種々のメモリ28を有している。また、コントローラ20は、ROMに格納された情報入力処理プログラムPGをRAMに読み込ませることにより、図4に示すように、画像情報処理部31と、表示制御部32と、入力検出部(第1ステップ)33と、注文情報処理部34と、受付証発行処理部35と、レイアウト決定部(第2ステップ)36と、料金算出部37とを備えた機能ブロックを形成する。そして、上記機能ブロックは、コントローラ20によって実行可能な状態となる。
画像情報処理部31は、メディアドライブ24に挿入されたメディアM1から読み出した画像情報(JPEGやTIFF等)をサムネイル形式の画像G(以下、画像Gと示す)としてディスプレイ22に表示する。そして、本実施形態においては、例えば、図16に示すように、操作者からみて縦長のパノラマサイズの領域内に、この画像情報処理部31によって処理された画像Gが表示される。
表示制御部32は、操作者にメディアドライブ24によって読み出される画像情報のプリント注文を行うための入力操作を促す複数の注文用画面をディスプレイ22に表示する。この注文用画面には、画像情報処理部31によって形成された画像情報(サムネイル画像)と、タッチパネル23を介することによって各種命令を確定する入力領域が含まれている。また、表示制御部32は、後述する入力検出部33によって判定された操作者の入力操作内容に基づいて、随時、注文用画面を切り替えて表示する。また、本実施形態においては、この注文用画面には、アルバムプリントを形成するための、各画像Gのプリント頁やプリントの向きを指定するための入力領域が含まれている。
入力検出部33は、タッチパネル23から出力された入力操作信号を受信して、操作者が入力操作(接触)したタッチパネル23上の座標情報を認識する。そして、入力検出部33は、認識した座標情報に基づいて、タッチパネル23上の座標情報とディスプレイ22に表示させている注文用画面とを照らし合わせて、操作者の入力操作の内容を判定する。
注文情報処理部34は、操作者の入力操作により設定された各画像Gのプリント頁や、プリントの向きなどからパノラマアルバム用プリントpの注文情報を作成し、注文番号等を付してハードディスク26に記憶させる。
受付証発行処理部35は、操作者のプリント注文終了後に、注文の明細、端末IDおよび注文ID等を受付証プリンタ25でプリントして受付証reとして出力させる。そして、この受付証reは、サービスカウンターにおいてパノラマアルバム用プリントpと交換するために使用される。
レイアウト決定部36は、表示制御部32によってディスプレイ22に表示されているパノラマサイズの領域に、画像情報処理部31によって処理された画像Gを、どのように配置するかを決定する。すなわち、レイアウト決定部36は、メディアM1から取得した画像Gを配置する際のパノラマアルバムにおける頁や位置および向き(縦向きに配置するか横向きに配置するか)を決定する。この決定は、操作者によって入力された所定の優先度に基づいて行われる。
ここで、所定の優先度とは、パノラマアルバムにおける画像Gのレイアウトの優先基準を定めるものであって、本実施形態においては、低料金化を優先するものや、撮影時における撮影の向きを優先するもの、あるいは、画像Gが撮影された日時、すなわち撮影順を優先するものである。
料金算出部37は、パノラマアルバム用プリントpの料金を算出する。本実施形態においては、パノラマアルバムの料金は、頁数に基づいて決定されるものとし、具体的には、頁数が10頁までのパノラマアルバムであれば一定の料金である。そして、10頁を超える場合は、1頁につき所定の料金が加算されるものとする。
したがって、料金算出部37は、まず、プリントする画像Gの枚数が決定された後、パノラマアルバムの頁数を予め設定されたデフォルトのレイアウトを適用して算出する。つまり、1頁に3枚の画像Gがプリントされる場合、アルバムの頁数は、画像Gの枚数をn、アルバムの頁数をmとすると(ただし、n,mは正の整数)、n/3≦m≦1+(n/3)である。このため、例えば、画像Gの枚数が40枚であるときは、頁数は14頁となる。そして、10頁までの料金を750円とし、10頁を越える場合の1頁の料金を50円とすると、この場合のパノラマアルバムの料金は、950円となる。
このように、パノラマアルバムとしてプリントする画像Gの枚数が決定された場合、料金算出部37は、このパノラマアルバムの料金を算出する。その後さらに、料金算出部37は、操作者によってレイアウトの変更が行われる度に料金を再算出する。これは、レイアウトの変更によってパノラマアルバムの頁数が増減する可能性があるからである。そして、料金算出部37によって、算出された料金を含む料金情報は、表示制御部32によって常に表示されるように処理され、操作者は常に料金を確認しながらレイアウトを決定することができる。
上記に示した機能ブロックによって、操作者の入力操作の内容に応じてパノラマアルバム用プリント注文に必要な全ての項目を設定するとともに、この設定された項目によりプリント対象の画像情報を含む注文情報を作成する。そして、注文情報をハードディスク26に保存し、かつ、受付証プリンタ25により受付証reをプリント発行し、写真プリント装置5へ注文情報を転送する。
なお、受付端末装置2のコントローラ20は、写真プリント装置5とLAN(Local Area Network)接続され、TCP/IP形式のプロトコルで互いに情報のアクセスを行えるよう構成されている。
[写真プリント装置5の構成]
写真プリント装置5は、記録シートとしての銀塩式のパノラマサイズ印画紙Pに画像情報のプリントを行うデジタル型の写真プリント装置であって、図1,図5に示すように、操作ステーション6とプリントステーション7とを備えている。
(操作ステーション6の構成)
操作ステーション6は、図1に示すように、デスク上に配置された、フィルムスキャナ61と、メディアリーダ62と、モニタ63と、キーボード64と、マウス65と、パソコンPCとを有している。
フィルムスキャナ61は、写真フィルムFに現像された撮影コマに対応する画像Gを画像データとして取り込む。
メディアリーダ62は、写真プリント装置5のコントローラ(図示せず)として機能するパソコンPCに搭載されており、デジタルカメラ等で撮影された画像データをメモリカードや各種半導体メモリ、CD−R等のメディアから取り込む。
パソコンPCは、受付端末装置2、プリントステーション7、フィルムスキャナ61、モニタ63、キーボード64およびマウス65と接続されている。
(プリントステーション7の構成)
プリントステーション7は、図5に示すように、内部に2つの印画紙マガジン71と、シートカッター72と、バックプリント部73と、プリント露光部74と、処理槽ユニット75と、コンベア76と、ソータ77(図1参照)と、印画紙搬送機構78とを有している。
2つの印画紙マガジン71は、プリントステーション7の内部においてロール状の印画紙Pを1つずつ収納しており、印画紙搬送機構78によって適宜必要な量の印画紙Pが引き出される。
シートカッター72は、印画紙搬送機構78の一部と隣接するように配置されており、印画紙マガジン71から引き出された印画紙Pをパノラマサイズに切断する。
バックプリント部73は、シートカッター72の下流側であって印画紙搬送機構78と隣接する位置に配置されており、パノラマサイズに切断された印画紙Pの裏面側に、色補正情報やコマ番号等のプリント処理情報をプリント処理する。
プリント露光部74は、バックプリント部73の下流側における印画紙搬送機構78に隣接するように配置されており、パノラマサイズに切断された印画紙Pの表面に対して、プリントする画像Gの露光を行う。また、プリント露光部74には、副走査方向に搬送される印画紙Pに対して主走査方向に沿ってRGBの3色のレーザ光線を照射する図示しないライン露光ヘッドを有している。
処理槽ユニット75は、プリント露光部74の下流側に配置されており、発色現像処理液を貯留する発色現像槽75a、漂白定着処理液を貯留する漂白定着槽75b、安定処理液を貯留する安定処理層75cを有している。そして、露光後の印画紙Pがこれらの各処理槽75a〜75cをこの順で経由しながら印画紙搬送機構78によって搬送されることで、所望の写真プリント画像が印画紙Pの表面に形成される。
コンベア76は、プリントステーション7の上部に露出しており、写真プリント画像が表面に形成されて乾燥処理後に排出された印画紙Pをソータ77(図1参照)の方向へ搬送する。
ソータ77は、プリントステーション7の前面側に鉛直方向に複数のトレイを並べた状態で配置されており、コンベア76によって搬送されるプリント済の印画紙Pを、オーダ単位で各トレイに振り分ける(図1参照)。
印画紙搬送機構78は、プリントステーション7の内部において、印画紙マガジン71に収容されたロール状の印画紙Pを引き出すとともに、パノラマサイズに切断された印画紙Pを、印画紙Pに対して行われる様々な処理に対応した搬送速度で搬送する。また、印画紙搬送機構78は、印画紙Pの搬送方向におけるプリント露光部74の上流側および下流側にそれぞれ配置されたチャッカー式搬送ユニット78aと、複数の挟持搬送ローラ対78bとを有している。
[受付端末装置2における受付処理]
次に、受付端末装置2におけるコントローラ20による基本的な受付処理を処理順序に沿って説明する。図6は、この処理の概要を示すフローチャートである。
ステップS1においては、受付端末装置2の待機状態であって、表示制御部32は、初期画面として、例えば、図7に示すように、受付端末装置2の機能やDP店のロゴマーク等を含む「待機画面」をディスプレイ22に表示させている。この待機画面には、「画面に触れてください」とのメッセージが表示されていて、プリント注文を行う操作者にタッチパネル23に触れることを促す。そして、操作者が、タッチパネル23に指などを接触させることにより、ステップS2へ進む。
ステップS2においては、表示制御部32は、最初の注文用画面として、例えば、図8に示すような「メディア選択画面」をディスプレイ22に表示させる。この「メディア選択画面」には、「メディアを選択してください」とのメッセージと共に、複数のメディアボタン43が表示されて、操作者に複数のメディアの中から1つのメディアを選択する入力操作を促す。そして、操作者が、メディアドライブ24にセットするメディアに対応するメディアボタン43を入力操作することによって、ステップS3へ進んで、次の処理を実行する。
なお、「メディア選択画面」の下側には、処理を中止するための中止ボタン42cと、表示中の注文用画面(ここでは「メディア選択画面」)の1つ前に表示された注文用画面(ここでは「サービス選択画面」)に戻るための戻るボタン42dとが表示されている。そして、これらの中止ボタン42cおよび戻るボタン42dは、後述の各注文用画面においても同様の位置に表示され、ボタン接触操作により同様に機能する。
ステップS3においては、表示制御部32は、次の注文用画面として、「メディアセット案内画面」(図示せず)をディスプレイ22に表示させる。この画面には、「メディアをセットして、OKボタンを押してください」とのメッセージと共に、ステップS3において操作者が選択したメディアをセットする際の具体的な画像が表示されている。そして、操作者がメディアドライブ24にメディアをセットし、OKボタン(図示せず)を入力操作することで、ステップS4へ進む。
ステップS4においては、画像情報処理部31が、メディアM1から画像情報を読み出し、その後、ステップS5へ進む。
ステップS5においては、表示制御部32は、次の注文用画面として、図9に示すような「出力形式選択画面」をディスプレイ22に表示させる。この画面には、「出力形式を選択してください」とのメッセージと共に、複数の出力形式に対応した出力形式指定ボタン45が表示されている。出力形式指定ボタン45は、出力形式を示す「通常プリント」や「パノラマアルバムプリント」等の出力形式が模式的に表現された画像と共に表示される。そして、操作者がいずれか1つの出力形式指定ボタン45を入力操作すると、注文情報処理部34は、その入力操作された出力形式をメモリ28に記憶させる。その後、ステップS6へ進んで、次の処理を実行する。
ステップS6においては、表示制御部32は、次の注文用画面として、図10に示すような「プリントおよび撮影向き指定画面」をディスプレイ22に表示させる。この画面は、操作者に、プリントする画像Gの指定、および画像Gが縦画像として撮影されたものであるか横画像として撮影されたものであるかの設定を行わせる。この画面には、「プリントする画像と縦横方向とを指定してください」とのメッセージと、メディアM1から読み出された複数の画像Gとが表示されている。なお、本実施形態においては、8つの画像Gが1ページ分として表示される。
また、この画面における各画像Gを含むフレーム46の上段には、画像Gの情報を特定するファイルの名称、ファイルの種類を示す拡張子およびデータサイズが表示されている。また、フレーム46の下段には、その画像Gをプリントするか否かを指定するためのプリント指定ボタン47が形成され、かつ、このプリント指定ボタン47を互いに挟む位置に画像Gがどの向きで撮影されたものであるか(縦画像であるか横画像であるか)を指定するための時計回り回転ボタン47aと、反時計回り回転ボタン47bとが表示されている。さらにまた、プリント指定ボタン47の下側には、画像Gの補正を行うべく図示しない「画像補正画面」へ移行する補正ボタン47cが表示されている。
プリント指定ボタン47には、初期状態においては「プリント」と表示されている。この表示状態は、そのプリント指定ボタン47の上に表示されている画像Gがアルバムとしてプリントされることを示している。そして、操作者がプリント指定ボタン47に触れると、表示が「キャンセル」に切り替わる。この状態は、そのプリント指定ボタン47の上に表示されている画像Gがアルバムにプリントされないことを示している。
また、時計回り回転ボタン47aまたは反時計回り回転ボタン47bが操作されると、その画像Gが縦画像として撮影されたものであるか横画像として撮影されたものであるかが指定される。そして、その上に表示されたそれぞれの画像Gが撮影向きに応じた画像Gに切り替わる(入力指定された回転方向に90度回転する)。
また、この画面の画面下側領域には、中止ボタン42cと、この画面での指定を完了するOKボタン44と、現在表示中の画像群から1つ前に表示された画像群を表示させる戻るボタン46dと、次の画像群を表示させる進むボタン46eとが表示されている。そして、戻るボタン46dと進むボタン46eとの間には、画像群番号を示す数字(全画像群の数を示す数字および現在表示されている画像群を示す数字)が表示されている。さらに、画面下側の中央位置には、情報エリアDEが表示されている。この情報エリアDEには、選択された画像数、選択された画像Gを全て横向きにプリントした場合に必要とされる頁数、およびパノラマアルバムの料金が表示される。ただし、この画面で表示される料金は、全ての画像Gが横向きにプリントされた場合の頁数および料金である。
これにより、プリント対象とする画像Gを選択し、かつ、画像Gの撮影向きを指定した後、この画面におけるOKボタン44を操作者が接触操作することで、注文情報処理部34は、プリント対象の画像Gおよび撮影向きをメモリ28に記憶する。
そして、OKボタンが入力指定された場合には、ステップS7に進む。
ステップS7においては、表示制御部32は、次の注文用画面として、図11に示すように、「レイアウト優先度指定画面」をディスプレイ22に表示させる。この画面には、「レイアウトの優先度を指定してください」とのメッセージと共に、レイアウトに関する複数の優先度に対応した複数の優先度指定ボタン50a,50b,50cが表示されている。この優先度指定ボタン50には、全ての画像Gを横向きに配置するレイアウトとして「低料金化を優先するレイアウト」、指定された撮影向きをそのまま反映させて配置するレイアウトとして「撮影向きを優先するレイアウト」、撮影された日時順に配置することを優先するレイアウトとして「撮影順序を優先するレイアウト」が含まれる。そして、操作者が少なくとも1つの優先度指定ボタン50を入力指定すると、ステップS8に進む。
ステップS8においては、レイアウト決定部36は、その入力指定された優先度に基づいてパノラマアルバムのレイアウトを決定し、このレイアウトはメモリ28に記憶される。
ここで、それぞれの優先度が指定された場合のレイアウトの例を説明する。
まず、「低料金化を優先するレイアウト」が選択された場合は、レイアウト決定部36は、パノラマアルバムの頁数を最も少なくするようにレイアウトを決定する。具体的には、全ての画像Gが横向きに配置されたレイアウトである。つまり、図12に示すように、縦長のパノラマサイズの用紙PSに横向きに配置された3枚の写真画像Gが縦に並んで配置されるレイアウトである。なお、このレイアウトにおける画像Gの配置順序は、初期設定ではデジタルカメラに付随する撮影日時データに基づいた順序である。
これにより、顧客にとって最も低料金のパノラマアルバムを提供することが可能になる。
次に、「撮影向きを優先するレイアウト」が指定された場合は、レイアウト決定部36は、ステップS6において操作者によって入力指定された各画像Gの撮影向きに基づいて、この指定された撮影向きと同じ向きで各画像Gを配置する。つまり、図13(a)〜(f)に示すように、縦画像として指定された画像Gは縦向きに配置され、横画像として指定された画像Gは横向きに配置される。また、このレイアウトが指定された場合は、レイアウト決定部36は、縦画像と横画像とをそれぞれまとめて配置する。具体的には、横画像と縦画像とを配置する頁を別々に設ける。本実施形態においては、横画像をパノラマアルバムの前側の頁に配置する。
また、図13(a)に示すように、横画像と縦画像とが一枚ずつ余った状態で配置される場合は、さらに、表示制御部32によって、ディスプレイ22に「低料金化を優先するレイアウトを適用しますか」とのメッセージが表示される。そして、操作者がこのメッセージに対して入力指定を行うと、図14に示すように、レイアウト決定部36は、上記の余った横画像1枚と縦画像1枚とを用紙PSの1つの頁に配置する。
これにより、頁数を1枚減らすことができるため、料金を安くすることができる。
次に、「撮影順序を優先するレイアウト」が指定された場合は、レイアウト決定部36は、縦画像であるか横画像であるかに関わらず、撮影順序に基づいて用紙PSの各頁に画像Gを配置する。つまり、図15に示すように、「低料金化を優先する」が選択された場合とは異なり、縦画像は用紙PSに縦向きに配置され、横画像は横向きに配置される。したがって、このレイアウトが選択された場合は、縦画像と横画像とが混在する頁が形成される場合があるが、撮影された日時順に各画像Gを配置することができる。
このように、操作者によるレイアウトの優先度に関する決定が終了するとステップS8に移行する。
なお、以上のような、レイアウトが選択されている間も、料金算出部37は、常にレイアウトが変更される度に料金を再算出し、その料金は、表示制御部32によってディスプレイ22に表示されている。
ステップS8においては、表示制御部32は、図16に示すように、「プレビュー画面」をディスプレイ22に表示する。この「プレビュー画面」では、ステップS8において決定したレイアウトに基づいて、パノラマアルバムにおける各頁が順番に3頁ずつ表示される。そして、この「プレビュー画面」では、各画像Gの上下に画像Gの順番を入れ替えるための順序入れ替えボタン51が設けられている。このため、操作者は、最終的に、「プレビュー画面」を視認しながら各画像Gの順序を入れ替えることができる。
また、「プレビュー画面」の下側領域には、「プレビュー画面」に表示されているレイアウト状態におけるパノラマアルバムの料金が表示されている。この料金は、料金算出部37によって算出されている。
ステップS10においては、表示制御部32は、次の注文用画面として、図示しない「注文内容確認画面」をディスプレイ22に表示させる。この画面には、「注文の内容を確認してください」とのメッセージが表示されるとともに、メモリ28に記憶された注文情報の詳細と、そのプリント料金とを一覧化した表示がされる。そして、操作者が「注文内容確認画面」におけるOKボタン(図示せず)を操作することによって、プリント注文に必要な全ての項目が完全に設定されたこととなり、次のステップS11へと進む。
ステップS11においては、ステップS10において設定された注文情報を写真プリント装置5へ送信する。写真プリント装置5は、注文情報を受信すると、その内容に従ってプリントを実行する。
ステップS12においては、表示制御部32は、次の注文用画面として、図示しない「メディア取り出し案内画面」をディスプレイ22に表示させる。この画面には、「メディアを取り出してください」とのメッセージが表示される。操作者は、この表示に従いメディアM1を取り出し、OKボタン(図示せず)を操作することで、ステップS13へ進む。
ステップS13においては、表示制御部32は、例えば、図示しない「受付証発行案内画面」をディスプレイ22に表示させる。この画面には、「受付証を発行中です。しばらくお待ちください。」および「受付証はカウンターに持参してください。」とのメッセージが表示される。そして、一定時間が経過すると、ステップS14へ進む。
ステップS14においては、受付証発行処理部35によって受付証reがプリントされる。このように受付証reが発行されると、受付処理の全てが終了して待機画面に復帰する。受付証reは、受付証本体とお客様控えとが連なった形態となっており、お客様名、電話番号、受付ID、端末ID、受付日、注文番号等の他に注文の詳細を示す内容等がプリントされている。操作者は、店頭の受付において、受付証reとパノラマアルバムとを引き換える。
[装置の特徴]
本実施形態の受付端末装置(写真処理装置)2は、図2および図4に示すように、複数の画像Gを含むパノラマサイズのアルバム用プリントを出力する装置であって、ディスプレイ(表示部)22とタッチパネル(入力部)23とレイアウト決定部36とを備えている。ディスプレイ22は、画面を表示する。タッチパネル23は、操作者(ユーザ)によってパノラマアルバムを注文するための種々の情報が入力される。レイアウト決定部36は、操作者が入力指定した所定の優先度に基づいて、パノラマアルバムにおける画像Gのレイアウトを決定する。
このような構成により、操作者によって入力指定された所定の優先度に基づいたレイアウトでパノラマアルバムを形成することができるため、例えば、低料金化を優先してアルバムを形成したり、撮影向きを優先してアルバムを形成したりすることができる。具体的には、低料金化を優先する場合は、1頁にプリントされる画像の枚数が多くなるように、全ての画像を横向きに配置してプリントすることができる。また、撮影向きを優先する場合は、横画像として撮影された画像と縦画像として撮影された画像とをそれぞれの撮影方向に応じた向きでプリントすることができる。また、所定枚数までの料金が一律で定められている場合は、この所定枚数を超えないように、上述の優先度を組み合わせてプリントすることもできる。
この結果、操作者は、アルバムにおける画像Gのレイアウトの優先度を選択することができる。したがって、ユーザの希望に応じたパノラマアルバムを形成することが可能になる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、各画像Gの撮影の向きを操作者が指定する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、画像Gの撮影の向きは、画像に付随するExif情報などに基づいて、受付端末装置(写真処理装置)2が自動的に判断するものであってもよい。
これにより、操作者が各画像Gに対して個々に撮影の向きを指定する手間を省くことが可能になる。
(B)
上記実施形態では、パノラマアルバムのサイズは、横画像が横向きに配置された場合、縦に3枚配置することができるサイズである例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、横画像が横向きに配置された場合、縦に4枚以上配置することができるサイズであってもよい。
これによっても、上記実施形態同様の効果を奏することが可能になる。
(C)
上記実施形態では、レイアウトの優先度が決定され、その優先度を優先した上で、各頁における各画像Gの配置の順序は撮影日時の早い順序に基づく例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、撮影日時のおそい順序に基づくものであってもよい。
これによっても、上記実施形態同様の効果を奏することが可能である。
(D)
上記実施形態では、料金算出部37がパノラマアルバムの料金を、レイアウトが変更される度に再算出し、この料金を常に表示する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、「プレビュー画面」においてのみ表示されるものであってもよい。
(E)
上記実施形態では、「撮影向きを優先するレイアウト」を操作者が選択し、図13(a)に示すように、縦画像1枚と横画像1枚とがそれぞれ1の頁に配置された場合、この1枚ずつの縦画像と横画像とを合わせて1の頁に配置する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、余った画像G同士を同じ頁にするのではなく、縦画像を一枚ずつ繰り上げる構成であってもよい。
これによっても、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
(F)
上記実施形態では、図1に示すように、受付端末装置2が写真処理システム1に含まれ、写真プリント装置5にネットワーク8を介して通信可能に接続される例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図18に示すように、受付端末装置(写真処理装置)81と写真プリント装置82とが一体化された受付端末機80であっても本発明を適用することができる。このように一体化された受付端末機80は、上記受付端末装置2の構成に加えて、下部に昇華型熱転写方式のプリンタを備えている。
このような構成によっても、上記実施形態と同様の効果を奏することが可能になる。
(G)
上記実施形態では、本発明を写真処理システム1に含まれる受付端末装置2として特定した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図6に示すフローチャートに従って処理を行う写真処理プログラムとして、本発明を特定することも可能である。
この場合でも、上記と同様の効果を得ることができる。
(H)
上記実施形態では、店頭などに設置される受付端末装置(写真処理装置)1を介して、ユーザからの注文を直接受け付ける例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図19に示すように、ユーザからインターネットを介してオーダを受け付ける、いわゆるネットプリントに対して、本発明を適用してもよい。
この場合には、ユーザは、受付端末装置1等の設置店まで行かなくても、自宅等においてPCを用いてパノラマアルバム用プリントを含む写真の注文を行うことで、写真プリント装置101a〜101dを用いてパノラマアルバム用プリントを含む写真プリントを郵送等の手段を介して得ることができる。
本発明の写真処理装置は、パノラマアルバム用プリントにおいて、ユーザが希望するレイアウトを選択することができるという効果を奏することから、任意の画像を所定の用紙に配置する場合のレイアウトを決定する装置に対して広く適用可能である。
本発明の一実施形態に係る受付端末装置を含む写真処理システムの外観を示す斜視図。 図1に示す受付端末装置の外観を示す斜視図。 図2に示す受付端末装置の構造的構成を示すブロック図。 図1に示す受付端末装置の機能的構成を示すブロック図。 図1に示す写真プリント装置の構造を示す側面視断面図。 図2に示す受付端末装置が行う処理を示すフローチャート図。 図2に示す受付端末装置が表示する画面の例を示す平面図。 図2に示す受付端末装置が表示する画面の例を示す平面図。 図2に示す受付端末装置が表示する画面の例を示す平面図。 図2に示す受付端末装置が表示する画面の例を示す平面図。 図2に示す受付端末装置が表示する画面の例を示す平面図。 パノラマアルバムにおけるレイアウトの例を示す模式図。 (a)〜(f)は、パノラマアルバムにおけるレイアウトの例を示す模式図。 パノラマアルバムにおけるレイアウトの例を示す模式図。 パノラマアルバムにおけるレイアウトの例を示す模式図。 図2に示す受付端末装置が表示する画面の例を示す平面図。 図1に示す写真処理システムによって形成されるアルバム用プリントの例を示す平面図。 本発明の他の実施形態に係る受付端末装置を含む受付端末機の外観を示す斜視図。 本発明の他の実施形態に係る受付端末装置を含むネットプリントを示す概念図。
符号の説明
M1 メディア
G 画像
PS 用紙
1 写真処理システム
2 受付端末装置(写真処理装置)
5 写真プリント装置
6 操作ステーション
7 プリントステーション 7
8 ネットワーク
20 コントローラ
21 筐体
22 ディスプレイ(表示部)
23 タッチパネル(入力部)
24 メディアドライブ
25 受付証プリンタ
26 ハードディスク
27 CPU
28 メモリ
31 画像情報処理部
32 表示制御部
33 入力検出部(第1ステップ)
34 注文情報処理部
35 受付証発行処理部
36 レイアウト決定部(第2ステップ)
37 料金算出部
42c 中止ボタン
42d 戻るボタン
43 メディアボタン
44 OKボタン
45 出力形式指定ボタン
46 フレーム
46e 進むボタン
46d 戻るボタン
47 プリント指定ボタン
47a 時計回り回転ボタン
47b 反時計回り回転ボタン
47c 補正ボタン
50a 優先度指定ボタン
50b 優先度指定ボタン
50c 優先度指定ボタン
51 順序入れ替えボタン
61 フィルムスキャナ
62 メディアリーダ
63 モニタ
64 キーボード
65 マウス
71 印画紙マガジン
72 シートカッター
73 バックプリント部
74 プリント露光部
75 処理槽ユニット
75a 発色現像槽
75b 漂白定着槽
75c 安定処理層
76 コンベア
77 ソータ
78 印画紙搬送機構
78a チャッカー式搬送ユニット
78b 挟持搬送ローラ対
80 受付端末機
81 受付端末装置(写真処理装置)
82 写真プリント装置
101a 写真プリント装置
101b 写真プリント装置
101c 写真プリント装置
101d 写真プリント装置

Claims (5)

  1. 複数の画像を含むパノラマサイズのアルバム用プリントの注文を受け付ける写真処理装置であって、
    前記アルバム用プリントに関する情報を表示する表示部と、
    前記表示部に表示された前記情報に基づいて、ユーザが所定の情報を入力する入力部と、
    前記入力部に入力された所定の優先度に基づいて、前記パノラマアルバムにおける前記画像のレイアウトを決定するレイアウト決定部と、
    を備える写真処理装置。
  2. 前記レイアウト決定部は、前記パノラマアルバムの頁数が少なくなるように、それぞれの前記画像毎の前記プリント頁および/または前記プリントの向きを決定する、
    請求項1に記載の写真処理装置。
  3. 前記レイアウト決定部は、前記画像の撮影順に前記画像のレイアウトを決定する、
    請求項1または2に記載の写真処理装置。
  4. 前記レイアウト決定部が決定する前記レイアウトに基づいて、前記パノラマアルバムの料金を、前記レイアウトが変更される度に算出する料金算出部をさらに備えている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の写真処理装置。
  5. 複数の画像を含むパノラマサイズのアルバム用プリントを出力させる写真処理プログラムであって、
    ユーザが所定の情報を入力する第1ステップと、
    前記ユーザが指定した所定の優先度に基づいて、前記パノラマアルバムにおける前記画像のレイアウトを決定する第2ステップと、
    を備える写真処理方法をコンピュータに実行させる写真処理プログラム。

JP2008083879A 2008-03-27 2008-03-27 写真処理装置および写真処理プログラム Withdrawn JP2009239679A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008083879A JP2009239679A (ja) 2008-03-27 2008-03-27 写真処理装置および写真処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008083879A JP2009239679A (ja) 2008-03-27 2008-03-27 写真処理装置および写真処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009239679A true JP2009239679A (ja) 2009-10-15

Family

ID=41253092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008083879A Withdrawn JP2009239679A (ja) 2008-03-27 2008-03-27 写真処理装置および写真処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009239679A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018173999A (ja) * 2018-08-01 2018-11-08 株式会社東芝 画像処理装置、オブジェクト表示方法及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018173999A (ja) * 2018-08-01 2018-11-08 株式会社東芝 画像処理装置、オブジェクト表示方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5212526B2 (ja) 対話型処理システム
JP3653334B2 (ja) 画像印刷装置およびシステムならびに画像ファイル装置およびシステム
JP3876550B2 (ja) 対話型処理システム、画像印刷システムおよび記録媒体
JP4277152B2 (ja) 画像表示方法及び装置
JP2006053718A (ja) 写真処理装置
JP2009239679A (ja) 写真処理装置および写真処理プログラム
JP2005303800A (ja) 写真撮影装置
JP3697908B2 (ja) 画像印刷システム
JP4406100B2 (ja) 対話型処理システム
EP1679877B1 (en) Print order receiving method, print order receiver, and print production system
JP4432826B2 (ja) プリントシステム及びプリント注文受付装置
JP4604497B2 (ja) 写真処理装置
JP2006323220A (ja) 写真画像受付装置
JP4655958B2 (ja) 写真処理装置およびプリント操作制御プログラム
JP3879272B2 (ja) 対話型処理システム
JP2008028760A (ja) 写真処理装置および写真処理プログラム
JP2008304804A (ja) 情報入力装置およびこれを備えた受付端末機、プリント注文受付システム、情報入力処理プログラム
JP2006323449A (ja) プリント注文受付機
JP2007043528A (ja) 画像処理装置
JP4274122B2 (ja) 画像処理装置
JP2006330195A (ja) プリント装置
JP2009015438A (ja) 画像受付装置および画像受付処理プログラム
JP2009237312A (ja) 写真処理装置
JP2019204356A (ja) 画像管理装置及び画像販売システム
JP2008249800A (ja) 撮影コマ画像処理装置とアルバム冊子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110107

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110223

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110630