JP2004309834A - 像ブレ防止機能を有するカメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ジャイロセンサーを有するカメラボディーに従来のIS交換レンズを装着し、カメラボディーと交換レンズの両方にIS機能のオン/オフ切替えスイッチがある場合のスイッチの操作性の向上が目的。
【解決手段】像ブレ検出手段と像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチとを有するカメラ本体に、像ブレ検出手段と像ブレ補正光学系と像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチとを有する交換レンズを装着した場合は、少くともカメラ本体又は交換レンズのいずれか一方の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンした時に像ブレ防止機能が動作する様に構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】像ブレ検出手段と像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチとを有するカメラ本体に、像ブレ検出手段と像ブレ補正光学系と像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチとを有する交換レンズを装着した場合は、少くともカメラ本体又は交換レンズのいずれか一方の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンした時に像ブレ防止機能が動作する様に構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラ本体に交換レンズを装着して使用する一眼レンズカメラでおいて像ブレ補正装置を有するもので、特にこの像ブレ防止装置のブレ検出用のセンサーがカメラ本体側にあり、更にこの像ブレ防止装置の補正光学系が交換レンズ側にあるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から着脱可能な交換レンズを装着して使用する一眼レンズカメラにおいて、撮影時の手ブレを防止する像ブレ補正装置を有するものが数多く提案されている。
【0003】
その多くは交換レンズ内に像ブレ検出手段と像ブレ補正光学系の両方を有し、カメラ側の操作手段の操作により像ブレ補正動作の開始及び終了を制御している。
【0004】
上記ブレ検出手段としては現状はジャイロセンサーが一般的に使用されているが、このセンサーはピッチ方向とヨー方向の検出の為少なくとも2個必要なうえ、構造上未だ高価である。一眼レフカメラのようなシステムカメラでは、この様な高コスト要素はカメラ本体側に配置する様にして、交換レンズのコストを下げるのが望ましい。
【0005】
なぜなら交換レンズは数本持って交換して使用するものであるから、交換レンズのコストを下げることはトータルシステムとしてのコストダウン上メリットが大きいからである。
【0006】
この観点からカメラ本体内に像ブレ検出手段を有し、交換レンズ内に像ブレ補正光学系を有する像ブレ防止一眼レフカメラシステムが特開平6−250272等に提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような像ブレ防止一眼レフカメラシステムにおいては、像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチは、交換レンズ側とカメラ本体側のいずれに設置することもできる。但し、交換レンズ側のコスト削減の観点からはカメラ本体側に設置するのが妥当である。ところでこの像ブレ検出手段を有するカメラ本体には、像ブレ検出手段と像ブレ補正手段の両者を有する従来の防振機能付き交換レンズ(以下、IS交換レンズという)を装着することは可能である。
【0008】
この従来のIS交換レンズは装着するカメラ本体として、なんら像ブレ防止機能と関係のない従来のカメラ本体を想定して設計されているので、像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチは当然IS交換レンズ側に設置されている。
【0009】
よってこの従来のIS交換レンズをカメラ本体内に像ブレ検出手段を有するカメラ本体に装着すると、像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチはカメラ本体とIS交換レンズの両方に設置されることになる。
【0010】
よって使用者はいずれのオン/オフ切替えスイッチを操作すれば像ブレ防止機能が動作するのか迷うことになる。
【0011】
例えばいずれか一方のオン/オフ切替えスイッチがオンすれば像ブレ防止機能が動作するように設計した場合を考える。
【0012】
この場合、カメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチがオンしていれば、IS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチがオフしていても像ブレ防止機能は動作することになる。
【0013】
従来のIS交換レンズを使いなれている人にとっては、IS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチをオンにすれば像ブレ防止機能が動作するとの意識が強いので、上記の状態のようにIS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチがオフしていても像ブレ防止機能が動作することには違和感を持つ可能性が高い。
【0014】
又同様に、いずれか一方のオン/オフ切替えスイッチがオンすれば像ブレ防止機能が動作するように設計すると、カメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチがオフしていても、IS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチがオンしていれば像ブレ防止機能は動作することになる。この場合はカメラ本体に像ブレ検出手段を持つIS一眼レフカメラシステムを使いなれている人にとっては、カメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチをオンにすれば像ブレ防止機能が動作するとの意識が強いので、上記の状態のようにカメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチがオフしていても像ブレ防止機能が動作することには違和感を持つ可能性が高い。
【0015】
今度は逆に、両方のオン/オフ切替えスイッチが共にオンした時のみ像ブレ防止機能が動作するように設計した場合を考える。
【0016】
この場合、カメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチがオフしていると、IS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチがオンしていても像ブレ防止機能が動作しないことになる。
【0017】
従来のIS交換レンズを使いなれている人にとっては、IS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチをオンにすれば像ブレ防止機能が動作するとの意識が強いので、上記の状態のようにIS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチがオンしていても像ブレ防止機能が動作しないことには違和感を持つ可能性が高い。
【0018】
又同様に、両方のオン/オフ切替えスイッチがオンすれば像ブレ防止機能が動作するように設計すると、IS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチがオフしていると、カメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチがオンしていても像ブレ防止機能は動作しないことになる。この場合はカメラ本体にブレ検出手段を持つIS一眼レフカメラシステムを使いなれている人にとっては、カメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチをオンにすれば像ブレ防止機能が動作するとの意識が強いので、上記の状態のようにカメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチがオンしていても像ブレ防止機能が動作しないことには違和感を持つ可能性が高い。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためのもので、その特徴とするところはブレ検出手段を有するカメラ本体にIS交換レンズを装着してカメラ本体とIS交換レンズの両方にブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがある場合、カメラ本体とIS交換レンズの両方の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンした時のみ像ブレ防止機能を動作させるようにしたものである。
【0020】
よって本発明によればカメラ本体と交換レンズの両方に像ブレ防止機能オン/オフ切替えスイッチがある場合に、いずれか一方の切替えスイッチがオフの状態でも像ブレ防止機能が動作してしまうことの違和感を防止できるものである。
【0021】
更に本発明は上記課題を解決するためのもので、その特徴とするところはブレ検出手段を有するカメラ本体にIS交換レンズを装着してカメラ本体と交換レンズの両方にブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがある場合、少なくとも交換レンズの像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンしていれば像ブレ防止機能を動作させるようにしたものである。
【0022】
更に、本発明は上記課題を解決するためのもので、その特徴とするところはブレ検出手段を有するカメラ本体にIS交換レンズを装着してカメラ本体と交換レンズの両方にブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがある場合、少なくともカメラ本体の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンしていれば像ブレ防止機能を動作させるようにしたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0024】
(第1の実施形態)
図1は本発明の実施例の交換レンズおよびカメラ本体を説明するための電気回路図(ブロック図)である。
【0025】
図1において、10はカメラ本体内に収納される電源電池、11が電源平滑用のコンデンサー、12は電流逆流防止用のダイオードである。13はカメラ本体内に設置されたマイコン、14はジャイロセンサー等の像ブレ検出手段である。15は該ブレ検出手段の検出出力をA/D変換するA/D変換器で、そのA/D変換値はカメラ側のマイコン13のパラレル入力ポートに入力する。16は像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチで、マイコン13の入力ポートに接続している。17はカメラのレリーズ釦の第1ストロークでオンするSW1スイッチで同じくマイコン13の入力ポートに接続している。
【0026】
aからfはカメラ本体に設けられたマウント端子で、aは電源電池10のプラス端子(Vbat)と接続しており、bはマイコン13の電源Vddと接続している。cはレンズマイコン(後述)からカメラマイコン13へのデータDLCを受け付けるマウント端子で、カメラマイコン13の入力ポートと接続する。dはカメラマイコン13からレンズマイコンへのデータDCLを送るマウント端子で、カメラマイコン13の出力ポートと接続している。eはカメラマイコン13からレンズマイコンへ送られる転送クロックLCLKを送るマウント端子で、カメラマイコン13のクロック出力端子と接続している。
【0027】
20は交換レンズ内に設けられたレンズマイコン、22はジャイロセンサー等のブレ検出手段である。23は該ブレ検出手段の検出出力をA/D変換するA/D変換器で、そのA/D変換値はレンズマイコン20のパラレル入力ポートに入力する。
【0028】
21は像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチで、レンズマイコン20の入力ポートに接続している。24は補正光学系の駆動回路、25及び26は各々補正光学系のヨー及びピッチ方向の駆動コイルである。27は交換レンズ内の補正光学系である。
【0029】
a′からf′は交換レンズ側に設けられたマウント端子で、交換レンズをカメラ本体に装着すると交換レンズ側のマウント端子a′〜f′はカメラ側のマウント端子a〜fと接続する。
【0030】
マウント端子a′は前記補正光学系の駆動回路24の電源端子と接続している。マウント端子b′はレンズマイコン20の電源端子と接続している。マウント端子c′はレンズマイコン20からカメラマイコン13へ送られるデータDLCの送り端子で、レンズマイコン20の出力ポートと接続している。d′はカメラマイコン13からレンズマイコン20へ送られるデータDCLの受付端子で、レンズマイコン20の入力ポートと接続している。e′はカメラマイコンからレンズマイコンへ送られるクロック信号LCKLの受付端子で、レンズマイコン20のクロック入力端子と接続している。
【0031】
補正光学系の駆動回路24はレンズマイコン20により制御されており、レンズマイコン20により演算された補正光学系のヨー方向及びピッチ方向の駆動方向及び駆動量に応じて、ヨー方向及びピッチ方向の駆動コイル25及び26の通電電流の通電方向及びPWM量を制御するものである。
【0032】
以上のように構成された実施例の第1例の動作を図2のフローチャートに基づき以下に説明する。
【0033】
(ステップS00、S01)
交換レンズをカメラ本体に装着した状態で、カメラ本体のレリーズ釦の第1ストロークを押してSW1スイッチ17がオンするとカメラマイコン13はカメラ本体側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチ16がオンかオフかを見に行く。
【0034】
(ステップS02)
もしスイッチ16がオンならばカメラマイコン13は自身のRAM内の16ON信号を「1」にセットし、スイッチ16がオフならば16ON信号を「0」にセットする。
【0035】
(ステップS03)
次にカメラマイコン13はこの16ON信号をDCLラインを介して、カメラマイコン13からレンズマイコン20へ転送する。この16ON信号はレンズマイコン20のRAM内に保持される。
【0036】
(ステップS10、S11)
レンズマイコン20は交換レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチ21のオン/オフ状態を検出に行く。スイッチ21がオンしていればレンズマイコン20はRAM内の21ON信号を「1」にセットし、スイッチ21がオフしていれば21ON信号を「0」にセットする。
【0037】
(ステップS12)
次にレンズマイコン20は16ON信号が「1」にセットされているか否かの判断を行うが、ステップS02でこの16ON信号は「1」にセットされていれば、ステップS13に移行して補正光学系の駆動コイル25と26の通電制御動作を開始する。
【0038】
ステップS02で16ON信号が「0」にセットされた時と、ステップS11で21ON信号が「0」にセットされた時はステップS13はパスするので、像ブレ防止機能は動作しない。
【0039】
以上説明したように本実施例ではカメラ側と交換レンズ側の両者の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンした時のみ像ブレ防止機能が動作する。
【0040】
よって本実施例によればカメラ本体と交換レンズのいずれか一方の切替えスイッチがオフの時には、像ブレ防止機能が動作することがないので、使用者に違和感の少ない使用感を与えるものである。
【0041】
上記像ブレ動作防止機能の動作が開始すると、カメラマイコン13はジャイロセンサー14の出力電圧(角速度信号に対応する)のA/D変換器15でのA/D変換データをデジタルフィルター処理や積分演算処理を行い、角変位信号に対応するデジタル信号を形成する。このデジタル信号はカメラマイコン13から通信ラインDCLを介してレンズマイコン20へ、例えば1KHZ位のサンプリングレートで転送される。
【0042】
レンズマイコン20は転送されてきたデジタル信号と自身のROM内に格納されている防振敏感度データとを演算し、補正光学系27の補正駆動されるべき駆動量を算出する。
【0043】
28は補正光学系のピッチ及びヨー方向の位置検出手段で、例えばホール素子やIREDとPSDの組み合わせが用いられる。29は前記位置検出手段の検出出力をA/D変換するA/D変換器で、その出力はレンズマイコン20のパラレル入力ポートに入力する。
【0044】
レンズマイコン20はA/D変換器29から入力した補正光学系の位置信号と、上記した補正光学系27の補正駆動されるべき駆動量の演算値とを比較し、その差分に対応したPWM値で各々ピッチ方向及びヨー方向の駆動コイル25および26を駆動し補正光学系を所定の位置まで駆動しブレ防止動作を行う。
【0045】
以上の実施例ではカメラ本体内のジャイロセンサー14の出力を用いて像ブレ防止動作を行っているが、交換レンズ側のジャイロセンサー22の出力を用いて像ブレ防止動作を行うことも勿論可能である。この交換レンズ側のジャイロセンサー22を用いる場合は、カメラ本体側のジャイロセンサー14への電力供給を停止して省電力効果を狙うことも可能である。
【0046】
次に図3のフローチャートに基づき、駆動コイルの通電開始以降にカメラ本体側又は交換レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオフされた時の動作を説明する。
【0047】
(ステップS20)
カメラマイコンはカメラ本体側の切替えスイッチ16がオフしたか否かを検出にいく。
【0048】
(ステップS21)
もし切替えスイッチがオフしていた場合、カメラマイコンは自身のRAM内の16ON信号を「0」にセットする。
【0049】
(ステップS22)
ここでカメラマイコン13はこの16ON信号を通信ラインDCLを介してレンズマイコン20へ転送し、レンズマイコンはその信号を自身のRAM内に記憶する。
【0050】
(ステップS30)
レンズマイコン20は交換レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチ21がオフしたか否かを検出に行く。
【0051】
(ステップS31、S32)
上記切替えスイッチ21がオフしていれば、レンズマイコン20は自身のRAM内の21ON信号を「0」にセットする。又この切替えスイッチ21がオフしていない時は、自身のRAM内の16ON信号が「0」にセットされているか否かを判断する。
【0052】
(ステップS33)
ステップS31で21ON信号が「0」にセットされた場合と、ステップS32で16ON信号が「0」と判断された時はステップS33へ移行し、各々ピッチ方向とヨー方向の駆動コイル25及び26への通電を停止する。これにより像ブレ防止機能動作そのものが停止する。
【0053】
以上説明したように、本実施例ではカメラ本体側又は交換レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチのいずれかがオフすると、像ブレ防止機能の動作を停止するので違和感のない操作性を提供することが出来るものである。
【0054】
以上の実施例ではカメラ本体と交換レンズの両方の像ブレ防止機能の切替えスイッチがオンしたことを最終的にレンズマイコン側で判断しているが、これに限らず交換レンズ側の切替えスイッチのオン/オフ信号をカメラ本体側に転送して、カメラマイコンで判断するようにも出来る。
【0055】
又、以上のようなソフト処理で行わずに、ハード回路で行うことも可能である。
【0056】
(第2の実施形態)
次に第1図に示した回路図(ブロック図)の第2の動作を図4以降のフローチャートに基づき以下説明する。
【0057】
(ステップS40)
交換レンズをカメラ本体に装着した状態で、カメラ本体のレリーズ釦の第1ストロークを押してSW1スイッチ17がオンするとカメラマイコン13はこのSW1スイッチがオンしたことのコマンドを通信ラインDCLを介してレンズマイコン20へ転送する。
【0058】
(ステップS50)
レンズマイコン20はこのコマンドを受け取ると、レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチ21の状態を検出する。
【0059】
(ステップS51)
この時、切替スイッチ21がオンしていると、ピッチ方向及びヨー方向の駆動コイル25と26への通電を開始し像ズレ防止機能の動作を開始する。
【0060】
(ステップS52、S53)
レンズマイコン20は像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチ21の状態を検出し、もしオフしていればピッチ方向及びヨー方向の駆動コイル25と26への通電を停止する。
【0061】
上記の動作では、少なくとも交換レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチがオンすると像ブレ防止機能の動作が開始し、この切換えスイッチがオフすると像ブレ防止機能の動作が停止する。
【0062】
(第3の実施形態)
次に第1図に示した回路図(ブロック図)の第3の動作を図5に示したフローチャートに基づき説明する。
【0063】
(ステップS60)
カメラマイコン13はSW1スイッチ17の状態を検出している。
【0064】
(ステップS61)
SW1スイッチがオンしていると、カメラマイコン13はカメラ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチ16の状態を検出に行く。
【0065】
(ステップS62)
切換えスイッチ16がオンしていると、カメラマイコン13は自身のRAM内の16ON信号を「1」にセットする。逆に切換えスイッチ16がオフしていると、カメラマイコンは16ON信号を「0」にセットする。
【0066】
(ステップS63)
カメラマイコン13はこのステップで16ON信号を通信ラインDCLを介して、レンズマイコン20へ転送する。
【0067】
(ステップS70)
レンズマイコン20は前記16ON信号のレベルの判断を行う。もしも16ON信号が「1」にセットされていればステップ71に移行する。
【0068】
(ステップS71)
ここではレンズマイコン20はピッチ方向とヨー方向の駆動コイル25と26への通電を開始し、像ブレ補正機能の動作を開始する。
【0069】
ステップS70で16ON信号が「0」にセットされていると、ステップ71はスキップするので像ブレ防止機能の動作は開始しない。
【0070】
上記の動作では、少なくともカメラ本体側の像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチがオンしていれば像ブレ防止機能が動作するものである。
【0071】
次に上記動作後にカメラ本体側の像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチがオフした時の動作を、図6のフローチャートに基づき説明する。
【0072】
(ステップS80)
カメラ側のマイコン13はカメラ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチ16の状態を検知し、
(ステップS81)
このスイッチがオフしていればステップS81に移行して、自身のRAM内の16ON信号を「0」にセットする。
【0073】
(ステップS82)
更にこのステップに移行して、この16ON信号をカメラマイコン13からレンズマイコン20に転送する。レンズマイコン20はこの信号を自身のRAM内に記憶する。
【0074】
(ステップS90)
レンズ側のマイコン20は自身のRAM内の16ON信号のレベルを判断し、もしこの信号が「0」レベルであれば、
(ステップS91)
ステップ91に移行して駆動コイル25と26への通電を停止し、像ブレ防止機能の動作を停止させるものである。
【0075】
以上の実施例では、カメラ本体側と交換レンズ側のいずれかの像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチがオンすれば像ブレ防止機能の動作を行うようにしているので、両方の切換えスイッチがオンしなければ像ブレ防止機能が動作しないような不自然さを回避できるもので、操作感の向上に大きく貢献するものである。
【0076】
また、上記の実施例では、カメラ本体側又は交換レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチのいずれかがオフすると、像ブレ防止機能の動作を停止するので違和感のない操作性を提供することが出来るものである。
【0077】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によればカメラ本体側と交換レンズ側の両方の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンしている時のみ像ブレ防止機能の動作を行うようにしているので、いずれか一方の切替えスイッチがオフしていても像ブレ防止機能が動作してしまうような不自然さを回避できるもので、操作感の向上に大きく貢献するものである。
【0078】
また、本発明では、カメラ本体側と交換レンズ側のいずれかの像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチがオンすれば像ブレ防止機能の動作を行うようにしているので、両方の切換えスイッチがオンしなければ像ブレ防止機能が動作しないような不自然さを回避できるもので、操作感の向上に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気回路図
【図2】本発明の第1の実施例を示すフローチャート
【図3】本発明の第1の実施例を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施例を示すフローチャート
【図5】本発明の第3の実施例を示すフローチャート
【図6】本発明の第3の実施例を示すフローチャート
【符号の説明】
10 電源電池
13 カメラマイコン
20 レンズマイコン
14、22 ジャイロセンサー
27 補正光学系
15、23、29 A/D変換器
25、26 駆動コイル
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラ本体に交換レンズを装着して使用する一眼レンズカメラでおいて像ブレ補正装置を有するもので、特にこの像ブレ防止装置のブレ検出用のセンサーがカメラ本体側にあり、更にこの像ブレ防止装置の補正光学系が交換レンズ側にあるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から着脱可能な交換レンズを装着して使用する一眼レンズカメラにおいて、撮影時の手ブレを防止する像ブレ補正装置を有するものが数多く提案されている。
【0003】
その多くは交換レンズ内に像ブレ検出手段と像ブレ補正光学系の両方を有し、カメラ側の操作手段の操作により像ブレ補正動作の開始及び終了を制御している。
【0004】
上記ブレ検出手段としては現状はジャイロセンサーが一般的に使用されているが、このセンサーはピッチ方向とヨー方向の検出の為少なくとも2個必要なうえ、構造上未だ高価である。一眼レフカメラのようなシステムカメラでは、この様な高コスト要素はカメラ本体側に配置する様にして、交換レンズのコストを下げるのが望ましい。
【0005】
なぜなら交換レンズは数本持って交換して使用するものであるから、交換レンズのコストを下げることはトータルシステムとしてのコストダウン上メリットが大きいからである。
【0006】
この観点からカメラ本体内に像ブレ検出手段を有し、交換レンズ内に像ブレ補正光学系を有する像ブレ防止一眼レフカメラシステムが特開平6−250272等に提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような像ブレ防止一眼レフカメラシステムにおいては、像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチは、交換レンズ側とカメラ本体側のいずれに設置することもできる。但し、交換レンズ側のコスト削減の観点からはカメラ本体側に設置するのが妥当である。ところでこの像ブレ検出手段を有するカメラ本体には、像ブレ検出手段と像ブレ補正手段の両者を有する従来の防振機能付き交換レンズ(以下、IS交換レンズという)を装着することは可能である。
【0008】
この従来のIS交換レンズは装着するカメラ本体として、なんら像ブレ防止機能と関係のない従来のカメラ本体を想定して設計されているので、像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチは当然IS交換レンズ側に設置されている。
【0009】
よってこの従来のIS交換レンズをカメラ本体内に像ブレ検出手段を有するカメラ本体に装着すると、像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチはカメラ本体とIS交換レンズの両方に設置されることになる。
【0010】
よって使用者はいずれのオン/オフ切替えスイッチを操作すれば像ブレ防止機能が動作するのか迷うことになる。
【0011】
例えばいずれか一方のオン/オフ切替えスイッチがオンすれば像ブレ防止機能が動作するように設計した場合を考える。
【0012】
この場合、カメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチがオンしていれば、IS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチがオフしていても像ブレ防止機能は動作することになる。
【0013】
従来のIS交換レンズを使いなれている人にとっては、IS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチをオンにすれば像ブレ防止機能が動作するとの意識が強いので、上記の状態のようにIS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチがオフしていても像ブレ防止機能が動作することには違和感を持つ可能性が高い。
【0014】
又同様に、いずれか一方のオン/オフ切替えスイッチがオンすれば像ブレ防止機能が動作するように設計すると、カメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチがオフしていても、IS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチがオンしていれば像ブレ防止機能は動作することになる。この場合はカメラ本体に像ブレ検出手段を持つIS一眼レフカメラシステムを使いなれている人にとっては、カメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチをオンにすれば像ブレ防止機能が動作するとの意識が強いので、上記の状態のようにカメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチがオフしていても像ブレ防止機能が動作することには違和感を持つ可能性が高い。
【0015】
今度は逆に、両方のオン/オフ切替えスイッチが共にオンした時のみ像ブレ防止機能が動作するように設計した場合を考える。
【0016】
この場合、カメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチがオフしていると、IS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチがオンしていても像ブレ防止機能が動作しないことになる。
【0017】
従来のIS交換レンズを使いなれている人にとっては、IS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチをオンにすれば像ブレ防止機能が動作するとの意識が強いので、上記の状態のようにIS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチがオンしていても像ブレ防止機能が動作しないことには違和感を持つ可能性が高い。
【0018】
又同様に、両方のオン/オフ切替えスイッチがオンすれば像ブレ防止機能が動作するように設計すると、IS交換レンズ側のオン/オフ切替えスイッチがオフしていると、カメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチがオンしていても像ブレ防止機能は動作しないことになる。この場合はカメラ本体にブレ検出手段を持つIS一眼レフカメラシステムを使いなれている人にとっては、カメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチをオンにすれば像ブレ防止機能が動作するとの意識が強いので、上記の状態のようにカメラ本体側のオン/オフ切替えスイッチがオンしていても像ブレ防止機能が動作しないことには違和感を持つ可能性が高い。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためのもので、その特徴とするところはブレ検出手段を有するカメラ本体にIS交換レンズを装着してカメラ本体とIS交換レンズの両方にブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがある場合、カメラ本体とIS交換レンズの両方の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンした時のみ像ブレ防止機能を動作させるようにしたものである。
【0020】
よって本発明によればカメラ本体と交換レンズの両方に像ブレ防止機能オン/オフ切替えスイッチがある場合に、いずれか一方の切替えスイッチがオフの状態でも像ブレ防止機能が動作してしまうことの違和感を防止できるものである。
【0021】
更に本発明は上記課題を解決するためのもので、その特徴とするところはブレ検出手段を有するカメラ本体にIS交換レンズを装着してカメラ本体と交換レンズの両方にブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがある場合、少なくとも交換レンズの像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンしていれば像ブレ防止機能を動作させるようにしたものである。
【0022】
更に、本発明は上記課題を解決するためのもので、その特徴とするところはブレ検出手段を有するカメラ本体にIS交換レンズを装着してカメラ本体と交換レンズの両方にブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがある場合、少なくともカメラ本体の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンしていれば像ブレ防止機能を動作させるようにしたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0024】
(第1の実施形態)
図1は本発明の実施例の交換レンズおよびカメラ本体を説明するための電気回路図(ブロック図)である。
【0025】
図1において、10はカメラ本体内に収納される電源電池、11が電源平滑用のコンデンサー、12は電流逆流防止用のダイオードである。13はカメラ本体内に設置されたマイコン、14はジャイロセンサー等の像ブレ検出手段である。15は該ブレ検出手段の検出出力をA/D変換するA/D変換器で、そのA/D変換値はカメラ側のマイコン13のパラレル入力ポートに入力する。16は像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチで、マイコン13の入力ポートに接続している。17はカメラのレリーズ釦の第1ストロークでオンするSW1スイッチで同じくマイコン13の入力ポートに接続している。
【0026】
aからfはカメラ本体に設けられたマウント端子で、aは電源電池10のプラス端子(Vbat)と接続しており、bはマイコン13の電源Vddと接続している。cはレンズマイコン(後述)からカメラマイコン13へのデータDLCを受け付けるマウント端子で、カメラマイコン13の入力ポートと接続する。dはカメラマイコン13からレンズマイコンへのデータDCLを送るマウント端子で、カメラマイコン13の出力ポートと接続している。eはカメラマイコン13からレンズマイコンへ送られる転送クロックLCLKを送るマウント端子で、カメラマイコン13のクロック出力端子と接続している。
【0027】
20は交換レンズ内に設けられたレンズマイコン、22はジャイロセンサー等のブレ検出手段である。23は該ブレ検出手段の検出出力をA/D変換するA/D変換器で、そのA/D変換値はレンズマイコン20のパラレル入力ポートに入力する。
【0028】
21は像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチで、レンズマイコン20の入力ポートに接続している。24は補正光学系の駆動回路、25及び26は各々補正光学系のヨー及びピッチ方向の駆動コイルである。27は交換レンズ内の補正光学系である。
【0029】
a′からf′は交換レンズ側に設けられたマウント端子で、交換レンズをカメラ本体に装着すると交換レンズ側のマウント端子a′〜f′はカメラ側のマウント端子a〜fと接続する。
【0030】
マウント端子a′は前記補正光学系の駆動回路24の電源端子と接続している。マウント端子b′はレンズマイコン20の電源端子と接続している。マウント端子c′はレンズマイコン20からカメラマイコン13へ送られるデータDLCの送り端子で、レンズマイコン20の出力ポートと接続している。d′はカメラマイコン13からレンズマイコン20へ送られるデータDCLの受付端子で、レンズマイコン20の入力ポートと接続している。e′はカメラマイコンからレンズマイコンへ送られるクロック信号LCKLの受付端子で、レンズマイコン20のクロック入力端子と接続している。
【0031】
補正光学系の駆動回路24はレンズマイコン20により制御されており、レンズマイコン20により演算された補正光学系のヨー方向及びピッチ方向の駆動方向及び駆動量に応じて、ヨー方向及びピッチ方向の駆動コイル25及び26の通電電流の通電方向及びPWM量を制御するものである。
【0032】
以上のように構成された実施例の第1例の動作を図2のフローチャートに基づき以下に説明する。
【0033】
(ステップS00、S01)
交換レンズをカメラ本体に装着した状態で、カメラ本体のレリーズ釦の第1ストロークを押してSW1スイッチ17がオンするとカメラマイコン13はカメラ本体側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチ16がオンかオフかを見に行く。
【0034】
(ステップS02)
もしスイッチ16がオンならばカメラマイコン13は自身のRAM内の16ON信号を「1」にセットし、スイッチ16がオフならば16ON信号を「0」にセットする。
【0035】
(ステップS03)
次にカメラマイコン13はこの16ON信号をDCLラインを介して、カメラマイコン13からレンズマイコン20へ転送する。この16ON信号はレンズマイコン20のRAM内に保持される。
【0036】
(ステップS10、S11)
レンズマイコン20は交換レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチ21のオン/オフ状態を検出に行く。スイッチ21がオンしていればレンズマイコン20はRAM内の21ON信号を「1」にセットし、スイッチ21がオフしていれば21ON信号を「0」にセットする。
【0037】
(ステップS12)
次にレンズマイコン20は16ON信号が「1」にセットされているか否かの判断を行うが、ステップS02でこの16ON信号は「1」にセットされていれば、ステップS13に移行して補正光学系の駆動コイル25と26の通電制御動作を開始する。
【0038】
ステップS02で16ON信号が「0」にセットされた時と、ステップS11で21ON信号が「0」にセットされた時はステップS13はパスするので、像ブレ防止機能は動作しない。
【0039】
以上説明したように本実施例ではカメラ側と交換レンズ側の両者の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンした時のみ像ブレ防止機能が動作する。
【0040】
よって本実施例によればカメラ本体と交換レンズのいずれか一方の切替えスイッチがオフの時には、像ブレ防止機能が動作することがないので、使用者に違和感の少ない使用感を与えるものである。
【0041】
上記像ブレ動作防止機能の動作が開始すると、カメラマイコン13はジャイロセンサー14の出力電圧(角速度信号に対応する)のA/D変換器15でのA/D変換データをデジタルフィルター処理や積分演算処理を行い、角変位信号に対応するデジタル信号を形成する。このデジタル信号はカメラマイコン13から通信ラインDCLを介してレンズマイコン20へ、例えば1KHZ位のサンプリングレートで転送される。
【0042】
レンズマイコン20は転送されてきたデジタル信号と自身のROM内に格納されている防振敏感度データとを演算し、補正光学系27の補正駆動されるべき駆動量を算出する。
【0043】
28は補正光学系のピッチ及びヨー方向の位置検出手段で、例えばホール素子やIREDとPSDの組み合わせが用いられる。29は前記位置検出手段の検出出力をA/D変換するA/D変換器で、その出力はレンズマイコン20のパラレル入力ポートに入力する。
【0044】
レンズマイコン20はA/D変換器29から入力した補正光学系の位置信号と、上記した補正光学系27の補正駆動されるべき駆動量の演算値とを比較し、その差分に対応したPWM値で各々ピッチ方向及びヨー方向の駆動コイル25および26を駆動し補正光学系を所定の位置まで駆動しブレ防止動作を行う。
【0045】
以上の実施例ではカメラ本体内のジャイロセンサー14の出力を用いて像ブレ防止動作を行っているが、交換レンズ側のジャイロセンサー22の出力を用いて像ブレ防止動作を行うことも勿論可能である。この交換レンズ側のジャイロセンサー22を用いる場合は、カメラ本体側のジャイロセンサー14への電力供給を停止して省電力効果を狙うことも可能である。
【0046】
次に図3のフローチャートに基づき、駆動コイルの通電開始以降にカメラ本体側又は交換レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオフされた時の動作を説明する。
【0047】
(ステップS20)
カメラマイコンはカメラ本体側の切替えスイッチ16がオフしたか否かを検出にいく。
【0048】
(ステップS21)
もし切替えスイッチがオフしていた場合、カメラマイコンは自身のRAM内の16ON信号を「0」にセットする。
【0049】
(ステップS22)
ここでカメラマイコン13はこの16ON信号を通信ラインDCLを介してレンズマイコン20へ転送し、レンズマイコンはその信号を自身のRAM内に記憶する。
【0050】
(ステップS30)
レンズマイコン20は交換レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチ21がオフしたか否かを検出に行く。
【0051】
(ステップS31、S32)
上記切替えスイッチ21がオフしていれば、レンズマイコン20は自身のRAM内の21ON信号を「0」にセットする。又この切替えスイッチ21がオフしていない時は、自身のRAM内の16ON信号が「0」にセットされているか否かを判断する。
【0052】
(ステップS33)
ステップS31で21ON信号が「0」にセットされた場合と、ステップS32で16ON信号が「0」と判断された時はステップS33へ移行し、各々ピッチ方向とヨー方向の駆動コイル25及び26への通電を停止する。これにより像ブレ防止機能動作そのものが停止する。
【0053】
以上説明したように、本実施例ではカメラ本体側又は交換レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチのいずれかがオフすると、像ブレ防止機能の動作を停止するので違和感のない操作性を提供することが出来るものである。
【0054】
以上の実施例ではカメラ本体と交換レンズの両方の像ブレ防止機能の切替えスイッチがオンしたことを最終的にレンズマイコン側で判断しているが、これに限らず交換レンズ側の切替えスイッチのオン/オフ信号をカメラ本体側に転送して、カメラマイコンで判断するようにも出来る。
【0055】
又、以上のようなソフト処理で行わずに、ハード回路で行うことも可能である。
【0056】
(第2の実施形態)
次に第1図に示した回路図(ブロック図)の第2の動作を図4以降のフローチャートに基づき以下説明する。
【0057】
(ステップS40)
交換レンズをカメラ本体に装着した状態で、カメラ本体のレリーズ釦の第1ストロークを押してSW1スイッチ17がオンするとカメラマイコン13はこのSW1スイッチがオンしたことのコマンドを通信ラインDCLを介してレンズマイコン20へ転送する。
【0058】
(ステップS50)
レンズマイコン20はこのコマンドを受け取ると、レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチ21の状態を検出する。
【0059】
(ステップS51)
この時、切替スイッチ21がオンしていると、ピッチ方向及びヨー方向の駆動コイル25と26への通電を開始し像ズレ防止機能の動作を開始する。
【0060】
(ステップS52、S53)
レンズマイコン20は像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチ21の状態を検出し、もしオフしていればピッチ方向及びヨー方向の駆動コイル25と26への通電を停止する。
【0061】
上記の動作では、少なくとも交換レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチがオンすると像ブレ防止機能の動作が開始し、この切換えスイッチがオフすると像ブレ防止機能の動作が停止する。
【0062】
(第3の実施形態)
次に第1図に示した回路図(ブロック図)の第3の動作を図5に示したフローチャートに基づき説明する。
【0063】
(ステップS60)
カメラマイコン13はSW1スイッチ17の状態を検出している。
【0064】
(ステップS61)
SW1スイッチがオンしていると、カメラマイコン13はカメラ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチ16の状態を検出に行く。
【0065】
(ステップS62)
切換えスイッチ16がオンしていると、カメラマイコン13は自身のRAM内の16ON信号を「1」にセットする。逆に切換えスイッチ16がオフしていると、カメラマイコンは16ON信号を「0」にセットする。
【0066】
(ステップS63)
カメラマイコン13はこのステップで16ON信号を通信ラインDCLを介して、レンズマイコン20へ転送する。
【0067】
(ステップS70)
レンズマイコン20は前記16ON信号のレベルの判断を行う。もしも16ON信号が「1」にセットされていればステップ71に移行する。
【0068】
(ステップS71)
ここではレンズマイコン20はピッチ方向とヨー方向の駆動コイル25と26への通電を開始し、像ブレ補正機能の動作を開始する。
【0069】
ステップS70で16ON信号が「0」にセットされていると、ステップ71はスキップするので像ブレ防止機能の動作は開始しない。
【0070】
上記の動作では、少なくともカメラ本体側の像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチがオンしていれば像ブレ防止機能が動作するものである。
【0071】
次に上記動作後にカメラ本体側の像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチがオフした時の動作を、図6のフローチャートに基づき説明する。
【0072】
(ステップS80)
カメラ側のマイコン13はカメラ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチ16の状態を検知し、
(ステップS81)
このスイッチがオフしていればステップS81に移行して、自身のRAM内の16ON信号を「0」にセットする。
【0073】
(ステップS82)
更にこのステップに移行して、この16ON信号をカメラマイコン13からレンズマイコン20に転送する。レンズマイコン20はこの信号を自身のRAM内に記憶する。
【0074】
(ステップS90)
レンズ側のマイコン20は自身のRAM内の16ON信号のレベルを判断し、もしこの信号が「0」レベルであれば、
(ステップS91)
ステップ91に移行して駆動コイル25と26への通電を停止し、像ブレ防止機能の動作を停止させるものである。
【0075】
以上の実施例では、カメラ本体側と交換レンズ側のいずれかの像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチがオンすれば像ブレ防止機能の動作を行うようにしているので、両方の切換えスイッチがオンしなければ像ブレ防止機能が動作しないような不自然さを回避できるもので、操作感の向上に大きく貢献するものである。
【0076】
また、上記の実施例では、カメラ本体側又は交換レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチのいずれかがオフすると、像ブレ防止機能の動作を停止するので違和感のない操作性を提供することが出来るものである。
【0077】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によればカメラ本体側と交換レンズ側の両方の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンしている時のみ像ブレ防止機能の動作を行うようにしているので、いずれか一方の切替えスイッチがオフしていても像ブレ防止機能が動作してしまうような不自然さを回避できるもので、操作感の向上に大きく貢献するものである。
【0078】
また、本発明では、カメラ本体側と交換レンズ側のいずれかの像ブレ防止機能のオン/オフ切換えスイッチがオンすれば像ブレ防止機能の動作を行うようにしているので、両方の切換えスイッチがオンしなければ像ブレ防止機能が動作しないような不自然さを回避できるもので、操作感の向上に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気回路図
【図2】本発明の第1の実施例を示すフローチャート
【図3】本発明の第1の実施例を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施例を示すフローチャート
【図5】本発明の第3の実施例を示すフローチャート
【図6】本発明の第3の実施例を示すフローチャート
【符号の説明】
10 電源電池
13 カメラマイコン
20 レンズマイコン
14、22 ジャイロセンサー
27 補正光学系
15、23、29 A/D変換器
25、26 駆動コイル
Claims (8)
- 像ブレ検出手段と像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチを有するカメラ本体に、像ブレ検出手段と像ブレ補正光学系と像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチを有する交換レンズを装着した像ブレ防止機能を有するカメラシステムにおいて、前記カメラ本体内の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチと前記交換レンズ内の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチの両方がオンした時のみ像ブレ防止機能を動作させることを特徴とするカメラシステム。
- 前記像ブレ防止機能の動作は、前記カメラ本体側の像ブレ検出手段の検出出力に基づき制御されることを特徴とする請求項1に記載の像ブレ防止機能を有するカメラシステム。
- 前記像ブレ防止機能の動作は、前記交換レンズ側の像ブレ検出手段の検出出力に基づき制御されることを特徴とする請求項1に記載の像ブレ防止機能を有するカメラシステム。
- 像ブレ検出手段と像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチとシャッター釦の第1ストロークでオンするSW1スイッチとを有するカメラ本体に、像ブレ検出手段と像ブレ補正光学系と像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチを有する交換レンズを装着した像ブレ防止機能を有するカメラシステムにおいて、前記SW1スイッチがオンされかつ前記カメラ本体内の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチと前記交換レンズ内の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチの両方がオンした時のみ像ブレ防止機能を動作させることを特徴とするカメラシステム。
- 像ブレ検出手段と像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチを有するカメラ本体に、像ブレ検出手段と像ブレ補正光学系と像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチを有する交換レンズを装着した像ブレ防止機能を有するカメラシステムにおいて、少なくとも交換レンズ側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンしていれば像ブレ補正機能の動作が行われることを特徴とするカメラシステム。
- 像ブレ検出手段と像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチを有するカメラ本体に、像ブレ検出手段と像ブレ補正光学系と像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチを有する交換レンズを装着した像ブレ防止機能を有するカメラシステムにおいて、少なくともカメラ本体側の像ブレ防止機能のオン/オフ切替えスイッチがオンしていれば像ブレ補正機能の動作が行われることを特徴とするカメラシステム。
- 前記像ブレ防止機能の動作は、前記カメラ本体側の像ブレ検出手段の検出出力に基づき制御されることを特徴とする請求項5又は6に記載の像ブレ防止機能を有するカメラシステム。
- 前記像ブレ防止機能の動作は、前記交換レンズ側の像ブレ検出手段の検出出力に基づき制御されることを特徴とする請求項5又は6に記載の像ブレ防止機能を有するカメラシステム。
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