JP2004308983A - 調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガラスを素材とした天板1を下方より保持する。さらにガラスと近似した表面処理を施す、あるいは接着部材を設けることにより、信頼性、生産性を高めると共に仮にガラスが割れた場合でも鍋等が転倒しないように天板の下方より全体を保持し、ガラスの飛散を防ぐので、大きな荷重が加わったり、衝撃が加わったりした場合でも、機械的強度と、安全性を確保することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はガラスを素材とする天板を用いた調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のガラスを素材とした天板は、結晶化ガラスあるいは強化ガラスを板金成形され更にホーロー等の表面処理を施された天板枠に耐熱性に優れたシリコン接着剤等で固定され、ガラス面には天板上の鍋等を加熱するバーナ等を設置する為に貫通口が設けられている。また貫通口周囲上面には鍋等を搭載するゴトクがガラス面上に直接搭載されており、その貫通穴の端面には天板上に滴下した煮汁等の浸入を防止すると共に、強度の弱いガラス端面部を保護する目的で、金属製のガスケットを貫通穴端面部に装着し、リング状の部材で押え込み固定する構成が一般的に採用されている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−206713号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来のような構成ではガラスを素材とした天板に単に貫通口設けでいるだけのため、貫通口の上面に搭載したゴトク、あるいは天板面に直接大きい荷重が掛かった場合ガラス面が変形し、限度を超えるとガラスが割れる。あるいは限界以下であっても貫通口端面付近にキズ等があれば割れにつながり易くなる。また衝撃的な力には更に弱く、天板が割れた場合にはゴトク上の鍋等が転倒し危険な状態に至る。
【0005】
また、強化ガラスを用いた場合には、ガラスが割れた場合ガラスが飛散し危険である。
【0006】
あるいはガラスの印刷バラツキにより印刷不足になった場合、印刷不足部部より機器内部が透けて見える等の課題を有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、ガラスを素材とし複数個の貫通穴を設けた天板と、前記天板の周囲に接着固定された天板枠と、前記貫通穴の内側に天板上の調理物を加熱調理するヒーターを有する調理器において、前記天板の下方にその一部が前記天板枠と締結され前記天板を下方より支えるガラス受けを設ける。
【0008】
前記天板を下方より覆い前記天板を下方より支えるガラス受けと、その一部が本体に締結あるいは搭載され、前記ガラス受けを下方より支持する支持部材を設ける。
【0009】
前記天板全体を下方より覆い、その天板面側に前記天板の色と近似した表面処理を施したガラス受けを設ける。
【0010】
前記天板全体を下方より覆うと共に、その底面の所定の位置に複数個の穴を設けたガラス受けを設ける。
【0011】
前記天板全体を下方より覆い、その天板面側に接着性を有する接着部材を設けたガラス受けを設ける。
【0012】
この発明によれば、天板上に大きな荷重加わる、あるいは衝撃が加わった場合でもガラスが割れ難く、最悪割れに至った場合でも、ガラスが飛散せず、しかもゴトク上の鍋等が転倒しない安全な天板構成を得る事ができる。
【0013】
ガラスの印刷不良による部品の歩留まりを向上する事ができる。
【0014】
【発明の実施形態】
本発明の請求項1の発明は、天板枠と締結されたガラス受けによりガラスを素材とした天板を天板枠とガラス受けにより挟み込む構成を取ることにより、天板を下方より支えると共に、天板とガラス受けとの寸法バラツキを抑え、確実に天板を保持する事ができる。
【0015】
本発明の請求項2の発明は、天板枠付近と比較し支持強度が低下しやすいガラス受けの中央部、あるいは貫通孔付近の下方に支持部材を設けることにより、天板面全体に安定した支持強度を確保する事ができる。
【0016】
本発明の請求項3の発明は、ガラス受けの天板面側に天板のガラス色と近似した塗装を施すことにより、ガラスの印刷時にピンホール等の印刷不良が発生しても、ガラスの色とガラス受けの色が近似しているため、ガラスが透けて内部が見える事を判り難くすることができる。よって、ガラス印刷不良の歩留まりを向上することによる生産性の向上を高めることができる。
【0017】
本発明の請求項4の発明はガラス受け底面の所定の位置に穴を設けることにより天板とガラス受けの隙間に浸入した水分等が前期隙間に留まる事無く、所定の箇所より排出する事ができる。よって、調理物の煮汁等が機器内部に浸入した場合でも影響を受けにくい場所に導くことにより機器へのダメージを抑える事ができる。
【0018】
本発明の請求項5の発明は、ガラス受けと天板との間に接着性を有する接着部材を設ける事により、ガラスを素材とする天板が割れた場合でも接着部材と天板が接着しているため、ガラスの飛散を抑える事が出来る。よって、異常な使用によりガラスの破損が発生した場合でも安全性を向上することができる。
【0019】
【実施例】
以下本発明の一実施例について、図面を参照し説明する。図1は本発明のガラスを素材とした天板構成を有するガス調理器の略断面図である。ガラスを素材とした天板1(以下天板と記す)は、プレス成形され更に撥水性を有する表面処理が施された天板枠2に耐熱性、対薬品性に優れたシリコン接着剤12でその全周を接着固定されている。天板1には貫通穴13が設けられており、貫通穴13の内側にはコンロバーナ4が設けられており、ゴトク3に搭載された鍋5等を加熱する。天板1に用いられるガラスの素材は一般的に結晶化ガラスあるいは強化ガラスであるが、結晶化ガラスは機械的強度が弱く、更に貫通穴13を設けているため、大きい加重が加わった場合その端部から亀裂が入り割れに至る可能性が大きい。
【0020】
その為、本発明では天板1の下方にガラス受け6を設け、天板1に加わる加重による変形を抑える構成となっている。しかしガラス受け6は天板枠2とシリコン接着剤12により接着固定されている付近の強度と比較し貫通穴13付近、あるいは中央付近の強度は低下するため、大きい加重が加わった場合変形量が大きくなり、ガラスの割れに至りやすい。そこで支持部材11により強度の弱い箇所を下方より支える構成を設けている。
【0021】
またガラス受け6の天板1面側に、天板1のガラス印刷色に近似した色の表面処理10を施すことにより、天板1のガラス印刷バラツキによるピンホール等が発生しても、ガラス受け6にガラスと近似した色を施す事により、ピンホールが判り難くする事がで、ガラスの歩留まりを向上することが出来る。
【0022】
またガラス受け6の底面の所定位置に穴8を設けることにより、加熱された鍋5より滴下した煮汁15が天板1とガラス受け6の隙間に浸入しても、煮汁がその隙間に留まる事無く、所定の箇所より排出する事ができる。
【0023】
またガラス受け6と天板1との間に接着性を有する接着部材14を設ける事により、ガラスを素材とする天板が割れた場合で接着部材14と天板1のガラス部が部分的に接着している為、ガラスが飛散を防ぐ事ができる。
【0024】
図2は天板枠2と天板1の接着部とオサエ金具部の要部断面図であり、天板枠2の外部表面にはフッ素塗装等の撥水性の表面処理16が施されており、汚染物15と天板1のガラス面の接触角aと撥水処理された天板枠2の表面と汚染物15との接触角bの差により、煮汁15等を天板1側に留まらせる事ができる。一般的な表面処理の水との接触角は、ホーロー加工で10〜20度、フッソ、シリコン塗装では90度以上である。
【0025】
またフッソ、シリコン塗装を用いる事により、ホーローと比較し色の選択を増やす事ができる。
【0026】
同様にオサエ金具7にもフッ素塗装等の撥水性を有する表面処理16を施す事により、汚染物15と天板1のガラス面の接触角と撥水処理16されたおオサエ金具7の表面と汚染物15との接触角差により、煮汁15等を天板1側に留まらせる事ができる。
【0027】
また天板1とオサエ金具7の間にフッ素ゴム、あるいはシリコンゴム等の撥水性と耐熱性を有する素材からなるスペーサーを設ける事によりさらに煮汁等の器具内への浸入を防止する効果を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ガラス素材の天板の静荷重的、衝撃荷重的な強度信頼性を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における調理器のガラスを素材とした天板の略断面図
【図2】同調理器の天板枠と天板の接着部とオサエ金具部の要部略断面図
【符号の説明】
1 天板
2 天板枠
4 コンロバーナ
6 ガラス受け
13 貫通穴
Claims (5)
- ガラスを素材とし複数個の貫通穴を設けた天板(以下天板と記す)と、前記天板の周囲に接着固定された天板枠と、前記貫通穴の内側に天板上に載置された調理物を加熱調理するバーナ部を有する調理器において、前記天板の下方にその一部が前記天板枠と締結され前記天板を下方より支えるガラス受けを有する調理器。
- ガラスを素材とし複数個の貫通穴を設けた天板(以下天板と記す)と、前記天板の周囲に接着固定された天板枠と、前記貫通穴の内側に天板上に載置された調理物を加熱調理するバーナ部を有する調理器において、前記天板を下方より覆い前記天板を下方より支えるガラス受けと、その一部が本体に締結あるいは搭載され、前記ガラス受けを下方より支持する支持部材を有する調理器。
- ガラスを素材とし複数個の貫通穴を設けた天板(以下天板と記す)と、前記天板の周囲に接着固定された天板枠と、前記貫通穴の内側に天板上に載置された調理物を加熱調理するバーナ部を有する調理器において、前記天板全体を下方より覆い、その天板面側に前記天板の色と近似した表面処理を施したガラス受けを有する調理器。
- ガラスを素材とし複数個の貫通穴を設けた天板(以下天板と記す)と、前記天板の周囲に接着固定された天板枠と、前記貫通穴の内側に天板上に載置された調理物を加熱調理するバーナ部を有する調理器において、前記天板全体を下方より覆うと共に、その底面の所定の位置に複数個の穴を設けたガラス受けを有する調理器。
- ガラスを素材とし複数個の貫通穴を設けた天板(以下天板と記す)と、前記天板の周囲に接着固定された天板枠と、前記貫通穴の内側に天板上に載置された調理物を加熱調理するバーナ部を有する調理器において、前記天板全体を下方より覆い、その天板面側に接着性を有する接着部材を設けたガラス受けを有する調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003101259A JP2004308983A (ja) | 2003-04-04 | 2003-04-04 | 調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003101259A JP2004308983A (ja) | 2003-04-04 | 2003-04-04 | 調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004308983A true JP2004308983A (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=33465113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003101259A Pending JP2004308983A (ja) | 2003-04-04 | 2003-04-04 | 調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004308983A (ja) |
-
2003
- 2003-04-04 JP JP2003101259A patent/JP2004308983A/ja active Pending
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