JP3133092U - 五徳補助具により汁受け皿を無くしたガスコンロ - Google Patents
五徳補助具により汁受け皿を無くしたガスコンロ Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ガスコンロにおいて煮こぼれ等を生ずると、汁受け皿、バーナー等を取外しての清掃が必要となるが、この頬らわしさを解消する。
【解決手段】煮こぼれ汁は鍋等の底部に接触した上部ガイドリング1により遮ぎられ下方へ落下する。しかし、煮こぼれ汁等が多量の場合などは、トッププレート上で飛沫となり、飛び散る事が考えられる。この飛沫等を下部ガイドリング2で防ぎ、バーナーへの煮こぼれ汁の影響を防ぐ事である。この場合、煮こぼれ汁がトッププレートに停まらずバーナー周辺への侵入を防ぐために、トッププレートのバーナー周辺4を10mm程度高くする。こうする事で煮こぼれ汁は五徳を取外して、トッププレート上を拭くだけで清掃完了と大いに手間を省ける事となる。
【選択図】図−2
【解決手段】煮こぼれ汁は鍋等の底部に接触した上部ガイドリング1により遮ぎられ下方へ落下する。しかし、煮こぼれ汁等が多量の場合などは、トッププレート上で飛沫となり、飛び散る事が考えられる。この飛沫等を下部ガイドリング2で防ぎ、バーナーへの煮こぼれ汁の影響を防ぐ事である。この場合、煮こぼれ汁がトッププレートに停まらずバーナー周辺への侵入を防ぐために、トッププレートのバーナー周辺4を10mm程度高くする。こうする事で煮こぼれ汁は五徳を取外して、トッププレート上を拭くだけで清掃完了と大いに手間を省ける事となる。
【選択図】図−2
Description
本考案はガスコンロにおける煮こぼれ対策としての五徳用補助具と汁受け皿等に関する。
既存のガスコンロでは、煮こぼれ対策として、汁受け皿が付帯している。また、最近では、汁受け皿を無くしてバーナーとトッププレートの間にパッキンを使用したものもあるが、煮こぼれ汁のバーナーへの影響までは回避できていない。
すなわち、煮こぼれ汁等は回避しようが無いが、既存のものは溢れ出た煮汁等は一亘汁受け皿に溜め、バーナーも煮汁等を被ったものは取外して清掃を余儀なくされているのが現状である。
そこで、中心部バーナーへの煮こぼれ汁の侵入、更に汁受け皿の取外し等の煩らわしさを解消することを課題とする。
そこで、中心部バーナーへの煮こぼれ汁の侵入、更に汁受け皿の取外し等の煩らわしさを解消することを課題とする。
煮こぼれ汁のコンロ中心部への侵入を防ぐ為に、五徳爪の上、下にガイドリングを設けた。上部ガイドリング(図−2)1、は、上部鍋等の底部に接触しており、上部から溢れ出た煮汁等は、このリングに接触して、すべて直下へこぼれ落ちる。しかし煮汁等が多量な場合などは、落ちて飛抹となって周辺部へ拡がるが、この中心部へのものを下部ガイドリング(図−2)2で防ぎ中心部バーナー等への影響を無くす事を可能とした。なお、燃焼廃ガスは、下部ガイドリング上部と上部ガイドリングの下部隙間を経て排出される。
この煮こぼれ汁のバーナー中心部への侵入は上・下ガイドリングで防げたものゝ煮こぼれ汁等が多量の場合は、バーナー外周とトッププレートの隙間に侵入する事が予測されるので、バーナー外周のトッププレート(図2−1)4を10mm程度高くする必要がある。
なお、上部ガイドリングは、リング上部が鍋等の底部に接触している事が必要な事から、鍋等の大きさに合わせて、大・小程度の大きさのものが必要と考えられる。
本考案のガイドリングの取付けにより、煮こぼれ汁等の中心部バーナーへの侵入が防止できることにより、バーナーは常に清潔・正常に保たれる。更に煮こぼれ汁等は、五徳を外して、サッと拭くだけで良く、これまでの様に汁受け皿を取外して、清掃・組付け等の手間も不要となり、ガスコンロを常に清潔に保たれることから、ガスコンロの寿命の延伸にも寄与できるものと考えられる。また、廃ガスは、上部ガイドリングで一亘遮ぎられ、此処で、渦流となり、些かとはいえ熱効率の向上も考慮される。
また、本考案の特徴は、ガイドリングの取付け、取外しが簡単な事だ。従がって、中華鍋や、フライパン等で広範囲に加熱が必要な際は、上部ガイドリングを取外して使用すれば、既存のコンロと同様に使用可能な事などである。上部ガイドリングは、五徳爪に切込みを入れて落とし込んでいるだけのものだ。更に、既存のガスコンロの五徳を上部ガイドリングを取付けた五徳と交換する事により、中心部バーナーへの煮こぼれ汁の影響を排除できる事により、ガスの燃焼は常に正常に保たれる事になる。
本考案は、ガスコンロの五徳爪の上・下にガイドリングを配列し中心部バーナーへ煮こぼれ汁等の直接の侵入を防ぐためのものである。上部ガイドリング(図−2)1は、五徳爪の上部へ切込みを入れ、落し込んだ丈のものである。たゞし上部ガイドリングの上端は、鍋等の底部に接触する必要があるため、リング高さに合わせた切込み深さが必要である。なお、五徳爪の本数は関係無いものゝ、4〜6本程度とし、少ない方が取外し等も簡単となる。また、下部ガイドリングは同じく五徳爪の先端下部で押さえて固定させている。
上・下ガイドリングの高さは、コンロのトッププレート上端と五徳爪の高さのそれぞれ2分の1とする。また、下部ガイドリングの上端は、外側に少し反らした形状とする。上・下部ガイドリングの円周方向における間隔は、20〜30mm程度とする。
ガイドリングの部材は、厚みは数ミリも有れば良く、適度な耐熱性と強度を有し、歪等の少ない靱性部材が望ましいと考えられる。また、上部ガイドリングの上端は、上に乗せる鍋等の底部に接触している事が要求される事から、耐熱性の柔軟材が装着可能となれば、鍋底等が多少凹凸のものでも、本来の目的を達成する事が可能である。また、五徳爪の切込みと上部ガイドリングの間に弾性材の挿入も効果的であろう。
本考案に関連して、五徳の固定方法、煮こぼれ汁等の収容法等が考えられるが、本考案とは、直接的な関わりではなく省くものとします。
現状では無いものと思われる。
本考案が実用化されるとなれば、全国の家庭等で使用されているガスコンロが対象となる事から、企業化は充分に可能と考えられる。
1. 上部ガイドリング
2. 下部ガイドリング
3. 五徳爪
4. トッププレートのバーナー外周
5. 五徳本体(台座)
6. ガスコンロのトッププレート
7. 前面覗き窓
8. 弾性材の挿入部
2. 下部ガイドリング
3. 五徳爪
4. トッププレートのバーナー外周
5. 五徳本体(台座)
6. ガスコンロのトッププレート
7. 前面覗き窓
8. 弾性材の挿入部
本考案は、ガスコンロにおける煮こぼれ対策としての五徳補助具と汁受け皿等に関する。
既存のガスコンロでは煮こぼれ対策として、バーナー外周へ汁受け皿を設けている。また、最近では、汁受け皿を無くして、バーナーとトッププレートの間にパッキンを使用したものもあるが、煮こぼれ汁のバーナーへの影響までは、回避できていない。
すなわち、煮こぼれ汁等は回避しようが無いが、既存のガスコンロは溢れ出た煮汁等は汁受け皿に溜め、バーナーも煮汁等を被ったものは取外して清掃を余儀なくされているのが現状である。そこで本考案は中心部バーナーへの煮こぼれ汁の侵入更に汁受け皿の取外し等の煩らわしさを解消することを課題とする。
鍋等からの煮こぼれ汁のコンロ中心部への侵入を防ぐために、五徳爪の上・下にガイドリングを設けた。上部ガイドリング(図−2)1は鍋等の底部に接触しており、上部から溢れ出た煮汁等は、このリングに沿って、すべて直下へこぼれ落ちる。しかし煮汁等が多量な場合は飛沫となって拡がるが、この中心部へのものを下部ガイドリング(図−2)2で防ぎ、中心部バーナー等への影響を無くする事を可能とした。なお、燃焼廃ガスは、下部・上部のガイドリングの隙間を経て排出される。
この煮こぼれ汁のバーナー中心部への侵入は上・下ガイドリングで防げるが、煮こぼれ汁等が、多量の場合は、バーナー外周とトッププレートの隙間に侵入する事が予測されるので、バーナー外周のトッププレート(図−2)4、をトッププレートより10ミリ程度高くする必要がある。
なお上部ガイドリングは、リング上部が鍋等の底部に接触している事が必要であり、鍋等の大きさに合わせて、大・小と2種類程度のものが必要と考えられる。
本考案のガイドリングの取付けにより、煮こぼれ汁等の中心部バーナーへの影響を抑止できる事により、バーナーは常に清潔・正常に保たれる。更に煮こぼれ汁等は、五徳を外して、トッププレート上をサッと拭くだけで良く、これ迄の様な汁受け皿の取外し取付けの手間も省け、ガスコンロは常に清潔に保てる事から寿命の延伸にも寄与できるものと考えられる。
また本考案の特徴は、ガイドリングの取付け、取外しが簡単な事だ、従がって、中華鍋やフライパン等で広範囲に加熱が必要な場合は、上部ガイドリングを取外して使用すれば、既存のものと同等の加熱効果が可能となる。
本考案は、煮こぼれ汁等の中心部バーナー部への侵入を防ぐため、五徳爪の上・下にガイドリングを設ける事を特徴とする。
上部ガイドリング(図−2)1、は五徳爪の上部へ切込みを入れ落し込んだ丈のものである。たゞし上部ガイドリングの上端は鍋等の底部に接触させる必要があるため、五徳爪のガイドリングが落ち込む箇所(図−2)8へ弾性材を挿着して、通常時はガイドリングが五徳爪より5ミリ程度高くなる様にし、使用時に鍋等の重量により落着くようにする。
下部ガイドリングは五徳爪の中心部先端下部で押さえ固定させている。
上部ガイドリング(図−2)1、は五徳爪の上部へ切込みを入れ落し込んだ丈のものである。たゞし上部ガイドリングの上端は鍋等の底部に接触させる必要があるため、五徳爪のガイドリングが落ち込む箇所(図−2)8へ弾性材を挿着して、通常時はガイドリングが五徳爪より5ミリ程度高くなる様にし、使用時に鍋等の重量により落着くようにする。
下部ガイドリングは五徳爪の中心部先端下部で押さえ固定させている。
上・下ガイドリングの高さは、コンロのトップレート上端と五徳爪の上端までの高さのそれぞれ2分の1とする。また下部ガイドリングの上端は外側に反らした形状とする。上・下部ガイドリングの円周方向における間隔は20〜30ミリ程度とする。
ガイドリングの部材は耐熱性鋼で適度の強度と靭性を有する歪みの少ないものが最適と考えられる。
現状では、本タイプのガスコンロは製造はされていない。
本考案が実用化されるとなれば、全国の家庭で使用されているガスコンロが対象となる事から、産業上の利用可能性を有する。
▲1▼:上部ガイドリング
▲2▼:下部ガイドリング
▲3▼:五徳爪
▲4▼:トッププレートのバーナー外周
▲5▼:五徳本体(台座)
▲6▼:ガスコンロのトッププレート
▲7▼:前面覗き窓
▲8▼:弾性材の挿着部
▲2▼:下部ガイドリング
▲3▼:五徳爪
▲4▼:トッププレートのバーナー外周
▲5▼:五徳本体(台座)
▲6▼:ガスコンロのトッププレート
▲7▼:前面覗き窓
▲8▼:弾性材の挿着部
Claims (3)
- ガスコンロの五徳爪に上部外周及び下部内周にガイドリングを設け、煮こぼれ汁等の中心部への侵入を防ぎ、汁受け皿を無くしたガスコンロ.
- ガイドリングによって、煮こぼれ汁等の中心部への侵入は防げるが煮こぼれ汁等が多量の場合は、トッププレート上の煮こぼれ汁等がバーナー回りへ侵入する事を防ぐため、バーナー回りのトッププレートを10mm程度高くした。
- 本考案の上部ガイドリングを既設ガスコンロと同型の五徳爪に取付ければ、五徳の取替えのみで、バーナー中心部への煮こぼれ汁の影響は防止可能となる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007603U JP3133092U (ja) | 2006-08-09 | 2006-08-09 | 五徳補助具により汁受け皿を無くしたガスコンロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006007603U JP3133092U (ja) | 2006-08-09 | 2006-08-09 | 五徳補助具により汁受け皿を無くしたガスコンロ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3133092U true JP3133092U (ja) | 2007-07-05 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006007603U Expired - Fee Related JP3133092U (ja) | 2006-08-09 | 2006-08-09 | 五徳補助具により汁受け皿を無くしたガスコンロ |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3133092U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014095520A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Maruzen Co Ltd | ガスコンロ |
JP2016156548A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | 株式会社ハーマン | コンロバーナと天板部との間のシール構造 |
-
2006
- 2006-08-09 JP JP2006007603U patent/JP3133092U/ja not_active Expired - Fee Related
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