JP2004308541A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

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Akira Akabane
明 赤羽根
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Abstract

【課題】電磁式燃料噴射弁において,圧入部材及び被圧入部材間で発生した切粉を両部材間に封じ込めるようにして,溶接に頼ることなく,両部材間の圧入結合力の強化を図る。
【解決手段】圧入部材3を被圧入部材4の内周面4fに圧入して組み立てられるものであって,圧入部材3の外周には,その圧入方向先端側からテーパ状の誘導面S,同軸調整面S及び圧入面Sとを順次形成した電磁式燃料噴射弁において,同軸誘導面S及び圧入面S間に,圧入面Sの被圧入部材4の内周面4fへの圧入時に発生する切粉Kを封じ込める環状溝Sを設けた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,主として内燃機関の燃料供給系に使用される電磁式燃料噴射弁に関し,特に,圧入部材を被圧入部材の内周面に圧入して組み立てられるものであって,圧入部材の外周には,その圧入方向先端側から,圧入部材の被圧入部材への挿入を誘導するテーパ状の誘導面と,この誘導面の大径部に同軸に連なっていて被圧入部材の内周面に適合する同軸調整面と,この同軸誘導面より大径で被圧入部材の内周面に圧入される圧入面とを順次形成した,電磁式燃料噴射弁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
かゝる電磁式燃料噴射弁は,例えば特許文献1に開示されるように,既に知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−89400号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,電磁式燃料噴射弁では,圧入部材を被圧入部材に圧入したとき切粉が発生すると,その切粉が燃料通路の狭隘部の詰まり等の故障の原因となるので,従来のものでは,そのような切粉が発生しないように,圧入部材の被圧入部材への圧入代を比較的小さく設定していた。このため,両部材間の結合力が充分ではなく,その結合力を補うべく,両部材間に溶接を施していた。しかしながら,圧入後,両部材間を溶接することは面倒であり,コストの低減の妨げとなっていた。
【0005】
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,圧入部材及び被圧入部材間で発生した切粉を両部材間に封じ込めるようにして,溶接に頼ることなく,両部材間の圧入結合力を増強することができる電磁式燃料噴射弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本発明は,圧入部材を被圧入部材の内周面に圧入して組み立てられるものであって,圧入部材の外周には,その圧入方向先端側から,圧入部材の被圧入部材への挿入を誘導するテーパ状の誘導面と,この誘導面の大径部に同軸に連なっていて被圧入部材の内周面に適合する同軸調整面と,この同軸誘導面より大径で被圧入部材の内周面に圧入される圧入面とを順次形成した,電磁式燃料噴射弁において,同軸誘導面及び圧入面間の圧入部材の外周には,圧入面の前記内周面への圧入時に発生した切粉を封じ込める環状溝を設けたことを第1の特徴とする。
【0007】
こゝで,被圧入部材の内周面と圧入部材の同軸調整面との適合とは,両者が殆ど隙間なくスムーズに嵌合する状態をいう。
【0008】
この第1の特徴によれば,圧入部材の圧入面を被圧入部材の内周面に圧入したとき発生した切粉を,圧入部材の圧入面及び同軸調整面間の環状溝に封じ込めることができる。したがって切粉の発生を心配することなく,圧入部材の被圧入部材に対する圧入代を大きく設定して,圧入による両部材の結合強度を充分に高めることができるから両部材間の溶接工程を廃止して,コストの低減を図ることができる。
【0009】
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記圧入面と前記環状溝との接続部を環状溝に向かって縮径するテーパ面もしくは円弧面に形成したことを第2の特徴とする。
【0010】
この第2の特徴によれば,圧入過程では,圧入部材の被圧入部材への圧入の進行に伴ない,上記テーパ面もしくは円弧面が先ず被圧入部材の内周面を押圧しつゝ滑ることになるため,切粉の発生を極力防ぐことができる。
【0011】
さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加えて,可動コア及び弁体からなる弁組立体を収容する弁ハウジングを構成する弁座部材及び磁性筒体が前記圧入部材及び被圧入部材にそれぞれ対応し,この弁座部材の外周に形成された誘導面,同軸調整面,環状溝及び圧入面を磁性筒体の内周面に挿入,適合及び圧入して,これら弁座部材及び磁性筒体を互いに液密に結合したことを第3の特徴とする。
【0012】
この第3の特徴によれば,圧入に伴なう切粉の発生を心配することなく弁座部材の磁性筒体に対する圧入代を大きく設定して,圧入による弁座部材及び磁性筒体の結合強度を充分に高めることができ,同時に両者間の液密を確保することができる。これにより弁座部材及び磁性筒体間の溶接工程及びシール手段を廃止して,コストの低減を図ることができる。
【0013】
さらにまた本発明は,第1又は第2の特徴に加えて,弁組立体の可動コアを吸引する固定コアと,弁組立体を収容する弁ハウジングに連なる非磁性筒体とが前記圧入部材及び被圧入部材にそれぞれ対応し,この固定コアの外周に形成された誘導面,同軸調整面,環状溝及び圧入面を非磁性筒体の内周面に挿入,適合及び圧入して,これら固定コア及び非磁性筒体を互いに液密に結合したことを第4の特徴とする。
【0014】
この第4の特徴によれば,圧入に伴なう切粉の発生を心配することなく固定コアの非磁性筒体に対する圧入代を大きく設定して,圧入による固定コア及び非磁性筒体の結合強度を充分に高めることができ,同時に両者間の液密を確保することができ,これにより弁座部材及び磁性筒体間の溶接工程及びシール手段を廃止して,コストの低減を図ることができる。
【0015】
さらにまた本発明は,第1又は第2の特徴に加えて,弁組立体の可動コアを吸引する中空の固定コアと,弁組立体を閉弁方向に付勢する弁ばねの固定端を支承すべく固定コアの中空部に配設されるリテーナパイプとが前記被圧入部材及び圧入部材にそれぞれ対応し,このリテーナパイプの外周に形成した誘導面,同軸調整面,環状溝及び圧入面を固定コアの中空部内周面に挿入,適合及び圧入すると共に,この圧入深さを調節することにより弁ばねのセット荷重を調整したことを第5の特徴とする。
【0016】
この第5の特徴によれば,リテーナパイプの固定コア中空部への圧入深さの調節により弁ばねのセット荷重を調整することで,その調整後は,リテーナパイプを固定コアに固定するカシメ工程を必要とせず,コストの低減に寄与することができ,また構造上でもカシメ部を要しない分,電磁式燃料噴射弁の短縮化を図ることができる。しかも圧入に伴なう切粉の発生を心配することなくリテーナパイプの固定コア中空部に対する圧入代を大きく設定して,圧入によるリテーナパイプ及び固定コアの結合強度を充分に高めることができ,弁ばねのセット荷重の変化を防ぐことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0018】
図1は本発明に係る電磁式燃料噴射弁の縦断面図,図2は図1の2部拡大図,図3は図1の3部拡大図,図4は図1の4部拡大図である。
【0019】
先ず,図1において,電磁式燃料噴射弁Iの弁ハウジング2は,前端に弁座8を有する円筒状の弁座部材3と,この弁座部材3の後端部に同軸に圧入される磁性筒体4と,この磁性筒体4の後端に同軸に結合される非磁性筒体6とで構成される。弁座部材3及び磁性筒体4相互の圧入による結合構造については後で詳述する。
【0020】
磁性筒体4及び非磁性筒体6は,対向端面を突き合わせて全周に亙りレーザビーム溶接により互いに同軸且つ液密に結合される。
【0021】
弁座部材3は,その前端面に開口する弁孔7と,この弁孔7の内端に連なる円錐状の弁座8と,この弁座8の大径部に連なる円筒状のガイド孔9とを備えている。弁座部材3の前端面には,上記弁孔7と連通する複数の燃料噴孔11を有する鋼板製のインジェクタプレート10が液密に全周溶接される。
【0022】
非磁性筒体6の内周面には,その後端側から中空円筒状の固定コア5が液密に圧入固定される。この圧入構造についても後で詳述する。
【0023】
非磁性筒体6の前端部には,固定コア5と嵌合しない部分が残され,その部分から弁座部材3に至る弁ハウジング2内に弁組立体Vが収容される。
【0024】
弁組立体Vは,前記弁座8と協働して弁孔7を開閉する半球状の弁部16及びそれを支持する弁杆部17からなる弁体18と,弁杆部17に連結され,磁性筒体4から非磁性筒体6に跨がって,それらに挿入されて固定コア5に同軸で対置される可動コア12とからなっている。弁杆部17は,前記ガイド孔9より小径に形成されており,その外周には,半径方向外方に突出して,前記ガイド孔9の内周面に摺動可能に支承される前後一対のジャーナル部17a,17aが一体に形成される。その際,両ジャーナル部17a,17aは,両者の軸方向間隔を極力あけて配置される。
【0025】
弁組立体Vには,可動コア12の後端面から始まり半球状弁部16の球面中心Oを超えて行き止まりとなる縦孔19と,この縦孔19を,可動コア12外周面に連通する複数の第1横孔20aと,同縦孔19を両ジャーナル部17a,17a間の弁杆部17外周面に連通する複数の第2横孔20bと,同縦孔19を前側のジャーナル部17aより弁部18寄りで弁杆部17外周に連通する複数の第3横孔20cとが設けられる。その際,第3横孔20cは弁部18の球面中心Oよりも前寄りに配置されることが望ましく,また前側のジャーナル部17aは,弁部16の球面中心Oに極力近接して配置することが望ましい。
【0026】
縦孔19の途中には,固定コア5側を向いた環状のばね座24が形成されている。
【0027】
固定コア5は,可動コア12の縦孔19と連通する中空部を有し,この中空部に内部が連続する燃料入口筒26が固定コア5の後端に一体に連設され,この燃料入口筒26に燃料フィルタ27が装着される。
【0028】
固定コア5の中空部にはリテーナパイプ23が圧入され,その際,このリテーナパイプ23と前記ばね座24との間に可動コア12を弁体18の閉弁側に付勢する弁ばね22が縮設される。そして,リテーナパイプ23の固定コア5への圧入深さを調節することにより,弁ばね22のセット荷重が調整される。上記リテーナパイプ23の固定コア5の中空部への圧入構造についても後で詳述する。
【0029】
弁組立体Vにおいて,可動コア12には,固定コア5の吸引面5aと対向する吸引面12aに嵌合凹部13が形成され,この嵌合凹部13に,前記弁ばね22を囲繞するカラー状のストッパ要素14が圧入により固定され,又は嵌合後,溶接もしくはカシメにより固定される。ストッパ要素14は非磁性材料で構成される。
【0030】
上記ストッパ要素14は可動コア12の吸引面12aから突出していて,通常,弁体18の開弁ストロークに相当する間隙sを存して固定コア5の吸引面5aと対置される。ストッパ要素14の吸引面12aから突出量gは,コイル30の励磁により可動コア12が固定コア5に吸引されて,可動コア12のストッパ要素14が固定コア5の吸引面5aに当接したとき,両コア5,12の吸引面5a,12a間に形成されるエアギャップに相当する。
【0031】
弁ハウジング2の外周には,固定コア5及び可動コア12に対応してコイル組立体28が嵌装される。このコイル組立体28は,磁性筒体4の後端部から非磁性筒体6全体にかけてそれらの外周面に嵌合するボビン29と,これに巻装されるコイル30とからなっており,このコイル組立体28を囲繞する円筒状のコイルハウジング31の前端が磁性筒体4の外周面に圧入後,溶接される。
【0032】
コイルハウジング31には,その後端側に開口する軸方向の切欠き部31aが形成されている。
【0033】
固定コア5の後端には,その外周からフランジ状に突出する円板状のヨーク5bが一体に形成され,このヨーク5aは,上記コイルハウジング31後端部の内周面に圧入され,その後,必要に応じて溶接される。
【0034】
以上において,弁ハウジング2,固定コア5,ヨーク5a,燃料入口筒26及びコイルハウジング31によって弁ボディ1が構成される。この弁ボディ1の外周には,弁座部材3及び磁性筒体4の前端部と,燃料入口筒26の拡径部26bの後端部とを残して,その外周を覆う被覆体32と,この被覆体32の外周から突出するカプラ34とが合成樹脂により射出成形,即ちモールド成形される。その成形の際,溶融状態の合成樹脂がカプラ34の成形部からコイルハウジング31の切欠き部31aを通してコイルハウジング31内にスムーズに充填されるように,カプラ34及び切欠き部31aは互いに対向するように配置されている。そしてコイルハウジング31に充填される合成樹脂によってコイル30が埋封され,またコイル30に接続される接続端子33の先端部は,カプラ34内に配置される。
【0035】
而して,コイル30を通電により励磁すると,それにより生ずる磁束が固定コア5,コイルハウジング31,磁性筒体4及び可動コア12を順次走り,その磁力により弁組立体Vの可動コア12が弁ばね22のセット荷重に抗して固定コア5に吸引され,弁体18が弁座8から離座するので,弁孔7が開放され,弁座部材3内の高圧燃料が弁孔7を出て,燃料噴孔11から図示しないエンジンの吸気ポートに向けて噴射される。
【0036】
このとき,弁組立体Vの可動コア12に嵌合固定されたストッパ要素14が固定コア5の吸引面5aに当接することにより,弁体18の開弁限界が規定され,可動コア12の吸引面12aは,エアギャップgを存して固定コア5の吸引面5aと対向し,固定コア5との直接接触が回避される。したがって,ストッパ要素14が非磁性であることゝ相俟って,コイル30の消磁時には,両コア5,12間の残留磁気は速やかに消失して,弁体18の閉弁応答性を高めることができる。
【0037】
弁組立体Vは,その開閉動作中,弁杆部17上の前後一対のジャーナル部17a,17aが弁座部材3の内周面に摺動することにより,常に倒れのない適正な姿勢に保持されるので,燃料噴射特性の安定化を図ることができる。
【0038】
また弁組立体Vの外周面には,縦孔19に連通する第1〜第3横孔20a〜20cが開口しているから,縦孔19の流入した燃料は,第1〜第3横孔20a〜20cを通して,ジャーナル部17a,17aの摺動面,並びに可動コア12及び磁性筒体4間の間隙に供給され,ジャーナル部17a,17aのの摺動面の潤滑は勿論,可動コア12及び磁性筒体4の冷却を効果的に行うことができ,弁組立体Vの応答性及び耐摩耗性の向上を図ることができる。
【0039】
また可動コア12を横切る第2横孔20bは,コイル30の励,消磁時,可動コア12に渦電流が生ずることを抑え,渦電流に起因する可動コア12の加熱を防ぐことができる。
【0040】
さらに半球状の弁部16の球面近くまで延びる深い縦孔19は,第1〜第3横孔20a〜20cと共に,燃料通路の役目を果す他に,弁組立体Vの贅肉を除去する役目をも果たし,弁組立体Vの軽量化,延いては応答性の向上に寄与する。
【0041】
さて,図2により,前記弁座部材3及び磁性筒体4相互の圧入による結合構造について説明する。
【0042】
弁座部材3は,その外周面から環状肩部3bを存して磁性筒体4側に突出する連結筒部3aを後端部に有しており,この連結筒部3aの外周には,その圧入方向先端側から,連結筒部3aの磁性筒体4への挿入を誘導するテーパ状の誘導面Sと,この誘導面Sの大径部に同軸に連なっていて磁性筒体4の内周面4fに適合する同軸調整面Sと,この同軸誘導面Sに環状溝Sを介して同軸に連なり,同軸調整面Sより大径で磁性筒体4の内周面4fに圧入される圧入面Sとが順次形成される。また圧入面S及び環状溝S間の接続部は,環状溝Sに向かって縮径するテーパ面tもしくは円弧面が形成される。前記環状溝Sは,圧入面Sの磁性筒体4への圧入時に発生した切粉Kを受容するに足る容積を有する。
【0043】
而して,連結筒部3aを磁性筒体4の内周面4fに挿入すれば,最初にテーパ状の誘導面Sが磁性筒体4内に進入して,同軸調整面Sを磁性筒体4の内周面4fとの適合状態に誘導し,次いで同軸調整面Sが上記内周面4fとの適合により圧入面Sを上記内周面4fとの同軸状態に保持する。そこで弁座部材3に圧入荷重を加えれば,圧入面Sは,上記内周面4fに同軸状態を保ちつゝ圧入され,弁座部材3の環状肩部3bが磁性筒体4の端面に当接することにより圧入限界が規定される。この間の圧入過程において,圧入面Sの先端部が磁性筒体4の内周面4fを削ることにより切粉Kが発生した場合には,その切粉Kは,同軸調整面S及び圧入面S間の環状溝Sに受容される。しかも同軸調整面Sは磁性筒体4の内周面4fに適合していて,上記切粉Kの通過を阻止するので,結局,切粉Kは環状溝Sに封じ込められることになる。したがって,切粉Kの発生を心配することなく圧入面Sの磁性筒体4に対する圧入代を大きく設定して,圧入による連結筒部3a及び磁性筒体4の結合強度を充分に高めることができ,同時に両者3a,4間の液密を確保することができる。これにより両者3a,4間の溶接工程及びシール手段を廃止して,コストの低減を図ることができる。
【0044】
また上記圧入過程では,圧入面S及び環状溝S間の接続部がテーパ面tもしくは円弧面に形成されているので,圧入面Sの磁性筒体4への圧入の進行に伴ない,このテーパ面tもしくは円弧面が先ず磁性筒体4の内周面を押圧しつゝ滑ることになるため,切粉Kの発生を極力防ぐことができる。
【0045】
次に図3により,固定コア5及び非磁性筒体6相互の圧入による結合構造について説明する。
【0046】
固定コア5の外周には,その圧入方向先端側から,固定コア5の非磁性筒体6への挿入を誘導するテーパ状の誘導面Sと,この誘導面Sの大径部に同軸に連なっていて非磁性筒体6の内周面6fに適合する同軸調整面Sと,この同軸誘導面Sに環状溝Sを介して同軸に連なり,同軸調整面Sより大径で非磁性筒体6の内周面6fに圧入される圧入面Sと,この圧入面Sの後端から半径方向に広がる環状肩部5cとが順次形成される。また圧入面S及び環状溝S間の接続部は,環状溝Sに向かって縮径するテーパ面tもしくは円弧面が形成される。前記環状溝Sは,圧入面Sの非磁性筒体6への圧入時に発生した切粉Kを受容するに足る容積を有する。
【0047】
而して,固定コア5を非磁性筒体6の内周面6fに挿入すれば,最初にテーパ状の誘導面Sが非磁性筒体6内に進入して,同軸調整面Sを非磁性筒体6の内周面6fとの適合状態に誘導し,次いで同軸調整面Sが上記内周面6fとの適合により圧入面Sを上記内周面6fとの同軸状態に保持する。そこで固定コア5に圧入荷重を加えれば,圧入面Sは,上記内周面6fに同軸状態を保つながら圧入され,固定コア5の環状肩部5cが非磁性筒体6の端面に当接することにより圧入限界が規定される。この間の圧入過程において,圧入面Sの先端部が非磁性筒体6の内周面6fを削ることにより切粉Kが発生した場合には,その切粉Kは,同軸調整面S及び圧入面S間の環状溝Sに受容される。しかも同軸調整面Sは非磁性筒体6の内周面6fに適合していて,上記切粉Kの通過を阻止するので,結局,切粉Kは環状溝Sに封じ込められることになる。したがって,切粉Kの発生を心配することなく圧入面Sの非磁性筒体6に対する圧入代を大きく設定して,圧入による固定コア5及び非磁性筒体6の結合強度を充分に高めることができ,同時に両者5,6間の液密を確保することができる。これにより両者5,6間の溶接工程及びシール手段を廃止して,コストの低減を図ることができる。
【0048】
また上記圧入過程では,圧入面S及び環状溝S間の接続部がテーパ面tもしくは円弧面に形成されているので,圧入面Sの非磁性筒体6への圧入の進行に伴ない,このテーパ面tもしくは円弧面が先ず非磁性筒体6の内周面を押圧しつゝ滑ることになるため,切粉Kの発生を極力防ぐことができる。
【0049】
最後に図4により,リテーナパイプ23及び固定コア5相互の圧入による結合構造について説明する。
【0050】
固定コア5の中空部内周面は,リテーナパイプ23の圧入方向前側半部の小径内周面5fと,後側半部の大径内周面5fと,これら小径内周面5f及び大径内周面5f間を繋ぐテーパ面5fとで構成される。
【0051】
一方,リテーナパイプ23の外周には,その圧入方向先端側から,リテーナパイプ23の固定コア5中空部への挿入を誘導するテーパ状の誘導面Sと,この誘導面Sの大径部に同軸に連なっていて前記小径内周面5fに適合する同軸調整面Sと,この同軸調整面Sに環状溝Sを介して同軸に連なり,同軸調整面Sより大径で前記小径内周面5fに圧入される圧入面Sと,この圧入面Sに補助環状溝S′を介して同軸に連なり,補助同軸調整面S′より大径で前記大径内周面5fに適合する補助同軸調整面S′とが順次形成される。圧入面S及び環状溝Sの接続部は,環状溝Sに向かって縮径するテーパ面tもしくは円弧面が形成される。前記環状溝S及び補助環状溝S′は,圧入面Sの小径内周面5fへの圧入時に発生した切粉Kを受容するに足る容積を有する。
【0052】
而して,リテーナパイプ23を固定コア5の中空部に挿入すれば,最初にテーパ状の誘導面Sが固定コア5中空部の小径内周面5fに進入して,同軸調整面Sを上記小径内周面5fとの適合状態に誘導し,次いで同軸調整面Sが小径内周面5fとの適合により圧入面Sを小径内周面5fとの同軸状態に保持する。そこでリテーナパイプ23に圧入荷重を加えれば,圧入面Sは,小径内周面5fに同軸状態を保つながら圧入され,同時に補助同軸調整面S′が固定コア5中空部の大径内周面5fに適合していく。したがって,圧入面Sの前後において,同軸調整面S及び補助同軸調整面S′と小径内周面5f及び大径内周面5fとがそれぞれ適合することにより,圧入面Sと小径内周面5fとの同軸状態が効果的に保持されるので,圧入面Sの圧入深さが深くとも,リテーナパイプ23の傾きを防ぎ,その圧入を適正に行うことができる。そこで,その圧入深さを加減することにより,弁ばね22のセット荷重が調整される。この圧入過程において,圧入面Sの先端部が小径内周面5fを削ることにより切粉Kが発生した場合には,その切粉Kは,同軸調整面S及び圧入面S間の環状溝Sに受容され,また切粉Kが圧入面Sを逆行してきた場合には,それは補助環状溝S′に受容される。しかも同軸調整面S及び補助同軸調整面S′は小径内周面5f及び大径内周面5fにそれぞれ適合していて,切粉Kの通過を阻止するので,結局,切粉Kは環状溝S及び補助環状溝S′に封じ込められることになる。したがって,切粉Kの発生を心配することなく圧入面Sの小径内周面5fに対する圧入代を大きく設定して,圧入によるリテーナパイプ23及び固定コア5の結合強度を充分に高めることができ,弁ばね22のセット荷重の変化を防ぐことができる。
【0053】
またこの圧入過程では,圧入面S及び環状溝S間の接続部がテーパ面tもしくは円弧面に形成されているので,圧入面Sの小径内周面5fへの圧入の進行に伴ない,このテーパ面tもしくは円弧面が先ず小径内周面5fを押圧しつゝ滑ることになるため,切粉Kの発生を極力防ぐことができる。
【0054】
またこのようにリテーナパイプ23の固定コア5中空部への圧入深さを単に加減するのみで弁ばね22のセット荷重を調整し得るから,その調整後,リテーナパイプ23を固定コア5に固定するカシメ工程を必要とせず,コストの低減に寄与することができ,また構造上でもカシメ部を要しない分,電磁式燃料噴射弁Iの短縮化を図ることができ,有利となる。
【0055】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば,圧入部材を被圧入部材の内周面に圧入して組み立てられるものであって,圧入部材の外周には,その圧入方向先端側から,圧入部材の被圧入部材への挿入を誘導するテーパ状の誘導面と,この誘導面の大径部に同軸に連なっていて被圧入部材の内周面に適合する同軸調整面と,この同軸誘導面より大径で被圧入部材の内周面に圧入される圧入面とを順次形成した,電磁式燃料噴射弁において,同軸誘導面及び圧入面間の圧入部材の外周には,圧入面の前記内周面への圧入時に発生した切粉を封じ込める環状溝を設けたので,圧入部材の圧入面を被圧入部材の内周面に圧入したとき発生した切粉を,圧入部材の圧入面及び同軸調整面間の環状溝に封じ込めることができ,したがって切粉の発生を心配することなく,圧入部材の被圧入部材に対する圧入代を大きく設定して,圧入による両部材の結合強度を充分に高めることができるから両部材間の溶接工程を廃止して,コストの低減を図ることができる。
【0057】
また本発明の第2の特徴によれば,第1の特徴に加えて,前記圧入面の,前記環状溝に臨む先端部を環状溝に向かって縮径するテーパ面もしくは円弧面に形成したので,圧入過程では,圧入部材の被圧入部材への圧入の進行に伴ない,上記テーパ面もしくは円弧面が先ず被圧入部材の内周面を押圧しつゝ滑ることで,切粉の発生を極力防ぐことができる。
【0058】
さらに本発明の第3の特徴によれば,第1又は第2の特徴に加えて,可動コア及び弁体からなる弁組立体を収容する弁ハウジングを構成する弁座部材及び磁性筒体が前記圧入部材及び被圧入部材にそれぞれ対応し,この弁座部材の外周に形成された誘導面,同軸調整面,環状溝及び圧入面を磁性筒体の内周面に挿入,適合及び圧入して,これら弁座部材及び磁性筒体を互いに液密に結合したので,圧入に伴なう切粉の発生を心配することなく弁座部材の磁性筒体に対する圧入代を大きく設定して,圧入による弁座部材及び磁性筒体の結合強度を充分に高めることができ,同時に両者間の液密を確保することができ,したがって弁座部材及び磁性筒体間の溶接工程を廃止して,コストの低減を図ることができる。
【0059】
さらにまた本発明の第4の特徴によれば,第1又は第2の特徴に加えて,弁組立体の可動コアを吸引する固定コアと,弁組立体を収容する弁ハウジングに連なる非磁性筒体とが前記圧入部材及び被圧入部材にそれぞれ対応し,この固定コアの外周に形成された誘導面,同軸調整面,環状溝及び圧入面を非磁性筒体の内周面に挿入,適合及び圧入して,これら固定コア及び非磁性筒体を互いに液密に結合したので,圧入に伴なう切粉の発生を心配することなく固定コアの非磁性筒体に対する圧入代を大きく設定して,圧入による固定コア及び非磁性筒体の結合強度を充分に高めることができ,同時に両者間の液密を確保することができ,したがって弁座部材及び磁性筒体間の溶接工程を廃止して,コストの低減を図ることができる。
【0060】
さらにまた本発明の第5の特徴によれば,第1又は第2の特徴に加えて,弁組立体の可動コアを吸引する中空の固定コアと,弁組立体を閉弁方向に付勢する弁ばねの固定端を支承すべく固定コアの中空部に配設されるリテーナパイプとが前記被圧入部材及び圧入部材にそれぞれ対応し,このリテーナパイプの外周に形成した誘導面,同軸調整面,環状溝及び圧入面を固定コアの中空部内周面に挿入,適合及び圧入すると共に,この圧入深さを調節することにより弁ばねのセット荷重を調整したので,リテーナパイプの圧入深さ調節による弁ばねのセット荷重の調整後は,リテーナパイプを固定コアに固定するカシメ工程を必要とせず,コストの低減に寄与することができ,また構造上でもカシメ部を要しない分,電磁式燃料噴射弁の短縮化を図ることができる。しかも圧入に伴なう切粉の発生を心配することなくリテーナパイプの固定コア中空部に対する圧入代を大きく設定して,圧入によるリテーナパイプ及び固定コアの結合強度を充分に高めることができ,弁ばねのセット荷重の変化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁式燃料噴射弁の縦断面図
【図2】図1の2部拡大図
【図3】図1の3部拡大図
【図4】図1の4部拡大図
【符号の説明】
I・・・・・電磁式燃料噴射弁
・・・・誘導面
・・・・同軸調整面
・・・・環状溝
・・・・圧入面
t・・・・・テーパ面
V・・・・・弁組立体
2・・・・・弁ハウジング
3・・・・・弁座部材(圧入部材)
4・・・・・磁性筒体(被圧入部材)
4f・・・・磁性筒体の内周面
5・・・・・固定コア(被磁性筒体に対しては圧入部材,リテーナパイプに対しては被圧入部材)
5f・・・固定コア中空部の小径内周面
6・・・・・被磁性筒体(被圧入部材)
6f・・・・被磁性筒体の内周面
22・・・・弁ばね
23・・・・リテーナパイプ(圧入部材)

Claims (5)

  1. 圧入部材(3,5,23)を被圧入部材(4,6,5)の内周面(4f,6f,5f)に圧入して組み立てられるものであって,圧入部材(3,5,23)の外周には,その圧入方向先端側から,圧入部材(3,5,23)の被圧入部材(4,6,5)への挿入を誘導するテーパ状の誘導面(S)と,この誘導面(S)の大径部に同軸に連なっていて被圧入部材(4,6,5)の内周面(4f,6f,5f)に適合する同軸調整面(S)と,この同軸誘導面(S)より大径で被圧入部材(4,6,5)の内周面(4f,6f,5f)に圧入される圧入面(S)とを順次形成した,電磁式燃料噴射弁において,
    同軸誘導面(S)及び圧入面(S)間の圧入部材(3,5,23)の外周には,圧入面(S)の前記内周面(4f,6f,5f)への圧入時に発生した切粉(K)を封じ込める環状溝(S)を設けたことを特徴とする,電磁式燃料噴射弁。
  2. 請求項1記載の電磁式燃料噴射弁において,
    前記圧入面(S)と前記環状溝(S)との接続部を環状溝(S)に向かって縮径するテーパ面(t)もしくは円弧面に形成したことを特徴とする,電磁式燃料噴射弁。
  3. 請求項1又は2記載の電磁式燃料噴射弁において,
    可動コア(5)及び弁体(18)からなる弁組立体(V)を収容する弁ハウジング(2)を構成する弁座部材(3)及び磁性筒体(4)が前記圧入部材及び被圧入部材にそれぞれ対応し,この弁座部材(3)の外周に形成された誘導面(S),同軸調整面(S),環状溝(S)及び圧入面(S)を磁性筒体(4)の内周面(4f)に挿入,適合及び圧入して,これら弁座部材(3)及び磁性筒体(4)を互いに液密に結合したことを特徴とする,電磁式燃料噴射弁。
  4. 請求項1又は2記載の電磁式燃料噴射弁において,
    弁組立体(V)の可動コア(5)を吸引する固定コア(5)と,弁組立体(V)を収容する弁ハウジング(2)に連なる非磁性筒体(6)とが前記圧入部材及び被圧入部材にそれぞれ対応し,この固定コア(5)の外周に形成された誘導面(S),同軸調整面(S),環状溝(S)及び圧入面(S)を非磁性筒体(6)の内周面(6f)に挿入,適合及び圧入して,これら固定コア(5)及び非磁性筒体(6)を互いに液密に結合したことを特徴とする,電磁式燃料噴射弁。
  5. 請求項1又は2記載の電磁式燃料噴射弁において,
    弁組立体(V)の可動コア(5)を吸引する中空の固定コア(5)と,弁組立体(V)を閉弁方向に付勢する弁ばね(22)の固定端を支承すべく固定コア(5)の中空部に配設されるリテーナパイプ(23)とが前記被圧入部材及び圧入部材にそれぞれ対応し,このリテーナパイプ(23)の外周に形成した誘導面(S),同軸調整面(S),環状溝(S)及び圧入面(S)を固定コア(5)の中空部内周面(f)に挿入,適合及び圧入すると共に,この圧入深さを調節することにより弁ばね(22)のセット荷重を調整したことを特徴とする,電磁式燃料噴射弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007016774A (ja) * 2005-06-07 2007-01-25 Denso Corp 燃料噴射弁およびその製造方法
JP2017110541A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 株式会社不二工機 可変容量型圧縮機用制御弁
WO2020008730A1 (ja) * 2018-07-05 2020-01-09 株式会社デンソー 燃料噴射弁

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