JP2004307010A - 電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体 - Google Patents

電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体 Download PDF

Info

Publication number
JP2004307010A
JP2004307010A JP2003102829A JP2003102829A JP2004307010A JP 2004307010 A JP2004307010 A JP 2004307010A JP 2003102829 A JP2003102829 A JP 2003102829A JP 2003102829 A JP2003102829 A JP 2003102829A JP 2004307010 A JP2004307010 A JP 2004307010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner lid
container
microwave oven
heating
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003102829A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3803648B2 (ja
Inventor
Yasutoshi Masuda
恭敏 増田
Osamu Morikawa
治 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiwa Pax Co Ltd
Original Assignee
Meiwa Pax Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiwa Pax Co Ltd filed Critical Meiwa Pax Co Ltd
Priority to JP2003102829A priority Critical patent/JP3803648B2/ja
Publication of JP2004307010A publication Critical patent/JP2004307010A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3803648B2 publication Critical patent/JP3803648B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)

Abstract

【課題】電子レンジによる炊飯および蒸しものなどの調理に好適な高性能かつ高品質の電子レンジ用加熱容器、およびこの電子レンジ用加熱容器に被加熱物を収納した電子レンジ加熱用包装体を提供する。
【解決手段】電子レンジ用加熱容器Cは、容器本体1と、中蓋2と、上蓋3と強制消泡体4とを具備するとともに、中蓋2を容器本体1の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段5と、上蓋3に配設され容器本体1の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段31とを設ける。電子レンジ加熱用包装体Pは、容器本体1の内部に被加熱物Rを内部に収納してから中蓋2および強制消泡体4を装着し上蓋3で密封する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子レンジによる炊飯および蒸しものなどの調理に好適な市場の流通に供することができる電子レンジ用加熱容器、およびこの電子レンジ用加熱容器に電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納した電子レンジ加熱用包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、食品などの被加熱物を電子レンジにより加熱処理(調理)するための電子レンジ用加熱容器として、例えば炊飯が可能な電子レンジ用炊飯器が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この電子レンジ用炊飯器は、単に、電気炊飯器のかわりとして用いられるものであるため、被加熱物の種類に応じて調節つまみにより中蓋の小孔を開閉する操作が必要であるとともに、近年の冷凍食品の調理ではない炊飯や、蒸しものなどの圧力および蒸気を必要とする多種多様の被加熱物の加熱処理を行う場合には、圧力を適正に制御することが困難となる傾向がある。また、カップ麺の如く、被加熱物を内部に収納した状態で市場の流通に供することはできない。
【0003】
そこで、電子レンジ用炊飯器として、容器本体の内部に予め被加熱物を収納し、電子レンジにより加熱処理することで炊飯を行うことも提案されている(例えば、特許文献2参照)。この電子レンジ用炊飯器における被加熱物としては、洗米、浸漬して含水させた米をプラスチックシートで形成した袋に充填し水を注水して含気した状態で密封し加圧加熱殺菌した水分50重量%〜65重量%の洗米包装体が用いられており、電子レンジによる加熱時には、容器本体から上蓋および中蓋を取り外し、洗米包装体を開封して内容物を容器内にあけ、その後上蓋および中蓋を取り付けるようになっている。しかしながら、この電子レンジ用炊飯器においては、被加熱物を内部に収納した状態で市場の流通に供することはできるものの、電子レンジにより加熱処理する際に、容器本体から上蓋および中蓋を取り外し、洗米包装体を開封して内容物を容器内にあけ、その後上蓋および中蓋を取り付けるという煩雑な操作が必要であるとともに、やはり、単に、電気炊飯器のかわりとして用いられるものであるため、近年の冷凍食品の調理ではない炊飯や、蒸しものなどの圧力および蒸気を必要とする多種多様の被加熱物の加熱処理を行う場合には、圧力を適正に制御することが困難となる傾向がある。
【0004】
そこで、本出願人は、特願2001−345846号、特願2002−246450号で、カップ麺の如く、被加熱物を内部に収納した状態で市場の流通に供することができ、しかも電子レンジを用いて、炊飯や、蒸しものなどの圧力および蒸気を必要とする多種多様の被加熱物の加熱処理を簡単に行うことのできる電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体を提案した。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−141969号公報
【特許文献2】
特開平10−243875号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年においては各種の製品において高品質化および高性能化が常に図られており、各種の製品の高品質化および高性能化の一つとして、電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体においても高品質化および高性能化が求められている。
【0007】
しかしながら、前述した従来の電子レンジ用加熱容器においては、近年の高品質化および高性能化の要求に十分に応えることができない場合があるという問題点があった。
【0008】
例えば、電子レンジによる加熱処理でお粥などを調理する際に、若干の重湯状の泡が外部(電子レンジの内部)に吹きこぼれてしまう場合があるという問題点があった。
【0009】
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、高性能かつ高品質の電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため特許請求の範囲の請求項1に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納可能な有底の容器本体と、この容器本体の内部に配置される中蓋と、前記容器本体に固着され前記容器本体の開口端を閉塞する上蓋とを有する電子レンジ用加熱容器であって、前記中蓋を前記容器本体の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段と、前記上蓋に配設され前記容器本体の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段と、前記中蓋と前記上蓋との間に配置され、前記中蓋との間に強制消泡隙間を形成可能な強制消泡体とを有し、前記中蓋固定手段が、前記容器本体の内部と前記中蓋との固定部における流体の漏洩を防止する密封手段を具備し、前記調圧手段が、前記上蓋に設けられた厚さ方向に貫通する多数の小孔であり、前記中蓋が通気性を具備しており、前記中蓋の外周部の上面と前記容器本体の開口端とが面一に形成されており、前記上蓋が前記容器本体の開口端にヒートシールによって固着されており、前記上蓋が再封止可能な給水口を具備している点にある。そして、このような構成を採用したことにより、上蓋が容器本体の内部を密封しているので市場の流通に供することができる。さらに、再封止可能な給水口は、電子レンジによる加熱処理前に、容器本体に収納された被加熱物に対する注水を容易にするように働く。そして、容器本体の底部に被加熱物を収納し注水した状態で電子レンジによる加熱処理を行うと、中蓋固定手段は、中蓋を容器本体に固定しているので、容器本体の内部の圧力を保持させるように働く。また、調圧手段は、容器本体の内部の圧力が所定の圧力以上となった場合に作動して、容器本体の内部の圧力を所定の値あるいは所定の圧力以下に保持するように働く。よって、容器本体の内部の圧力を容易かつ適正に制御できる。また、強制消泡体は、中蓋を通過して上蓋に向かう粘りのある泡を消泡して、上蓋から重湯状の粘りのある泡が吹き出すのを確実に防止するように働く。
【0011】
また、請求項2に係る本発明の電子レンジ加熱用包装体の特徴は、電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物が電子レンジ用加熱容器に収納されている電子レンジ加熱用包装体であって、前記電子レンジ用加熱容器が請求項1に記載の電子レンジ用加熱容器である点にある。そして、このような構成を採用したことにより、容器本体内への注水と、電子レンジによる加熱処理を行うというそれぞれ簡単な操作を行うことにより、炊飯前の五穀のうちの一つを含有しているご飯、炊き込みご飯、雑炊、お粥、重湯、温野菜などを容易かつ簡単に得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
【0013】
図1は、本発明に係る電子レンジ用加熱容器が適用される電子レンジ加熱用包装体を示したもので、本実施形態においては、炊飯前の生米としての既洗米、乾燥具材、顆粒出汁の入った炊き込みご飯あるいはお粥などからなる被加熱物の調理に好適なものを例示している。
【0014】
図1は、本発明に係る電子レンジ用加熱容器が適用される電子レンジ加熱用包装体を示したもので、本実施形態の電子レンジ加熱用包装体(以下、単に包装体と記す)Pは、電子レンジ用加熱容器(以下、単に加熱容器と記す)Cと、この加熱容器Cの内部、詳しくは底部に収納される被加熱物Rとを主として構成されている。
【0015】
ここで、本実施形態の加熱容器Cの構成について図1から図9により具体的に説明する。
【0016】
本実施形態の加熱容器Cは、図1に示すように、容器本体1と、中蓋2(符号2は、後述する第1中蓋21および第2中蓋22を総称する)と、上蓋3と、強制消泡体4とを有している。
【0017】
前記容器本体1は、電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物Rを内部に収納するためのものであり、図2に示すように、全体として底部が小径で上部が大径とされ、かつ、容器本体1の図2の上方に示す上端が開口端とされた有底の丼状に形成されている。この容器本体1の図2の上方に示す開口端側には、中蓋2を載置して位置決めするための段部11が形成されており、全体として開口端側が大径の段付きに形成されている。また、容器本体1の開口端には、環状のフランジ12が形成されている。このフランジ12は、開口端縁から径方向外側に向かって水平に延出された水平部13と、この水平部13の先端縁から例えば45度程度の角度をもって斜め下方に向かって拡径するように延出された傾斜部14とにより形成されている。なお、段部11としては、容器本体1の開口端側の厚さを、底部側の厚さより薄く形成する構成としてもよく、容器本体1の内壁が段付きに形成されていればよい。
【0018】
本実施形態における容器本体1は、ポリプロピレンを素材とし、ブロー成型加工あるいは射出成型加工により、開口端の内径寸法が131mm程度、段部11の外径寸法が125mm程度、段部11の内径寸法が119mm程度、底部の内径寸法が88mm程度、開口端から段部11までの深さ寸法が18mm程度、開口端から底面までの深さ寸法が77mm程度、肉厚が0.5mm程度に形成されており、炊きあがりで1人前(220g程度)〜1.5人前(330g程度)の容量を確保することができる程度の大きさに形成されている。また、容器本体1の図2下方に示す底部の外面には、外径寸法が88mm程度、肉厚が0.5mm程度、高さ寸法が7mm程度の円筒とされるとともに、その周方向の中心からほぼ等角度位置の3箇所を厚さ方向に切り抜くようにして形成された「ハカマ」と称される糸底様の部位が先端を下方に向けて形成されており、容器本体1の全体の高さ寸法が84mm程度に形成されている。
【0019】
なお、容器本体1の内容積および寸法は、料理の種類および量、被加熱物の種類などの仕様や、設計コンセプトなどの必要に応じて設定すればよい。
【0020】
また、容器本体1の形状としては、丼状に限らず、カップ状、楕円カップ状、箱状、コンテナ状などの各種の形状から設計コンセプトなどの必要に応じて選択することができる。
【0021】
さらに、容器本体1の素材としては、電子レンジによる調理(加熱)時の蒸気により許容以上の熱変形を生じない耐熱性、耐加水分解性を有するとともに、加熱温度において人体に有害な添加物が溶出しない食品衛生上安全なものであれば特に限定されるものではない。この容器本体1の素材としては、内部を密封するための上蓋3を容易に固着することができるという意味で、ヒートシールによる接合が可能な素材を用いることが好ましい。このような素材としては、ポリプロピレン、ポリエステル樹脂、樹脂ラミネート紙などを挙げることができる。
【0022】
また、容器本体1を複層、例えば2層構造としてもよい。このように、容器本体1を2層構造とする場合には、本体基材層、本体被覆層の2層構造とするとよい。この場合の本体基材層としては、樹脂層、発泡樹脂層、紙、紙/発泡樹脂層、樹脂ラミネート紙があげられ、さらに他の層を含んでいてもよい。本体被覆層としては、ポリオレフィン(ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、エチレン−プロピレン共重合体など)、ポリエステル、アクリル共重合体をはじめ、上蓋3とのヒートシールによる接合が可能な種々の樹脂の層があげられる。さらに、容器本体1を2層構造とする場合、本体基材層からなる外容器と、本体被覆層からなる内容器とが重なった二重構造としてもよい。さらにまた、容器本体1を2層構造とする場合、本体基材層からなる外容器の上蓋3との接合部位にのみ本体被覆層を設ける構成としてもよい。なお、容器本体1の開口端を上蓋3に固着する方法としてヒートシールを用いずに、接合剤による単なる接着などの他の方法を用いるようにしてもよい。
【0023】
前記中蓋2は、容器本体1の内部、詳しくは容器本体の開口端部分に配置されるものであり、本実施形態の中蓋2は、図1に示すように、容器本体1の底側に配置される第1中蓋21と、その上方に配置される第2中蓋22とにより、容器本体1の深さ方向に沿って2分割されているとともに、これらを一体的に組み立てることができるように形成されている。
【0024】
前記第1中蓋21は、図3および図4に示すように、第1中蓋基板201と外側板202とにより、全体として上部に開口を有する高さ寸法が26mm程度のほぼ有底筒状に形成されている。そして、第1中蓋基板201は、その厚さがほぼ0.6mm程度に形成されているとともに、外周側に水平方向に延在する環状水平部203と、この環状水平部203の内端縁から中心の上方に向かって湾曲するように延出された環状湾曲部204と、この環状湾曲部204の中心に位置する内端縁から延出された下方に凸の中心湾曲部205とを具備している。
【0025】
前記環状水平部203には、厚さ方向に貫通する複数の外スロット206が形成されている。これらの外スロット206は、幅が1mm程度に形成されているとともに、相互間の間隔が1mm程度で5つ一組とされて、中心からの角度が等しくなるように等角度分配置されている。また、環状湾曲部204の外周縁近傍には、3つの第1中蓋メッシュ孔形成部207および被係止体208がそれぞれ設けられている。これらの第1中蓋メッシュ孔形成部207および被係止体208は、第1中蓋メッシュ孔形成部207と被係止体208とが交互に位置するように第1中蓋基板201の中心から同心円上に等角度分配置されている。そして、各第1中蓋メッシュ孔形成部207は、直径25mm程度の平面円形に形成されており、その内部には、複数の第1スロット209が配置されている。これらの第1スロット209は、第1中蓋メッシュ孔形成部207と第1中蓋基板201とのそれぞれの中心を結ぶ線に対して平行に延在し、かつ厚さ方向に貫通するように形成されている。本実施形態の各第1スロット209は、基本的に幅が1mm程度、ピッチが2.3mm程度に形成されている。
【0026】
前記中心湾曲部205の上端は、外側板202の上端面からの深さが13mm程度に形成されており、中心湾曲部205の下端は、第1中蓋基板201の底面より上方に配置されている。そして、中心湾曲部205の外周縁近傍には、図4に示すように、全体として四隅のない平面二重四角枠をかたちづくるように複数の中心スロット210が配置されている。これらの中心スロット210は、前記第1スロット209と同様に、基本的に幅が1mm程度、ピッチが2.3mm程度に形成されている。
【0027】
前記被係止体208は、着脱自在な雄継手として機能するものであり、第1中蓋基板201の上面に突設されている。この被係止体208は、全体として先端たる上端が水平な外径8mm程度で内径6mm程度の円筒状に形成されており、その先端面は、外側板202の上端面からの深さが8.5mm程度に形成されている。さらに、被係止体208の外周面の先端側には、径方向外側に1mm程度突出する断面半円形などの突起からなる被係止部211が形成されている。また、被係止体208の先端は、正面ほぼ縦長矩形状の4つの溝によって切り欠かれて4つの舌片状に形成されており、それぞれの先端である自由端は、第1中蓋基板201との接続部位に位置する円筒状の基端部を支点として径方向内外に向かって弾性変形可能に形成されている。なお、被係止体208の先端に形成する舌片状をなす部分の数は、設計コンセプトなどの必要に応じて任意の整数から選択することができる。
【0028】
前記外側板202は、その厚さがほぼ0.6mm程度に形成されているとともに、第1中蓋基板201の外周縁から上方に向かって拡径するように延出された下筒状部212と、この下筒状部212の上端から径方向外側に向かって水平に延出された環状部213と、この環状部213の外周縁から上方に向かって拡径するように延出された上筒状部214とを具備している(図3)。そして、下筒状部212の上面から環状部213の上面までの高さ寸法が9mm程度、環状部213の上面から上筒状部214の上端までの高さ寸法が16.8mm程度に形成されている。また、下筒状部212および上筒状部214の外周面は、容器本体1の内周面に密着可能に形成されている。
【0029】
前記中蓋2の第2中蓋22は、その厚さがほぼ0.6mm程度に形成されており、図5および図6に示すように、全体として中央部と外周部の上端につばをもつほぼ有底筒状に形成されている。詳しくは、第2中蓋22は、円環状に形成された第2中蓋基板221を有しており、この第2中蓋基板221の外周縁には、上方に向かって拡径するように延出された筒状の外側板222が配設されている。そして、外側板222の上端縁には、第2中蓋基板221に対して平行に延在するように径方向外側に向かってほぼ水平に延出された環状の外上板223が配設されており、この外上板223は、第2中蓋22の外周部に設けられた環状の水平延出部となっている。さらに、外上板223の下面の外周縁近傍には、第1中蓋21に第2中蓋22を載置する際の位置決めに用いるための下方に向けて凸の環状突起224が配設されている。また、第2中蓋基板221の内周縁には、上方に向かって延出された筒状の内側板225が配設されている。この内側板225の上端縁には、第2中蓋基板221の下面に向かって近づくにつれて徐々に縮径するように下方に向かって延出されたさらばね状の傾斜板226が配設されており、この傾斜板226の内周縁には、下方に向かって垂直に延出された筒状の内側筒板227が配設されている。
【0030】
したがって、第2中蓋22の中心に位置する内孔は、傾斜板226および内側筒板227により全体としてロート状に形成されており、このロート状の形成部は、後述する上蓋3の給水口32から容器本体1の内部に供給される水の内部供給孔とされている。
【0031】
前記外上板223の外径寸法は、第1中蓋21の外側板202の外径寸法とほぼ同一寸法形成されている。また、外側板222の高さ寸法は、9.6mm程度に形成されており、第2中蓋22の外上板223の下面の外周縁部を、第1中蓋21の外側板202の上端面に載置することができるようになっている。
【0032】
前記第2中蓋基板221の中心側と外周側との中間より径方向外側位置には、図6に示すように、6つの第2中蓋小孔228と、3つの係止体229が同心円上に配置されている。詳しくは、6つの第2中蓋小孔228が等角度分配置されており、これらの第2中蓋小孔228の2つおきに係止体229が隣位する第2中蓋小孔228との距離を等しくするように等角度分配置されている。また、第2中蓋基板221における6つの第2中蓋小孔228の配設部位は、下方に凸のアーチ状に形成されている。
【0033】
前記各係止体229は、着脱自在な雌継手として機能するものであり、図5に示すように、第2中蓋基板221との接続部位に位置する基端部側が大径で、下方に示す先端部側が小径の段付き円筒状に形成されている。そして、基端側に位置する大径部の内径寸法は、第1中蓋基板201に形成されている被係止体208の被係止部211の自由状態における周方向を結ぶ直径寸法とほぼ同等もしくは若干小さな直径9.4mm程度に形成されており、その長さ寸法は、被係止部211の軸方向の長さ寸歩より長く形成されている。また、先端側に位置する小径部の内径寸法は、被係止体208の外径寸法と同様、もしくは若干小さな直径8mm程度に形成されている。そして、係止体229の大径部の内孔により、係止部230が形成されている。これらの係止部230内には、前記第1中蓋21の被係止部211が係止されるようになっている。
【0034】
すなわち、被係止体208の先端部の外周面に対して係止体229の先端部の内周面を押しつけると、被係止体208の被係止部211が径方向内側に縮径するように内側に弾性変形して、被係止部211が係止体229の小径部をその先端側から基端部側に向かって通過し、被係止部211が大径部の内孔である係止部230に到達した時点で、被係止体208の被係止部211が径方向外側に拡径するように弾性変形し、これにより、被係止部211と係止部230とが係止されるようになっている。
【0035】
したがって、第1中蓋21と第2中蓋22とは、はめ込みによって容易に一体化できるように構成されている。
【0036】
なお、第1中蓋21と第2中蓋22とを、相互に離間するように操作することで、係止部230が被係止部211から容易に離脱できるようになっている。つまり、第1中蓋21と第2中蓋22とは、容易に着脱できるように構成されている。
【0037】
前記被係止体208の被係止部211および係止体229の係止部230により、本実施形態の複数の中蓋2の相互に隣位する相互間を着脱可能に係止する係止手段23が構成されている。
【0038】
なお、係止手段23としては、第1中蓋21と第2中蓋22の両者を相対回転させることによりスライド嵌合する構成、例えば、一方に溝を形成し、他方に溝を径方向内外から挟持可能な挟持体を設ける構成としてもよい。
【0039】
また、係止手段23の配設位置は、設計コンセプトなどの必要に応じて設定すればよく、特に本実施形態の配設位置に限定されるものではない。
【0040】
前記外スロット206、第1中蓋メッシュ孔形成部207の第1スロット209、中心湾曲部205の中心スロット210および第2中蓋小孔228は、中蓋2を介してその上下の空間を連通するものであり、外スロット206、第1スロット209、中心スロット210および第2中蓋小孔228により、本実施形態の中蓋2に通気性を付与するための通気孔24が形成されている。
【0041】
また、前記第2中蓋22の中心部に形成されている内側筒板227の内孔は、炊飯用などの水を供給する際の内部供給孔として機能するようになっている。
【0042】
さらに、第2中蓋22を第1中蓋21に載置した状態において、容器本体1の段部11に載置される中蓋2の外周部の上面、詳しくは、第2中蓋22の外上板223の上面と、容器本体1の開口端とが面一になるように形成されている。
【0043】
本実施形態における中蓋2は、ポリプロピレン、詳しくはポリプロピレンホモポリマーを素材とし、射出成型加工により形成されている。なお中蓋2の素材としては、電子レンジによる加熱時の蒸気により許容以上の熱変形を生じない耐熱性、耐加水分解性を有するとともに、加熱温度において人体に有害な添加物が溶出しない食品衛生上安全なものであれば、特に限定されるものではない。このような素材としては、ポリプロピレン、ポリエステル樹脂、樹脂ラミネート紙などを挙げることができる。また、中蓋2としては、不織布、抄紙体のように、連続気泡を有する構成とし、中蓋2自身が通気性を具備するようにしてもよい。この場合、中蓋2に電子レンジでの加熱により発生する水蒸気を吸収させることもできる。
【0044】
本実施形態の中蓋2は、第1中蓋21と第2中蓋22とを係止手段23により一体化して容器本体1の内部に配置すると、図1に示すように、中蓋2と上蓋3との相互間、詳しくは第2中蓋22の第2中蓋基板221と上蓋3の下面との相互間、および、中蓋2の相互間、詳しくは第1中蓋21の第1中蓋基板201と第2中蓋22の第2中蓋基板221との相互間には、空間がそれぞれ形成されており、これらの空間を必要に応じて他の被加熱物Rを収納する収納空間25,26として利用することができることができるようになっている。
【0045】
また、中蓋2の相互間に設けられた収納空間26には、被加熱物Rではなく、環状に形成された吸水部材(図示せず)を配置することができる。この吸水部材は、容器本体1の内部で発生する蒸気、例えば炊飯用の水から発生する水蒸気などを吸収させためのものであり、食品安全衛生上安全な素材、例えばシリコーンゴムなどの素材により形成されたスポンジが一般的に用いられる。また、吸水部材は、必要に応じて配置すればよく、必ず設ける必要はない。
【0046】
なお、収納空間25,26に収納するものとしては、被加熱物R、吸水部材などの電子レンジでの加熱に必要な各種のものから、設計コンセプトなどの必要に応じて選択するとよい。このように、収納空間25,26を設けることで、容器本体1の内部空間を有効利用できる。
【0047】
前記上蓋3は、容器本体1に固着され容器本体1の開口端を閉塞するためのものであり、図7に示すように、厚さ25μm程度の二軸延伸ポリエステルシートからなる上蓋基材層301と、厚さ30μm程度の無延伸ポリプロピレンからなる上蓋中間樹脂被覆層302と、厚さ15μm程度のポリプロピレンからなる上蓋樹脂被覆層303とを積層した3層構造とすることにより形成されている。この上蓋3の上蓋樹脂被覆層303を、容器本体1のフランジ12の上面との間でヒートシールさせることにより、容器本体1の開口端を閉塞するように形成されている。なお、上蓋3の引き剥がしを容易にするため、上蓋3の外周縁に、電子レンジでの加熱後に上蓋3を容易に引きはがすための引き剥がし用の舌状部(図示せず)を設けてもよい。
【0048】
前記上蓋基材層301としては、単層あるいは複層の樹脂シートが好適である。このような樹脂シートとしては、二軸延伸ポリアミドシート、二軸延伸ポリプロピレンシート、二軸延伸ポリエステルシート、無軸延伸ポリアミドシート、無軸延伸ポリプロピレンシート、無軸延伸ポリエステルシート、あるいはこれらと他の層との積層シートを用いるとよい。上蓋基材層301の厚みは特に限定されないが、9〜50μm程度の範囲で用いるとよい。また、上蓋基材層301としては、紙やアルミニウムなどの金属箔を用いることもできる。
【0049】
前記上蓋中間樹脂被覆層302および上蓋樹脂被覆層303としては、ポリオレフィン(ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、エチレン−プロピレン共重合体、ポリプロピレンなど)、ポリエステル、アクリル共重合体をはじめ、上蓋3とのヒートシールによる接合が可能な種々の樹脂の層が挙げられる。
【0050】
前記上蓋基材層301に対する上蓋中間樹脂被覆層302の積層は、共押出し、コーティング、エクストルージョンコーティング、ドライラミネートなどの各種の方法により行うことができる。上蓋中間樹脂被覆層302は、単層であっても複層であってもよい。
【0051】
前記上蓋樹脂被覆層303としては、容器本体1(容器本体1を多層とした場合にはヒートシールを行う部位の表面に配置されている本体被覆層)の素材と同種の素材にするとヒートシールを容易かつ確実にできるという意味で特に好ましい。
【0052】
なお、上蓋3の上蓋樹脂被覆層303と容器本体1との素材を、ヒートシールを行う部位において異種とする場合には、ヒートシールを行う部位の相互間における密着性のよい組み合わせを選択することが好ましい。
【0053】
前記上蓋中間樹脂被覆層302の厚さとしては、12〜80μmの範囲とすることが好ましく、また、上蓋樹脂被覆層303の厚さとしては、12〜40μmの範囲とすることが好ましく、12〜25μmの範囲が特に好ましい。
【0054】
前記上蓋3には、電子レンジによる加熱時の容器本体1の内部の圧力が上昇したときに、加熱容器Cの内部の圧力が一定の圧力を越えないように蒸気を外部に放出するための調圧手段31と、容器本体1の内部に炊飯用などの調理に必要な水を供給するための再封止可能な注ぎ口となる給水口32が配設されている。
【0055】
本実施形態の調圧手段31は、図7に示すように、例えば直径0.5mm以下で150〜170個程度の厚さ方向に貫通する多数の小孔304によって形成されており、加熱時の加熱容器Cの内部の圧力が一定の圧力を越えないように蒸気を外部に放出するとともに、液体のふきこぼれを防止することができるようになっている。これらの多数の小孔304は、容器本体1の内外を連通するので、従来公知の収縮フィルムなどからなるラップ用のフィルムにより包装体Pを覆うことで、容器本体1の内部に収納される被加熱物Rを外部から隔離することができるようになっている。
【0056】
なお、多数の小孔304によって調圧手段31を構成することができるので、上蓋3を1層構造として低コスト化を図ることも可能である。
【0057】
本実施形態における上蓋3に設ける再封止可能な給水口32は、容器本体1の内部に調理に用いる水を供給するためのものであり、図8に誇張して示すように、上蓋3の中心部に厚さ方向に貫通するスリット305を設け、このスリット305による開口部を、図7に示すように、全体的に塞ぐように強粘着性を具備するシール(ラベル)33を上蓋3に貼着することにより構成されている。すなわち、スリット305の内側が給水口32とされ、スリット305を覆うように貼着されるシール33が再封止手段とされている。
【0058】
本実施形態におけるスリット305は、図8に誇張して示すように、円周の1/5程度が上蓋3に接続された円弧状に形成されており、給水時には、スリット305の内側部分を指で押し込むように操作することで、水が上蓋3を厚さ方向に通過する時の開口面積が拡大して給水を容易にできるようになっている。
【0059】
なお、スリット305の形状としては、円弧状だけでなく、多角形の外周の一辺を残した形状など各種の形状から選択することができる。また、給水口32としては、上蓋3を厚さ方向に貫通する円形などの任意の形状の貫通孔としてもよい。
【0060】
また、再封止可能な給水口32としては、密栓可能な栓タイプのものや、柔軟なシュートないしホッパー型で再封止可能なものなどを用いることもできる。
【0061】
前記強制消泡体4は、重湯状の粘りのある泡が上蓋3から外部に吹き出すのを防止するためのものであり、図1に示すように、中蓋2と上蓋3との間に配置されている。本実施形態の強制消泡体4は、中心に厚さ方向に貫通する内孔401を具備する逆皿状に形成されている。そして、図9に一部を拡大して示すように、強制消泡体4は、その内孔401を前記第2中蓋22の内側板225の外周に嵌合することにより、第2中蓋22に支持されている。また、強制消泡体4は、その外周が第2中蓋22の外側板222の内周との間に05〜1.0mm程度の隙間をもって対向するように形成されており、この円環状の隙間により、本実施形態の上蓋3から外部に重湯状の粘りのある泡が吹き出すのを防止するための強制消泡隙間41が構成されている(図1)。
【0062】
なお、強制消泡体4は、前記第2中蓋22の内側板225の外周上を軸方向に移動可能に配置してもよい。この場合、強制消泡体4の上蓋3に向かう方向の移動は、上蓋3によって拘束されることになる。
【0063】
本実施形態の強制消泡体4は、中蓋2と同様に、ポリプロピレン、詳しくはポリプロピレンホモポリマーを素材とし、射出成型加工により形成されている。なお、強制消泡体4の素材としては、電子レンジによる加熱時の蒸気により許容以上の熱変形を生じない耐熱性、耐加水分解性を有するとともに、加熱温度において人体に有害な添加物が溶出しない食品衛生上安全なものであれば、特に限定されるものではない。このような素材としては、ポリプロピレン、ポリエステル樹脂、樹脂ラミネート紙などを挙げることができる。
【0064】
前記強制消泡体4を第2中蓋22によって支持する構成としては、図10に示す内孔401の端縁に容器本体側である下方に向けて少なくとも基端部を筒状としたフランジ(先端部は複数の舌片状に形成する場合を含む)402を設けた構成や、図11に示す前記第2中蓋22の内側板225の外周面の先端側に、内孔401をはめ込むための突起403を設けた構成などを用いることができる。なお、フランジ402は、内孔401の上方、あるいは上下両方向に設けてもよい。
【0065】
また、強制消泡体4としては、図12に示すように、中空円板状の強制消泡体4Aであってもよい。この場合も、図13に示す内孔401Aの端縁にフランジ402Aを設けたり、図14に示す第2中蓋22の内側板225の外周面の先端側に内孔401Aをはめ込むための突起403Aを設る構成としてもよい。また、フランジ402Aを設ける場合には、フランジ402Aを内孔401Aの上方、あるいは上下両方向に設けることが、強制消泡体4Aと上蓋3との間に水蒸気の通路を確保できるとともに、強制消泡体4Aの上蓋3に向かう方向移動を拘束することが容易かつ確実にできるという意味で好ましい。
【0066】
なお、強制消泡体4は、中蓋2に対して着脱自在に装着できる構成とするとよい。これにより、調理後に中蓋2とともに強制消泡体4を容器本体1から外すことがことができる。
【0067】
本実施形態の加熱容器Cは、容器本体1の段部11に中蓋2を装着した状態において、図1に示すように、中蓋2の外周部の上面、詳しくは、第2中蓋22の外上板223の上面と、容器本体1の開口端とが面一に形成されている。このため、ヒートシールによって上蓋3を容器本体1に接合して包装体Pを形成すると、第1中蓋21の外側板202の環状部213の下面の外周部分が容器本体1の段部11と密着し、第2中蓋22の外上板223の上面が上蓋3と密着し、中蓋2が上下方向へ移動するのを防止することができるとともに、中蓋2の下方で生じる調理時の蒸気が、中蓋2と容器本体1との固定部、すなわち、中蓋2の外周を通過して上蓋3側に漏洩するのを防止できるようになっている。
【0068】
また、中蓋22の下筒状部212が容器本体1の内面、詳しくは段部11下方に位置する内面に当接するので調理時の蒸気により中蓋22が容器本体1から浮き上がるのを防止することができるようになっている。
【0069】
前記中蓋2の上面と容器本体1の開口端とを面一に形成する構成により、本実施形態の中蓋2を容器本体1の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段5が構成されている。
【0070】
前記中蓋2の第1中蓋21の外側板202の環状部213の下面の外周部分を容器本体1の段部11に常に密着させる構成により、本実施形態の容器本体1の内部と中蓋2との固定部における流体の漏洩を防止する密封手段6が構成されている。
【0071】
なお、密封手段6による密封性を向上させるため、第2中蓋22の外上板223の上面を容器本体1の開口端より若干高くする構成としたり、第1中蓋21の下面と容器本体1の段部11との当接部分にガスケットを配設したり、第1中蓋21の下面と容器本体1の段部11との当接部分の少なくとも一方に環状の突起を設たりしてもよい。また、突起を中蓋2の外周部分と容器本体1の内壁との対向部分の一方に設ける構成としてもよい。
【0072】
また、本実施形態の容器本体1の底部には、被加熱物Rとして、お米を水中でこすり合わせて洗う必要のない炊飯前の既洗米(洗い済みの米)、乾燥具材および顆粒出汁が収納されており、えびご飯、あさりご飯、たこご飯、松茸ご飯、赤飯、梅粥、鮭粥、キムチ粥、などから選択された1種類を作ることができるようになっている。勿論、被加熱物Rとしては、米だけでなく、五穀を単独もしくは組み合わせたり、にゅう麺、うどん、そば、温野菜などの蒸しものなどの圧力および蒸気を必要とするものであってもよい。
【0073】
前記容器本体1の内部への給水に用いる水としては、本発明の加熱容器Cまたは電子レンジ加熱用包装体Pに付設したもの、消費者が普段使用している水道水あるいはボトル入りの水、各地の銘水、海洋深層水などから選択使用することができる。
【0074】
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の電子レンジ加熱用包装体Pの作用について説明する。
【0075】
本実施形態の包装体Pは、容器本体1の内部に被加熱物Rを収納してから中蓋2および強制消泡体4を装着した後、容器本体1の開口端をヒートシールにより上蓋3で密封し、その後、全体をラップ用のフィルム、例えば熱収縮性のフィルムで覆うことにより形成する。なお、上蓋3に対するシール33の貼着は、上蓋3を容器本体1にヒートシルする前後の何れかに実行すればよい。
【0076】
本実施形態の包装体Pによれば、カップ麺などと同様にして、被加熱物Rを内包した状態で市場に供給して流通に供することができる。この時、包装体Pは食品包装用のフィルムで密閉されているので流通過程において内部が汚染されることがない。なお、実験によると、少なくとも6ヶ月に亘り品質の異常は認められなかった。
【0077】
本実施形態の包装体Pを購入した消費者は、ラップ用のフィルムを剥がした後、上蓋3の給水口32を覆っているシール33を一部あるいは全部剥離し、給水口32から被加熱物Rの量に見合った所定量の水を注ぐ。この時、給水口32を構成するスリット305の内側を指で押す操作を行うことにより、大きな開口が形成されるので、給水を容易に行うことができる。そして、給水口32から注がれた水は、第2中蓋22の中心部に形成されている傾斜板226および内側筒板227によりロート状に形成された内部供給孔を上方から下方に通過して第1中蓋21の上面に流下する。この第1中蓋21の上面に流下した水は、第1中蓋21の中心部に設けられている中心湾曲部205の中心スロット210を通過して容器本体1の底部に流下し、中蓋2の下方である容器本体1の底部に収納されている被加熱物Rと混合する。そして、所定量の水を注ぎ終わったら、シール33を上蓋3に貼り直して上蓋3の給水口32を再封止した後、電子レンジに入れて加熱することにより調理する。なお、再封止がシール33以外の他の構成である場合には、それに見合った操作法をとる。
【0078】
そして、電子レンジで加熱することにより調理が行われる。すなわち、電子レンジでの加熱により、加熱容器Cの内部に注入した水の温度が上昇して水蒸気が発生し、上蓋3によって覆われた容器本体1の内部である加熱容器Cの内部の圧力が上昇する。この場合、中蓋2の通気孔24を構成する外スロット206、第1スロット209、中心スロット210の直上に第2中蓋小孔228が配置されないようにその配置位置をずらしてあるので、中蓋2を下方から上方へ向かって移動する水蒸気は、メッシュ内孔21cの中心スロット210を通過したものは第2中蓋小孔228を通過し、外スロット206および第1スロット209を通過したものは第2中蓋小孔228を通過することになる。
【0079】
すなわち、中蓋2を下方から上方へ向かって移動する水蒸気は、第1中蓋21と第2中蓋22との相互間において迷路状に通過するように形成してあるので、加熱容器C内に適度の圧力が得られ、食味および風味のよいおいしいご飯が炊けることになる。
【0080】
この時、中蓋固定手段5によって中蓋2が容器本体1の内部の段部11に固定されていて上下に移動しないこと、および、下筒状部212および上筒状部214の外周面が容器本体1の内周面に密着すること、ならびに、密封手段6によって、水蒸気が中蓋2の外周と容器本体1の内壁との間を通過しないことにより、中蓋2を下方から上方へ向かって移動する時の水蒸気は、第1中蓋21と第2中蓋22との相互間を迷路状に通過し、その後、第2中蓋小孔228を下方から上方へ通過して上蓋3側に通過できるようにされる。したがって、外スロット206、第1スロット209、中心スロット210のそれぞれの幅寸法を、その下方に位置する被加熱物Rが中蓋2を下方から上方に向かって通過するのを確実に防止することのできる大きさ、すなわち被加熱物Rの一部でるお米の大きさより小さくすることが肝要である。
【0081】
また、第2中蓋22を通過して上蓋3に向かう水蒸気は、前記第2中蓋22の外側板222と強制消泡体4の外周との間に形成されている強制消泡隙間41を通過する。
【0082】
この時、水蒸気に、重湯状の粘りのある泡が含まれている場合がある。この泡は、環状の強制消泡隙間41の少なくとも一部に付着し、強制消泡隙間41に泡の膜が徐々に形成されていくことになる。しかしながら、強制消泡隙間41に形成されていく泡の膜は、強制消泡隙間41を通過する蒸気によって短時間で破け、その後第2中蓋基板221の上面に流下するので、中蓋2を通過して上蓋3に向かう粘りのある泡を確実かつ容易に消泡することができる。その結果、電子レンジによる加熱中に、上蓋3の調圧手段31を構成する小孔304から重湯状の粘りのある泡が外部に吹き出すのを確実に防止できる。
【0083】
なお、強制消泡隙間41に類似する消泡隙間が特開平10−243875号公報に開示されているが、この公報に開示された消泡隙間は、冷却と摩擦とにより消泡するものであり、本実施形態の強制消泡隙間41による消泡動作が異なっているとともに、その一部が水蒸気流出口に連通しており、消泡機能が本実施形態の強制消泡隙間41より劣るものである。
【0084】
そして、調理が進行し、加熱容器C内の圧力が所定の圧力以上になると、上蓋3の調整手段31を構成する多数の小孔304が、加熱容器C内の蒸気のみをを逃がすので、内容物(液状物を含む)が噴き出したり飛び散ったりするおそれがない。したがって、多数の小孔304からなる調圧手段31を設けることにより、加熱温度が高かったり、昇温速度が急で、内圧が予想外に高くなった場合であっても、何のトラブルも生じない。また、多数の小孔304からなる調圧手段31は、構成が簡単であるとともに、上蓋3に厚さ方向に貫通する孔をあけるという簡単な方法で設けることができるので、低価格化を図ることができる。
【0085】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋2を容器本体1の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段5と、上蓋3に配設され容器本体1の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段31とを有している構成とすることで、上蓋3が容器本体1の内部を密封しているので、ラップ用のフィルムで覆うことにより、市場の流通に供することができる。さらに、容器本体1の底部に被加熱物Rを収納した状態で電子レンジによる加熱処理を行うと、中蓋固定手段5は、中蓋2を容器本体1に固定しているので、容器本体1の内部の圧力を保持させるように働く。また、調圧手段31は、容器本体1の内部の圧力が所定の圧力以上となった場合に作動して、容器本体1の内部の圧力を所定の値あるいは所定の圧力以下に保持するように働く。よって、電子レンジによる加熱時において、容器本体1の内部の圧力を容易かつ適正に制御できる。
【0086】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋2と上蓋3との間に配置され、中蓋2との間に強制消泡隙間41を形成可能な強制消泡体4がされているので、上蓋3から重湯状の粘りのある泡が吹き出すのを確実に防止できる。
【0087】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋固定手段5が、容器本体1の内部と中蓋2との固定部における流体である水蒸気の漏洩を防止する密封手段6を有する構成とすることで、電子レンジによる加熱時に、容器本体1の内部の圧力を容易かつ確実に保持できる。なお、下筒状部212の外周面が容器本体1の内周面と密着するので、密封手段6の形成範囲がおおきくなり、水蒸気の漏洩をより確実に防止できる。
【0088】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋2と上蓋3との相互間に、少なくとも1箇所の収納空間25が設けられている構成とすることで、収納空間25に多種多様のものを必要に応じて収納することができるので、容器本体1の内部空間を有効利用できる。
【0089】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋2が、容器本体1の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段23によって一体化されている構成とすることで、容器本体1の内部への複数の中蓋2の装着を容易にできる。
【0090】
本実施形態の加熱容器Cによれば、複数の中蓋2の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間26が設けられている構成とすることで、収納空間26に多種多様の被加熱物Rを必要に応じて収納することができるので、容器本体1の内部空間を有効利用することもできる。
【0091】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋2が、通気性を有している構成とすることで、中蓋2の上部の空間と下部の空間とを容易に連通できるとともに、容器本体1の中蓋2の下方に位置する空間、すなわち被加熱物Rが収納される空間の内圧が過度に上昇するのを防止できる。
【0092】
本実施形態の加熱容器Cによれば、通気性が、中蓋2に厚さ方向に貫通する複数の通気孔24、すなわち外スロット206、第1スロット209、中心スロット210および第2中蓋小孔228を形成することによって付与されている構成とすることで、中蓋2の通気性を容易に得ることができる。
【0093】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋2自身を通気性を具備する素材、詳しくは不織布、抄紙体のように、連続気泡を有する構成によって形成することによって、通気性を付与する構成とすることで、中蓋2の通気性を容易に得ることができる。
【0094】
本実施形態の加熱容器Cによれば、容器本体1の内壁に中蓋2を載置する段部11が形成されているので、中蓋2の位置決めを容易にできる。
【0095】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋2の外周部の上面と容器本体1の開口端とが面一に形成されているので、容器本体1の開口端を閉塞する上蓋3によって、容器本体1の段部11に載置されている中蓋2の上面を上から押えることができ、中蓋2の開口端側への移動を防止できる。
【0096】
本実施形態の加熱容器Cによれば、上蓋3が、容器本体1の開口端にヒートシールによって固着されている構成とすることで、容器本体1の内部を容易に密封できる。
【0097】
本実施形態の加熱容器Cによれば、上蓋3に設けられた厚さ方向に貫通する多数の小孔304によって調圧手段31が構成されているので、上蓋3に調圧手段31を容易に配設できる。
【0098】
本実施形態の加熱容器Cによれば、上蓋3が、再封止可能な給水口32を具備している構成とすることで、容器本体1の内部に対する給水を電子レンジによる加熱処理の直前に容易にできる。
【0099】
したがって、本実施形態の加熱容器Cによれば、性能および品質の向上を容易に図ることができる。
【0100】
また、本実施形態の包装体Pによれば、包装体Pの加熱容器Cは、容器本体1に被加熱物Rを収納した状態で市場の流通に供することができ、調圧手段31は、内部の圧力を容易に制御する。よって、被加熱物Rとしては、炊飯前の具・出汁入りご飯あるいはお粥などに好適である。また、被加熱物Rとして野菜を用いると、温野菜を得ることも可能である。
【0101】
このように、本実施形態の包装体Pによれば、被加熱物Rを少なくとも五穀のうちの一つを主成分とするご飯類としても、電子レンジによる炊飯などが容易かつ適正で、しかも冷凍品やチルド品などの一旦調理したものに比べて食味および風味のよいものが容易にできる。
【0102】
したがって、本実施形態の包装体Pによれば、性能および品質の向上を容易に図ることができる。
【0103】
本発明の包装体Pは、再使用することができる。この包装体Pの再使用は、包装体Pの上蓋3と、この上蓋3が前記容器本体1の開口端を閉塞するように固着するための図示しない締結体とを別個に供給(別売)することにより行う。すなわち、電子レンジによる加熱処理に供された容器本体1と中蓋2と、強制消泡体4を再使用する。この場合、電子レンジによる加熱処理に供された前記被加熱物Rと同一の被加熱物Rを別個に供給(別売り)することが消費者による米の研ぎなどの手間を省くことができ、包装体Pの再使用をより容易にできるという意味で好ましい。また、再使用する容器本体1に対する新たな被加熱物Rの収納、再使用する中蓋2の装着、新たに供給される上蓋3の締結体による容器本体1への固着は、消費者によって行われることになる。なお、締結体としては、ドラム缶やペール缶などの蓋と本体との当接部の周囲を簡単な操作で密封固定することのできるクリップバンド、帽子の大きさを調整するアジャスター様のものを例示できる。
【0104】
また、包装体Pを再使用するにあたり、電子レンジによる加熱処理に供された被加熱物Rである既洗米と異なる被加熱物Rが、使用者により使用に供された容器本体1に供給(収納)されてもよい。このような被加熱物Rとしては、異なる種類のお米の既洗米や、焼売、肉饅頭などの蒸しものや、おでんなどの煮物を例示することができる。これにより、使用に供された包装体Pの少なくとも一部である容器本体1および中蓋2の再使用を容易にできるとともに、再使用時の電子レンジによる加熱処理に、多種多様の被加熱物Rを供することができる。
【0105】
このように、本実施形態の包装体Pの再使用方法によれば、包装体Pの上蓋3と、この上蓋3が容器本体1の開口端を閉塞するように固着するための締結体とを個別に供給することにより、使用に供した包装体Pの容器本体1および中蓋2ならびに強制消泡体4が再使用される構成とすることで、使用に供された包装体Pの容器本体1および中蓋2ならびに強制消泡体4を確実に再使用できる。勿論、調理の種類によっては、強制消泡体4を用いなくてもよい。
【0106】
本実施形態の包装体Pの再使用方法によれば、電子レンジによる加熱処理に供された被加熱物Rと同一の被加熱物Rが別個に供給される構成とすることで、使用に供された被加熱物Rと同一の被加熱物Rの電子レンジによる加熱処理を、使用に供された包装体Pの容器本体1および中蓋2ならびに強制消泡体4を再度用いて容易に実施できる。
【0107】
本実施形態の包装体Pの再使用方法によれば、電子レンジによる加熱処理に供された被加熱物Rと異なる被加熱物Rが、使用者により使用に供された容器本体1に供給される構成とすることで、使用に供された被加熱物Rと異なる被加熱物Rの電子レンジによる加熱処理を、使用に供された包装体Pの容器本体1および中蓋2ならびに強制消泡体4を再度用いて容易に実施できる。
【0108】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することができる。また、本発明は、将来、宇宙食に適用することもできるであろう。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体によれば、性能および品質の向上を容易に図ることができるなどの極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子レンジ用加熱容器が適用される電子レンジ加熱用包装体の実施形態の要部を示す断面図
【図2】図1の電子レンジ用加熱容器の容器本体を示す断面図
【図3】図1の電子レンジ用加熱容器の第1中蓋を示す断面図
【図4】図3の平面図
【図5】図1の電子レンジ用加熱容器の第2中蓋を示す断面図
【図6】図5の平面図
【図7】図1の電子レンジ用加熱容器の上蓋の要部を調圧手段とともに示す拡大部分断面図
【図8】図1の電子レンジ用加熱容器の上蓋の要部を示す平面図
【図9】図1の電子レンジ用加熱容器の強制消泡体の第2中蓋への取付状態を示す部分拡大断面図
【図10】図1の強制消泡体の第2中蓋への取付状態の変形例を示す図9と同様の図
【図11】図1の強制消泡体の第2中蓋への取付状態の他の変形例を示す図9と同様の図
【図12】図1の強制消泡体の変形例を示す図1と同様の図
【図13】図12の強制消泡体の第2中蓋への取付状態の変形例を示す図9と同様の図
【図14】図12の強制消泡体の第2中蓋への取付状態の他の変形例を示す図9と同様の図
【符号の説明】
1 容器本体
2 中蓋
3 上蓋
4、4A 強制消泡体
5 中蓋固定手段
6 密封手段
11 段部
12 フランジ部
21 第1中蓋
22 第2中蓋
23 係止手段
24 通気孔
25、26 収納空間
31 調圧手段
32 給水口
33 シール
41 中蓋固定手段
42 密封手段
201 第1中蓋基板
202 外側板
205 中心湾曲部
206 外スロット
208 被係止体
209 第1スロット
210 中心スロット
211 被係止部
221 第2中蓋基板
222 外側板
223 外上板
228 第2中蓋小孔
229 係止体
230 係止部
301 上蓋基材層
302 上蓋中間樹脂被覆層
303 上蓋樹脂被覆層
304 小孔
305 スリット
C 電子レンジ用加熱容器
P 電子レンジ加熱用包装体
R 被加熱物

Claims (2)

  1. 電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納可能な有底の容器本体と、この容器本体の内部に配置される中蓋と、前記容器本体に固着され前記容器本体の開口端を閉塞する上蓋とを有する電子レンジ用加熱容器であって、
    前記中蓋を前記容器本体の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段と、
    前記上蓋に配設され前記容器本体の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段と、
    前記中蓋と前記上蓋との間に配置され、前記中蓋との間に強制消泡隙間を形成可能な強制消泡体とを有し、
    前記中蓋固定手段が、前記容器本体の内部と前記中蓋との固定部における流体の漏洩を防止する密封手段を具備し、
    前記調圧手段が、前記上蓋に設けられた厚さ方向に貫通する多数の小孔であり、
    前記中蓋が通気性を具備しており、
    前記中蓋の外周部の上面と前記容器本体の開口端とが面一に形成されており、
    前記上蓋が前記容器本体の開口端にヒートシールによって固着されており、
    前記上蓋が再封止可能な給水口を具備していることを特徴とする電子レンジ用加熱容器。
  2. 電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物が電子レンジ用加熱容器に収納されている電子レンジ加熱用包装体であって、
    前記電子レンジ用加熱容器が請求項1に記載の電子レンジ用加熱容器であることを特徴とする電子レンジ加熱用包装体。
JP2003102829A 2003-04-07 2003-04-07 電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体 Expired - Fee Related JP3803648B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003102829A JP3803648B2 (ja) 2003-04-07 2003-04-07 電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003102829A JP3803648B2 (ja) 2003-04-07 2003-04-07 電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004307010A true JP2004307010A (ja) 2004-11-04
JP3803648B2 JP3803648B2 (ja) 2006-08-02

Family

ID=33466149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003102829A Expired - Fee Related JP3803648B2 (ja) 2003-04-07 2003-04-07 電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3803648B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0379687U (ja) * 1989-12-04 1991-08-14
JPH1024962A (ja) * 1996-07-08 1998-01-27 Dainippon Printing Co Ltd 具材入り容器
JPH1094370A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Asama Kasei Kk 麺類の製造方法
JP2000238860A (ja) * 1999-02-16 2000-09-05 Hiroyuki Nagao 調理済食品用の包装容器
JP2000316716A (ja) * 1999-05-12 2000-11-21 Daio Shokuhin:Kk 電子レンジ加熱用の食品用容器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0379687U (ja) * 1989-12-04 1991-08-14
JPH1024962A (ja) * 1996-07-08 1998-01-27 Dainippon Printing Co Ltd 具材入り容器
JPH1094370A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Asama Kasei Kk 麺類の製造方法
JP2000238860A (ja) * 1999-02-16 2000-09-05 Hiroyuki Nagao 調理済食品用の包装容器
JP2000316716A (ja) * 1999-05-12 2000-11-21 Daio Shokuhin:Kk 電子レンジ加熱用の食品用容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3803648B2 (ja) 2006-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2721885C (en) Multi-component food packaging for microwave oven
JP4139483B2 (ja) 包装体
KR20180003407U (ko) 증기배출부가 구비된 조리용 용기
JP4124287B2 (ja) 密封容器
JP2000344279A (ja) 食品用袋
JP3745072B2 (ja) 電子レンジ用包装袋
JP3803627B2 (ja) 電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体
JP3792539B2 (ja) 電子レンジ炊飯用の炊飯容器および包装体
JP3643336B2 (ja) 電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体ならびにその再使用方法
JP2004307010A (ja) 電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体
JP3966961B2 (ja) 包装体
JP2012051636A (ja) 容器を封止する蓋体
JP3802158B2 (ja) 電子レンジ用包装袋
CN209080637U (zh) 一种自加热包装盒
JP2007204073A (ja) 電子レンジ加熱用包装容器
JPH047106Y2 (ja)
JP6034547B2 (ja) 容器を封止する蓋体
JP3069530U (ja) 電子レンジ用食品の収納容器
JPH04102272U (ja) 電子レンジ用容器
JP6080334B2 (ja) 容器を封止する蓋体
JPH0923857A (ja) 乳児用飲料容器
JP2017171360A (ja) 包装袋
JPH04102557A (ja) 吹きこぼれ防止蓋
JP2005082188A (ja) 電子レンジ加熱用食品容器
JP2009062081A (ja) 電子レンジ調理用容器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees