JP2004306891A - 車両のフロントフロアパネル - Google Patents

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front floor
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Yoshihiro Suasa
義博 寿浅
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】部品点数の増加無しに、フロントフロアパネルの強度及び剛性を向上する。
【解決手段】フロントフロアパネル10は、フロントフロアパネル10の前部10Aと、前部10Aから車体後方に向かってなだらかに縮幅されフロントフロアパネル10Bの車幅方向中央部を構成する厚肉部20と、フロントフロアパネル10における厚肉部20以外の部位を構成する薄肉部22と、で構成されている。また、厚肉部20と薄肉部22との接合部Pにおける、フロントサイドメンバ14と交差する交差部P1は、平面視において、車体前方車幅方向外側から車体後方車幅方向内側に向かって傾斜している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のフロントフロアパネルに係り、特に、自動車等の車両において車室床部の前部を構成する車両のフロントフロアパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両において車室床部の前部を構成する車両のフロントフロアパネルとしては、フロアトンネル部に沿って車両の前後方向に延びるトンネルレインフォースメントと、ダッシュパネルに沿って車幅方向に延びるダッシュロアメンバとを一体の管状部材で形成することにより、正突時の安全性向上と車体剛性向上を図った構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−145124号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような車両のフロントフロアパネルでは、フロントフロアパネルの強度及び剛性を向上するために、フロアトンネルに沿って車両の前後方向に延びるトンネルレインフォースメントを設けている。この結果、部品点数が増加し、コストアップになる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、部品点数の増加無しに、強度及び剛性を向上できるフロントフロアパネルを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の車両のフロントフロアパネルは、前部と、該前部から車体後方に向かってなだらかに縮幅され車幅方向中央部を構成する厚肉部と、
前記厚肉部以外の部位を構成する薄肉部と、
から成り、前記厚肉部と前記薄肉部とが線接合されていることを特徴とする。
【0007】
従って、車体が衝突体に前突した場合には、フロントフロアパネルの前部と、前部から車体後方に向かってなだらかに縮幅されフロントフロアパネルの車幅方向中央部と、を構成する厚肉部で高い入力荷重を受けると共に受けた入力荷重を車体後方へ伝達することができる。また、フロントフロアパネルにおける入力荷重の低い部分は薄肉部で構成することができる。この結果、補強部材を設けることによる部品点数の増加無しに、高い質量効率でフロントフロアパネルの強度及び剛性を向上でき、車室の補強が可能となる。
【0008】
また、厚肉部と薄肉部との線接合における、なだらかに縮幅され部位により、入力荷重によってフロントフロアパネルの一部に応力が集中するのを抑制できる。このため、フロントフロアパネルの一部が入力荷重によって変形するのを補強部材を使用せずに防止できるので、部品点数の増加無しに、フロントフロアパネルの強度及び剛性を向上でき、コストダウンが可能となる。
【0009】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両のフロントフロアパネルにおいて、前記厚肉部と前記薄肉部とをレーザ溶接により線接合したことを特徴とする。
【0010】
従って、請求項1記載の内容に加えて、フロントフロアパネルにおける厚肉部と薄肉部とをレーザ溶接により線接合したことにより、接合強度が向上し、溶接部の破断を抑制できるため、フロントフロアパネルの強度を更に向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明における車両のフロントフロアパネルの一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0012】
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印OUTは車幅外側方向を示す。
【0013】
図1に示される如く、本実施形態の車体では、フロントフロアパネル10の前部10Aがダッシュロア部となっており、フロントフロアパネルとダッシュロアパネルとが一体構造となっている。なお、フロントフロアパネル10の前部10Aの上端縁部は、ダッシュパネル12の下端縁部12Aに溶着されている。
【0014】
フロントフロアパネル10の車幅方向中央部には、車体前後方向に沿ってフロアトンネル部10Bが形成されており、フロアトンネル部10Bの車幅方向両側部には、フロアトンネル部10Bと所定の間隔を開けてフロントサイドメンバ14が車体前後方向に沿って配設されている。
【0015】
図3に示される如く、フロアトンネル部10Bの車体前後方向から見た断面形状は、開口部を車体下方へ向けたコ字状となっている。また、フロントサイドメンバ14の車体前後方向から見た断面形状は、開口部を車体上方へ向けたハット状となっており、左右のフランジ12Aが、フロントフロアパネル10の下面に溶着されている。
【0016】
図1に示される如く、フロントフロアパネル10の車幅方向両端部には、車体上方へ向かってフランジ10Cが形成されており、これらのフランジ10Cは、フロントフロアパネル10の車幅方向両端部に車体前後方向に沿って配設した左右のロッカ(図示を省略)に溶着されている。
【0017】
フロントフロアパネル10の前部10Aの下面側には、車幅方向に沿ってトルクボックス16が配設されており、トルクボックス16はフロントサイドメンバ14とロッカ(図示を省略)とを連結している。また、トルクボックス16の車幅方向から見た断面形状は、開口部を車体上方へ向けたハット状となっており、左右のフランジ16Aが、フロントフロアパネル10の前部10Aの下面に溶着されている。
【0018】
図2に示される如く、フロントフロアパネル10は、フロントフロアパネル10の前部10Aと、前部10Aから車体後方に向かってなだらかに縮幅されフロントフロアパネル10Bの車幅方向中央部を構成する厚肉部20と、フロントフロアパネル10における厚肉部20以外の部位を構成する薄肉部22と、で構成されている。
【0019】
図3に示される如く、厚肉部20の板厚M1は薄肉部22の板厚M2より厚くなっており(M1>M2)、厚肉部20と薄肉部22との接合部Pは、突き当て状態でレーザ溶接により線接合されている。
【0020】
なお、フロントフロアパネル10は、厚肉部20と薄肉部22とを接合部Pにおいて素材(平板)の状態にて互いに接合した後、最終形状に成形されている。
【0021】
図2に示される如く、厚肉部20は、フロントフロアパネル10の前部10Aから車体後方に向かってなだらかに縮幅されているため、厚肉部20と薄肉部22との接合部Pにおける、フロントサイドメンバ14と交差する交差部P1は、平面視において、車体前方車幅方向外側から車体後方車幅方向内側に向かって傾斜している。
【0022】
また、接合部Pにおける交差部P1より車体前方側の前部P2は、フロントフロアパネル10の前部10Aの後端縁部に沿って車幅方向に延設されており、接合部Pにおける交差部P1より車体後方側の後部P3は、フロントフロアパネル10のフロアトンネル部10Bにおける縦壁部10Dの上部、即ち、フロアトンネル部10Bにおける上壁部10Eの近傍において車体前後方向に沿って延設されている。
【0023】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0024】
本実施形態では、車体が衝突体に前突した場合には、フロントフロアパネル10の前部10Aと、前部10Aから車体後方に向かってなだらかに縮幅されフロントフロアパネル10の車幅方向中央部を構成する厚肉部20で高い入力荷重を受けると共に受けた入力荷重を車体後方へ伝達することができる。また、フロントフロアパネル10における入力荷重の低い部分は薄肉部22で構成することができる。
【0025】
この結果、補強部材を設けることによる部品点数の増加無しに、高い質量効率でフロントフロアパネル10の強度及び剛性を向上でき、車室の補強が可能となる。
【0026】
また、厚肉部20と薄肉部22との接合部Pにおける、フロントサイドメンバ14と交差する交差部P1を平面視において、車体前方車幅方向外側から車体後方車幅方向内側に向かって傾斜しているため、フロントサイドメンバ14とフロントフロアパネル10から形成される骨格の接合部前後の骨格強度の急変を抑制することができ、入力荷重によってフロントフロアパネル10におけるフロントサイドメンバ14と交差部P1に応力が集中するのを抑制できる。このため、におけるフロントサイドメンバ14と交差部P1が入力荷重によって変形するのを補強部材を使用せずに防止できるので、部品点数の増加無しに、フロントフロアパネル10の強度及び剛性を向上でき、コストダウンが可能となる。
【0027】
また、本実施形態では、フロントフロアパネル10における厚肉部20と薄肉部22とをレーザ溶接により線接合したことにより、接合部Pの接合強度が向上し、溶接部Pの破断を抑制できるため、フロントフロアパネル10の強度を更に向上できる。
【0028】
また、本実施形態では、フロントフロアパネル10の前部10Aがダッシュロア部となっており、フロントフロアパネルとダッシュロアパネルとを一体構造としたため、部品点数を低減できる。
【0029】
また、本実施形態では、フロントフロアパネル10を厚肉部20と薄肉部22とを素材(平板)の状態で互いに接合した後、最終形状に成形している。このため、逆の作業手順で、厚肉部と薄肉部をそれぞれ成形した後、厚肉部20と薄肉部22とを立体となった状態にて互いに接合する場合に比べ、溶接作業が容易であり、生産性を大幅に向上できる。
【0030】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、線溶接を行うためにレーザ溶接を使用したが、レーザ溶接に代えて、アーク溶接等の他の溶接によって線溶接を行っても良い。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の車両のフロントフロアパネルは、前部と、該前部から車体後方に向かってなだらかに縮幅され車幅方向中央部を構成する厚肉部と、厚肉部以外の部位を構成する薄肉部と、から成り、厚肉部と薄肉部とが線接合されているため、部品点数の増加無しに、フロントフロアパネルの強度及び剛性を向上できるという優れた効果を有する。
【0032】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両のフロントフロアパネルにおいて、厚肉部と薄肉部とをレーザ溶接により線接合したため、請求項1記載の効果に加えて、フロントフロアパネルの強度を更に向上できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両のフロントフロアパネルを示す車両斜め後方から見た斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両のフロントフロアパネルを示す平面図である。
【図3】図2の3−3に沿った拡大断面図である。
【符号の説明】
10 フロントフロアパネル
10A フロントフロアパネルの前部(ダッシュロア部)
10B フロントフロアパネルのフロアトンネル部
14 フロントサイドメンバ
20 フロントフロアパネルの厚肉部
22 フロントフロアパネルの薄肉部

Claims (2)

  1. 前部と、該前部から車体後方に向かってなだらかに縮幅され車幅方向中央部を構成する厚肉部と、
    前記厚肉部以外の部位を構成する薄肉部と、
    から成り、前記厚肉部と前記薄肉部とが線接合されていることを特徴とする車両のフロントフロアパネル。
  2. 前記厚肉部と前記薄肉部とをレーザ溶接により線接合したことを特徴とする請求項1記載の車両のフロントフロアパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011027431A1 (ja) * 2009-09-02 2011-03-10 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP2018062204A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 トヨタ自動車株式会社 フロアパネル

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