JP2004306157A - 工作機械用主軸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非回転の供給パイプ20からチャック機構10へのオイルミストの供給を外に漏出することなく確実に行う。
【解決手段】主軸3に、その軸心を貫通してチャック機構10にまで連通する挿通孔を穿設し、前記挿通孔にドローバー9を挿通し、該ドローバー9の先端部をチャック機構10に臨ませ、非回転の供給パイプ20をドローバー9の軸心に沿って基端から先端部まで延びるように設ける。その先端部に非接触型のメカニカルシール30としてのシールパッド30aをベローズバネ60を介して支承し、シールパッド30aのシール面30cをチャック機構10の上端の接続パイプ21の上端面21bと微小隙間を介して対面させる。主軸3の基端の外側から供給されるオイルミストを、供給パイプ20からチャック機構10内の流通路21aを介して工具まで供給する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、先端に工具が装着された主軸を回転駆動し、この回転する工具によりワークを加工する工作機械用主軸装置に係り、より詳しくは、工具の先端からオイルミストを噴出させて、加工時の潤滑、切削屑の除去及び工具等の冷却を効率よく実行できる構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の工作機械用主軸装置100として、特許文献1に開示され、図12に示すように、中空円筒状のハウジング101内に主軸102とそれを回転駆動させる駆動モータ103とが内蔵されたビルトインタイプとして構成され、ハウジング101の基部はエンドフィッティング104a,104bにボルトにて固定されている。前記主軸102の先端部及び中間部はベアリング105、106にて回転自在に支持されている。主軸102の内径には周知の構造のドローバー107が軸線方向に進退動可能に配置されており、ドローバー107の先端側は、主軸102の先端のテーパ孔に嵌まる工具ホルダ120の基端に取付けられたプルスタッド121に対して着脱可能に嵌まり、ドローバー107の引き込みにより周知の構成のクランプ手段にて脱落不能に連結されている。
【0003】
前記ドローバー107の内径(中心部)には、基端から先端まで軸線に沿って貫通する挿通孔が穿設されると共に、この挿通孔内には、非回転の供給パイプ109がドローバー107の内径の軸線に沿って基端から先端部に延びるように配置されている。そして、この供給パイプ109の外周先端部とドローバー107の内径との間には軸受111が配置されて、供給パイプ109をドローバー107に対して半径方向に支承している。また、供給パイプ109の上端は主軸102の後端側にて配置された前記エンドフィッティング104bのミスト供給部110に接続、連通されている。
【0004】
一方、供給パイプ109の下端部と、前記プルスタッド121を掴むチャック機構108における上向きに延びる接続パイプ122との間にラビリンスシール部123が設けられ、ミスト供給部110から供給されたオイルミストは、供給パイプ109から接続パイプ122、プルスタッド121の各内径の流通路122a,121a,120aを介して工具124内の通路を通り、当該工具124の先端の切削加工用刃部近傍の吐出口125から外に噴出されるように構成されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−150295号公報(図1参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、オイルミストは、高圧空気に微小量の切削油を混入して霧状にしたものであるため、前記供給パイプ109の下端から接続パイプ122への接続箇所に設けられたラビリンスシール部123で漏れ出す量が大きく、工具124の先端まで到達するオイルミスト量が少なくなるという問題があった。
【0007】
また、前記ラビリンスシール部123より上方に配置する軸受111をジャーナル型の静圧軸受にて構成した場合は、そのためのエア消費量が多くなり、ランニングコストが高くなるという問題があった。
【0008】
さらに、前記供給パイプ109の下端部から漏れ出したオイルミストが主軸102の内径部に滞留するため、前記ラビリンスシール部123の性能が劣化し易いし、軸受部の故障が発生し易いという問題があった。
【0009】
本発明は、前記従来の問題点を解決すべくなされたものであって、オイルミストの供給パイプからの漏れ量が少なく、また、漏出したオイルミストを速やかに主軸より外に排出できるようにした工作機械用主軸装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の工作機械用主軸装置は、先端部に工具把持機構により工具ホルダが装着され、回転駆動されるように設けられた主軸に、その軸心を貫通して前記工具把持機構にまで連通する挿通孔を穿設し、前記挿通孔にドローバーを挿通し、該ドローバーの先端部を前記工具把持機構に臨ませ、非回転の流通管を前記ドローバーの軸心に沿って基端から先端部まで延びるように設けると共に、その先端部にメカニカルシールを設け、前記主軸の基端の外側から供給されるオイルミストを、前記流通管から前記工具把持機構内の流通路を介して工具まで供給するように構成したものである。
【0011】
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の工作機械用主軸装置において、前記メカニカルシールを非接触型に構成したものである。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の工作機械用主軸装置において、前記メカニカルシールのシール部材はバネ手段により支承されていることを特徴とするものである。
【0013】
他方、請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の工作機械用主軸装置において、前記メカニカルシールのシール部材はベローズバネまたはダイアフラムによって支承されていることを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の工作機械用主軸装置において、前記メカニカルシールの外周部近傍の回転側内面は、オイルミストを落下させるために、下向き拡大状のテーパー面もしくはらせん溝を有するものである。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の工作機械用主軸装置において、メカニカルシールの外周部近傍の回転側内面から前記主軸内に形成された排出孔を介して外気に連通しているものである。
【0016】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の工作機械用主軸装置において、前記流通管を、前記主軸軸線と平行状に移動する移動手段を備えたものである。
【0017】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の工作機械用主軸装置において、前記工具が装着される工具ホルダ内に形成される流通路のうち、直径の大きい拡大部には、その細い直径の流通路とほぼ同一直径の弾性的流路体を介挿したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体化した実施形態について説明する。図1は第1実施形態における工作機械の主軸装置の縦断面図、図2は第1実施形態の要部拡大断面図、図3はメカニカルシール部の第1実施形態の部分拡大断面図、図4は第2実施形態の要部拡大図、図5はメカニカルシール部の第2実施形態の部分拡大断面図、図6(a)はメカニカルシールのシール面の実施形態を示す図3などのB−B線矢視下面図、図6(b)は図6(a)のVIb −VIb線矢視断面図、図6(c)はシール面の他の実施形態を示す下面図、図7は作用説明図である。
【0019】
図1に示す第1実施形態の主軸装置1は、上下に長い中空円筒状のハウジング2内に、主軸3とその主軸3を回転駆動させるためのモータ4とを内蔵するビルトインタイプとして構成されているものである。主軸3の先端部分及び中間部分はラジアル軸受5,6によってハウジング2に対して回転自在に軸支されている。主軸3の先端部端面の中心には工具ホルダ13における円錐台形状のシャンク部が密接して嵌まり得るホルダ取付け孔(テーパー孔)3aが穿設されている。
【0020】
前記2つのラジアル軸受5および6にて支承されている部分の略中間には、主軸3側にロータ7が配置され、ハウジング2の内周側にステータ8が配置されることによりモータ4が構成されている。
【0021】
主軸3の軸心には基端から先端部にわたって挿通孔3bが穿設され、該挿通孔3b内には主軸3の基端側から先端側に延びる周知の構成のドローバー9が進退動可能に挿通されている。主軸3内の先端側には前記ドローバー9より先端側に工具把持機構としてのチャック機構10が配置され、また、主軸3の内の基端側には前記ドローバー9を後退方向に付勢するコイルバネ11が配置されている。
【0022】
一方、切削加工用の工具12は工具ホルダ13の先端側に取付けられており、その工具ホルダ13には、その基端(図示実施形態で上端側)にプルスタッド14を備えている。前記ドローバー9が主軸3内で図示しない駆動機構により上下移動する。そして、ドローバーが上昇すると工具把持機構としてのチャック機構10が鋼球16を介して工具ホルダ13のプルスタッド14を把持して引き込み、工具12が主軸3の先端側に装着されるように構成されている。
【0023】
前記プルスタッド14、工具ホルダ13及び工具12の内部には、軸心に沿って流路14a、13a、12aが各々穿設されており、工具12の先端部にある切削加工用刃部の近傍には、前記流路12aに連通する吐出孔15が備えられている。
【0024】
前記ドローバー9の軸心に沿って先端から基端まで連通する長孔9aには、オイルミストを供給するための流通管としての供給パイプ20が前記ドローバー9に対して相対的に非回転となるように配置される。供給パイプ20の先端側(図1の下端側)には、転がり軸受22の内輪部が挿入されて、ロックナット23により固定される一方、転がり軸受22の外輪部はスリーブ22aの内径部に挿入されている。このスリーブ22aの外径部はドローバー9の内径部に摺動可能に被嵌されて、供給パイプ20の先端部(下端部)を半径方向に振れないように支承されている(図2、図3参照)。
【0025】
前記ロックナットの外周23aとスリーブ22aの内周部22bとではラビリンスシール23cが構成されて、オイルミストや埃等が転がり軸受22内に侵入するのを防止している(図3参照)。
【0026】
供給パイプ20の外周下端側には、シール部材としてのシールパッド30aが供給パイプ20の下端側外径部によって軸線方向に摺動可能に被嵌されている。他方、ドローバー9の先端部側には、チャック機構10における1部品としての接続パイプ21が脱落防止用のピン24を介して接続されており、供給パイプ20の軸心方向に貫通する流通路20aと、接続パイプ21の軸心に沿って貫通する流路21aと、シールパッド30aの軸心に沿って貫通する流路30bと、プルスタッド14の軸心方向に貫通する流路14aとは連通するように一直線状に配置されている。前記シールパッド30aと前記接続パイプ21の上端面21bとは、非接触状態を保持して相対向することにより、非接触型のメカニカルシール30を構成して、オイルミスト供給路としての前記流路21a及び流路30bからの流体(オイルミスト)が、前記接続パイプ21の上端面21bとの間で半径外方向に漏出するのを防止できるようにしている(図2、図3参照)。
【0027】
メカニカルシール30の第1実施形態の形態は、図6(a)及び図6(b)に示すごとく、前記シールパッド30aのシール面(下端面)30cには、複数(実施例では8本)の溝30dが放射状であって、中心側の流路30bには連通するがシールパッド30aの外周縁には届かない長さで形成されており、前記接続パイプ21の上端面21bとの間でいわゆる静圧スラスト型軸受を構成するものである。
【0028】
そして、シールパッド30aは、前記ロックナット23の下端に一端が固定されたバネ手段としてのベローズバネ60の下端に支承されている。前記流通路20a側の圧力が大気圧に等しい状態(初期設定)では、シールパッド30aのシール面(下端面)30cと接続パイプ21の上端面21bとの間に微小量の隙間が形成されるか、圧接されるようにセットされている。このため、シールパッド30aが軸線方向に摺動可能であり、単位面積当り所定圧力Pのオイルミストが断面積A1の流路30bに供給されると、シールパッド30aの大径である断面積A2の内端面30eには(A2−A1)×Pの下向き力が作用する。一方、オイルミストの圧力Pにより前記シール面(下端面)30cと上端面21bとの間隙を開こうとする力が上向きに作用する(図7の圧力分布参照)。この上向きの力と前記下向きの力とがバランスし、前記メカニカルシール30の箇所でオイルミストが半径外方向に漏出する量を極少量に押えることができる。さらに、前記シールパッド30aを供給パイプ20に支承するバネ手段がベローズバネ60である場合には、シールパッド30aの上端と供給パイプ20の外周との隙間が、ベローズバネ60の内径にて密封されることになり、メカニカルシール30の箇所以外からオイルミストが漏出しないという効果を奏する。
【0029】
なお、ドローバー9の内径部であって、前記バネ手段としてのベローズバネ60の外周近傍を下側(メカニカルシール30に接近する側)に行くに従って直径が大きくなるテーパー部61に形成する。そして、ドローバー9の半径方向に穿設した流路9bが、前記テーパー部61と主軸3に穿設された排出路62とに連通しており、前記メカニカルシール30からテーパー部61に漏出した少量のオイルミストを主軸装置1外に排出されるように構成されている。
【0030】
また、ドローバー9の内径部と接続パイプ21の連結のためのピン24との間に装架したコイルバネ25により、当該接続パイプ21を下向きに押圧し、接続パイプ21の下端に設けたシール部材26をプルスタッド14の上端面に押圧し、また、ドローバー9の内径面と接続パイプ21の外径面との間のオーリング28により隙間から漏出するオイルミストの漏れを防止している(図2参照)。
【0031】
ハウジング2の上端は支持部材32を介してボルト33にてエンドフィッティング31に固定されている。前記供給パイプ20の上端部(基端部)は、支持部材32に穿設した孔に挿入され、エンドフィッティング31に開口した流体供給部34に連通接続されている。なお、供給パイプ20の外周は支持部材32に対してOリング35,36を介して密着されて流体の漏れ出しが防止できるように構成されており、且つ 支持部材32に装着した固定ピン37は、その先端が供給パイプ20の外周に凹み形成された凹部に止まるように配置されているので、供給パイプ20が脱落しないように支持されている。
【0032】
従って、供給パイプ20の上端側は支持部材32に対して上下方向に移動不能に固定支持され、且つ半径方向にはOリング35,36の弾性変形の範囲内で回動可能に配置されている。
【0033】
次に、上記構成の工作機械用主軸装置のオイルミスト供給作用について説明する。図示しないミスト供給装置から前記エンドフィッティング31の流体供給部34に供給されたオイルミストは供給パイプ20内の流通路20aを経由して接続パイプ21にまで到達する。主軸3がモータ4により回転駆動されていても、それと一体的に回転するドローバー9の内径部において、供給パイプ20はその外周と軸受22を介して回転可能に支承されているから、当該供給パイプ20は非回転状態に保持される結果、その内径の流通路20aを通過するオイルミストは、主軸3の回転による遠心力の影響を受けることがなく、供給パイプ20、ひいては主軸3の軸線方向の長さが長くても、ミスト状の切削油が高圧空気と分離せずに接続パイプ21の箇所まで到達できるのである。
【0034】
そして、供給パイプ20の下端から前記接続パイプ21への連通箇所においてシールパッド30aの内面端部30eにオイルミストと共に供給されるエア圧力が加わると、当該シールパッド30aは下方に摺動する。このシールパッド30aの摺動部からのオイルミストの漏れは、ベローズバネ60によって防止される。そして、この時、シールパッド30aのシール面(下端面)30cに形成されている複数の溝30d内にもエアが供給されるので、前記接続パイプ21の先端部(上端面)21aとの隙間を数μm〜数十μmに保持し、ドローバー9内径側へのオイルミストの漏出を防止できる。このように、シールパッド30aのシール面(下端面)30cと接続パイプ21の先端部(上端面)21aとは非接触状態にあるので、両部品の摩耗の心配がない。
【0035】
前記接続パイプ21からのオイルミストは、接続パイプ21の流路21aから、プルスタッド14、工具ホルダ13及び工具12の内径部に設けられた流路14a,13a,12aを経由して工具12の先端部の切削加工用刃部近傍の吐出孔15より外部に吐出される。シールパッド30aは、ベローズバネ60によって軸線方向に摺動可能に保持されているので、僅かなオイルミストの供給圧力によって摺動でき、適切な隙間がメカニカルシール30のシールパッド30aのシール面(下端面)30cと接続パイプ21の先端部(上端面)21bとで構成可能となるのである。
【0036】
メカニカルシール30から僅かに漏れ出したオイルミストは、ドローバー9の内径部下端側のテーパー部61の下端に集められる。そして、この集められたオイルミストは、流通路9a、主軸3に穿設されている排出路62を経由して主軸外へ速やかに排出される。
【0037】
前記メカニカルシール30の保持には、ベローズバネ60に代えてコイルバネを使用しても良い。また、メカニカルシール30のシールパッド30aのシール面(下端面)30cには、前記複数の溝30dに代えて、図6(c)に示すような同心円状のポケット30eを凹み形成しても良いし、その他の静圧型スラスト軸受を構成する形式にしても良い。
【0038】
図4及び図5は、本発明の第2実施形態を示し、第1実施形態と同じ箇所(部品)には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分(部品)について説明すると、前記シールパッド30aは、一方が前記ロックナット23の下端に固定される平板状(円輪板状)のダイヤフラム63によって支持されているので非回転である。これにより、シールパッド30aの大径である内端面30eに僅かな圧力が作用した状態でも軸線方向に摺動可能に保持される。シールパッド30aの上端とロックナット23の下端とは前記円輪板状のダイヤフラム63により封止されているから、当該メカニカルシール30の上端側からドローバー9の内径方向にオイルミストが漏れ出さない構成とすることができる(図5参照)。
【0039】
なお、オイルミストの供給圧が高い場合、ダイヤフラム63の断面形状を波状にすると、ダイヤフラム63の板厚さを内圧に耐えるように厚くしても軸方向のバネ定数が小さくなり、軸方向に摺動可能な長さを長くすることができる。
【0040】
この実施形態では、ドローバー9の下端側において、供給パイプ20の軸線方向に貫通する流通路20aと、シールパッド30aの軸線方向に貫通する流路30bと、プルスタッド14の軸線方向に貫通する流路14aとが一直線状に連通するように配置されている。供給パイプ20の下端側外径部によって軸線方向に摺動可能に案内されるシールパッド30aの下端面(シール面)30cはプルスタッド14の上端面14bに対して非接触状態で相対向され、前記の第1実施形態と同様なメカニカルシールの作用により、ミスト供給路としての前記流通路20a及び流路14aからの流体(オイルミスト)の漏れを防止できるように構成されている(図5参照)。
【0041】
この構成によれば、前記第1実施形態と同様に、図示しないオイルミスト供給装置から供給されたオイルミストは供給パイプ20からシールパッド30aの流路30bを介してプルスタッド14の流路14aに流れ込むが、供給パイプ20及びシールパッド30aが非回転であるから、前記の実施形態と同様に回転の影響力を受けずにプルスタッド14の流路14aにオイルミストを供給できる。このとき、第1実施形態に比べて接続パイプが省略されているため、オイルミスト供給経路の長さがそれだけ短くなり、回転による影響力をより一層受け難くできる。
【0042】
図8及び図9は、第3の実施形態を示し、この実施形態は、いわゆる2面拘束型ツールシャンク部を有する工具ホルダ53が装着できる主軸3に対して適用したものである。即ち、工具ホルダ53は、主軸3のテーパー孔3aに対して密着するテーパー部(シャンク部)53bと、フランジ部の端面53cが主軸3の端面3dと密接するように構成されている。主軸3の前記テーパー孔3aに続く中心孔内には軸線方向に起動可能に挿通されているドローバー9の細径の先端部54がチャック機構51の一部品としてのスリーブ52に螺合等にて連結されており、該スリーブ52に被嵌するコレット50を介して工具ホルダ53が着脱可能に装着されている。
【0043】
一方、ハウジング2の上端は支持部材40がボルト40aによって固定されている。支持部材40に案内部材41がボルト41aによって固定されている。案内部材41に穿設された内径部にエンドフィッティング42の外径部42aが挿入され、エンドフィッティング42を軸線方向に摺動可能に案内している。前記ドローバー9に内装される非回転の供給パイプ20の上端はエンドフィッティング42に固定され、流体供給部43に連通している。
【0044】
支持部材40の上端に固定されたブラケット44、45にて前記エンドフィッティング42を上下動可能に被嵌する。エンドフィッティング42の上端に連結したジョイント47を、ブラケット45の上面に固定されたエアシリンダ46に連結し、このエアシリンダ46の駆動にてエンドフィッティング42と供給パイプ20とを軸線方向(上下方向)に移動可能に構成されている。
【0045】
そして、ドローバー9の内径部の下端側において、前記供給パイプ20の下端には、前記第1実施形態または第2実施形態と同様の構成のメカニカルシール30を配置する(図9参照)。その場合、メカニカルシール30のシールパッド30aの下端面(シール面)30cは、前記細径の先端部54の後端(上端)に固定された回転側シール部材70の上端面と微小隙間を隔てて相対面させるのである(図9参照)。
【0046】
なお、ハウジング2の下端面に取付けられた蓋体55には、その側面にエア供給部56が設けられ、蓋体55内に穿設されたエア流路57、58に連通している。一方のエア流路57は前記主軸3の端面3dに環状に穿設された溝3eから工具ホルダ53のフランジ部の端面53c方向に開放されている。他方のエア流路58は主軸3の内径先端部から前記テーパー孔3aに連通されており、図示しない圧縮空気供給源からのエアがエア供給部56、エア流路57、58を介して前記端面53c及びテーパー孔3a等に放出されて、それらの箇所に付着する切粉や塵、切削油等を吹き飛ばすように構成されている(図9参照)。
【0047】
この実施形態では、工具ホルダ53の交換のためのチャック機構51が上下移動するドローバー9の下端側に装着されており、このドローバー9の下端の細径の先端部54の後端(上端)と前記供給パイプ20の下端側との間にメカニカルシール30を設けているから、工具ホルダ53の交換時、特に工具ホルダ53が無い場合に、ドローバー9を上昇させるから、その上昇により、供給パイプ20の下端側のシールパッド30aを突き上げてしまうと、供給パイプ20が曲がり変形したり、シールパッド30aの下端面(シール面)30cが傷つくなどの破損事故が発生するので、前記工具ホルダ53の交換時には、エアシリンダ46を予め作動させて、供給パイプ20ごとシールパッド30aを所定距離だけ引き上げておくのである。これにより、前記の不測の事故を防止できるのである。
【0048】
この実施形態でも、工具ホルダ53のチャック機構51に対して前記第2実施形態と同じく供給パイプ20の軸心側の流通路20aの先端部がシールパッド30aの内径の流路30bを介してドローバー9の細径の先端部54に形成された流路54aに隣接連通するように配置され、該流路54aは前記スリーブ52に軸線に沿って貫通された流路59aを介して工具ホルダ53の流路53aに連通し(図9参照)、さらに図示しないが、工具ホルダ53先端部の工具の内径部に設けられた流路を経由して、オイルミストが、工具の先端部の切削加工用刃部近傍の吐出孔より外部に吐出される。
【0049】
この実施形態においても、メカニカルシール30としてのシールパッド30aは、流通管としての供給パイプ20に対してベローズバネ60によって保持しても良いし、ダイヤフラム65等のバネ手段にて保持しても良い。
【0050】
なお、図10に示すように、工具ホルダ13において、その上端側にプルスタッド14を取り付けるために、工具ホルダ13のテーパー部の内径を大径部13bに形成してプルスタッド14の基端を螺合していた。また、工具ホルダ13の下端の工具12の取り付け箇所でも大径部13cに形成する必要があった。しかしながら、プルスタッド14の軸線方向に貫通する流路14aや工具ホルダ13の軸線方向に貫通する流路13aの直径は、その上流側の供給パイプ20の内径と略同じに形成していた。そうすると、小径の流路14a,13aから流れるオイルミストが大径部13b,13cに入ると、遠心力によりオイルミストが当該大径部13b,13cの円周壁面に付着し易くなり、工具12の回転中に、オイルミストが液状となって大径部13b,13cに滞留し、オイルミストが工具12の先端の吐出孔15から吐出でき難くなる。また、回転を停止すると、大径部13b,13cに滞留したオイルミストが大量に工具12の先端の吐出孔15から流出して周囲を汚染するという問題があった。このような問題は図11に示す工具ホルダ53の内径部のうち、小径の流路53aと工具12の上端との間の大径部53bの箇所でも発生するのであった。そこで、前記大径部13bには弾性的流路体を介挿する。その実施形態としては、合成樹脂製等の弾性体71を介挿し、この弾性体71の内径の流路71aの直径をその上下に隣接する流路14a,13aと略等しく設定する。また、弾性体の他の実施形態として内径が前記流路14a,13aの直径と略等しくした複数の筒体が伸縮移動可能に連結されたテレスコピック体72を前記大径部内に介挿しても良い。また図11に示すように、テレスコピック体72の上下端部を、そのテレスコピック体72の外周に設けたコイルばね73にて大径部もしくは工具端面等の上下端面に押しつけるようにする。さらには、テレスコピック体72と弾性体71とを併用するようにしても良いのである。このようにすれば、回転体の遠心力による悪影響を減少させることができるのである。
【0051】
前記第1実施形態〜第3実施形態において、ドローバー9の内径部下端側を下向きに広がるテーパー部61に形成することにより、テーパー部61に付着していたオイルミストの油滴が、重力とドローバー9の回転遠心力にて、主軸の排出路62側に流れることが促進され、前記メカニカルシール30の近傍にオイルミストが溜まることを防止できる。そのような作用を有する構成として、前記テーパー部61に螺旋溝を形成して良いし、テーパー部61に代えてストレート状の内径部に螺旋溝を形成しても良い。
【0052】
【発明の効果】
以上に詳述したように、請求項1に記載の発明の工作機械用主軸装置は、先端部に工具把持機構により工具ホルダが装着され、回転駆動されるように設けられた主軸に、その軸心を貫通して前記工具把持機構にまで連通する挿通孔を穿設し、前記挿通孔にドローバーを挿通し、該ドローバーの先端部を前記工具把持機構に臨ませ、非回転の流通管を前記ドローバーの軸心に沿って基端から先端部まで延びるように設けると共に、その先端部にメカニカルシールを設け、前記主軸の基端の外側から供給されるオイルミストを、前記流通管から前記工具把持機構内の流通路を介して工具まで供給するように構成したものである。
【0053】
したがって、主軸及びドローバーが高速回転しても、流通管は非回転であるから、その管内を通過させる間にオイルミストに前記高速回転による遠心力の影響を与えることがなく、オイルミスト中の切削油をミスト状のまま、所定量を工具まで到達させて、所定の潤滑に役立てることができるという効果を奏する。また、非回転の流通管の先端と回転する工具把持機構の端面と間にメカニカルシールを設けることで、流通管内のオイルミストが工具把持機構の外周側に漏れ出すことを確実に防止でき、流通管を介して供給されたオイルミストを工具先端まで無駄なく届けることができる。
【0054】
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の工作機械用主軸装置において、前記メカニカルシールは非接触型に構成したものであるから、非回転側に設けられたメカニカルシールのシール部材が回転側の端面と接触せず、シールに必要な隙間をバランス良く維持できるから、シール部材が摩耗劣化することがないという効果を奏する。
【0055】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の工作機械用主軸装置において、前記メカニカルシールのシール部材はバネ手段により支承されていることを特徴とするものであるから、非回転側に設けられたメカニカルシールのシール部材が回転側の端面と接触しないか、または接触しても、その接触圧を微小になるように調節できる結果、シール部材が摩耗劣化を一層少なくでき、且つシールに必要な隙間をバランス良く維持できるという効果を奏する。
【0056】
他方、請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の工作機械用主軸装置において、前記メカニカルシールのシール部材は、ベローズバネまたはダイアフラムによって支承されている場合には、前記シール部材が摩耗劣化を少なくすることができると共に、シール面以外の箇所からのオイルミストの漏れ出しを防止できるという効果を奏する。また、ダイアフラムは流通管の軸線方向に短い形態であるから、工作機械用主軸装置をコンパクトにできるという効果も奏する。
【0057】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の工作機械用主軸装置において、前記メカニカルシールの外周部近傍の回転側内面は、オイルミストを落下させるために、下向き拡大状のテーパー面もしくは螺旋溝を有するものであるから、メカニカルシールの外周部近傍の回転側内面付着したオイルミストは主軸の回転時に下向き拡大状のテーパー面もしくは螺旋溝を伝って下方に速やかに排出でき、流通管の供給側にオイルミストが戻ることを防止できる。
【0058】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の工作機械用主軸装置において、メカニカルシールの外周部近傍の回転側内面から前記主軸内に形成された排出孔を介して外気に連通しているものであるから、オイルミストが主軸内に滞留し難く、主軸外に速やかに排出できるという効果を奏する。
【0059】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の工作機械用主軸装置において、前記流通管を、前記主軸軸線と平行状に移動する移動手段を備えたものであるから、オイルミストを供給しない時や、工具の交換等において主軸に工具ホルダが把持されていない時にメカニカルシールのシール部材が工具把持機構の端面から離して、破損を防止できるという効果を奏する。
【0060】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の工作機械用主軸装置において、前記工具が装着される工具ホルダ内に形成される流通路のうち、直径の大きい拡大部には、その細い直径の流通路とほぼ同一直径の弾性的流路体を介挿したものである。
【0061】
このように構成すれば、オイルミストを流通路内で溜まり難くして工具側への流通を円滑にできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の主軸の縦断面図である。
【図2】第1実施形態の要部拡大断面図である。
【図3】メカニカルシール部の第1実施形態の部分拡大断面図である。
【図4】第2実施形態の要部拡大断面図である。
【図5】メカニカルシール部の第2実施形態の部分拡大断面図である。
【図6】(a)はメカニカルシールのシール面の実施形態を示す図3などのB−B線矢視下面図、(b)は図6(a)のVIb −VIb線矢視断面図、(c)はシール面の他の実施形態を示す下面図である。
【図7】作用説明図である。
【図8】主軸装置の第3実施形態の断面図である。
【図9】第3実施形態の要部拡大断面図である。
【図10】工具ホルダの拡大断面図である。
【図11】工具ホルダの他の実施形態の断面図である。
【図12】従来例の主軸装置の縦断面図である。
【符号の説明】
2 ハウジング
3 主軸
4 モータ
9 ドローバー
10、51 工具把持機構としてのチャック機構
12 工具
13、53 工具ホルダ
15 吐出孔
20 流通管としての供給パイプ
21 接続パイプ
30 メカニカルシール
30a シールパッド
30c シール面
30d 溝
30e ポケット
60 ベローズバネ
61 テーパー面
63 ダイヤフラム

Claims (8)

  1. 先端部に工具把持機構により工具ホルダが装着され、回転駆動されるように設けられた主軸に、その軸心を貫通して前記工具把持機構にまで連通する挿通孔を穿設し、
    前記挿通孔にドローバーを挿通し、該ドローバーの先端部を前記工具把持機構に臨ませ、
    非回転の流通管を前記ドローバーの軸心に沿って基端から先端部まで延びるように設けると共に、その先端部にメカニカルシールを設け、
    前記主軸の基端の外側から供給されるオイルミストを、前記流通管から前記工具把持機構内の流通路を介して工具まで供給するように構成したことを特徴とする工作機械用主軸装置。
  2. 前記メカニカルシールは非接触型に構成したことを特徴とする請求項1に記載の工作機械用主軸装置。
  3. 前記メカニカルシールのシール部材はバネ手段により支承されていることを特徴とする請求項1または2に記載の工作機械用主軸装置。
  4. 前記メカニカルシールのシール部材はベローズバネまたはダイアフラムによって支承されていることを特徴とする請求項1または2に記載の工作機械用主軸装置。
  5. 前記メカニカルシールの外周部近傍の回転側内面は、オイルミストを落下させるために、下向き拡大状のテーパー面もしくはらせん溝を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の工作機械用主軸装置。
  6. メカニカルシールの外周部近傍の回転側内面から前記主軸内に形成された排出孔を介して外気に連通していることを特徴とする請求項5に記載の工作機械用主軸装置。
  7. 前記流通管を、前記主軸軸線と平行状に移動する移動手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の工作機械用主軸装置。
  8. 前記工具が装着される工具ホルダ内に形成される流通路のうち、直径の大きい拡大部には、その細い直径の流通路とほぼ同一直径の弾性的流路体を介挿したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の工作機械用主軸装置。
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