JP2004304928A - ブラシレスモータ - Google Patents

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JP2004304928A
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Hiroto Tanaka
裕人 田中
Sannashi Minegishi
三奈子 峯岸
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Mitsuba Corp
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Abstract

【課題】ブラシレスモータの効率を向上させることと製造コストを低減することである。
【解決手段】モータハウジング12の内部には、永久磁石16を備えた極数が8のロータ13と、互いに周方向に120°ずれて配置された3つのティース対21,22,23を備えたステータコア14とが収容されている。ティース対21,22,23は、それぞれ2つの巻線ティース24〜29により構成されており、同相の巻線ティースは互いに周方向に45°ずれて配置されている。そして、それぞれの巻線ティース24〜29には対応する相のコイルが31、32、33が巻装されている。また、隣り合うティース対21,22,23の間には補助ティース34,35,36が設けられており、これらの補助ティース34,35,36は巻線ティース24〜29より軸方向に長く形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はステータコアとステータコアに対して回転自在のロータとを有するブラシレスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
ブラシレスモータは、その信頼性の高さや長寿命などの理由により、自動車部品やオーディオ機器、OA機器などの民生用機器からロボットや工作機などの産業用機器に至るまで幅広く用いられており、今後も多方面に用いられていくものと考えられる。
【0003】
このようなブラシレスモータは、モータハウジングに固定されるステータコアとステータコアの内側に回転自在に収容されるロータとを有している。
【0004】
ステータコアには、それぞれロータに向けて突出する複数のティースが周方向に等間隔に並んで配置されており、これらのティースにはU相、V相、W相の3つの相に分けてコイルが装着されている。一方、ロータには周方向に並んで多数の磁極が形成された永久磁石が設けられており、ロータが回転すると各ティースに対向する磁極の位置が変化するようになっている。そして、ロータの回転位置に応じて各相のコイルに対する通電状態を順次切り換えることにより、各相のコイルに電磁力が生じてロータに回転力が発生するようになっている。
【0005】
ステータコアに形成されるティース数とロータに設けられる永久磁石の極数はブラシレスモータの仕様に応じて様々な組み合わせが設定されることになる。例えば、ロータが8極もしくは10極に設定された場合には、ティース数は9個あるいは12個設けられる場合が多く、これらの場合、各相のコイルは3つあるいは4つ設けられることになる。
【0006】
このようなブラシレスモータの効率の良否を示す指標としては短節係数と分布係数との積で求められる巻線係数が知られている。短節係数はティースに巻装されるコイルの幅がロータの磁極角度より小さくなったときの全節巻きに対する鎖交磁束の減少割合を示す係数であり、分布係数は同相のコイルの電気角がずれることにより生じる集中巻きに対する鎖交磁束の減少割合を示す係数である。そして、巻線係数が1に近づく程、コイルに供給された電流が効率よくロータの磁極に作用して、このブラシレスモータの効率が高くなる。
【0007】
しかし、このようなブラシレスモータでは、ステータコアに設けられるティース数とロータの極数とが異なってしているので、各ティースの中心間角度とロータの磁極の角度とは相違している。そのため、複数ある同相のコイルが巻装されたティースのうちいずれか1つが対応する磁極の周方向中心に位置したときには、同相の他のティースは対応する磁極の中心からずれることになり、このブラシレスモータの分布係数は低下することになる。また、ロータの極数よりティース数が多い場合には、ティースの幅が磁極の幅より狭くなるので、コイルの幅寸法は磁極の幅より狭くなって短節係数が低下することになる。このように、分布係数や短節係数が低下することにより巻線係数が低下して、このブラシレスモータの効率を十分に高めることができなかった。
【0008】
そこで、従来のブラシレスモータでは、ロータの極数を10極に設定するとともにステータコアに12個のティースを設け、U相、V相、W相に対応する4つのティースのうちコイルが巻装される3つのティースを磁極ピッチと同一のピッチで周方向に並んで配置し、残りのティースをコイルが巻装されない幅の狭いティースとすることにより、各コイルと対応する磁極との位置関係を一致させて短節係数と分布係数を高めるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−245460号公報(第3頁、第1−2図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このようなブラシレスモータでは、本来、4つのティースに巻装されるコイルを3つのティースにのみ巻装し、残りの1つのティースにはコイルを設けない構造となっているので、コイルが巻装される3つのティースにおけるコイルの巻数を増加させてトルクの低下を防止する必要がある。
【0011】
しかし、このようなブラシレスモータではコイルが巻装されるティースは周方向に3つ並んで配置されているので、特に中央のティースの両側におけるスロットの容積を増加させるのが困難であり、各相のコイルによる電磁力は相対的に低下して、このブラシレスモータの効率を低下させることになっていた。
【0012】
また、それぞれの相に対応する3つのティースは互いに近接することになるので、各スロットの開口部は狭くなる。そのため、これらのスロットにコイルを巻装するのは困難であり、コイルを巻装する工数が増加して、このブラシレスモータの製造コストを高くしていた。
【0013】
本発明の目的は、ブラシレスモータの効率を向上させることにある。
【0014】
本発明の他の目的は、ブラシレスモータの製造コストを低減することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明のブラシレスモータは、ステータコアと前記ステータコアに対して回転自在のロータとを有するブラシレスモータであって、前記ロータに設けられ、周方向に極数P=8nもしくは10n(nは自然数)の磁極が設けられた永久磁石と、それぞれ互いに周方向に360°/Pずれて並ぶ2つの巻線ティースからなり、互いに周方向に120°/nずれて前記ステータコアに設けられた3n個のティース対と、それぞれ対応する前記ティース対における前記巻線ティースに互いに逆向きに巻装されるU相、V相、W相のコイルとを有することを特徴とする。
【0016】
本発明のブラシレスモータは、前記巻線ティースの先端角度を360°/Pに設定したことを特徴とする。
【0017】
本発明のブラシレスモータは、隣り合う前記ティース対の中間に、それぞれ補助ティースを設けたことを特徴とする。
【0018】
本発明のブラシレスモータは、前記補助ティースを前記巻線ティースより軸方向に長く形成したことを特徴とする。
【0019】
本発明のブラシレスモータは、ステータコアと前記ステータコアに対して回転自在のロータとを有するブラシレスモータであって、前記ロータに設けられ、周方向に極数P=8nもしくは10n(nは自然数)の磁極が設けられた永久磁石と、互いに周方向に120°/nずれて前記ステータコアに設けられ、先端角度が360°/Pに設定された3n個の巻線ティースと、それぞれ対応する前記巻線ティースに巻装されるU相、V相、W相のコイルと、それぞれ前記巻線ティースの両側に位置して前記ステータコアに設けられる6n個の補助ティースとを有することを特徴とする。
【0020】
本発明のブラシレスモータは、前記巻線ティースと一対の前記補助ティースとが一体に形成されたティースブロックを前記ステータコアに着脱自在に設けたことを特徴とする。
【0021】
本発明にあっては、同相のコイルには電気角のずれが生じないので、分布係数を高めて、このブラシレスモータの効率を高めることができる。
【0022】
また、本発明にあっては、各相のコイルは等価的に全節巻きとなるので、短節係数を高めて、このブラシレスモータの効率を高めることができる。
【0023】
さらに、本発明にあっては、各相のコイルが巻装されるスロットの容積を大きくすることができるので、各相のコイルの巻数を増加させてこのブラシレスモータの効率を向上させることができる。
【0024】
さらに、本発明にあっては、ロータを通過する磁束密度を高くすることができるので、このブラシレスモータの効率を向上させることができる。
【0025】
さらに、本発明にあっては、各巻線ティースに容易にコイルを巻装することができるので、このブラシレスモータの製造コストを低減することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0027】
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態であるブラシレスモータの概略を示す説明図であり、図2は図1に示す補助ティースの詳細を示す斜視図である。
【0028】
図1に示すように、ブラシレスモータ11はモータハウジング12を有しており、このモータハウジング12の内部にはロータ13とステータコア14が収容されている。
【0029】
ロータ13はシャフト15を介してモータハウジング12に回転自在に支持されており、その外周面には永久磁石16が固定されている。永久磁石16は円筒形状に形成されており、その外周面には8つの磁極が異なる極性を隣り合わせて周方向に並んで形成されている。つまり、この永久磁石16は極数P=8となっており、これらの磁極の磁極角度θpはそれぞれ45°となっている。そして、ロータ13が回転すると、それに伴い各磁極が周方向に移動するようになっている。
【0030】
一方、ステータコア14は所謂焼結コアとなっており、ヨーク部17と3つのティース対21,22,23とを有している。
【0031】
ヨーク部17は円筒形状に形成されており、その外周面をモータハウジング12の内周面に接した状態でモータハウジング12に嵌合固定されている。これにより、ロータ13はステータコア14に対して回転自在となっている。
【0032】
ティース対21,22,23は3つの相に分けられており、これらのティース対21,22,23は周方向に等間隔つまり互いに周方向に120°ずれて配置されている。そして、ティース対21はU相に対応し、ティース対22はV相に対応し、ティース対23はW相に対応している。
【0033】
U相に対応するティース対21は2つの巻線ティース24,25からなっており、これらの巻線ティース24,25はそれぞれロータ13に対向するとともに周方向に延びる先端部24a,25aを有する断面略T字形状に形成されている。これらの巻線ティース24,25は互いに周方向に45°ずれて並ぶとともにその先端部24a,25aの周方向の角度つまり先端角度θt1が永久磁石16の磁極角度θpと同一の45°に設定されている。また、巻線ティース24と巻線ティース25は先端部24a,25aにおいて互いに連結されて一体に形成されている。そして、このティース対21はヨーク部17に形成された溝部に各巻線ティース24,25の根本部24b,25bが係合されることにより、ヨーク部17に嵌合固定されている。
【0034】
同様に、V相に対応するティース対22は、それぞれロータ13に対向するとともに周方向に延びる先端部26a,27aを有する断面略T字形状に形成された2つの巻線ティース26,27からなっている。これらの巻線ティース26,27は互いに周方向に45°ずれて並ぶとともにその先端部26a,27aの周方向の角度つまり先端角度θt1が磁極角度θpと同一の45°とされており、また、これらの巻線ティース26,27は先端部26a,27aにおいて互いに連結されて一体となっている。そして、ティース対22はヨーク部17に形成された溝部に各巻線ティース26,27の根本部26b,27bが係合されることにより、ヨーク部17に嵌合固定されている。
【0035】
同様に、W相に対応するティース対23は、それぞれロータ13に対向するとともに周方向に延びる先端部28a,29aを有する断面略T字形状に形成された2つの巻線ティース28,29からなっている。これらの巻線ティース28,29は互いに周方向に45°ずれて並ぶとともにその先端部28a,29aの周方向の角度つまり先端角度θt1が磁極角度θpと同一の45°とされており、また、これらの巻線ティース28,29は先端部28a,29aにおいて互いに連結されて一体となっている。そして、ティース対23はヨーク部17に形成された溝部に各巻線ティース28,29の根本部28b,29bが係合されることにより、ヨーク部17に嵌合固定されている。
【0036】
U相のティース対21における巻線ティース24,25には、それぞれU相のコイル31が互いに直列且つ逆向きに巻装されている。同様に、V相のティース対22における巻線ティース26,27には、それぞれV相のコイル32が互いに直列且つ逆向きに巻装されており、W相のティース対23における巻線ティース28,29には、それぞれW相のコイル33が互いに直列且つ逆向きに巻装されている。このとき、各相の周方向一方側の巻線ティース24,26,28に巻装されるコイル31,32,33はそれぞれ同一方向に巻装され、他方側の巻線ティース25,27,29に巻装されるコイル31,32,33はそれぞれ同一方向に巻装されている。つまり、各相のティース対21,22,23にはそれぞれ2つのコイルが巻装されている。
【0037】
このように、このブラシレスモータ11では、極数P=8のロータ13に対して、同相のコイルが巻装される巻線ティースは2つとなっているので、コイルを巻装する工数を低減して、このブラシレスモータ11の製造コストを低減することができる。また、同相のコイルは互いに直列とされているので、同相の2つのコイルを連続して巻装することにより、コイルを巻装する工数を低減して、このブラシレスモータ11の製造コストを低減することができる。さらに、コイル数が低減されることにより、巻線ティース24〜29とコイル31〜33との間に挿入される図示しないインシュレータや接続ピンなどの結線関連部品の数が低減して、このブラシレスモータ11の製造コストを低減することができる。
【0038】
また、ステータコア14は各ティース対21,22,23とヨーク部17とが別体に形成された分割構造となっているので、巻線ティース24〜29にコイル31〜33を巻装する際には、ティース対21,22,23をヨーク部17から取り外した状態として巻線ティース24〜29の根本部24b〜29b側からコイル31〜33を容易に巻装することができる。したがって、コイル31〜33を巻装する工数は低減されることになり、このブラシレスモータ11の製造コストをさらに低減することができる。
【0039】
各相のコイル31〜33は、互いに星形結線されるとともにロータ13の回転位置を検出する図示しないホールICやスイッチング素子等からなる図示しない駆動回路を介して図示しない電源に接続されている。そして、それぞれの相のコイル31〜33に供給される電流は、駆動回路によりロータ13の回転位置に応じて制御されるようになっている。
【0040】
そして、U相のコイル31に電流が供給されると、2つの巻線ティース24,25の先端部24a,25aには互いに異なる極性の磁極が生じるようになっている。同様に、V相のコイル32に電流が供給されると、2つの巻線ティース26,27の先端部26a,27aには互いに異なる極性の磁極が生じ、W相のコイル33に電流が供給されると、2つの巻線ティース28,29の先端部28a,29aには互いに異なる極性の磁極が生じるようになっている。
【0041】
また、ステータコア14には、隣り合うティース対21,22,23の中間に位置して、それぞれコイルが巻装されない補助ティース34,35,36がヨーク部17と一体に設けられている。これらの補助ティース34,35,36は、その先端部34a,35a,36aの先端角度が巻線ティースの先端角度θt1より狭く形成されるとともに、図2に示すように、各巻線ティース24〜29に巻装されたコイル31〜33の巻太り範囲以内の長さtだけ巻線ティース24〜29より軸方向に長く形成されている。
【0042】
次に、このブラシレスモータ11の作動について説明する。
【0043】
駆動回路を介して各相のコイル31〜33に順次電流が供給されると、各相のコイル31〜33は順次励磁されて、各巻線ティース24〜29の先端部24a〜29aに磁極が発生する。そして、巻線ティース24〜29の磁極とロータ13の磁極とによる電磁力によりロータ13は回転する。
【0044】
このとき、U相のティース対21における2つの巻線ティース24,25は周方向に45°ずれて並んでいるので、例えば、巻線ティース24の周方向中心位置とロータ13のN極の磁極の周方向中心位置とが一致したときには、巻線ティース25の周方向中心位置とロータ13のS極の磁極の周方向中心位置とが一致することになる。つまり、U相の巻線ティース24,25は対応するロータ13の磁極に対して同一のタイミングで対向することになる。同様に、V相のティース対22における巻線ティース26,27は対応するロータ13の磁極に対して同一のタイミングで対向することになり、W相のティース対23における巻線ティース28,29は対応するロータ13の磁極に対して同一のタイミングで対向することになる。したがって、各相のコイル31〜33は分布巻線効果を生じることがなく、このブラシレスモータ11の分布係数は1となる。
【0045】
このように、このブラシレスモータ11では、同相のコイルが巻装された巻線ティースは互いに対応する磁極に対する電気角のずれを生じないので、分布係数を高めて、このブラシレスモータ11の効率を向上させることができる。
【0046】
また、各巻線ティース24〜29の先端部24a〜29aの先端角度θt1はロータ13に設けられた磁極の磁極角度θpと同一に設定されているので、各相のコイル31〜33の周方向の幅寸法は、等価的にロータ13の磁極の磁極角度θpと一致することになる。したがって、各巻線ティース24〜29に巻装されたコイル31〜33は、等価的に全節巻きとなり、このブラシレスモータ11の短節係数は全節巻きと同様に1となる。
【0047】
このように、このブラシレスモータ11では、各巻線ティース24〜29の先端角度θt1は磁極角度θpと一致しているので、短節係数を高めて、このブラシレスモータ11の効率を向上させることができる。
【0048】
これにより、このブラシレスモータ11における巻線係数は分布巻係数と短節係数との積から1となるので、各相のコイル31〜33に供給された電流は効率よくロータ13の回転力に変換されることになり、このブラシレスモータ11の効率は向上する。
【0049】
一方、各ティース対21,22,23の中間にはそれぞれ補助ティース34,35,36が設けられているので、これらの補助ティース34,35,36を永久磁石16やコイル31〜33が生じる磁束が通過することにより、ロータ13を通過する磁束密度は増加することになる。したがって、ロータ13を通過する磁束密度の増加により、このブラシレスモータ11のトルク定数、つまりは、このブラシレスモータ11の効率は向上することになる。また、補助ティース34,35,36を巻線ティース24〜29より軸方向に長く形成することにより、この補助ティース34,35,36を通過する磁束を増加させて、このブラシレスモータ11の効率を更に向上することができる。さらに、これらの補助ティース34,35,36に磁束が通過することにより、ロータ13に生じるコギングトルクを低減させることができる。
【0050】
このように、このブラシレスモータ11では、隣り合うティース対21,22,23の中間に補助ティース34,35,36を設けたので、ロータ13を通過する磁束密度を増加させて、このブラシレスモータ11の効率を向上させることができる。
【0051】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態においては、ステータコア14に設けられるティース対21,22,23は3つであり、ロータ13の極数P=8とされているが、これに限らず、ティース対が3n、ロータ13の極数P=8nもしくは10n(nは自然数)であればよい。例えば、図3に示すブラシレスモータ41のように、各相が互いに周方向に180°ずれる2つを備えた合計6つのティース対42〜47を備えたステータコア48と極数16のロータ49とを組み合わせとした場合には、ロータ49に形成される磁極の磁極角度θpは22.5°となり、各ティース対42〜47は互いに周方向に60°ずれるとともに各ティース対42〜47における巻線ティース51,52は互いに周方向に22.5°ずれて並ぶことになる。また、例えば、ティース対21,22,23を図1に示すのと同様に3つとしたまま、ロータ13の極数P=10とした場合には、各ティース対21,22,23における巻線ティースは互いに周方向に36°ずれることになる。
【0052】
また、前記実施の形態においては、ステータコア14は焼結コアとされているが、これに限らず、図3に示すステータコア48のように、珪素鋼板等により形成された多数のステータ抜板を軸方向に重ねて形成した積層コアとしてもよい。この場合、隣り合う各ティース対42〜47の中間に配置された補助ティース54〜58の根本部に、積層されたステータ抜板を固定する図示しないリベットが挿通される貫通孔61や、このステータコア14をモータハウジング12に固定する固定用孔62を形成するようにしてもよい。
【0053】
さらに、前記実施の形態においては、各ティース対21,22,23を構成する巻線ティース24〜29はヨーク部17から径方向に沿って突出しているが、これに限らず、例えば、図4に示すブラシレスモータ63ように、各巻線ティース64〜69の軸心を径方向に対して傾斜させて、各巻線ティース64〜69の間におけるコイル31〜33の収容スペースを拡大するようにしてもよい。これにより、各巻線ティース64〜69に巻装されるコイル31〜33の巻数を増加させて銅損を低下させ、このブラシレスモータ11の効率を向上させることができる。
【0054】
なお、図3、図4においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号が付されている。
【0055】
(実施の形態2)
図5は本発明の他の実施の形態であるブラシレスモータの概略を示す説明図である。なお、図5においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号が付されている。
【0056】
図5に示すように、このブラシレスモータ71はモータハウジング72を有しており、このモータハウジング72の内部にはロータ73とステータコア74とが設けられている。
【0057】
このブラシレスモータ71に用いられるロータ73はステータコア74に対して回転自在となっており、図1に示す場合と同様に、8つの磁極が異なる極性を隣り合わせて周方向に並んで形成された永久磁石76を有しており、その極数P=8とされている。
【0058】
これに対してステータコア74は、円筒形状に形成されたヨーク部77と、このヨーク部77に互いに周方向に120°ずれて配置された3つのティースブロック81,82,83とを有しており、隣り合うティースブロック81,82,83の中間に位置してヨーク部77に設けられた固定用孔77aにおいて、図示しないボルトにより、モータハウジング72に固定されている。
【0059】
3つのティースブロック81,82,83は、それぞれ巻線ティース84〜86と巻線ティース84〜86の両側に位置する一対の補助ティース87a,87b,88a,88b,89a,89bとが、先端部において連結されることにより一体に形成された構造となっている。つまり、このステータコア74は3つの巻線ティース84〜86と6つの補助ティース87a,87b,88a,88b,89a,89bとを有している。このステータコア74はヨーク部77とティースブロック81,82,83とが別体に形成された分割構造となっており、つまり、これらのティースブロック81,82,83は、巻線ティース84〜86と補助ティース87a,87b,88a,88b,89a,89bの根本部がそれぞれヨーク部77に形成された溝部に係合することにより、ヨーク部77に対して着脱自在となっている。そして、ティースブロック81はU相に対応し、ティースブロック82はV相に対応し、ティースブロック83はW相に対応している。
【0060】
各ティースブロック81,82,83における巻線ティース84〜86は、それぞれロータ73に対向するとともに周方向に延びる先端部84a,85a,86aを有する断面略T字形状に形成されており、互いに周方向に120°ずれて配置されるとともに、その先端部84a,85a,86aの周方向の角度つまり先端角度θt2は磁極角度θpと同一の45°とされている。
【0061】
そして、各相のティースブロック81,82,83における補助ティース87a,87b,88a,88b,89a,89bにはコイルは巻装されておらず、U相のコイル91はこれに対応するティースブロック81の巻線ティース84にのみ巻装され、V相のコイル92はこれに対応するティースブロック82の巻線ティース85にのみ巻装され、W相のコイル93はこれに対応するティースブロック83の巻線ティース86にのみ巻装されている。
【0062】
このように、このブラシレスモータ71では、極数P=8のロータ73に対して、各相のコイル91〜93が巻装される巻線ティース84〜86は各々1つとなっているので、コイル91〜93を巻装する工数を低減して、このブラシレスモータ71の製造コストを低減することができる。また、コイル数が低減されることにより、巻線ティース84〜86とコイル91〜93との間に挿入される図示しないインシュレータや接続ピンなどの結線関連部品の数が低減して、このブラシレスモータ71の製造コストを低減することができる。
【0063】
また、ステータコア74は各ティースブロック81〜83がヨーク部77と別体に形成された分割構造となっているので、巻線ティース84〜86にコイル91〜93を巻装する際には、ティースブロック81〜83をヨーク部77から取り外した状態として巻線ティース84〜86の根本部側からコイル91〜93を容易に巻装することができる。したがって、コイル91〜93を巻装する工数は低減されることになり、このブラシレスモータ71の製造コストをさらに低減することができる。
【0064】
このブラシレスモータ71では、各巻線ティース84〜86の先端部84a,85a,86aの先端角度θt2はロータ73に設けられた磁極の磁極角度θpと同一にされているので、各相のコイルの91〜93の周方向の幅寸法は、等価的にロータ73の磁極の磁極角度θpと一致することになる。したがって、各巻線ティース84〜86に巻装されたコイル91〜93は、等価的に全節巻きとなり、このブラシレスモータ71の短節係数は全節巻きと同様に1となる。
【0065】
このように、このブラシレスモータ71では、各巻線ティース84〜86の先端角度θt2は磁極角度θpと一致するので、短節係数を高めて、このブラシレスモータ71の効率を向上させることができる。
【0066】
また、このブラシレスモータ71では、各相のコイル91〜93がそれぞれ1つしか設けられていない、つまり集中巻きされているので、各相のコイル91〜93は分布巻線効果を生じることがなく、その分布係数は1となる。また、巻線ティースを3n(nは自然数)設けた場合では、同相の巻線ティースの中心間角度は360°/nとなるので、この中心間角度は磁極角度360°/P(P=8nもしくは10n)に対して整数倍となって同相のコイルに電気角のずれは生じない。
【0067】
このように、このブラシレスモータ71では、分布係数を高めて、このブラシレスモータ71の効率を向上させることができる。
【0068】
これにより、このブラシレスモータ71における巻線係数は分布巻係数と短節係数との積から1となるので、各相のコイル91〜93に供給された電流は効率よくロータ73の回転力に変換されることになり、このブラシレスモータ71の効率は向上する。
【0069】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態においては、巻線ティース84〜86は補助ティース87a,87b,88a,88b,89a,89bと一体となってティースブロック81,82,83を形成しているが、これに限らず、例えば、図6に示すブラシレスモータ94のステータコア95のように、各巻線ティース84〜86や補助ティース87a,87b,88a,88b,89a,89bをヨーク部77と一体に形成するようにしてもよい。
【0070】
また、前記実施の形態においては、ステータコア74に設けられる巻線ティース84〜86は3つであり、ロータ73の極数P=8とされているが、これに限らず、巻線ティースが3n、ロータの極数P=8nもしくは10n(nは自然数)であればよい。例えば、図7に示すブラシレスモータ96のように、巻線ティース84〜86は3つのまま、ロータ73の極数P=10とした場合には、各巻線ティース84〜86における先端角度θt3は36°に設定されることになる。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、同相のコイルの電気角のずれを無くすことにより分布係数を高めて、このブラシレスモータの効率を高めることができる。
【0072】
また、本発明によれば、各相のコイルを等価的に全節巻きとして短節係数を高めて、このブラシレスモータの効率を高めることができる。
【0073】
さらに、本発明によれば、各相のコイルが巻装されるスロットの容積を大きくすることができるので、各相のコイルの巻数を増加させてこのブラシレスモータの効率を向上させることができる。
【0074】
さらに、本発明によれば、ロータを通過する磁束密度を高くすることができるので、このブラシレスモータの効率を向上させることができる。
【0075】
さらに、本発明によれば、各巻線ティースに容易にコイルを巻装することができるので、このブラシレスモータの製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるブラシレスモータの概略を示す説明図である。
【図2】図1に示す補助ティースの詳細を示す斜視図である。
【図3】図1に示すブラシレスモータの変形例を示す説明図である。
【図4】図1に示すブラシレスモータの変形例を示す説明図である。
【図5】本発明の他の実施の形態であるブラシレスモータの概略を示す説明図である。
【図6】図5に示すブラシレスモータの変形例を示す説明図である。
【図7】図5に示すブラシレスモータの変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 ブラシレスモータ
12 モータハウジング
13 ロータ
14 ステータコア
15 シャフト
16 永久磁石
17 ヨーク部
21,22,23 ティース対
24〜29 巻線ティース
24a〜29a 先端部
24b〜29b 根本部
31 U相のコイル
32 V相のコイル
33 W相のコイル
34〜36 補助ティース
34a〜36a 先端部
41 ブラシレスモータ
42〜47 ティース対
48 ステータコア
49 ロータ
51,52 巻線ティース
53〜58 補助ティース
61 貫通孔
62 固定用孔
63 ブラシレスモータ
64〜69 巻線ティース
64a〜69a 先端部
64b〜69b 根本部
71 ブラシレスモータ
72 モータハウジング
73 ロータ
74 ステータコア
76 永久磁石
77 ヨーク部
77a 固定用孔
81〜83 ティースブロック
84〜86 巻線ティース
84a〜86a 先端部
87a〜89a,87b〜89b 補助ティース
91 U相のコイル
92 V相のコイル
93 W相のコイル
94 ブラシレスモータ
95 ステータコア
96 ブラシレスモータ
P 極数
θp 磁極角度
θt1〜θt3 先端角度
t 長さ

Claims (6)

  1. ステータコアと前記ステータコアに対して回転自在のロータとを有するブラシレスモータであって、
    前記ロータに設けられ、周方向に極数P=8nもしくは10n(nは自然数)の磁極が設けられた永久磁石と、
    それぞれ互いに周方向に360°/Pずれて並ぶ2つの巻線ティースからなり、互いに周方向に120°/nずれて前記ステータコアに設けられた3n個のティース対と、
    それぞれ対応する前記ティース対における前記巻線ティースに互いに逆向きに巻装されるU相、V相、W相のコイルとを有することを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 請求項1記載のブラシレスモータにおいて、前記巻線ティースの先端角度を360°/Pに設定したことを特徴とするブラシレスモータ。
  3. 請求項1または2記載のブラシレスモータにおいて、隣り合う前記ティース対の中間に、それぞれ補助ティースを設けたことを特徴とするブラシレスモータ。
  4. 請求項3記載のブラシレスモータにおいて、前記補助ティースを前記巻線ティースより軸方向に長く形成したことを特徴とするブラシレスモータ。
  5. ステータコアと前記ステータコアに対して回転自在のロータとを有するブラシレスモータであって、
    前記ロータに設けられ、周方向に極数P=8nもしくは10n(nは自然数)の磁極が設けられた永久磁石と、
    互いに周方向に120°/nずれて前記ステータコアに設けられ、先端角度が360°/Pに設定された3n個の巻線ティースと、
    それぞれ対応する前記巻線ティースに巻装されるU相、V相、W相のコイルと、
    それぞれ前記巻線ティースの両側に位置して前記ステータコアに設けられる6n個の補助ティースとを有することを特徴とするブラシレスモータ。
  6. 請求項5記載のブラシレスモータにおいて、前記巻線ティースと一対の前記補助ティースとが一体に形成されたティースブロックを前記ステータコアに着脱自在に設けたことを特徴とするブラシレスモータ。
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