JP2015177584A - 2相同期電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻線に発生する誘起電圧が大きくなり、高トルク化及び高効率化が可能となる2相同期電動機を提供すること。【解決手段】同期電動機1は、軟磁性のバックヨーク8の表面に周方向に磁極が交互となるように10個の永久磁石9が配置された回転子3と、環状のコアバック4から内径側に突出した8個のティース5に2個ずつ周方向に交互に2相の巻線6a,6bが集中的に巻回されると共に同相の巻線6が巻回された隣り合うティース5では巻線6の向きが逆であり、2相の巻線6には回転子3の磁極の位置に同期して電気角で位相が90?ずれた交流電流が通電される固定子2と、を備え、異なる相の巻線6が巻回される隣り合うティース5間のスロット開口部の幅は、同相の巻線6が巻回される隣り合うティース5間のスロット開口部の幅よりも大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、2相同期電動機に関する。
小型の送風機には、安価で小型の単相誘導機が用いられることが多い。この単相誘導機は、効率が低いため、モータの出力が小さい割には、消費電力が大きい。この性能を改善するため、一般的には固定子の巻線が異なる相同士をラップさせる分布巻きとされていたものを、巻線のコイルを小さくできる集中巻きとする誘導機が存在する(例えば、特許文献1)。
しかし、これらの誘導機は、回転子のかご形導体に電流を発生させるためのエネルギーを固定子側より供給するため、回転子から発生する磁束を永久磁石から供給する同期電動機に比べると効率が低く、消費電力の削減にも限界がある。
また、トルクリップルを抑えて、低振動、低騒音化を図った2相の同期電動機は、例えば、8スロット14極の構成を取るものがある(例えば、特許文献2)。これは、2相の巻線に90°位相をずらした電流を通電することで電動機を駆動する。交流電流を通電して、トルクの落ち込みが少ないため、振動、騒音を抑えることができる。
また、回転子に永久磁石を用いない電動機としては、例えば、2相8スロットの固定子に、6つの突極を設けたリラクタンスモータがある(例えば、特許文献3〜5)。リラクタンスモータでは、巻線で励磁した磁束を有効に活用するため、隣り合った同相の巻線が巻回されたティース間のスロット開口部を隣り合った異なる相の巻線が巻回されたティース間のスロット開口部よりも大きくしている。
また、円筒状の固定フレームの内周に等角度間隔でコの字形のステータが配置され、このステータはコの字形のステータブロックに巻線が巻回されて構成され、回転子には永久磁石が配置された直流発電機がある(例えば、特許文献6)。この直流発電機では、ステータブロックを構成する前側コア部と後側コア部との間の間隔よりもステータブロック間の間隔の方が大きい。
特開2003−259594号公報 特開平11−235001号公報 特開2001−186693号公報 特開2006−002733号公報 特開2002−44919号公報 特開2002−262531号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、巻線に発生する誘起電圧が大きくなり、高トルク化及び高効率化が可能となる2相同期電動機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る2相同期電動機は、10n(nは1以上の整数)個の永久磁石が当該永久磁石よりも軟磁性のバックヨークの表面に周方向に磁極が交互となるように配置された回転子と、環状のコアバックから内径側に突出した8n個のティースに2個のティースずつ周方向に交互に2相の巻線が集中的に巻回されると共に同相の巻線が巻回された隣り合うティースでは巻線の向きが逆であり、前記2相の巻線には前記回転子の磁極の位置に同期して電気角で位相が90°ずれた交流電流が通電される固定子と、を備え、異なる相の巻線が巻回される隣り合うティース間のスロット開口部の幅は、同相の巻線が巻回される隣り合うティース間のスロット開口部の幅よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、巻線に発生する誘起電圧が大きくなり、高トルク化及び高効率化が可能となる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る2相同期電動機の構成を示す横断面図である。 図2は、図1における固定子の部分拡大図である。 図3は、スロット開口部角度に対する誘起電圧比を示したグラフである。 図4は、極異方性の永久磁石から発生した磁束を示した図である。 図5は、回転子に極異方性の永久磁石が配置された場合に、スロット開口部角度に対する誘起電圧比を示したグラフである。 図6は、円環状のコアバックが存在する場合と異相間のコアバックを無くした場合の誘起電圧を示したグラフである。 図7は、実施の形態1の同期電動機で異相間のスロット開口部角度を横軸にとったときのコギングトルクの変化を示したグラフである。
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態に係る2相同期電動機について説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る2相同期電動機の構成を示す横断面図である。図2は、図1における固定子の部分拡大図である。
本実施の形態に係る同期電動機1は、2相10極8スロットの同期電動機である。同期電動機1は、固定子2と、固定子2の内側で回転可能に配置された回転子3とを備えている。
固定子2は、固定子鉄心20に巻線6が巻回されて構成される。ここで、固定子鉄心20は、環状のコアバック4と、コアバック4の内周面から内径側に突出した8個のティース5とを備えている。コアバック4は例えば円環状である。
8個のティース5は、周方向に等角度間隔で配置される。また、隣り合うティース5間には、空間部であるスロット7が形成される。スロット7は、ティース5の個数に応じて8個形成されている。
ティース5には、外部から電流を印加するための巻線6が巻回されている。巻線6は、ティース5毎に集中的に巻回されている。巻線6は2相の巻線6a,6bで構成され、A相の巻線は巻線6aで、B相の巻線は巻線6bで示されている。
2相の巻線6a,6bは、周方向に2個のティース5ずつ交互に8個のティース5に巻回されている。すなわち、2相の巻線6a,6bは、同相同士が隣り合うようにティース5に巻回されると共に、周方向に2個のティース5ごとに交互となるように巻回されている。換言すれば、A相の巻線6aが巻回される隣り合う2個のティース5aと、B相の巻線6bが巻回される隣り合う2個のティース5bとが、周方向に交互となるように配列されている。
また、同相の巻線6が巻回された隣り合うティース5では、巻線6の向きは逆になっている。すなわち、隣り合うティース5aでは、巻線6aの巻回の向きは互いに逆であり、隣り合うティース5bでは、巻線6bの巻回の向きは互いに逆である。なお、図1及び図2では、巻線6a,6bの巻回の向きを矢印で表している。
また、異なる相の巻線6が巻回される隣り合うティース5間のスロット開口部の幅は、同相の巻線6が巻回される隣り合うティース5間のスロット開口部の幅よりも大きい(図2)。すなわち、隣り合うティース5a,5b間のスロット開口部の幅は、隣り合うティース5a間または隣り合うティース5b間のスロット開口部の幅よりも大きい。
これは、ティース5a,5bの先端部を周方向に非対称にすることで構成できる(図2)。ティース5aの先端部の周方向端部5a,5aのうち、周方向端部5aは周方向端部5aよりも周方向に長く形成され、ティース5bの先端部の周方向端部5b,5bのうち、周方向端部5bは周方向端部5bよりも周方向に長く形成される。さらに、隣り合うティース5a間では周方向端部5a同士が対向し、隣り合うティース5b間では周方向端部5b同士が対向し、隣り合うティース5a,5b間では周方向端部5a,5bが互いに対向している。
図2では、周方向端部5a,5b間に形成されるスロット開口部11の角度をθABで表し、周方向端部5a間に形成されるスロット開口部10の角度をθAAで表している。θAB>θAAであり、周方向端部5a,5b間に形成されるスロット開口部11の幅は周方向端部5a間に形成されるスロット開口部10の幅よりも大きい。なお、図示は省略しているが、周方向端部5b間に形成されるスロット開口部の角度θBBはθABよりも小さく、例えばθBB=θAAである。
回転子3は、軟磁性のバックヨーク8の表面に10個の永久磁石9が配置されて構成される。すなわち、バックヨーク8は、永久磁石9の磁性材料よりも軟磁性の磁性材料で形成され、バックヨーク8の表面に等角度間隔で配置された10個の永久磁石9が回転子表面を構成する。また、10個の永久磁石9は、周方向に磁極が交互となるように配置されている。すなわち、回転子3の極数は10極である。
2相の巻線6a,6bには、回転子3の磁極の位置に同期して電気角で位相が90°ずれた交流電流が通電される。
図3は、スロット開口部角度に対する誘起電圧比を示したグラフである。すなわち、図3は、ティース5間の開口部を角度(スロット開口部角度)で表し、スロット開口部角度に対して巻線6に発生する誘起電圧を電磁界解析により求めた結果を比較したものである。
同図中において、Aは「異相間開口大」の場合であり、本実施の形態に係る同期電動機1の構成に対応する。詳細には、同相の巻線6が巻回されたティース5間のスロット開口部の幅(角度)を固定して、異なる相の巻線6が巻回されたティース5間のスロット開口部の角度を横軸とした場合の誘起電圧の変化を示している。なお、同相の巻線6が巻回されたティース5間のスロット開口部の幅(角度)については、特に規定するものではないが、ここでは例えば4.4°(=θAA=θBB)としている。また、図3の縦軸は、θAB=θAA=θBB=4.4°としたときの誘起電圧を基準にした誘起電圧比で表されている。
また、Bは「開口均一」の場合であり、詳細には、すべてのティース5間のスロット開口部の幅(角度)を均一として、スロット開口部の角度を横軸にした場合の誘起電圧の変化を示している。
また、Cは「同相間開口大」の場合であり、同相の巻線6が巻回されたティース5間のスロット開口部の幅(角度)を横軸にして誘起電圧の変化を示しているもので、異なる相の巻線6が巻回されたティース5間のスロット開口部の幅(角度)が固定されている。ここでは例えばθAB=4.4°としている。
「異相間開口大」とした場合、スロット開口部角度を大きくすると、誘起電圧は徐々に大きくなっていることがわかる。
これに対して、「開口部均一」とした場合、スロット開口部角度が大きくなるのに従って、徐々に誘起電圧が低下している。
「同相間開口大」とした場合は、スロット開口部角度が大きくなるのに従って、誘起電圧の低下が更に大きくなっている。
以上のように、2相10極8スロットの同期電動機1においては、異相間のスロット開口部を大きくすることで、誘起電圧が大きくなる。
2相10極8スロットの同期電動機1の場合、回転子3の磁極の角度は1磁極あたり36°=(360°/10)である。固定子2のティース幅は概ね45°である。このため、同相で隣り合うティース5に巻回された巻線6に発生する誘起電圧は、巻回方向を同じとした場合、(36×2−45)×5=135°の位相差(電気角)が発生する。巻回方向を逆にすると片方の誘起電圧が反転するため、位相差は(180−135)=45°となる。このように、同相の巻線6に発生する誘起電圧に位相差が生じているため、2つの巻線6を直列に接続しても、発生する誘起電圧は、1つの巻線6に発生する誘起電圧の2倍にはならない。
これに対して、異相間のスロット開口部を大きくした場合、隣り合うティース5に巻回された巻線6に発生する誘起電圧の位相差は小さくなる方向へと向かうため、2つの巻線6に発生する誘起電圧の合成は、大きくなっていく。
このような考え方では、ティース5の幅が回転子3の1磁極の幅と等しくなる場合が誘起電圧の位相差が無くなるため、最も大きな誘起電圧が得られることとなる。これは、ティース5の幅が36°のときであり、異相間のスロット開口部の幅は18°=(45×2−36×2)°である。しかし、前述の電磁界解析の結果(図3)では、概ね25°のときに誘起電圧の最大値が得られている。これは、回転子表面の永久磁石9から、異相間のスロット開口部へ発生する磁束が、ティース5へと鎖交したため、ティース5の幅が1磁極の幅より小さくなっても、誘起電圧が低下していないものと考えられる。
ところで、例えば、同期電動機では、固定子の内側に回転子を配置する場合に、回転子に極異方性を持った永久磁石を用いる場合がある。図4では、極異方性の配向がされたリング状の永久磁石を有する回転子3が固定子2の内側に配置された場合を示している。この場合、永久磁石内部の磁束は回転子の表面から入り、永久磁石の内径側に抜けることなく、再び回転子の表面から出る。このため、図4のような構成では、永久磁石の内側に磁路となる磁性体のバックヨークを設ける必要性がない。また、この場合、図4に示すように、永久磁石内部を通過する磁束が隣り合う磁極へと向かうため、大きなスロット開口部が隣にある場合、磁束が磁気抵抗の大きいスロット開口部の空間を磁路としてしまい、永久磁石から発生する磁束が低下してしまう。また、電磁界解析でも図5に示すようにスロット開口部を広くするに従って誘起電圧が低下している。なお、図5は、回転子に極異方性の永久磁石が用いられた場合に、スロット開口部角度に対する誘起電圧比を示したグラフである。縦軸、横軸は図3と同じであり、同相の巻線6が巻回されたティース5間のスロット開口部の幅(角度)を固定して、異なる相の巻線6が巻回されたティース5間のスロット開口部の角度を横軸とした場合の誘起電圧の変化を示している。
このことから、本実施の形態の効果は、軟磁性体をバックヨーク8に有する回転子3の場合に認められることがわかる。
以上のように、本実施の形態に係る2相10極8スロットの同期電動機1では、異相間のスロット開口部を同相間のスロット開口部よりも大きくすることで、より大きな誘起電圧が得られる。これによって、同一電流でより大きなトルクが得られるため、同期電動機1の高出力化が可能となる。また、同一トルクを少ない電流で出力することができるため、消費電力が抑えられ、より高効率な同期電動機1が実現できる。
これは、特許文献3〜5に記載された2相8スロットのリラクタンスモータで、同相間のスロット開口部を大きくとる構成と異なるものである。
また、特許文献6に記載された従来技術は、コの字形のステータブロックにコイルを巻回したステータを固定フレームの内周に複数並べて、回転子の永久磁石より発する磁束を鎖交させ、多相の正弦波電圧を発電するものである。
他方、本実施の形態では、回転子3の永久磁石9より発生した磁束は、対向する固定子2のティース5を通り、巻線6に鎖交する。鎖交した磁束は、ティース5から固定子2のコアバック4(環状鉄心)を通り、別のティース5を通り、再び回転子3へと戻ってくる。コアバック4は、同相の巻線6が巻回されたティース5間のみを磁路とはしておらず、異相間を連結するコアバック4の部分も磁路として利用している。図6に、円環状のコアバック4が存在する場合(D)と異相間のコアバックを無くした場合(E)の誘起電圧を電磁界解析で求めた結果の比較を示す。縦軸、横軸は図3と同じであり、同相の巻線6が巻回されたティース5間のスロット開口部の幅(角度)を固定して、異なる相の巻線6が巻回されたティース5間のスロット開口部の角度を横軸とした場合の誘起電圧の変化を示している。なお、Dは図3のAと同じ曲線を表している。
このように、異相間のコアバックが無い場合には、誘起電圧が小さくなっており、誘起電圧を高めるためには、コアバックが円環状になっていることが必要であることがわかる。つまり、本実施の形態は、特許文献6に記載された従来技術とは異なるものであり、特許文献6に記載された従来技術に基づいて本発明に至ることは困難である。
なお、同期電動機の効率を向上する場合、より磁力の高い永久磁石を用いることが多い。この場合、磁力の高い希土類磁石を用いることが多いが、材料コストが高いため、同期電動機の価格上昇を抑えるため、可能な限り使用量を少なくする必要がある。このため、できるだけ厚みの薄い永久磁石を用いて回転子を構成することが多く、軟磁性のバックヨークの表面に永久磁石を配置する形態をとることが多い。本実施の形態は、このような同期電動機に適している。
また、本実施の形態では、2相10極8スロットの同期電動機1を例に説明したが、本実施の形態は、2相10n極8nスロットの場合に拡張することができる。ここで、nは1以上の整数である。この場合、ティース5は8n個設けられ、永久磁石9は10n個設けられる。
一般に、同期電動機1は、軟磁性のバックヨーク8の表面に周方向に磁極が交互となるように10n個の永久磁石9が配置された回転子3と、環状のコアバック4から内径側に突出した8n個のティース5に2個のティース5ずつ周方向に交互に2相の巻線6a,6bが集中的に巻回されると共に同相の巻線6が巻回された隣り合うティース5では巻線6の向きが逆であり、2相の巻線6には回転子3の磁極の位置に同期して電気角で位相が90°ずれた交流電流が通電される固定子2と、を備え、異なる相の巻線6が巻回される隣り合うティース5間のスロット開口部の幅は、同相の巻線6が巻回される隣り合うティース5間のスロット開口部の幅よりも大きい。このような構成により、上述した効果が得られる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態1の同期電動機1で異相間のスロット開口部の角度を横軸にとったときのコギングトルクの変化を示したグラフである。図7に示すように、スロット開口部の角度が大きくなると、コギングトルクは大きくなるが、17〜18°付近をピークに減少傾向となり、25°近辺で極小値をとる。
また、図3から、誘起電圧も25°近辺で最大値をとっている。
そこで、本実施の形態では、実施の形態1の構成を前提として、異相間のスロット開口部の角度を25°付近とする。すなわち、異なる相の巻線6が巻回される隣り合うティース5間のスロット開口部の角度θABを、例えば23°〜27°の範囲とし、好ましくは25°にすることで、コギングトルクの増加を抑えて、振動及び騒音の発生を抑えつつ、より高出力で高効率な同期電動機1が実現できる。
なお、2相10n極8nスロットの同期電動機1の場合は、異なる相の巻線6が巻回される隣り合うティース5間のスロット開口部の角度θABを、例えば23/n°〜27/n°の範囲とし、好ましくは25/n°にすることができる。
本実施の形態のその他の構成、作用及び効果は実施の形態1と同様である。
本発明は、2相同期電動機として有用である。
1 同期電動機、2 固定子、3 回転子、4 コアバック、5,5a,5b ティース、5a,5a,5b,5b 周方向端部、6,6a,6b 巻線、7 スロット、8 バックヨーク、9 永久磁石、10,11 スロット開口部、20 固定子鉄心。

Claims (2)

  1. 10n(nは1以上の整数)個の永久磁石が当該永久磁石よりも軟磁性のバックヨークの表面に周方向に磁極が交互となるように配置された回転子と、
    環状のコアバックから内径側に突出した8n個のティースに2個のティースずつ周方向に交互に2相の巻線が集中的に巻回されると共に同相の巻線が巻回された隣り合うティースでは巻線の向きが逆であり、前記2相の巻線には前記回転子の磁極の位置に同期して電気角で位相が90°ずれた交流電流が通電される固定子と、
    を備え、
    異なる相の巻線が巻回される隣り合うティース間のスロット開口部の幅は、同相の巻線が巻回される隣り合うティース間のスロット開口部の幅よりも大きいことを特徴とする2相同期電動機。
  2. 異なる相の巻線が巻回される隣り合うティース間のスロット開口部の角度は、23/n°〜27/n°の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の2相同期電動機。
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