JP2004304729A - 画像読取装置 - Google Patents

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Daisuke Ishizuka
大介 石塚
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Abstract

【課題】画像読み取り時間を減らすとともに、切れ目の少ない画像を提供可能とする。
【解決手段】ラインバッファ105のデータ量が第1の所定量になったときには、センサユニットによる画像読み取りを一時停止し、ラインバッファ105のデータ量が第2の所定量になったら、センサユニットによる画像読み取りを再開する画像読み取り制御を行うようにした画像読取装置であって、画像読み取り終了毎に一時停止〜再開の回数と、解像度、読み取りモード、サイズ情報、読み取り速度等の読み取り条件とを関連付けて記憶する。かかる構成とすることより、過去の一時停止〜再開の回数及び読み取り条件に基づいてセンサユニットによる読み取り速度を算出することができ、一時停止〜再開の回数を抑えた画像読み取りが可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばフラットベッドタイプのイメージスキャナ、複写機等に用いられる画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータの普及、高機能化によりフルカラー画像の編集、OCR等が高速に処理できるようになった。これに伴い初心者でも画像を容易に入力することのできるフラットベッドタイプのイメージスキャナが普及している。ユーザにとって、読み取り速度は画質と並んで最も重要なスペックであり、特に初心者層に関しては最重要スペックといっても過言ではない。読み取り速度はホストコンピュータの通信転送速度に依存する。
【0003】
スキャナによる読み取り速度がホストコンピュータへの画像データ転送速度を上回る場合には、スキャナ内のバッファメモリと呼ばれる一時記憶手段を用い、一時的に読み取った画像データをここに蓄積して転送を待つ。そして、バッファメモリがフルになってしまったときには画像の読み取りを一時停止し、バッファメモリが空になるのを待ち、その後バッファメモリが空になったら、画像読み取りを再開する。この一時停止〜再開動作が発生すると、当然ながらトータルの読み取り時間は増えていく。
【0004】
また、パーソナルコンピュータの普及、高機能化により、従来は紙による資料保存を行っていたのに対し、誰でも安価かつ簡単に資料を電子化し、保存しておくといった使い方もできるようになった。このような流れに対してメーカ側もADF(オート・ドキュメント・フィーダ:自動原稿搬送装置)を装備し、原稿の交換なしにできるだけ簡単かつ高速に電子ファイルが得られるようなイメージスキャナが投入されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年の高解像度化が進むにつれ、転送するデータ量が膨大になっていくことから、画像読み取りの一時停止〜再開動作の回数は増える方向にある。この回数がホストコンピュータへのデータ転送能力に依存することは上述したが、この能力はユーザの所有するコンピュータのCPU種類/速度、メモリサイズ、HDD容量/速度、通信方式毎の転送速度等の様々な構成に依存し、一概にどの速度で読み取るのがスキャナとして最速に読み取りが行えるのかを決めることは困難である。
【0006】
また、高解像度化するにつれ、一時停止〜再開動作により発生する画像の切れ目も大きくなっていくため(例えば2倍の解像度になったら、位置合わせ精度も2分の1が要求される)、一時停止〜再開動作の発生時には一時的に読み取りユニットを一度読み取り方向と逆に動作させてから読み取りを再開する方式(いわゆるスイッチバック方式)も用いられているが、完全に切れ目を無くすことは難しく、この戻り量を大きくする方法が一般に考えられている。このような制御が入っている場合には一時停止〜再開にかかる時間はさらに増大し、この回数が増えれば増えるほど、読み取り時間に大きな影響を及ぼす。
【0007】
また、現状では原稿両面を同時に読み取る機能を持ち合わせた安価なスキャナは存在しない。もし原稿の両面の読み取りを行うならば、高価なデジタル複写機に備わっている機能のように原稿を一度原稿台に配置し、原稿表面の画像読み取りを行った後に反転させて再度原稿台に配置し、原稿裏面の画像読み取りを行う方法があるが、これでは機構が複雑になり部品点数が増えることから、実現したとしても極めて高価なスキャナとなってしまい、一般ユーザの手には届かない。
【0008】
さらに近年の省エネ、省資源の波に乗り最近主流となりつつあるUSBのバスパワーを利用し、電源供給をUSBコネクタから行うことで外部電源が不要なスキャナもあるが、複数の光源を持ち、原稿両面の画像読み取りを同時に行う時点で非常に大きな電流を消費し、使用できる電流量をオーバーしてしまう。そのため、原稿両面の画像読み取りを実現するためには確実に外部電源が必要になってしまう。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、画像読取装置の高性能化を図ることを目的とする。具体的には、画像読み取り時間を減らすとともに、切れ目の少ない画像を提供可能とすることを目的とする。また、複雑な構成を必要とせず、かつ、消費電力を抑えながら、原稿両面の同時読み取りを可能とすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像読取装置は、原稿と相対的に移動しながら画像を読み取る画像読取手段と、上記画像読取手段により読み取られる画像データを一時的に蓄積する蓄積手段と、上記蓄積手段に記憶された画像データを外部機器に転送する転送手段と、上記蓄積手段のデータ量が第1の所定量になったときには、上記画像読取手段による画像読み取りを一時停止し、上記転送手段による転送により上記蓄積手段のデータ量が第2の所定量になったら、上記画像読取手段による画像読み取りを再開する画像読み取り制御を行う制御手段と、上記一時停止及び再開の回数を検出する検出手段とを備えた点に特徴を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態における画像読取装置の構成を示す図である。同図において、101は原稿、102はレンズ、103はレンズ102によって結像した画像を電気信号に変換する受光素子群である。
【0013】
104は読み取り信号を処理して2値化する画像処理回路、105はラインバッファである。106−1、106−2は外部機器112との通信に使うインターフェイス回路であり、選択的に接続が可能である。通信方式としては、例えばUSB1.0、USB1.1、USB2.0、EPP、ECP、SCSI、IEEEE1394、Blue tooth等が知られている。107はラインバッファ105を各色光源毎に制御を行うラインバッファ制御回路である。
【0014】
108はCPU(中央演算処理装置)、113はRAM(ランダムアクセスメモリ)、114はROM(リードオンリーメモリ)であり、これらによりラインバッファ制御回路107に対して、格納ライン数を指示し、インターフェイス回路106−1、106−2によって外部機器112へデータを送信する。RAM113には一時的に読み取った画像データが記憶される。ROM114には読み取り等の制御処理プログラムが埋め込まれている。
【0015】
109は内部光源のON/OFF及び光量の制御回路であり、111は内部光源である。
【0016】
112はインターフェイス回路106−1、106−2に接続されたホストコンピュータ等の外部機器である。
【0017】
図2には、本実施の形態における画像読取装置の断面図を示す。同図において、201は枠体、202はセンサユニット、203はセンサユニット202を副走査方向へ移動する基準となる基準軸、204はセンサユニット202を基準軸203に沿って動作させるための動作ベルト、205はステッピングモータ、206はステッピングモータ205からの駆動力を動作ベルト204に伝えるためのギア群である。
【0018】
外部機器112からスキャン命令を受けた画像読取装置のCPU108はステッピングモータ205を駆動し、ギア群206を介して動作ベルト204を駆動する。これによりセンサユニット202が基準軸203に沿って副走査作方向へ移動して、枠体201の原稿台上に置かれた原稿の画像を読み取る。
【0019】
図3は上記説明したような画像読取装置の基本解像度である1200dpiでの画像読み取りにおける1ライン読み取りに関するセンサ、モータパルスのタイミングを示す図である。301は1ラインの読み取り基準信号を示す。これは基準となる時間であり最小3ms〜最大30msの間で可変であり、デフォルトで5.7msとなっている。
【0020】
302はモータパルスを作成するための基準信号を示す。モータのパルス数は1ライン基準信号301と同期し、この解像度においては1ライン=2パルスにて制御される。
【0021】
303は電子シャッタ制御信号を示す。これにより電子シャッタのOPEN時間を制御し、受光素子群103の露光時間を決定する。これは1ラインの読み取り開始タイミングと同時にOPENされ、所定タイミングでCLOSEされる。このタイミングはランプの光量等により読み取り開始前に決定される。
【0022】
これら信号のうち、1ライン基準信号301は、後述する方法にて読み取り速度を変更するために基準信号の間隔を変更する。これに伴い1ライン基準信号301に同期して作られるモータ基準信号302も追従して変更される。
【0023】
次に、図4のフローチャートを参照して、画像読み取り前処理について説明する。まず、ホストコンピュータの環境を検知し(ステップS101)、情報保存ファイルがあるか否かの判断を行う(ステップS102)。
【0024】
上記ステップS102において情報保存ファイルがなければ、情報保存ファイルを新規に作成し(ステップS103)、ホストコンピュータの環境情報を保存し(ステップS104)、デフォルトの読み取り速度を設定して(ステップS105)、その条件でのキャリブレーションデータを取得する(ステップS106)。
【0025】
また、上記ステップS102において情報保存ファイルがあれば、上記ステップS101で検出されたホストコンピュータの環境とファイルに保存された環境とが等しいか否かの判断を行い(ステップS107)、等しくなければファイル内のデータを破棄して(ステップS108)、ステップS104へ移行する。
【0026】
上記ステップS101で検出されたホストコンピュータの環境とファイルに保存された環境とが等しければ、通信方式が同一のデータがあるか否かの判断を行い(ステップS109)、なければステップS105へ移行する。
【0027】
通信方式が同一のデータがあれば、同一読み取り条件での読み取りの一時停止〜再開(以降、一時停止及び再開(Start−Stop)の略称として「SS」と表記)回数データがあるか否かの判断を行い(ステップS110)、なければステップS105へ移行する。
【0028】
SS回数データがあれば、SS回数データより読み取り速度を計算して、設定を行い(ステップS111)、キャリブレーションデータをファイルから読み込み設定する(ステップS112)。ここでの読み取り速度の計算方法については後に述べる。
【0029】
次に、図5のフローチャートを参照して、画像読み取り開始から終了までの処理について説明する。まず、読み取りが開始したらSSカウンタの値をクリアする(ステップS201)。次にバッファフルか否かの判断を行い(ステップS202)、フルでないならば全データがホストコンピュータに転送終了したか否かの判断を行い(ステップS203)、全データの転送が終了していないならば上述したバッファフルか否かの判断(ステップS202)に戻る。
【0030】
バッファフルになったならば、読み取りを一時中断し(ステップS204)、SSカウンタに1を加える(ステップS205)。そして、バッファが空になるのを待って(ステップS206)、空になったならば全データの転送が終了したか否かの判断を行い(ステップS203)、全データの転送が終了していないならば上述したバッファフルか否かの判断(ステップS202)に戻る。
【0031】
全データの転送が終わったならば、読み取り終了処理を行い(ステップS207)、SSカウンタの値及び後述する読み取り条件をファイルに保存する(ステップS208)。
【0032】
以上のシーケンスにより実際に読み取りを行った際に、どれだけ読み取りの一時中断〜再開が発生したのかをファイルに記憶しておく。
【0033】
次に、図6のファイルフォーマットを参照して、ファイルに保存する内容について説明する。同図に示すように、情報保存ファイル601は、以下の4つのブロック(602)〜(605)から構成されている。
【0034】
スキャナIDブロック(602)には本スキャナのIDが入る。環境保存ブロック(603)にはホストコンピュータの詳細な構成が自動検出されて保存される。キャリブレーションデータ保存ブロック(604)には画像を取得する際の微調整パラメータ群が保存される。SS回数保存ブロック(605)には発生したSS回数と共にその際の読み取り条件等が保存される。キャリブレーションデータ保存ブロック(604)、SS回数保存ブロック(605)にはすべての解像度とモードの組み合わせ分のブロックにより構成される。
【0035】
環境保存ブロック(603)は、更にCPU Type(603−1)、CPU Clock(603−2)、HDD Capacity(603−3)、RAM Size(603−4)、OS Type(603−5)の5つにより構成される。これらはスキャン直前にソフトウェアにより検出され、あらかじめファイルに設定されているデータと比較し、同一であるならば読み取り速度を過去のSS回数から算出し、一つでも異なるならばユーザによりシステムが変更されたと判断し、SS回数データを廃棄する。なお、ここでは廃棄するようにしたが、参照しないようにしてもよい。
【0036】
キャリブレーションデータ保存ブロック(604)は、更にResolution(解像度)(604−1)、Color/Gray/B&Wモード(604−2)、White Shading Data(604−3)、Black Shading Data(604−4)、Analog Gain(604−5)、Digital Gain(604−6)の6つにより構成される。これらのデータを同じ解像度でのスキャン時に再利用することで、キャリブレーションにかかる時間を短縮することができる。
【0037】
SS回数保存ブロック(605)は、更に通信方式(605−1)、Resolution(解像度)(605−2)、Color/Gray/B&Wモード(605−3)、Widthコード(605−4)、Lengthコード(605−5)、SSカウント数(605−6)、サンプル数(605−7)、1ライン時間(605−8)の8つにより構成される。
【0038】
このうちWidthコード(605−4)には、
1:3/4≦Width≦フルサイズ
2:1/2≦Width<3/4
3:1/4≦Width<1/2
4:Width<1/4
のいずれかが入る。
【0039】
Lengthコード(605−5)にも同様に、
1:3/4≦Length≦フルサイズ
2:1/2≦Length<3/4
3:1/4≦Length<1/2
4:Length<1/4
のいずれかが入る。
【0040】
また、SSカウント数(605−6)にはこれまでの履歴に対する平均SS回数が、サンプル数(605−7)には同条件でのデータ取得数が、1ライン時間(605−8)には読み取り時に用いた1ラインの時間が入る。
【0041】
このブロックは通信方式、解像度、Color/Gray/B&Wモード(読み取りモード)毎に数珠つなぎに追加されていく。
【0042】
次に、保存されたデータから読み取り速度を決定する計算方法(図4のステップS111)について述べる。本実施の形態では解像度、Widthコード、Lengthコード、Color/Gray/B&Wモード、1ライン時間に対してのSS回数を保存している。これよりすべてのデータから単位時間あたりのデータ転送量(Byte/Sec)が、下記の数1に示す式により算出される。
【0043】
【数1】
Figure 2004304729
【0044】
また、Length=フルサイズを基準としたSS回数が、下記の数2に示す式より算出される。
【0045】
【数2】
Figure 2004304729
【0046】
これらにより、図7に示すようなグラフが内部的に計算される。SS回数と読み取り時間の関係は、SS回数が1スキャンに約3〜10回くらい発生する程度が読み取り時間を最短にするということが検討によりわかっているため、このグラフに読み取りモードにおける発生をこの範囲に抑えるべく1ライン時間を設定する。
【0047】
この計算手順は以下のようになる。
1:まず、デフォルトの1ライン時間によりSS回数の予測を行う。
2:予測されたSS回数<3ならば、1ライン時間を短縮して再計算し、また、予測されたSS回数>10ならば1ライン時間を延長して再計算し、3≦予測SS回数≦10となるまで再計算する。
3:1ライン時間があらかじめ決められた最短時間よりも短くなってしまった場合には最短1ライン時間3msを使用する。
4:1ライン時間があらかじめ決められた最長時間よりも長くなってしまった場合には最長1ライン時間30msを使用する。
【0048】
計算された1ライン時間をRAM113に保存し、それを用いて次の画像の読み取りを制御する。
【0049】
以上のように第1の実施の形態においては、ファイルに保存されたSS回数等からSSが頻発しない1ラインの読み取り時間を計算し、これに準じて読み取りを行うことでSS回数を極力抑え、トータルでの最速の読み取り速度を得ると同時に切れ目の少ない美しい画像をユーザに提供することが可能となる。
【0050】
また、持つホストコンピュータから取得されたデータを基に制御データを最適にあわせ込むので、システムの違いによらず最適に制御が可能となる。さらに、ユーザのシステム構成の変更を自動的に検出することで、アップグレードされたシステムに関してもリアルタイムに順応し、常にシステムとして最短時間での画像読み取りを実現することができる。
【0051】
また、複数の通信方式を採用する系においてはそれぞれの通信方式毎に読み取り速度を最適化できるよう、これらのデータを方式毎に保存し、選択的に適用することでそれぞれの通信方式の持つ、転送速度を最大限に活かして読み取り時間の短縮を行うこともできる。
【0052】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、ファイルに保存する内容を変更する例を説明する。なお、画像読取装置の構成は図1、2で説明したものと同様であり、以下では上記第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0053】
図8のフローチャートを参照して、画像読み取り前処理について説明する。まず、ホストコンピュータの環境を検知し(ステップS301)、情報保存ファイルがあるか否かの判断を行う(ステップS302)。
【0054】
上記ステップS302において情報保存ファイルがなければ、情報保存ファイルを新規に作成し(ステップS303)、ホストコンピュータの環境情報を保存し(ステップS304)、デフォルトの読み取り速度を設定して(ステップS305)、その条件でのキャリブレーションデータを取得する(ステップS306)。
【0055】
また、上記ステップS302において情報保存ファイルがあれば、上記ステップS301で検出されたホストコンピュータの環境とファイルに保存された環境とが等しいか否かの判断を行い(ステップS307)、等しくなければファイル内のデータを破棄して(ステップS308)、ステップS304へ移行する。
【0056】
上記ステップS301で検出されたホストコンピュータの環境とファイルに保存された環境とが等しければ、通信方式が同一のデータがあるか否かの判断を行い(ステップS309)、なければステップS305へ移行する。
【0057】
通信方式が同一のデータがあれば、同一読み取り条件での1ライン読み取り時間データがあるか否かの判断を行い(ステップS310)、なければステップS305へ移行する。
【0058】
1ライン読み取り時間データがあれば、ファイルから1ライン読み取り時間の設定を行い(ステップS311)、キャリブレーションデータをファイルから読み込み設定する(ステップS312)。ここでの読み取り速度の計算方法については後に述べる。
【0059】
次に、図9のフローチャートを参照して、画像読み取り開始から終了までの処理について説明する。まず、読み取りが開始したらSSカウンタの値をクリアする(ステップS401)。次にバッファフルか否かの判断を行い(ステップS402)、フルでないならば全データがホストコンピュータに転送終了したか否かの判断を行い(ステップS403)、全データの転送が終了していないならば上述したバッファフルか否かの判断(ステップS402)に戻る。
【0060】
バッファフルになったならば、読み取りを一時中断し(ステップS404)、SSカウンタに1を加える(ステップS405)。そして、バッファが空になるのを待って(ステップS406)、空になったならば全データの転送が終了したか否かの判断を行い(ステップS403)、全データの転送が終了していないならば上述したバッファフルかどうかの判断(ステップS402)に戻る。
【0061】
全データの転送が終わったならば、読み取り終了処理を行い(ステップS407)、後述する計算式にてフルラインサイズ相当のSS回数、1ライン時間の計算を行い(ステップS408)、その算出値及び後述する読み取り条件をファイルに保存する(ステップS409)。
【0062】
以上のシーケンスにより実際に読み取りを行った際に、フルサイズ相当のSS回数及び理想的な1ライン時間を算出し、ファイルに保存する。
【0063】
次に、図10のファイルフォーマットを参照して、ファイルに保存する内容について説明する。同図に示すように、情報保存ファイル1001は、以下の4つのブロック(1002)〜(1005)から構成されている。
【0064】
スキャナIDブロック(1002)には本スキャナのIDが入る。環境保存ブロック(1003)にはホストコンピュータの詳細な構成が自動検出されて保存される。キャリブレーションデータ保存ブロック(1004)には画像を取得する際の微調整パラメータ群が保存される。SS回数保存ブロック(1005)には発生したSS回数と共にその際の読み取り条件等が保存される。キャリブレーションデータ保存ブロック(1004)、SS回数保存ブロック(1005)にはすべての解像度とモードの組み合わせ分のブロックにより構成される。
【0065】
環境保存ブロック(1003)は、更にCPU Type(1003−1)、CPU Clock(1003−2)、HDD Capacity(1003−3)、RAM Size(1003−4)、OS Type(1003−5)の5つにより構成される。これらはスキャン直前にソフトウェアにより検出され、あらかじめファイルに設定されているデータと比較し、同一であるならば読み取り速度を過去のSS回数から算出し、一つでも異なるならばユーザによりシステムが変更されたと判断し、SS回数データを廃棄する。
【0066】
キャリブレーションデータ保存ブロック(1004)は、更にResolution(解像度)(1004−1)、Color/Gray/B&Wモード(1004−2)、White Shading Data(1004−3)、Black Shading Data(1004−4)、Analog Gain(1004−5)、Digital Gain(1004−6)の6つにより構成される。これらのデータを同じ解像度でのスキャン時に再利用することで、キャリブレーションにかかる時間を短縮することができる。
【0067】
SS回数保存ブロック(1005)は、更に通信方式(1005−1)、Resolution(解像度)(1005−2)、Color/Gray/B&Wモード(1005−3)、フルサイズ相当でのSS回数(1005−4)、1ライン時間(1005−5)の5つにより構成される。これらのデータは下記の数3に示す式によりスキャン終了時に計算され、保存される。
【0068】
【数3】
Figure 2004304729
【0069】
このブロックは通信方式、解像度、Color/Gray/B&Wモード(読み取りモード)毎に数珠つなぎに追加されていく。
【0070】
以上のように第2の実施の形態においては、上記第1の実施の形態では保存したデータをスキャン前に読み込んで計算していたのに対して、保存する際に第1の実施の形態と同様の計算を行い、保存するパラメータを解像度、読み取りモード、予測されるSS回数、1ライン時間に絞っている。これにより、複雑な計算をスキャン直前に行う必要が無くなり、スキャンボタンが押されてから実際にスキャンが始まるまでの時間短縮も可能となる。
【0071】
(第3の実施の形態)
図11は本実施の形態における画像読取装置であるイメージスキャナの構成を示す図である。同図において、1101は原稿である。1102−1は本体側のレンズ、1103−1はレンズ1102−1によって結像した画像を電気信号に変換する受光素子群である。1104−1は原稿1101を本体側から照射するR,G,B色それぞれのLEDであり、1105−1はそれらの点灯/消灯を制御する制御回路である。
【0072】
同様の構成はADF側にもあり、1102−2はADF側のレンズ、1103−2はレンズ1102−2によって結像した画像を電気信号に変換する受光素子群である。1104−2は原稿1101をADF側から照射するR,G,B色それぞれのLEDであり、1105−2はそれらの点灯/消灯を制御する制御回路である。
【0073】
1106は読み取り信号を処理する画像処理回路、1107はラインバッファである。1108は外部機器(ホストコンピュータ)との通信に使うインターフェイス回路、1110はラインバッファ1107を各色光源毎に、かつ、本体側・ADF側の画像を取りまとめる制御を行うラインバッファ制御回路である。
【0074】
1109はCPU(中央演算処理装置)、1111はセンサ群、1112は原稿1101、及び、本体側の光源1104−1、本体側の光源制御回路1105−1を移動させるためのモータ群である。
【0075】
1113はRAM(ランダムアクセスメモリ)、1114はROM(リードオンリーメモリ)であり、これらによりラインバッファ制御回路1110に対し、格納ライン数を指示し、インターフェイス回路1108によって外部機器へデータを送信する。RAM1113には一時的に読み取った画像データが記憶される。ROM1114には読み取り等の制御処理プログラムが埋め込まれている。
【0076】
図12に、本実施の形態における画像読取装置の外観図を示す。1201は本体スキャナユニット、1202はADFユニットである。ADFユニット1202は本体スキャナユニット1201の端部で接続され、開閉可能な仕組みになっており、ADFユニット1202を開くことで通常の原稿を本体スキャナユニット1201上に配置し、読み取りを行うことができる。
【0077】
1203はADFにより読み取りを行うための原稿台、1204は原稿、1205は原稿1204のずれを防ぐための可動式の原稿ガイドである。1206は開閉式のカバーであり、原稿1204が詰まった場合にはこれを開いて原稿1204を取り出すためのものである。
【0078】
本体スキャナユニット1201の構成については、上記図2で説明したのと同様であり、ここではその詳細な説明は省略する。
【0079】
図13に本実施の形態におけるADFユニットの断面図を示す。同図において、1301は本体スキャナユニットとの接続部分である。1302は本体スキャナユニットのみで画像を読み取る場合の原稿抑えである。1303はADFを使用して読み取る際に原稿を積載するための原稿台である。1304は積載された原稿のずれを防ぐための可動式の原稿抑えである。
【0080】
1306は積載された原稿の有無を検出するセンサである。1305は積載された原稿を1枚ずつ搬送するための原稿分離ローラ群である。1307は分離された原稿1枚を搬送するための搬送ローラ群である。1309は搬送された原稿の上面から読み取るためのコンタクトセンサである。1308は読み取った原稿を排出するための原稿排出ローラ群である。
【0081】
次に、図14を参照して、原稿の画像読み取り方法について説明する。1401は本体スキャナユニット、1402はADFユニットである。1403は本体スキャナユニット1401内部にあるコンタクトセンサである。1404はADFユニット1402内部にあるコンタクトセンサである。1404はADFユニット1402を用いずに読み取りを行う際に原稿を配置する為の原稿台ガラスである。
【0082】
ADFユニット1402を用いずに原稿の片面だけを読み取る際には、原稿台ガラス1404上に原稿を配置し、本体スキャナユニット1401内のコンタクトセンサ1403を原稿の下を移動させながら原稿の下面を読み取る。
【0083】
ADFユニット1402を用いて原稿の両面を読み取る際には、本体スキャナユニット1401内のコンタクトセンサ1403を読み取り位置に移動させ、ADFユニット1402の原稿台上に積載された原稿を分離ローラ群1406により1枚ずつに分離し、搬送ローラ群1407により搬送して、読み取り位置1408においてADFユニット1402内のコンタクトセンサ1404により上面側の画像を読み取り、本体スキャナユニット1401内のコンタクトセンサ1403により下面側の画像を読み取る。読み取った原稿は排紙ローラ1409により搬出される。
【0084】
ADFユニット1402を用いて原稿の片面を読み取る際には、同様にADFユニット1402の原稿台上に積載された原稿を分離ローラ群1406により1枚ずつに分離し、搬送ローラ群1407により搬送して、読み取り位置1408においてADFユニット1402内のコンタクトセンサ1404により上面側の画像を読み取る。読み取った原稿は排紙ローラ1409により搬出される。
【0085】
次に、図15を参照して、ADFを用いた両面読み取り時の光源の点灯制御について述べる。(a)が本体スキャナユニットに内蔵される光源であるLEDの点灯区間を示し、(b)がADFユニットに内蔵される光源であるLEDの点灯区間を示す。図15から理解されるように1ラインの各LED群の点灯時間は完全に互いに排他的になるように制御されており、決して重なることはない。
【0086】
さらに本体側のLED群とADF側のLED群の点灯を1つの単位としてそれぞれ1ライン分の原稿搬送を送るよう制御している。
【0087】
さらには、(c)に示すように、画像処理回路が処理する画像は1/2ライン時間毎に本体側の受光素子群からの画像データとADF側の受光素子群からのデータとを交互に処理する仕組みになっており、1つの画像処理回路が2つの受光素子から出力されるデータの処理を行っている。
【0088】
以上のように、ADFを備えかつ、原稿を搬送しながら同時に原稿の両面を読み込むために、原稿を挟み込むようにして受光素子群(例えばコンタクト・イメージ・センサCIS(原稿接触型センサ))を配置し、両面同時読み取りの際には、光源である二組のLEDを時系列で交互に排他的に点灯させることにより、安価で、また、同時にLEDが点灯している状態を作らないことで消費電流を抑え込むことができる。
【0089】
さらにはこれにより、2つの受光素子から出力される画像データ信号が同時に発生することはなくなるので、1つの画像データ処理回路を切り替えながら使用することで、画像データ処理回路が2つ必要となるのを避けて、コストダウン及びさらなる消費電流の低下を実現することができる。そして、結果的にUSBのバスパワーによる駆動が可能となり、外部電源回路を省略することができ、安価な両面同時読み取りスキャナをユーザに提供することができる。
【0090】
以上のように第3の実施の形態においては、2つのコンタクトセンサにより原稿を挟み、ADFを用いて原稿を搬送して、原稿の両面を読み取る際に、使用する複数のコンタクトセンサすべてにおけるLEDの点灯区間を互いに排他的に設定することにより、消費電流を抑えることが可能となる。
【0091】
また、複数の受光素子から出力される画像データも時系列的に交互に排出されることから、1つの画像処理装置において複数の画像データ(本実施の形態では原稿の両面の画像)を同時に処理することができる。
【0092】
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置或いはシステム内のコンピュータに対し、上記実施の形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU或いはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0093】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体は本発明を構成する。そのプログラムコードの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネット等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体(光ファイバ等の有線回線や無線回線等)を用いることができる。
【0094】
さらに、上記プログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0095】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施の形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれることはいうまでもない。
【0096】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることはいうまでもない。
【0097】
なお、上記実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0098】
以下、本発明の実施態様の例を列挙する。
(実施態様1) 原稿と相対的に移動しながら画像を読み取る画像読取手段と、
上記画像読取手段により読み取られる画像データを一時的に蓄積する蓄積手段と、
上記蓄積手段に記憶された画像データを外部機器に転送する転送手段と、
上記蓄積手段のデータ量が第1の所定量になったときには、上記画像読取手段による画像読み取りを一時停止し、上記転送手段による転送により上記蓄積手段のデータ量が第2の所定量になったら、上記画像読取手段による画像読み取りを再開する画像読み取り制御を行う制御手段と、
上記一時停止及び再開の回数を検出する検出手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
【0099】
(実施態様2) 画像読み取り終了毎に上記検出された一時停止及び再開の回数と読み取り条件とを関連付けて記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする実施態様1に記載の画像読取装置。
【0100】
(実施態様3) 上記読み取り条件は、解像度、読み取りモード、サイズ情報、読み取り速度の少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする実施態様2に記載の画像読取装置。
【0101】
(実施態様4) 画像読み取り開始前に、上記記憶手段に記憶された一時停止及び再開の回数及び読み取り条件に基づいて上記画像読取手段による読み取り速度を算出する算出手段を備え、
上記制御手段は、上記算出手段により算出された読み取り速度に基づいて上記画像読み取り制御を実行することを特徴とする実施態様2又は3に記載の画像読取装置。
【0102】
(実施態様5) 画像読み取り開始前に上記外部機器の環境を検出し、検出された外部機器の環境が保存されたものと異なる場合、上記記憶手段に記憶された一時停止及び再開の回数及び読み取り条件を破棄する或いは参照しないことを特徴とする実施態様2〜4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【0103】
(実施態様6) 画像読み取り終了毎にフルサイズ相当での一時停止及び再開の回数と読み取り時間を算出し、読み取り条件を関連付けて記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする実施態様1に記載の画像読取装置。
【0104】
(実施態様7) 上記読み取り条件は、解像度、読み取りモードの少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする実施態様6に記載の画像読取装置。
【0105】
(実施態様8) 上記制御手段は、上記記憶手段に記憶された読み取り速度に基づいて上記画像読み取り制御を実行することを特徴とする実施態様6又は7に記載の画像読取装置。
【0106】
(実施態様9) 画像読み取り開始前に上記外部機器の環境を検出し、検出された外部機器の環境が保存されたものと異なる場合、上記記憶手段に記憶された読み取り速度及び読み取り条件を破棄する或いは参照しないことを特徴とする実施態様6〜8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【0107】
(実施態様10) 上記外部機器の環境が異なると判断された場合、デフォルトの読み取り速度で読み取りを行うことを特徴とした実施態様5又は9に記載の画像読取装置。
【0108】
(実施態様11) 上記読み取り条件には上記外部機器との通信方式に関する情報が含まれ、画像読み取り開始前に通信方式を検出し、通信方式の同一性を判断することを特徴とする実施態様2又は6に記載の画像読取装置。
【0109】
(実施態様12) 原稿を照射する第1の光源と、
上記第1の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第1の画像読取手段と、
上記第1の光源と反対側から原稿を照射する第2の光源と、
上記第2の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第2の画像読取手段と、
原稿を移動させる原稿移動手段と、
上記第1、2の光源の点灯を時系列により互いに排他的に行う光源切替手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
【0110】
(実施態様13) 原稿を照射する第1の光源と、
上記第1の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第1の画像読取手段と、
上記第1の光源と反対側から原稿を照射する第2の光源と、
上記第2の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第2の画像読取手段と、
原稿を移動させる原稿移動手段と、
上記画像読取手段により読み取られた画像データを処理する画像データ処理手段と、
上記第1の画像読取手段及び上記第2の画像読取手段からの画像データを上記画像データ処理手段へ交互に転送するための転送切替手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
【0111】
(実施態様14) 原稿を照射する第1の光源と、
上記第1の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第1の画像読取手段と、
上記第1の光源と反対側から原稿を照射する第2の光源と、
上記第2の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第2の画像読取手段と、
原稿を移動させる原稿移動手段と、
上記画像読取手段により読み取られた画像データを処理する画像データ処理手段と、
上記第1、2の光源の点灯を時系列により互いに排他的に行う光源切替手段と、
上記第1の画像読取手段及び上記第2の画像読取手段からの画像データを上記画像データ処理手段へ交互に転送するための転送切替手段とを備え、
上記光源切替タイミングと上記転送切替タイミングとを同期させたことを特徴とする画像読取装置。
【0112】
(実施態様15) 原稿と相対的に移動しながら画像を読み取る画像読取手段と、上記画像読取手段により読み取られる画像データを一時的に蓄積する蓄積手段とを用いた画像読取方法であって、
上記蓄積手段に記憶された画像データを外部機器に転送する転送手順と、
上記蓄積手段のデータ量が第1の所定量になったときには、上記画像読取手段による画像読み取りを一時停止し、上記転送手段による転送により上記蓄積手段のデータ量が第2の所定量になったら、上記画像読取手段による画像読み取りを再開する画像読み取り制御を行う手順と、
上記一時停止及び再開の回数を検出する検出手順とを有することを特徴とする画像読取方法。
【0113】
(実施態様16) 原稿を照射する第1の光源と、上記第1の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第1の画像読取手段と、上記第1の光源と反対側から原稿を照射する第2の光源と、上記第2の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第2の画像読取手段と、原稿を移動させる原稿移動手段とを用いた画像読取方法であって、
上記第1、2の光源の点灯を時系列により互いに排他的に行う光源切替手順を有することを特徴とする画像読取方法。
【0114】
(実施態様17) 原稿を照射する第1の光源と、上記第1の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第1の画像読取手段と、上記第1の光源と反対側から原稿を照射する第2の光源と、上記第2の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第2の画像読取手段と、原稿を移動させる原稿移動手段と、上記画像読取手段により読み取られた画像データを処理する画像データ処理手段とを用いた画像読取方法であって、
上記第1の画像読取手段及び上記第2の画像読取手段からの画像データを上記画像データ処理手段へ交互に転送するための転送切替手順を有することを特徴とする画像読取方法。
【0115】
(実施態様18) 原稿を照射する第1の光源と、上記第1の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第1の画像読取手段と、上記第1の光源と反対側から原稿を照射する第2の光源と、上記第2の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第2の画像読取手段と、原稿を移動させる原稿移動手段と、上記画像読取手段により読み取られた画像データを処理する画像データ処理手段とを用いた画像読取方法であって、
上記第1、2の光源の点灯を時系列により互いに排他的に行う光源切替手順と、
上記第1の画像読取手段及び上記第2の画像読取手段からの画像データを上記画像データ処理手段へ交互に転送するための転送切替手順とを有し、
上記光源切替タイミングと上記転送切替タイミングとを同期させたことを特徴とする画像読取方法。
【0116】
(実施態様19) 原稿と相対的に移動しながら画像を読み取る画像読取手段と、上記画像読取手段により読み取られる画像データを一時的に蓄積する蓄積手段とを用いて画像読み取りを実行するためのプログラムであって、
上記蓄積手段に記憶された画像データを外部機器に転送する転送処理と、
上記蓄積手段のデータ量が第1の所定量になったときには、上記画像読取手段による画像読み取りを一時停止し、上記転送手段による転送により上記蓄積手段のデータ量が第2の所定量になったら、上記画像読取手段による画像読み取りを再開する画像読み取り制御を行う処理と、
上記一時停止及び再開の回数を検出する検出処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
【0117】
(実施態様20) 原稿を照射する第1の光源と、上記第1の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第1の画像読取手段と、上記第1の光源と反対側から原稿を照射する第2の光源と、上記第2の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第2の画像読取手段と、原稿を移動させる原稿移動手段とを用いて画像読み取りを実行するためのプログラムであって、
上記第1、2の光源の点灯を時系列により互いに排他的に行う光源切替処理を実行させることを特徴とするプログラム。
【0118】
(実施態様21) 原稿を照射する第1の光源と、上記第1の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第1の画像読取手段と、上記第1の光源と反対側から原稿を照射する第2の光源と、上記第2の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第2の画像読取手段と、原稿を移動させる原稿移動手段と、上記画像読取手段により読み取られた画像データを処理する画像データ処理手段とを用いて画像読み取りを実行するためのプログラムであって、
上記第1の画像読取手段及び上記第2の画像読取手段からの画像データを上記画像データ処理手段へ交互に転送するための転送切替処理を実行させることを特徴とするプログラム。
【0119】
(実施態様22) 原稿を照射する第1の光源と、上記第1の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第1の画像読取手段と、上記第1の光源と反対側から原稿を照射する第2の光源と、上記第2の光源により照射された原稿の画像読み取りを行う第2の画像読取手段と、原稿を移動させる原稿移動手段と、上記画像読取手段により読み取られた画像データを処理する画像データ処理手段とを用いて画像読み取りを実行するためのプログラムであって、
上記第1、2の光源の点灯を時系列により互いに排他的に行う光源切替処理と、
上記第1の画像読取手段及び上記第2の画像読取手段からの画像データを上記画像データ処理手段へ交互に転送するための転送切替処理とを実行させるとともに、
上記光源切替タイミングと上記転送切替タイミングとを同期させたことを特徴とするプログラム。
【0120】
(実施態様23) 実施態様20〜22のいずれか1項に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【0121】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、一時停止及び再開の回数を検出するようにしたので、例えばその回数に基づいて次回以降の画像読み取り速度を算出することができ、一時停止及び再開の回数を抑えた画像読み取りが可能となり、画像読み取り時間を減らすとともに、切れ目の少ない画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における画像読取装置の構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態における画像読取装置の断面図を示す図である。
【図3】1ライン基準信号、モータ基準信号、電子シャッタ制御信号の関係を示す図である。
【図4】第1の実施の形態での画像読み取り前処理について説明するフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態での画像読み取り開始から終了までの処理について説明するフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態でのファイルに保存する内容を説明するための図である。
【図7】SS発生回数、データ転送量、1ライン時間の関係を表すグラフである。
【図8】第2の実施の形態での画像読み取り前処理について説明するフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態での画像読み取り開始から終了までの処理について説明するフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態でのファイルに保存する内容を説明するための図である。
【図11】第3の実施の形態における画像読取装置の構成を示す図である。
【図12】第3の実施の形態における画像読取装置の外観図である。
【図13】第3の実施の形態におけるADFユニットの断面図である。
【図14】第3の実施の形態における原稿の画像読み取り方法について説明するための図である。
【図15】ADFを用いた両面読み取り時の光源の点灯制御について説明するための図である。
【符号の説明】
101 原稿
102 レンズ
103 受光素子群
104 画像処理回路
105 ラインバッファ
106−1 インターフェイス回路
106−2 インターフェイス回路
107 ラインバッファ制御回路
108 CPU
109 内部光源のON/OFF及び光量の制御回路
111 内部光源
112 外部機器
113 RAM
114 ROM

Claims (1)

  1. 原稿と相対的に移動しながら画像を読み取る画像読取手段と、
    上記画像読取手段により読み取られる画像データを一時的に蓄積する蓄積手段と、
    上記蓄積手段に記憶された画像データを外部機器に転送する転送手段と、
    上記蓄積手段のデータ量が第1の所定量になったときには、上記画像読取手段による画像読み取りを一時停止し、上記転送手段による転送により上記蓄積手段のデータ量が第2の所定量になったら、上記画像読取手段による画像読み取りを再開する画像読み取り制御を行う制御手段と、
    上記一時停止及び再開の回数を検出する検出手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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