JP2004303523A - 車両用ランプ - Google Patents

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JP2004303523A
JP2004303523A JP2003093682A JP2003093682A JP2004303523A JP 2004303523 A JP2004303523 A JP 2004303523A JP 2003093682 A JP2003093682 A JP 2003093682A JP 2003093682 A JP2003093682 A JP 2003093682A JP 2004303523 A JP2004303523 A JP 2004303523A
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reflector
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rotation
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Takashi Oka
敬 岡
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Abstract

【課題】本発明は、ヘッドランプ,フォグランプ等の車両用ランプに関し、レンズ部材の外側から光軸調整を容易,確実に行うことを目的とする。
【解決手段】本体部の前面を覆ってレンズ部材を配置してなるハウジング内に、光を発生するバルブと、前記バルブで発生した光を反射するリフレクターとを収容するとともに、前記リフレクターの光軸調整を行う光軸調整機構を備えた車両用ランプにおいて、前記光軸調整機構は、回転により前記光軸調整を行う回転軸を有し、前記回転軸が前記レンズ部材の前面を貫通して配置され、前記レンズ部材の外側に、前記回転軸を回転するための係止部が形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘッドランプ,フォグランプ等の車両用ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車では、自動車の組み立て後に、あるいは、定期的にヘッドランプの光軸をレギュレーションに合致するように光軸調整(エーミング調整)することが行われている。
従来、このような光軸調整機構を備えたヘッドランプとして、例えば、特開平9−92008号公報に開示されるようなヘッドランプ装置が知られている。
【0003】
このヘッドランプ装置では、車体側のベースに、ランプを支持するランプ支持体をエーミング調整手段を介して変位可能に取り付けるとともに、ベースにランプハウジングを着脱可能に取り付け、ランプハウジングの前部にエーミング調整手段を前面視で覆う遮蔽部を設けたので、ヘッドライトの前側からエーミング調整手段を操作してランプ光軸のエーミング調整を容易に行うことができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−92008号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したヘッドランプ装置では、エーミング調整を行うためには、ランプハウジングの前方に配置される遮蔽部およびレンズを取り外す必要があり、エーミング調整(光軸調整)に多大な工数と時間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、レンズ部材の外側から光軸調整を容易,確実に行うことができる車両用ランプを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の車両用ランプは、本体部の前面を覆ってレンズ部材を配置してなるハウジング内に、光を発生するバルブと、前記バルブで発生した光を反射するリフレクターとを収容するとともに、前記リフレクターの光軸調整を行う光軸調整機構を備えた車両用ランプにおいて、前記光軸調整機構は、回転により前記光軸調整を行う回転軸を有し、前記回転軸が前記レンズ部材の前面を貫通して配置され、前記レンズ部材の外側に、前記回転軸を回転するための係止部が形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項2の車両用ランプは、請求項1記載の車両用ランプにおいて、前記光軸調整機構は、前記リフレクターを揺動可能に支持する支持手段と、前記リフレクターを揺動する揺動手段を有し、前記回転軸の回転を、ギヤーを介して前記揺動手段に伝達することを特徴とする。
請求項3の車両用ランプは、請求項1記載の車両用ランプにおいて、前記光軸調整機構は、前記リフレクターを揺動可能に支持する支持手段と、前記リフレクターに固定される揺動部とを有し、前記揺動部に前記回転軸を螺合してなることを特徴とする。
【0009】
請求項4の車両用ランプは、請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の車両用ランプにおいて、前記回転軸の前記係止部を、前記レンズ部材の前面に形成される凹部内に収容してなることを特徴とする。
【0010】
(作用)
請求項1の車両用ランプでは、光軸調整機構の回転軸がレンズ部材の前面を貫通して配置される。
【0011】
そして、レンズ部材の外側から、回転軸の係止部を回転すると、リフレクターの光軸が調整される。
請求項2の車両用ランプでは、レンズ部材の外側から、回転軸の係止部を回転すると、回転軸の回転が、ギヤーを介して揺動手段に伝達され、リフレクターが揺動され、リフレクターの光軸が調整される。
【0012】
請求項3の車両用ランプでは、レンズ部材の外側から、回転軸の係止部を回転すると、回転軸の回転によりリフレクターに固定される揺動部が移動され、これによりリフレクターが揺動され、リフレクターの光軸が調整される。
請求項4の車両用ランプでは、回転軸の係止部が、レンズ部材の前面に形成される凹部内に収容され、係止部がレンズ部材から突出することが防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1および図2は、本発明の車両用ランプの第1の実施形態を示しており、この実施形態では、本発明がトラックのヘッドランプに適用される。
【0014】
図1および図2において、符号11は、ハウジングを示している。
このハウジング11は、本体部13と、レンズ部材15とを有している。
レンズ部材15は、透明ガラス等からなり、例えば、樹脂からなる本体部13の前面を覆って配置されている。
本体部13の前部には、図1に示すように、環状凹部13aが形成され、この環状凹部13aに、レンズ部材15の後端開口15aが挿入され固定されている。
【0015】
ハウジング11内には、光を発生するバルブ17と、バルブ17で発生した光を反射するリフレクター19とが収容されている。
すなわち、リフレクター19は、レンズ部材15側に開口部19aを有している。
そして、リフレクター19の内側の中央には、バルブ17が配置され、このバルブ17の下側を覆ってシェード21が配置されている。
【0016】
この実施形態では、ハウジング11に、リフレクター19の光軸調整を行う光軸調整機構が配置されている。
光軸調整機構は、リフレクター19を揺動可能に支持する支持手段23と、リフレクター19を揺動する揺動手段25とを有している。
【0017】
支持手段23は、リフレクター19の後部下側から突出して形成されるボール部27と、ハウジング11の内側底面に固定されボール部27を揺動自在に支持する受け部29とを有している。
揺動手段25は、リフレクター19の後部上側から突出して形成される揺動部31と、この揺動部31に螺合される螺子軸33とを有している。
【0018】
すなわち、揺動部31には、螺子穴31aが形成され、この螺子穴31aに、螺子軸33の螺子部33aが螺合されている。
螺子軸33は、ハウジング11に形成される支持壁35の貫通穴35aに挿通され、回転自在に支持されている。
そして、螺子軸33の後端に第2のギヤー37が固定されている。
【0019】
この第2のギヤー37には、第1のギヤー39が歯合されている。
第1のギヤー39は、回転軸41の後端に固定されている。
回転軸41は、支持壁35に形成される貫通穴35bに挿通され、回転自在に支持されている。
この回転軸41は、レンズ部材15の前面を貫通して配置されている。
【0020】
すなわち、レンズ部材15の前面には、貫通穴15bが形成され、この貫通穴15bに回転軸41が挿通されている。
レンズ部材15から突出する回転軸41の前端には、ドライバーにより回転軸41を回転するための係止部41aが形成されている。
この回転軸41の係止部41aは、レンズ部材15の前面に形成される凹部15c内に収容されている。
【0021】
なお、この実施形態では、図2に示すように、レンズ部材15の左右方向には、所定間隔を置いて一対の回転軸41が配置され、後述するように上下および左右方向の光軸調整が可能とされている。
【0022】
上述した車両用ランプでは、レンズ部材15の外側から、ドライバー43により回転軸41の係止部41aを回転すると、リフレクター19の光軸が調整される。
すなわち、回転軸41の係止部41aの先端に形成される溝部41b(図2に示す)に、ドライバー43の先端を係止して回転軸41を回転すると、回転軸41の回転が、第1のギヤー39を介して第2のギヤー37に伝達され、螺子軸33が回転される。
【0023】
そして、螺子軸33は、前後方向に移動することなく、単に回転するため、螺子軸33の回転により、揺動部31が移動し、これによりリフレクター19が前後方向に移動する。
そして、この時に、リフレクター19の後部下側が支持手段23により揺動可能に支持されているため、リフレクター19が前方に移動されると、図1に点線で示すように、リフレクター19の開口部19a側が下側に向けて角度θだけ移動され、下側への光軸調整が行われる。
【0024】
一方、リフレクター19が後方に移動されると、リフレクター19の開口部19a側が上側に向けて移動され、上側への光軸調整が行われる。
また、この実施形態では、レンズ部材15の左右方向に、所定間隔を置いて一対の回転軸41を配置したので、回転軸41の回転により、リフレクター19の左右の揺動部31の前後位置を異ならせることにより、左右方向の光軸調整が可能となる。
【0025】
上述した車両用ランプでは、光軸調整機構の回転軸41がレンズ部材15の前面を貫通して配置され、レンズ部材15の外側から、回転軸41の係止部41aを回転すると、リフレクター19の光軸が調整されるため、レンズ部材15の外側から光軸調整を容易,確実に行うことができる。
【0026】
すなわち、従来のトラックでは、ヘッドランプの光軸調整をする際に、例えば、バンパー,グリル,フッド等の周辺部品を外して、ヘッドランプの裏側のエーミングスクリューを工具で回転して調整を行っていたため、手間と時間がかかっていたが、上述した車両用ランプでは、回転軸41の係止部41aをドライバー43により回転するだけで光軸の調整が可能になる。
【0027】
また、ヘッドランプの裏面にエーミングスクリューがあるため、バンパーの表から調整を行うためには、バンパーに工具差し込み穴が必要であり、バンパーの見栄えが低下していたが、上述した車両用ランプでは、バンパーに穴をあける必要がなくなり、バンパーの見栄えが低下することがなくなる。
また、上述した車両用ランプでは、回転軸41の回転を、第1のギヤー39および第2のギヤー37を介して揺動部31に伝達するようにしたので、簡易な構成で信頼性の高い光軸調整機構を得ることができる。
【0028】
そして、上述した車両用ランプでは、回転軸41の係止部41aを、レンズ部材15の前面に形成される凹部15c内に収容したので、係止部41aがレンズ部材15から突出することがなくなり、外部からの衝撃等により回転軸41が回転することを確実に防止することができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態の車両用ランプを示している。
【0029】
なお、この実施形態において第1の実施形態と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態では、リフレクター19の後部上側に、揺動部45が一体形成されている。
この揺動部45には、回転軸47の螺子部47aが直接螺合されている。
【0030】
この回転軸47は、レンズ部材15の前面を貫通して配置されている。
レンズ部材15から突出する回転軸47の前端には、ドライバー43により回転軸47を回転するための係止部47bが形成されている。
この回転軸47の係止部47bは、レンズ部材15の前面に形成される凹部15c内に収容されている。
【0031】
この実施形態の車両用ランプでは、レンズ部材15の外側から、ドライバー43により回転軸47の係止部47bを回転すると、リフレクター19の光軸が調整される。
すなわち、回転軸47の係止部47bに、ドライバー43の先端を係止して回転軸47を回転すると、回転軸47は、前後方向に移動することなく、単に回転するため、回転軸47の螺子部47aの回転により、揺動部45が前後方向に移動し、リフレクター19が前後方向に移動する。
【0032】
そして、この時に、リフレクター19の後部下側が支持手段23により揺動可能に支持されているため、リフレクター19が前方に移動されると、図3に点線で示すように、リフレクター19の開口部19a側が下側に向けて角度θだけ移動され、下側への光軸調整が行われる。
一方、リフレクター19が後方に移動されると、リフレクター19の開口部19a側が上側に向けて移動され、上側への光軸調整が行われる。
【0033】
また、この実施形態でも、第1の実施形態と同様に、レンズ部材15の左右方向に、所定間隔を置いて一対の回転軸47が配置され、回転軸47の回転により、リフレクター19の左右の揺動部45の前後位置を異ならせることにより、左右方向の光軸調整が可能となる。
この実施形態の車両用ランプでも第1の実施形態と同様の効果を得ることができるが、この実施形態では、回転軸47の回転によりリフレクター19に固定される揺動部45を移動してリフレクター19を揺動するようにしたので、非常に簡易な構成で信頼性の高い光軸調整機構を得ることができる。
【0034】
なお、上述した実施形態では、本発明をヘッドランプに適用した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、フォグランプ等にも同様に適用することができる。
また、上述した実施形態では、回転軸の前端の係止部をドライバーにより回転するようにした例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、係止部をノブ式にして指を係止可能にすることにより、ドライバー等の工具を使用しないで回転軸を回転することが可能になる。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1の車両用ランプでは、光軸調整機構の回転軸がレンズ部材の前面を貫通して配置され、レンズ部材の外側から、回転軸の係止部を回転すると、リフレクターの光軸が調整されるため、レンズ部材の外側から光軸調整を容易,確実に行うことができる。
【0036】
請求項2の車両用ランプでは、回転軸の回転を、ギヤーを介して揺動手段に伝達するようにしたので、簡易な構成で信頼性の高い光軸調整機構を得ることができる。
請求項3の車両用ランプでは、回転軸の回転によりリフレクターに固定される揺動部を移動してリフレクターを揺動するようにしたので、簡易な構成で信頼性の高い光軸調整機構を得ることができる。
【0037】
請求項4の車両用ランプでは、回転軸の係止部を、レンズ部材の前面に形成される凹部内に収容したので、係止部がレンズ部材から突出することがなくなり、外部からの衝撃等により回転軸が回転することを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用ランプの第1の実施形態を示す図2のI−I線に沿う断面図である。
【図2】図1の車両用ランプを示す斜視図である。
【図3】本発明の車両用ランプの第2の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ハウジング
13 本体部
15 レンズ部材
15b 貫通穴
15c 凹部
17 バルブ
19 リフレクター
23 支持手段
25 揺動手段
37 第2のギヤー
39 第1のギヤー
41 回転軸
41a 係止部
45 揺動部
47 回転軸
47a 螺子部

Claims (4)

  1. 本体部の前面を覆ってレンズ部材を配置してなるハウジング内に、光を発生するバルブと、前記バルブで発生した光を反射するリフレクターとを収容するとともに、前記リフレクターの光軸調整を行う光軸調整機構を備えた車両用ランプにおいて、
    前記光軸調整機構は、回転により前記光軸調整を行う回転軸を有し、前記回転軸が前記レンズ部材の前面を貫通して配置され、前記レンズ部材の外側に、前記回転軸を回転するための係止部が形成されていることを特徴とする車両用ランプ。
  2. 請求項1記載の車両用ランプにおいて、
    前記光軸調整機構は、
    前記リフレクターを揺動可能に支持する支持手段と、
    前記リフレクターを揺動する揺動手段を有し、
    前記回転軸の回転を、ギヤーを介して前記揺動手段に伝達することを特徴とする車両用ランプ。
  3. 請求項1記載の車両用ランプにおいて、
    前記光軸調整機構は、
    前記リフレクターを揺動可能に支持する支持手段と、
    前記リフレクターに固定される揺動部とを有し、
    前記揺動部に前記回転軸を螺合してなることを特徴とする車両用ランプ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の車両用ランプにおいて、
    前記回転軸の前記係止部を、前記レンズ部材の前面に形成される凹部内に収容してなることを特徴とする車両用ランプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101250394B1 (ko) * 2011-03-30 2013-04-05 이윤정 조사각 조절이 용이한 차량용 안개등
US9534759B2 (en) 2014-03-14 2017-01-03 Ford Global Technologies, Llc Lamp adjuster to control margins

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