JP2004299853A - シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Hironobu Ata
弘伸 阿多
Masayoshi Fukatsu
正義 深津
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Abstract

【課題】シート厚に基づいたシートの処理を行うことができ、かつ大型化を防ぐことのできるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート厚検知手段209は、装置本体内に取り込まれたシートが通過する際、シートにより押圧されて移動する移動部材212の移動量に応じた数の信号を出力する移動量検出手段213,214からの信号の数に応じてシートの厚さを検知する。また、シート厚検知手段209により検出されたシート厚さ情報と搬送シート枚数とにより処理するシート束の厚さを演算すると共に演算されたシート束厚さと処理手段が処理可能な許容シート束厚さとを比較し、演算されたシート束厚さが許容シート束厚さを超えた場合には、処理を行わないようにする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に処理するシートの厚さを検知し、検知したシートの厚さに応じて処理手段の動作を制御するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像形成された後の複写用紙等のシートに対する綴じ処理等に要する手間を軽減するため、画像形成された後のシートを順次装置内に取り込み、このシートに対してステイプラやパンチャーなどの処理手段により綴じ処理、穿孔処理等を選択的に施すようにしたシート処理装置を備えたものがある。
【0003】
また、従来の画像形成装置においては、駆動ローラと従動ローラとによって構成される搬送ローラ対によりシートを搬送する際、シートの搬送に伴ってシートの幅方向に移動する従動ローラの移動量を磁気的に検知することによりシートの厚さを検知すると共に、検知されたシート厚に基づいて定着温度等の画像形成制御を変更し、画像形成の最適化を行うことができるようにしたものがある(特許文献1参照。)。
【0004】
図7は、このようなシートの厚さを磁気的に検知するシート厚検知手段の構成を示す図であり、このシート厚検知手段は、シートSを搬送する搬送ローラ対150Aのうち、駆動ローラ150に圧接する従属ローラ151の側部にマグネット152を、また従属ローラ151の上方にホール素子153を設けている。
【0005】
ここで、シートSを搬送する際、同図に示すようにシートSの厚さに応じて従属ローラ151が上昇すると、マグネット152が上昇し、このようにマグネット152が上昇すると、ホール素子153に対するマグネット152の磁束密度が変化する。そして、このような磁束密度の変化に伴って変化するホール素子153の発生電圧VHに基づいて制御回路155がシート厚を検知するようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−8900号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のシート処理装置においては、ステイプラやパンチャーなどの処理手段の許容シート束厚さより厚いシート束が作成された場合でも、そのまま処理手段により処理を行ってしまう場合があり、このような処理を行った場合、シート処理装置の劣化及び故障の原因となる。
【0008】
一方、処理手段が処理可能な許容シート束厚さに関するスペックは処理するシートの枚数により定められているが、基準となるシートは坪量100g以上の厚紙となっている。このため、坪量70g前後の薄紙を処理する場合、許容枚数より多い枚数の処理が可能にもかかわらず、スペックが枚数により規定されているので、処理を行うことができない。
【0009】
したがって、ユーザーがより多くの枚数のシートを処理しようと考えた場合、シート束の厚さが許容シート束厚さを超えない場合でも、より高スペックの処理装置を準備せねばならず、コストアップを招いていた。
【0010】
そこで、シート処理装置に、例えば上記のようにマグネット152とホール素子153とを備えたシート厚検知手段を設け、このシート厚検知手段によりシートの厚さを検知し、検知されたシート厚に基づいてシート束厚さがスペック内の厚さか否かを判断するようにすることが考えられる。
【0011】
ところが、このようなシート厚検知手段を用いた場合、マグネット152とホール素子153とを精度良く配置しなければならないので、組み立てが非常に煩わしくなる。
【0012】
また、このシート厚検知手段は、磁束密度の値を電圧値に変換して間接的にシート厚さを算出するものであるので、シート厚さの検知精度が低くなってしまうだけでなく、制御回路155においてホール素子153における微量な電圧変化を増幅させて演算を行うための増幅器154等が必要となるので、シート厚検知手段自体が大きくなってしまう。そして、このようにシート厚検知手段自体が大きくなってしまうと、シート処理装置も大型化してしまう。
【0013】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シート厚に基づいたシートの処理を行うことができ、かつ大型化を防ぐことのできるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像形成されたシートを順次装置本体内に取り込み、前記シートに対して処理手段により処理を施すシート処理装置において、前記取り込まれたシートが通過する際、該シートにより押圧されて移動する移動部材と、前記移動部材の移動量に応じた数の信号を出力する移動量検出手段と、前記移動量検出手段からの信号の数に応じてシートの厚さを検知するシート厚検知手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、前記搬送されるシートの枚数と前記シート厚検知手段からのシート厚さ情報とにより処理するシート束の厚さを演算し、かつ前記演算されたシート束厚さと前記処理手段が処理可能な許容シート束厚さとを比較し、前記演算されたシート束厚さが前記許容シート束厚さを超えた場合には、処理を行わないようにしたことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの全体構成を示す概略断面図である。
【0018】
同図において、100Aはレーザビームプリンタ、100はレーザビームプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)であり、このレーザビームプリンタ100Aは単独にコンピュータ、或いはLAN等のネットワークに接続され、これらコンピュータやネットワークから送られた画像情報やプリント信号等に基づいて、所定の画像形成プロセスによってシートに画像形成(印字)し、排出するようになっている。
【0019】
また、200はシート処理装置であり、このシート処理装置200は、プリンタ本体100の上方に配されると共に、プリンタ本体100から機外に排出されるシートをシート処理装置内の搬送部を経由して画像面を下側にしたフェイスダウン状態で中間トレイ207Aに載置した後、整合を行い、所定のジョブ毎にシートを束ねて当該シートの1ヶ所又は複数箇所をステイプルして積載トレイ204に排出積載したり、単にフェイスダウンで積載トレイ204に排出積載するようになっている。
【0020】
次に、プリンタ本体100の各部の構成について、搬送されるシートSの搬送経路に沿って説明する。
【0021】
プリンタ本体100では、シートSが複数枚積載される給送カセット50を備え、給送カセット50に積載された最上位のシートS1が給紙ローラ51、リタードローラ対52によって順次1枚ずつ分離給送されるようになっている。そして、コンピュータやネットワークから供給された所定のプリント信号により、給送カセット50から給送された最上位のシートS1は、まず所謂レーザービーム方式の画像形成プロセスによりトナー画像を形成する画像形成部60において上面にトナー画像が転写され、続いて下流側の定着器61で熱及び圧力を加えられることにより、このトナー画像が永久定着される。
【0022】
次に、トナー画像が定着されたシートS1は、不図示の制御部からの制御信号に基づいて回動するフラッパ70の位置に応じて、例えば排出ローラ71によってプリンタ本体100の上部に設けられたフェイスダウン(FD)排出部である排紙トレイ73に、或いはシート処理装置200に排出されるかが選択されるようになっている。
【0023】
ここで、このシート処理装置200は、同図及び図2に示すように、プリンタ本体100から搬送されてきたシートSを検知する入口センサ210、搬送されてきたシートSを搬送する入り口ローラ201、シートSを中間トレイ207Aに搬送する中間ローラ202、接離可能な束排紙ローラ対203、パドル206等を備えている。なお、束排紙ローラ対203が離間した状態のときシートSは中間トレイ207Aに搬送され、束排紙ローラ対203が圧接した状態のときシートSは積載トレイ204に排出されるようになっている。
【0024】
そして、このシート処理装置200は、プリンタ本体100から機外に排出されるシートSを受け取った後、入口ローラ201、中間ローラ202、束排紙ローラ対203によって積載トレイ204へと積載する単純積載モードと、束排紙ローラ203を離間させておいてシートSを、一旦中間積載部205に複数枚積載した後、綴じ等の処理を行い積載トレイ204へと排紙する処理モードを備えている。
【0025】
なお、図2において、207a,207bは、中間ローラ202により搬送されたシートSのシート搬送方向と直交する両端部を支持する中間トレイ207Aのシート支持面を構成すると共に、シート(束)の両端部の整合を行なう左及び右横整合部材であり、左横整合部材207aは、待避位置A、待機位置B、整合位置C及び整合解除位置Dのいずれかに移動し、右横整合部材207bは待避位置A、待機位置Bに移動するようになっている。
【0026】
なお、本実施の形態において、右横整合部材207bの待機位置Bと整合位置Cとは同じである。また、右横整合部材207bは待機位置Bより内側へは移動しない機構になっており、整合動作を行なう場合は、シートサイズに合わせて左横整合部材207aだけが移動するようになっている。
【0027】
そして、これら左及び右横整合部材207a,207bがそれぞれ待機位置Bにあるとき、中間ローラ202により搬送されたシートを保持する中間トレイ207Aの保持面を構成するようになる。また、左及び右横整合部材207a,207bが待機位置Bから待避位置Aに移動したとき束排紙ローラ対203による束排出が可能となる。
【0028】
さらに、待機位置Bにある左及び右横整合部材207a,207bによりシートを保持した後、左横整合部材207aが整合位置Cに移動することにより、シート(束)の側端が整合される。また、このようにシート(束)の側端を整合した後、左横整合部材207aが整合解除位置Dに移動すると、シート(束)に対する左及び右横整合部材207a,207bの圧接が解除され、この後の、シート(束)の移動が可能となる。
【0029】
なお、230は左及び右横整合部材207a,207b及びパドル206により整合されたシート束を押さえるためのシート押さえ部材、231は綴じ処理を行う処理手段であるステイプラユニットであり、このステイプラユニット231により中間トレイ207A上で整合されたシート束の右奥斜めに針打ちを行なうようになっている。
【0030】
そして、このような構成のシート処理装置200では、例えばコンピュータ等から処理モードが選択されると、ステイプル処理を行うようになっており、このようなステイプル処理を行う場合には、まずステイプルされるシートSがプリンタ本体100に設けられた搬送ローラ72(図1参照)で排出される前に、フラッパ70を反時計回り方向に回動させ、紙パスをシート処理装置側に切り換える。
【0031】
これにより、シートSは搬送ローラ72によりシート処理装置200に搬入される。そして、このようにシート処理装置200に搬入されたシートSは、入口ローラ201の上流に配置された入口センサ210により検知される。そして、シート処理装置200、或はプリンタ本体100に設けられた不図示の制御部は、この入口センサ210からの信号に基づきシートSのシート処理装置内への進入を検知すると共に、1ジョブのシート枚数のカウントを行うようになっている。
【0032】
この後、シートSは入り口ローラ210及び中間ローラ202により上方へ搬送される。このとき、左及び右横整合部材207a,207bは待機位置B(図2参照)にあり、これにより中間トレイ207Aのシート保持面が構成され、中間ローラ202により搬送されたシートSは左及び右横整合部材207a,207bにより保持されるようになる。
【0033】
次に、左横整合部材207aが整合位置Cに移動し、中間トレイ207Aに積載されたシートSの幅方向の整合動作が開始される。そして、このような幅方向の整合を行った後、左横整合部材207aは整合解除位置Dに移動するようになっており、これによりシートSの整合方向の規制をラフ状態にし、シートSが移動可能な状態にする。
【0034】
この後、パドル206が時計回りにシートSの上面に当接しながら一回転し、シートSが不図示の基準壁に突き当てられて整列する。そして、このような整合動作後、左横整合部材207aが待機位置Bに移動し、次のシートの搬送に対応できるようにする。
【0035】
次に、このようなシート搬送方向及び幅方向の整合が終了すると、シート押さえ部材230がシートSを押さえる位置に移動し、シート上面を押圧する。そして、このようにシート上面を押圧することにより、整合された状態のシートSが、次に搬送されるシートSaにより移動するのを防ぎ、シート(束)の整合が乱れるのを防ぐようにしている。
【0036】
そして、このような動作を繰り返し行い、1ジョブの最後のシートSを整合する動作を行った後、シート束の後端右側に位置するステイプラユニット231によりシート束後端右側の位置を綴じる。
【0037】
一方、このようにして綴じ(ステイプル)動作が終了すると、左及び右横整合部材207a,207bがそれぞれ待避位置Aに移動すると共に、それまで中間トレイ207Aへのシートの搬送を妨げることのないよう上方に移動していた束排紙ローラ対203のうちの上部束排紙ローラ203a(図1参照)が下方向に移動して排紙ローラ対203が形成される。そして、この後、排紙ローラ対203が回転することによりステイプル済みのシート束は下方に落下し、積載トレイ204に積載される。
【0038】
ところで、駆動回転部材である入口ローラ201には、図1に示すように入口ローラ201に従属して回転する従動回転部材である従属ローラ208が圧接しており、この従属ローラ208は、図3に示すように不図示の従属ローラバネによって入口ローラ側に付勢された保持部材である軸受け212を介して移動可能となっている。
【0039】
そして、図4に示すようにシートSが入口ローラ201と従属ローラ208とのニップ部に進入してくると、従属ローラ208と軸受け212は、不図示の従属ローラバネに抗しながら図中のR1方向に一体的にシートSの厚さ分だけ移動するようになっている。
【0040】
一方、図3において、211はシート通過検知センサである入口センサ210の入口センサフラグであり、この入口センサフラグ211は揺動軸211aを支点として揺動自在となっており、進入するシートSに押圧されると時計回りの方向に揺動するようになっている。そして、入口センサ210は、図4に示すように進入したシートSに押圧されて揺動する入口センサフラグ211を検知することにより、シートSの枚数及びシート進入を検知するように構成されている。
【0041】
また、209は入口ローラ201と従属ローラ208との間を通過するシートSの厚さを検知するシート厚検知手段であるシート厚検知部であり、このシート厚検知部209は、シートSにより押圧された従属ローラ208を介して移動する移動部材である軸受け212と、軸受け212が移動する際、軸受け212に配されたリニアスケール213に設けられた格子縞を順次読み取ることにより、軸受け212の移動量に応じた数の信号を制御部に出力するエンコーダ214とを備えている。
【0042】
次に、このような構成のシート厚検知部209におけるシート厚検知動作について説明する。
【0043】
プリンタ本体100から画像形成情報を受信すると、まず制御部はエンコーダ214により軸受け212に設けられたリニアスケール213の格子縞を読み取り、このとき読み取ったリニアスケール213の格子縞により、軸受け212の現在の位置をホームポジションとして認識する。この後、シートSがシート処理装置200内に進入してくると、制御部は、入口センサ210からの信号によりシートSの進入を検知すると共に進入してくるシートSの枚数のカウントを始める。
【0044】
次に、入口センサ210を通過したシートSが入口ローラ201と従属ローラ208とのニップ部に突入し、これにより従属ローラ208及び軸受け212がシートの厚さ分だけR1方向に移動すると、これに伴いR1方向に移動するリニアスケール213の格子縞をエンコーダ214より順次読み取り、エンコーダ214から入力される格子縞の数に対応した信号の数に基づいて今回通過したシートSの厚さを検知する。
【0045】
そして、制御部は入口センサ210からのカウント情報及びシート厚検知部209からのシート厚情報から、ジョブが開始されてから所定枚のシート厚を平均し、搬送されてくるシート厚を検知するようにしている。
【0046】
ここで、本実施の形態のように、従属ローラ208(軸受け212)の移動量に応じた数の信号を出力する移動量検出手段を、格子縞が形成された5mm厚さ程度の薄いリニアスケール213とエンコーダ214とにより構成することにより、シート厚検知手段209を小型にすることができ、かつ精度良く組み立てを行うことができる。
【0047】
また、シートSを搬送する際、従属ローラ208の移動に伴って移動するリニアスケール213の格子縞を順次読み取ることにより、直接シート厚を検知することができるので、メカ的に精度良くシート厚を検知することができる。
【0048】
一方、制御部は、このようにして求めたシート厚と入口センサ210からのシート枚数情報であるカウント情報とを演算することにより、1つのジョブにおけるシート束厚を求めると共に、演算したシート束厚とステイプラの許容シート束厚と比較するようにしている。
【0049】
そして、演算したシート束厚さがステイプラユニット231の許容シート束厚を超えない時にはステイプラを行うようにステイプラユニット231を制御し、ステイプラの許容シート束厚を超えた時にはステイプラを行わないようステイプラユニット231を制御するようにしている。なお、ステイプラを行わない場合には、シート束はステイプラされることなく、排出ローラ203により排出される。
【0050】
ここで、このようにカウント手段である入口センサ210による1ジョブ内のシート枚数とシート厚さ情報とを演算して1ジョブにおけるシート束厚さを求めると共に、演算したシート束厚さがステイプラユニット231の許容シート厚さを超えた場合には、処理を行わないようにすることにより、スペック上認められていない厚紙やOHTなどのイレギュラーなシートを誤って処理することがなくなる。
【0051】
これにより、ステイプラユニット231の寿命を保証することができるようになるのでステイプラユニット231に関するコストダウンを図ることができると共にステイプラユニット231をユーザーが交換できるように配置・構成する必要がなくなり、シート処理装置全体のコストダウンを図ることができる。
【0052】
また、例えばシートが、坪量が60〜80g程度の薄紙であれば、所定の許容枚数となっても演算したシート束厚がステイプラユニット231の許容シート厚を超えないので、この場合には演算したシート束厚がステイプラユニット231の許容シート厚となるまでステイプルするシートの枚数を増やすことができる。
【0053】
そして、このように検知したシートSの厚さに応じてステイプル可能枚数を変更することにより、より多くの枚数をステイプルすることができるのでシート処理装置200及びプリンタ本体100の生産性を向上することができる。
【0054】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0055】
図5は、本実施の形態に係るシート処理装置の概略構成を示す図である。なお、同図において、図3と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0056】
同図において、301は入口センサフラグ211の揺動軸211aに設けられ、かつ周端部には複数の格子縞を構成するスリット302が形成された厚さ5mm程度のコードホイールシートであり、このコードホイールシート301は入口センサフラグ211と一体になって回転するようになっている。
【0057】
また、303はコードホイールシート301のスリット302により構成されるコードを読み取るエンコーダであり、このエンコーダ303はコードホイール301を挟み込む形で配設されている。なお、このコードホイールシート301のコード(スリット302)は、コードホイールシート301の位置を示すように構成されている。
【0058】
そして、コードホイールシート301のコードをエンコーダ303により読み取ってコードホイールシート301の位置を検知することにより、コードホイールシート301を介して入口センサフラグ211の移動量、即ちシートSの厚さを検知するようにしている。
【0059】
次に、このような構成のシート厚検知部209によるシート厚検知動作について説明する。
【0060】
シートSがシート処理装置200に進入してくると、入口センサフラグ211がシートSに押圧されてR2方向に揺動し、このように入口センサフラグ211が回動すると、これに伴ってエンコーダホイール301も回転する。そして、このようにエンコーダホイール301が回転すると、エンコーダ303はコード(スリット302)を順次読み取り、不図示の制御部は、このように順次コードを読み取ったエンコーダ303からの信号の数に基づいてエンコーダホイール301の移動角度を検知し、シート厚さを検知するようにしている。
【0061】
また、制御部は、既述した第1の実施の形態と同様、このようにして求めたシート厚情報と、入口センサ210からのカウント情報とを演算することによりシート束厚さを求め、このようにして求めたシート束厚さによりステイプル動作を制御するようにしている。
【0062】
このように、本実施の形態によれば、既述した第1の実施の形態と同様の効果が得られるだけではなく、エンコーダ303と共に移動量検出手段を構成するエンコーダホイール301を入口センサフラグ211に設けることにより、シート厚検知手段209を入口センサ210の近傍に配することができ、シート処理装置200の小型化及びコストダウンが可能となる。
【0063】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0064】
図6は、本実施の形態に係るシート処理装置の概略構成を示す図である。なお、同図において、図3と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0065】
同図において、401は入口センサ210の入口センサフラグであり、この入口センサフラグ401は揺動軸401aを支点として揺動自在となっており、シートSが進入する際、シートSに押圧されて時計回りの方向に揺動するようになっている。なお、この入口センサフラグ401は遮光部材により形成されると共に、一端部には複数の格子縞を構成するスリット402が形成されたエンコーダホイール403が設けられている。
【0066】
また、404は入口センサであり、この入口センサ404は進入したシートSに押圧されて揺動する入口センサフラグ401を検知することにより、シートSの枚数及びシートSの進入を検知するようにしている。
【0067】
さらに、本実施の形態において、入口センサ404はエンコーダホイール403のスリット402の数を読み取るエンコーダとしての機能を備えており、シートに押圧されて入口センサフラグ401が揺動する際、入口センサ404によって入口センサフラグ401のエンコーダホイール403のスリット402の数を検知することにより、エンコーダホイール403を介して入口センサフラグ401の移動量、即ちシートSの厚さを検知するようにしている。
【0068】
次に、このような構成のシート厚検知部209によるシート厚検知動作について説明する。
【0069】
シートSがシート処理装置200に進入してくると、入口センサフラグ401がシートSに押圧されて実線で示す位置から破線で示す位置に揺動し、このように入口センサフラグ401が揺動すると、これに伴ってエンコーダホイール403が移動し、エンコーダとしての機能を備えた入口センサ404で検知されるエンコーダホイール403の位置が移動する。
【0070】
そして、不図示の制御部は、矢印方向に方向に移動するエンコーダホイール403のスリット402を入口センサ404より順次読み取り、入口センサ404から順次入力されるスリット402の数に対応した信号の数に基づいて今回通過したシートSの厚さを検知するようにしている。
【0071】
また、制御部は、既述した第1の実施の形態と同様、シート厚検知部209により求めたシート厚情報と入口センサ404からのカウント情報とを演算することによりシート束厚を求め、このようにして求めたシート束厚によりステイプル動作を制御するようにしている。
【0072】
このように本実施の形態によれば、既述した第1及び第2の実施の形態と同様の効果が得られるだけではなく、入口センサフラグ401に直接エンコーダホイール403が形成されることになるので、部品点数が少なくなり、組み立て精度が向上する。これにより、より高い精度でシート厚さを検知することができる。
【0073】
なお、これまでの説明においては、処理手段としてステイプラユニットが用いられているが、本発明はこれに限ったものではなくパンチャーなどの他の処理手段においても同様な効果を得られることができる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、装置本体内に取り込まれたシートが通過する際、シートにより押圧されて移動する移動部材の移動量に応じた数の信号に応じてシートの厚さを検知することにより、シート厚に応じたシートの処理を行うことができると共に大型化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの全体構成を示す概略断面図。
【図2】上記シート処理装置の構成を説明する上視図。
【図3】上記シート処理装置のシート厚検知部の構成を示した図。
【図4】上記シート厚検知部のシート厚検知動作を説明する図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るシート処理装置の概略構成を示す図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るシート処理装置の概略構成を示す図。
【図7】従来のシート厚検知手段の構成を示した図。
【符号の説明】
60 画像形成部
100A レーザビームプリンタ
100 プリンタ本体
200 シート処理装置
210 入口センサ
208 従属ローラ
209 シート厚検知部
201 入り口ローラ
211 入口センサフラグ
212 軸受け
213 リニアスケール
214 エンコーダ
231 ステイプラユニット
301 コードホイールシート
302 スリット
303 エンコーダ
401 入口センサフラグ
402 スリット
403 エンコーダホイール
404 入口センサ
S シート

Claims (10)

  1. 画像形成されたシートを順次装置本体内に取り込み、前記シートに対して処理手段により処理を施すシート処理装置において、
    前記取り込まれたシートが通過する際、該シートにより押圧されて移動する移動部材と、
    前記移動部材の移動量に応じた数の信号を出力する移動量検出手段と、
    前記移動量検出手段からの信号の数に応じてシートの厚さを検知するシート厚検知手段と、
    を備えたことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記移動量検出手段は、前記移動部材に設けられたコードホイール及び前記移動部材と一体的に移動するコードホイールの移動量に応じた数の信号を出力するエンコーダにより構成されたロータリーエンコーダ、もしくは前記移動部材に設けられたリニアスケール及び前記移動部材と一体的に移動するリニアスケールの移動量に応じた数の信号を出力するエンコーダにより構成されたリニアエンコーダであることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記コードホイール及びリニアスケールは格子縞を有しており、前記エンコーダは該コードホイール及びリニアスケールの移動に伴って移動する前記格子縞を順次読み取って信号を出力することを特徴とする請求項2記載のシート処理装置。
  4. 前記シートを搬送し、かつ駆動回転部材と前記駆動回転部材に圧接するように付勢された従動回転部材とにより構成されるシート搬送手段を備え、
    前記移動部材は、前記従動回転部材を前記駆動回転部材に接離可能に保持し、かつ前記シートにより押圧される該従動回転部材を介して移動する保持部材であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のシート処理装置。
  5. 前記シートにより押圧されて移動するフラグと、前記フラグの移動に基づいてシートの通過を検知するシート通過検知センサを備え、
    前記移動部材を前記フラグとしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のシート処理装置。
  6. 前記シート厚検知手段は、所定枚数のシートの厚さを検知し、かつ前記所定枚数のシートの厚さの平均をとることにより前記シートの厚さを検知することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート処理装置。
  7. 前記所定枚数は処理する1つのジョブの枚数であることを特徴とする請求項6記載のシート処理装置。
  8. 前記搬送されるシートの枚数と前記シート厚検知手段からのシート厚さ情報とにより処理するシート束の厚さを演算し、かつ前記演算されたシート束厚さと前記処理手段が処理可能な許容シート束厚さとを比較し、前記演算されたシート束厚さが前記許容シート束厚さを超えた場合には、処理を行わないようにしたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のシート処理装置。
  9. 前記搬送されるシートの枚数を前記移動量検出手段の移動量検知動作に基づいてカウントすることを特徴とする請求項8項に記載のシート処理装置。
  10. 画像形成部と、前記画像形成されたシートに対して処理を施す請求項1乃至9の何れか1項に記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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