JP2004296271A - 封口剤の塗布状態の良否判定検査装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池製造過程において金属製外装缶の開口部付近の内壁に塗布される封口剤の塗布の有無、塗布斑の良否を的確に判定することができる電池封口剤検査装置および電池封口剤検査方法を提供する。
【解決手段】被検査体25は、円筒形状の照射光源20によって照射され、照射光源20の中央の貫通部を介してカメラ22によって、被検査体25からの反射光が撮像される。カメラ22によって撮像された画像は、画像処理装置23に出力され、グレー処理を用いた画像処理が施される。また、画像処理装置23の出力側には、画像モニタ24が接続され、必要に応じて、処理前の画像または処理後の画像をモニタすることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】被検査体25は、円筒形状の照射光源20によって照射され、照射光源20の中央の貫通部を介してカメラ22によって、被検査体25からの反射光が撮像される。カメラ22によって撮像された画像は、画像処理装置23に出力され、グレー処理を用いた画像処理が施される。また、画像処理装置23の出力側には、画像モニタ24が接続され、必要に応じて、処理前の画像または処理後の画像をモニタすることができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池の製造過程において、電池の容器の内壁に環状に塗布された封口剤の塗布状態の良否を画像処理により判別することができる封口剤の塗布状態の良否判定検査装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
円筒型のアルカリ蓄電池においては、金属製外装缶の内部に正極作用物質などを収納した後、その金属製外装缶の開口部付近の内壁に環状にアスファルトなどから構成される黒色や褐色の封口剤を塗布する。この塗布状態が断続的であったり、塗布斑を有している場合、完成した製品から液漏れなどを生じることがあった。
【0003】
そこで、従来からアルカリ蓄電池の製造過程において、画像処理などを用いて封口剤の塗布状態の良否判定を行っている。次に、被検査体の一例である円筒型アルカリ蓄電池200について説明し、さらに、従来行われている画像処理を用いた封口剤の塗布状態の良否判定について説明する。
【0004】
図10には、被検査体の一例である円筒型アルカリ蓄電池200の断面図を示す。封口剤の塗布状態の良否判定を行う工程では、円筒型アルカリ蓄電池200は、図10に示すように、金属製外装缶201、正極作用物質202、封口剤塗布層203で構成されている。
【0005】
金属製外装缶201内には、正極作用物質202が配設されており、また、金属製外装缶201の開口部付近の内壁には、封口剤が環状に塗布された封口剤塗布層203が形成されている。
【0006】
従来は、このように金属製外装缶201の開口部付近の内壁に環状に塗布された封口剤塗布層203の塗布状態の良否を判定するために、被検査体である金属製外装缶201の上方に円筒形状の照明装置を配置し、さらに、その照明装置の中心軸上の上方に撮像装置を配置して、照明装置により封口剤塗布層203を照明しながら撮像していた。そして、撮像された画像は、画像処理装置により、2値化処理が施されモニタを介して封口剤塗布層203の塗布状態の良否が判定されていた。(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−261388号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の封口剤の塗布状態の検査では、撮像された画像を画像処理装置により2値化処理して、塗布状態の良否が判定されていた。しかしながら、この検査方法では、撮像される際の光の反射状態によっては、封口剤が塗られていない部分を的確に検知し難いことがあった。また、2値化処理を用いた画像処理では、撮像された画像を、基準位置に位置修正する際、基準の画像と相関が高い領域を的確に検索し難いことがあり、撮像された画像が基準位置に位置修正されないことがあった。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電池製造過程において金属製外装缶の開口部付近の内壁に塗布される封口剤の塗布の有無、塗布斑の良否を的確に判定することができ、電池製造の信頼性を向上させることができる封口剤の塗布状態の良否判定検査装置および方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の封口剤の塗布状態の良否判定検査装置は、開口部の内周に封口剤を塗布した金属缶を該開口部を上に向けて搬送する金属缶搬送路と、前記金属缶搬送路を搬送される前記金属缶の開口部を照射する光源と、前記金属缶搬送路の上方に配置され、前記金属缶の開口部を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像を任意の画素区分ごとに多段階に階調処理する階調処理手段と、前記金属缶の内周に塗布された封口剤からの濃度信号の平均値を予め設定された第1のしきい値と比較する第1の判定手段と、前記画素区分ごとの濃度信号と隣接する画素区分の濃度信号との差を予め設定された第2のしきい値と比較する第2の判定手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
この封口剤の塗布状態の良否判定検査装置によれば、階調処理手段によって取り込まれた画像は、例えば、各画素を0から255の濃度値に区分するグレー処理などの階調処理が施されるため、金属缶の開口部からの反射光の変動に左右され難く、封口剤の塗布状態を的確に検知することができる。また、光源から照射される光に斑がある場合でも、光が均一に照射された場合と同様の画像処理することができ、封口剤の塗布状態の良否判定に対して、高い信頼性を維持することができる。
【0012】
本発明の封口剤の塗布状態の良否判定検査方法は、開口部の内周に封口剤を塗布した金属缶の開口部を照射する照射ステップと、前記金属缶の開口部を撮像する撮像ステップと、前記撮像ステップによって撮像された画像を任意の画素区分ごとに多段階に階調処理する階調処理ステップと、前記階調処理ステップによって多段階に階調処理された画像と予め設定された基準画像とを比較し、該画像を基準位置に位置修正する位置修正ステップと、基準位置に位置修正された前記画像の所定の領域の平均濃度と予め設定された第1のしきい値とを比較し、前記封口剤の塗布の有無を判定する塗布有無判定ステップと、前記封口剤の塗布の有無が判定された前記画像の前記所定の領域を区分し、該区分された隣接する領域間における平均濃度差と予め設定された第2のしきい値とを比較し、前記封口剤の塗布の斑を判定する塗布斑判定ステップとを具備することを特徴とする。
【0013】
この封口剤の塗布状態の良否判定検査方法によれば、階調処理ステップにおいて、画像は、例えば、各画素を0から255の濃度値に区分するグレー処理などの階調処理が施されるため、予め登録された画像との相関が取りやすく、その画像を基準位置に的確に位置修正することができる。また、金属缶の開口部からの反射光の変動に左右され難く、塗布有無判定ステップおよび塗布斑判定ステップにおいて、封口剤の塗布状態を的確に検知することができる。また、光源から照射される光に斑がある場合でも、光が均一に照射された場合と同様の画像処理することができ、封口剤の塗布状態の良否判定に対して、高い信頼性を維持することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0015】
本発明の一実施の形態の電池封口剤検査装置1の概要を図1乃至4を参照して説明する。
図1は、一実施の形態の電池封口剤検査装置1が設置された電池製造ラインの要部を示す上面図、図2は、電池封口剤検査装置1の概要を示す斜視図である。また、図3および4には、図1に示した電池製造ラインで搬送されるキャリア2の断面図を示す。
【0016】
図1に示した主搬送路14で搬送されるキャリア2は、図3に示すように、負極側が開口された金属製外装缶3と、金属製外装缶3を離脱可能に支持する支持冶具4で構成される。また、金属製外装缶3の内壁面の一部には、正極作用物質5が配設されている。
【0017】
主搬送路14を一列に整列されて搬送されるキャリア2は、主搬送路14にその一部が突出するように設置された入口ダイヤル6の溝部に当接し、入口ダイヤルガイド7に摺接しながら入口ダイヤル6の回転方向に移動される。入口ダイヤル6によって回転移動されたキャリア2は、入口ダイヤル6に接するように設置されたメインダイヤル8の溝部に、入口ダイヤル6の溝部から移動される。なお、入口ダイヤル6とメインダイヤル8は、それぞれの溝部が対応するように回転している。
【0018】
メインダイヤル8の溝部に移動されたキャリア2は、その溝部に当接して、メインダイヤルガイド9に摺接しながらメインダイヤル8の回転方向に移動される。そして、メインダイヤル8によって移動される間に、メインダイヤル8の各溝部に対応して設置された封口剤塗布装置10によって、金属製外装缶3の開口部付近の内壁に封口剤が塗布され、図4に示すように、封口剤塗布層11が形成される。
【0019】
封口剤塗布層11が形成されたキャリア2は、メインダイヤル8に接するように設置された出口ダイヤル12の溝部に、メインダイヤル8の溝部から移動される。なお、メインダイヤル8と出口ダイヤル12は、それぞれの溝部が対応するように回転している。
【0020】
出口ダイヤル12の溝部に移動されたキャリア2は、その溝部に当接して、出口ダイヤルガイド13に摺接しながら出口ダイヤル12の回転方向に移動される。出口ダイヤル12のキャリア2の搬送路には、電池封口剤検査装置1が設置され、この電池封口剤検査装置1によって、搬送されるキャリア2について封口剤塗布層11の塗布状態の良否が判定される。塗布状態の良否が判定されたキャリア2は、主搬送路14にその一部が突出した出口ダイヤル12から主搬送路14に移動される。
【0021】
次に、電池封口剤検査方法について、図2の電池封口剤検査装置1の概要を示す斜視図および図5に示した電池封口剤検査方法の流れ図を参照して説明する。
【0022】
電池封口剤検査装置1は、出口ダイヤル12と出口ダイヤルガイド13とによって形成される搬送路に対向して、搬送されるキャリア2に接触しない程度の距離をおいて搬送路の真上に設置されている。電池封口剤検査装置1を構成する照射光源20は、円筒形状を有し、その円周に沿って光源部が設置されている。また、照射光源20は、照射光源制御部21によって照射強度が制御されている。なお、照射光源20は、円筒形状に限るものではなく、被検査体25(キャリア2を構成する金属製外装缶3)の開口部を均一に照射できるものであればよい。
【0023】
照射光源20のさらに上方には、照射光源20の中心軸上にカメラ22が設置され、そのカメラ22は、画像処理装置23を介して画像モニタ24に接続されている。
【0024】
出口ダイヤル12と出口ダイヤルガイド13とによって形成される搬送路を搬送される被検査体25は、その開口部が照射光源20によって照射され、照射光源20の中央の貫通部を介してカメラ22によって、被検査体25からの反射光が撮像される。カメラ22によって撮像された画像信号は、画像処理装置23に出力され、以下に説明する所定の画像処理が施される。また、画像処理装置23の出力側には、画像モニタ24が接続され、必要に応じて、処理前の画像または処理後の画像をモニタすることができる。
【0025】
図5乃至8を参照して、封口剤塗布層11の塗布状態の良否を判定する検査方法について説明する。なお、図6乃至8には、各画像処理段階で得られる画像が示されている。
【0026】
ここで、図6の(a)には、円環状の封口剤塗布層11が良好に塗布されているものをカメラ22により撮像し、その画像信号に基づいて、画像モニタ24に表示した画像を示す。また、図6の(b)および(c)には、円環状の封口剤塗布層11が良好に塗布されていない場合の一例を示す画像を示す。
【0027】
封口剤塗布層11が良好に形成されている場合は、図6の(a)に示すように、封口剤塗布層11が所定の幅を持って途切れなく均一に塗布されている。一方、封口剤塗布層11が良好に形成されていない一例を示す図6の(b)の場合には、封口剤塗布層11が途切れており、また、図6の(c)の場合には、封口剤塗布層11の幅が所定の幅よりも小さい。
【0028】
ここで、封口剤塗布層11が良好に形成されている図6の(a)に示された画像は、画像処理装置23によって登録され、画像処理装置23に取り込まれた画像を基準位置に設定するときの相関を取る対象として用いられる。また、図7に示すように、画像処理装置23によって登録された画像42には、位置修正用領域40(画像モニタ24上の基準位置)が設定され、それと相対的に封口剤塗布認識領域41が設定される。
【0029】
なお、位置修正用領域40および封口剤塗布認識領域41は、封口剤塗布層11が良好に形成された基準画像(図6の(a))に基づいて設定され、位置修正用領域40は、金属製外装缶3の内壁と封口剤塗布層11との間に、封口剤塗布認識領域41は、封口剤塗布層11中に、環状に設定される。また、封口剤塗布認識領域41の環状の幅は、封口剤塗布層11として最低限必要な幅以上になるように設定されている。
【0030】
次に、画像処理工程について説明する。
まず、照射光源20によって照射され、カメラ22によって撮像された図8(a)に示すような被検査体25の画像43が画像処理装置23によって取り込まれ、各画素を0から255の濃度値に区分するグレー処理が施される(ステップS30)。
【0031】
画像処理装置23によって取り込まれた画像43は、予め登録された図7に示す画像42と相関が取られ、相関の高い位置が検索され、画像43は、図8の(b)に示す画像44の基準位置に位置修正される(ステップS31)。
【0032】
続いて、基準位置に位置修正された画像44から封口剤塗布認識領域41を抽出し(画像45、図8の(c))、図8の(d)に示す画像46を得る(ステップS32)。
【0033】
また、ステップS32において、封口剤塗布認識領域41に含まれる画素の平均濃度値を演算し、所定のしきい値と比較し、封口剤塗布認識領域41の全体に封口剤が塗布されているかを判定する(ステップS33)。
【0034】
ステップS33において、平均濃度値が所定のしきい値よりも小さい、つまり、封口剤塗布認識領域41の全体に封口剤が塗布されていないと判定されると、例えば、主搬送路14において、対応する被検査体25が排除される(ステップS33のNG)。
【0035】
続いて、平均濃度値が所定のしきい値以上であると判定されると(ステップS33のOK)、ステップS32において抽出された封口剤塗布認識領域41を、例えば、画像47に示すように、円周上に等分に領域を区切り、各区切られた区分領域48毎に濃度平均値を演算する。ここで、区分領域48に含まれる画素数は、封口剤塗布層11に断続部分が存在しても、液漏れなどを生じず確実に封口することができる許容間隔以下になるように設定されている。
【0036】
そして、演算された濃度平均値に基づいて、円周方向に沿って順次、隣接する区分領域48において濃度平均値の差が演算される。例えば、図9に示すように、その濃度平均値の差が所定のしきい値を超える領域が存在する、つまり、その領域の封口剤塗布層11が良好に形成されていないと判定されると、例えば、主搬送路14において、対応する被検査体25が排除される(ステップS34のNG)。
【0037】
一方、その濃度平均値の差が所定のしきい値を超える領域が、円周に渡って、存在しないことが判定されると、次の製造工程に搬送される(ステップS34のOK)。
【0038】
本発明の封口剤の塗布状態の良否判定検査装置および方法では、画像処理装置23によって取り込まれた画像は、画像処理装置23によって予め登録された画像と相関が取られ、基準位置に位置修正されるため、一定の領域における封口剤塗布層11の形成状態の良否判定を行うことができる。また、画像処理装置23によって取り込まれた画像は、各画素を0から255の濃度値に区分するグレー処理が施されるため、被検査体25と予め登録された画像42との相関が取りやすく、被検査体25を基準位置に的確に位置修正することができる。
【0039】
さらに、照射光源20からの光は均一に被検査体25に照射されるのが好ましいが、例えば、照射光源20から照射される光に斑がある場合でも、照射変動に強く安定した処理を行うことができるグレー処理が施されることで、光が均一に照射された場合と同様の画像処理することができる。これによって、照射光源20から照射される光に斑がある場合でも、被検査体25を基準位置に的確に位置修正することができ、さらに、平均濃度値としきい値とに基づく封口剤塗布層11の形成状態の良否判定に対して、高い信頼性を維持することができる。
【0040】
なお、本発明は上記した一実施の形態に限定されるものでなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、拡張、変更することができる。例えば、作用物質の組成および種類、製造される電池の種類、金属製外装缶の形状など適宜選択することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の電池封口剤検査装置および電池封口剤検査方法によれば、電池製造過程において金属製外装缶の開口部付近の内壁に塗布される封口剤の塗布の有無、塗布斑の良否を的確に判定することができ、電池製造の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電池封口剤検査装置が設置された電池製造ラインの要部を示す上面図。
【図2】電池封口剤検査装置の概要を示す斜視図。
【図3】図1に示した電池製造ラインで搬送されるキャリアの断面図。
【図4】図1に示した電池製造ラインで搬送されるキャリアの断面図。
【図5】電池封口剤検査方法の流れ図。
【図6】画像処理段階で得られる画像を示す図。
【図7】画像処理段階で得られる画像を示す図。
【図8】画像処理段階で得られる画像を示す図。
【図9】各領域における濃度平均値の差としきい値との関係を示す図。
【図10】円筒型アルカリ蓄電池の断面図。
【符号の説明】
1…電池封口剤検査装置
3…金属製外装缶
4…支持冶具
20…照射光源
21…照射光源制御部
22…カメラ
23…画像処理装置
24…画像モニタ
25…被検査体
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池の製造過程において、電池の容器の内壁に環状に塗布された封口剤の塗布状態の良否を画像処理により判別することができる封口剤の塗布状態の良否判定検査装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
円筒型のアルカリ蓄電池においては、金属製外装缶の内部に正極作用物質などを収納した後、その金属製外装缶の開口部付近の内壁に環状にアスファルトなどから構成される黒色や褐色の封口剤を塗布する。この塗布状態が断続的であったり、塗布斑を有している場合、完成した製品から液漏れなどを生じることがあった。
【0003】
そこで、従来からアルカリ蓄電池の製造過程において、画像処理などを用いて封口剤の塗布状態の良否判定を行っている。次に、被検査体の一例である円筒型アルカリ蓄電池200について説明し、さらに、従来行われている画像処理を用いた封口剤の塗布状態の良否判定について説明する。
【0004】
図10には、被検査体の一例である円筒型アルカリ蓄電池200の断面図を示す。封口剤の塗布状態の良否判定を行う工程では、円筒型アルカリ蓄電池200は、図10に示すように、金属製外装缶201、正極作用物質202、封口剤塗布層203で構成されている。
【0005】
金属製外装缶201内には、正極作用物質202が配設されており、また、金属製外装缶201の開口部付近の内壁には、封口剤が環状に塗布された封口剤塗布層203が形成されている。
【0006】
従来は、このように金属製外装缶201の開口部付近の内壁に環状に塗布された封口剤塗布層203の塗布状態の良否を判定するために、被検査体である金属製外装缶201の上方に円筒形状の照明装置を配置し、さらに、その照明装置の中心軸上の上方に撮像装置を配置して、照明装置により封口剤塗布層203を照明しながら撮像していた。そして、撮像された画像は、画像処理装置により、2値化処理が施されモニタを介して封口剤塗布層203の塗布状態の良否が判定されていた。(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−261388号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の封口剤の塗布状態の検査では、撮像された画像を画像処理装置により2値化処理して、塗布状態の良否が判定されていた。しかしながら、この検査方法では、撮像される際の光の反射状態によっては、封口剤が塗られていない部分を的確に検知し難いことがあった。また、2値化処理を用いた画像処理では、撮像された画像を、基準位置に位置修正する際、基準の画像と相関が高い領域を的確に検索し難いことがあり、撮像された画像が基準位置に位置修正されないことがあった。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電池製造過程において金属製外装缶の開口部付近の内壁に塗布される封口剤の塗布の有無、塗布斑の良否を的確に判定することができ、電池製造の信頼性を向上させることができる封口剤の塗布状態の良否判定検査装置および方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の封口剤の塗布状態の良否判定検査装置は、開口部の内周に封口剤を塗布した金属缶を該開口部を上に向けて搬送する金属缶搬送路と、前記金属缶搬送路を搬送される前記金属缶の開口部を照射する光源と、前記金属缶搬送路の上方に配置され、前記金属缶の開口部を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像を任意の画素区分ごとに多段階に階調処理する階調処理手段と、前記金属缶の内周に塗布された封口剤からの濃度信号の平均値を予め設定された第1のしきい値と比較する第1の判定手段と、前記画素区分ごとの濃度信号と隣接する画素区分の濃度信号との差を予め設定された第2のしきい値と比較する第2の判定手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
この封口剤の塗布状態の良否判定検査装置によれば、階調処理手段によって取り込まれた画像は、例えば、各画素を0から255の濃度値に区分するグレー処理などの階調処理が施されるため、金属缶の開口部からの反射光の変動に左右され難く、封口剤の塗布状態を的確に検知することができる。また、光源から照射される光に斑がある場合でも、光が均一に照射された場合と同様の画像処理することができ、封口剤の塗布状態の良否判定に対して、高い信頼性を維持することができる。
【0012】
本発明の封口剤の塗布状態の良否判定検査方法は、開口部の内周に封口剤を塗布した金属缶の開口部を照射する照射ステップと、前記金属缶の開口部を撮像する撮像ステップと、前記撮像ステップによって撮像された画像を任意の画素区分ごとに多段階に階調処理する階調処理ステップと、前記階調処理ステップによって多段階に階調処理された画像と予め設定された基準画像とを比較し、該画像を基準位置に位置修正する位置修正ステップと、基準位置に位置修正された前記画像の所定の領域の平均濃度と予め設定された第1のしきい値とを比較し、前記封口剤の塗布の有無を判定する塗布有無判定ステップと、前記封口剤の塗布の有無が判定された前記画像の前記所定の領域を区分し、該区分された隣接する領域間における平均濃度差と予め設定された第2のしきい値とを比較し、前記封口剤の塗布の斑を判定する塗布斑判定ステップとを具備することを特徴とする。
【0013】
この封口剤の塗布状態の良否判定検査方法によれば、階調処理ステップにおいて、画像は、例えば、各画素を0から255の濃度値に区分するグレー処理などの階調処理が施されるため、予め登録された画像との相関が取りやすく、その画像を基準位置に的確に位置修正することができる。また、金属缶の開口部からの反射光の変動に左右され難く、塗布有無判定ステップおよび塗布斑判定ステップにおいて、封口剤の塗布状態を的確に検知することができる。また、光源から照射される光に斑がある場合でも、光が均一に照射された場合と同様の画像処理することができ、封口剤の塗布状態の良否判定に対して、高い信頼性を維持することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0015】
本発明の一実施の形態の電池封口剤検査装置1の概要を図1乃至4を参照して説明する。
図1は、一実施の形態の電池封口剤検査装置1が設置された電池製造ラインの要部を示す上面図、図2は、電池封口剤検査装置1の概要を示す斜視図である。また、図3および4には、図1に示した電池製造ラインで搬送されるキャリア2の断面図を示す。
【0016】
図1に示した主搬送路14で搬送されるキャリア2は、図3に示すように、負極側が開口された金属製外装缶3と、金属製外装缶3を離脱可能に支持する支持冶具4で構成される。また、金属製外装缶3の内壁面の一部には、正極作用物質5が配設されている。
【0017】
主搬送路14を一列に整列されて搬送されるキャリア2は、主搬送路14にその一部が突出するように設置された入口ダイヤル6の溝部に当接し、入口ダイヤルガイド7に摺接しながら入口ダイヤル6の回転方向に移動される。入口ダイヤル6によって回転移動されたキャリア2は、入口ダイヤル6に接するように設置されたメインダイヤル8の溝部に、入口ダイヤル6の溝部から移動される。なお、入口ダイヤル6とメインダイヤル8は、それぞれの溝部が対応するように回転している。
【0018】
メインダイヤル8の溝部に移動されたキャリア2は、その溝部に当接して、メインダイヤルガイド9に摺接しながらメインダイヤル8の回転方向に移動される。そして、メインダイヤル8によって移動される間に、メインダイヤル8の各溝部に対応して設置された封口剤塗布装置10によって、金属製外装缶3の開口部付近の内壁に封口剤が塗布され、図4に示すように、封口剤塗布層11が形成される。
【0019】
封口剤塗布層11が形成されたキャリア2は、メインダイヤル8に接するように設置された出口ダイヤル12の溝部に、メインダイヤル8の溝部から移動される。なお、メインダイヤル8と出口ダイヤル12は、それぞれの溝部が対応するように回転している。
【0020】
出口ダイヤル12の溝部に移動されたキャリア2は、その溝部に当接して、出口ダイヤルガイド13に摺接しながら出口ダイヤル12の回転方向に移動される。出口ダイヤル12のキャリア2の搬送路には、電池封口剤検査装置1が設置され、この電池封口剤検査装置1によって、搬送されるキャリア2について封口剤塗布層11の塗布状態の良否が判定される。塗布状態の良否が判定されたキャリア2は、主搬送路14にその一部が突出した出口ダイヤル12から主搬送路14に移動される。
【0021】
次に、電池封口剤検査方法について、図2の電池封口剤検査装置1の概要を示す斜視図および図5に示した電池封口剤検査方法の流れ図を参照して説明する。
【0022】
電池封口剤検査装置1は、出口ダイヤル12と出口ダイヤルガイド13とによって形成される搬送路に対向して、搬送されるキャリア2に接触しない程度の距離をおいて搬送路の真上に設置されている。電池封口剤検査装置1を構成する照射光源20は、円筒形状を有し、その円周に沿って光源部が設置されている。また、照射光源20は、照射光源制御部21によって照射強度が制御されている。なお、照射光源20は、円筒形状に限るものではなく、被検査体25(キャリア2を構成する金属製外装缶3)の開口部を均一に照射できるものであればよい。
【0023】
照射光源20のさらに上方には、照射光源20の中心軸上にカメラ22が設置され、そのカメラ22は、画像処理装置23を介して画像モニタ24に接続されている。
【0024】
出口ダイヤル12と出口ダイヤルガイド13とによって形成される搬送路を搬送される被検査体25は、その開口部が照射光源20によって照射され、照射光源20の中央の貫通部を介してカメラ22によって、被検査体25からの反射光が撮像される。カメラ22によって撮像された画像信号は、画像処理装置23に出力され、以下に説明する所定の画像処理が施される。また、画像処理装置23の出力側には、画像モニタ24が接続され、必要に応じて、処理前の画像または処理後の画像をモニタすることができる。
【0025】
図5乃至8を参照して、封口剤塗布層11の塗布状態の良否を判定する検査方法について説明する。なお、図6乃至8には、各画像処理段階で得られる画像が示されている。
【0026】
ここで、図6の(a)には、円環状の封口剤塗布層11が良好に塗布されているものをカメラ22により撮像し、その画像信号に基づいて、画像モニタ24に表示した画像を示す。また、図6の(b)および(c)には、円環状の封口剤塗布層11が良好に塗布されていない場合の一例を示す画像を示す。
【0027】
封口剤塗布層11が良好に形成されている場合は、図6の(a)に示すように、封口剤塗布層11が所定の幅を持って途切れなく均一に塗布されている。一方、封口剤塗布層11が良好に形成されていない一例を示す図6の(b)の場合には、封口剤塗布層11が途切れており、また、図6の(c)の場合には、封口剤塗布層11の幅が所定の幅よりも小さい。
【0028】
ここで、封口剤塗布層11が良好に形成されている図6の(a)に示された画像は、画像処理装置23によって登録され、画像処理装置23に取り込まれた画像を基準位置に設定するときの相関を取る対象として用いられる。また、図7に示すように、画像処理装置23によって登録された画像42には、位置修正用領域40(画像モニタ24上の基準位置)が設定され、それと相対的に封口剤塗布認識領域41が設定される。
【0029】
なお、位置修正用領域40および封口剤塗布認識領域41は、封口剤塗布層11が良好に形成された基準画像(図6の(a))に基づいて設定され、位置修正用領域40は、金属製外装缶3の内壁と封口剤塗布層11との間に、封口剤塗布認識領域41は、封口剤塗布層11中に、環状に設定される。また、封口剤塗布認識領域41の環状の幅は、封口剤塗布層11として最低限必要な幅以上になるように設定されている。
【0030】
次に、画像処理工程について説明する。
まず、照射光源20によって照射され、カメラ22によって撮像された図8(a)に示すような被検査体25の画像43が画像処理装置23によって取り込まれ、各画素を0から255の濃度値に区分するグレー処理が施される(ステップS30)。
【0031】
画像処理装置23によって取り込まれた画像43は、予め登録された図7に示す画像42と相関が取られ、相関の高い位置が検索され、画像43は、図8の(b)に示す画像44の基準位置に位置修正される(ステップS31)。
【0032】
続いて、基準位置に位置修正された画像44から封口剤塗布認識領域41を抽出し(画像45、図8の(c))、図8の(d)に示す画像46を得る(ステップS32)。
【0033】
また、ステップS32において、封口剤塗布認識領域41に含まれる画素の平均濃度値を演算し、所定のしきい値と比較し、封口剤塗布認識領域41の全体に封口剤が塗布されているかを判定する(ステップS33)。
【0034】
ステップS33において、平均濃度値が所定のしきい値よりも小さい、つまり、封口剤塗布認識領域41の全体に封口剤が塗布されていないと判定されると、例えば、主搬送路14において、対応する被検査体25が排除される(ステップS33のNG)。
【0035】
続いて、平均濃度値が所定のしきい値以上であると判定されると(ステップS33のOK)、ステップS32において抽出された封口剤塗布認識領域41を、例えば、画像47に示すように、円周上に等分に領域を区切り、各区切られた区分領域48毎に濃度平均値を演算する。ここで、区分領域48に含まれる画素数は、封口剤塗布層11に断続部分が存在しても、液漏れなどを生じず確実に封口することができる許容間隔以下になるように設定されている。
【0036】
そして、演算された濃度平均値に基づいて、円周方向に沿って順次、隣接する区分領域48において濃度平均値の差が演算される。例えば、図9に示すように、その濃度平均値の差が所定のしきい値を超える領域が存在する、つまり、その領域の封口剤塗布層11が良好に形成されていないと判定されると、例えば、主搬送路14において、対応する被検査体25が排除される(ステップS34のNG)。
【0037】
一方、その濃度平均値の差が所定のしきい値を超える領域が、円周に渡って、存在しないことが判定されると、次の製造工程に搬送される(ステップS34のOK)。
【0038】
本発明の封口剤の塗布状態の良否判定検査装置および方法では、画像処理装置23によって取り込まれた画像は、画像処理装置23によって予め登録された画像と相関が取られ、基準位置に位置修正されるため、一定の領域における封口剤塗布層11の形成状態の良否判定を行うことができる。また、画像処理装置23によって取り込まれた画像は、各画素を0から255の濃度値に区分するグレー処理が施されるため、被検査体25と予め登録された画像42との相関が取りやすく、被検査体25を基準位置に的確に位置修正することができる。
【0039】
さらに、照射光源20からの光は均一に被検査体25に照射されるのが好ましいが、例えば、照射光源20から照射される光に斑がある場合でも、照射変動に強く安定した処理を行うことができるグレー処理が施されることで、光が均一に照射された場合と同様の画像処理することができる。これによって、照射光源20から照射される光に斑がある場合でも、被検査体25を基準位置に的確に位置修正することができ、さらに、平均濃度値としきい値とに基づく封口剤塗布層11の形成状態の良否判定に対して、高い信頼性を維持することができる。
【0040】
なお、本発明は上記した一実施の形態に限定されるものでなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、拡張、変更することができる。例えば、作用物質の組成および種類、製造される電池の種類、金属製外装缶の形状など適宜選択することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の電池封口剤検査装置および電池封口剤検査方法によれば、電池製造過程において金属製外装缶の開口部付近の内壁に塗布される封口剤の塗布の有無、塗布斑の良否を的確に判定することができ、電池製造の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電池封口剤検査装置が設置された電池製造ラインの要部を示す上面図。
【図2】電池封口剤検査装置の概要を示す斜視図。
【図3】図1に示した電池製造ラインで搬送されるキャリアの断面図。
【図4】図1に示した電池製造ラインで搬送されるキャリアの断面図。
【図5】電池封口剤検査方法の流れ図。
【図6】画像処理段階で得られる画像を示す図。
【図7】画像処理段階で得られる画像を示す図。
【図8】画像処理段階で得られる画像を示す図。
【図9】各領域における濃度平均値の差としきい値との関係を示す図。
【図10】円筒型アルカリ蓄電池の断面図。
【符号の説明】
1…電池封口剤検査装置
3…金属製外装缶
4…支持冶具
20…照射光源
21…照射光源制御部
22…カメラ
23…画像処理装置
24…画像モニタ
25…被検査体
Claims (3)
- 開口部の内周に封口剤を塗布した金属缶を該開口部を上に向けて搬送する金属缶搬送路と、
前記金属缶搬送路を搬送される前記金属缶の開口部を照射する光源と、
前記金属缶搬送路の上方に配置され、前記金属缶の開口部を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像された画像を任意の画素区分ごとに多段階に階調処理する階調処理手段と、
前記金属缶の内周に塗布された封口剤からの濃度信号の平均値を予め設定された第1のしきい値と比較する第1の判定手段と、
前記画素区分ごとの濃度信号と隣接する画素区分の濃度信号との差を予め設定された第2のしきい値と比較する第2の判定手段と
を具備することを特徴とする封口剤の塗布状態の良否判定検査装置。 - 前記階調処理手段によって多段階に階調処理された画像と予め設定された基準画像とを比較する第3の判定手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の封口剤の塗布状態の良否判定検査装置。
- 開口部の内周に封口剤を塗布した金属缶の開口部を照射する照射ステップと、
前記金属缶の開口部を撮像する撮像ステップと、
前記撮像ステップによって撮像された画像を任意の画素区分ごとに多段階に階調処理する階調処理ステップと、
前記階調処理ステップによって多段階に階調処理された画像と予め設定された基準画像とを比較し、該画像を基準位置に位置修正する位置修正ステップと、
基準位置に位置修正された前記画像の所定の領域の平均濃度と予め設定された第1のしきい値とを比較し、前記封口剤の塗布の有無を判定する塗布有無判定ステップと、
前記封口剤の塗布の有無が判定された前記画像の前記所定の領域を区分し、該区分された隣接する領域間における平均濃度差と予め設定された第2のしきい値とを比較し、前記封口剤の塗布の斑を判定する塗布斑判定ステップと
を具備することを特徴とする封口剤の塗布状態の良否判定検査方法。
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JP2003087216A JP2004296271A (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | 封口剤の塗布状態の良否判定検査装置および方法 |
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-
2003
- 2003-03-27 JP JP2003087216A patent/JP2004296271A/ja not_active Withdrawn
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