JP2004295864A - レイアウトシステム及びレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 コンテンツ配信端末100は、他の情報格納枠と重なり合っている文字情報格納枠をそれら情報格納枠が重なり合わないように分割し、分割情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔および各文字情報格納枠内の行間隔が同一またはほぼ同一となるように、複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズおよび配置位置を調整し、選択記事を各分割情報格納枠に連続して格納する。
【選択図】 図18
Description
文字情報をレイアウトするレイアウト手段を備え、前記レイアウト手段は、所定のレイアウト領域に配置された文字情報格納枠に前記文字情報を格納することによりレイアウトを行うシステムであって、前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保するための余白が設定可能であり、前記レイアウト手段は、前記文字情報を、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に連続して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔および前記各文字情報格納枠内の行間隔が同一またはほぼ同一となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズおよび配置位置を調整するようになっていることを特徴とする。
また、文字情報格納枠の形状は、矩形に限らず、矩形以外の多角形、円形、楕円形その他の幾何学的形状であってもよい。以下のレイアウトシステム、レイアウトプログラム、およびレイアウト方法において同じである。
また、本システムは、単一の装置、端末その他の機器として実現するようにしてもよいし、複数の装置、端末その他の機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の機器等のうちいずれに属していてもよい。以下のレイアウトシステムにおいて同じである。
文字情報をレイアウトするレイアウト手段を備え、前記レイアウト手段は、所定のレイアウト領域に配置された文字情報格納枠に前記文字情報を格納することによりレイアウトを行うシステムであって、前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保する余白が設定可能であり、前記レイアウト手段は、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に前記文字情報を分割して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で前記文字情報を構成する文字列が連続するもの同士の行間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が所定の範囲内になるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整するようになっていることを特徴とする。
これによって、発明1と同様に、文字情報格納枠の余白が所望の行間以上に設定されていても、文字情報格納枠間の間隔および各文字情報格納枠内の行間隔をほぼ一定にすることができるため、文字情報格納枠に余白が設定されていても、従来に比して、比較的見栄えのよいレイアウトを実現することができるという効果が得られる。
文字情報からなる掲載情報を複数記憶するための掲載情報記憶手段と、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするレイアウト手段とを備え、前記レイアウト手段は、所定のレイアウト領域に配置された文字情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行うシステムであって、前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保するための余白が設定可能であり、前記レイアウト手段は、前記掲載情報を、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に連続して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔および前記各文字情報格納枠内の行間隔が同一またはほぼ同一となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズおよび配置位置を調整するようになっていることを特徴とする。
〔発明4〕さらに、発明4のレイアウトシステムは、
文字情報からなる掲載情報を複数記憶するための掲載情報記憶手段と、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするレイアウト手段とを備え、前記レイアウト手段は、所定のレイアウト領域に配置された文字情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行うシステムであって、前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保する余白が設定可能であり、前記レイアウト手段は、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に前記掲載情報を分割して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で前記掲載情報を構成する文字列が連続するもの同士の行間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が所定の範囲内になるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整するようになっていることを特徴とする。
これによって、発明3と同様に文字情報格納枠の余白が所望の行間以上に設定されていても、文字情報格納枠間の間隔および各文字情報格納枠内の行間隔をほぼ一定にすることができるため、文字情報格納枠に余白が設定されていても、従来に比して、比較的見栄えのよいレイアウトを実現することができるという効果が得られる。
発明3又は4のレイアウトシステムにおいて、前記レイアウト手段は、他の情報格納枠と重なり合っている文字情報格納枠をそれら情報格納枠が重なり合わないように分割する文字情報格納枠分割手段と、前記文字情報格納枠分割手段で分割した文字情報格納枠の余白サイズおよび配置位置を調整する余白調整手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記文字情報格納枠分割手段で分割した文字情報格納枠に連続して格納する文字情報分割格納手段とを有し、前記余白調整手段は、前記文字情報格納枠分割手段で分割した複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔および前記各文字情報格納枠内の行間隔が同一またはほぼ同一となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズおよび配置位置を調整するようになっていることを特徴とする。
〔発明6〕さらに、発明6のレイアウトシステムは、
発明3又は4のレイアウトシステムにおいて、前記レイアウト手段は、他の情報格納枠と重なり合っている文字情報格納枠をそれら情報格納枠が重なり合わないように分割する文字情報格納枠分割手段と、前記文字情報格納枠分割手段で分割した文字情報格納枠の余白サイズ及び配置位置を調整する余白調整手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記文字情報格納枠分割手段で分割した文字情報格納枠に連続して格納する文字情報分割格納手段とを有し、前記余白調整手段は、前記文字情報格納枠分割手段で分割した複数の文字情報格納枠のうち近接部分で前記掲載情報を構成する文字列が連続するもの同士の行間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が所定の範囲内になるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整するようになっていることを特徴とする。
これによって、発明5と同様に掲載情報の内容、情報量または論理構造等によって文字情報格納枠が他の情報格納枠と重なり合った場合には、文字情報格納枠を分割して重なり合いを解消することができるとともに、分割後の文字情報格納枠間の間隔および各文字情報格納枠内の行間隔をほぼ一定にすることができる。したがって、文字情報格納枠が他の情報格納枠と重なり合っても、比較的見栄えのよいレイアウトを実現することができるという効果も得られる。
発明5又は6のレイアウトシステムにおいて、前記余白は、前記文字情報格納枠の外周に沿ってその外側に設けられる外部余白であることを特徴とする。
このような構成であれば、余白調整手段により、分割された複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔および各文字情報格納枠内の行間隔が同一またはほぼ同一となるように、複数の文字情報格納枠のうちいずれかの外部余白のサイズおよび配置位置が調整される。外部余白は、文字情報格納枠の外周に沿ってその外側に設けられる余白であるので、サイズおよび配置位置が調整されると、文字情報格納枠と他の情報格納枠との間隔が増減することとなる。
発明5乃至7のいずれかのレイアウトシステムにおいて、前記余白は、前記文字情報格納枠の外周に沿ってその内側に設けられる内部余白であることを特徴とする。
このような構成であれば、余白調整手段により、分割された複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔および各文字情報格納枠内の行間隔が同一またはほぼ同一となるように、複数の文字情報格納枠のうちいずれかの内部余白のサイズおよび配置位置が調整される。内部余白は、文字情報格納枠の外周に沿ってその内側に設けられる余白であるので、サイズが調整されると、文字情報格納枠のうち内部余白以外の領域(以下、内容領域という。)の外周と文字情報格納枠の外周との間隔が増減することとなる。
発明8のレイアウトシステムにおいて、前記文字情報格納枠は、文字情報を横書きの書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち第1文字情報格納枠の幅が、前記複数の文字情報格納枠のうち第2文字情報格納枠の幅よりも大きいときは、前記第2文字情報格納枠の上辺の内部余白サイズをゼロまたはほぼゼロとし、前記第2文字情報格納枠の上辺が前記第1文字情報格納枠の下辺の内部余白の上端に位置するように前記第2文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とする。
ここで、文字情報格納枠の幅とは、文字情報格納枠の左右方向の長さをいい、横書き書式で掲載情報を文字情報格納枠に格納したときの行方向と同一またはほぼ同一の方向である。以下のレイアウトシステムにおいて同じである。
発明8のレイアウトシステムにおいて、前記文字情報格納枠は、文字情報を横書きの文字列からなる書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち、隣接する一方の第1文字情報格納枠の文字列方向の長さが、当該第1文字情報格納枠と隣接する他方の第2文字情報格納枠の文字列方向の長さよりも大きいときは、前記第2文字情報格納枠の内部余白のうち、前記第1文字情報格納枠に接する側の内部余白サイズをゼロ又はほぼゼロとし、前記第2文字情報格納枠の前記第1文字情報格納枠に接する側の辺が前記第1文字情報格納枠の前記第2文字情報格納枠に接する側の内部余白の文字列側の端部に位置するように前記第2文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とする。
ここで、内部余白の文字列側の端部とは、内部余白の端部のうち、文字情報格納枠に格納される文字列に近い側の端部のことであり、文字情報格納枠の外周から離れた側の端部のことをいう。以下のレイアウトシステムにおいて同じである。
発明8のレイアウトシステムにおいて、前記文字情報格納枠は、文字情報を横書きの書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち第1文字情報格納枠の幅が、前記複数の文字情報格納枠のうち第2文字情報格納枠の幅よりも小さいときは、前記第1文字情報格納枠の下辺の内部余白サイズをゼロまたはほぼゼロとし、前記第1文字情報格納枠の下辺が前記第2文字情報格納枠の上辺の内部余白の下端に位置するように前記第1文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とする。
〔発明12〕さらに、発明12のレイアウトシステムは、
発明8のレイアウトシステムにおいて、前記文字情報格納枠は、文字情報を横書きの文字列からなる書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち、隣接する一方の第1文字情報格納枠の文字列方向の長さが、当該第1文字情報格納枠と隣接する他方の第2文字情報格納枠の文字列方向の長さよりも小さいときは、前記第1文字情報格納枠の内部余白のうち、前記第2文字情報格納枠に接する側の内部余白サイズをゼロ又はほぼゼロとし、前記第1文字情報格納枠の前記第2文字情報格納枠に接する側の辺が前記第2文字情報格納枠の前記第1文字情報格納枠に接する側の内部余白の文字列側の端部に位置するように前記第1文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とする。
〔発明13〕さらに、発明13のレイアウトシステムは、
発明8のレイアウトシステムにおいて、前記文字情報格納枠は、文字情報を縦書きの書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち第1文字情報格納枠の高さが、前記複数の文字情報格納枠のうち第2文字情報格納枠の高さよりも大きいときは、前記第2文字情報格納枠の右辺の内部余白サイズをゼロまたはほぼゼロとし、前記第2文字情報格納枠の右辺が前記第1文字情報格納枠の左辺の内部余白の右端に位置するように前記第2文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とする。
ここで、文字情報格納枠の高さとは、文字情報格納枠の上下方向の長さをいい、縦書き書式で掲載情報を文字情報格納枠に格納したときの行方向と同一またはほぼ同一の方向である。
発明8のレイアウトシステムにおいて、前記文字情報格納枠は、文字情報を縦書きの文字列からなる書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち、隣接する一方の第1文字情報格納枠の文字列方向の長さが、当該第1文字情報格納枠と隣接する他方の第2文字情報格納枠の文字列方向の長さよりも大きいときは、前記第2文字情報格納枠の内部余白のうち、前記第1文字情報格納枠に接する側の内部余白サイズをゼロ又はほぼゼロとし、前記第2文字情報格納枠の前記第1文字情報格納枠に接する側の辺が前記第1文字情報格納枠の前記第2文字情報格納枠に接する側の内部余白の文字列側の端部に位置するように前記第2文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とする。
〔発明15〕さらに、発明15のレイアウトシステムは、
発明8のレイアウトシステムにおいて、前記文字情報格納枠は、文字情報を縦書きの書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち第1文字情報格納枠の高さが、前記複数の文字情報格納枠のうち第2文字情報格納枠の高さよりも小さいときは、前記第1文字情報格納枠の左辺の内部余白サイズをゼロまたはほぼゼロとし、前記第1文字情報格納枠の左辺が前記第2文字情報格納枠の右辺の内部余白の左端に位置するように前記第1文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とする。
〔発明16〕さらに、発明16のレイアウトシステムは、
発明8のレイアウトシステムにおいて、前記文字情報格納枠は、文字情報を縦書きの文字列からなる書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち、隣接する一方の第1文字情報格納枠の文字列方向の長さが、当該第1文字情報格納枠と隣接する他方の第2文字情報格納枠の文字列方向の長さよりも小さいときは、前記第1文字情報格納枠の内部余白のうち、前記第2文字情報格納枠に接する側の内部余白サイズをゼロ又はほぼゼロとし、前記第1文字情報格納枠の前記第2文字情報格納枠に接する側の辺が前記第2文字情報格納枠の前記第1文字情報格納枠に接する側の内部余白の文字列側の端部に位置するように前記第1文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とする。
〔発明17〕さらに、発明17のレイアウトシステムは、
発明5乃至16のいずれかのレイアウトシステムにおいて、さらに、前記文字情報格納枠分割手段で分割した複数の文字情報格納枠を結合してなる結合領域の外周辺を判定する外周辺判定手段と、前記外周辺判定手段の判定結果に基づいて前記結合領域の外周辺を描画する外周辺描画手段とを備えることを特徴とする。
これにより、結合領域の外周辺が描画されるので、分割された複数の文字情報格納枠が論理的に一体のものであることを視覚的に認識しやすくなるという効果も得られる。
〔発明18〕さらに、発明18のレイアウトシステムは、
発明17のレイアウトシステムにおいて、前記外周辺判定手段は、前記文字情報格納枠の外周辺のうち他の文字情報格納枠とその全部が重なり合っている辺については、その辺を前記結合領域の外周辺を形成する辺の候補から除外し、前記文字情報格納枠の外周辺のうち他の文字情報格納枠とその一部が重なり合っている辺については、その辺のうち該当部分を前記結合領域の外周辺を形成する辺の候補から除外し、前記文字情報格納枠の外周辺のうち他の文字情報格納枠と重なり合っていない辺については、その辺を前記結合領域の外周辺を形成する辺の候補とし、前記結合領域を構成する文字情報格納枠のすべての外周辺について求めた前記辺の候補に基づいて前記結合領域の外周辺を判定するようになっていることを特徴とする。
〔発明19〕さらに、発明19のレイアウトシステムは、
発明3乃至18のいずれかのレイアウトシステムにおいて、さらに、ユーザに関するユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶手段を備え、前記掲載情報選択手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記複数の掲載情報のなかから前記掲載情報を選択するようになっていることを特徴とする。
これにより、掲載情報の選択に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った掲載内容を作成することができるという効果も得られる。
また、ユーザ情報記憶手段は、ユーザ情報をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、ユーザ情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、ユーザ情報をあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によってユーザ情報を記憶するようになっていてもよい。以下のレイアウトシステムにおいて同じである。
発明3乃至18のいずれかのレイアウトシステムにおいて、ユーザに関するユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段を備え、前記掲載情報選択手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記複数の掲載情報のなかから前記掲載情報を選択するようになっていることを特徴とする。
〔発明21〕さらに、発明21のレイアウトシステムは、
発明3乃至18のいずれかのレイアウトシステムにおいて、さらに、ユーザに関するユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶手段を備え、前記レイアウト手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするようになっていることを特徴とする。
これにより、レイアウトに関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿ったレイアウト結果を作成することができるという効果も得られる。
発明3乃至18のいずれかのレイアウトシステムにおいて、ユーザに関するユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段を備え、前記レイアウト手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするようになっていることを特徴とする。
〔発明23〕一方、上記目的を達成するために、発明23のレイアウトプログラムは、
発明1又は2のレイアウトシステムにおける前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保するための余白が設定可能であり、前記レイアウト手段は、前記文字情報を、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に連続して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔および前記各文字情報格納枠内の行間隔が同一またはほぼ同一となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズおよび配置位置を調整するようになっていることを特徴とする。
〔発明24〕一方、上記目的を達成するために、発明24のレイアウトプログラムは、
発明1又は2のレイアウトシステムにおける前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保する余白が設定可能であり、前記レイアウト手段は、前記文字情報を、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に連続して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の行間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が所定の範囲内となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整するようになっていることを特徴とする。
〔発明25〕一方、上記目的を達成するために、発明25のレイアウト方法は、
文字情報をレイアウトするレイアウトステップを含み、前記レイアウトステップは、所定のレイアウト領域に配置された文字情報格納枠に前記文字情報を格納することによりレイアウトを行う方法であって、前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保するための余白が設定可能であり、前記レイアウトステップは、前記文字情報を、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に連続して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔および前記各文字情報格納枠内の行間隔が同一またはほぼ同一となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズおよび配置位置を調整することを特徴とする。
〔発明26〕一方、上記目的を達成するために、発明26のレイアウト方法は、
文字情報をレイアウトするレイアウトステップを含み、前記レイアウトステップは、所定のレイアウト領域に配置された文字情報格納枠に前記文字情報を格納することによりレイアウトを行う方法であって、
前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保する余白が設定可能であり、
前記レイアウトステップは、前記文字情報を、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に連続して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の行間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が所定の範囲内となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整することを特徴とする。
本実施の形態は、本発明に係るレイアウトシステムおよびレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法を、図1に示すように、コンテンツ配信端末100において、ニュース等のディジタルコンテンツをユーザ端末200に配信する場合について適用したものである。なお、本実施の形態では文字情報格納枠に横書きの書式が設定されており、文字情報を横書きの書式で格納するようになっている。
図1は、本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
インターネット199には、図1に示すように、ディジタルコンテンツを提供する複数のコンテンツ提供端末S1〜Snと、コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツ(以下、コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツを記事情報または記事と称することもある。)を収集蓄積して配信するコンテンツ配信端末100と、ユーザの利用に供するユーザ端末200とが接続されている。なお、発明の理解を容易にするため、ユーザ端末200を1台しか図示していないが、実際には、複数のユーザ端末がインターネット199に接続されている。
次に、コンテンツ配信端末100の機能概要を図2を参照しながら詳細に説明する。
コンテンツ配信端末100は、図2に示すように、XML(eXtensible Markup Language)形式のコンテンツデータファイル10を解析するXMLパーサ11と、XMLパーサ11で解析したコンテンツデータファイル10を入力するコンテンツデータファイル入力部12と、XML形式のレイアウト定義ファイル(後述のページテンプレートおよびテンプレート適用ルールをいう。)13を解析するXMLパーサ14と、XMLパーサ14で解析したレイアウト定義ファイル13を入力するレイアウト定義ファイル入力部15と、入力部12,15で入力したコンテンツデータファイル10およびレイアウト定義ファイル13に基づいてレイアウトを行うレイアウティング部16と、レイアウティング部16からのXML形式の描画指定ファイル17を解析するXMLパーサ18と、XMLパーサ18で解析した描画指定ファイル17に基づいて描画を行うことによりPDF(Portable Document Format)形式のファイル20を作成するラスタライズ部19とで構成されている。本実施の形態は、これら構成要素のうち特にレイアウティング部16に特徴があるものである。
図3は、コンテンツ配信端末100の構成を示すブロック図である。
コンテンツ配信端末100は、図3に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の制御プログラム等を格納しているROM32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
ユーザ情報登録DB40には、図4に示すように、ユーザ情報を登録するユーザプロファイルテーブル300が格納されている。
図4は、ユーザプロファイルテーブル300のデータ構造を示す図である。
ユーザプロファイルテーブル300は、図4に示すように、各ユーザごとに1または複数のレコードが登録可能となっている。各レコードは、ユーザを特定するためのユーザIDを登録するフィールド302と、ディジタルコンテンツの配信先アドレスを登録するフィールド304と、カテゴリNo.を登録するフィールド306と、キーワードを登録するフィールド308と、配信日を登録するフィールド310と、配信時刻を登録するフィールド312と、レイアウトNo.を登録するフィールド314と、最大ページ数を登録するフィールド316と、フォントサイズを登録するフィールド318とを含んで構成されている。
次に、テンプレート登録DB42のデータ構造を図面を参照しながら詳細に説明する。
テンプレート登録DB42には、異なる複数のページテンプレートが格納されている。ページテンプレートの構成を図5を参照しながら詳細に説明する。
ページテンプレートは、図5に示すように、タイトル情報を格納するための矩形状のタイトル情報格納枠362と、文字情報を格納するための矩形状の文字情報格納枠364と、画像情報を格納するための矩形状の画像情報格納枠366と、画像情報格納枠368と、文字情報格納枠370とをレイアウト領域360に配置したレイアウト状態を規定している。文字情報格納枠には、横書きの書式が設定されており、文字情報を横書きの書式で格納するようになっている。なお、図5はあくまで一例であり、情報格納枠の形状、大きさ、個数またはレイアウト領域360での配置位置は、各ページテンプレートによってそれぞれ異なる。
情報格納枠は、図6に示すように、情報格納枠の外周辺に沿ってその外側に設けられる外部余白Mと、情報格納枠の外周辺に沿ってその内側に設けられる内部余白Iとが設定可能となっている。外部余白Mは、情報格納枠の外周辺と他の情報格納枠の外周辺との間隔を規定しており、内部余白Iは、矩形状の内容領域Cの外周辺と情報格納枠の外周辺との間隔を規定している。
図7および図8は、テンプレート適用ルールのデータ構造を示す図である。
テンプレート適用ルールは、レイアウト結果が複数のレイアウト領域360に及ぶことを想定して各レイアウト領域360ごとに適用すべきテンプレートのルールを規定したものであり、図8に示すように、各ページごとに1つのレコードを登録してなる。各レコードは、ページ番号を登録するフィールド350と、ページテンプレートを特定するためのテンプレート番号を登録するフィールド352とを含んで構成されている。
また、テンプレート登録DB42には、図9に示すように、テンプレート適用ルールform01〜form06とレイアウトNo.との対応関係を示すレイアウトNo.対応テーブル330が格納されている。レイアウトNo.対応テーブル330の構成を図9を参照しながら詳細に説明する。
レイアウトNo.対応テーブル330には、図9に示すように、各レイアウトNo.ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、レイアウトNo.を登録するフィールド332と、テンプレート適用ルール名を登録するフィールド334とを含んで構成されている。
次に、コンテンツ登録DB44のデータ構造を図面を参照しながら詳細に説明する。
図10は、ディジタルコンテンツおよびカテゴリNo.対応テーブル340のデータ構造を示す図である。
図10(b)の例では、第1段目のレコードには、カテゴリNo.として「1102」が、メインカテゴリとして「ワールドニュース」が、サブカテゴリとして「アメリカ」がそれぞれ登録されており、第6段目のレコードには、カテゴリNo.として「2010」が、メインカテゴリとして「スポーツ」が、サブカテゴリとして「野球」がそれぞれ登録されている。
CPU30は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図11および図12のフローチャートに示すユーザ登録処理およびコンテンツ配信処理をそれぞれ時分割で実行するようになっている。
図11は、ユーザ登録処理を示すフローチャートである。
ユーザ登録処理は、アクセスのあったユーザに対してユーザID等の必要なユーザ情報の入力を要求し、入力したユーザ情報をユーザプロファイルテーブル300に登録する処理であって、CPU30において実行されると、まず、図11に示すように、ステップS100に移行するようになっている。なお、以下、各ステップでの入力は、すべてユーザとの対話型通信により行う。
ステップS108では、レイアウトNo.を入力し、ステップS110に移行して、最大ページ数を入力し、ステップS112に移行して、フォントサイズを入力し、ステップS114に移行して、ステップS100〜S112で入力したユーザ情報をユーザプロファイルテーブル300に登録し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
図12は、コンテンツ配信処理を示すフローチャートである。
コンテンツ配信処理は、ユーザプロファイルテーブル300を参照してディジタルコンテンツをユーザ端末200に配信する処理であって、CPU30において実行されると、まず、図12に示すように、ステップS200に移行するようになっている。なお、以下、各ステップの処理は、ユーザプロファイルテーブル300の1つのレコードについての処理である。実際には、ユーザプロファイルテーブル300に登録されているレコード数だけ各ステップの処理を実行する。
ステップS208では、ユーザプロファイルテーブル300からレイアウトNo.を読み出し、ステップS210に移行して、レイアウトNo.対応テーブル330を参照して、読み出したレイアウトNo.に対応するテンプレート適用ルールをテンプレート登録DB42から読み出し、ステップS212に移行して、読み出したテンプレート適用ルールに基づいて、ステップS206で索出したディジタルコンテンツについて出力レイアウトを決定して提供用ディジタルコンテンツを作成する自動レイアウト処理を実行し、ステップS214に移行する。
次に、上記ステップS212の自動レイアウト処理を図13を参照しながら詳細に説明する。
自動レイアウト処理は、上記ステップS212において実行されると、図13に示すように、まず、ステップS300に移行するようになっている。
ステップS300では、先頭ページのレイアウト領域360を処理対象として設定し、ステップS302に移行して、ステップS210で読み出したテンプレート適用ルールに基づいてテンプレート登録DB42のなかからページテンプレートを読み出し、ステップS304に移行して、読み出したページテンプレートを現在のレイアウト領域360に適用し、ステップS306に移行する。
ステップS312では、所定の優先順位に基づいて、ステップS206で索出したディジタルコンテンツのなかからレイアウト領域360に配置すべき記事を選択し、ステップS314に移行して、所定の優先順位に基づいて、現在処理対象となっているレイアウト領域360(以下、単に現在のレイアウト領域360という。)のなかから情報格納枠を選択し、ステップS316に移行する。
一方、ステップS320で、現在のレイアウト領域360内に未処理の情報格納枠が存在すると判定したとき(Yes)は、ステップS312に移行する。
図14は、情報格納枠への第1格納処理を示すフローチャートである。
情報格納枠への第1格納処理は、選択情報格納枠のうち文字情報格納枠を確定済格納枠と重なり合わないように分割し、選択記事を、分割した各文字情報格納枠に連続して格納する処理であって、上記ステップS318において実行されると、図14に示すように、まず、ステップS400に移行するようになっている。
ステップS405では、分割した文字情報格納枠(以下、単に分割情報格納枠という。)に指定されている文字の高さおよび行間のピッチに基づいて行間隔1hを算出し、ステップS406に移行する。
次いで、ステップS410に移行して、第1文字情報格納枠の幅(左右方向の長さ)が第2文字情報格納枠の幅よりも大きいか否かを判定し、第1文字情報格納枠の幅が第2文字情報格納枠の幅よりも大きいと判定したとき(Yes)は、ステップS414に移行する。
ステップS418では、第2文字情報格納枠の上辺が第1文字情報格納枠の下辺の内部余白の上端に位置するように第2文字情報格納枠の上辺の位置を調整し、ステップS420に移行して、第2文字情報格納枠の上辺の内部余白サイズをゼロに設定し、ステップS422に移行して、第1文字情報格納枠に第1分割記事を格納し、ステップS424に移行する。
一方、ステップS424で、すべての分割情報格納枠についてステップS406〜S422,S428〜S434の処理が終了していないと判定したとき(No)は、ステップS406に移行して、第1文字情報格納枠を選択する。
一方、ステップS400で、選択情報格納枠が文字情報格納枠でないと判定したとき(No)は、ステップS436に移行して、選択情報格納枠の大きさを確定済格納枠と重なり合わないように変更し、ステップS438に移行して、選択情報格納枠に選択記事を格納し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
まず、ディジタルコンテンツを配信するために必要な情報を登録する場合を説明する。
ユーザがディジタルコンテンツの配信を希望する場合、ユーザは、ユーザ端末200において、WWWブラウザによりコンテンツ配信端末100にアクセスし、ユーザ登録要求を入力する。
次に、ユーザプロファイルテーブル300を参照してディジタルコンテンツを配信する場合を説明する。
レイアウトの過程では、まず、ステップS300〜S304を経て、先頭ページのレイアウト領域360が処理対象として設定され、読み出されたテンプレート適用ルールに基づいてテンプレート登録DB42のなかからページテンプレートが読み出され、読み出されたページテンプレートが現在のレイアウト領域360に適用される。次いで、ステップS306〜S310を経て、固定線の位置、固定文字情報の形状および位置、並びに固定画像情報の形状および位置がその順で決定される。
例えば、図15に示すように、確定済格納枠Pfと文字情報格納枠Pとが重なり合っているとする。図15の例では、文字情報格納枠Pの右中央領域と確定済格納枠Pfの左半分の領域とが重なり合っている。図15において、M,Iは、文字情報格納枠Pの外部余白および内部余白であり、Mfは、確定済格納枠Pfの外部余白である。
このように重なり合っている場合、ステップS312,S314を経て、所定の優先順位に基づいて、ステップS206で索出されたディジタルコンテンツのなかからレイアウト領域360に配置すべき記事が選択され、現在のレイアウト領域360のなかから文字情報格納枠Pが選択される。
図15のレイアウトの場合、まず、ステップS400,S402を経て、文字情報格納枠Pが確定済格納枠Pfと重なり合わないように分割される。具体的には、図16に示すように、文字情報格納枠Pが3つの文字情報格納枠P0〜P2に分割される。そして、文字情報格納枠P1と確定済格納枠Pfとが上端および下端を揃えて横並びに配置され、文字情報格納枠P1および確定済格納枠Pfの上方に文字情報格納枠P0が配置され、文字情報格納枠P1および確定済格納枠Pfの下方に文字情報格納枠P2が配置される。ここで、文字情報格納枠P0,P2の幅は、文字情報格納枠P1の幅よりも大きく、選択記事は、文字情報格納枠P0〜P2の順に横書きの書式で連続して格納される。
図17は、行間隔1hを算出する場合を示す図である。
行間隔1hは、図17に示すように、文字の高さをch、行間のピッチをcsとすれば、下式(1)により算出することができる。
1h=ch+cs …(1)
図18は、文字情報格納枠P0,P1の余白サイズおよび配置位置を調整する場合を示す図である。
次いで、文字情報格納枠P0の幅が文字情報格納枠P1の幅よりも大きいので、ステップS414を経て、文字情報格納枠P0の内容領域の行間隔が行間隔1hとなるように、文字情報格納枠P0の内容領域のサイズが調整される。文字情報格納枠P0の内容領域の高さh0は、文字情報格納枠P0の配置位置を(P0t,P0b,P0l,P0r)、文字情報格納枠P0の内部余白I0を(I0t,I0b,I0l,I0r)とすれば、下式(2)により算出することができる。そして、文字情報格納枠P0の内容領域の高さがh0となるように、文字情報格納枠P0の内容領域のサイズが調整される。
h0=(P0b−P0t−I0t−I0b)/1h×1h …(2)
ただし、上式(2)において、(P0b−P0t−I0t−I0b)/1hは、小数点以下を切り捨てた整数値として算出する。ここで、小数点以下を切り捨てた整数値とする理由は、内容領域の高さを拡大することによって確定済領域Pfと重なる可能性のある文字情報格納枠P0の内容領域の高さを拡大しないことによって、確定済領域Pfと重なる可能性を低減するためである。
P0b’=P0t+I0t+h0+I0b …(3)
次いで、ステップS418を経て、文字情報格納枠P1の上辺が文字情報格納枠P0の下辺の内部余白の上端に位置するように文字情報格納枠P1の上辺の位置が調整される。文字情報格納枠P1の上辺の位置P1t’は、下式(4)により算出することができる。
P1t’=P0t+I0t+h0 …(4)
そして、ステップS420,S422を経て、文字情報格納枠P1の上辺の内部余白サイズがゼロに設定され、文字情報格納枠P0に第1分割記事が格納される。
次に、ステップS406,S408を経て、図19に示すように、文字情報格納枠P1が第1文字情報格納枠として選択され、文字情報格納枠P2が第2文字情報格納枠として選択される。
h1=(P1b−P1t−I1t−I2t)/1h×1h …(5)
ただし、上式(5)において、(P1b−P1t−I1t−I2t)/1hは、小数点第1位を切り上げた整数値として算出する。ここで、小数点第1位を切り上げた整数値とする理由は、内容領域の高さを拡大することによって確定済領域Pfと重なる可能性のない文字情報格納枠P1の内容領域の幅を拡大することによって、確定済領域Pfと重なる可能性を低減するためである。
P1b’=P1t+I1t+h1 …(6)
次いで、ステップS434を経て、文字情報格納枠P2の上辺の位置が調整される。文字情報格納枠P2の上辺の位置P2t’は、下式(7)により算出することができる。
P2t’=P1t+I1t+h1−I2t …(7)
そして、ステップS422,S426を経て、文字情報格納枠P1に第1分割記事が格納され、文字情報格納枠P2に第2分割記事が格納される。
そして、すべてのページのレイアウト領域360内に記事が配置され、ディジタルコンテンツの出力レイアウトが決定されると、ステップS222,S224を経て、ユーザプロファイルテーブル300から配信先アドレスが読み出され、読み出された配信先アドレス宛に、作成された提供用ディジタルコンテンツが配信される。
これにより、図15に示すような場合に、文字情報格納枠P0,P1については、文字情報格納枠P1を上方に移動させて文字情報格納枠P0と重ね合わせるので、文字情報格納枠P0,P1が確定済格納枠Pfと重なり合う可能性を低減することができる。したがって、さらに見栄えのよいレイアウトを実現することができる。
これにより、図15に示すような場合に、文字情報格納枠P1,P2については、文字情報格納枠P1を下方に移動させて文字情報格納枠P2と重ね合わせるので、文字情報格納枠P1,P2が確定済格納枠Pfと重なり合う可能性を低減することができる。したがって、さらに見栄えのよいレイアウトを実現することができる。
これにより、ディジタルコンテンツの選択に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った内容の提供用ディジタルコンテンツを作成することができる。
これにより、出力レイアウトの決定に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った出力レイアウトで提供用ディジタルコンテンツを作成することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図20ないし図23は、本発明に係るレイアウトシステムおよびレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法の第2の実施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図20は、情報格納枠への第1格納処理を示すフローチャートである。
情報格納枠への第1格納処理は、選択情報格納枠のうち文字情報格納枠を確定済格納枠と重なり合わないように分割し、選択記事を各分割情報格納枠に連続して格納する処理であって、上記ステップS318において実行されると、図20に示すように、まず、ステップS500に移行するようになっている。
ステップS505では、分割情報格納枠に指定されている文字の幅および行間のピッチに基づいて行間隔1hを算出し、ステップS506に移行する。
第1文字情報格納枠および第2文字情報格納枠には、縦書きの書式が設定されているので、レイアウト領域360における配置関係としては、第1文字情報格納枠の左方に第2文字情報格納枠が位置する。すなわち、第1文字情報格納枠と第2文字情報格納枠との近接部分で行が連続することとなる。
ステップS514では、第1文字情報格納枠の内容領域の行間隔が行間隔1hとなるように、第1文字情報格納枠の内容領域のサイズを調整し、ステップS516に移行して、第1文字情報格納枠の左辺の位置を調整し、ステップS518に移行する。
一方、ステップS524で、すべての分割情報格納枠についてステップS506〜S522,S528〜S534の処理が終了していないと判定したとき(No)は、ステップS506に移行して、第1文字情報格納枠を選択する。
一方、ステップS500で、選択情報格納枠が文字情報格納枠でないと判定したとき(No)は、ステップS536に移行して、選択情報格納枠の大きさを確定済格納枠と重なり合わないように変更し、ステップS538に移行して、選択情報格納枠に選択記事を格納し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
レイアウトの過程では、まず、ステップS300〜S304を経て、先頭ページのレイアウト領域360が処理対象として設定され、読み出されたテンプレート適用ルールに基づいてテンプレート登録DB42のなかからページテンプレートが読み出され、読み出されたページテンプレートが現在のレイアウト領域360に適用される。次いで、ステップS306〜S310を経て、固定線の位置、固定文字情報の形状および位置、並びに固定画像情報の形状および位置がその順で決定される。
例えば、図21に示すように、確定済格納枠Pfと文字情報格納枠Pとが重なり合っているとする。図21の例では、文字情報格納枠Pの中央領域において確定済格納枠Pfが重なり合っている。図21において、M,Iは、文字情報格納枠Pの外部余白および内部余白であり、Mfは、確定済格納枠Pfの外部余白である。
このように重なり合っている場合、ステップS312,S314を経て、所定の優先順位に基づいて、ステップS206で索出されたディジタルコンテンツのなかからレイアウト領域360に配置すべき記事が選択され、現在のレイアウト領域360のなかから文字情報格納枠Pが選択される。
図21のレイアウトの場合、まず、ステップS500,S502を経て、文字情報格納枠Pが確定済格納枠Pfと重なり合わないように分割される。具体的には、図22に示すように、文字情報格納枠Pが3つの文字情報格納枠P0〜P2に分割される。そして、文字情報格納枠P1と確定済格納枠Pfとが右端および左端を揃えて縦並びに配置され、文字情報格納枠P1および確定済格納枠Pfの右方に文字情報格納枠P0が配置され、文字情報格納枠P1および確定済格納枠Pfの左方に文字情報格納枠P2が配置される。ここで、文字情報格納枠P0,P2の高さは、文字情報格納枠P1の高さよりも大きく、選択記事は、文字情報格納枠P0〜P2の順に縦書きの書式で連続して格納される。
図23は、行間隔1hを算出する場合を示す図である。
行間隔1hは、図23に示すように、文字の幅をch、行間のピッチをcsとすれば、下式(8)により算出することができる。
1h=ch+cs …(8)
まず、ステップS506,S508を経て、文字情報格納枠P0が第1文字情報格納枠として選択され、文字情報格納枠P1が第2文字情報格納枠として選択される。
w0=(P0r−P0l−I0r−I0l)/1h×1h …(9)
ただし、上式(9)において、(P0r−P0l−I0r−I0l)/1hは、小数点以下を切り捨てた整数値として算出する。ここで、小数点以下を切り捨てた整数値とする理由は、内容領域の幅を拡大することによって確定済領域Pfと重なる可能性のある文字情報格納枠P0の内容領域の幅を拡大しないことによって、確定済領域Pfと重なる可能性を低減するためである。
P0l’=P0r−I0r−I0l−w0 …(10)
次いで、ステップS518を経て、文字情報格納枠P1の右辺が文字情報格納枠P0の左辺の内部余白の右端に位置するように文字情報格納枠P1の右辺の位置が調整される。文字情報格納枠P1の右辺の位置P1r’は、下式(11)により算出することができる。
P1r’=P0r−I0r−w0 …(11)
そして、ステップS520,S522を経て、文字情報格納枠P1の右辺の内部余白サイズがゼロに設定され、文字情報格納枠P0に第1分割記事が格納される。
次いで、文字情報格納枠P1の高さが文字情報格納枠P2の高さよりも小さいので、ステップS528,S530を経て、文字情報格納枠P1の左辺の内部余白サイズがゼロに設定され、文字情報格納枠P1の内容領域の行間隔が行間隔1hとなるように、文字情報格納枠P1の内容領域のサイズが調整される。文字情報格納枠P1の内容領域の幅w1は、文字情報格納枠P1の配置位置を(P1t,P1b,P1l,P1r)、文字情報格納枠P1の内部余白I1を(I1t,I1b,I1l,I1r)、文字情報格納枠P2の内部余白I2を(I2t,I2b,I2l,I2r)とすれば、下式(12)により算出することができる。そして、文字情報格納枠P1の内容領域の幅がw1となるように、文字情報格納枠P1の内容領域のサイズが調整される。
w1=(P1r−P1l−I1r+I2l)/1h×1h …(12)
ただし、上式(12)において、(P1r−P1l−I1r+I2l)/1hは、小数点第1位を切り上げた整数値として算出する。ここで、小数点第1位を切り上げた整数値とする理由は、内容領域の幅を拡大することによって確定済領域Pfと重なる可能性のない文字情報格納枠P1の内容領域の幅を拡大することによって、確定済領域Pfと重なる可能性を低減するためである。
P1l’=P1r−w1−I1r …(13)
次いで、ステップS534を経て、文字情報格納枠P2の右辺の位置が調整される。文字情報格納枠P2の右辺の位置P2r’は、下式(14)により算出することができる。
P2r’=P1r−w1−I1r+I2r …(14)
次いで、ステップS522,S526を経て、文字情報格納枠P1に第1分割記事が格納され、文字情報格納枠P2に第2分割記事が格納される。
このようにして、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、選択記事を、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に連続して格納する場合に、複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔および各文字情報格納枠内の行間隔が同一またはほぼ同一となるように、複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズおよび配置位置を調整するようになっている。
これにより、図21に示すような場合に、文字情報格納枠P0,P1については、文字情報格納枠P1を右方に移動させて文字情報格納枠P0と重ね合わせるので、文字情報格納枠P0,P1が確定済格納枠Pfと重なり合う可能性を低減することができる。したがって、さらに見栄えのよいレイアウトを実現することができる。
これにより、図21に示すような場合に、文字情報格納枠P1,P2については、文字情報格納枠P1を左方に移動させて文字情報格納枠P2と重ね合わせるので、文字情報格納枠P1,P2が確定済格納枠Pfと重なり合う可能性を低減することができる。したがって、さらに見栄えのよいレイアウトを実現することができる。
これにより、ディジタルコンテンツの選択に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った内容の提供用ディジタルコンテンツを作成することができる。
これにより、出力レイアウトの決定に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った出力レイアウトで提供用ディジタルコンテンツを作成することができる。
図24は、各文字情報格納枠P0〜P2の外周辺を描画した場合を示す図である。
各文字情報格納枠P0〜P2の外周辺を描画すると、図24に示すように、文字が格納されている部分にも直線が描画されてしまい、レイアウトを損なう可能性がある。図24の例では、文字情報格納枠P0の下辺の一部、文字情報格納枠P1の上辺および下辺、並びに文字情報格納枠P2の上辺の一部がそれに該当する。
第1ステップは、文字情報格納枠の外周辺のうち他の文字情報格納枠とその全部が重なり合っている辺については、その辺を結合領域の外周辺を形成する辺の候補から除外する。また、文字情報格納枠の外周辺のうち他の文字情報格納枠とその一部が重なり合っている辺については、その辺のうち該当部分を結合領域の外周辺を形成する辺の候補から除外する。また、文字情報格納枠の外周辺のうち他の文字情報格納枠と重なり合っていない辺については、その辺を結合領域の外周辺を形成する辺の候補とする。そして、結合領域を構成する文字情報格納枠のすべての外周辺について求めた辺の候補に基づいて、結合領域の外周辺を判定する。
これにより、結合領域の外周辺が描画されるので、分割情報格納枠が論理的に一体のものであることを視覚的に認識しやすくなる。さらに、結合領域の外周辺を比較的正確に判定することができる。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、図6に示すような構造の文字情報格納枠を取り扱うように構成したが、これに限らず、図26に示すような構造(CSS2(Cascading Style Sheets level 2)のボックスモデル)の文字情報格納枠を取り扱うように構成することもできる。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、記事情報として文字情報および画像情報を採用したが、これに限らず、例えば、動画像情報、音声情報その他のマルチメディアデータを記事情報として採用することができる。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、情報格納枠の形状および位置を動的に決定しながらレイアウトを行うように構成したが、これに限らず、レイアウト領域360内のすべての情報格納枠に一旦情報を格納してから、各情報格納枠の形状および位置を決定することによりレイアウトを行うように構成してもよい。
これにより、ディジタルコンテンツに含まれる画像の数またはディジタルコンテンツに含まれる文字情報の量が多かったり、また逆に少なかったりしても、比較的見やすい出力レイアウトにすることができる。
また、上記第1の実施の形態において、図11ないし図14のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM32にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM34に読み込んで実行するようにしてもよい。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
Claims (26)
- 文字情報をレイアウトするレイアウト手段を備え、前記レイアウト手段は、所定のレイアウト領域に配置された文字情報格納枠に前記文字情報を格納することによりレイアウトを行うシステムであって、
前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保するための余白が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記文字情報を、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に連続して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が同一又はほぼ同一となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 文字情報をレイアウトするレイアウト手段を備え、前記レイアウト手段は、所定のレイアウト領域に配置された文字情報格納枠に前記文字情報を格納してレイアウトを行うシステムであって、
前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保する余白が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に前記文字情報を分割して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で前記文字情報を構成する文字列が連続するもの同士の行間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が所定の範囲内になるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 文字情報からなる掲載情報を複数記憶するための掲載情報記憶手段と、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするレイアウト手段とを備え、前記レイアウト手段は、所定のレイアウト領域に配置された文字情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行うシステムであって、
前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保するための余白が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記掲載情報を、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に連続して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が同一又はほぼ同一となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 文字情報からなる掲載情報を複数記憶するための掲載情報記憶手段と、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするレイアウト手段とを備え、前記レイアウト手段は、所定のレイアウト領域に配置された文字情報格納枠に前記掲載情報を格納してレイアウトを行うシステムであって、
前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保する余白が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に前記掲載情報を分割して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で前記掲載情報を構成する文字列が連続するもの同士の行間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が所定の範囲内になるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3又は4において、
前記レイアウト手段は、他の情報格納枠と重なり合っている文字情報格納枠をそれら情報格納枠が重なり合わないように分割する文字情報格納枠分割手段と、前記文字情報格納枠分割手段で分割した文字情報格納枠の余白サイズ及び配置位置を調整する余白調整手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記文字情報格納枠分割手段で分割した文字情報格納枠に連続して格納する文字情報分割格納手段とを有し、
前記余白調整手段は、前記文字情報格納枠分割手段で分割した複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が同一又はほぼ同一となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3又は4において、
前記レイアウト手段は、他の情報格納枠と重なり合っている文字情報格納枠をそれら情報格納枠が重なり合わないように分割する文字情報格納枠分割手段と、前記文字情報格納枠分割手段で分割した文字情報格納枠の余白サイズ及び配置位置を調整する余白調整手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記文字情報格納枠分割手段で分割した文字情報格納枠に連続して格納する文字情報分割格納手段とを有し、
前記余白調整手段は、前記文字情報格納枠分割手段で分割した複数の文字情報格納枠のうち近接部分で前記掲載情報を構成する文字列が連続するもの同士の行間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が所定の範囲内になるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項5又は6において、
前記余白は、前記文字情報格納枠の外周に沿ってその外側に設けられる外部余白であることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項5乃至7のいずれかにおいて、
前記余白は、前記文字情報格納枠の外周に沿ってその内側に設けられる内部余白であることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項8において、
前記文字情報格納枠は、文字情報を横書きの書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、
前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち第1文字情報格納枠の幅が、前記複数の文字情報格納枠のうち第2文字情報格納枠の幅よりも大きいときは、前記第2文字情報格納枠の上辺の内部余白サイズをゼロ又はほぼゼロとし、前記第2文字情報格納枠の上辺が前記第1文字情報格納枠の下辺の内部余白の上端に位置するように前記第2文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、
前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項8において、
前記文字情報格納枠は、文字情報を横書きの文字列からなる書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、
前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち、隣接する一方の第1文字情報格納枠の文字列方向の長さが、当該第1文字情報格納枠と隣接する他方の第2文字情報格納枠の文字列方向の長さよりも大きいときは、前記第2文字情報格納枠の内部余白のうち、前記第1文字情報格納枠に接する側の内部余白サイズをゼロ又はほぼゼロとし、前記第2文字情報格納枠の前記第1文字情報格納枠に接する側の辺が前記第1文字情報格納枠の前記第2文字情報格納枠に接する側の内部余白の文字列側の端部に位置するように前記第2文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、
前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項8において、
前記文字情報格納枠は、文字情報を横書きの書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、
前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち第1文字情報格納枠の幅が、前記複数の文字情報格納枠のうち第2文字情報格納枠の幅よりも小さいときは、前記第1文字情報格納枠の下辺の内部余白サイズをゼロ又はほぼゼロとし、前記第1文字情報格納枠の下辺が前記第2文字情報格納枠の上辺の内部余白の下端に位置するように前記第1文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、
前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項8において、
前記文字情報格納枠は、文字情報を横書きの文字列からなる書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、
前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち、隣接する一方の第1文字情報格納枠の文字列方向の長さが、当該第1文字情報格納枠と隣接する他方の第2文字情報格納枠の文字列方向の長さよりも小さいときは、前記第1文字情報格納枠の内部余白のうち、前記第2文字情報格納枠に接する側の内部余白サイズをゼロ又はほぼゼロとし、前記第1文字情報格納枠の前記第2文字情報格納枠に接する側の辺が前記第2文字情報格納枠の前記第1文字情報格納枠に接する側の内部余白の文字列側の端部に位置するように前記第1文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、
前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項8において、
前記文字情報格納枠は、文字情報を縦書きの書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、
前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち第1文字情報格納枠の高さが、前記複数の文字情報格納枠のうち第2文字情報格納枠の高さよりも大きいときは、前記第2文字情報格納枠の右辺の内部余白サイズをゼロ又はほぼゼロとし、前記第2文字情報格納枠の右辺が前記第1文字情報格納枠の左辺の内部余白の右端に位置するように前記第2文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、
前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項8において、
前記文字情報格納枠は、文字情報を縦書きの文字列からなる書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、
前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち、隣接する一方の第1文字情報格納枠の文字列方向の長さが、当該第1文字情報格納枠と隣接する他方の第2文字情報格納枠の文字列方向の長さよりも大きいときは、前記第2文字情報格納枠の内部余白のうち、前記第1文字情報格納枠に接する側の内部余白サイズをゼロ又はほぼゼロとし、前記第2文字情報格納枠の前記第1文字情報格納枠に接する側の辺が前記第1文字情報格納枠の前記第2文字情報格納枠に接する側の内部余白の文字列側の端部に位置するように前記第2文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、
前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項8において、
前記文字情報格納枠は、文字情報を縦書きの書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、
前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち第1文字情報格納枠の高さが、前記複数の文字情報格納枠のうち第2文字情報格納枠の高さよりも小さいときは、前記第1文字情報格納枠の左辺の内部余白サイズをゼロ又はほぼゼロとし、前記第1文字情報格納枠の左辺が前記第2文字情報格納枠の右辺の内部余白の左端に位置するように前記第1文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、
前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項8において、
前記文字情報格納枠は、文字情報を縦書きの文字列からなる書式で格納する矩形状の情報格納枠であり、
前記余白調整手段は、前記複数の文字情報格納枠のうち、隣接する一方の第1文字情報格納枠の文字列方向の長さが、当該第1文字情報格納枠と隣接する他方の第2文字情報格納枠の文字列方向の長さよりも小さいときは、前記第1文字情報格納枠の内部余白のうち、前記第2文字情報格納枠に接する側の内部余白サイズをゼロ又はほぼゼロとし、前記第1文字情報格納枠の前記第2文字情報格納枠に接する側の辺が前記第2文字情報格納枠の前記第1文字情報格納枠に接する側の内部余白の文字列側の端部に位置するように前記第1文字情報格納枠の配置位置を調整するようになっており、
前記文字情報分割格納手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記第1文字情報格納枠に格納し、前記第1文字情報格納枠に格納した掲載情報の続きを前記第2文字情報格納枠に格納するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項5乃至16のいずれかにおいて、
さらに、前記文字情報格納枠分割手段で分割した複数の文字情報格納枠を結合してなる結合領域の外周辺を判定する外周辺判定手段と、前記外周辺判定手段の判定結果に基づいて前記結合領域の外周辺を描画する外周辺描画手段とを備えることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項17において、
前記外周辺判定手段は、前記文字情報格納枠の外周辺のうち他の文字情報格納枠とその全部が重なり合っている辺については、その辺を前記結合領域の外周辺を形成する辺の候補から除外し、前記文字情報格納枠の外周辺のうち他の文字情報格納枠とその一部が重なり合っている辺については、その辺のうち該当部分を前記結合領域の外周辺を形成する辺の候補から除外し、前記文字情報格納枠の外周辺のうち他の文字情報格納枠と重なり合っていない辺については、その辺を前記結合領域の外周辺を形成する辺の候補とし、前記結合領域を構成する文字情報格納枠のすべての外周辺について求めた前記辺の候補に基づいて前記結合領域の外周辺を判定するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至18のいずれかにおいて、
さらに、ユーザに関するユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶手段を備え、
前記掲載情報選択手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記複数の掲載情報のなかから前記掲載情報を選択するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至18のいずれかにおいて、
ユーザに関するユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段を備え、
前記掲載情報選択手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記複数の掲載情報のなかから前記掲載情報を選択するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至18のいずれかにおいて、
さらに、ユーザに関するユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶手段を備え、
前記レイアウト手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至18のいずれかにおいて、
ユーザに関するユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段を備え、
前記レイアウト手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項1又は2に記載のレイアウトシステムにおける前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保するための余白が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記文字情報を、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に連続して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が同一又はほぼ同一となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整するようになっていることを特徴とするレイアウトプログラム。 - 請求項1又は2に記載のレイアウトシステムにおける前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保する余白が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記文字情報を、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に連続して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の行間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が所定の範囲内となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整するようになっていることを特徴とするレイアウトプログラム。 - 文字情報をレイアウトするレイアウトステップを含み、前記レイアウトステップは、所定のレイアウト領域に配置された文字情報格納枠に前記文字情報を格納することによりレイアウトを行う方法であって、
前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保するための余白が設定可能であり、
前記レイアウトステップは、前記文字情報を、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に連続して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が同一又はほぼ同一となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整することを特徴とするレイアウト方法。 - 文字情報をレイアウトするレイアウトステップを含み、前記レイアウトステップは、所定のレイアウト領域に配置された文字情報格納枠に前記文字情報を格納することによりレイアウトを行う方法であって、
前記文字情報格納枠は、他の情報格納枠との間隔を確保する余白が設定可能であり、
前記レイアウトステップは、前記文字情報を、近接させて配置した複数の文字情報格納枠に連続して格納する場合に、前記複数の文字情報格納枠のうち近接部分で行が連続するもの同士の行間隔及び前記各文字情報格納枠内の行間隔が所定の範囲内となるように、前記複数の文字情報格納枠のうちいずれかの余白サイズ及び配置位置を調整することを特徴とするレイアウト方法。
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