JP2004294952A - 電極部材及び現像ローラ支持部材 - Google Patents

電極部材及び現像ローラ支持部材 Download PDF

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Abstract

【目的】画像形成装置に用いられる接続用電極において、機能部分に悪影響を及ぼすことなく接点部毎に位置決め固定することを可能せしめることにより各々の接点における電気的接続の信頼性を向上させることができる電極部材を提供すること。
【構成】電子写真画像形成装置に用いられる、画像形成装置の電源装置と現像ローラの長手方向に沿った導体を電気的に接続する電極部材において、電源装置と接続するための第1の接点部と、現像ローラの長手方向に沿った導体と接続する第2の接点部と、前記第1の接点部及び第2の接点部の各々を位置決め固定する第1の位置決め固定部及び第2の位置決め固定部を有し、前記第1の位置決め固定部と第2の位置決め固定部の間に、変形を吸収するための弾性部を有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体にトナー画像を形成する電子写真画像形成装置又は前記電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジに関するものである。
【0002】
ここで、電子写真画像形成装置としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)及び電子写真ファクシミリ装置等が含まれる。
【0003】
又、プロセスカートリッジとは、少なくとも帯電部材、現像部材及びクリーニング部材の何れか1つと、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
【0004】
【従来の技術】
従来、電子写真画像形成装置には次のような画像形成プロセス、構成を持つものがある。
【0005】
先ず、電子写真感光体表面を帯電ローラにより一様に帯電させ、帯電させた電子写真感光体表面にレーザー光を照射して静電潜像を形成する。次に、現像装置により電子写真感光体表面にトナーを供給して前記静電潜像をトナー像に現像し、そのトナー像を転写手段により記録紙上に転写する。最後に定着手段により記録紙にトナー像を定着させ排出する。
【0006】
一方、トナー像が記録紙に転写した後の電子写真感光体表面の部分は残留トナーがクリーニング手段により除去されて次のサイクルへの準備がなされる。そして、これらが繰り返されて画像形成がなされる。
【0007】
又、このような画像形成装置に用いられる現像装置の構成として以下のようなものがある。即ち、トナーを電子写真感光体上に形成された静電潜像に供給する現像部材としての現像ローラ、前記現像ローラ上に担持されるトナーの層厚規制部材である現像ブレード等の現像手段、現像剤収納部であり、現像剤送り部材等が取り付けられる現像剤収納容器を有し、前記現像ローラに現像バイアスを印加することで現像を行う。
【0008】
又、従来、現像装置内に残留するトナーの残量を検出する手段を有しているものがあり、その構成として現像枠体内にコンデンサを形成する第1導電部及び第2導電部を備えた現像剤量検出用の電極(以下、「検出用電極」と呼ぶ)を配置し、第1導電部と第2導電部間に電圧を印加して、現像剤量の変化を、第1導電部及び第2導電部間に発生する静電容量の変化として検知するものが提案されている(特開2000−250380参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成においては、帯電ローラや現像ローラ、検出用電極等に電圧を印加したり、検知信号を出力したりするために、電源回路や検出回路と電気的に接続する必要がある。このため、画像形成装置の構成により、接続用の電極(以下、「接続用電極」と呼ぶ)が設けられる。これらの接続用電極は複数の接点部を有する。例えば、検出用電極と検出回路を接続する接続用電極は、この接続用電極が検出用電極と接続するための接点部と検出回路と接続するための接点部を少なくとも有している。そして、これら接続用電極にはSUS等の金属の薄い板材で形成され、そのバネ製により相手側の接点部に当接して電気的に接続するものがあり、これら接続用電極は枠体等に通常、部品毎に位置決め固定される。
【0010】
このような接続電極において、各々の接点における電気的接続の信頼性を向上させるためには、接点部毎に位置決め及び固定を行うことが望ましい。
【0011】
しかし、そのように構成すると公差等により位置決め固定部間に位置ズレが起こった場合、電極部材の変形が起こる。この変形が接点部に悪影響を及ぼしたり、又、電極部材を再利用することができなくなってしまう恐れも出てくる。
【0012】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、画像形成装置に用いられる接続用電極において、機能部分に悪影響を及ぼすことなく接点部毎に位置決め固定することを可能せしめることにより各々の接点における電気的接続の信頼性を向上させることができる電極部材及び現像ローラ支持部材を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る電極部材及び現像ローラ支持部材にて達成される。
【0014】
電子写真画像形成装置に用いられる、複数の接点部を有する電極部材において、前記複数の接点部のうち少なくとも2つの接点部を位置決めする位置決め固定部をそれぞれ有しており、前記それぞれ設けられた位置決め固定部の間に、変形を吸収するための弾性部を有することを特徴とする電極部材。
【0015】
電子写真画像形成装置に用いられる、画像形成装置の電源装置と現像ローラの長手方向に沿った導体を電気的に接続する電極部材において、電源装置と接続するための第1の接点部と、現像ローラの長手方向に沿った導体と接続する第2の接点部と、前記第1の接点部及び第2の接点部の各々を位置決め固定する第1の位置決め固定部及び第2の位置決め固定部を有し、前記第1の位置決め固定部と第2の位置決め固定部の間に、変形を吸収するための弾性部を有することを特徴とする電極部材。
【0016】
電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像するための現像ローラに現像バイアスを印加するため画像形成装置の電源装置と現像ローラを電気的に接続する電極部材において、電源装置と接続するための第1の接点部と、現像ローラの長手方向に沿った導体と接続する第2の接点部と、現像ローラと接続する第3の接点部と、前記第1の接点部及び第2の接点部の各々を位置決め固定する第1の位置決め固定部及び第2の位置決め固定部を有し、前記第1の位置決め固定部と第2の位置決め固定部の間に、変形を吸収するための弾性部を有することを特徴とする電極部材。
【0017】
電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像するための現像ローラを回転支持する現像ローラ支持部材において、電源装置と接続するための第1の接点部と、現像ローラの長手方向に沿った導体と接続する第2の接点部と、現像ローラと接続する第3の接点部と、前記第1の接点部及び第2の接点部の各々を位置決め固定する第1の位置決め固定部及び第2の位置決め固定部と、前記第1の位置決め固定部と第2の位置決め固定部の間に変形を吸収するための弾性部を有し、現像バイアスを印加するため画像形成装置の電源装置と現像ローラを電気的に接続する電極部材を有することを特徴とする現像ローラ支持部材。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照してこの発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0019】
<実施の形態1>
以下、本発明に係るプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0020】
先ず、本発明に従って構成されるプロセスカートリッジ及びこれを装着可能な電子写真画像形成装置の一実施形態について図1及び図2を参照して説明する。本実施の形態において、電子写真画像形成装置は、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体に画像を形成するレーザービームプリンタAとされる。図1にレーザービームプリンタAの概略断面を示す。又、図2は本実施の形態に係るプロセスカートリッジBの概略縦断面を示す。
【0021】
レーザービームプリンタAは、ドラム形状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム7を有する。感光体ドラム7の表面には静電潜像形成手段によって静電潜像が形成される。即ち、感光体ドラム7の表面は、帯電部材である帯電ローラ8によって帯電され、次いで、光学手段1から画像情報に応じたレーザー光を照射することによって、感光体ドラム7に画像情報に応じた潜像が形成される。この静電潜像は、現像手段9によって現像されてトナー像とされる。
【0022】
つまり、本実施の形態によれば、現像手段9として、現像部材としての現像ローラ9aと、現像ローラ9a上に担持する現像剤の層厚を規制する現像ブレード9dを有する。現像室11に隣接して形成された現像剤収納部としての現像剤収納容器12内の現像剤を現像剤送り部材9bの回転によって、現像室11の現像ローラ9aへと送り出す。現像室11には、現像ローラ9aの近傍に現像剤撹拌部材9eを備えており、現像室11内の現像剤を循環させる。
【0023】
又、現像ローラ9aは、固定磁石9cを内蔵している。そして、現像ローラ9aを回転することによって現像剤は搬送される。この際、現像ブレード9dにて摩擦帯電電荷が付与されると共に所定厚の現像剤層とされ、現像剤は感光体ドラム7の現像領域へと供給される。この現像領域へと供給された現像剤は、前記感光体ドラム7上の潜像へと転移されてトナー像を形成する。現像ローラ9aは、現像バイアス回路に接続されており、通常、交流電圧に直流電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加される。本実施の形態では、現像剤として磁性現像剤を用いる。
【0024】
一方、トナー像の形成と同期して給紙カセット3aにセットした記録媒体(例えば紙、或はOHPシート等)2をピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c及びレジストローラ対3eで転写位置へと搬送する。転写位置には、転写手段としての転写ローラ4が配置されており、電圧を印加することによって、感光体ドラム7上のトナー像を記録媒体2に転写する。
【0025】
トナー像の転写を受けた記録媒体2は、定着手段5へと搬送される。定着手段5は、駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵した定着ローラ5bを備えている。そして、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を記録媒体2上に定着する。
【0026】
記録媒体2は、排出ローラ対3g,3hで搬送し、排出トレイ6へと排出される。この排出トレイ6は、レーザービームプリンタAの装置本体14の上面に設けられている。
【0027】
転写ローラ4によってトナー像を記録媒体2に転写した後の感光体ドラム7は、クリーニング手段10によって感光体ドラム7上に残留した現像剤を除去される。その後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニング手段10は、感光体ドラム7に当接して設けられた弾性クリーニングブレード(クリーニング部材)10aによって感光体ドラム7上の残留現像剤を掻き落として廃現像剤溜め10bへと集める。
【0028】
本実施の形態では、図2に示すように、プロセスカートリッジBは次のような枠体構成を有する。
【0029】
即ち、現像室(第1枠体部)11と、現像剤収納容器(第2枠体部)12と、現像剤収納容器蓋(蓋)(第3枠体部)26とを溶着して一体として現像枠体17を構成している。現像剤収納容器12内には現像剤送り部材9bが設けられている。又、現像室11は、現像ローラ9a及び現像ブレード9d等の現像手段を保持している。更に、この現像枠体17に、感光体ドラム7、クリーニング手段10及び帯電ローラ8を取り付けたクリーニング枠体13を一体に結合することによってカートリッジ化されている。
【0030】
本実施の形態に係るプロセスカートリッジBは、現像室11内の現像剤の消費に従ってその残量を逐次検知することのできる現像剤量検出手段を有している。
【0031】
本実施の形態によれば、現像剤量検出手段は、図2に示すように、現像剤検出部38を構成する検出用電極としての板状の第1導電部39及び第2導電部40を有する。第1、第2導電部39,40は、現像ローラ9aの長手方向に沿って配置される。そして、第1導電部39に現像ローラ9aと同様の電圧を印加することで、両導電部39,40間と第2導電部40と現像ローラ9aの間に静電容量を誘起させる。この静電容量を測定することで現像剤量を検出する。
【0032】
本実施の形態にて用いる磁性現像剤は、現像ローラ9aに内包された固定磁石9cの磁力で現像ローラ9a表面に引き寄せられる。この現像剤は、現像ローラ9aの回転時に現像ブレード9dによって掻き取られて現像剤ローラ9a表面に均一にならされる。
【0033】
そして、第2導電部40はその先端曲部40aが現像ローラ表面に対向するように配置されている。
【0034】
又、第1、第2導電部39,40は、現像ローラ9aの表面から掻き取られた現像剤が両導電部39,40間に進入する位置に配置されている。
【0035】
現像剤の誘電率は空気より高いため、現像ローラ9aと第2導電部の間及び第1、第2導電部39,40間に現像剤があるとき静電容量は増大する。従って、現像室11内に現像剤が十分にあるときは、現像ローラ9aと第2導電部の間に常に現像剤がある状態が維持され、又、前述の掻き取られた現像剤が順次、第1、第2導電部39,40間に進入する。このため、常に大きな静電容量を出力する。又、現像室11内の現像剤が消費されるに連れて、第1、第2導電部39,40間に進入する現像剤も減少する。これにより、静電容量も減少する。即ち、本実施の形態の現像剤量検出手段は静電容量を検出することで現像剤量を逐次に検出することができる。そして、更に現像室11内の現像剤が消費されると現像ローラ9aと第2導電部の間の現像剤も減少し、この現像剤が無くなると静電容量が更に小さくなる。これにより現像剤が無くなったことを検知できる。
【0036】
次に、図3〜図10を参照して現像剤量検出手段及び現像ローラの接続態様を説明する。
【0037】
先ず、図3〜図5を参照して現像室11について説明する。
【0038】
ここで、図3は検出用電極である第1、第2導電部及びこれらと接続される第1、第2電極部材を取り付けた現像室を表す斜視図であり、図4は図3と同様の現像室を矢印X方向から見た図である。又、図5は第1、第2導電部と第1、第2電極部材を現像室に取り付けたときの互いの位置関係を表す図である。図5に関しては第1、第2導電部と第1、第2電極部材の互いの位置関係を表すため、実際は現像室に組み付けてある状態ではあるが、敢えて現像室は描かず、第1、第2導電部及び第1、第2電極部材のみの図としている。
【0039】
本実施の形態では、図3に示すように、第1導電部39及び第2導電部40は、現像室11に取り付けられる。
【0040】
第1導電部39は、図5に示すように、長手方向両端付近に位置決め穴39a,39bを有しており、これを現像室11に設けられた位置決め丸ボス11a,,11bに入れることで位置決めされビス50, 51により固定される。
【0041】
第2導電部40も同様に位置決め穴40a,40bを有しており、これを現像室11に設けられた位置決め角ボス11c,11dに入れることで位置決めされる。固定は両面テープでなされる。
【0042】
第2電極部材の一方端部53aは、図4に示すように、現像室11の側面に設けられた第2筒穴部62を通って現像室11内部に侵入し、図5に示すように、第2導電部40の端部に設けられた切り起こし部40cに挿入され確実に電気的に接続している。尚、第2筒穴部62内の第2電極部53と穴62aの間にはトナー封止のためエラストマー製のシール部材が設けられている(不図示)。第2電極部材53の現像室の外側に位置する部分はクランク形状をしており、その一部が図4のように現像室側面に設けられた溝部11eに入る。このため、第2電極部材53は、一端53aが第2筒穴部62にエラストマーのシール部材を介して入ることで固定され、一部が溝部11eに入ることで姿勢規定がなされる。そして、もう一方の端部53bは現像室11の下外側に位置する。
【0043】
又、同様に第1電極部の一方端部52aは同様に現像室側面部に設けられた第1筒穴部61を通って現像室11内部に侵入し、第1導電部39の端部に設けられた切り起こし部39cに挿入されて確実に電気的に接続している。
【0044】
尚、やはり同様に筒内の第1電極部52と穴部61aの間にはトナー封止のため、エラストマー製のシール部材が設けられている。第1電極部52の現像室に対して外側の部分はコの字形状をしており、その一部が現像室に設けられた突き当て部11fに突き当たて可能になっている。このため、第1電極部52は一端52aが第1筒穴部61に入ることで固定され、一部が突き当て部11fに突き当てることで姿勢規定がなされる。そして、もう一方の端部52bは現像室の第3筒穴部63に入る。このとき、第1電極部52は端部52が第3筒穴部63内で動き得る範囲内で突き当て部11fから離すことも可能であるが、後述する接続電極と当接されると、突き当て部11fに突き当たる向きに力を加えられ突き当たり、姿勢が決まる。このとき、第1・2導電部、第1・2電極部、現像室は図5のような位置関係で組み付けられている。
【0045】
次に、現像ローラを回転支持し、且つ、現像ローラ、検出用電極と電源を電気的に接続するためのホルダユニットについて図6及び図7を用いて説明する。
【0046】
ここで、図6はホルダユニットの構成を説明する図であり、図7は組み上げられた状態のホルダユニットを説明する図である。
【0047】
先ず、ホルダユニットは、図6に示すように、ホルダ71、接続電極部材72、現像ローラ軸受け部材73により構成されている。
【0048】
ここで、接続電極部材72は現像室に取り付けられた第1電極部52との第1接点部72a、本体電極との第2接点部72b、現像ローラ電極バネとの第3接点部72cの3つの接点部を有しており、第1電極部との第1接点部72aと本体電極との第2接点部72b近傍に固定穴72d,72eが設けられている。
【0049】
そして、この固定穴72d,72eをホルダ71に設けられた位置決めボス71a,71bに挿入することで接続電極部材72はホルダ71に対して位置決め固定される。固定穴72eには切り起こし部が設けられている。これは固定に使われる。
【0050】
固定穴72dには切り起こしはないが、第1接点部72aにはこの接続電極部材72をホルダ71に押し付ける方向に第1電極部52から力が掛かるために固定される。即ち、2箇所で位置決め固定している。
【0051】
ここで、両接点部72a,72b近傍にて接続電極部材72を固定しているが、この接続電極部材には弾性部72fが設けられているため、仮に公差等で両固定部間に位置ズレが発生しても、この弾性部72fが変形することで吸収できる。そのため、現像ローラ電極バネ82との第3接点部72cの形状を変形させたり位置精度を狂わせたりするような悪影響を及ぼすことなく、第1、第2接点部72a,72bを固定することができる。
【0052】
そして、接続電極部材72をホルダ71に取り付けた後、現像ローラ軸受け部材73をホルダの筒部71cに挿入するとホルダユニット70が組み上がる。この際、現像ローラ軸受け部材73は突起73aをホルダの筒部71cに設けられた溝部71dに挿入することでホルダに対する姿勢が規定される。
【0053】
前記現像室11に現像剤収納容器12、蓋26を溶着した現像枠体17に、前記ホルダユニット70を取り付けることで現像ローラ9aを組み込んだ時の現像ローラ、検出用電極の接続について図8〜図10を用いて説明する。
【0054】
図8は現像枠体17への現像ローラ9a及びホルダユニット70の組み込みを説明する図である。又、図9はホルダユニットを現像枠体に組み込むときの接続電極部材の第1接点部72aと第1電極部材52の接触の様子を示した図である。そして、図10は現像ローラ及びホルダユニットを現像枠体に取り付けたものを下側から見た説明図である。
【0055】
ホルダユニット70を現像枠体17に、位置決め丸ボス71e,71fをそれぞれ位置決め筒穴11g,11hに挿入するように、組み付けると現像ローラ軸受け部材73が現像ローラ9aのフランジ81を回転支持し、接続電極部材の接点部72aが第1電極部材52に接触する。そして、現像ローラの電極バネ82が接続電極部材の第3接点部72cに当接し電気的接続がなされる。又、ホルダの受け穴部71gには第2電極部の端部53bが挿入される。
【0056】
このとき、図9(a),(b)に示すように、接続電極部材の第1接点部72aには第1電極部材52により矢印Y方向に力が掛かるが、位置決め丸ボス71aで固定しているため、力に負けて逃げてしまうことがなく、又、位置決めもなされているために確実に電気的接続がなされる。
【0057】
又、同時に本体電極との第2接点部72bも位置決め固定されているため、ホルダ71に対して所定の位置に確実に接点を位置させることができ、このプロセスカートリッジBを画像形成装置本体Aに装着したときには確実に本体電極(不図示)と電気的に接続させられる。又、このとき、弾性部72fにより接続電極部材の第3接点部72cには2箇所で位置決め固定した影響による変形が起こらず、良好に現像ローラ電極バネ82との接触がなされる。
【0058】
上記のようにして現像枠体17にホルダユニット70を組み付けると、図10に示すように、第2電極の端部53bと接続電極部材の第2接点部72bがホルダユニット70の下側に露出する。
【0059】
これら第2電極の端部53bと接続電極部材の第2接点部72bはプロセスカートリッジBを装置本体Aに装着した際に、それぞれ不図示の装置本体側接点(本体カートリッジ接点)と電気的に接続する。
【0060】
そして、装置本体Aに設けられた接点から上記接続電極部材72を介して現像ローラ9a及び第1導電部39に電圧(バイアス)が印加される。
【0061】
又、一方、第2電極53を介して第1、第2導電部39,40の間及び現像ローラ9aと第2導電部40の間の静電容量に従った信号が装置本体Aに出力される。
【0062】
そして、装置本体Aにおいて、装置本体A或は装置本体Aと通信可能に接続されたコンピュータ等の外部機器のディスプレイ画面に前記信号に応じて現像剤の残量を逐次に表示させる。
【0063】
而して、本実施の形態によれば、上述のように接続電極部材の第1接点部及び第2接点部の両方を位置決め固定しているため、これら接点部の信頼性を向上させられる。そして、上記位置決め固定部の間に位置ズレを吸収する弾性部を設けたことにより他の部分、例えば現像ローラとの第3接点部等を変形させることもない。
【0064】
以上のように、本実施の形態によれば、電子写真画像形成装置に用いられる複数の接点部を有する電極部材において他の機能部分に悪影響を与えることなく接点部をそれぞれ位置決め固定することができ、これによって接点部の信頼性を向上させることができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電極部材の接点部毎の位置決め及び固定が可能となるため、電子写真画像形成装置内の電気的接続を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置を示す模式断面図である。
【図2】本発明に係るプロセスカートリッジを示す模式断面図である。
【図3】本発明の実施の形態において第1、第2導電部及びこれらと接続される第1、第2電極部材を取り付けた現像室を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態において第1、第2導電部及びこれらと接続される第1、第2電極部材を取り付けた現像室を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態において第1、第2導電部と第1、第2電極部材を現像室に取り付けたときの互いの位置関係を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるホルダユニット構成を説明する図である。
【図7】本発明の実施の形態において組み上げられた状態のホルダユニットを説明する図である。
【図8】本発明の実施の形態における現像枠体への現像ローラ及びホルダユニットの組み込みを説明する図である。
【図9】本発明の実施の形態においてホルダユニットを現像枠体に組み込むときの接続電極部材の第1接点部と第1電極部材の接触の様子を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態において現像ローラ及びホルダユニットを現像枠体に取り付けた状態の説明図である。
【符号の説明】
A 画像形成装置
B プロセスカートリッジ
1 スキャナ
2 記録紙
3 給紙手段
4 転写ローラ
5 定着器
7 感光ドラム
8 帯電手段
9 現像手段
10 クリーニング手段
11 現像室
12 現像剤収納容器
26 現像剤収納器蓋
38 現像剤検出部
39 第1導電部
40 第2導電部
50,51 ビス
52 第1電極部材
53 第2電極部材
61 第1筒穴部
62 第2筒穴部
63 第3筒穴部
70 ホルダユニット
71 ホルダ
72 接続電極部材
73 現像ローラ軸受け部材
81 フランジ
82 現像ローラ電極バネ

Claims (4)

  1. 電子写真画像形成装置に用いられる、複数の接点部を有する電極部材において、
    前記複数の接点部のうち少なくとも2つの接点部を位置決めする位置決め固定部をそれぞれ有しており、前記それぞれ設けられた位置決め固定部の間に変形を吸収するための弾性部を有することを特徴とする電極部材。
  2. 電子写真画像形成装置に用いられる、画像形成装置の電源装置と現像ローラの長手方向に沿った導体を電気的に接続する電極部材において、
    電源装置と接続するための第1の接点部と、
    現像ローラの長手方向に沿った導体と接続する第2の接点部と、
    前記第1の接点部及び第2の接点部の各々を位置決め固定する第1の位置決め固定部及び第2の位置決め固定部を有し、
    前記第1の位置決め固定部と第2の位置決め固定部の間に、変形を吸収するための弾性部を有することを特徴とする電極部材。
  3. 電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像するための現像ローラに現像バイアスを印加するために画像形成装置の電源装置と現像ローラを電気的に接続する電極部材において、
    電源装置と接続するための第1の接点部と、
    現像ローラの長手方向に沿った導体と接続する第2の接点部と、
    現像ローラと接続する第3の接点部と、
    前記第1の接点部及び第2の接点部の各々を位置決め固定する第1の位置決め固定部及び第2の位置決め固定部を有し、
    前記第1の位置決め固定部と第2の位置決め固定部の間に、変形を吸収するための弾性部を有することを特徴とする電極部材。
  4. 電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像するための現像ローラを回転支持する現像ローラ支持部材において、
    電源装置と接続するための第1の接点部と、
    現像ローラの長手方向に沿った導体と接続する第2の接点部と、
    現像ローラと接続する第3の接点部と、
    前記第1の接点部及び第2の接点部の各々を位置決め固定する第1の位置決め固定部および第2の位置決め固定部と、
    前記第1の位置決め固定部と第2の位置決め固定部の間に、変形を吸収するための弾性部を有し、現像バイアスを印加するため画像形成装置の電源装置と現像ローラを電気的に接続する電極部材を有することを特徴とする現像ローラ支持部材。
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