JP2004291307A - 逆流防止弁の製造方法及び逆流防止弁 - Google Patents

逆流防止弁の製造方法及び逆流防止弁 Download PDF

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JP2004291307A
JP2004291307A JP2003084736A JP2003084736A JP2004291307A JP 2004291307 A JP2004291307 A JP 2004291307A JP 2003084736 A JP2003084736 A JP 2003084736A JP 2003084736 A JP2003084736 A JP 2003084736A JP 2004291307 A JP2004291307 A JP 2004291307A
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Hiroto Asai
洋人 麻井
Yukio Suzuki
幸雄 鈴木
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SUZUKI SEIKO KK
Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Abstract

【課題】弁体の外径と弁孔の内径差をできるだけ大きくできる逆流防止弁の製造方法を提供すると共に、種々の内容物を収納したチューブ容器内へのエアーバックを確実に防止でき、特に低粘度の内容物に対応できる弁機能の向上を図った、逆流防止弁を提供する。
【解決手段】成形金型においてコアピンに対する弁体8の傾き角度を大きくしないで、柱栓体3の底部6に形成され、弁孔7を開閉自在にする弁体8の外径寸法Aを、弁孔7の内径寸法Bより、少なくとも0.3mm以上大きく構成したことを特徴とする逆流防止弁である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は逆流防止弁の製造方法及び逆流防止弁に関し、さらに詳しくは、弁体と中栓体とが一体成形にて製造される逆流防止弁において、低粘土の内容物に対しても逆流防止効果がある逆流防止弁の製造方法及び逆流防止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、押出しチューブには、チューブ胴部の復元力により空気を吸い込むというエアーバック現象があり、このため吸い込まれた空気により内容物に変質が生じたり、内容物が固化する場合がある。そこで、押出しチューブ口部に逆流防止弁を嵌合した、エアーバックを防止するための逆流防止弁付きチューブが使用されている。このような逆止弁付きチューブは、チューブの弁体の外径寸法を、弁孔の内径寸法より大きく形成して、弁体を底部の弁座上面に重ねるように当接させることができ、かつ弁体と中栓体とが一体成形で造られている。そして、このような逆流防止弁が冠着されたチューブ容器内に、内容物が充填された場合、チューブ容器の胴部を押圧すると、内容物は弁孔から押出されて弁体を押し上げて外に吐出される。そして、胴部の押圧を止めると、チューブ容器胴部の復元力により、逆流防止弁内の内容物は、チューブ容器内に戻されると共に、空気を吸い込もうとするが、それと同時に弁体も引き戻され、弁体は弁孔を閉鎖する。これによりチューブ容器内へのエアーバックが防止される。このような従来の逆流防止弁としては、図5に示すようなものがある。図5において、50は逆流防止弁であり、この逆流防止弁50の構成は、チューブ容器の口部の上端に冠着させるためのフランジ部51、このフランジ部51の下側に形成され、かつチューブ容器の口部内に延びる中栓体52、この中栓体52の下端に設けられ、半径方向の中心に向って突出する底部53、さらに底部53に形成された弁孔54及びこの弁孔54を閉鎖するように底部53の内周上端近辺から延びる弁体55で構成され、この弁体55と底部53とは幅の狭い連結部56によって一体的に連結されていた。
【0003】
そして、従来の逆流防止弁50の製造方法は、図7に示すようにキャビティ60、プレート61、コアピン62及びキャビティ入子63とから構成される金型65を用いて、弁体55と中栓体52が一体成形にて製造されている。そして、コアピン62の下テーパー部62aとキャビティ入子63の上テーパー部63aとで挟まれた空間部64内に樹脂が流し込まれることにより、弁体55が成形される。従来、弁体55と中栓体50を一体成形にて成形する場合、弁体55の逆流防止効果を大きくするため、弁体55を弁孔54より大きく成形する必要がある。そのため、従来は図7(S)に示すように、コアピン62の底面部を一定の角度α(10〜30°)だけ傾斜して構成されていた。すなわち、弁体55の外径Xを、弁孔54の内径Yより大きく成形するために、この角度αを設けて成形していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、角度αを大きくすれば、成形後にコアピン62を上昇させて逆流防止弁50を金型60から離型する際に、弁体55の先端部がコアピン62に引っ掛かり、弁体55と底部53とを連結している細い連結部56が千切れたり、弁体55が延びたりするという問題があった。また角度αを約30°以上に大きくした場合、連結部56が同様の角度30°以上に成形され、かつ連結部の強度も高くなる。そして、この場合、成形後の弁体55が弁孔54の弁座53aに当接しなくなり、弁体55が十分に機能しないという欠点があった。そこで、角度αを小さくして弁体55を成形しなければならないという制約があるため、弁体55の外径寸法と弁孔54の内径寸法との差は、図6に示すように0.1〜0.2mm(X−Y)程度だった。そのため、弁体55が多種の内容物に機能的に対応できず、特に低粘度の内容物に対してはエアーバックを確実に防止できない等、弁機能を十分に発揮できない欠点があった。
【0005】
このような従来の課題に着目してなされたもので、この発明は、角度αを大きくしないで、弁体の外径と弁孔の内径差をできるだけ大きくできる逆流防止弁の製造方法を提供すると共に、種々の内容物を収納したチューブ容器内へのエアーバックを確実に防止でき、特に低粘度の内容物に対応できる弁機能の向上を図った、逆流防止弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、請求項1記載の発明に対応する手段は、少なくともキャビティとプレートとコアピンとからなる金型を用いて、弁体と中栓体とが一体成形にて製造される逆流防止弁の製造方法において、コアピンを第1コアピンと第2コアピンに分離し、該第1コアピンの下テーパー部と第2コアピンの上テーパー部で囲まれた空間部に樹脂を流入して弁体を成形した後、第1コアピンを上昇し、ついで第2コアピンを上昇し、弁体からコアピンを離型することを特徴とする逆流防止弁の製造方法である。
【0007】
請求項2記載の発明に対応する手段は、弁体と中栓体とが一体成形にて製造される逆流防止弁であって、中栓体の底部に形成され、弁孔を開閉自在にする弁体の外径寸法Aを、弁孔の内径寸法Bより、少なくとも0.3mm(A−B≧0.3mm)以上大きく構成したことを特徴とする逆流防止弁である。
【0008】
請求項3記載の発明に対応する手段は、上記した逆流防止弁を、チューブ容器の口部に嵌着したことを特徴とする逆流防止弁付きチューブ容器である。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明に係る逆流防止弁を示す図面である。1は逆流防止弁であり、図4に示すようにチューブ容器10の口部11に冠着させるためのフランジ部2が形成されると共に、このフランジ部2の下側には、チューブ容器10の口部11内に延びる中栓体3が形成されており、中栓体3はその下端に半径方向の中心に向って突出する底部6が形成されている。そして、この底部6の中心には、弁孔7が形成されている。また、底部6の内周上端近辺から弁体8が延びており、この弁体8と底部6とは幅の狭い連結部9によって一体的に連結され、弁体8は底部6の上端面に水平に形成された弁座6aに当接している。なお、本発明に係る逆流防止弁は、図4に示す以外に、ロングノズル、ショルダーノズル、ヒンジキャップ等に適用できることはいうまでもない。
【0010】
次に、図3に基づいて、本発明の製造方法について説明する。図3(a)〜(c)は、本発明に係る弁体8及び中栓体3を一体成形する場合の金型を示す図面である。弁体8と中栓体3とは金型30にて一体成形で造られる。金型30は、キャビティ31、プレート32、キャビティ入子33、第1コアピン34及び第2コアピン35とから構成されている。図3(a)は金型30内に樹脂を充填する前の状態を示す図面である。本発明に係る逆流防止弁の製造方法における金型30の特徴は、コアピンが第1コアピン34と第2コアピン35とに分割されており、第1コアピン34の下テーパー部34aは、弁体8の上部を成形し、第2コアピン35の上テーパー部35aは、弁体8の下面を成形する点にある。図3(b)は、この発明に係る金型30の雌型内に樹脂を流し込んだ後冷却し、まず、第1コアピン34を上昇させ、第1コアピン34と弁体8の上側を離型し、次に図3(c)に示すように第2コアピン35を上昇させ、第2コアピン35と弁体8の下側を離型する。これにより弁体8は完全に金型30から離型される。すなわち、コアピンを2つに分割することにより、図(a)に示す角度θが1°〜30°に小さくても、弁孔の内径Bより0.3mm以上大きな弁体8を造ることができる。
【0011】
この発明に係る製造方法で成形された逆流防止弁の特徴は、図1及び図2に示すように、弁体8の外径寸法Aを、底部6の弁孔7の内径寸法Bより0.3mm以上大きく(A−B≧0.3)形成した点にある。好ましくは0.7〜0.8mmである。A−B≧0.7〜0.8mmであれば、低粘土の内容物を収納した場合でも、チューブ容器の逆止弁として十分な機能を有する。すなわち、弁体8の外径寸法Aと、弁孔Bの内径寸法Bとの寸法差は、大きければ大きい程、弁体8が弁座6a上に当接する面積が大きくなり、弁体8の機能は向上する。従来は、図7に示すように1つのコアピンからなり、金型の離型の際に、弁体が引っ掛るため、弁体の外径寸法と弁孔の内径寸法を0.1〜0.2mm以内の寸法差で逆止弁を成形していた。したがって、外径寸法と内径寸法の寸法差がないため、弁機能が不十分であった。本発明者等は、逆流防止弁を成形する金型の構造を改良することにより、弁体8の外径寸法Aを、弁孔7の内径寸法Bより0.3mm以上大きく構成することができ、かつ金型の離型の際に、弁体8の連結部9に過大な力が掛からないように工夫を施した。その結果、本発明に係る逆流防止弁1の成形が極めて容易となった。
【0012】
【発明の効果】
以上説明してきたようにこの発明によれば、成形後の金型の離型の際に、弁体の先端部がコアピンに引っ掛かり、弁体と底部とを連結している細い連結部が千切れるのを防止することができる効果を有すると共に、この逆流防止弁の製造方法によれば、弁体の外径寸法を、底部の弁孔の内径寸法より頗る大きく成形できるので、低粘土の内容物を収納するチューブ容器の逆流防止弁としても、十分な弁機能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る逆流防止弁を示す断面図。
【図2】この発明に係る逆流防止弁の弁体及び弁孔の寸法を示す平面断面図。
【図3】この発明に係る逆流防止弁の金型の成形工程を示す断面図。
【図4】この発明に係る逆流防止弁をチューブ容器に適用した状態を示す断面図。
【図5】従来の逆流防止弁を示す断面図。
【図6】従来の逆流防止弁の弁体及び弁孔の寸法を示す平面断面図。
【図7】従来の逆流防止弁の金型の成形工程を示す断面図。
【符号の説明】
1 逆流防止弁
3 中栓体
6 底部
7 弁孔
8 弁体
10 チューブ容器
11 口部
31 キャビティ
32 プレート
34 第1コアピン
34a 下テーパー部
35 第2コアピン
34a 上テーパー部
36 空間部

Claims (3)

  1. 少なくともキャビティとプレートとコアピンとからなる金型を用いて、弁体と中栓体とが一体成形にて製造される逆流防止弁の製造方法において、コアピンを第1コアピンと第2コアピンに分離し、該第1コアピンの下テーパー部と第2コアピンの上テーパー部で囲まれた空間部に樹脂を流入して弁体を成形した後、第1コアピンを上昇し、ついで第2コアピンを上昇し、弁体からコアピンを離型することを特徴とする逆流防止弁の製造方法。
  2. 弁体と中栓体とが一体成形にて製造される逆流防止弁であって、中栓体の底部に形成され、弁孔を開閉自在にする弁体の外径寸法を、弁孔の内径寸法より、少なくとも0.3mm以上大きく構成したことを特徴とする逆流防止弁。
  3. 請求項2記載の逆流防止弁を、チューブ容器の口部に嵌着したことを特徴とする逆流防止弁付きチューブ容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011255906A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Takeuchi Press Ind Co Ltd 弁付中栓体を嵌合したチューブ容器
JPWO2012011558A1 (ja) * 2010-07-23 2013-09-09 キッコーマン株式会社 逆止弁及びその製造方法、並びに、逆止弁を備える容器
JP2015137115A (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 伸晃化学株式会社 流体容器用の逆流防止弁機構

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