JP2004291203A - 工具の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加工しようとする金属を鍛造して半製品として後、これを焼鈍して硬度を低下させ、回転ドラム研磨12及びショットブラスト法により、焼鈍で生じた煤を除去した上、第一次表面加工で切削加工により平滑化する潤滑処理13、振動研磨14を施し、文字の打刻やラチェット孔加工等の機械加工15を行ってから熱処理16を加えて機械的特性を強化し、次の第二次表面処理で機械加工で生じたバリを取り除く切削加工によリ平滑化する潤滑処理17と手作業などにより二次ショットブラスト18を行い、更に第三次表面処理で微細な平滑化を達成するべく振動研磨19処理などを行って切削加工による平滑化で生じた線を除去して、最後に一層以上の鍍金層を電気めっき20によって設け、さび防止と共に表面を更に平滑なものとする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は工具の製造方法に係り、特に金属工具表面及び角の平滑度と光沢を高め、且つ工具中の窪んだ個所と外側に突起している表面との色調を一致させる効果を提供する製造方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】
まず公知におけるスパナの構造及び製造法において説明すると、図4に示す工程により、鍛造後の半製品に対して直接表面処理を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上述のような公知の方法によると、鍛造時に硬度が高められていることより、表面処理がし難いといった欠点がある。
また、公知における表面処理では、処理後にブラスト処理を行ってから、文字打ちや柄の部分の凹の字型に窪んだ個所を形成する機械加工を施し、最後に平滑化処理を施してから電気めっきで鍍金層を形成することで、錆び防止としているが、図5に示すように、このように直接平滑化処理を行った場合、電気めっきのプロセスにおいて、角の部分に粗い面(図5中の1)ができやすく、凸字体の角などにも粗い面がよく見られ(図5中の2)、外観の美しさを損なうといった問題もある。
更に、電気めっきを施すと、窪んだ部分と外側に突出している表面との色調が異なりやすく、全体的な色調のバランスが悪くなり易い。
以上の欠点に鑑み、製造が容易、且つ完成した工具の外観を更に美しいものとするべく、本発明の工具の製造方法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
加工しようとする金属が鍛造されて半製品となったら、これを焼鈍して硬度を低下させ、ドラム研磨及びショットブラスト法により、焼鈍で生じた煤を除去した上、第一次表面加工として表面に予備的な処理を施し、機械により表面の加工を行ってから熱処理を加えて構造性を強化し、次の第二次表面処理では機械加工で生じたバリを取り除き、更に第三次表面処理では細かな部分の平滑を達成するべく研磨処理などを行って平滑化処理で生じた線を振動研磨で除去したら、最後に一層以上の鍍金層を電気めっき法によって設け、さび防止と同時に、表面を更に平滑なものとする。
【0005】
【発明実施の形態】
図1に示すように、本発明の製造法は、被加工材料に対して以下のプロセスで行われる。
10 鍛造:加工しようとする金属を鍛造により半製品とする。
11 なまし(焼鈍):熱処置によって加工しようとする金属の硬度を低下させ、
後続の表面処理加工を行いやすくする。
12 ドラム研磨:回転ドラム内に砥粒を入れ、回転させることで研磨する。これは主に熱処理に伴う煤を除去する目的で行われるのであるが、この工程はショットブラストによって行われてもよい。しかし、ショットブラストによっては小さなスポットができることから、実施例中では回転ドラムによって行うこととする。
第一次表面加工:切削加工による平滑化13及び振動研磨14を行うことで表面処理し、ショットブラスト処理時にできた凹凸を平滑にする。
機械加工:半製品となった金属ブランクを、プレス成型によって文字や番号を圧刻し、
これと同時に柄の部分を内側に窪め、略凹字型断面となるよう加工したり、ラチェットの孔を穿設するなど、機械加工15を行う。
16 熱処理:完成品となる前に、熱処理により、硬度を上げる。
第二次表面処理:主に切削加工による平滑化17を行う。機械加工によってできたバリなどの処理や熱処理により生じた煤の除去を行う。
第三次表面処理:主に手作業或いは機械によって二次ショットブラスト18を行う。
小面積部分(文字の部分や角の部分)に対して電気めっきを施す。
19 振動研磨:振動研磨とは、化学薬品及び砥粒を利用し、平滑化切削加工によって生じた余分な線や表面の僅かな窪みを処理し、完全な製品とする。
20 電気めっき:電気めっきを施すことで、主に金属の表面にさびが生じるのを防止するが、製品に必要な光沢などの条件によって、その回数が決められる。
【0006】
【発明の効果】
本発明によると、焼鈍工程で表面の硬度を低下させたことで、後続の加工が行い易くなったと同時に、三度に分けて表面処理を行うことにより、機械加工で生じたバリ、ならびに熱処理により生じた煤が第一次及び第二次の表面処理で除去されているため、第三次表面処理によって、文字部や角部などがより平滑になり、且つ窪んだ個所と表面とを均等な色調とすることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における製造工程のフローチャートである。
【図2】本発明により完成したスパナの外観図である。
【図3】本発明により完成したスパナのもう一つの外観図である。
【図4】公知の技術による製造工程のフローチャートである。
【図5】公知の技術により製造されたスパナの外観図である。
【符号の説明】
1,2 粗い面
10 鍛造
11 焼鈍(焼き戻し)
12 ドラム
13 切削加工による大まかな平滑化
14 粗い振動研磨
15 機械加工
16 熱処理
17 切削加工による細かな平滑化
18 手作業或いは機械による第二次ショットブラスト
19 振動研磨
20 電気めっき
Claims (2)
- 加工しようとする金属を鍛造して半製品とし、焼鈍プロセスを経て硬度を低下させ、熱処理の際に生じた煤を回転ドラム研磨により除去した、半製品に対して行う工具の製造方法において、
第一次表面加工では、表面に予備的平滑化表面処理を行ってから、プレス成形、穴あけなどの機械加工を行い、機械加工の後には熱処理を行って機械的特性を強化し、
第二次表面処理では、該機械加工によって生じたバリ取りを行う全体の表面処理とし、
第三次表面処理では、部分的平滑化を行うべく、ショットブラストによる平滑化表面処理の後に振動研磨を行い、切削による平滑化処理過程で生じた線を除去し、
最後に、さび防止効果を提供するべく一回以上の電気めっきによって鍍金層を設け、且つ表面を平滑にする、
ことを特徴とする工具の製造方法。 - 該製造方法中、該回転ドラムを使用する工程を、ショットブラストによって行うことで代替とすることを特徴とする請求項1記載の工具の製造方法。
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