JPH0399789A - 鍛造型で鍛造される工作物の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、素材が鍛造（鍛造は型押し加工も含む）後に
ばり取りされかつ少なくとも工作物の礪能にとって重要
な面の加工及び組織変化のための熱処理を受ける、鍛造
型で鍛造される工作物、なるべく手工具、の製造方法に
関する。

〔従来の技術〕

公知の、鍛造型で鍛造される工作物の製造方法では、例
えば薄板用鋼片からの切り取り片の切り離しにより又は
金属板からの打ち抜きにより、先ず第一に素材が製造さ
れる。この素材は引き続いて鍛造型で鍛造され、その際
、必然的に鍛造型の下部と上部との間の分雛面にばりが
生ずる。鍛造素材に存在するこの２ばりは、引き続いて
プレスの切断工具によって除去され、そ（２） の後、鍛造素材は熱処理、例えば焼きならし又は焼きな
まし、を受けかつ砂吹きつけされる。

鍛造型に生じた２ばりを切断工具によって完全には除去
できないから、引き続いて帯状ばりが特別の研削機で研
削されてから、工作物のｔ３能にとって重要な面、例え
ば手工具のスパナ面、が切削加工、なるべくフライス削
り又はブローチ削りにより作り出される。この加工過程
に、焼き入れ又は焼き戻しのための更なる熱処理及びこ
の場合にひずむ工作物のくせとり過程が続く。

このくせとりにも拘らず工作物は機能面を、なるべくフ
ライス削り、ブローチ削り又は研削により後加工されな
ければならず、その扱に、この工作物は新たな砂吹きつ
け後にクロムめっき又は比較の対象になり得る表面処理
により完成される。

上述の説明から分かるように、鍛造型で鍛造された素材
を杜上げ加工するために多数の異なる工程が必要である
。

〔発明が解決しようとする課題〕 （３） 本発明の基礎になっている課題は、冒頭に述べた、鍛造
型で鍛造される工作物の製造方法を改善して、いくつか
の加工過程の省略のもとに一層迅速なかつ一層コスト的
に有利な工作物の製造が可能であるようにすることであ
る。

〔課題を解決するための手段〕

この課題は本発明によれば、鍛造された工作物素材の２
ばり取りをするために、軌道制御されたレーザが使用さ
れることによって解決される。

本発明による方法では、工作物素材のばり取りが、軌道
制御されたレーザによって行なわれるので、従来プレス
におりる２ばり取りのために使用された切断工具が省略
できる。この種の切断工具は製造上高価でありかつ軌道
制御されたレーザと異なり永続的な摩耗を受けるだけで
はなく、これらの切断工具は、鍛造型内の摩耗により拡
大する素材に適合するために、鍛造型の摩耗の増大と共
に規則的に再調整され又は後加工されなければならない
。これには、常に一層長い停止時間が伴う。更に、−層
小さいロット（４） 量を経済的なやり方で処理できない。本発明による、軌
道制御されたレーザを用いた２ばり取りによって、２ば
り取り過程は柔軟性があり、従って又−層小さいロット
量にも適しているだけでなく、２ばり取り過程を、鍛造
型の摩耗により拡大する素材の寸法に難なく合オつせる
こともできる。最後に、レーザにより帯状ばりのはるか
に高い品質が得られるので、大抵の場合に後加工を省略
することができる。

本発明による方法によれば、全体として工作物の製造の
際に５０％にまで短縮された製造過程所要時間及びはる
かに低公害の製造方法が得られる。なぜならば切断剤及
び潤滑剤の使用が２ばり取りのための切断工具の省略に
より、エネルギー消費及び騒音と全く同様に、減少され
るからである。

本発明の別の特徴によれば、２ばり取り過程は、２ばり
取りされていない素材の熱処理後に行なわれ、その際レ
ーザは同じ工程でばり■ｙりの他に工作物素材の機能面
を作り出す。

（５） 本発明による方法のこの拡張により、工作物累月の機能
面の切削加工も省略できる。この場合、機能面の２ばり
取り及び加工は、軌道制御されたレーザにより熱処理後
に行なわれるから、更に、公知の方法では機能面の切削
加工後の熱処理及びこの熱処理により生ずるひずみによ
り必要であった、機能面の従来必要な後加工も省略でき
る。

この本発明による拡張では、潤滑剤、切断剤及び冷却剤
の廃棄処理並びに従来の切削加工法の切り屑の廃棄処理
も省略できる。摩耗のないレーザによるこの切削加工の
使用は、更に工具の費用を減少させかつ製造方法のため
に全体として必要とされる空間需要も低下させる。本発
明の別の本質的な利点は、従来の切削加工法と異なりい
かなる制限も設定される必要がないために、レーザの使
用により機能面の形を任意に選ぶことができかつ最適に
することができることである。工作物のこの質的な改善
の他に、工作物の製造の際の製造過程所要時間が約５０
％に（６） 短縮できるので、この結果として在屈も減少させること
ができる。

更に本発明により、レーザの軌道を鍛Ｊ告型の摩耗によ
り拡大するハ月に、場合によっては段階的に、合わせる
ことが提案されており、この手段を適当なプログラミン
グにより難な〈実施することができる。

最後に、本発明により、レーザを常にばりの面に対して
直角にかつ融ａし面に対して平行に経過するように空間
内に導くことが提案されている。これによって、屈曲さ
れたかつ複雑に形成された工作物のぼり取りが難なく可
能であるだけではなく、常に良好に加工された緑能面も
得られる。

〔実施例〕

本発明による方法の２つの実施例を図面により説明する
。

鍛造型で鍛造される工作物の製造方法は、第１図による
実施例において、手工具、すなわち両口スパナについて
示されている。こののちの（７） 手工具を製造するために、先ず切り取り片１が、図面に
示されていない薄板用鋼片から切り離される。この切り
取り片ｌは引き続いて炉で加熱されかつ鍛造型で鍛造さ
れる。これによって、第１図において切り取り片ｌの下
方に認められる鍛造素材２が生ずる。この鍛造素材は既
にのちの両口スパナを認めさせるが、しかしこの両口ス
パナは全面的にばり３により包囲されている。このばり
３の断面が第２図から分かる。

第１図から更に分かるように、ばり３を持つこの鍛造素
材２は、引き続いて、軌道制御されたレーザによってば
り取りされる。第１図において一番下に示された工作物
素材４が生ずる。

この工作物素材は引き続いて焼き入れされ、場合によっ
てはくせとりされかつ機能面すなわち口状スパナ面の仕
上げ加工後に研摩及び表面処理、例えばクロムめっき、
により完成される。

上述した方法では、従来プレスにおける２ばり取りのた
めに使用された切断工具が省略できる。

なぜならば鍛造素材は鍛造後に、軌道制御され（８） たレーザによって２ばり取りされるからである。

この種の切断工具は製造上高価でありかつ永続的な摩耗
を受ける。しかし軌道制御されたレザによる２ばり取り
はコスト的にわ°利である１ごけではなく、２ばり取り
された工作物累月４の一層高い品質も生ぜしめる。なぜ
ならばレーザの軌道を鍛造型の摩耗に合わせることがで
きるからである。従って適当な制御を合わせるだけで、
鍛造型の摩耗により生ずる工作物累月４の拡大を考慮に
入れることができる。

第３図による第２の実施例においても、先ず切り取り片
１から鍛造素材２が鍛ａ型で製造される。この鍛造素材
のばり３がはっきり認められる。しかしこの場合は、第
１図による実施例と異なり、鍛造素材２が先ず炉５で焼
き入れされる。２ばり取りされていない鍛造素材２のこ
の熱処理の後に初めてこの鍛造素材は軌道制御されたレ
ーザによって２ばり取りされるので、炉５の下方に認め
られる工作物素材４が生ずる。この場合はレーザの使用
により、２ばり取りと同時（９） に工作動索８４の機能面、実施例では口状スパナ面、を
作り出すことが可能である。

機能面は高い精密さ及び表面品質を持つレザにより作り
出されるから、鍛造素材２が焼き入れ後に適当にくせと
りされた場合は、これらの機能面の切削加工が省略でき
る。従って機能面の切削加工の他に、例えば研削による
、焼き入れ後の機能面の従来必要な後加工も省略できる
。第３図通りに、軌道制御されたレーザにより鍛造素材
２から製造された工作物素材４が、引き続いて研摩及び
最終的に、例えばクロムめっきによる表面処理を受けれ
ば十分である。

第４図に、屈曲された閉口スパナについて工作物の側面
図に示されている。第４図に示されたレーザ頭部６の種
々の位置は、このレーザ頭部６が常にばりの面に対して
直角にかつ製造されるべき工作物素材４の作り出される
べき機能面に対して常に平行に経過するように空間内に
導かれることを示している。第５図は、鍛造素材２に対
するレーザ頭部６の対応を拡大部分画（１０） ４ 面図として示している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による方法の第１の実施例の経過を示す
概略図、第２図は第１図の切断線ＩＩ−ＩＩに沿う断面
図、第３図は本発明による方法の第２の実施例の経過を
示す概略図、第４図はレーザの種々の位置を持つ工作物
の側面図、第５図はレーザによるばり取り中の工作物の
拡大部分断面図である。 １・・・切り取り片、２・・・鍛ａ素材、３・・・ばり
、４・・・工作物累月、５・・・炉、６・・・レザ頭部 （１１）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　素材が鍛造後にばり取りされかつ少なくとも工作物
   の機能にとつて重要な面の加工及び組織変化のための熱
   処理を受ける、鍛造型で鍛造される工作物の製造方法に
   おいて、鍛造された工作物素材のばり取りをするために
   、軌道制御されたレーザが使用されることを特徴とする
   、鍛造型で鍛造される工作物の製造方法。 ２　ばり取り過程が、ばり取りされていない素材の熱処
   理後に行なわれかつレーザが同じ工程で工作物素材の機
   能面を作り出すことを特徴とする、請求項１に記載の方
   法。 ３　レーザの軌道が、必要のある場合に、鍛造型の摩耗
   により拡大する素材に合わされることを特徴とする、請
   求項１又は２に記載の方法。 ４　レーザが常にばりの面に対して直角にかつ機能面に
   対して平行に経過するように空間内に導かれることを特
   徴とする、請求項１ないし３のうち１つに記載の方法。