JP2004290400A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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孝夫 笠井
Takehito Ito
毅人 伊藤
Kazuyuki Maeda
和之 前田
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Abstract

【課題】ウエスト廻りのフィット性に優れており、ウエストバンド部の材料選択の自由度が高い使い捨ておむつを提供すること。
【解決手段】背側部Aの両側縁部に連設されたウエストバンド部10を、着用者の腹側において止着した後、腹側部Bをウエストバンド部に止着して着用するようになしてある使い捨ておむつ1であって、左右のウエストバンド部10は、細長い形状を有しており、それぞれ、おむつ長手方向における背側部Aのウエスト縁端8側に傾斜し、該各ウエストバンド部10の前記ウエスト縁端8側の一側縁と、おむつ幅方向に延びる直線Lとのなす角度が0°超30°以下であり、各ウエストバンド部の幅Wが、背側部Aにおけるウエスト縁端8からレッグ部側縁の長手方向の端部62までの長さL1よりも小さい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウエスト廻りのフィット性に優れており、安価に製造することのできる使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、展開型の使い捨ておむつとして、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、及びこれら両シート間に介在する液保持性の吸収体を有し、使用時に着用者の腹側に位置する腹側部及び背中側に位置する背側部が形成されているおむつが広く用いられており、展開型の使い捨ておむつの中でも大人が立ったまま装着可能なものとして、上記背側部の左右両側縁にそれぞれウェストバンド部が連設され、左右の該ウェストバンド部の少なくとも何れか一方における先端部にバンド止着部が設けられており、上記腹側部の両側部におむつ止着部が設けられており、前記バンド止着部により、左右の前記ウエストバンド部を着用者の腹側において止着した後、前記おむつ止着部により、前記他方の部位を左右の前記ウエストバンド部に止着して着用するようになしてあるものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
しかし、従来の使い捨ておむつにおけるウェストバンド部は、弾性伸縮性を有しない不織布等により形成されるのが一般的であり、ウエストバンド部がおむつの周方向に伸縮しないため、ウエスト廻りに十分なフィット性が得られず、例えばウエストバンド部の上縁部と着用者の肌との間に隙間が生じて、着用者に違和感を与えたり、その隙間が漏れの原因となったりする恐れがある。
近年、ウエストバンド部を有する使い捨ておむつとして、おむつ周方向のフィット性を向上するべく、ウェストバンド部に弾性伸縮部を設けたものが提案されている(特許文献2,3参照)。
しかし、特定構造のシート材を用いて弾性伸縮部を形成するため、製造工程が複雑化し、また、ウエストバンド部の材料選択の自由度が低下するという問題がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−184623号公報
【特許文献2】
特開平9−290002号公報
【特許文献3】
特開平10−5278号公報
【0005】
従って、本発明の目的は、ウエスト廻りのフィット性に優れており、ウエストバンド部の材料選択の自由度が高い使い捨ておむつを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、長手方向の一方の部位の両側縁部に、それぞれウエストバンド部が連設されており、左右の該ウエストバンド部の少なくとも何れか一方における先端部にバンド止着部が設けられており、長手方向の他方の部位の両側部におむつ止着部が設けられており、前記バンド止着部により、左右の前記ウエストバンド部を着用者の腹側又は背側において止着し、前記おむつ止着部により、前記他方の部位を左右の前記ウエストバンド部又はそれらの基端近傍部に止着して着用するようになしてある展開型の使い捨ておむつであって、左右の前記ウエストバンド部は、おむつ長手方向よりも幅方向に細長の形状を有しており、それぞれ、おむつ長手方向における、前記一方の部位のウエスト縁端側に傾斜し、該各ウエストバンド部の前記ウエスト縁端側の一側縁と、おむつ幅方向に延びる直線とのなす角度が0°超30°以下であり、該各ウエストバンド部の幅が、前記一方の部位におけるウエスト縁端からレッグ部側縁の長手方向の端部までの長さよりも小さい使い捨ておむつを提供することにより、前記目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態としての使い捨ておむつ1は、立ったままでも装着することができるタイプの成人用のおむつであり、図1に示されるように、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3、及びこれら両シート2,3間に介在する液保持性の吸収体4を有しており、実質的に縦長に形成されている。使い捨ておむつ1は、使用時に着用者の背中側に位置する背側部(長手方向の一方の部位)A及び腹側に位置する腹側部(長手方向の他方の部位)Bを有している。
【0008】
吸収体4は、表面シート2及び裏面シート3により挟持・固定されており、吸収体4の周縁部におけるウエスト部5とレッグ部6には、おむつ着用者に各部位をフィットさせるためのウエスト部弾性部材51及びレッグ弾性部材61が設けられている。
また、使い捨ておむつ1の長手方向左右両側には、それぞれ立体ガード7が形成されている。立体ガード7の自由端には立体ガード弾性部材71が配されて、ギャザーが形成されている。
【0009】
背側部Aの左右両側縁には、それぞれウェストバンド部10,10が連設されており、左右の該ウェストバンド部10,10の少なくとも何れか一方における先端部には、バンド止着部11が設けられており、該バンド止着部11により、図3に示されるように、左右の該ウェストバンド部10a,10bを着用者の腹側において止着することができるようになしてある。
【0010】
また、腹側部Bの表面シート2側における両側部には、図4に示されるように、連結した状態のウエストバンド部10に腹側部Bを止着させるためのおむつ止着部20,20が設けられている。おむつ止着部20は、おむつ本体部分(ウエストバンド部を除く部分)における、ウエストバンド部の基端近傍部に止着するように設計されていても良い。
【0011】
バンド止着部11及びおむつ止着部20,20は、その表面に多数の錨形や鉤形のオス型係合部材が配された機械的ファスナーの凸部材により形成されていることが好ましく、機械的ファスナーの凸部材としては、例えば「マジックテープ(登録商標)」(クラレ社製)、「クイックロン(登録商標)」(YKK社製)、「マジクロス(登録商標)」(カネボウベルタッチ社製)等の市販品を用いることができる。
【0012】
また、左右のウェストバンド部10,10は、少なくとも表面シート側の面が、機械的ファスナーの凸部材を直接係合可能なシート材からなることが好ましい。そのようなシート材としては、不織布、例えばサーマルボンド不織布、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布等が挙げられる。
【0013】
本実施形態における両ウェストバンド部10は、機械的ファスナーの凸部材を直接係合可能なシート材を単独で又は同種若しくは異種のシート材との積層シートとして、背側部Aの本体部分の左右両側縁部30,30に、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合方法により接合して形成されている。
【0014】
そして、左右のウエストバンド部10,10は、図1に示されるように、それぞれ、おむつ長手方向における、背側部Aのウエスト縁端8側に傾斜している。即ち、ウエストバンド部10の傾斜方向としては、おむつ幅方向に延びる直線と同方向に延びている非傾斜の場合を基準として、ウエストバンド部がおむつ長手方向のウエスト縁端8側に傾斜している場合とおむつ長手方向中央側に傾斜している場合とが考えられるが、本発明の使い捨ておむつ1における傾斜方向は前者である。
【0015】
そして、各ウエストバンド部10のウエスト縁端8側の一側縁12と、おむつ幅方向に延びる直線Lとのなす角度θ(図1参照,以下傾斜角度ともいう)は0°超30°以下である。
前記傾斜角度θが0°又はそれ以下であると、左右のウエストバンドを互いにまっすぐに重ねようとすると、ウエスト部に隙間が開きやすくなる。これは、一般にウエスト周りに比べてヒップ周りの方が周長が長いため、傾斜角度θが0°又はそれ以下で、前記一側縁12に比べて反対側の側縁15の長さが長くならないと、身体に沿わせることができないからである。
前記傾斜角度θが30°超であると、上記と同様に身体へのフィット性が悪くなると共に、ウエストバンドを互いにまっすぐに重ねることが難しくなり、バンド止着部11の係合力が十分発現されず、バンドが外れやすくなる。
ウエストバンドの身体へのフィット性及び止着安定性を両立する観点から、前記傾斜角度は5〜25°、特に5〜15°であることが好ましい。
【0016】
本実施形態のウエストバンド部10の前記一側縁12は、直線状に形成されており、ウエストバンド部10の基端13から先端14の近傍にわたる、ウエストバンド部10の前記延出方向の長さL2(図1参照)の90%以上の長さにわたって前記傾斜角度θが上記範囲内である。
【0017】
本実施形態におけるウエストバンド部10について更に説明すると、ウエストバンド部10は、図1に示すように、おむつ長手方向よりも幅方向に細長の形状を有しており、より具体的には、その基端13からその先端14に向かって、その幅がほぼ一定の略帯状の形状を有している。前記ウエスト縁端8側の一側縁12は、該基端13から該先端14に向かう方向(以下、延出方向ともいう)に沿う両側縁のうち一方の側縁である。
そして、各ウエストバンド10の幅W(図1参照)が、背側部(一方の部位)Aにおけるウエスト縁端8からレッグ部6の凹状側縁の長手方向の端部62までの長さL1(図1参照)よりも小さい
このような構成によって、バンド10を止着する場合に着用者の体型の影響を最低限に抑えることが可能なので、バンドを水平にしかもしわが寄らないように止着することが容易となる。また、おむつに立体ガード7を配する場合にはその起立部をおむつ長手方向に長めに設計しても起立性が阻害されないので、漏れ防止性能が向上する。このような観点から、ウエストバンドの幅Wは前記長さL1に対して30〜80%、特に30〜60%、更には30〜50%であることが好ましい。
【0018】
尚、ウエストバンド10の幅がその長手方向に亘って一定でない場合、例えば、基端13から先端14に向かって幅が漸次減少する場合には、ウエストバンド部10を基端13側から先端14側に向かってみたときに、ウエストバンド部がほむつ本体部分と初めて重ならなくなる部位における幅W(図1参照)をウエストバンドの幅とする。
【0019】
本実施形態における各ウエストバンド部10は、おむつ本体部分の肌当接面側に、略短冊状のウエストバンド部形成用部材の一端部における肌当接面側の面を、ホットメルト型接着剤で接合して設けられている。肌当接面側の面とは、ウエストバンド部形成用部材の両面のうち、おむつ着用時に着用者の肌側に向けられる方の面である。そして、ウエストバンド部形成用部材が前記おむつ本体部分に接合されている固定部(図2における斜線部)16と該おむつ本体部分に接合されていない非固定部との境界線13’が、おむつ長手方向に対して傾斜しており、ウエストバンド部10を、おむつ本体部分と重ねるように前記境界線13’に沿って折り畳んだ状態(図2参照)における該ウエストバンド部10の長手方向がおむつ長手方向と平行である。
【0020】
このような構成により、ウエストバンド部10を折り畳んだ状態でおむつ又はその製造中間体を搬送したり、それらに加工を施したり、それらを包装等することができるので、設備等の複雑化を防止でき、また、おむつの包装形態を一層コンパクトなものとすることができ、使用時には、優れたフィット感が得られると共に装着時の操作性にも優れている。
【0021】
斯かる構成の使い捨ておむつは、おむつ本体部分をその長手方向に沿う方向に搬送しながら、ウエストバンド部形成用部材をその長手方向が該おむつ本体部分の搬送方向に一致した状態において接合することにより容易に且つ簡易な設備で製造することができる。ここでいう、おむつ本体部分は、おむつ複数枚に対応するものが長手方向に連続した状態の連続体であっても、おむつ一枚毎に分離された状態のものであっても良く、また、液保持性の吸収体及び該吸収体の肌側に向けられる面を被覆するシート(表面シート等)を少なくとも具備する製造中間体であっても良い。
【0022】
本実施形態の使い捨ておむつ1を着用するには、先ず、図3に示すように、着用者30の背側に背側部Aを当接させ、両ウエストバンド部10a,10bを着用者30の腹側にもってくる。そして、一方のウエストバンド部10aを、他方のウエストバンド部10bに重ねるようにして、一方のウエストパンド部10aの先端部に設けられたバンド止着部11を、他方のウエストバンド部10bの裏面シート側に係合止着する。そして、腹側部Bを着用者30の股間に沿って腹側に引き上げ、図4に示すように、おむつ止着部20,20を、両ウエストバンド部10,10それぞれの裏面シート側に係合止着する。
本実施形態の使い捨ておむつ1は、着用者30の腹側に前記背側部Aを当接させ、両ウエストバンド部10,10を着用者30の背側において止着して装着することもできる。
本実施形態の使い捨ておむつは、このようにして容易に装着することができる。
【0023】
本実施形態の使い捨ておむつによれば、ウエストバンド部が特定の方向に特定の角度に傾斜しているため、ウエストバンド部の特に上縁部と着用者の肌との間に隙間が生じにくく、ウエスト廻りに十分なフィット性が得られる。そのため、ウエスト廻りに良好な装着感ないしフィット感が得られ、また、前記隙間を原因とする漏れ等の発生も防止することができる。
【0024】
また、ウエストバンド部10に弾性伸縮部を形成しなくても、上述した効果が得られるため、製造工程が複雑化したり、ウエストバンド部の材料選択の自由度が低下するといった問題も解消することができる。
但し、ウエストバンド部10が、その長手方向に弾性的に伸縮するようになされていると、▲1▼装着時におむつ幅方向に伸長するので装着し易い、▲2▼着用中におむつ長手方向へ伸縮するので、着用者に窮屈感(圧迫感)を与えることなく、着用者との間に隙間が極めて生じにくい、という効果が更に得られる。更に▲2▼の作用によって、止着部へ掛かる応力が緩和されバンドの締結が外れにくくなることにより、止着部を小さく設計することができるようになる。これにより、バンド全体を細く設計できるようになり、バンド部の排泄物による汚れや吸収阻害、圧迫や擦れ、ムレ等による皮膚トラブルを減少させるという効果(効果▲3▼)が更に得られる。
【0025】
ウエストバンド部がその長手方向の少なくとも一部に、該ウエストバンド部の長手方向に伸縮する弾性伸縮部を有する形態としては、ウエストバンド部10少なくとも基端部(基端13の近傍部)に、該ウエストバンド部の長手方向に伸縮する弾性伸縮部を有する形態、ウエストバンド部10の全体が、その長手方向に弾性伸縮する伸縮性シートからなる形態を好ましい例として挙げられる。
ウエストバンド部10の基端部に弾性伸縮部を形成する方法としては、基端13を含めて、該基端13から先端に向かう方向に弾性部材(糸ゴム、平ゴム等)を配する方法、ウエストバンド10の基端部を、弾性伸縮する弾性伸縮する伸縮性シートからなるからなる構成する方法が挙げられる。
【0026】
ウエストバンド部10の全体又は基端部を含む一部を、弾性伸縮性シートから構成する場合の弾性伸縮性シートとしては、例えば、エラストマー材料からなるシートの片面又は両面に、ウエストバンド部の長手方向に対応する方向に伸張可能な繊維集合体を積層して一体化してなる積層シートを用いることができる。前記エラストマー材料としては、天然ゴム、ブタジエン、イソプレン等の合成ゴム等が好ましく用いられ、エラストマー材料からなるシートとしては、エラストマー材料をフィルム化して得られる弾性フィルム、エラストマー材料からなる弾性繊維を、ネット状に成形したり不織布化したシート等が好ましく用いられる。前記繊維集合体としては、スリットの形成等の2次的な加工を施さなくてもそれ自体伸張性を有する不織布、例えばスパンデックスからなる不織布等や、それ自体は伸張性を有しないものにスリットの形成等の2次的な加工により伸張性を付与したもの等を用いることができる。
【0027】
このようにウエストバンド部に伸縮性を持たせる場合であっても、ウエストバンド部は、その長手方向に対して実質的に非伸長性であることが好ましい。ここで、実質的に非伸長性であるとは、ウエストバンド部の自然長に対する最大伸長率が1.3倍以下であることを意味する。自然長に対する最大伸長率が1.3倍以下であると、上述▲2▼及び▲3▼の効果を、▲1▼の効果を減じることなく高めることができるので好ましい。ここで、最大伸長率とは当該ウエストバンド部5を自然長から引張り、破断が起きるまで測定した点までの伸長率を言う。
【0028】
また、本発明ではおむつ止着部20,20の間にウエスト弾性部材が設けられていることが好ましい。ここで「止着部間」とは、長手方向において同じ位置で幅方向に離間している止着部の間で、長手方向においてはこれらと同じ位置であっても、やや上方に存在していも構わない。これによって着用者肌とおむつの間の隙間が生じにくくなる。このことは、ウエストバンド部が1.3倍以下の最大伸長率を有するときに、同等の最大伸長率を有するようにウエスト弾性部材を配すると、密着性が高まるのでより好ましい。
【0029】
本発明の展開型の使い捨ておむつは、上述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
例えば、上記実施形態における、ウエスト部弾性伸縮部材51、レッグ弾性伸縮部材61及び立体ガード7は、それぞれ省略することができる。
また、ウエストバンド部10の一側縁12の近傍に、該一側縁12に沿って糸状ないし帯状の弾性部材(糸ゴム、平ゴム等)を伸張状態で配し、該弾性部材の収縮力により、該ウエストバンドを傾斜させることもできる。この実施形態では、ウエストバンド部10の一側縁12側が収縮して、ウエスト縁端側の側縁12の見掛けの長さが、反対側の側縁15の見掛けの長さよりも短くなるため、上述した実施形態のおむつと同様の効果が奏される。
尚、本発明では、ウエストバンド部10に、弾性的に伸縮する伸縮部を設けなくても、良好なフィット性が得られるが、弾性的に伸縮する伸縮部を設けてフィット性を更に向上させることもできる。
【0030】
【発明の効果】
本発明の使い捨ておむつは、ウエスト廻りのフィット性に優れており、ウエストバンド部の材料選択の自由度が高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の使い捨ておむつの一実施形態を平面状に拡げた状態を示す平面図である。
【図2】図2は、図1の使い捨ておむつのウエストバンド部を折り畳んだ状態を示す平面図である。
【図3】図3は、図1の使い捨ておむつを装着する途中の状態を示す斜視図である。
【図4】図4は、図1の使い捨ておむつを装着した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 ウエスト部
6 レッグ部
7 立体ガード
8 ウエスト縁端
10 ウエストバンド部
11 バンド止着部
12 ウエスト縁端側の一側縁
20 おむつ止着部

Claims (6)

  1. 長手方向の一方の部位の両側縁部に、それぞれウエストバンド部が連設されており、左右の該ウエストバンド部の少なくとも何れか一方における先端部にバンド止着部が設けられており、長手方向の他方の部位の両側部におむつ止着部が設けられており、前記バンド止着部により、左右の前記ウエストバンド部を着用者の腹側又は背側において止着し、前記おむつ止着部により、前記他方の部位を左右の前記ウエストバンド部又はそれらの基端近傍部に止着して着用するようになしてある展開型の使い捨ておむつであって、
    左右の前記ウエストバンド部は、おむつ長手方向よりも幅方向に細長の形状を有しており、それぞれ、おむつ長手方向における、前記一方の部位のウエスト縁端側に傾斜し、該各ウエストバンド部の前記ウエスト縁端側の一側縁と、おむつ幅方向に延びる直線とのなす角度が0°超30°以下であり、該各ウエストバンド部の幅が、前記一方の部位におけるウエスト縁端からレッグ部側縁の長手方向の端部までの長さよりも小さい使い捨ておむつ。
  2. 前記ウエストバンド部は、その長手方向に対して実質的に非伸長性である請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記ウエストバンド部は、その長手方向の少なくとも一部に、該ウエストバンド部の長手方向に伸縮する弾性伸縮部を有する請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
  4. 左右の前記おむつ止着部間に、ウエスト部弾性部材が設けられている請求項1〜3の何れか記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記ウエストバンド部は、おむつ本体部分の肌当接面側に、ウエストバンド部形成用部材の一端部における肌当接面側の面を接合して設けられており、該ウエストバンド部形成用部材が前記おむつ本体部分に接合されている固定部と該おむつ本体部分に接合されていない非固定部との境界線が、おむつ長手方向に対して傾斜しており、前記ウエストバンド部を前記境界線に沿って折り畳んだ状態における該ウエストバンド部の長手方向がおむつ長手方向と平行である請求項1〜4の何れか記載の使い捨ておむつ。
  6. 請求項5記載の使い捨ておむつの製造方法であって、前記おむつ本体部分をその長手方向に沿う方向に搬送しながら、前記ウエストバンド部形成用部材を、該ウエストバンド部の長手方向を該おむつ本体部分の搬送方向に一致させた状態において接合する使い捨ておむつの製造方法。
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