JP2008113684A - パッド型おむつ構造 - Google Patents

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【課題】吸収パッドを使用する場合において、ウエスト部の弾性伸縮部材によりウエストを密着させるとともに、ウエスト部の弾性伸縮部材の伸長に伴って吸収パッドが肌と密着または接近するようにする。
【解決手段】裏面側に位置し少なくともウエスト部分が横方向に伸縮可能に構成された外装体1を備え、表面側から体液を受け入れて保持し裏面側への漏れを防止する吸収パッド10が、その使用時において前記外装体1の使用面側に連結固定されるパッド型おむつ構造において、前記吸収パッド10の腹側および背側のそれぞれの端部において、横方向に長い帯状で、横方向に伸ばすと縦方向に収縮する弾性伸縮部材20が固定され、使用時において、前記背側及び腹側のウエスト部分に、前記弾性伸縮部材20を前記外装体の使用面側に連結固定し、前記吸収パッド10は前記連結固定領域を除く前後方向中間領域の実質的に全体が前記外装体1と固定関係にない構造である。
【選択図】図16

Description

本発明は、ショーツ(男女用を問わない)、テープ式おむつまたはパンツ型おむつなどの外装体の使用面側に吸収パッドをあてがい使用するパッド型おむつ構造に関する。
ショーツなどの下着の使用面側に吸収パッドをあてがい使用することが行われている。しかし、着用者の動きによってショーツはずれ落ちたりすることが多く、吸収パッドと肌との間から漏れることが多い。
他方、いわゆるテープ式(使い捨て)おむつは、パンツ型のおむつが主に幼児を対象とするものであるのに対し、乳児用を中心に採用されている。成人の場合には、自身による着用の可否によって使い分けが行われている。
テープ式おむつとしては、近年では、粘着テープ式のものに代わって、メカニカルファスニングテープが汎用されている。また、留め金(ホック)式のおむつも知られているが、おむつカバーを中心として採用されているのみで、市販品のおむつ自体としては採用されていない。
いずれにしても、おむつ一般として体液の漏れの多くは脚周りにおいて生じる。その原因のほとんどが、着用時において、吸収体と肌との離間を生じることが原因である。そこで、バリヤーカフスによって、肌との接触を保持し、横漏れを防止する手法が多く採用されているが、吸収体と肌との離間距離が大きい場合には、バリヤーカフスの遠位縁の肌との接触が保てず、漏れの生じる原因となる。
このために、乳児の例を取って説明すると、装着者(母親など)は、おむつを装着後に、おむつを吊り上げる(持ち上げる)ようにし、吸収体と肌とが密着するようにしている。
しかし、おむつが股下側にずれ落ちた場合、吸収体と肌との密着性は失われ、その密着性を保持する機能はない。
特許文献1には、パンツ型おむつにおいて、第1連結帯及び第2連結帯によって液吸収性パッドを吊り上げるようにしたものが開示されている。
しかし、このものは本発明の連結式おむつとは異なり、あくまでも予め脇部がウエスト回りに連結されているパンツ型おむつであり、第1連結帯及び第2連結帯は前後方向及び横方向に伸縮性を有するとしても、ウエスト回り方向に伸縮する機能は有しない。
特許第3811086号
したがって、本発明の主たる課題は、吸収パッドを使用する場合において、ウエスト部の弾性伸縮部材によりウエストを密着させるとともに、ウエスト部の弾性伸縮部材の伸長に伴って吸収パッドが肌と密着または接近するようになり、しかもおむつが股下側にずれ落ちたとしても吸収パッドを依然として肌と密着または接近する状態に維持することが可能なパッド構造を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次掲のとおりである。
<請求項1項記載の発明>
裏面側に位置し少なくともウエスト部分が横方向に伸縮可能に構成された外装体に対し、表面側から体液を受け入れて保持し裏面側への漏れを防止する吸収パッドが、その使用時において前記外装体の使用面側に連結固定されるパッド型おむつ構造において、
前記吸収パッドの腹側および背側のそれぞれの端部において、横方向に長い帯状で、横方向に伸ばすと縦方向に収縮する弾性伸縮部材が固定され、
使用時において、前記背側及び腹側のウエスト部分に、前記弾性伸縮部材を前記外装体の使用面側に連結固定し、
前記吸収パッドは前記連結固定領域を除く前後方向中間領域の実質的に全体が前記外装体と固定関係にない、
ことを特徴とするパッド型おむつ構造。
(作用効果)
本発明において、裏面側に位置し少なくともウエスト部分が横方向に伸縮可能に構成された外装体の代表例としては、ショーツなどの下着、テープ式おむつまたはパンツ型おむつである。
テープ式などの連結式おむつあるいはパンツ型おむつにおいて、予め外装体の脇部やウエスト回りに横方向に伸縮するウエスト伸縮部材が設けられている場合、着用時にその弾性伸縮部材の伸長力を開放したときに伸縮する。
いま、テープ式おむつを外装体とする例に沿ってその作用効果を説明する。
前記背側及び腹側における、連結手段としてのテープの止着による横方向締め付け作用領域に、吸収パッド使用時において、横方向に伸ばすと縦方向に収縮する弾性伸縮部材20(図面参照)をそれぞれ外装体1に横方向に連結固定する。したがって、止着テープを腹側に持ち込み外装体1の腹側と連結した状態でおむつを着用すると、図3に示すように、弾性伸縮部材20は横方向に引っ張られ、縦方向に収縮する。その際、弾性伸縮部材20と吸収パッド10の前後方向端部とをそれぞれ固定しているので、しかも、吸収パッド10は前記連結固定領域を除く前後方向中間領域の実質的に全体が外装体1と固定関係にないので、弾性伸縮部材20のその幅方向(前後方向)の収縮が、図3〜図5の矢印Fのように、吸収パッド1の股下部を前後方向に持ち上げる(吊り上げる)ように作用する。
その結果、吸収パッド10が着用者の肌側に接近または密着するようになり、股下部における横漏れを防止する。また、弾性伸縮部材20の伸長に伴う復元力が、ウエスト回りを締め付け、前後漏れ防止効果が高いものとなる。
仮に、着用後に着用者の動きなどによって、おむつ(外装体)がずれ落ちたとしても、胴回りの周長は腰部から臀部に下がるに従って大きくなるため、弾性伸縮部材20は横方向にさらに伸長され、吸収パッド1の股下部を前後方向にさらに持ち上げる(吊り上げる)ように力が作用するので、吸収パッド1が着用者の肌側に接近または密着する状態を維持できる。
また、上記形態では、弾性伸縮部材20を前後にそれぞれ設けたので、前後方向一方に設ける場合に比較して、吸収パッド1の股下部を前後方向に持ち上げる量が多くなり、吸収パッド1が着用者の肌側に好適に接近または密着するようになる。
パンツ式おむつの場合には、着用時において、少なくともウエスト回りに設けられたウエスト伸縮部材に抗してウエスト部分を拡開すると、同様に、弾性伸縮部材20の横方向の伸長に伴って、弾性伸縮部材20が縦方向に収縮する。その結果、吸収パッド1の股下部を前後方向に持ち上げる(吊り上げる)ように作用する。
もちろん、ウエスト部分に予め伸縮部材などにより伸縮可能に設けられたショーツなどの下着においても、その装着時に収縮により、吸収パッド1の股下部を前後方向に持ち上げる(吊り上げる)ように作用する。
従来、通常のパッド型おむつ構造においては着用者が座ると足回りに隙間ができやすいが、本発明の構造によれば、着用者が座ると胴回りが膨らむことにより、弾性伸縮部材の伸長に伴って、吸収性パッドが股部に引き寄せられ、隙間ができにくい。
<請求項2項記載の発明>
裏面側に位置し少なくともウエスト部分が横方向に伸縮可能に構成された外装体に対し、表面側から体液を受け入れて保持し裏面側への漏れを防止する吸収パッドが、その使用時において前記外装体の使用面側に連結固定されるパッド型おむつ構造において、
前記吸収パッドの背側及び腹側のうち一方の端部において、横方向に長い帯状で、横方向に伸ばすと縦方向に収縮する弾性伸縮部材が固定され、
使用時において、前記弾性伸縮部材とこれと対応する前記吸収パッドの一端部とを連結固定し、前記吸収パッドの他端部は直接的に前記外装体と固定し、
前記吸収パッドは前記連結固定領域を除く前後方向中間領域の実質的に全体が前記外装体と固定関係にない、
ことを特徴とするパッド型おむつ構造。
(作用効果)
弾性伸縮部材は前後方向の一方のみに設けた場合においても、前述と同様な作用効果を示す。
<請求項3項記載の発明>
前記弾性伸縮部材は、一方の端部あたり2つの単位弾性伸縮部材を備え、これらの単位弾性伸縮部材が、前記吸収パッドの各隅部と、この隅部から横方向及び前後方向から離れる斜め外方に向かった位置とを繋ぐ方向にそれぞれ配置され、
各単位弾性伸縮部材の第1端部は前記吸収パッドの隅部に固定され、使用時において、各単位弾性伸縮部材の第2端部は前記外装体にそれぞれ連結固定されるように構成されている請求項1または2記載のパッド型おむつ構造。
(作用効果)
この作用については後述する。
<請求項4項記載の発明>
前記外装体は、ショーツ、テープ式おむつまたはパンツ型おむつである請求項1〜3のいずれか1項に記載のパッド型おむつ構造。
本発明においては、要すれば、吸収パッドを使用する場合において、弾性伸縮部材の復元力によって、ウエスト回り方向に締め付けて密着させるとともに、装着時の弾性伸縮部材の伸長あるいは着用者が座った際に胴回りが膨らむことによる弾性伸縮部材の伸長に伴って、吸収パッドが股部に引き寄せられ、隙間ができにくいものとなる。しかも外装体が股下側にずれ落ちたとしても吸収パッドを依然として肌と密着または接近する状態に維持することが可能となる。したがって、ウエスト部分及び股下部での漏れを防止することができる。
以下本発明をいくつかの実施の形態を挙げて本発明をさらに詳説する。
<第1の実施の形態>
図1〜図5は第1の実施の形態を示したものである。図1において、Xが横方向、Yが前後方向を示し、前後方向Yの中間は股下部Lとなっている。股下部Lは脚周りに該当する前後方向のおむつの中間領域である。
1は裏面側に位置する、表面側から体液を受け入れて保持し裏面側への漏れを防止する外装体であり、外装体がおむつである場合、その代表例は、不織布などからなる透液性表面シート1Aと、液不透過性のたとえばポリエチレンなどのプラスチック裏面シート1Bと、それらの間に介在された吸収体13とを備える形態を挙げることができる。
図示のように、テープ式おむつが外装体1である場合、背側両側に止着手段、実施の形態では多数のオス要素2Aを有するメカニカルファスナーテープ2、2が固定され、これらのメカニカルファスナーテープ2、2は、腹側に持ち込み外装体1の腹側に予め設けられたメス要素を有するターゲットテープ3、あるいはターゲットテープ3なしで外装体1の裏面自体がメス要素を構成する不織布とすることで対象の止着位置とした領域に連結される。実施の形態では、メカニカルファスナーテープ2、2と、ターゲットテープ3とが連結手段を構成している。この連結手段は、おむつの背側及び腹側を着用者に対し横方向Xに締め付ける。なお、図示していないが、外装体1の少なくともウエスト部分に弾性伸縮部材を予め設けておき、ウエスト部分を伸縮可能にしておくのが望ましい。
外装体1の内面側には、表面側から体液を受け入れて保持し裏面側への漏れを防止する吸収パッド10が設けられている。
吸収パッド10の形態は適宜でよいが、たとえば不織布からなる内面シート11と、液不透過性のたとえばポリエチレンなどのプラスチック裏面シート12と、それらの間に介在された吸収体13とを形態を挙げることができる。吸収体13としては綿状パルプと高吸収性ポリマーとを含むもののほか、綿状パルプ等の短繊維を積繊したものに換えて、フィラメントの集合体からなるもの等も使用できる。フィラメントの集合体は、トウ(繊維束)を開繊することにより得ることができる。トウ構成繊維としては、例えば、多糖類又はその誘導体(セルロース、セルロースエステル、キチン、キトサンなど)、合成高分子(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリラクタアミド、ポリビニルアセテートなど)などを用いることができるが、特に、セルロースエステルおよびセルロースが好ましい。この例示の吸収体13の素材は、外装体1の吸収体1Cの素材としても使用できる。
吸収パッド10には、必要により、バリヤーカフス14及び又はガスケットカフス(図示せず)を設けることができる。図示例のバリヤーカフス14は、自由部先端に糸ゴム14Aを設け、使用状態において、自由部を起立させるようにしたものである。
本発明においては、横方向に長い帯状で、横方向に伸ばすと縦方向に収縮する弾性伸縮部材20、20を、吸収パッド10の前後方向Y両端部に対して、ホットメルト接着剤31などによりそれぞれ固定してある。横方向(図1におけるX方向)における弾性伸縮部材20、20の長さは、横方向における吸収パッド10の長さと同じまたはそれ以下でもよいが、前述の持上げる力を大きく作用させるため、図示例のように、横方向における吸収パッド10の長さよりも長くすることが好ましい。
また、弾性伸縮部材20、20の長手方向(外装体の横方向)の両端部には、連結固定手段30が設けられている。図示例の連結固定手段30としては、吸収パッド10の裏面に予め設けられたホットメルト接着剤である。
このホットメルト接着剤30の位置は、図6にも示すとおりであるが、その他、図7のように横方向に沿って、図8のようにL字状のものを対向する形態などで適宜配置できる。ホットメルト接着剤30を横方向に間欠的に設けることもできる。
他方で、弾性伸縮部材20、20の配設位置としては、かかる連結式おむつにおいては、背側及び腹側における、前記連結手段(メカニカルファスナーテープ2)による横方向X締め付け作用領域(連結の結果、前後に締め付け作用領域が生じる)に、横方向(それ自身では長手方向)に沿って配設するのが望ましい。
弾性伸縮部材20、20の外装体1への固定、あるいは吸収パッド10との連結固定は、ホットメルト接着剤30、31によるのが望ましいが、それぞれオス要素とメス要素との組み合わせによるメカニカルファスナーにより連結固定することもできる。
さらに、吸収パッド10は前記連結固定領域を除く前後方向Y中間領域の実質的に全体が外装体10と固定関係にないものとしてある。ただし、吸収パッド10の前後方向Y中間領域、股下部Lの前後方向一部を部分的に固定することを排除するものではない。
かかる形態では、吸収パッド10を外装体1の使用面側に持ち込み、好ましくは、弾性伸縮部材20の長手方向両端を持って伸長させた状態で、外装体1の表面シート1Aに接着させる。その結果、図3に示すように、弾性伸縮部材20の長手方向の伸長F0に伴って、弾性伸縮部材20が幅方向に収縮する。その後に、止着手段としてのメカニカルファスナーテープ2、2を腹側に持ち込み外装体10の腹側と連結すると、図3に示すように、弾性伸縮部材20の長手方向にさらに伸長力F0をもって伸長され、その伸長に伴って、弾性伸縮部材20が幅方向にさらに収縮する。その際、弾性伸縮部材20と吸収パッド10の前後方向端部とをそれぞれ連結固定しているので、しかも、吸収パッド10は前記連結固定領域を除く前後方向中間領域の実質的に全体が外装体1と固定関係にないので、弾性伸縮部材20の幅方向の収縮が、図3〜図5の矢印Fのように、吸収パッド10の股下部を前後方向に持ち上げる(吊り上げる)ように作用する。
その結果、図5に示すように、吸収パッド10が着用者の肌側に接近または密着するようになり、股下部Lにおける横漏れを防止する。また、弾性伸縮部材20の伸長に伴う復元力が、ウエスト回りを締め付け、前後漏れ防止効果が高いものとなる。
仮に、着用後に着用者の動きなどによって、おむつがずれ落ちたとしても、胴回りの周長は腰部から臀部に下がるに従って大きくなるため、弾性伸縮部材20は横方向にさらに伸長され、吸収パッド10の股下部を前後方向にさらに持ち上げる(吊り上げる)ように力が作用するので、吸収パッド10が着用者の肌側に接近または密着する状態を維持できる。
上記例では、吸収パッド10の外装体1への連結固定時に弾性伸縮部材20を伸長させ、メカニカルファスナーテープ2、2を腹側に持ち込み外装体10の腹側と連結する段階でも、弾性伸縮部材20を伸長させるものとした。しかし、後者の伸長度合いは前者のものと比較してあまり大きくないので、主に前者の伸長に頼る形態が望ましい。
図9は、図1の形態を概念的に図示し、弾性伸縮部材20位置関係を判り易くしたものである。
<他の実施の形態>
図9の図示法に準じて図示した図10及び図11に示すように、背側及び腹側における弾性伸縮部材20、20の形状を異なるものとすることができる。
図10の例では、腹側における弾性伸縮部材20の幅を背側における前記弾性伸縮部材20の幅より幅狭く、かつ短くし、腹への過度の圧迫を可能な限り防止したものである。
図11の例では、逆に、腹側における弾性伸縮部材20の幅が背側における弾性伸縮部材20の幅より幅広とし、乳児の腹は太鼓状であり、腹側においてずれ落ち易いことに鑑み、前後方向に持ち上げる量を多くするようにしたものである。
図12及び図13に示すように、背側及び腹側のうち一方に弾性伸縮部材20を設けることもできる。この場合、吸収パッド10の他端部は直接的に外装体1と固定するものである。
なお、吸収パッド10を前後方向に対称にすれば、使用経過に応じて前後を逆にして使用できる。
上記の弾性伸縮部材20としては、ゴムシート、弾性発泡シート、弾性フィルム、伸縮性不織布シートが用いられる。また、図示を省略するが、2枚の基材シートの間に、あるいはその基材シートの一方に、多数の糸ゴムなどの糸状弾性伸縮部体2を斜め格子状(角度に限定はない)に配置し、これらの糸状弾性伸縮部体群により横方向の弾性伸縮部材20を構成することもできる。
上記例では、吸収パッド10にバリヤーカフスを形成したが、外装体1にバリヤーカフスを設けることもできる。
<第2の実施の形態>
他方、図14に示すように、弾性伸縮部材は、一方の端部あたり2つの単位弾性伸縮部材20A、20Aを備え、これらの単位弾性伸縮部材20A、20Aが、吸収パッド10の各隅部と、この隅部から横方向及び前後方向から離れる斜め外方に向かった位置とを繋ぐ方向にそれぞれ配置され、各単位弾性伸縮部材20A、20Aの第1端部は吸収パッド10の隅部にホットメルト接着剤などにより固定され、使用時において、各単位弾性伸縮部材20A、20Aの第2端部は外装体1にそれぞれ連結固定されるように構成することもできる。この形態においても、単位弾性伸縮部材20A、20Aを背側又は腹側の一方のみに配置してもよい。
この場合においても、吸収パッド10の股下部を前後方向に持ち上げる(吊り上げる)ように作用する。
<第3の実施の形態>
上記例は連結式おむつの場合であるが、パンツ型おむつにも本発明の構造を当然に適用できる。
この例を図15及び図16に示した。面側から体液を受け入れて保持し裏面側への漏れを防止する外装体1には、不織布などからなる透液性表面シートと、液不透過性のたとえばポリエチレンなどのプラスチック裏面シートと、それらの間に介在された吸収体とを備えるが、詳細を図示していない。表面シートと裏面シートとの間には、ウエスト回り部分及び脇部に糸ゴムなどからなるウエスト伸縮部材40がその伸長下に固定されている。前後に両脇部には接合部12A、12A…を有し、前後を重ねた状態で超音波熱融着シールなどにより接合されることで、脚回り開口部LO及び腰回り開口部WOがそれぞれ形成される。
かかる外装体1に対して、同様に吸収パッド10が設けられるものである。
<第4の実施の形態>
上記例はそれぞれおむつの場合であるが、ショーツなどの下着にあてがう場合も、前記と同様の形態で実施できる。その例はパンツ型おむつの例に基づけば直ちに推測できるであろうから、図示及び説明を省略する。
<第5の実施の形態>
上記例の連結固定手段30としては、吸収パッド10の裏面に予め設けられたホットメルト接着剤であるが、メカニカルファスナーとすることも可能である。
他方、弾性伸縮部材20を使用面側を覆うようにして不織布などのシートによって覆うことができる。
さらに、吸収パッド10の裏面シート12の裏面側に肌触りを向上させる不織布シートなどを設けることもできる。
本発明の連結式おむつの平面図である。 図1の2−2線矢視図である。 弾性伸縮部材の伸縮及び幅方向の収縮形態に説明図である。 図1の4−4線矢視図である。 着用状態の概要縦断面図である。 弾性伸縮部材の固定態様の説明図である。 弾性伸縮部材の固他の固定態様の説明図である。 弾性伸縮部材の別の固定態様の説明図である。 図1の弾性伸縮部材の固定態様を概念的に図示した説明図である。 他の形態の説明図である。 他の形態の説明図である。 他の形態の説明図である。 他の形態の説明図である。 他の弾性伸縮部材の斜視図である。 パンツ型おむつの斜視図である。 その展開平面図である。
符号の説明
1…外装体、2…メカニカルファスナーテープ、3…ターゲットテープ、10…吸収パッド、20…弾性伸縮部材、30…(連結固定用)ホットメルト接着剤、31…(固定用)ホットメルト接着剤、40…ウエスト伸縮部材。

Claims (4)

  1. 裏面側に位置し少なくともウエスト部分が横方向に伸縮可能に構成された外装体に対し、表面側から体液を受け入れて保持し裏面側への漏れを防止する吸収パッドが、その使用時において前記外装体の使用面側に連結固定されるパッド型おむつ構造において、
    前記吸収パッドの腹側および背側のそれぞれの端部において、横方向に長い帯状で、横方向に伸ばすと縦方向に収縮する弾性伸縮部材が固定され、
    使用時において、前記背側及び腹側のウエスト部分に、前記弾性伸縮部材を前記外装体の使用面側に連結固定し、
    前記吸収パッドは前記連結固定領域を除く前後方向中間領域の実質的に全体が前記外装体と固定関係にない、
    ことを特徴とするパッド型おむつ構造。
  2. 裏面側に位置し少なくともウエスト部分が横方向に伸縮可能に構成された外装体に対し、表面側から体液を受け入れて保持し裏面側への漏れを防止する吸収パッドが、その使用時において前記外装体の使用面側に連結固定されるパッド型おむつ構造において、
    前記吸収パッドの背側及び腹側のうち一方の端部において、横方向に長い帯状で、横方向に伸ばすと縦方向に収縮する弾性伸縮部材が固定され、
    使用時において、前記弾性伸縮部材とこれと対応する前記吸収パッドの一端部とを連結固定し、前記吸収パッドの他端部は直接的に前記外装体と固定し、
    前記吸収パッドは前記連結固定領域を除く前後方向中間領域の実質的に全体が前記外装体と固定関係にない、
    ことを特徴とするパッド型おむつ構造。
  3. 前記弾性伸縮部材は、一方の端部あたり2つの単位弾性伸縮部材を備え、これらの単位弾性伸縮部材が、前記吸収パッドの各隅部と、この隅部から横方向及び前後方向から離れる斜め外方に向かった位置とを繋ぐ方向にそれぞれ配置され、
    各単位弾性伸縮部材の第1端部は前記吸収パッドの隅部に固定され、使用時において、各単位弾性伸縮部材の第2端部は前記外装体にそれぞれ連結固定されるように構成されている請求項1または2記載のパッド型おむつ構造。
  4. 前記外装体は、ショーツ、テープ式おむつまたはパンツ型おむつである請求項1〜3のいずれか1項に記載のパッド型おむつ構造。
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