JP2004289232A - カラー画像処理装置 - Google Patents

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JP2004289232A JP2003075622A JP2003075622A JP2004289232A JP 2004289232 A JP2004289232 A JP 2004289232A JP 2003075622 A JP2003075622 A JP 2003075622A JP 2003075622 A JP2003075622 A JP 2003075622A JP 2004289232 A JP2004289232 A JP 2004289232A
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Yasunori Hashimoto
康訓 橋本
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Abstract

【課題】任意の変倍率で変倍を行うことができるカラー画像の複写装置を提供すること。
【解決手段】スキャナ部、変倍処理部、プリンタ部およびコンピュータと接続する為のインターフェース部からなるカラー画像処理装置。オペレーションパネルから指示された変倍率が50〜200%の範囲を超えたかどうかを判断し、超えない場合には、変倍処理部で変倍処理を行い、超えたときには、コンピュータ側でソフトにより任意倍率の変倍処理を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
原稿をカラーで読み取ってカラーでプリント出力するカラー画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来のカラー画像処理装置の例であり、本図を用いて動作の説明を行う。101は、原稿を走査してRGBのアナログ信号を出力するCCD等の画像撮像素子、102は、画像撮像素子101から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器、104は、A/D変換器102から出力された画像データを変倍処理する変倍処理部、801は、変倍処理部104から出力された画像データを輝度濃度変換処理する輝度濃度変換処理部、103は、輝度濃度変換処理部801から出力された画像データにマスキング処理を施すマスキング処理部、802は、マスキング処理部103から出力された画像信号に濃度補正処理を施す濃度補正処理部、106は、濃度補正処理部802から出力された画像データをプリント出力するインクジェットプリンタ、107は、本カラー画像処理装置の各部の制御を行うCPU、108は、CPU107に接続され、ワークエリアとして使用されるRAM、109は、CPU107に接続され、CPU107で実行される命令コードを格納するROMである。
【0003】
図9は、本カラー画像処理装置によるカラー複写動作の手順を示すフローチャートであり、本図を用いて動作を説明する。
【0004】
まず画像撮像素子101で原稿を走査してアナログ信号を出力する(ステップS901)。次にA/D変換器102でA/D変換処理を行いアナログ信号をディジタル信号に変換する(ステップS902)。
【0005】
次に変倍処理を行う。不図示のオペレーションパネルより指示された変倍率に従って線形補間法により処理を行う。
【0006】
図5は、線形補間法に於ける変換前の画素と変換後の画素との関係を示す。図中、画素V、画素W、画素X、画素Yは変換前の画素を表す。また、各画素の輝度レベルをそれぞれv、w、x、yとする。
【0007】
変換後の画素を画素Pとし、画素Pと変換前の画素との位置関係は、主走査方向(図の左右方向)に画素VからLa、画素WからLbの位置にあり、副走査方向(図の上下方向)には、画素VからKa、画素XからKbの位置にあるとする。従って図5に於ける画素Pの輝度レベルpは、
【外1】
Figure 2004289232
【0008】
となる。本変倍処理部で変倍処理が可能な変倍範囲はハードウェア構成上50〜200%の制限がある。
【0009】
変倍処理された画像データはRGBの輝度信号からCMYの濃度信号への変換を行う(ステップS904)。輝度濃度変換は色毎にテーブル参照により行われる。図6にテーブルに格納される特性の例を示す。横軸は輝度レベルの入力で、縦軸は濃度レベルの出力である。
【0010】
次に画像撮像素子の特性の色空間の画像データをマスキング処理によりインクジェットプリンタの特性の色空間に変換する(ステップS905)。
【0011】
マスキング処理の演算の方法は、CMYを入力画像値とし、C′M′Y′を出力画像値とした場合、次式、すなわち、
【外2】
Figure 2004289232
【0012】
により行われる。
【0013】
さらにインクジェットプリンタ106の特性に合わせる為、CMYの各色毎にテーブル参照により濃度補正処理を行う(ステップS906)。図7にテーブルに格納される特性の例を示す。横軸は入力レベルで縦軸が出力レベルである。
【0014】
次にCMYの多値信号をインクジェットプリンタ106から出力するために誤差拡散法により2値信号に変換する(ステップS907)。
【0015】
最後に2値化したCMYの信号をインクジェットプリンタ106から出力して(ステップS908)本カラー画像処理装置によるカラー複写動作を終了する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の例では変倍処理部の処理能力上、50〜200%の変倍範囲の処理しか出来ない欠点があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】
コンピュータと接続することによりコンピュータ側で任意倍率の変倍処理を行うことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を実施したカラー画像処理装置の例であり、本図を用いて動作の説明を行う。101は、原稿を走査してRGBのアナログ信号を出力するCCD等の画像撮像素子、102は、画像撮像素子101から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器、103は、A/D変換器102から出力されるディジタル信号にマスキング処理を施すマスキング処理部、104は、マスキング処理部103から出力された画像データに変倍処理を施す変倍処理部、105は、変倍処理部104から出力される画像データを格納する画像メモリ、106は、画像メモリ105から読み出された画像データをプリント出力するインクジェットプリンタ、107は、本カラー画像処理装置の各部の制御を行うCPU、108は、CPU107に接続され、ワークエリアとして使用されるRAM、109は、CPU107に接続され、CPU107で実行される命令コードを格納するROM、110は、本カラー画像処理装置とコンピュータ等を接続する為のインターフェース部である。
【0019】
動作モードは複写動作、スキャナ動作、プリンタ動作の3種類の動作があり、複写動作は、本装置の持つスキャナ部からプリンタ部へ直接、画像データを入力し複写動作するモードであり、スキャナ動作は、本装置のスキャナ部からコンピュータへ画像データを出力し、コンピュータ側のハードディスク等へRGBの画像データを転送するモードであり、プリンタ動作は、コンピュータのハードディスク等に格納されたRGBの画像データを本装置に出力しインクジェットプリンタによりプリント出力するモードである。
【0020】
以下、順にフローチャートを用いてそれぞれの動作を説明する。
【0021】
カラー複写動作について説明する。
【0022】
図2は、カラー複写動作の手順を示すフローチャートである。
【0023】
まず不図示のオペレーションパネルより設定された変倍率が50〜200%の範囲に収まっているか判断する(ステップS200)。
【0024】
収まっている場合は次の様に処理が行われる。
【0025】
画像撮像素子101で原稿を走査してアナログ信号を出力する(ステップS201)。
【0026】
次にA/D変換器102でA/D変換処理を行いアナログ信号をディジタル信号に変換する(ステップS202)。スキャナ部のマスキング処理部に於いて画像撮像素子の特性の色空間の画像データをマスキング処理によりNTSCのRGBの標準色空間に変換する(ステップS203)。
【0027】
マスキング処理の演算の方法は、RGBを入力画像値とし、R′G′B′を出力画像値とした場合、次式、すなわち
【外3】
Figure 2004289232
【0028】
により行われる。
【0029】
次に変倍処理を行う。不図示のオペレーションパネルより指示された変倍率に従って線形補間法により処理を行う。
【0030】
図5は、線形補間法に於ける変換前の画素と変換後の画素との関係を示す。図中、画素V、画素W、画素X、画素Yは変換前の画素を表す。また、各画素の輝度レベルをそれぞれv、w、x、yとする。
【0031】
変換後の画素を画素Pとし、画素Pと変換前の画素との位置関係は、主走査方向(図の左右方向)に画素VからLa、画素WからLbの位置にあり、副走査方向(図の上下方向)には、画素VからKa、画素XからKbの位置にあるとする。従って図5に於ける画素Pの輝度レベルpは、従来例で示した式1と同様である。
【0032】
変倍処理された画像データはRGBの輝度信号からCMYの濃度信号への変換を行う(ステップS205)。輝度濃度変換は色毎にテーブル参照により行われる。図6にテーブルに格納される特性の例を示す。横軸は輝度レベルの入力で、縦軸は濃度レベルの出力である。
【0033】
次にプリンタ部のマスキング処理を行い、標準色空間の画像信号をインクジェットプリンタ106の色の特性に合わせる為マスキング処理を行う(ステップS206)。
【0034】
マスキング処理の演算の方法は、CMYを入力画像値とし、C′M′Y′を出力画像値とした場合、次式、すなわち、
【外4】
Figure 2004289232
【0035】
により行われる。
【0036】
さらにインクジェットプリンタ106の特性に合わせる為、CMYの各色毎にテーブル参照により濃度補正処理を行う(ステップS207)。図7にテーブルに格納される特性の例を示す。横軸は入力レベルで縦軸が出力レベルである。
【0037】
次にCMYの多値信号をインクジェットプリンタ106から出力するために誤差拡散法により2値信号に変換する(ステップS208)。
【0038】
最後に2値化したCMYの信号をインクジェットプリンタ106から出力して本カラー画像処理装置によるカラー複写動作を終了する。
【0039】
また、ステップS200で変倍率の範囲が50〜200%の範囲に収まっていない場合は次の様に処理が行われる。
【0040】
まず画像撮像素子101で原稿を走査してアナログ信号を出力する(ステップS210)。次にA/D変換器102でA/D変換処理を行いアナログ信号をディジタル信号に変換する(ステップS211)。スキャナ部のマスキング処理部に於いて画像撮像素子の特性の色空間の画像データをマスキング処理によりNTSCのRGBの標準色空間に変換する(ステップS212)。
【0041】
マスキング処理の演算の方法は、RGBを入力画像値とし、R′G′B′を出力画像値とした場合、次式、すなわち、
【外5】
Figure 2004289232
【0042】
により行われる。
【0043】
次にコンピュータにデータ転送を行う(ステップS213)。
【0044】
コンピュータではソフトウェア処理により変倍処理を行う(ステップS214)。任意倍率の変倍が可能である。
【0045】
変倍処理された画像データはコンピュータから本体にデータ転送される(ステップS215)。
【0046】
コンピュータより受け取った画像データはRGBの輝度信号からCMYの濃度信号への変換を行う(ステップS205)。輝度濃度変換は色毎にテーブル参照により行われる。
【0047】
図6にテーブルに格納される特性の例を示す。横軸は輝度レベルの入力で、縦軸は濃度レベルの出力である。
【0048】
次にプリンタ部のマスキング処理を行い、標準色空間の画像信号をインクジェットプリンタ106の色の特性に合わせる為マスキング処理を行う(ステップS206)。
【0049】
マスキング処理の演算の方法は、CMYを入力画像値とし、C′M′Y′を出力画像値とした場合、次式、すなわち、
【外6】
Figure 2004289232
【0050】
により行われる。
【0051】
さらにインクジェットプリンタ106の特性に合わせる為、CMYの各色毎にテーブル参照により濃度補正処理を行う(ステップS207)。図7にテーブルに格納される特性の例を示す。横軸は入力レベルで縦軸が出力レベルである。
【0052】
次にCMYの多値信号をインクジェットプリンタ106から出力するために誤差拡散法により2値信号に変換する(ステップS208)。
【0053】
最後に2値化したCMYの信号をインクジェットプリンタ106から出力して本カラー画像処理装置によるカラー複写動作を終了する。
【0054】
スキャナ動作について説明する。
【0055】
図3は、スキャナ動作の手順を示すフローチャートである。
【0056】
まず画像撮像素子101で原稿を走査してアナログ信号を出力する(ステップS301)。次にA/D変換器102でA/D変換処理を行いアナログ信号をディジタル信号に変換する(ステップS302)。スキャナ部のマスキング処理部に於いて画像撮像素子の特性の色空間の画像データをマスキング処理によりNTSCの標準色空間に変換する(ステップS303)。マスキング処理の方法は複写動作の場合と同様である。
【0057】
スキャナの解像度からコンピュータにより指示された解像度に変倍処理する(ステップS304)。変倍処理の方法は複写動作の場合と同様である。
【0058】
最後にインターフェース部110を介してコンピュータに画像データを出力してスキャナ動作を終了する。インターフェースはBi−Centro、RS232C、SCSI等のインターフェースを用いるが、他のインターフェースに於いても本発明が適用されることは言うまでもない。
【0059】
プリンタ動作について説明する。
【0060】
図4は、プリンタ動作の手順を示すフローチャートである。
【0061】
まず、コンピュータから入力されるRGB形式の画像データをインターフェース部110を介して受け取り画像メモリ105に格納する(ステップS401)。次にCPU107で画像メモリに格納されたRGBの画像データに対して輝度濃度変換処理を行う(ステップS402)。輝度濃度変換方法は複写動作の場合と同様である。次に標準の色空間の画像データをインクジェットプリンタ106の特性に合わせるため、マスキング処理を行う(ステップS403)。マスキング処理の方法は複写動作の場合と同様である。さらにインクジェットプリンタ106の特性に合わせるため、CMYの各色毎にテーブル参照により濃度補正処理を行う(ステップS404)。濃度補正処理の方法は複写動作の場合と同様である。次にコンピュータから入力された画像データの解像度からプリンタの解像度に合うように変倍処理を行う(ステップS405)。変倍の方法は複写動作の場合と同様に線形補間法を用いる。次にCMYの多値信号をインクジェットプリンタ106から出力するために誤差拡散法により2値信号に変換する(ステップS406)。最後にインクジェットプリンタ106から画像データをプリント出力してプリンタ動作を終了する。
【0062】
以上の説明に於いて、マスキング処理は1次元のマスキング演算で行う例で説明したが、2次元或いは更に高次のマスキング演算によれば更に精度の高い処理が可能となる。また、変倍の処理法として線形補間法による例で説明したが、SPC法で簡略化することも可能であるし、他の変倍法を用いることも可能である。
【0063】
【発明の効果】
コンピュータと接続することにより、変倍処理部の処理可能な変倍範囲よりも広い範囲での変倍処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー画像処理装置の例を示す図。
【図2】本発明を実施したカラー画像処理装置によるカラー複写動作の手順を示すフローチャート。
【図3】本発明を実施したカラー画像処理装置によるスキャン動作の手順を示すフローチャート。
【図4】本発明を実施したカラー画像処理装置によるプリンタ動作の手順を示すフローチャート。
【図5】線形補間法に於ける変換前の画素と変換後の画素との関係を示す図。
【図6】輝度濃度変換のテーブルの特性の例を示す図。
【図7】濃度補正処理のテーブルの特性の例を示す図。
【図8】従来のカラー画像処理装置の例を示す図。
【図9】従来のカラー画像処理装置によるカラー複写動作の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
101 画像撮像素子
102 A/D変換器
103 マスキング処理部
104 変倍処理部
105 画像メモリ
106 インクジェットプリンタ
107 CPU
108 RAM
109 ROM
110 インターフェース部

Claims (1)

  1. スキャナ部と変倍処理部とプリンタ部およびコンピュータと接続する為のインターフェース部から成り、変倍処理部で処理可能な倍率範囲での複写動作を行う時は、スキャナ部から出力された画像データを変倍処理部で変倍した後プリンタ部に出力し、変倍処理部で処理可能な倍率範囲外の複写動作を行う時は、スキャナ部から出力された画像データをインターフェース部を介してコンピュータへ送り、コンピュータ側で変倍処理を行ってから再びインターフェース部を介してデータを受け取りプリンタ部で出力を行うことを特徴とするカラー画像処理装置。
JP2003075622A 2003-03-19 2003-03-19 カラー画像処理装置 Withdrawn JP2004289232A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8290307B2 (en) 2007-06-05 2012-10-16 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and recording medium

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US8290307B2 (en) 2007-06-05 2012-10-16 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and recording medium

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Effective date: 20060606