JP2004288337A - 光ディスク装置及びディスクモータ制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】CAV記録中、LPP信号等の読取率やディスク特性に基づいて現在のCAV記録倍速を落として記録を行う光ディスク装置及びディスクモータ制御方法を提供する。
【解決手段】複数種類の回転速度でディスクを回転駆動可能とし、このディスクにデータを記録する光ディスク装置において、ディスクを回転させるモータ63を角速度一定で回転駆動させるモータ制御回路64と、モータ制御回路64によって角速度一定で回転駆動されたディスクにデータを記録する記録手段65と、記録手段65によってデータが記録されているとき、ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであるかを判断するディスク特性判断手段40と、ディスクが第1の回転速度で回転されている状態で、ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであると判断されたとき、第1の回転速度より遅い第2の回転速度に変更する回転速度変更手段64とを具備することを特徴とする。
【選択図】 図4
【解決手段】複数種類の回転速度でディスクを回転駆動可能とし、このディスクにデータを記録する光ディスク装置において、ディスクを回転させるモータ63を角速度一定で回転駆動させるモータ制御回路64と、モータ制御回路64によって角速度一定で回転駆動されたディスクにデータを記録する記録手段65と、記録手段65によってデータが記録されているとき、ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであるかを判断するディスク特性判断手段40と、ディスクが第1の回転速度で回転されている状態で、ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであると判断されたとき、第1の回転速度より遅い第2の回転速度に変更する回転速度変更手段64とを具備することを特徴とする。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ディスクに対してデータを記録したり、光ディスクに記録されたデータを再生したりする光ディスク装置に関する。また、この発明は、光ディスク毎の記録特性に対応して光ディスクにおける記録可能な記録速度を制御するディスクモータ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、近年では、例えばDVD(Digital Versatile Disk)−R(Recordable)、DVD−RW(ReWritable)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD(Compact Disk)−R(Recordable)、CD(Compact Disk)−RW(ReWritable)等のように、データの記録再生が可能な光ディスクが開発され実用化されている。
【0003】
一方、この種の光ディスクにデータの記録再生を行う光ディスク装置には、CLV(Constant Linear Velocity)方式での記録が可能な高速記録機能が備えられている。
【0004】
この高速記録機能は、標準記録速度の数倍から十数倍の速度でデータを記録することが可能で、例えば標準記録速度の4倍、8倍、12倍及び16倍等のように、予め設定された複数の高速記録速度の中から、ユーザが所望の速度を選定することによって実行される。
【0005】
ところで、CLV記録でDVD−R/RW、CD−R/RW等の光ディスクを記録中に、LPP(Land Pre−pit)信号、ATIP(AbsoluteTime In Pre−groove)信号等の読取り率や光ディスクの特性、面振れ、偏心等の影響により記録状態が大きく悪化することがある。このままでは、ライトエラーになるがそれを回避するため、記録状態が大きく悪化する前に現在のCLV回転速度を落とし、それよりも回転速度が低いCLV記録で最後まで記録を行うようにしている。なお、LPP信号とは、DVD−RディスクやDVD−RWディスクのランドに予めピットが形成されたものでアドレス情報を示す信号である。また、ATIP信号とはCD−RディスクやCD−RWディスクのプリグルーブ(Pre−groove)に含まれるウォブル(wobble)信号から得られる時間情報アドレスの絶対アドレスである。
【0006】
このように、例えば光ディスクの面振れや偏心、或いはATIP信号に基づいてデータ記録速度(記録倍速)を変更することで、安定した記録動作を得ることが可能な光ディスク装置に関する技術が公開されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−67777号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような光ディスク装置では、CLV記録を前提としてライトエラー回避動作を実現している。すなわち、CLV記録でDVD−R/RW、CD−R/RW等の光ディスクを記録中、LPP信号、ATIP等の読取り率や光ディスクの特性である、面振れや偏心等の影響により記録状態が大きく悪化する前に、現在動作しているCLV記録倍速を落とし、それよりも倍速が低いCLV記録で最後まで記録を行うようにしている。
【0009】
このように従来技術ではCLV記録においては考慮されているが、CAV記録におけるライトエラー回避動作はまだ実現していなかった。
そこで、本発明は上記の問題を解決するために成されたものであり、CAV記録でDVD−R/RW、CD−R/RW等光ディスクを記録中、LPP信号やATIP信号等の読取り率や光ディスクの特性、面振れや偏心等の影響により記録状態が大きく悪化する前に、現在動作しているCAV記録倍速を落とし、それよりも倍速が低いCAV記録で最後まで記録を行うことができる光ディスク装置及びディスクモータ制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するために、複数種類の回転速度でディスクを回転駆動可能とさせ、このディスクにレーザ光を照射してデータを記録する光ディスク装置において、
【0011】
前記ディスクを回転させるためのモータと、このモータを角速度一定で回転駆動させるためのモータ制御回路と、このモータ制御回路によって角速度一定で回転駆動された前記光ディスクにレーザ光を照射してデータを記録する記録手段と、この記録手段によって前記データが記録されているとき、前記ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであるかを判断するディスク特性判断手段と、前記ディスクが第1の回転速度で回転されている状態で、前記ディスク特性判断手段によって前記ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであると判断されたとき、前記第1の回転速度より遅い第2の回転速度に変更する回転速度変更手段とを備えるようにしたものである。
【0012】
上記のような構成によれば、CAV記録中に光ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであるかどうかをチェックし、偏心ディスクまたは偏重心ディスクであった場合は、モータの回転速度を現在の回転速度よりも遅くて記録を行うことができ、ライトエラーを回避することができる。
【0013】
また、この発明は、上記の目的を達成するために、複数種類の回転速度でディスクを回転駆動可能とさせ、このディスクにレーザ光を照射してデータを記録する光ディスク装置において、前記ディスクを回転させるためのモータと、このモータを角速度一定で回転駆動させるためのモータ制御回路と、このモータ制御回路によって角速度一定で回転駆動された前記光ディスクにレーザ光を照射してデータを記録する記録手段と、この記録手段によって記録された前記データから得られる反射光に基づいて、前記光ディスクに予め記録されたピット形状の第1のアドレス情報(LPP)又は記録トラックに対して蛇行形状として形成された第2のアドレス情報(ATIP)を検出するアドレス情報検出手段と、このアドレス情報検出手段によって検出された前記第1のアドレス情報または前記第2のアドレス情報の読取り率を検出する読取検出手段と、この読取検出手段によって検出された前記読取り率に基づいて、前記ディスクが正常なディスクであるか否かを判断するディスク判断手段と、前記ディスクが第1の回転速度で回転されている状態で、前記ディスク判断手段によって前記ディスクが正常でないと判断されたとき、前記第1の回転速度より遅い第2の回転速度に変更する回転速度変更手段とを具備することを特徴とする。
【0014】
上記のような構成によれば、CAV記録中に読み取ったLPP信号またはATIP信号のエラー状況を検出し、エラーが検出されたときモータの回転速度を現在の回転速度より遅くすることで、ライトエラーを回避することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下の説明はこの発明の実施の形態であって、この発明の装置及び方法を限定するものではない。 図1は本発明が適用される光ディスク装置100の構成を示すブロック図である。光ディスク61はユーザデータを記録可能な光ディスクあるいは読出し専用の光ディスクであるが、本実施形態では記録可能な光ディスクとして本発明を説明する。記録可能な光ディスクとしては、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、CD−R、CD−RW等の光ディスクがある。光ディスク61の表面にはスパイラル状にランドトラック及びグルーブトラックが形成されており、このディスク61はスピンドルモータ63によって回転駆動される。 光ディスク61に対する情報の記録、再生は、光ピックアップ65によって行われる。光ピックアップ65は、スレッドモータ66とギアを介して連結されており、このスレッドモータ66はスレッドモータ制御回路68により制御される。 スレッドモータ制御回路68に速度検出回路69が接続され、この速度検出回路69により検出される光ピックアップ65の速度信号がスレッドモータ制御回路68に送られる。スレッドモータ66の固定部に、図示しない永久磁石が設けられており、駆動コイル67がスレッドモータ制御回路68によって励磁されることにより、光ピックアップ65が光ディスク61の半径方向に移動する。 光ピックアップ65には、図示しないワイヤ或いは板バネによって支持された対物レンズ70が設けられる。対物レンズ70は駆動コイル72の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への移動が可能で、又駆動コイル71の駆動によりトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)への移動が可能である。 モータ制御回路64は、光ディスク61に信号を記録または再生する際に線速度(Constant Linear Velocity)一定で回転制御することができるとともに、角速度一定(Constant angular velocity)で回転制御可能となっている。変調回路73は、情報記録時にホスト装置94からインターフェース回路93を介して供給されるユーザデータを8−14変調(EFM)して、EFMデータを提供する。レーザ制御回路75は情報記録時(マーク形成時)に、変調回路73から供給されるEFMデータに基づいて、書き込み用信号を半導体レーザダイオード79に提供する。又、レーザ制御回路75は情報読取り時に、前記書き込み信号より小さい読取り用信号を半導体レーザダイオード79に提供する。 半導体レーザダイオード79は、レーザ制御回路75から供給される信号に応じてレーザ光を発生する。半導体レーザダイオード79から発せられるレーザ光は、コリメータレンズ80、ハーフプリズム81、対物レンズ70を介して光ディスク61上に照射される。光ディスク61からの反射光は、対物レンズ70、ハーフプリズム81、集光レンズ82、およびシリンドリカルレンズ83を介して、光検出器84に導かれる。 光検出器84は、4分割の光検出セル84a〜84dから成る。光検出セル84a〜84dの出力信号は、電流/電圧変換用のアンプ85a〜85d、加算器86a〜86dを介して差動アンプOP1、OP2に供給される。 差動アンプOP2は、加算器86a、86bの両出力信号の差に応じた、フォーカスエラー信号FEを出力する。この出力はフォーカシング制御回路87に供給される。フォーカシング制御回路87の出力信号は、フォーカシング駆動コイル72に供給される。これにより、レーザ光が光ディスク61の記録膜上に常時ジャストフォーカスとなる制御がなされる。 差動アンプOP1は、加算器86c、86dの両出力信号の差に応じたトラッキングエラー信号TEを出力する。この出力はトラッキング制御回路88に供給される。トラッキング制御回路88は、差動アンプOP1からのトラッキングエラー信号に応じてトラック駆動信号を生成する。トラッキング制御回路88から出力されるトラック駆動信号は、トラッキング方向の駆動コイル71に供給される。又、トラッキング制御回路88で用いられるトラッキングエラー信号が、スレッドモータ制御回路68に供給される。ディスク特性判定回路40は、差動アンプOP1から出力されるトラッキングエラー信号TEに基いて、ディスク特性である偏心ディスク、偏重心ディスクか否かを判定し、CPU90へ判定結果を送信する。すなわち、予め備えられた閾値とトラッキングエラー信号の振幅とを比較することで偏心ディスクまたは偏重心ディスクであるかを判定する。 アドレスデコード回路42は、加算器86c及び加算器86dからの出力に基づいて、LPP信号またはATIP信号のエラー状況を判定し、CPU90へ判定結果を送信する。すなわち、LPP信号またはATIP信号の読取り率が高いかどうかをみて判定している。 上記フォーカシング制御およびトラッキング制御がなされることで、光検出器84の光検出セル84a〜84dの出力信号の和信号には、つまり加算器86c、86dの両出力信号を加算する加算器86eの出力和信号RFには、記録情報に対応して光ディスク61のトラック上に形成されたピットなどからの反射率の変化が反映される。この信号は、データ再生回路78に供給される。 データ再生回路78は、PLL回路76からの再生用クロック信号に基づき、記録データを再生する。又、データ再生回路78は信号RFの振幅を測定する機能を有し、該測定値はCPU90によって読み出される。 上記トラッキング制御回路88によって対物レンズ70が制御されているとき、スレッドモータ制御回路68により、対物レンズ70が光ピックアップ65内の中心位置近傍に位置するようスレッドモータ66つまり光ピックアップ65が制御される。 モータ制御回路64、スレッドモータ制御回路68、変調回路73、レーザ制御回路75、PLL回路76、データ再生回路78、フォーカシング制御回路87、トラッキング制御回路88等は、サーボ制御回路として1つのLSIチップ内に構成することができ、又これら回路はバス89を介してCPU90によって制御される。CPU90はインターフェース回路93を介してホスト装置94から提供される動作コマンドに従って、この光ディスク記録再生装置を総合的に制御する。またCPU90は、RAM91を作業エリアとして使用し、ROM92に記録された本発明を含むプログラムに従って所定の動作を行う。 次に、図2は1/4分割した光ディスクを示す図であり、(a)は回転数xでCAV制御された光ディスク、(b)は回転数yでCAV制御された光ディスク、(c)はCLV制御された光ディスクを示している。但し、回転数x>yとする。 図2に示されるように、CAV記録は回転数一定で記録を行うため光ディスクの内周側に比べ外周側の記録密度は低くなる。また(a)よりも(b)の方が回転数が低いので、(a)の光ディスクに比べ(b)の光ディスクは記録密度が低くなっている。
【0016】
(ディスク特性判定回路の制御動作)
次に、本発明の光ディスク装置におけるディスクモータ制御動作について説明する。図3はCAV記録倍速と記録時間の相関図であり、図4はディスクモータ制御動作を説明するためのフローチャートである。以下、図3及び図4を用いて説明する。
【0017】
図4に示すように、ユーザが光ディスク装置100に光ディスク61(ここでは、DVD−Rディスクと想定する)を挿入させると(ステップA1)、CPU90は光ピックアップ65を光ディスク61の最内周にある管理領域(コントロールデータエリア)に移動させ、光ピックアップ65によってコントロールデータエリアからディスク情報を読み取る(ステップA3)。読み取ったディスク情報から、CPU90は挿入された光ディスク61が新規のディスクか、或いは新規ではないディスク(途中まで記録されたディスク)かを判定する(ステップA5)。挿入された光ディスクがCDであればTOC情報を読み取って新規ディスクか否かを判定する。
【0018】
もし、新規ディスクであった場合(ステップA5のY)で、ホスト装置94よりライトコマンドが転送されてきた場合(ステップA7のY)、CPU90の制御に基づいてモータ制御回路64は標準速度(第1の回転速度、ここでは8倍速)でディスクを回転駆動させ、この状態で光ピックアップ65は光ディスク61の最内周に移動されCAV記録を行う(ステップA9)。なお、ライトコマンドが受信されない場合(ステップA7のN)は受信するまで待機する。
【0019】
また、新規ディスクでない場合(ステップA5のN)で、ホスト装置94よりライトコマンドが転送されてきた場合(ステップA11のY)、CPU90の制御に基づいてモータ制御回路64は標準速度(第1の回転速度、ここでは8倍速)でディスクを回転駆動させ、この状態で光ピックアップ65は光ディスク61の記録済領域の終端部分に移動され、そこからCAV記録を行う(ステップA13)。なお、ライトコマンドが受信されない場合(ステップA11のN)は受信するまで待機する。
【0020】
そして、CAV記録を行いながら、偏心ディスク又は偏重心ディスクかを判定するとともに、LPP信号又はATIP信号のエラー検出を行い、正常であるかを判定する。まず、偏心ディスク又は偏重心ディスクかの判定はディスク特性判定回路40にて行う。ここで、偏心ディスクとは、センターホール中心が重心位置と一致するが、そのセンターホール中心がスパイラルトラックの中心と一致していないディスクである。また、偏重心ディスクとはセンターホール中心がスパイラルトラックの中心と一致するが、そのセンターホール中心が重心位置と一致していないディスクである。
【0021】
ディスク特性判定回路40は、光ピックアップ65内の加算器86c、86dの両出力信号の差をとる差動アンプOP1から出力されるトラッキングエラー信号TEに基づいて偏心ディスク又は偏重心ディスクかを判定する(ステップA15)。具体的には、トラックジャンプ期間を除く期間のトラッキングエラー信号TEのレベルが所定範囲内にあるか否かをみて、トラッキングエラー信号TEのレベルが所定範囲を越えるときは光ディスク61が偏心ディスク又は偏重心ディスクであると判定する。つまり、図3の(a)位置に示されるように、CAV記録では外周に行くほど回転速度が上がるため、常にトラッキングエラー信号TEをみて判定する必要がある。
【0022】
もし、偏心ディスク又は偏重心ディスクであると判定した場合(ステップA17のY)、モータ制御回路64はCPU90に判定結果を送信する。CPU90はこの結果に基づいてスピンドルモータ63を現在の回転速度(第1の回転速度)よりも低い回転速度(第2の回転速度)に落とすように((b)位置参照)、モータ制御回路64を制御する。そして、CPU90は光ピックアップ65を制御して最後までCAV記録を行わせる(ステップA19)。
【0023】
また、ステップA17でNoの場合、光ディスク61のLPP信号を検出してこの信号のエラー状況をチェックする。なお、挿入されたディスクがCD−RやCD−RWであれば、LPP信号ではなくATIP信号を検出する。
【0024】
まず、アドレスデコード回路42はLPP信号の検出を行う(ステップA21)。そして、アドレスデコード回路42は、検出したLPP信号のエラー状況の検出を行い、正常かどうか常にチェックし、デコード結果をCPU90へ送信する。具体的には、LPP信号の読取り率と所定の閾値とを比較してLPP信号がエラーがあるかどうかを判断する(ステップA23)。もし、LPP信号の読取り率が所定の閾値よりも小さいと判断した場合(ステップA23のY)、CPU90は光ディスク61が異常であると判断して、モータ制御回路64と光ピックアップ65を制御して、現在の回転速度(第1の回転速度)よりも低い回転速度(第2の回転速度)に落として((b)位置参照)最後までCAV記録を行うようにする(ステップA19)。また、LPP信号の読取り率が所定の閾値よりも大きいと判断した場合(ステップA23のN)、CPU90は光ディスク61は正常であると判断して、回転速度を落とさずに最初の回転速度(ここでは8倍速)で記録を行う(ステップA25)。そして、記録を行いつつ、偏心ディスクまたは偏重心ディスクか否か、LPP信号の読取りエラーか否かを常にチェックするため、ステップA15へ戻り、繰返し処理を行う。
【0025】
このように、CAV記録では外周に行くほど回転速度が上がるため、記録しながら偏心ディスクまたは偏重心ディスクかの判断を行うとともに、LPP信号またはATIP信号のエラー状況を常に判定する必要がある。光ディスク61が偏心ディスクである場合、外周ほど光ピックアップ65のトラッキング制御が困難となって、光ディスク61へのデータ記録が良好に行われなくなる恐れがあり、また偏重心ディスクである場合、外周ほど自励振動が発生し、光ピックアップ65のトラッキング制御が困難となるからである。
【0026】
そこで、本発明では偏心ディスクまたは偏重心ディスクであったり、LPP信号またはATIP信号がエラーであった場合には、現在の回転速度を落として最後まで記録を行うようにしている。
【0027】
また、図5は、CAV記録で回転速度を複数回落とした場合を示したCAV記録倍速と記録時間との相関図が示す。図5に示されるように、CAV記録中に回転速度を落とすのを1回だけでなく複数回行うこともできる。すなわち、CAV記録中に偏心ディスク又は偏重心ディスク、或いはLPP信号又はATIP信号のエラー等の要因により、回転数xから回転数yに一旦落とし、((a)位置参照)、落とされた回転数yで引き続き記録を行うが、また上記要因があった場合には回転数yを回転数zに落とし((b)位置参照)、落とされた回転数zで再度引き続き記録を行っているのがわかる。したがって、上記要因により回転速度を複数回落とすことで、安定したトラッキング制御が可能となり記録動作も良好に行うことができる。
【0028】
次に、本発明の別の実施形態における光ディスク装置のモータ制御動作について説明する。図6は、記録倍速と記録時間の相関図であり、図7はモータ制御動作を説明するためのフローチャートである。なお、図7のステップB1〜B25までは図4に示したステップA1〜A25までは同じ動作を行うため以下説明は省略する。
【0029】
ステップB27において、CPU90は回転速度を3回落としたか否かを判定する(ステップB27)。すなわち、図6の(a)位置、(b)位置、(c)位置のように回転数x→回転数y→回転数z(但し、x>y>z)に3回記録速度を落としたか否かを判定する。そして、記録速度が3回落とされた場合(ステップB27のY)、モータ制御回路64はCPU90の制御に基づいて、CAV(角速度一定)からCLV(線速度一定)に回転制御を行い、光ピックアップ65によってデータを光ディスク61に記録する(ステップB29)。
【0030】
また、記録速度が3回落とされていない場合(ステップB27のN)、ステップB15に戻り、偏心ディスクまたは偏重心ディスクか否かの判定を行う。なお、ここでは記録速度を落とす回数を3回と限定したが、この限りではない。
【0031】
以上のように、CAV記録中に記録速度を落としていくが、それでもライトエラーになる可能性がある場合があり、このような場合に最後にCLV記録でデータを記録する。すなわち、CLV記録は回転数一定でなく線速度一定で記録を行うので内周から外周に行くほど回転数は落ちるためである。よって、記録速度が所定回数落とされた後にCLV記録にすることで、光ディスク61の外周では記録速度が遅くなるのでLPP信号またはATIP信号の読取り率が上がり、良好な記録動作を行うことができる。
【0032】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階では、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、光ディスクが所定速度で回転している状態でCAV記録するとき、偏心ディスクまたは偏重心ディスクであるか否かを識別する。偏心ディスクまたは偏重心ディスクであると識別したとき、その回転速度を下げるものである。また回転速度を複数回落とした後、線速度一定で回転制御するように制御するものである。
【0034】
また、光ディスクが所定速度で回転している状態でCAV記録するとき、LPP信号またはATIP信号のエラーの有無を判断する。LPP信号またはATIP信号にエラーがあると判断したとき、その回転速度を下げるものである。同様に、回転速度を複数回落とした後、線速度一定で回転制御するように制御するものである。
【0035】
そのため、偏心ディスクまたは偏重心ディスクであっても、またLPP信号またはATIP信号にエラーがあったとしても安定したトラッキング制御を行うことができ、ライトエラーを回避して記録動作を良好に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】1/4分割した光ディスクを示す図である。
【図3】CAV記録倍速と記録時間の相関図である。
【図4】モータ制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】CAV記録で記録倍速を複数回落とした場合を示したCAV記録倍速と記録時間との相関図である。
【図6】本発明に係る別の実施形態における記録倍速と記録時間の相関図である。
【図7】モータ制御動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
40 ディスク特性判定回路
42 アドレスデコード回路
63 スピンドルモータ
64 モータ制御回路
65 光ピックアップ
88 トラッキング制御回路
90 CPU
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ディスクに対してデータを記録したり、光ディスクに記録されたデータを再生したりする光ディスク装置に関する。また、この発明は、光ディスク毎の記録特性に対応して光ディスクにおける記録可能な記録速度を制御するディスクモータ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、近年では、例えばDVD(Digital Versatile Disk)−R(Recordable)、DVD−RW(ReWritable)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD(Compact Disk)−R(Recordable)、CD(Compact Disk)−RW(ReWritable)等のように、データの記録再生が可能な光ディスクが開発され実用化されている。
【0003】
一方、この種の光ディスクにデータの記録再生を行う光ディスク装置には、CLV(Constant Linear Velocity)方式での記録が可能な高速記録機能が備えられている。
【0004】
この高速記録機能は、標準記録速度の数倍から十数倍の速度でデータを記録することが可能で、例えば標準記録速度の4倍、8倍、12倍及び16倍等のように、予め設定された複数の高速記録速度の中から、ユーザが所望の速度を選定することによって実行される。
【0005】
ところで、CLV記録でDVD−R/RW、CD−R/RW等の光ディスクを記録中に、LPP(Land Pre−pit)信号、ATIP(AbsoluteTime In Pre−groove)信号等の読取り率や光ディスクの特性、面振れ、偏心等の影響により記録状態が大きく悪化することがある。このままでは、ライトエラーになるがそれを回避するため、記録状態が大きく悪化する前に現在のCLV回転速度を落とし、それよりも回転速度が低いCLV記録で最後まで記録を行うようにしている。なお、LPP信号とは、DVD−RディスクやDVD−RWディスクのランドに予めピットが形成されたものでアドレス情報を示す信号である。また、ATIP信号とはCD−RディスクやCD−RWディスクのプリグルーブ(Pre−groove)に含まれるウォブル(wobble)信号から得られる時間情報アドレスの絶対アドレスである。
【0006】
このように、例えば光ディスクの面振れや偏心、或いはATIP信号に基づいてデータ記録速度(記録倍速)を変更することで、安定した記録動作を得ることが可能な光ディスク装置に関する技術が公開されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−67777号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような光ディスク装置では、CLV記録を前提としてライトエラー回避動作を実現している。すなわち、CLV記録でDVD−R/RW、CD−R/RW等の光ディスクを記録中、LPP信号、ATIP等の読取り率や光ディスクの特性である、面振れや偏心等の影響により記録状態が大きく悪化する前に、現在動作しているCLV記録倍速を落とし、それよりも倍速が低いCLV記録で最後まで記録を行うようにしている。
【0009】
このように従来技術ではCLV記録においては考慮されているが、CAV記録におけるライトエラー回避動作はまだ実現していなかった。
そこで、本発明は上記の問題を解決するために成されたものであり、CAV記録でDVD−R/RW、CD−R/RW等光ディスクを記録中、LPP信号やATIP信号等の読取り率や光ディスクの特性、面振れや偏心等の影響により記録状態が大きく悪化する前に、現在動作しているCAV記録倍速を落とし、それよりも倍速が低いCAV記録で最後まで記録を行うことができる光ディスク装置及びディスクモータ制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するために、複数種類の回転速度でディスクを回転駆動可能とさせ、このディスクにレーザ光を照射してデータを記録する光ディスク装置において、
【0011】
前記ディスクを回転させるためのモータと、このモータを角速度一定で回転駆動させるためのモータ制御回路と、このモータ制御回路によって角速度一定で回転駆動された前記光ディスクにレーザ光を照射してデータを記録する記録手段と、この記録手段によって前記データが記録されているとき、前記ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであるかを判断するディスク特性判断手段と、前記ディスクが第1の回転速度で回転されている状態で、前記ディスク特性判断手段によって前記ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであると判断されたとき、前記第1の回転速度より遅い第2の回転速度に変更する回転速度変更手段とを備えるようにしたものである。
【0012】
上記のような構成によれば、CAV記録中に光ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであるかどうかをチェックし、偏心ディスクまたは偏重心ディスクであった場合は、モータの回転速度を現在の回転速度よりも遅くて記録を行うことができ、ライトエラーを回避することができる。
【0013】
また、この発明は、上記の目的を達成するために、複数種類の回転速度でディスクを回転駆動可能とさせ、このディスクにレーザ光を照射してデータを記録する光ディスク装置において、前記ディスクを回転させるためのモータと、このモータを角速度一定で回転駆動させるためのモータ制御回路と、このモータ制御回路によって角速度一定で回転駆動された前記光ディスクにレーザ光を照射してデータを記録する記録手段と、この記録手段によって記録された前記データから得られる反射光に基づいて、前記光ディスクに予め記録されたピット形状の第1のアドレス情報(LPP)又は記録トラックに対して蛇行形状として形成された第2のアドレス情報(ATIP)を検出するアドレス情報検出手段と、このアドレス情報検出手段によって検出された前記第1のアドレス情報または前記第2のアドレス情報の読取り率を検出する読取検出手段と、この読取検出手段によって検出された前記読取り率に基づいて、前記ディスクが正常なディスクであるか否かを判断するディスク判断手段と、前記ディスクが第1の回転速度で回転されている状態で、前記ディスク判断手段によって前記ディスクが正常でないと判断されたとき、前記第1の回転速度より遅い第2の回転速度に変更する回転速度変更手段とを具備することを特徴とする。
【0014】
上記のような構成によれば、CAV記録中に読み取ったLPP信号またはATIP信号のエラー状況を検出し、エラーが検出されたときモータの回転速度を現在の回転速度より遅くすることで、ライトエラーを回避することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下の説明はこの発明の実施の形態であって、この発明の装置及び方法を限定するものではない。 図1は本発明が適用される光ディスク装置100の構成を示すブロック図である。光ディスク61はユーザデータを記録可能な光ディスクあるいは読出し専用の光ディスクであるが、本実施形態では記録可能な光ディスクとして本発明を説明する。記録可能な光ディスクとしては、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、CD−R、CD−RW等の光ディスクがある。光ディスク61の表面にはスパイラル状にランドトラック及びグルーブトラックが形成されており、このディスク61はスピンドルモータ63によって回転駆動される。 光ディスク61に対する情報の記録、再生は、光ピックアップ65によって行われる。光ピックアップ65は、スレッドモータ66とギアを介して連結されており、このスレッドモータ66はスレッドモータ制御回路68により制御される。 スレッドモータ制御回路68に速度検出回路69が接続され、この速度検出回路69により検出される光ピックアップ65の速度信号がスレッドモータ制御回路68に送られる。スレッドモータ66の固定部に、図示しない永久磁石が設けられており、駆動コイル67がスレッドモータ制御回路68によって励磁されることにより、光ピックアップ65が光ディスク61の半径方向に移動する。 光ピックアップ65には、図示しないワイヤ或いは板バネによって支持された対物レンズ70が設けられる。対物レンズ70は駆動コイル72の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への移動が可能で、又駆動コイル71の駆動によりトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)への移動が可能である。 モータ制御回路64は、光ディスク61に信号を記録または再生する際に線速度(Constant Linear Velocity)一定で回転制御することができるとともに、角速度一定(Constant angular velocity)で回転制御可能となっている。変調回路73は、情報記録時にホスト装置94からインターフェース回路93を介して供給されるユーザデータを8−14変調(EFM)して、EFMデータを提供する。レーザ制御回路75は情報記録時(マーク形成時)に、変調回路73から供給されるEFMデータに基づいて、書き込み用信号を半導体レーザダイオード79に提供する。又、レーザ制御回路75は情報読取り時に、前記書き込み信号より小さい読取り用信号を半導体レーザダイオード79に提供する。 半導体レーザダイオード79は、レーザ制御回路75から供給される信号に応じてレーザ光を発生する。半導体レーザダイオード79から発せられるレーザ光は、コリメータレンズ80、ハーフプリズム81、対物レンズ70を介して光ディスク61上に照射される。光ディスク61からの反射光は、対物レンズ70、ハーフプリズム81、集光レンズ82、およびシリンドリカルレンズ83を介して、光検出器84に導かれる。 光検出器84は、4分割の光検出セル84a〜84dから成る。光検出セル84a〜84dの出力信号は、電流/電圧変換用のアンプ85a〜85d、加算器86a〜86dを介して差動アンプOP1、OP2に供給される。 差動アンプOP2は、加算器86a、86bの両出力信号の差に応じた、フォーカスエラー信号FEを出力する。この出力はフォーカシング制御回路87に供給される。フォーカシング制御回路87の出力信号は、フォーカシング駆動コイル72に供給される。これにより、レーザ光が光ディスク61の記録膜上に常時ジャストフォーカスとなる制御がなされる。 差動アンプOP1は、加算器86c、86dの両出力信号の差に応じたトラッキングエラー信号TEを出力する。この出力はトラッキング制御回路88に供給される。トラッキング制御回路88は、差動アンプOP1からのトラッキングエラー信号に応じてトラック駆動信号を生成する。トラッキング制御回路88から出力されるトラック駆動信号は、トラッキング方向の駆動コイル71に供給される。又、トラッキング制御回路88で用いられるトラッキングエラー信号が、スレッドモータ制御回路68に供給される。ディスク特性判定回路40は、差動アンプOP1から出力されるトラッキングエラー信号TEに基いて、ディスク特性である偏心ディスク、偏重心ディスクか否かを判定し、CPU90へ判定結果を送信する。すなわち、予め備えられた閾値とトラッキングエラー信号の振幅とを比較することで偏心ディスクまたは偏重心ディスクであるかを判定する。 アドレスデコード回路42は、加算器86c及び加算器86dからの出力に基づいて、LPP信号またはATIP信号のエラー状況を判定し、CPU90へ判定結果を送信する。すなわち、LPP信号またはATIP信号の読取り率が高いかどうかをみて判定している。 上記フォーカシング制御およびトラッキング制御がなされることで、光検出器84の光検出セル84a〜84dの出力信号の和信号には、つまり加算器86c、86dの両出力信号を加算する加算器86eの出力和信号RFには、記録情報に対応して光ディスク61のトラック上に形成されたピットなどからの反射率の変化が反映される。この信号は、データ再生回路78に供給される。 データ再生回路78は、PLL回路76からの再生用クロック信号に基づき、記録データを再生する。又、データ再生回路78は信号RFの振幅を測定する機能を有し、該測定値はCPU90によって読み出される。 上記トラッキング制御回路88によって対物レンズ70が制御されているとき、スレッドモータ制御回路68により、対物レンズ70が光ピックアップ65内の中心位置近傍に位置するようスレッドモータ66つまり光ピックアップ65が制御される。 モータ制御回路64、スレッドモータ制御回路68、変調回路73、レーザ制御回路75、PLL回路76、データ再生回路78、フォーカシング制御回路87、トラッキング制御回路88等は、サーボ制御回路として1つのLSIチップ内に構成することができ、又これら回路はバス89を介してCPU90によって制御される。CPU90はインターフェース回路93を介してホスト装置94から提供される動作コマンドに従って、この光ディスク記録再生装置を総合的に制御する。またCPU90は、RAM91を作業エリアとして使用し、ROM92に記録された本発明を含むプログラムに従って所定の動作を行う。 次に、図2は1/4分割した光ディスクを示す図であり、(a)は回転数xでCAV制御された光ディスク、(b)は回転数yでCAV制御された光ディスク、(c)はCLV制御された光ディスクを示している。但し、回転数x>yとする。 図2に示されるように、CAV記録は回転数一定で記録を行うため光ディスクの内周側に比べ外周側の記録密度は低くなる。また(a)よりも(b)の方が回転数が低いので、(a)の光ディスクに比べ(b)の光ディスクは記録密度が低くなっている。
【0016】
(ディスク特性判定回路の制御動作)
次に、本発明の光ディスク装置におけるディスクモータ制御動作について説明する。図3はCAV記録倍速と記録時間の相関図であり、図4はディスクモータ制御動作を説明するためのフローチャートである。以下、図3及び図4を用いて説明する。
【0017】
図4に示すように、ユーザが光ディスク装置100に光ディスク61(ここでは、DVD−Rディスクと想定する)を挿入させると(ステップA1)、CPU90は光ピックアップ65を光ディスク61の最内周にある管理領域(コントロールデータエリア)に移動させ、光ピックアップ65によってコントロールデータエリアからディスク情報を読み取る(ステップA3)。読み取ったディスク情報から、CPU90は挿入された光ディスク61が新規のディスクか、或いは新規ではないディスク(途中まで記録されたディスク)かを判定する(ステップA5)。挿入された光ディスクがCDであればTOC情報を読み取って新規ディスクか否かを判定する。
【0018】
もし、新規ディスクであった場合(ステップA5のY)で、ホスト装置94よりライトコマンドが転送されてきた場合(ステップA7のY)、CPU90の制御に基づいてモータ制御回路64は標準速度(第1の回転速度、ここでは8倍速)でディスクを回転駆動させ、この状態で光ピックアップ65は光ディスク61の最内周に移動されCAV記録を行う(ステップA9)。なお、ライトコマンドが受信されない場合(ステップA7のN)は受信するまで待機する。
【0019】
また、新規ディスクでない場合(ステップA5のN)で、ホスト装置94よりライトコマンドが転送されてきた場合(ステップA11のY)、CPU90の制御に基づいてモータ制御回路64は標準速度(第1の回転速度、ここでは8倍速)でディスクを回転駆動させ、この状態で光ピックアップ65は光ディスク61の記録済領域の終端部分に移動され、そこからCAV記録を行う(ステップA13)。なお、ライトコマンドが受信されない場合(ステップA11のN)は受信するまで待機する。
【0020】
そして、CAV記録を行いながら、偏心ディスク又は偏重心ディスクかを判定するとともに、LPP信号又はATIP信号のエラー検出を行い、正常であるかを判定する。まず、偏心ディスク又は偏重心ディスクかの判定はディスク特性判定回路40にて行う。ここで、偏心ディスクとは、センターホール中心が重心位置と一致するが、そのセンターホール中心がスパイラルトラックの中心と一致していないディスクである。また、偏重心ディスクとはセンターホール中心がスパイラルトラックの中心と一致するが、そのセンターホール中心が重心位置と一致していないディスクである。
【0021】
ディスク特性判定回路40は、光ピックアップ65内の加算器86c、86dの両出力信号の差をとる差動アンプOP1から出力されるトラッキングエラー信号TEに基づいて偏心ディスク又は偏重心ディスクかを判定する(ステップA15)。具体的には、トラックジャンプ期間を除く期間のトラッキングエラー信号TEのレベルが所定範囲内にあるか否かをみて、トラッキングエラー信号TEのレベルが所定範囲を越えるときは光ディスク61が偏心ディスク又は偏重心ディスクであると判定する。つまり、図3の(a)位置に示されるように、CAV記録では外周に行くほど回転速度が上がるため、常にトラッキングエラー信号TEをみて判定する必要がある。
【0022】
もし、偏心ディスク又は偏重心ディスクであると判定した場合(ステップA17のY)、モータ制御回路64はCPU90に判定結果を送信する。CPU90はこの結果に基づいてスピンドルモータ63を現在の回転速度(第1の回転速度)よりも低い回転速度(第2の回転速度)に落とすように((b)位置参照)、モータ制御回路64を制御する。そして、CPU90は光ピックアップ65を制御して最後までCAV記録を行わせる(ステップA19)。
【0023】
また、ステップA17でNoの場合、光ディスク61のLPP信号を検出してこの信号のエラー状況をチェックする。なお、挿入されたディスクがCD−RやCD−RWであれば、LPP信号ではなくATIP信号を検出する。
【0024】
まず、アドレスデコード回路42はLPP信号の検出を行う(ステップA21)。そして、アドレスデコード回路42は、検出したLPP信号のエラー状況の検出を行い、正常かどうか常にチェックし、デコード結果をCPU90へ送信する。具体的には、LPP信号の読取り率と所定の閾値とを比較してLPP信号がエラーがあるかどうかを判断する(ステップA23)。もし、LPP信号の読取り率が所定の閾値よりも小さいと判断した場合(ステップA23のY)、CPU90は光ディスク61が異常であると判断して、モータ制御回路64と光ピックアップ65を制御して、現在の回転速度(第1の回転速度)よりも低い回転速度(第2の回転速度)に落として((b)位置参照)最後までCAV記録を行うようにする(ステップA19)。また、LPP信号の読取り率が所定の閾値よりも大きいと判断した場合(ステップA23のN)、CPU90は光ディスク61は正常であると判断して、回転速度を落とさずに最初の回転速度(ここでは8倍速)で記録を行う(ステップA25)。そして、記録を行いつつ、偏心ディスクまたは偏重心ディスクか否か、LPP信号の読取りエラーか否かを常にチェックするため、ステップA15へ戻り、繰返し処理を行う。
【0025】
このように、CAV記録では外周に行くほど回転速度が上がるため、記録しながら偏心ディスクまたは偏重心ディスクかの判断を行うとともに、LPP信号またはATIP信号のエラー状況を常に判定する必要がある。光ディスク61が偏心ディスクである場合、外周ほど光ピックアップ65のトラッキング制御が困難となって、光ディスク61へのデータ記録が良好に行われなくなる恐れがあり、また偏重心ディスクである場合、外周ほど自励振動が発生し、光ピックアップ65のトラッキング制御が困難となるからである。
【0026】
そこで、本発明では偏心ディスクまたは偏重心ディスクであったり、LPP信号またはATIP信号がエラーであった場合には、現在の回転速度を落として最後まで記録を行うようにしている。
【0027】
また、図5は、CAV記録で回転速度を複数回落とした場合を示したCAV記録倍速と記録時間との相関図が示す。図5に示されるように、CAV記録中に回転速度を落とすのを1回だけでなく複数回行うこともできる。すなわち、CAV記録中に偏心ディスク又は偏重心ディスク、或いはLPP信号又はATIP信号のエラー等の要因により、回転数xから回転数yに一旦落とし、((a)位置参照)、落とされた回転数yで引き続き記録を行うが、また上記要因があった場合には回転数yを回転数zに落とし((b)位置参照)、落とされた回転数zで再度引き続き記録を行っているのがわかる。したがって、上記要因により回転速度を複数回落とすことで、安定したトラッキング制御が可能となり記録動作も良好に行うことができる。
【0028】
次に、本発明の別の実施形態における光ディスク装置のモータ制御動作について説明する。図6は、記録倍速と記録時間の相関図であり、図7はモータ制御動作を説明するためのフローチャートである。なお、図7のステップB1〜B25までは図4に示したステップA1〜A25までは同じ動作を行うため以下説明は省略する。
【0029】
ステップB27において、CPU90は回転速度を3回落としたか否かを判定する(ステップB27)。すなわち、図6の(a)位置、(b)位置、(c)位置のように回転数x→回転数y→回転数z(但し、x>y>z)に3回記録速度を落としたか否かを判定する。そして、記録速度が3回落とされた場合(ステップB27のY)、モータ制御回路64はCPU90の制御に基づいて、CAV(角速度一定)からCLV(線速度一定)に回転制御を行い、光ピックアップ65によってデータを光ディスク61に記録する(ステップB29)。
【0030】
また、記録速度が3回落とされていない場合(ステップB27のN)、ステップB15に戻り、偏心ディスクまたは偏重心ディスクか否かの判定を行う。なお、ここでは記録速度を落とす回数を3回と限定したが、この限りではない。
【0031】
以上のように、CAV記録中に記録速度を落としていくが、それでもライトエラーになる可能性がある場合があり、このような場合に最後にCLV記録でデータを記録する。すなわち、CLV記録は回転数一定でなく線速度一定で記録を行うので内周から外周に行くほど回転数は落ちるためである。よって、記録速度が所定回数落とされた後にCLV記録にすることで、光ディスク61の外周では記録速度が遅くなるのでLPP信号またはATIP信号の読取り率が上がり、良好な記録動作を行うことができる。
【0032】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階では、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、光ディスクが所定速度で回転している状態でCAV記録するとき、偏心ディスクまたは偏重心ディスクであるか否かを識別する。偏心ディスクまたは偏重心ディスクであると識別したとき、その回転速度を下げるものである。また回転速度を複数回落とした後、線速度一定で回転制御するように制御するものである。
【0034】
また、光ディスクが所定速度で回転している状態でCAV記録するとき、LPP信号またはATIP信号のエラーの有無を判断する。LPP信号またはATIP信号にエラーがあると判断したとき、その回転速度を下げるものである。同様に、回転速度を複数回落とした後、線速度一定で回転制御するように制御するものである。
【0035】
そのため、偏心ディスクまたは偏重心ディスクであっても、またLPP信号またはATIP信号にエラーがあったとしても安定したトラッキング制御を行うことができ、ライトエラーを回避して記録動作を良好に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】1/4分割した光ディスクを示す図である。
【図3】CAV記録倍速と記録時間の相関図である。
【図4】モータ制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】CAV記録で記録倍速を複数回落とした場合を示したCAV記録倍速と記録時間との相関図である。
【図6】本発明に係る別の実施形態における記録倍速と記録時間の相関図である。
【図7】モータ制御動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
40 ディスク特性判定回路
42 アドレスデコード回路
63 スピンドルモータ
64 モータ制御回路
65 光ピックアップ
88 トラッキング制御回路
90 CPU
Claims (10)
- 複数種類の回転速度でディスクを回転駆動可能とさせ、このディスクにレーザ光を照射してデータを記録する光ディスク装置において、
前記ディスクを回転させるためのモータと、
このモータを角速度一定で回転駆動させるためのモータ制御回路と、
このモータ制御回路によって角速度一定で回転駆動された前記光ディスクにレーザ光を照射してデータを記録する記録手段と、
この記録手段によって前記データが記録されているとき、前記ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであるかを判断するディスク特性判断手段と、
前記ディスクが第1の回転速度で回転されている状態で、前記ディスク特性判断手段によって前記ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであると判断されたとき、前記第1の回転速度より遅い第2の回転速度に変更する回転速度変更手段とを具備することを特徴とする光ディスク装置。 - 複数種類の回転速度でディスクを回転駆動可能とさせ、このディスクにレーザ光を照射してデータを記録する光ディスク装置において、
前記ディスクを回転させるためのモータと、
このモータを角速度一定で回転駆動させるためのモータ制御回路と、
このモータ制御回路によって角速度一定で回転駆動された前記光ディスクにレーザ光を照射してデータを記録する記録手段と、
この記録手段によって記録された前記データから得られる反射光に基づいて、前記光ディスクに予め記録されたピット形状の第1のアドレス情報(LPP)又は記録トラックに対して蛇行形状として形成された第2のアドレス情報(ATIP)を検出するアドレス情報検出手段と、
このアドレス情報検出手段によって検出された前記第1のアドレス情報または前記第2のアドレス情報の読取り率を検出する読取検出手段と、
この読取検出手段によって検出された前記読取り率に基づいて、前記ディスクが正常なディスクであるか否かを判断するディスク判断手段と、
前記ディスクが第1の回転速度で回転されている状態で、前記ディスク判断手段によって前記ディスクが正常でないと判断されたとき、前記第1の回転速度より遅い第2の回転速度に変更する回転速度変更手段とを具備することを特徴とする光ディスク装置。 - 前記回転速度変更手段は、前記第2の回転速度に変更した後、前記ディスク特性判断手段によって前記ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであると再び判断されたときは、前記第2の回転速度よりも遅い第3の回転速度に変更することを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の光ディスク装置。
- 前記回転速度変更手段は、前記モータの回転速度を複数回落とすことを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の光ディスク装置。
- 種類の回転速度でディスクを回転駆動可能とさせ、このディスクにレーザ光を照射してデータを記録する光ディスク装置において、
前記ディスクを回転させるためのモータと、
このモータを角速度一定または線速度一定で回転駆動させるためのモータ制御回路と、
このモータ制御回路によって前記角速度一定または前記線速度一定で回転駆動された前記光ディスクにレーザ光を照射してデータを記録する記録手段と、
この記録手段によって前記データが前記角速度一定で記録されているとき、前記ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであるかを判断するディスク特性判断手段と、
前記ディスクが第1の回転速度で回転されている状態で、前記ディスク特性判断手段によって前記ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであると判断されたとき、前記第1の回転速度より遅い第2の回転速度に変更する回転速度変更手段と、
この回転速度変更手段によって変更された前記第2の回転速度で記録を行っているとき、前記ディスク特性判断手段によって前記ディスクが偏心ディスクまたは偏重心ディスクであると判断した場合、前記モータを前記角速度一定から前記線速度一定に切替える回転駆動切替手段とを具備することを特徴とする光ディスク装置。 - 複数種類の回転速度でディスクを回転駆動可能とさせ、このディスクにレーザ光を照射してデータを記録する光ディスク装置において、
前記ディスクを回転させるためのモータと、
このモータを角速度一定で回転駆動させるためのモータ制御回路と、
このモータ制御回路によって角速度一定で回転駆動された前記光ディスクにレーザ光を照射してデータを記録する記録手段と、
この記録手段によって記録された前記データから得られる反射光に基づいて、前記光ディスクに予め記録されたピット形状の第1のアドレス情報(LPP)又は記録トラックに対して蛇行形状として形成された第2のアドレス情報(ATIP)を検出するアドレス情報検出手段と、
このアドレス情報検出手段によって検出された前記第1のアドレス情報または前記第2のアドレス情報の読取り率を検出する読取検出手段と、
この読取検出手段によって検出された前記読取り率に基づいて、前記ディスクが正常なディスクであるか否かを判断するディスク判断手段と、
前記ディスクが第1の回転速度で回転されている状態で、前記ディスク判断手段によって前記ディスクが正常でないと判断されたとき、前記第1の回転速度より遅い第2の回転速度に変更する回転速度変更手段と、
この回転速度変更手段によって変更された前記第2の回転速度で記録を行っているとき、前記ディスク判断手段によって前記ディスクが正常でないと判断した場合、前記モータを前記角速度一定から前記線速度一定に切替える回転駆動切替手段とを具備することを特徴とする光ディスク装置。 - 前記回転速度変更手段は、前記第2の回転速度に変更した後、前記ディスク判断手段によって前記ディスクが正常でないと再び判断されたときは、前記第2の回転速度よりも遅い第3の回転速度に変更することを特徴とする請求項5乃至6のいずれかに記載の光ディスク装置。
- 前記回転駆動切替手段は、前記回転速度変更手段によって前記モータの回転速度が所定回数落とされた後、前記モータの回転速度を前記角速度一定から前記線速度一定に切替えることを特徴とする請求項5乃至6のいずれかに記載の光ディスク装置。
- 複数種類の回転速度でディスクを回転駆動可能とさせ、このディスクにレーザ光を照射してデータを記録する光ディスク装置のディスクモータ制御方法において、
前記ディスクを回転させるためのステップと、
前記ディスクを角速度一定で回転駆動させるためのステップと、
前記角速度一定で回転駆動された前記光ディスクにレーザ光を照射してデータを記録するステップと、
記録された前記データから得られる反射光に基づいて、前記光ディスクに予め記録されたピット形状の第1のアドレス情報(LPP)又は記録トラックに対して蛇行形状として形成された第2のアドレス情報(ATIP)を検出するステップと、
検出された前記第1のアドレス情報または前記第2のアドレス情報の読取り率を検出するステップと、
検出された前記読取り率に基づいて、前記ディスクが正常なディスクであるか否かを判断するステップと、
前記ディスクが第1の回転速度で回転されている状態で、前記ディスクが正常でないと判断されたとき、前記第1の回転速度より遅い第2の回転速度に変更するステップとを具備することを特徴とするディスクモータ制御方法。 - 複数種類の回転速度でディスクを回転駆動可能とさせ、このディスクにレーザ光を照射してデータを記録する光ディスク装置のモータ制御方法において、
前記ディスクを回転させるためのステップと、
前記角速度一定で回転駆動させるためのステップと、
前記角速度一定で回転駆動された前記光ディスクにレーザ光を照射してデータを記録するステップと、
記録された前記データから得られる反射光に基づいて、前記光ディスクに予め記録されたピット形状の第1のアドレス情報(LPP)又は記録トラックに対して蛇行形状として形成された第2のアドレス情報(ATIP)を検出するステップと、
検出された前記第1のアドレス情報または前記第2のアドレス情報の読取り率を検出するステップと、
検出された前記読取り率に基づいて、前記ディスクが正常なディスクであるか否かを判断するステップと、
前記ディスクが第1の回転速度で回転されている状態で、前記ディスクが正常でないと判断されたとき、前記第1の回転速度より遅い第2の回転速度に変更するステップと、
変更された前記第2の回転速度で記録を行っているとき、前記ディスク判断手段によって前記ディスクが正常でないと判断した場合、前記モータを前記角速度一定から前記線速度一定に切替えるステップとを具備することを特徴とするディスクモータ制御方法。
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