JP2004286896A - 電子写真装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、現像機やトナーホッパに関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値の書換え回数を増やし、効率良く現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリを使用した電子写真装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、現像機及びトナーホッパ交換から印刷開始前の間に、現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、メモリクリア用のある既定値以外もしくは規定値のデータを認識し、そのアドレスを有するページを、現在使用中の書換え回数カウンタを含む消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているページとして認識することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、現像機及びトナーホッパ交換から印刷開始前の間に、現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、メモリクリア用のある既定値以外もしくは規定値のデータを認識し、そのアドレスを有するページを、現在使用中の書換え回数カウンタを含む消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているページとして認識することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の現像機及びトナーホッパをユーザが交換可能なレーザビームプリンタや複写機などの電子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
まず、現像機及びトナーホッパをユーザが交換可能であるレーザプリンタについて図3を用いて簡単に説明する。例えば、感光体1と、感光体1上を帯電する帯電器2と、帯電された感光体1上をレーザ光によって走査露光する露光光学部3と、走査露光した画像領域を現像する現像機4と、現像機4にトナー6を補給するトナーホッパ5と、現像された画像を記録部材7に転写する転写器8からなる印写部を1つ以上有したレーザプリンタにおいて、現像機4とトナーホッパ5を一対にて交換することで、複数色の印刷が一台のレーザプリンタで可能になる。また、これはMICRトナー(Toner for Magnetic InkCharacter Recognition)においても同様である。
【0003】
一方、レーザプリンタは消耗部品の交換時期を知るための使用量や特有の制御用調整値を不揮発性メモリに保存することが一般的に行われてり、現像機4やトナーホッパ5においても例外ではない。
【0004】
通常、現像機4及びトナーホッパ5が交換できないプリンタは、現像機4やトナーホッパ5に関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値を、プリンタ本体にある制御基板上の不揮発性メモリに保存している。しかしながら、現像機4及びトナーホッパ5が交換可能である場合、プリンタ本体にある制御基板上の不揮発性メモリの同一アドレスに消耗品の使用量や特有の制御調整値を保存すると、現像機4及びトナーホッパ5を交換したときに、交換前後の現像機4及びトナーホッパ5で消耗品の使用量や特有の制御調整値が混同されてしまうことになる。これを回避する為には、不揮発性メモリを現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する方式が用いられる。そして不揮発性メモリにはEEPROMがよく用いられ、シリアル通信タイプを採用することで、プリンタ本体の制御基板との通信用ケーブル数の削減を行う等の工夫がされている。
【0005】
次に不揮発性メモリの書込み制御方法について説明する。通常不揮発性メモリには、書換え回数の寿命があり、これを回避するために、書換え回数の管理をおこない、書換え回数が寿命に達すると、未使用のアドレスにデータを移し替えている。つまり、図4(a)において、現像機4やトナーホッパ5に関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値をデータ0〜12、またそのデータの書換え回数を管理する書換えカウンタを一つのまとまりとし、ページとして定義する。ある契機をもってデータ0〜12の値を書き換え、同時に書換え回数カウンタをインクリメントし、あらかじめ不揮発性メモリの寿命として設定された基準値に到達すると、次のページへ移行し、書換え回数カウンタ及びデータ0〜12を管理する。その際にどのページを使用しているかを認識する為に、同不揮発性メモリ上にページポインタを設け管理している。例えば図3(b)は1ページを使用し書換え回数が10万回(186A0H)、データがX0〜X12の状態を示している。この不揮発性メモリの寿命が10万回の書換え回数の場合、1ページの書換え回数カウンタが既に10万回に達しているため、図3(c)のように、次の上書きされるべきデータY0〜Y4をページ2に書換え、書換え回数カウンタを1回(00001H)にインクリメントし、同時にページポインタも00002にインクリメントする。以後同様に手順を繰り返すことにより、(容量/16−1)×10万回分の書換えが行えるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】
特開平7−45084号公報 (第4−6頁、図3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
プリンタの電源投入時や現像機4及びトナーホッパ5が交換された時、現像機4やトナーホッパ5に関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値が、現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリ内の、どのページ内に格納されているかを知る為に、先ずページポインタの読込みを行う必要がある。また、メモリのアドレスやデータは16進数で表現されることが多く、制御上でもメモリを16BYTE単位で扱うと非常に便利である。故に、ページポインタもページも16BYTE単位で設けられることが多く、通常のメモリは容量が16で割り切れるため、非常に効率がよい。これは32BYTE、64BYTEで1ページを扱う時も同様である。それぞれ1ページを16BYTE、32BYTE、64BYTEで扱う場合はページカウンタにも同容量が割振られる。しかしながら、ページポインタにおいては、実際に使用する容量は極めて少量であり、非常に効率が悪い。
【0007】
本発明の目的は、ページポインタを現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリに割り当てずに、ページの管理を行うことにより、現像機4やトナーホッパ5に関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値の書換え回数を増やし、効率良く現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリを使用した電子写真装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、感光体と、感光体上を帯電する帯電器と、帯電された感光体上をレーザ光によって走査露光する露光光学部と、走査露光した画像領域を現像する現像機と、現像機にトナーを補給するトナーホッパと、現像された画像を記録部材に転写する転写器からなる印写部を、少なくとも1つ以上有し、使用するトナーの色等に応じて、複数の現像機及びトナーホッパをユーザが交換でき、その現像機及びトナーホッパに関する、消耗品の使用量や特有の設定値を保持する不揮発性メモリを、現像機もしくはトナーホッパが所有し、不揮発性メモリの書換え回数カウンタを含む消耗品や特有の設定値のアドレス範囲がページとして複数構成され、ページの書換え回数が寿命に到達する前に、書換え回数カウンタを含む消耗品の使用量や特有の設定値を別のページに書き換え、不揮発性メモリの長寿命化をはかる電子写真装置において、現像機及びトナーホッパ交換から印刷開始前の間に、現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、現在使用中の書換え回数カウンタを含む消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているページを認識することによって解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に本発明にかかる、現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、ある既定値以外のデータを読んだことで、現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスを認識する場合のメモリマップの一例を示す。
【0010】
図1(a)において、現像機4やトナーホッパ5に関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値をデータ0〜12、またそのデータの書換え回数を管理する書換えカウンタを一つのまとまりとし、ページとして定義する。ある契機をもってデータ0〜12の値を書き換え、同時に書換え回数カウンタをインクリメントし、あらかじめ不揮発性メモリの寿命として設定された基準値に到達すると、次のページで書換え回数カウンタ及びデータ0〜12を管理する。その際に今迄使用していたページのデータを全てクリアする。この時のクリアは0クリアで無くとも、クリアされていることが認識できる値、例えばFFh、でも構わない。そして現像機4及びトナーホッパ5の交換から印刷開始前の間に、現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、クリアした値以外の値が得られたアドレスを現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスとして認識する。例えば、図1(b)は1ページを使用し書換え回数が10万回(186A0H)、データがX0〜X12の状態を示している。この不揮発性メモリの寿命が10万回の書換え回数の場合、1ページの書換え回数カウンタが既に10万回に達しているため、図1(c)のように、次に上書きされるべきデータY0〜Y12をページ2に書換え、書換え回数カウンタを1回(00001H)にインクリメントし、同時に1ページのデータを全て0クリアする。そして現像機及びトナーホッパ交換から印刷開始前の間に、現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、アドレス0010hで00h以外の値01hを読込んだことで、アドレス0010hを含む2ページが現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスとして認識する。以後同様に手順を繰り返すことにより、容量/16×10万回分の書換えが行える。
【0011】
図2に本発明にかかる、現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、ある既定値のデータを読んだことで、現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスを認識する場合のメモリマップの一例を示す。
【0012】
図2(a)において、現像機4やトナーホッパ5に関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値をデータ0〜12、またそのデータの書換え回数を管理する書換えカウンタを一つのまとまりとし、ページとして定義する。ある契機をもってデータ0〜12の値を書き換える。同時に書換え回数カウンタをインクリメントし、あらかじめ不揮発性メモリの寿命として設定された基準値に到達すると、次のページで書換え回数カウンタ及びデータ0〜12を管理する。そして現像機4及びトナーホッパ5の交換から印刷開始前の間に、現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、ページの先頭の書換えカウンタ3BYTEがある既定値(メモリの書換え寿命値として設定した値)と一致するか比較する。一致した場合、そのページの書換え回数は寿命に到達し、既に使用されていないと判断し、一致しなかった場合、そのページが現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスとして認識する。例えば図2(b)は1ページを使用し書換え回数が10万回(186A0H)、データがX0〜X12の状態を示している。この不揮発性メモリの寿命が10万回の書換え回数の場合、1ページの書換え回数カウンタが既に10万回に達しているため、図2(c)のように、次に上書きされるべきデータY0〜Y4をページ2に書換え、書換え回数カウンタを1回(00001H)にインクリメントする。そして現像機4及びトナーホッパ5の交換から印刷開始前の間に、現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、アドレス“0000h”、“0001h”、“0002h”の値をそれぞれ“A0H”、“86H”、“01H”と一致している為、次ページの書換え回数カウンタのアドレス“0010h”、“0011h”、“0012h”の値をそれぞれ“A0H”、“86H”、“01H”と比較する。“0010h”、“0011h”、“0012h”の値は、それぞれ“01H”、“00H”、“00H”で、それぞれ“A0H”、“86H”、“01H”と一致しない為、2ページが現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスとして認識する。以後同様に手順を繰り返すことにより、容量/16×10万回分の書換えが行える。
【0013】
以上のことにより、ページポインタを現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリに割り当てずに、ページの管理を行うことで、現像機やトナーホッパに関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値の書換え回数を“(容量/16−1)×10万回から”容量/16×10万回に増やし、効率良く現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリを使用することができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、ページポインタを現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリに割り当てずに、ページの管理を行うことにより、現像機やトナーホッパに関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値の書換え回数を増やし、効率良く現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリを使用した電子写真装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、ある既定値以外のデータを読んだことで、現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスを認識する場合の不揮発性メモリのメモリマップを示す図である。
【図2】本発明による、ある既定値のデータを読んだことで、現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスを認識する場合の不揮発性メモリのメモリマップを示す図である。
【図3】電子写真プロセス機構部の概略図
【図4】従来のページポインタを設けた不揮発性メモリのメモリマップを示す図である。
【記号の説明】
1・・感光体、2・・帯電器、3・・露光光学部、4・・現像機、5・・トナーホッパ、6・・トナー、7・・転写器。
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の現像機及びトナーホッパをユーザが交換可能なレーザビームプリンタや複写機などの電子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
まず、現像機及びトナーホッパをユーザが交換可能であるレーザプリンタについて図3を用いて簡単に説明する。例えば、感光体1と、感光体1上を帯電する帯電器2と、帯電された感光体1上をレーザ光によって走査露光する露光光学部3と、走査露光した画像領域を現像する現像機4と、現像機4にトナー6を補給するトナーホッパ5と、現像された画像を記録部材7に転写する転写器8からなる印写部を1つ以上有したレーザプリンタにおいて、現像機4とトナーホッパ5を一対にて交換することで、複数色の印刷が一台のレーザプリンタで可能になる。また、これはMICRトナー(Toner for Magnetic InkCharacter Recognition)においても同様である。
【0003】
一方、レーザプリンタは消耗部品の交換時期を知るための使用量や特有の制御用調整値を不揮発性メモリに保存することが一般的に行われてり、現像機4やトナーホッパ5においても例外ではない。
【0004】
通常、現像機4及びトナーホッパ5が交換できないプリンタは、現像機4やトナーホッパ5に関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値を、プリンタ本体にある制御基板上の不揮発性メモリに保存している。しかしながら、現像機4及びトナーホッパ5が交換可能である場合、プリンタ本体にある制御基板上の不揮発性メモリの同一アドレスに消耗品の使用量や特有の制御調整値を保存すると、現像機4及びトナーホッパ5を交換したときに、交換前後の現像機4及びトナーホッパ5で消耗品の使用量や特有の制御調整値が混同されてしまうことになる。これを回避する為には、不揮発性メモリを現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する方式が用いられる。そして不揮発性メモリにはEEPROMがよく用いられ、シリアル通信タイプを採用することで、プリンタ本体の制御基板との通信用ケーブル数の削減を行う等の工夫がされている。
【0005】
次に不揮発性メモリの書込み制御方法について説明する。通常不揮発性メモリには、書換え回数の寿命があり、これを回避するために、書換え回数の管理をおこない、書換え回数が寿命に達すると、未使用のアドレスにデータを移し替えている。つまり、図4(a)において、現像機4やトナーホッパ5に関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値をデータ0〜12、またそのデータの書換え回数を管理する書換えカウンタを一つのまとまりとし、ページとして定義する。ある契機をもってデータ0〜12の値を書き換え、同時に書換え回数カウンタをインクリメントし、あらかじめ不揮発性メモリの寿命として設定された基準値に到達すると、次のページへ移行し、書換え回数カウンタ及びデータ0〜12を管理する。その際にどのページを使用しているかを認識する為に、同不揮発性メモリ上にページポインタを設け管理している。例えば図3(b)は1ページを使用し書換え回数が10万回(186A0H)、データがX0〜X12の状態を示している。この不揮発性メモリの寿命が10万回の書換え回数の場合、1ページの書換え回数カウンタが既に10万回に達しているため、図3(c)のように、次の上書きされるべきデータY0〜Y4をページ2に書換え、書換え回数カウンタを1回(00001H)にインクリメントし、同時にページポインタも00002にインクリメントする。以後同様に手順を繰り返すことにより、(容量/16−1)×10万回分の書換えが行えるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】
特開平7−45084号公報 (第4−6頁、図3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
プリンタの電源投入時や現像機4及びトナーホッパ5が交換された時、現像機4やトナーホッパ5に関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値が、現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリ内の、どのページ内に格納されているかを知る為に、先ずページポインタの読込みを行う必要がある。また、メモリのアドレスやデータは16進数で表現されることが多く、制御上でもメモリを16BYTE単位で扱うと非常に便利である。故に、ページポインタもページも16BYTE単位で設けられることが多く、通常のメモリは容量が16で割り切れるため、非常に効率がよい。これは32BYTE、64BYTEで1ページを扱う時も同様である。それぞれ1ページを16BYTE、32BYTE、64BYTEで扱う場合はページカウンタにも同容量が割振られる。しかしながら、ページポインタにおいては、実際に使用する容量は極めて少量であり、非常に効率が悪い。
【0007】
本発明の目的は、ページポインタを現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリに割り当てずに、ページの管理を行うことにより、現像機4やトナーホッパ5に関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値の書換え回数を増やし、効率良く現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリを使用した電子写真装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、感光体と、感光体上を帯電する帯電器と、帯電された感光体上をレーザ光によって走査露光する露光光学部と、走査露光した画像領域を現像する現像機と、現像機にトナーを補給するトナーホッパと、現像された画像を記録部材に転写する転写器からなる印写部を、少なくとも1つ以上有し、使用するトナーの色等に応じて、複数の現像機及びトナーホッパをユーザが交換でき、その現像機及びトナーホッパに関する、消耗品の使用量や特有の設定値を保持する不揮発性メモリを、現像機もしくはトナーホッパが所有し、不揮発性メモリの書換え回数カウンタを含む消耗品や特有の設定値のアドレス範囲がページとして複数構成され、ページの書換え回数が寿命に到達する前に、書換え回数カウンタを含む消耗品の使用量や特有の設定値を別のページに書き換え、不揮発性メモリの長寿命化をはかる電子写真装置において、現像機及びトナーホッパ交換から印刷開始前の間に、現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、現在使用中の書換え回数カウンタを含む消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているページを認識することによって解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に本発明にかかる、現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、ある既定値以外のデータを読んだことで、現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスを認識する場合のメモリマップの一例を示す。
【0010】
図1(a)において、現像機4やトナーホッパ5に関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値をデータ0〜12、またそのデータの書換え回数を管理する書換えカウンタを一つのまとまりとし、ページとして定義する。ある契機をもってデータ0〜12の値を書き換え、同時に書換え回数カウンタをインクリメントし、あらかじめ不揮発性メモリの寿命として設定された基準値に到達すると、次のページで書換え回数カウンタ及びデータ0〜12を管理する。その際に今迄使用していたページのデータを全てクリアする。この時のクリアは0クリアで無くとも、クリアされていることが認識できる値、例えばFFh、でも構わない。そして現像機4及びトナーホッパ5の交換から印刷開始前の間に、現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、クリアした値以外の値が得られたアドレスを現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスとして認識する。例えば、図1(b)は1ページを使用し書換え回数が10万回(186A0H)、データがX0〜X12の状態を示している。この不揮発性メモリの寿命が10万回の書換え回数の場合、1ページの書換え回数カウンタが既に10万回に達しているため、図1(c)のように、次に上書きされるべきデータY0〜Y12をページ2に書換え、書換え回数カウンタを1回(00001H)にインクリメントし、同時に1ページのデータを全て0クリアする。そして現像機及びトナーホッパ交換から印刷開始前の間に、現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、アドレス0010hで00h以外の値01hを読込んだことで、アドレス0010hを含む2ページが現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスとして認識する。以後同様に手順を繰り返すことにより、容量/16×10万回分の書換えが行える。
【0011】
図2に本発明にかかる、現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、ある既定値のデータを読んだことで、現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスを認識する場合のメモリマップの一例を示す。
【0012】
図2(a)において、現像機4やトナーホッパ5に関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値をデータ0〜12、またそのデータの書換え回数を管理する書換えカウンタを一つのまとまりとし、ページとして定義する。ある契機をもってデータ0〜12の値を書き換える。同時に書換え回数カウンタをインクリメントし、あらかじめ不揮発性メモリの寿命として設定された基準値に到達すると、次のページで書換え回数カウンタ及びデータ0〜12を管理する。そして現像機4及びトナーホッパ5の交換から印刷開始前の間に、現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、ページの先頭の書換えカウンタ3BYTEがある既定値(メモリの書換え寿命値として設定した値)と一致するか比較する。一致した場合、そのページの書換え回数は寿命に到達し、既に使用されていないと判断し、一致しなかった場合、そのページが現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスとして認識する。例えば図2(b)は1ページを使用し書換え回数が10万回(186A0H)、データがX0〜X12の状態を示している。この不揮発性メモリの寿命が10万回の書換え回数の場合、1ページの書換え回数カウンタが既に10万回に達しているため、図2(c)のように、次に上書きされるべきデータY0〜Y4をページ2に書換え、書換え回数カウンタを1回(00001H)にインクリメントする。そして現像機4及びトナーホッパ5の交換から印刷開始前の間に、現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、アドレス“0000h”、“0001h”、“0002h”の値をそれぞれ“A0H”、“86H”、“01H”と一致している為、次ページの書換え回数カウンタのアドレス“0010h”、“0011h”、“0012h”の値をそれぞれ“A0H”、“86H”、“01H”と比較する。“0010h”、“0011h”、“0012h”の値は、それぞれ“01H”、“00H”、“00H”で、それぞれ“A0H”、“86H”、“01H”と一致しない為、2ページが現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスとして認識する。以後同様に手順を繰り返すことにより、容量/16×10万回分の書換えが行える。
【0013】
以上のことにより、ページポインタを現像機4もしくはトナーホッパ5が所有する不揮発性メモリに割り当てずに、ページの管理を行うことで、現像機やトナーホッパに関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値の書換え回数を“(容量/16−1)×10万回から”容量/16×10万回に増やし、効率良く現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリを使用することができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、ページポインタを現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリに割り当てずに、ページの管理を行うことにより、現像機やトナーホッパに関わる消耗品の使用量や特有の制御用調整値の書換え回数を増やし、効率良く現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリを使用した電子写真装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、ある既定値以外のデータを読んだことで、現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスを認識する場合の不揮発性メモリのメモリマップを示す図である。
【図2】本発明による、ある既定値のデータを読んだことで、現在の消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているアドレスを認識する場合の不揮発性メモリのメモリマップを示す図である。
【図3】電子写真プロセス機構部の概略図
【図4】従来のページポインタを設けた不揮発性メモリのメモリマップを示す図である。
【記号の説明】
1・・感光体、2・・帯電器、3・・露光光学部、4・・現像機、5・・トナーホッパ、6・・トナー、7・・転写器。
Claims (6)
- 感光体と、感光体上を帯電する帯電器と、帯電された感光体上をレーザ光によって走査露光する露光光学部と、走査露光した画像領域を現像する現像機と、現像機にトナーを補給するトナーホッパと、現像された画像を記録部材に転写する転写器からなる印写部を、少なくとも1つ以上有し、使用するトナーの色等に応じて、複数の現像機及びトナーホッパをユーザが交換でき、その現像機及びトナーホッパに関する、消耗品の使用量や特有の設定値を保持する不揮発性メモリを、現像機もしくはトナーホッパが所有し、不揮発性メモリの書換え回数カウンタを含む消耗品や特有の設定値のアドレス範囲がページとして複数構成され、ページの書換え回数が寿命に到達する前に、書換え回数カウンタを含む消耗品の使用量や特有の設定値を別のページに書き換え、不揮発性メモリの長寿命化をはかる電子写真装置において、現像機及びトナーホッパ交換から印刷開始前の間に、現像機もしくはトナーホッパが所有する不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、現在使用中の書換え回数カウンタを含む消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているページを認識すること特徴とする電子写真装置。
- 前記使用中のページ検索方法において、あるページの書き換え回数が、あらかじめ寿命値として設定された基準値に到達し、次ページへの書換えの際に、寿命値に到達したページのデータを全てクリアすることを特徴とする請求項1記載の電子写真装置。
- 前記使用中のページ検索方法において、不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に読込み、クリアされていないデータを認識した時点で、アドレス順のデータ読込みを中止し、そのアドレスを有するページを、現在使用中の書換え回数カウンタを含む消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているページとして、認識すること特徴とする請求項2記載の電子写真装置。
- 前記使用中のページ検索方法において、不揮発性メモリ内のデータをアドレス順に全て読込み、クリアされていないデータを認識し、そのアドレスを有するページを、現在使用中の書換え回数カウンタを含む消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているページとして、認識すること特徴とする請求項2記載の電子写真装置。
- 前記使用中のページ検索方法において、不揮発性メモリ内の書換えカウンタのデータをアドレス順に読込み、あるページの書き換えカウンタが、あらかじめ寿命値として設定された基準値に到達していないことを認識した時点で、アドレス順の読込みを中止し、そのアドレスを有するページを、現在使用中の書換え回数カウンタを含む消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているページとして、認識すること特徴とする請求項1記載の電子写真装置。
- 前記使用中のページ検索方法において、不揮発性メモリ内の書換えカウンタのデータをアドレス順に全て読込み、不揮発性メモリの書き換えカウンタが、あらかじめ寿命値として設定された基準値に到達していないことを認識し、そのアドレスを有するページを、現在使用中の書換え回数カウンタを含む消耗品の使用量や特有の制御用調整値が保存されているページとして、認識すること特徴とする請求項1記載の電子写真装置。
Priority Applications (1)
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JP2003076740A JP2004286896A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 電子写真装置 |
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2003
- 2003-03-20 JP JP2003076740A patent/JP2004286896A/ja active Pending
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