JP2004285961A - 油量表示機構 - Google Patents

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strainer
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Makoto Kita
誠 北
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】給油を行う作業者に、燃料タンク内に所定量の燃料が貯留されたことを容易に知らしめる油量表示機構を提供すること。
【解決手段】燃料タンクキャップ13が着脱自在に装着される給油口12内には、多数の小孔を有する網体18を備えたストレーナ15が設けられ、このストレーナ15は燃料タンク8に設けられた取付孔17に上下動自在に装着されている。ストレーナ15の上端部には網体18の外径よりも大きな外径を有する円環状のフランジ部19が設けられ、このフランジ部19が燃料タンク8の天壁11に当接する。網体18の下端部にはフロート21が嵌め込まれており、このフロート21は、タンク本体10内の燃料の液面が所定の高さに達した場合には液面の高さに連動してストレーナ15全体を押し上げる浮力を発生させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は汎用エンジンなどのエンジンに供給される燃料を収容する燃料タンクの油量表示機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電機、動力噴霧機および草刈機等の動力源として、汎用エンジンが広く用いられている。汎用エンジンに搭載されてエンジンに供給される燃料を収容するための燃料タンクは、通常、天壁と底壁と4つの側壁とを有するほぼ直方体あるいは立方体形状となった容器が使用される。天壁には燃料をタンク内に注入するための給油口が設けられており、燃料の給油は給油口に給油用ノズルを差し込んで行なわれている。給油口には、燃料の漏出を防止するための燃料タンクキャップが着脱自在に装着される。そのため、特許文献1に開示するように、一般的な給油口は燃料タンクの天壁の一部を外方に突出して形成され、その突出部に燃料タンクキャップを装着するための係合部が形成される。
【0003】
この燃料タンク内に燃料を満タンに供給するときには、過給油により燃料が溢れ出すことのないよう注意する必要がある。ところが、この給油作業は外方に突出して形成される給油口に給油用ノズルを差し込んで行うため、タンク本体内の液面高さを目視により確認することは困難である。
【0004】
【特許文献1】
実開平7−29375号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
汎用エンジンの燃料タンクにはタンク本体内の貯留量を検出して表示するレベルゲージが付設されることがある。しかし、このレベルゲージは給油口の近傍に配置されないことが多く、給油時の液面高さを確認するための手段としては不適切である。また、給油口に差し込まれた給油用ノズルを逐一取り外してタンク本体内の液面高さを視認することは煩雑であり、給油作業に支障を来たしかねない。
【0006】
本発明の目的は、給油を行う作業者に、燃料タンク内に所定量の燃料が貯留されたことを容易に知らしめる油量表示機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の油量表示機構は、多数の小孔あるいはスリットを有する部材により筒状に形成され、燃料タンクに設けられる給油口の内部に上下動自在に装着されるストレーナと、前記ストレーナに取り付けられて、前記燃料タンク内の貯留量が所定量を越えたときに浮上するフロートとを有し、前記フロートが所定の高さに浮上したとき前記ストレーナの頭部が前記給油口から突出することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、所定の貯留量に達した燃料の液面高さに連動して浮上するフロートを備えたストレーナの上昇移動を確認することで、燃料タンク内に所定量の燃料が貯留されたか否かを確認することができる。
【0009】
本発明の油量表示機構は、前記ストレーナに貯留量表示目盛を設けることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、燃料タンク内に供給される燃料内の異物を除去するストレーナの移動量によって燃料タンク内に所定量の燃料が供給されたことを作業者は容易に認識することができる。また、ストレーナに設けられた貯留量表示目盛によって燃料が所定量供給されたことを視認することができる。これより燃料タンク内に給油された燃料の貯留量をより正確に確認することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である油量表示機構を有するエンジンの全体を示す一部切り欠き正面図である。
【0012】
図1に示すエンジンは、発電機などを駆動するために使用される単気筒4サイクルの汎用エンジンであり、クランクシャフト1が回転自在に組み込まれたクランクケース2を有する。クランクケース2にはクランクシャフト1の一端部を支持するベアリングケース3が取り付けられており、クランクシャフト1の他端部はクランクケース2に取り付けられた図示しないベアリングにより支持されている。
【0013】
クランクケース2には、アルミニウム合金や鉄によって形成されたシリンダ4が設けられており、シリンダ4にはアルミニウム合金などからなるシリンダヘッド5が取り付けられ、クランクケース2とシリンダ4とシリンダヘッド5とによりエンジン本体6が形成されている。図示するエンジンは、エンジン本体6が天地方向に対して傾斜したいわゆる傾斜型のOHC(頭上カム軸)エンジンであり、シリンダヘッド5には板金製若しくは合成樹脂製のロッカカバー7が取り付けられている。
【0014】
エンジン本体6に供給される燃料を収容するために燃料タンク8がクランクケース2に取り付けられ、クランクケース2にはさらにエンジン本体6に供給される外気を清浄化するための図示しないエアークリーナが取り付けられている。また、エンジン本体8には排気ポートから排出される排気ガスの排気騒音を低下するために消音器つまりマフラ9が設けられ、マフラ9はカバー9aにより覆われている。
【0015】
燃料タンク8はそれぞれ板金をプレス加工により成形されたロアケース8aとアッパケース8bとからなるタンク本体10を有している。ロアケース8aは底壁と前後左右の4つの側壁を備えており、上部が開放された断面カップ形状となっている。アッパケース8bは天壁11と4つの側壁とを備えており、下部が開放された断面カップ形状となっている。
【0016】
このタンク本体10の天壁11には上方に突出して円筒状の給油口12が設けられ、給油口12の外周面には燃料タンクキャップ13が着脱自在にねじ止めされるねじ部14が形成されている。天壁11には内方に向けて突出する支持筒16が設けられ、この支持筒16の取付孔17により給油口12の内部とタンク本体10の内部とが連通されている。
【0017】
図2は燃料タンクの一部拡大断面図である。支持筒16内には燃料タンク8内に給油を行う際に、燃料タンク8内に異物が混入するのを防ぐためのストレーナ15が上下方向に移動自在に装着されている。このストレーナ15は、金属製の金網を用いて円筒状に形成された網体18を有し、この網体18の上端部には網体18の外径よりも大きな外径を有する円環状のフランジ部19が取り付けられ、下端部には網体18を塞ぐように金網が設けられている。ストレーナ15を支持筒16内に装着すると、フランジ部19が燃料タンク8の天壁11に当接することで、ストレーナ15はタンク本体10内に取り付けられる。なお、ストレーナ15の剛性を高めるため、筒状の構造体に網体18を取り付けてストレーナ15を形成しても良い。
【0018】
この網体18には、その一部を下向きに張り出すように延在させた延在部20が設けられ、この延在部20内にフロート21が嵌め込まれている。すなわち、ストレーナ15の底部にフロート21が取り付けられている。このフロート21は、タンク本体10内において、液面が所定の高さより低い場合にはストレーナ15の網体18に吊下された状態で保持され、液面が所定の高さに達した場合には液面の高さに連動してストレーナ15全体を押し上げる浮力を発生させる。なお、図示するフロート21は金属製の中空体により形成されているが、発泡樹脂製のフロートを用いるようにしても良い。
【0019】
次に、燃料タンク8に燃料を供給した場合のストレーナ15の動作について説明する。まず、作業者は、給油口12に装着された燃料タンクキャップ13を取り外して、図示しない給油用ノズルを給油口12に差し込み、燃料の供給を開始する。このとき給油される燃料は、給油口12に装着されたストレーナ15を介してタンク本体10内に流入するので、給油に際してタンク本体10内に異物が混入するのを防ぐことができる。その後、燃料の給油作業により、タンク本体10内での液面高さが徐々に上昇する。そして、フロート21の下端部以上の高さに液面が達した後は、この燃料の液面高さに連動してフロート21が浮上する。これより、フロート21が嵌め込まれたストレーナ15はフロート21により上昇し、ストレーナ15の頭部が給油口12から突出する。よって、作業者はストレーナ15の移動を視認することで、燃料タンク8内に所定量の給油がなされたことを確認することができる。そして、ストレーナ15の移動を確認した後は、直ちに給油作業を終えることで、過給油による燃料の溢れ出しを防止することができる。
【0020】
図3は、本発明の他の実施の形態である油量表示機構を示す断面図であり。この場合には、ストレーナ15の外周面に、貯留量表示目盛22が設けられている。この貯留量表示目盛22は、タンク本体10内の貯留量をより正確に視認するために付されるものである。たとえば、タンク本体10内の燃料が満タンとなって給油口12からストレーナ15が突出したときに初めて視認できる位置に貯留量表示目盛22を付しておけば、これを目印として、作業者はより正確に燃料タンク8内の燃料が満タンになったことを知ることができる。なお、この貯留量表示目盛22は所定の間隔で複数設けるようにしても良く、この目盛22に蛍光塗料などで配色を施すようにすれば、作業者が目盛22を視認しやすくなる。
【0021】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、ストレーナ15は多数の小孔あるいはスリットが形成された部材により形成するようにすれば、金属製の金網を用いた巻線式以外に、ノッチワイヤ式のものを用いるようにしても良く、さらに、樹脂製の網(メッシュ)を素材として成形するようにしても良く、さらには多数の小孔あるいはスリットが形成された板材を用いて円筒形状に形成するようにしても良い。また、燃料タンク8の全体形状も図示する直方体形状に限られず、立方体形状や異形状として良い。さらに、上述の実施の形態では、説明の便宜上、傾斜型エンジンに本発明を適用したものを示したが、本発明の油量表示機構はエンジンの種別を特定するまでもなく種々のエンジンに適用できる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、簡易な構成により、給油を行う作業者に、燃料タンク内に所定量の燃料が貯留されたことを容易に知らしめることができる。とくに、通常使用される給油口用ストレーナの底部にフロートを装着することにより、製造コストを抑えることができ、構造が簡単なので故障の原因ともなりにくい。
【0023】
さらに、ストレーナに貯留量表示目盛を設けることにより、タンク本体内の貯留量を貯留量表示目盛を介してより正確に視認することができる。これより、過給油により燃料が溢れ出すことの危険がなくなるばかりか、所定量の給油を行うことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である油量表示機構が燃料タンクに設けられた汎用エンジンの全体を示す一部切り欠き正面図である。
【図2】燃料タンクの一部拡大断面図であって、(A)は給油前のストレーナの装着状態説明図であり、(B)は所定量に給油したときのストレーナの作動状態説明図である。
【図3】本発明の他の実施の形態である油量表示機構を示す断面図である。
【符号の説明】
8 燃料タンク
10 タンク本体
12 給油口
13 燃料タンクキャップ
15 ストレーナ
16 支持筒
17 取付孔
18 網体
19 フランジ部
20 延在部
21 フロート
22 貯留量表示目盛

Claims (2)

  1. 多数の小孔あるいはスリットを有する部材により筒状に形成され、燃料タンクに設けられる給油口の内部に上下動自在に装着されるストレーナと、
    前記ストレーナに取り付けられて、前記燃料タンク内の貯留量が所定量を越えたときに浮上するフロートとを有し、
    前記フロートが所定の高さに浮上したとき前記ストレーナの頭部が前記給油口から突出することを特徴とする油量表示機構。
  2. 請求項1記載の油量表示機構であって、前記ストレーナに貯留量表示目盛を設けることを特徴とする油量表示機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012251705A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Panasonic Corp 温水暖房装置のヒートポンプユニット
US20220205379A1 (en) * 2020-12-24 2022-06-30 Carraro S.P.A. Tank for a liquid solution

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