JP2515310Y2 - 内燃機関用燃料タンク - Google Patents

内燃機関用燃料タンク

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JP2515310Y2
JP2515310Y2 JP1990018232U JP1823290U JP2515310Y2 JP 2515310 Y2 JP2515310 Y2 JP 2515310Y2 JP 1990018232 U JP1990018232 U JP 1990018232U JP 1823290 U JP1823290 U JP 1823290U JP 2515310 Y2 JP2515310 Y2 JP 2515310Y2
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fuel tank
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勝春 上野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関に装備される燃料タンクに関す
る。
〔従来の技術〕
内燃機関に装備された燃料タンクの燃料は、内燃機関
から生じる振動により加振され、時にはうねりとなって
燃料タンク内で油面が上下しているが、この油面変動と
振動により微小な液滴となった燃料がエアーベントを通
り大気中に放出されることがある。
このような燃料液滴の大気中への放出を防ぐため、例
えば第２図に示す燃料タンクが知られている。
第２図に示した燃料タンク１は、給油口筒２に弾性パ
ツキング４を介してキヤツプ３を装着し、前記パツキン
グの上面とキヤツプの天井部との間に外部と連通する大
気室６を画成し、前記パツキング４の下面に、燃料タン
ク１内の燃料中に開放端を浸漬させる減衰筒を一体に垂
設し、この減衰筒９には燃料タンク１内の少なくとも油
面Ｆ上で減衰筒９の内外を連通する通孔10を設け、また
前記パツキング４には前記大気室６及び減衰筒９間を連
通する小孔11を設けており、この減衰筒９と通孔10によ
り液面Ｆの波立ちを防止している。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の従来技術には次のような問題点がある。
（１）通常の運転で使用される場合に発生する、振動、
うねり等は小さく、特に問題はないが、内燃機関が、発
電機等の可搬型の作業機に搭載された場合、車載運搬の
可能性があり、車載運搬時に燃料タンク内の油面変動、
波立ちは大きく、波立ち防止効果を発輝出来ない。
（２）減衰筒とパツキングを兼用しているため、減衰筒
の大きさは、燃料タンク口金より大きくすることができ
ず、波立ち防止効果が小さい。
〔課題を解決するための手段〕
波立ち防止のための減衰筒を燃料タンク底部に立設
し、同減衰筒の径を出来るだけ大きくする。減衰筒内に
減衰室を形成し、同減衰室と燃料タンクとは、減衰筒下
部に設けた燃料通路により連通させる。減衰筒および減
衰室により、液面振動、うねり等の波立ちを極力小さく
させる。
〔作用〕
運転中又は運搬中に発生する燃料の波立ちを減衰室等
で仕切るため、波立ちは少なくなり波立ち等による噴燃
を防止することが出来る。
〔実施例〕
第１図において、1aは燃料タンク21の口金部、６は従
来装置と同様な大気室、22は燃料タンク上部に設けたろ
過器、23は燃料タンクキヤツプ、24は小孔11を有するパ
ツキン、29は燃料通路29aを有する減衰筒、30は減衰筒2
9内側の減衰室、31は減衰室30の外側の一般室である。
減衰筒29の下端は燃料タンク21の底面へ溶接等で固定
され、上端は燃料タンク21の上蓋に対して隙間を保持す
る。また減衰筒29の下部には、燃料通路29aが数箇所に
設けられている。
ろ過器22は、パツキング24及び燃料タンクキヤツプ23
により、燃料タンクの口金部1aに固定されている。
このような装置において、通常の運転時又は車載等に
よる燃料タンク21の振動、うねりは、燃料タンク21内の
燃料に波立ちを発生させるが、燃料タンク21内に設けら
れた減衰筒29により仕切効果が発生し、波立ち高さは小
さくなり、波立ちによる噴燃が減少する。
また、減衰筒29の下部に設けられた燃料通路29aによ
り、減衰室30と一般室31は連通され、燃料の増減に対応
する。
減衰室30と一般室31の容積比は均等の方が減衰効果が
あるため、減衰筒29は出来るだけ大径で成形される。
〔考案の効果〕
本考案による内燃機関用燃料タンクは下部に燃料通路
を有する減衰筒を、燃料タンクキャップに対応する位置
の燃料タンクの底部から液面の上方に突出する様にタン
ク内部に設けると共に同減衰筒内にタンク口金部に固定
されたろ過器を位置させたものであるから燃料タンクキ
ャップに対応する位置の燃料タンクの底部から液面の上
方に突出するようにタンク内部に設けられる減衰筒は、
一般室と連通する燃料通路を下部に有するため一般室の
液面の上方に突出して液表面の波立ちを防止すると共
に、その筒内にタンク口金具に固定のろ過器を位置させ
るためキャップのブリーザ通路を通し外気へ放出される
燃料を防止する等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案の実施例に係る燃料タンクの要部断面
図、第２図は従来構造における要部断面図である。 21…燃料タンク、1a…口金部 29…減衰筒、29a…燃料通路 30…減衰室

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】下部に燃料通路を有する減衰筒を、燃料タ
    ンクキャップに対応する位置の燃料タンクの底部から液
    面の上方に突出する様にタンク内部に設けると共に同減
    衰筒内にタンク口金部に固定されるろ過器を位置させた
    ことを特徴とする内燃機関用燃料タンク。
JP1990018232U 1990-02-27 1990-02-27 内燃機関用燃料タンク Expired - Lifetime JP2515310Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6264624A (ja) * 1985-09-13 1987-03-23 Iseki & Co Ltd コンバイン等の燃料タンク
JPS6297177A (ja) * 1985-10-24 1987-05-06 Nec Corp 磁気テ−プ装置

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