JP3000597U - 屋内外兼用燃料油貯蔵タンク - Google Patents

屋内外兼用燃料油貯蔵タンク

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JP3000597U
JP3000597U JP1994001076U JP107694U JP3000597U JP 3000597 U JP3000597 U JP 3000597U JP 1994001076 U JP1994001076 U JP 1994001076U JP 107694 U JP107694 U JP 107694U JP 3000597 U JP3000597 U JP 3000597U
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fuel oil
storage tank
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oil storage
lid
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JP1994001076U
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Inventor
修吉 稲留
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稲留工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容量が200リットル未満の屋内外兼用燃料
油貯蔵タンクに関し、火災時にタンク本体が爆発するの
を防止でき、油量計によって燃料油の残量を確認するこ
とができ、保守および点検などを簡便に行うことがで
き、寿命を向上させることができ、狭い場所にも設置す
ることができるようにする。 【構成】 筒状に丸めて両端を溶接するとともに、下部
にドレン抜き孔2aを設けた円筒胴体2、円筒胴体2の
上下に天板3および地板4を溶接または巻き締めしたタ
ンク本体1と、油量計21を取り付けた天板3に設けた
給油口3aaを閉じた状態でタンク本体1内を大気に連
通させる通気孔11baを有した給油口蓋11と、円筒
胴体1の下部に設けた注油コック31と、ドレン抜き孔
2aを閉塞するドレン蓋41と、タンク本体1の上端部
分を覆う蓋61とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、容量が200リットル未満の屋内外兼用燃料油貯蔵タンクに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、200リットル位の燃料油、例えば灯油は、条例によって屋内に貯蔵す ることができなかった。 しかし、近年、条例の改正により、200リットル未満の燃料油を屋内に貯蔵 することができるようになった。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は、条例の改正によって200リットル未満の燃料油を屋内に貯蔵で きるようになったので、火災時にタンク本体が爆発するのを防止でき、油量計に よって燃料油の残量を確認することができ、保守および点検などを簡便に行うこ とができるとともに、寿命を向上させることができ、狭い場所にも設置すること のできる屋内外兼用燃料油貯蔵タンクを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
まず、第1の考案にかかる屋内外兼用燃料油貯蔵タンクは、筒状に丸めて両端 を溶接した円筒胴体、この円筒胴体の上下に天板および地板を溶接したタンク本 体と、天板に設けた給油口を閉じた状態でタンク本体内を大気に連通させる通気 孔を有した給油口蓋と、円筒胴体の下部に取り付けた注油コックとを備えたもの である。 次に、第2の考案にかかる屋内外兼用燃料油貯蔵タンクは、天板および地板を タンク本体に巻き締めしたものである。
【0005】 そして、第3の考案にかかる屋内外兼用燃料油貯蔵タンクは、天板に油量計を 取り付けたものである。 また、第4の考案にかかる屋内外兼用燃料油貯蔵タンクは、円筒胴体の下部に ドレン抜き孔を設けるとともに、このドレン抜き孔をドレン蓋で閉塞したもので ある。 さらに、第5の考案にかかる屋内外兼用燃料油貯蔵タンクは、タンク本体の上 端部分を覆う蓋を設けたものである。 そして、第6の考案にかかる屋内外兼用燃料油貯蔵タンクは、タンク本体、蓋 の平断面を角形としたものである。
【0006】
【作用】
この考案における屋内外兼用燃料油貯蔵タンクは、タンク本体内の燃料油上の 空間が給油口蓋の通気孔によって大気に連通し、油量計が燃料油の残量を表示す る。 そして、ドレン蓋を取り外してドレン抜き孔を開放することにより、タンク本 体内の燃料油または/および水などはタンク本体外に流出する。 また、屋外に設置した場合、タンク本体の上端部分に蓋を被せると、タンク本 体の上端部分は、雨水などが溜まらないように覆われる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図に基づいて説明する。 図1はこの考案の一実施例である屋内外兼用燃料油貯蔵タンクを示す正面図、 図2は図1に示した屋内外兼用燃料油貯蔵タンクの蓋を取り除いた状態の平面図 、図3は図1に示した屋内外兼用燃料油貯蔵タンクの左側面図、図4は図1のA −A線による拡大断面図、図5は天板に設けた給油口部分を示す説明図である。
【0008】 これらの図において、1は直径が554mmで、高さが920mmのタンク本 体を示し、容量が200リットル未満の199リットルであり、鋼板を丸筒状に 丸めて両端をシーム溶接した円筒胴体2(通常、シーム溶接部分は見えない後ろ 部分とされる。)と、この円筒胴体2の開放した上端部分にシーム溶接した鋼板 製の天板3と、円筒胴体2の開放した下端部分にシーム溶接した鋼板製の地板4 とで構成されている。
【0009】 そして、タンク本体1の、例えば灯油などの燃料油Oを収容する収容空間に対 応した円筒胴体2の周面の最下部に、燃料油Oまたは/および水などを抜き取る ためのドレン抜き孔2aが設けられている。 また、天板3は円形の平板部3aと、この平板部3aの周縁から垂直に立ち上 がる周囲壁部3bとからなり、平板部3aに、図5に示すように、内周にねじ山 を有したアルマイト製の口金3Aを巻き締めで取り付けて給油口3aaを形成し 、周囲壁部3bは円筒胴体2の上端部分内周にシーム溶接されている。 さらに、地板4は円形の平板部4aと、この平板部4aの周縁から垂直に立ち 下がる周囲壁部4bとからなり、周囲壁部4bは円筒胴体2の下端部分内周にシ ーム溶接されている。
【0010】 11は天板3の給油口3aaを閉じる合成樹脂製の給油口蓋を示し、平面形状 が円形で、中央部分を上側に膨らませた天板部11aと、この天板部11aの周 縁よりも内側で、天板部11aから垂下する筒部11bとからなり、この筒部1 1bの外周面にねじ山が刻設され、天板部11aの近傍の筒部11bにタンク本 体1内を大気に連通させる通気孔11baが設けられている。 そして、給油口蓋11を口金3Aに螺合させて取り付けた状態で、通気孔11 baが口金3Aで閉塞されないような関係に両者のねじ山は形成されている。
【0011】 21は天板3に取り付けた油量計を示し、天板3に取り付けた表示部21aと 、この表示部21aから垂下し、表示部21aの指針21aaを回転させるため のねじ杆21bと、このねじ杆21bを挟んで表示部21aからねじ杆21bと 平行に垂下する一対のガイド杆21cと、ねじ杆21bと螺合し、上下動を一対 のガイド杆21cによって案内されるフロート21dと、ねじ杆21bおよび一 対のガイド杆21cの下端を連結して地板4の平板部4aの上側近傍に位置し、 フロート21dの下降を停止させるストッパ21eとで構成されている。
【0012】 31はタンク本体1の収容空間に対応した円筒胴体2の周面の下部に取り付け た注油コック、41は円筒胴体2に螺合してドレン抜き孔2aを閉塞するドレン 蓋を示す。 51はタンク本体1が載置される鋼板製の袴を示し、円筒胴体2と同一径の丸 筒状で、高さが120mmの筒部51aと、この筒部51aの上端部分の内周側 に設けられ、地板4の周囲壁部4bの内周に嵌合する高さが25mmの嵌合筒部 51bと、筒部51aの下端から内側に30mm延びたフランジ部51cとで構 成されている。
【0013】 61は鋼板製の蓋を示し、円形の平板部61aと、この平板部61aの周縁か ら垂直に25mm立ち下がる周囲壁部61bとならなり、タンク本体1の上端部 分、すなわち円筒胴体2の上端部分および天板3を覆うものである。 なお、各鋼板には、耐食性および耐久性を向上させるために亜鉛メッキが施さ れている。 そして、図示は省略されているが、注油コック31にホースまたは銅管が接続 されている。
【0014】 次に、動作などについて説明する。 まず、給油口蓋11を口金3Aから取り外して給油口3aaから燃料油Oをタ ンク本体1内に給油すると、例えば図4に二点鎖線で示した位置の油量計21の フロート21dが液位の上昇とともに上昇する。 このようにフロート21dが上昇する際、フロート21dは一対のガイド杆2 1cに案内されて上昇するので、フロート21dは上昇しながらねじ杆21bを 回動させるため、表示部21aの指針21aaは回動して燃料油Oの給油量、す なわち残量を指示する。
【0015】 そして、給油を完了した後に給油口3aaを塞ぐため、図5に示すように、給 油口蓋11を口金3Aに螺合させて取り付けても通気孔11baは口金3Aで塞 がれないので、タンク本体1内の燃料油O上の空間は通気孔11baによって大 気に連通する。 このようにタンク本体1内に給油した状態で注油コック31を開放して燃料油 Oを使用すると、燃料油Oの使用量に応じて液位は下降するので、フロート21 dも液位とともに下降してねじ杆21bを回動させるため、表示部21aの指針 21aaは燃料油Oの残量を指示する。
【0016】 また、保守および点検、またはドレン抜きをする場合、円筒胴体2からドレン 蓋41を取り外してドレン抜き孔2aを開放することにより、タンク本体1内の 燃料油Oまたは/および水などはタンク本体1外に流出するので、燃料油Oまた は/および水などを抜き取った後、所定の作業をすることができる。
【0017】 なお、上記した実施例では、天板3および地板4を円筒胴体2に溶接した例で 説明したが、天板3および地板4を円筒胴体2に巻き締めしてもよい。 また、タンク本体1を載置する袴51を設けた例で説明したが、地板4の平板 部4aから下に位置する円筒胴体2の部分を長くして袴51として機能させるこ とができる。 さらに、タンク本体1を丸筒とした例で説明したが、他の形状の筒であっても よく、特に角筒として偏平にし、他の部分も対応した形状にすると、狭い場所に も設置することができる。 そして、注油コック31をストレーナ付きのものとしてもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、第1および第2の考案によれば、給油口蓋を取り付けた状態で タンク本体内と大気とは通気孔で連通しているので、火災時にタンク本体内の圧 力は上昇せず、タンク本体が爆発するのを防止することができ、安全である。 次に、第3の考案によれば、天板に油量計を取り付けたので、タンク本体内の 燃料油の残量を油量計によって確認することができる。
【0019】 そして、第4の考案によれば、円筒胴体にドレン抜き孔を設け、ドレン蓋で閉 塞したので、円筒胴体からドレン蓋を取り外してドレン抜き孔を開放することに より、タンク本体内の燃料油または/および水などを抜き取ることができるため 、保守および点検などを簡便に行うことができる。 また、第5の考案によれば、屋外に設置する場合、蓋をタンク本体の上端部分 に被せることにより、タンク本体の上端部分に雨水などが溜まらないので、タン ク本体の上端部分の腐食を遅らせることができるため、寿命を向上させることが できる。 さらに、第6の考案によれば、タンク本体、蓋の平断面を角形としたので、狭 い場所にも設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である屋内外兼用燃料油貯
蔵タンクを示す正面図である。
【図2】図1に示した屋内外兼用燃料油貯蔵タンクの蓋
を取り除いた状態の平面図である。
【図3】図1に示した屋内外兼用燃料油貯蔵タンクの左
側面図である。
【図4】図1のA−A線による拡大断面図である。
【図5】天板に設けた給油口部分を示す説明図である。
【符号の説明】
1 タンク本体 2 円筒胴体 2a ドレン抜き孔 3 天板 3aa 給油口 4 地板 11 給油口蓋 11ba 通気孔 21 油量計 31 注油コック 41 ドレン蓋 61 蓋

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に丸めて両端を溶接した円筒胴体、
    この円筒胴体の上下に天板および地板を溶接したタンク
    本体と、 前記天板に設けた給油口を閉じた状態で前記タンク本体
    内を大気に連通させる通気孔を有した給油口蓋と、 前記円筒胴体の下部に取り付けた注油コックと、 を備えた屋内外兼用燃料油貯蔵タンク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の屋内外兼用燃料油貯蔵
    タンクにおいて、 前記天板および前記地板は前記タンク本体に巻き締めさ
    れている、 ことを特徴とする屋内外兼用燃料油貯蔵タンク。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の屋内外
    兼用燃料油貯蔵タンクにおいて、 前記天板に油量計を取り付けた、 ことを特徴とする屋内外兼用燃料油貯蔵タンク。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の屋内外兼用燃料油貯蔵タンクにおいて、 前記円筒胴体の下部にドレン抜き孔を設けるとともに、
    このドレン抜き孔をドレン蓋で閉塞した、 ことを特徴とする屋内外兼用燃料油貯蔵タンク。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の屋内外兼用燃料油貯蔵タンクにおいて、 前記タンク本体の上端部分を覆う蓋を設けた、 ことを特徴とする屋内外兼用燃料油貯蔵タンク。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の屋内外兼用燃料油貯蔵タンクにおいて、 前記タンク本体、前記蓋の平断面を角形とした、 ことを特徴とする屋内外兼用燃料油貯蔵タンク。
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