JP2004284754A - エレベータ制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ドア閉に関係する情報を報知し、エレベータ利用者がドア開釦を押し続ける煩雑さをなくし、エレベータ利用者のサービス向上を図ることにある。
【解決手段】乗りかご内にドア開閉表示部14を設け、一方、エレベータ制御装置3側にドア開残時間算出部35及び表示制御部36を設け、乗りかごの着床後、ドア開すると、ドア開残時間算出部にてドア開残時間を算出し、ドア開閉表示部14のドア開案内表示灯14aにドア開状態を表示し、かつ、ドア閉開始の一定時間前にドア閉案内表示灯14bにかごドアが閉じることを表示し、エレベータ利用者がドア開釦を押し続ける煩雑さをなくするエレベータ制御システムである。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータ利用者にかごドア閉時間を知らせるエレベータ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かごドアを開閉制御するエレベータ制御システムは、図9に示すように乗りかご内に設置されるかご操作盤のドア開釦及びドア閉釦(図示せず)の操作によるドア開釦操作信号又はドア閉釦操作信号を受け取り、所要とするドア開信号又はドア閉信号を出力するドア開閉釦信号入出力部51と、エレベータ利用者の乗降を検知する光電管式,多光軸式,超音波式等を用いたドアセフティ用検知器(図示せず)から出力されドアセフティ動作信号に基づいてドア開信号を送出するドアセフティ動作信号入出力部52と、これら信号入出力部51,52から出力されるドア開信号又はドア閉信号に基づいてかごドアを開動作又は閉動作するドア開・閉制御信号を送出するドア制御部53とが設けられている。
【0003】
従って、以上のようなエレベータ制御システムでは、エレベータ利用者が各階ホールからかご呼び又は乗場呼びを登録した場合、図10に示すごとく、乗りかごが利用者待機階に着床し、ドア開した後(S51)、乗りかご内のかご操作盤のドア閉釦を操作しない限り、所定時間の間かごドアを開放し(S52,S53)、所定時間を経過した時にドア閉じを開始する(S54)。このドア開放時間は、表1に示すように乗場側のかご呼びのみの場合、かご側からの乗場呼びのみの場合、かご呼び及び乗場呼びの場合によって異なる。
【0004】
【表1】
Figure 2004284754
【0005】
すなわち、かご呼びのみの場合は2秒、乗場呼びのみの場合は3秒、かご呼び及び乗場呼びの場合は5秒となる。
【0006】
また、かごドアの閉じ中または閉じた直後に乗りかご内の利用者がドア開釦を操作したか否かを確認し(S55)、ドア開釦操作信号があれば、ドア開閉釦信号入出力部51がドア開信号をドア制御部53に送出する。その結果、かごドアは、ドア開放継続又は再ドア開放となり、ドア全開放後に直ちにドア閉じを開始する(S56,S57,S54,S55)。
【0007】
さらに、ドアセフティ動作信号入出力部52は、ドアセフティ用検知器からドアセフティ動作信号を受けたか否かを確認し(S58)、ドアセフティ動作信号を受けた場合にはステップS56に移行し、同様にドア制御回路52を介してかごドア開放継続又は再ドア開放を行い、ドア全開放後に直ちにドア閉じを開始する(S56,S57,S54,S55)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、以上のようなエレベータ制御システムでは、ドアセフティ用検知器からドアセフティ動作信号を受けたときにドア制御部53が乗りかごのかごドア開放を継続しているが、エレベータ利用者はいつドア閉じが開始するのか全く分からないので、かご操作盤近の利用者は他の利用者の乗降が完了するまでかご操作盤のドア開釦又は乗場呼び釦を押し続けてしまう問題がある。このことは、かご操作盤近の利用者に多大の迷惑をかけてサービスの低下を招き、また、利用者がドア開釦を押し続ける結果、かごドアがなかなか閉じない状態となり、アラームを発生させてしまうなどの問題がある。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ドア閉に関係する情報を報知し、エレベータ利用者がドア開釦を押し続ける煩雑さをなくし、エレベータ利用者のサービス向上を図るエレベータ制御システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記課題を解決するために、本発明に係るエレベータ制御システムは、乗りかご内にドア閉表示灯を設け、エレベータ制御装置に前記乗りかごのドア開後にドア開残時間を算出するドア開残時間算出手段及びこの算出されるドア開残時間に基づいてドア閉開始の一定時間前に前記ドア閉表示灯にドア閉状態を表示する表示制御手段を設けた構成である。
【0011】
本発明は以上のような構成とすることにより、ドア開残時間算出手段によりドア開後にドア開残時間を算出し、ドア閉表示灯にドア開残時間に基づいてドア閉開始の一定時間前にドア閉を開始することを表示するので、他の利用者が乗降を完了するまでドア開釦を押し続けるといった煩わしさがなくなり、エレベータ利用者のサービス向上に貢献する。
【0012】
なお、乗りかご内に表示器を設け、ドア開残時間算出手段で算出されるドア開残時間に基づいて表示器にドア開残時間をリアルタイムに表示する構成であってもよい。
【0013】
さらに、乗りかごに代えてエレベータホールの乗場側にドア閉表示灯または表示器を設け、前述同様にドア閉開始状態を表示してもよい。
【0014】
(2) 本発明に係わるエレベータ制御システムは、乗りかご内のかご操作盤に点灯または点滅可能なドア開釦またはドア閉釦を設け、前記エレベータ制御装置に前記乗りかごのドア開後にドア開残時間を算出するドア開残時間算出手段及びこの算出されるドア開残時間に基づいてドア閉開始の一定時間前に前記ドア開釦またはドア閉釦を点灯または点滅する表示制御手段を設けた構成である。
【0015】
本発明は以上のような構成とすることにより、ドア開釦またはドア閉釦に点灯または点滅可能な構成とし、ドア開残時間算出手段で算出されるドア開残時間に基づいてドア閉開始の一定時間前にドア開釦またはドア閉釦を点灯または点滅させるので、前述同様に他の利用者が乗降を完了するまでドア開釦を押し続けるといった煩わしさがなくなり、エレベータ利用者のサービス向上に貢献する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係るエレベータ制御システムの第1の実施の形態を示す構成図である。
【0018】
このエレベータ制御システムは、エレベータ利用者を運ぶ乗りかご1と、この乗りかご1を昇降制御するエレベータ制御装置3とにより構成されている。
【0019】
この乗りかご1には、かご内側からかごドア11側を見たときに例えば右側側板にかご操作盤12が設けられ、またかごドア11上部の例えば幕板13などにドア開閉表示部14が取付けられている。なお、かご操作盤12はかご内の利用者が操作可能な個所、ドア開閉表示部14はかご内の利用者が視覚的に認識可能な個所であれば、特に取付け個所は問わない。
【0020】
このかご操作盤12には、乗りかご1の実際の走行階を表示する走行階表示部15、エレベータ利用者がドア開閉操作を行うドア開釦16及びドア閉釦17、行先開指定釦18等が設けられている。
【0021】
前記ドア開閉表示部14は、例えば図2に示すようにドア開状態を表示するドア開案内表示灯14a及びドア閉状態を表示するドア閉案内表示灯14bからなっている。
【0022】
前記エレベータ制御装置3は、図3に示すように乗りかご1内のドア開釦16及びドア閉釦17の操作によるドア開釦操作信号又はドア閉釦操作信号を受け取り、所要とするドア開信号又はドア閉信号を出力するドア開閉釦信号入出力部31と、利用者の乗降を検知する光電管式,多光軸式,超音波式等を用いたドアセフティ用検知器(図示せず)から出力されるドアセフティ動作信号に基づいてドア開信号を送出するドアセフティ動作信号入出力部32と、これら信号入出力部31,32から出力されるドア開・閉信号に基づいてかごドアを開動作又は閉動作するドア開・閉制御信号を送出するドア制御部33と、ドア開放時間その他必要なデータを設定するデータ設定記憶部34と、ドア制御部33よるドア全開後にドア閉開始までの時間を算出するドア開残時間算出部35と、ドア開残時間算出部35で算出されるドア開残時間又はドア制御部33からの指示に基づいてドア開閉表示部14のドア開案内表示灯14a及びドア閉案内表示灯14bを点灯し、ドア開閉状態を報知可能にする表示制御部36とが設けられている。
【0023】
次に、以上のようなエレベータ制御システムの動作について図4を参照して説明する。
【0024】
かご呼び又は乗場呼びに応答し、乗りかご1が目的階に着床すると、ドア制御部33がかごドアを開いた後(S1)、ドア開残時間算出部35がデータ設定記憶部34に設定される時間を参照しドア閉開始までのドア開残時間を算出し(S2)、ドア開残時間表示制御部36に送出する。このドア開残時間表示制御部36は、ステップS1によりドア開状態にあるとき、ドア開案内表示灯14aを点灯し、「ドア開しています」というドア開状態を報知する(S3)。
【0025】
しかる後、ドア開釦16からドア開釦操作信号を受けてドア開閉釦信号入出力部31からドア制御部33がドア開信号を受けたか否かを判断し(S4)、ドア開信号を受けていない場合、表示制御部36は、ドア開残時間算出部35の算出時間と予めデータ設定記憶部34に設定されるドア閉案内時間T1(ドア閉開始の一定時間前)とから、ドア閉案内時間T1を経過したか否かを判断し、時間T1を経過していれば、ドア閉案内表示灯14bを点灯し、「まもなくドア閉します」というドア閉状態を報知する(S5,S6)。従って、利用者はまもなくドア閉開始となることを知ることができる。
【0026】
さらに、ドア閉状態報知後もドア開残時間算出部35の算出時間と所定時間T2(T1<T2)を経過したか否かを判断し(S7)、未だ所定時間T2を経過していない場合にはステップS4に移行し、同様の処理を繰り返す。
【0027】
ところで、所定時間T2以内にステップS4でドア閉信号を受けた場合にはドア閉案内表示灯14bが既に点灯中か否かを確認し、点灯中でなければドア閉案内表示灯14bを点灯し、「まもなくドア閉します」というドア閉状態を報知する(S8,S9)。
【0028】
しかし、ステップS6にて既にドア閉案内表示灯14bが点灯中である場合、ステップS9でドア閉案内表示灯14bを点灯させた場合、或いはステップS7で所定時間T2を経過した場合、ドア開案内表示灯14aを消灯し(S10)、ドア閉を開始する(S11)。
【0029】
このドア閉中又はドア閉直後、乗りかご内の利用者がドア開釦16を操作したか否かを確認し(S12)、ドア開釦操作信号があれば、ドア開閉釦信号入出力部31がドア開制御信号をドア制御部33に送出し、かごドア開放継続又は再ドア開放を行うとともに、ドア全開放後に直ちにドア閉を開始する(S13,S14,S11)。
【0030】
さらに、ドアセフティ動作信号入出力部33は、ドアセフティ用検知器からドアセフティ動作信号を受けたか否かを確認し(S15)、ドアセフティ動作信号を受けた場合にはステップS13に移行し、同様にドア制御部33がかごドア開放継続又は再ドア開放を行い(S13,S14)、ドア全開放後に直ちにドア閉を開始し、同様の処理を繰り返し実行する。ステップS15において、ドアセフティ動作信号を受けない場合にはドア閉案内表示灯14bに消灯し(S16)、ドア閉を完了する)。
【0031】
従って、以上のような実施の形態によれば、ドア開閉表示部14にドア開及びドア閉の状態を表示するので、乗りかご内の利用者はドア開閉表示部14のドア開閉状態からドア開状態か、まもなくドア閉が開始されることを容易に確認でき、従来のように他の利用者が乗降を完了するまでドア開釦16を押し続けるといった煩わしさから解消でき、ひいては利用者のサービス向上に貢献できる。
【0032】
なお、上記実施の形態では、乗りかご1内にドア開閉表示部14に設けたが、図5に示すようにエレベータホールの各階号機の各乗場ドア20の上部に乗場側ドア開閉表示部21を設けた場合にも同様に適用できる。すなわち、乗りかご内のドア開釦16に代わる各階号機の乗場呼び釦22の操作状態と乗りかご1内のドアセフティ用検知器からのドアセフティ動作状態とドア閉の状態を取り込むことにより、エレベータ制御装置3は図3の構成及び図4に示す処理手順を用いて、乗場側ドア開閉表示部21に乗場ドアの開閉状態を表示することができ、エレベータホールに待機中の利用者が乗場呼び釦22を押し続けることなく、乗場ドアの開閉状態を視覚的に認識させることが可能である。
【0033】
従って、この実施の形態においても、乗場側ドア開閉表示部21にドア開・閉状態を表示するので、乗場の利用者は乗場側ドア開閉表示部21の表示状態からまもなドア閉が開始されることが確認でき、従来のように他の利用者が乗降を完了するまで乗場呼び釦22を押し続ける煩わしさから解消でき、ひいてはエレベータ利用者のサービス向上に大きく貢献する。
【0034】
(第2の実施の形態)
図1,図3及び図6は本発明に係わるエレベータ制御システムの第2の実施の形態を説明する図である。
【0035】
この実施の形態は、第1の実施の形態とほぼ同様の構成であり、特に異なるところは、図3に示すようにエレベータ制御装置3の表示制御部36に表示データ記憶部41を設ける一方、前記ドア開閉表示部14に例えば図6(a)、(b)、(c)に示すような表示器14c,14d,14eを設け、ドア開残時間に基づいてドア閉開始までの時間をリアルタイムに表示する構成としたことにある。表示データ記憶部41は、例えば図6(b)、(c)に示すようなパターンデータを記憶する部分である。その他の構成は図1及び図4と同様であるので、ここではその説明を省略し、第1の実施の形態の説明に譲る。
【0036】
次に、以上のようなエレベータ制御システムの動作について図7を参照して説明する。
【0037】
かご呼び又は乗場呼びに応答し、乗りかご1が目的階に着床すると、ドア制御部33がかごドアを開いた後(S21)、ドア開残時間算出部35がデータ設定記憶部34に設定される時間を参照しドア閉開始までのドア開残時間を算出し(S22)、ドア開残時間表示制御部36に送出する。このドア開残時間表示制御部36は、ドア開閉表示部14である図6(a)の表示器14c又は表示データ記憶部41からパターンデータを取り出し、図6(b)の表示器14d又は同図(c)の表示器14eのようなようにパターンデータを表示し、ドア開残時間算出部35により算出されるドア開残時間をリアルタイムに表示する(S23)。従って、エレベータ乗りかごに乗車している利用者は、ドア開閉表示部14に表示されるドア開残時間からどの程度の時間が経過したらかごドアが閉じるかを容易に知ることができる。
【0038】
このかごドアが開いた後、ドア開釦16からドア開釦操作信号を受けてドア開閉釦信号入出力部31からドア制御部33がドア開信号を受けたか否かを判断し(S24)、ドア開信号を受けていない場合、表示制御部36は、ドア開残時間算出部35で算出されるドア開残時間,つまりデータ設定記憶部34に設定される所定のドア開時間を経過したか否かを判断し、所定時間を経過しなければ、ステップS24に移行し、所定時間経過までドア閉釦17が操作されたか否かを繰り返し判断する。
【0039】
ところで、ステップS24において、所定時間以内にドア閉釦17が操作された場合又は所定時間経過した場合(ドア開残時間0)、表示制御部36である図6(a)の表示器14cを0又は無とし、図6(b),(c)の表示器14d,14eを砂無し、点灯バー無しに表示し、かごドアが直ちに閉じることを知らせる(S26)。
【0040】
この表示制御部36の消灯後、ドア閉を開始する一方(S27)、ドア閉中又はドア閉直後、乗りかご内の利用者がドア開釦16を操作したか否かを確認し(S28)、ドア開釦操作信号があれば、ドア開閉釦信号入出力部31がドア開信号をドア制御部33に送出し、かごドア開放継続又は再ドア開放を行うとともに、ドア全開放後に直ちにドア閉を開始する(S29,S30,S27)。
【0041】
さらに、ドアセフティ動作信号入出力部33は、ドアセフティ用検知器からドアセフティ動作信号を受けたか否かを確認し(S31)、ドアセフティ動作信号を受けた場合にはステップS29に移行し、同様にドア制御部33がかごドア開放継続又は再ドア開放を行い、ドア全開放後に直ちにドア閉を開始し、同様の処理を繰り返し実行する。ステップS31において、ドアセフティ動作信号を受けない場合には表示器を完全消灯し、ドア閉を完了する。
【0042】
従って、以上のような実施の形態によれば、ドア開閉表示部14にドア開残時間を表示するので、乗りかご内の利用者はドア開閉表示部14のドア開残時間からまもなくドア閉が開始されることを容易に確認でき、従来のように他の利用者が乗降を完了するまでドア開釦16を押し続けるといった煩わしさを解消でき、ひいてはエレベータ利用者にサービスを提供できる。
【0043】
なお、上記実施の形態では、乗りかご1内にドア開閉表示部14に設けたが、図5に示すようにエレベータホールの各階号機の各乗場ドア20の上部に乗場側ドア開閉表示部21を設けた場合にも同様に適用できる。すなわち、乗りかご内のドア開釦16に相当するエレベータホールの各階号機の乗場呼び釦22の状態と乗りかご1内のドアセフティ用検知器からのドアセフティ動作状態とドア閉の状態を取り込むことにより、エレベータ制御装置3は図3の構成及び図7に示す処理手順を用いて、乗場側ドア開閉表示部21に乗場ドアのドア開時間を表示でき、エレベータホールに待機中の利用者が乗場ドアのドア開残状態を視覚的に認識可能となり、乗場呼び釦22を押し続ける煩雑さが無くなる。
【0044】
従って、この実施の形態においても、乗場側ドア開閉表示部21にドア開・閉状態を表示するので、乗場の利用者は乗場側ドア開閉表示部21の表示状態からまもなくドア閉が開始されることが確認でき、従来のように他の利用者が乗降を完了するまで乗場呼び釦22を押し続ける煩わしさから解消でき、ひいてはエレベータ利用者のサービス向上に大きく貢献する。
【0045】
(第3の実施の形態)
この実施の形態は、図3に示すドア開閉表示部14(図6の各表示器も含む)を除去し、このドア開閉表示部14の代わりにかご操作盤12に設けられるエレベータ利用者がドア開閉操作を行うドア開釦16及びドア閉釦17のうち、ドア開釦16又はドア閉釦17を点灯または点滅可能な構成とし、ドア開後、ドア閉釦17が所定のドア閉時間直前の時間まで操作されないか、またはドア閉釦17が操作されたとき、例えばドア開釦16を点灯または点滅し、かごドアが閉じることを知らせる構成である。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、図1及び図3の説明に譲る。
【0046】
次に、この第3の実施の形態に係わるエレベータ制御システムの動作について図8を参照して説明する。
【0047】
かご呼び又は乗場呼びに応答し、乗りかご1が目的階に着床すると、ドア制御部33がかごドアを開いた後(S35)、ドア開残時間算出部35がデータ設定記憶部34に設定される時間を参照しドア閉開始までのドア開残時間を算出する(S36)。この状態において、ドア開釦16からドア開釦操作信号を受けてドア開閉釦信号入出力部31からドア制御部33がドア開信号を受けたか否かを判断し(S37)、ドア開信号を受けていない場合、表示制御部36は、ドア開残時間算出部35の算出時間と予めデータ設定記憶部34に設定されるドア閉案内時間T1(ドア閉開始の一定時間前)とから、ドア閉案内時間T1を経過したか否かを判断し、ドア閉開始の一定時間前T1に達したとき、ドア開釦16を点灯/点滅させ、エレベータ利用者にまもなくドア閉じとなることを知ることができる(S38,S39)。
【0048】
さらに、ドア閉状態の報知後もドア開残時間算出部35の算出時間が所定時間T2(T1<T2)を経過したか否かを判断し(S40)、未だ所定時間T2を経過していない場合にはステップS37移行し、同様の処理を繰り返す。
【0049】
ところで、所定時間T2以内にステップS37でドア閉信号を受けている場合ドア開釦16が既に点灯/点滅中か否かを確認し、点灯/点滅中でなければドア開釦16を既に点灯/点滅し、まもなくドア閉となることを報知する(S41,S42)。
【0050】
しかし、ステップS41にて既にドア開釦16が点灯/点滅中であるとか、ステップS41でドア開釦16を点灯/点滅させた場合、或いはステップS40において所定時間T2を経過した場合、ドア開釦16を消灯し(S43)、ドア閉を開始する(S44)。
【0051】
このドア閉じ中又はドア閉直後、乗りかご内の利用者がドア開釦16を操作したか否かを確認し(S45)、ドア開釦操作信号があれば、ドア開閉釦信号入出力部31がドア開制御信号をドア制御部33に送出し、かごドア開放継続又は再ドア開放を行うとともに、ドア全開放後に直ちにドア閉を開始する(S46,S47,S45)。
【0052】
さらに、ドアセフティ動作信号入出力部33は、ドアセフティ用検知器からドアセフティ動作信号を受けたか否かを確認し(S48)、ドアセフティ動作信号を受けた場合にはステップS46に移行し、同様にドア制御部33がかごドア開放継続又は再ドア開放を行い(S46,S47)、ドア全開放後に直ちにドア閉を開始し、同様の処理を繰り返し実行する。ステップS45において、ドアセフティ動作信号を受けない場合にはドア閉を完了する(S17)。
【0053】
従って、以上のような実施の形態によれば、ドア開釦16の点灯/点滅によりかご内の利用者がまもなくドア閉が開始されることを容易に確認でき、従来のように他の利用者が乗降を完了するまでドア開釦16を押し続けるといった煩わしさを解消でき、さらに他の利用者の乗降が完了していない場合にはドア開釦16を操作することを促す効果も期待することができる。
【0054】
なお、上記実施の形態では、ドア開釦16を点灯/点滅可能な構成としたが、ドア閉釦17を点灯/点滅可能な構成にしてもよい。この場合にはドア閉釦17が点灯/点滅すれば、まもなくドアが閉じることを知らせることになる。
【0055】
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0056】
また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、エレベータ利用者が乗りかご内または乗場でドア開からドア閉までの状態を確認でき、ドアセフティやドア開釦等の機能により短いドア閉開始までの時間を予想できない利用者であっても、ドア開釦等を始めから押し続けるような煩雑さから解消され、利用者のサービス向上に大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベータ制御システムの第1の実施の形態を示す構成図。
【図2】第1の実施の形態におけるドア開案内表示灯及びドア閉案内表示灯を備えたドア開閉表示部の構成図。
【図3】図1に示すエレベータ制御装置の一例を示すブロック構成図。
【図4】第1の実施の形態におけるエレベータ制御システムの動作を説明するフローチャート。
【図5】第1の実施の形態に係るドア開閉表示部の構成を乗場側にも適用した図。
【図6】本発明に係るエレベータ制御システムの第2の実施の形態を説明するドア開閉表示部を構成する表示器を示す図。
【図7】第2の実施の形態におけるエレベータ制御システムの動作を説明するフローチャート。
【図8】第3の実施の形態におけるエレベータ制御システムの動作を説明するフローチャート。
【図9】従来のエレベータ制御装置を示すブロック構成図。
【図10】従来のエレベータ制御システムの動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1…乗りかご、3…エレベータ制御装置、12…かご操作盤、14…ドア開閉表示部、14a…ドア開案内表示灯、14b…ドア閉案内表示灯、14c,14d,14e…表示器、16…ドア開釦、17…ドア閉釦、20…乗場ドア、21…乗場側ドア開閉表示部、22…乗場呼び釦、31…ドア開閉釦信号入出力部、32…ドアセフティ動作信号入出力部、33…ドア制御部、35…ドア開残時間算出部、36…表示制御部、41…表示データ記憶部。

Claims (4)

  1. 乗りかごを昇降制御するエレベータ制御装置を備えたエレベータ制御システムにおいて、
    前記乗りかご内に少なくともドア閉表示灯を設け、前記エレベータ制御装置に前記乗りかごのドア開後にドア開残時間を算出するドア開残時間算出手段及びこのドア開残時間に基づいてドア閉開始の一定時間前に前記ドア閉表示灯にドア閉を開始することを表示する表示制御手段を設けたことを特徴とするエレベータ制御システム。
  2. 乗りかごを昇降制御するエレベータ制御装置を備えたエレベータ制御システムにおいて、
    前記乗りかご内に表示器を設け、前記エレベータ制御装置に前記乗りかごのドア開後にドア開残時間を算出するドア開残時間算出手段及びこの算出されるドア開残時間に基づいて前記表示器にドア閉開始までの時間をリアルタイムに表示する表示制御手段を設けたことを特徴とするエレベータ制御システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のエレベータ制御システムにおいて、
    前記乗りかごに代えてエレベータホールの乗場側に前記ドア閉表示灯または前記表示器を設け、前記エレベータ制御装置が前記ドア閉表示灯にドア閉を開始することを表示し、または前記表示器にドア閉開始までの時間をリアルタイムに表示することを特徴とするエレベータ制御システム
  4. 乗りかごを昇降制御するエレベータ制御装置を備えたエレベータ制御システムにおいて、
    前記乗りかご内のかご操作盤に点灯または点滅可能なドア開釦またはドア閉釦を設け、前記エレベータ制御装置に前記乗りかごのドア開後にドア開残時間を算出するドア開残時間算出手段及びこの算出されるドア開残時間に基づいてドア閉開始の一定時間前に前記ドア開釦またはドア閉釦を点灯または点滅する表示制御手段を設けたことを特徴とするエレベータ制御システム。
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