JP2004284362A - 乾き擦り耐性を実現するインクジェット印刷方法及びシステム - Google Patents

乾き擦り耐性を実現するインクジェット印刷方法及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】
乾き擦り耐性及び低減された乾き擦り転移をもたらすシステム及び方法を提供する。
【解決手段】
十分な乾き擦り耐性を有する耐久性のあるインクジェット画像を印刷するためのシステムは、基材、第1インクジェットペン、及び滑り成分から構成することができる。第1インクジェットペンは、基材上へ噴射されるように構成されており、且つ第1液体ビヒクル及び有効量の顔料着色剤とから構成し得るインクジェットインクを収容している。滑り成分は、一旦基材上に噴射されると、インクジェットインク上を被覆するように構成することができる。一実施形態では、インクジェットインクは、有効量のラテックスをさらに含むことができる。別の一実施形態では、定着剤組成物を、インクジェットインクに対して上刷り又は下刷りするために用いることができる。本発明の方法は上記システムを使用することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット画像形成の分野に関する。より詳細には、本発明は、改善された乾き擦り耐性(dry rub resistance)を含む、改善された画像耐久性をもたらす顔料系インクジェットインクの印刷方法及びシステムに関する。
インクジェット印刷は、種々の媒体、特に紙の上に画像を記録するポピュラーな方法となっている。これらの理由の幾つかとして、プリンタの低騒音性、高速記録性、及び多色記録性が挙げられる。加えて、ユーザは、比較的低価格でこれらの利点を得ることができる。しかしながら、大きな改善がなされてきたインクジェット印刷ではあるが、改善されるにつれて、この分野のユーザによる諸要求、例えば、より高速度、より高分解能、フルカラー画像形成、高い耐久性、媒体適応性等に関する要望も高まっている。
一般に、インクジェットインクは、染料系又は顔料系の何れかである。両方とも、典型的には、染料及び/又は顔料を含んでいる液体ビヒクルとして製造される。染料系インクジェットインクは、一般に、通常は水を基体とした液体着色剤を用いて媒体を特定の色に変えるものである。対照的に、顔料系インクは、典型的に固体状の又は分散状態の着色剤を用いて色を達成する。
インクジェット印刷に関する望ましい多くの特性として、媒体基材上にある画像の十分なエッジ尖鋭度と光学濃度、基材上でのインクの良好な乾燥時間、基材への付着性、発射時にインク滴の偏りが無いこと、全ドットが存在すること、乾燥後の水及び他の溶媒に対するインクの耐性、長期保管安定性、十分なドットサイズとドットゲイン、カラー対カラーのにじみの低減、許容できるコアレッセンス(coalescence)、腐食又はノズル詰まりの無い長期信頼性、優れた耐光性、優れた耐水性、低い湿り色相シフト、及びその他の既知特性が挙げられる。多くのインクは、上述の特性の幾つかを備えていることが知られている。しかしながら、1つの特性を改善すると、しばしば別の特性が低下するため、これらの特性の全てを備えているインクはほとんど無いことも知られている。従って、諸特性が改善され且つ1つの特性を改善するのに他の特性をほとんど阻害しないインク調合物を開発する研究が続けられている。
染料系インクジェットインクと比較すると、顔料系インクジェットインクは、典型的に、耐光性及び耐水性に加えて、多くの領域において優れた文書品質、ラインエッジ尖鋭度、及び画像耐久性をもたらす。しかし、顔料系インクは、特にオフセットコート紙のような平滑な表面に印刷する場合には、乾き擦り耐性が不十分である。これは克服する必要のある問題である。
インクジェットインクシステムにある種の成分を用いることにより、乾き擦り耐性を含む、画像の永続性及びスマッジ(擦り汚れ)耐性を改善できることが知られている。また、そのようなシステムに使用される前記ある種の成分は、インクジェットペンを用いて十分な信頼性を以って使用できるように形成し得ることも認められている。また、上記のシステム、もしくは類似のシステムを使ってスマッジ耐性のある画像を形成する方法は、当分野に有益であろうことも認識されている。
詳細には、十分な耐擦り性を有する耐久性のあるインクジェットインク画像を印刷するためのシステムは、基材、第1インクジェットペン、及び滑り成分から構成し得る。第1インクジェットペンはインクジェットインクを収容し得るが、該インクジェットインクは基材上へ噴射されるように構成され且つ第1液体ビヒクルと有効量の顔料着色剤とから構成するとができる。滑り成分は、インクジェットインクが基材上へ噴射されると、インクジェットインク上を被覆するように構成することができる。
代替実施形態においては、耐久性のあるインクジェットインク画像を印刷する方法は、基材上へ顔料系インクジェットインクを噴射して印刷画像を形成するステップと、その画像を滑り成分で上塗りするステップを包含し得る。
本発明によれば、十分な乾き擦り耐性を有するインクジェット画像をもたらすシステム及び方法を提供できる。
本発明を開示、説明する前に、本発明が、本明細書に開示される特定の処理ステップ並びに材料に限定されないことを理解されたい。何故なら、そのような処理ステップ並びに材料は、多少、変更し得るためである。また、本明細書で用いられる専門用語は、特定の実施形態のみを記述するだけの目的で用いられていることも理解されたい。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその等価物によってのみ限定されるものとする故、当該用語は、限定することを意図したものではない。
本明細書及び添付の特許請求の範囲において使われるとき、単数形は、その内容が別途明確に指示されない限り、複数形の意味を包含する。
本明細書では、濃度、量、及びその他の数値データを範囲形式で表現又は提示することがある。そのような範囲形式は便利で簡便なために用いており、範囲の限界として明瞭に挙げられた数値を含むだけでなく、あたかも各数値及び副範囲が明瞭に挙げられているように、その範囲内に包含される個別の数値又は副範囲を全て包含するものと柔軟に解釈すべきであることを理解されたい。例を挙げて説明すると、「約0.1wt%〜約5wt%」という濃度範囲は、約0.1wt%〜約5wt%という明瞭に挙げられた濃度を含むだけでなく、その指示範囲内の個々の濃度、並びに副範囲を含むものと解釈すべきである。従って、1wt%、2wt%、3wt%、及び4wt%のような個別濃度、及び0.1wt%〜1.5wt%、1wt%〜3wt%、2wt%〜4wt%、3wt%〜5wt%、等のような副範囲もこの数値範囲に含まれる。同じ原理が、1つの数値だけを挙げている範囲にも適用される。例えば、「約5wt%未満」として挙げられた範囲は、0wt%と5wt%の間の全ての値及び副範囲を含むものと解釈すべきである。さらに、上述の解釈は、範囲の大きさ又は記述中の特性とは無関係に適用されるべきである。
本明細書で使用するとき、「有効量」とは、所望の効果を達成するのに十分な材料又は薬剤の最小量を意味する。例えば、「液体ビヒクル」の有効量は、本発明の実施形態に従って諸特性を維持する限りにおいて、本発明のインク組成物又は定着剤組成物に使用するのに要する少なくとも最小の量である。
他の用語と併用時、「実質的に」とは、「ほとんど」乃至「完全に」を含むものとする。
本明細書で使用するとき、「液体ビヒクル」とは、(1)サーマル方式又はその他のインクジェットインクの用途に使用されるインクジェットインクを形成するために、顔料及びラテックスコロイドをその中に分散させる液体、(2)サーマルインクジェットインクの用途に使用される定着剤組成物を形成するために、陽イオン性成分又はポリマーをその中に分散させる液体、又は(3)滑り成分がその中に分散されるか又はエマルションの一部分として存在する液体を意味する。多くの液体ビヒクル及びビヒクル成分は当分野で周知である。典型的なインクビヒクルには、界面活性剤、溶媒、共溶媒、緩衝剤、殺生物剤、封鎖剤、粘度修正剤、表面活性剤、及び水のような、様々な試薬の混合物が含まれる。
用語「ラテックス」又は「ラテックス含有コロイド懸濁液」は、(水又は他の液体のような)液体と、粒径が20nm〜500nm(又は100nm〜300nm)で、重量平均分子量が約10000Mw〜2000000Mw(又は約40000Mw〜100000Mw)であるポリマー粒子とからなる液体懸濁物を意味する。典型的に、ポリマー粒子は、その液体中に、懸濁状態で、固体で0.2wt%〜15wt%存在することになろう。その懸濁液に他の液体ビヒクル成分、ラテックスプライマー、及び顔料固形物を加えて本発明に使用できるインクジェットインク組成物を形成することができる。ラテックスのポリマー粒子は、ランダムに重合させることができ、架橋結合させることもできる複数のモノマーを含有し得る。架橋結合されると、その分子量は、上記値より高くなることさえあり得る。さらに、ラテックス成分は、約−25℃〜80℃のガラス転移温度を有し得る。
「ラテックスプライマー」とは、微細に分散されたものから溶解されたものまでの約500nmの最大サイズを有するポリマー粒子を含んでいる組成物を意味する。不可欠のものではないが、ラテックスプライマーは、本発明のインクジェットインク組成物の安定化並びに噴射性に役立てるべく、本発明のシステムと方法に用いることができる。
定着剤組成物内部の分散剤を指示するとき、「陽イオン性成分」とは、正に帯電しており、接触するとインクジェットインク内のラテックス含有コロイド懸濁液のポリマー粒子成分を固定するように作用する、陽イオン性ポリマー、多価イオン、有機酸等を意味する。
「自己分散性顔料」とは、電荷又はポリマー基で化学的に表面修飾されている顔料を意味し、この場合、化学的修飾は、顔料が液体ビヒクル中に分散された状態になり及び/又は実質的にその状態に保持されるのを促進する。
「ポリマー分散性顔料」は、液体ビヒクル中に分散剤(例えば、ポリマー、オリゴマー、又は界面活性剤を用い得る)を利用する顔料、及び/又は顔料が液体ビヒクル中に分散された状態になり及び/又は実質的にその状態に保持されるのを促進する物理的コーティングを利用している顔料を意味する。
「滑り化合物」又は「滑り成分」とは、インクジェット形成画像の乾き擦り耐性を改善するのに用い得る無機及び有機組成物を意味する。用語「滑り化合物」は、商業オフセット印刷技術で一般的に知られているが、インクジェット印刷システム及び方法に関しては典型的に用いられていない。無機滑り化合物を用いる場合、滑石(ケイ酸マグネシウム)、MgO、SiO、CaO、Fe、及びAlのような組成物を有効量にて用いることができる。有機滑り化合物を用いる場合、ポリテトラフルオロエチレン及び有機ワックスのような組成物を用いることができる。有機ワックスの例として、ポリエチレンワックス、石油ワックス、パラフィン、カルナウバワックス、ポリプロピレンワックス、結晶性及び微結晶性ワックス、及び/又はアミドワックス(オレアミド、ステアラミド、エルカミド、環状アミド等)が挙げられる。
「乾き擦り耐性(Dry rub resistance)」とは、乾き状態において画像を擦るときの外観劣化に耐える印刷画像の能力を意味する。十分な乾き擦り耐性は、擦ったときに、印刷画像から、インクが印刷されていない周囲領域、即ち、他の印刷カラー上あるいは紙上あるいは他の基材上へ、インクを転移させないことに帰着する。
「乾き擦り転移(Dry rub transfer)」とは、印刷画像から、その印刷画像の乾き擦り耐性を試験するのに使用される装置に転移するインクジェットインクの量として定義される。例えば、白紙を擦り装置に配置することができ、それによって印刷画像から擦り装置までの転移について容易に試験することができる。
このことを銘記して、本発明はインクジェット画像形成の分野に関する。より詳細には、優れた乾き擦り耐性を呈し、任意に、実質的に非多孔質媒体、例えば、オフセット媒体上に印刷した時でさえ低い乾き擦り耐性を示す、スマッジに強く且つ永続性のある画像をもたらし得るシステムと印刷方法に関連する。
本発明の一実施形態では、十分な耐擦り性を有する耐久性のあるインクジェットインク画像を印刷するためのシステムは、基材と、顔料系インクジェットインクを含んでいる第1インクジェットペンと、滑り成分とから構成することができる。第1インクジェットペンは、基材上へ噴射されるように構成され且つ第1液体ビヒクルと有効量の顔料着色剤とから構成され得るインクジェットインクを収容することができる。滑り成分は、インクジェットインクが基材上へ噴射されると、インクジェットインク上を被覆するように構成することができる。
代替実施態様では、耐久性のあるインクジェットインク画像を印刷する方法は、基材上へ顔料系インクジェットインクを噴射して印刷画像を形成するステップと、その画像を滑り成分で上塗りするステップとを包含することができる。
本明細書において記載するシステム及び方法の両方に関しては、種々の実施形態を実施し得る。一実施形態では、基材には、商用のオフセット媒体のような、実質的に非多孔質の基材材料を使用することができる。商用のオフセット媒体は、通常、オフセット印刷産業において使用されるもので、この分野で使用されるインクは、インクジェットインク産業で典型的に使用されるものとは全く異なっている。事実、ほとんどのインクジェットインクは、オフセット媒体上では十分に機能しない。しかしながら、顔料系インクジェットインクを使用し、本発明に従ってそれを滑り成分を用いて上塗りすることによって驚くほど優れた乾き擦り耐性を示す画像を形成できる。
自己分散性顔料及び/又はポリマー分散性顔料のような、様々な種類の顔料も用いることができる。ポリマー分散性顔料を使用する場合には、液体ビヒクルは分散剤をさらに含むことができ、又は顔料を分散剤によって物理的に被覆することができる。
任意選択的に、当該インクは、顔料及び液体ビヒクルに加えて、陰イオン性又は中性のラテックス含有コロイド懸濁液を含有することができる。前述の懸濁液は、水又は他の液体中に分散しているポリマー粒子を含むことができる。一実施形態では、ポリマー粒子の粒径は約20nm〜500nmであり、約10000Mw〜2000000Mwの多数のランダム重合モノマーから構成することができる。インクジェットインクと混合する場合、懸濁液の水又は液体がインクジェットインクの液体ビヒクルと混ざり合い、ラテックス含有コロイド懸濁液のポリマー粒子は、固形分0.2wt%〜15wt%でインクジェットインク中に存在することができる。あるいはまた、ラテックスは、インクジェットインクとは別個の液体とすることもでき、それをインクジェットインクに対して上刷り及び/又は下刷りすることができる。ラテックス含有コロイド懸濁液の有無に関わらず、顔料着色剤は、0.5wt%〜6wt%の率でインクジェットインク中に存在することができる。
ランダム重合モノマーを含む、ラテックス含有コロイド懸濁液のポリマー粒子を作る組成物は多数ある。例を挙げて説明すると、複数のランダム重合モノマーには、メチルメタクリレート、メタクリロイルオキシエチルサクシネート、エチレングリコールジメタクリレート、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、ヘキシルアクリレート、ヘキシルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、オクタデシルアクリレート、オクタデシルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシヘキシルアクリレート、ヒドロキシヘキシルメタクリレート、フェネチルアクリレート、フェネチルメタクリレート、ビニルプロピルケトン、ビニルヘキシルケトン、シクロヘキシルアクリレート、イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、トリフルオロメチルアクリレート、トリフルオロメチルメタクリレート、トリフルオロプロピルアクリレート、トリフルオロプロピルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、イソオクチルアクリレート、及びイソオクチルメタクリレートの種々の組合せが含まれ得る。使用できるその他の適当なモノマーは、WO99/23182に記載されており、参照することでその内容の全てを本明細書に取り入れることとする。
本明細書に記載したシステム及び方法によって、定着剤組成物を用いなくとも、十分な乾き擦り耐性がもたらされるが、任意選択的に、定着剤組成物をインクジェットインクに対して上刷り又は下刷りすることで、改善された乾き擦り転移を実現することができる。定着剤組成物を使用する場合、典型的に、それは第2インクジェットペンによって適用される。換言すれば、当該システムを用いて、当該方法を、ラテックス含有インクジェットインク上に定着剤組成物を上刷りすることによって実施することができる。あるいはまた、当該システムを用いて、当該方法を、ラテックス含有インクジェットインクの下に定着剤組成物を下刷りすることによって実施することができる。これらの実施形態の組合せを利用して所望の結果を得ることもできる。使用する場合、上記定着剤組成物は、第2液体ビヒクルと、ポリ(ビニルピリジン)塩、ポリアルキルアミノエチルアクリレート、ポリアルキルアミノエチルメタクリレート、ポリ(ビニルイミダゾール)、ポリエチレンイミン、ポリビグアニド、ポリグアニド、及びそれらの組合せのような、陽イオン性ポリマーを有効量含有し得る。幾つかの実施例では、定着剤組成物は、多価金属硝酸塩のような多価塩、EDTA塩、ホスホニウムハライド塩、有機酸、及びそれらの組合せをさらに含むことができる。陽イオン性ポリマーは、第2液体ビヒクル中に、固体で0.2wt%〜15wt%の率で存在することができる。
本明細書に記載のシステム及び方法に関しては、乾き擦り耐性を実現するのに滑り成分を用いることができる。滑り成分には、滑石(Mg(SiOとも称されるMgSi10(OH)のようなケイ酸マグネシウム)のような無機粉体を用いることができる。使用できるその他の無機粉体には、MgO、SiO、CaO、Fe、及びAlが含まれる。滑り成分にはまた、有機ワックスのような、有機成分又は粒子を用いることもできる。その他の適当な有機成分として、ポリエチレンワックス、ポリテトラフルオロエチレン、脂肪酸、オレアミド、ステアラミド、エルカミド、環状アミド、石油ワックス及びゼリー、パラフィン、微結晶性ワックス、及びそれらの組合せを挙げることができる。滑り成分は、印刷画像自体の上に上塗りすることができ、また印刷画像を取り囲む領域の上に上塗りすることもできる。適用は、乾燥粉末として吹き付けるだけでなく、液体ビヒクルに分散させ、噴射、噴霧、あるいはローリングを含む多数の方法の何れかによって実施することができる。
インクジェットインクと併用される第1液体ビヒクル、及び定着剤組成物と併用される任意の第2液体ビヒクルの両方に関しては、サーマルインクジェットインク技術と併せて効果的に使用される多数の成分のうち、任意のものを存在させ得る。例えば、当該インク及び当該定着剤の液体ビヒクルは、有効量の水と、0.05wt%〜5wt%の界面活性剤と、5wt%〜50wt%の溶媒と、0.02wt%〜2wt%の殺生物剤を含むことができる。本明細書における液体ビヒクル成分に関連して説明したような他の成分も存在させ得る。複数の溶媒、複数の界面活性剤等のような、同じ種類でも複数の液体ビヒクル成分を存在させ得る。ラテックス含有コロイド懸濁液を含有するインクジェットインクに関しては、固体で0.1wt%〜5wt%のラテックスプライマーも、液体ビヒクル中に存在させ得る。
顔料系インクにラテックスを付加するだけで、滑り成分を上塗りしなくても、ある程度、スマッジ耐性及びスミア(滲み汚れ)耐性を改善することができる。ラテックスの存在によってもたらされる改善された浸透性に起因して、光学濃度(OD)の低減によって立証されるように、印刷画像の色強度が低下することがある。他方、定着剤は、インクジェットインクの好ましくない浸透を阻止することができるが、それだけでは、在来型のサーマルインクジェットインクシステムに使用する場合に耐久性が実質的に改善されることは認められていない。顔料/ラテックス含有インクジェットインクの使用を、インクジェットインクの顔料及び/又はラテックス成分と相互作用するように形成されている定着剤組成物の使用と組合せることにより、十分な色強度を維持しながら、スマッジ及びスミア耐性を大幅に高めることができる。加えて、滑り成分を上塗りすることによって、乾き擦り耐性も改善することができる。本発明のシステム及び方法を用いて画像を形成する場合、十分な色強度の維持に加え、この高いスマッジ耐性、スミア耐性、及び乾き擦り耐性は、部分的乾燥時に顕著である。これらの成分は、より望ましい結果を実現するために一緒に使用するように説明したが、本明細書に記載の要素はどれも改善された結果を得るのに不可欠であると考えられるべきではない。
以下の実施例は、現時点で最もよく知られている本発明の実施形態を説明するものである。しかし、下記は、本発明の原理の応用について単に例示又は説明するものにすぎないことを理解されたい。本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく、当業者によって、多数の修正及び代替の組成、方法及びシステムを案出することができる。添付の特許請求の範囲は、そのような修正及び配置構成を網羅するように意図されたものである。従って、特定形態に関して本発明を上述したが、以下の実施例は、現時点で、本発明の最も実用的で且つ好ましい実施形態と思われるものに関してさらに詳述するものである。
顔料及びラテックス含有インクジェットインクの調製
下表1aに従ってインクジェットインクを調製した。
Figure 2004284362
表1aのインクジェットインクを8サンプル(1〜8)に分割し、各インクジェットインクサンプルに異なる量のラテックスを加えた。詳細には、下表1bに示すように、下記の量のラテックスを8つのインクジェットインクサンプルに添加した。
Figure 2004284362
PEI/Ca 2+ 定着剤組成物の調製
表2に従って、次のようにポリエチレンイミン/カルシウムイオン含有定着剤組成物を調製した。
Figure 2004284362
乾き擦り耐性
表2(0〜8.67wt%)で説明した8つのインクジェットインクサンプル(1〜8)を、それぞれLustro Laserオフセット紙(サッピ社、米国マサチューセッツ州ボストン)上の4つの位置(a〜d)にバーパターンとして印刷し、各インクジェットインクについて4つの印刷サンプルを用意した。印刷サンプルの全数は32(1a、1b、1c、1d、2a、2b、…8c、8d)であった。インクの全てに関して4つのインクジェットインクサンプルの各々を、次のように、4通りの方法で処理した(又は未処理のままにした)。
(a)サンプルを、定着剤で下刷りせず、滑石で上塗りしない。
(b)サンプルを、実施例2の定着剤組成物で下刷りしたが、滑石では上塗りしない。
(c)サンプルを、定着剤で下刷りしないが、滑石で上塗りする。
(d)サンプルを、実施例2の定着剤組成物で下刷りし、滑石で上塗りする。
使用した滑石は粉末のケイ酸マグネシウムであり、それを印刷画像並びにその周囲のオフセット紙基材上へ吹き付けた。下表3は、印刷後24時間経過時の乾き擦り耐性の結果を示している。乾き擦り耐性の試験は、ハンマーと印刷画像との間の接触点にHPの輝白色紙が取り付けられている4LB−ハンマーを使用するSutherland Rub Testerを用いて実施した。
Figure 2004284362
上の表3に示すように、最も高いラテックス濃度(最高wt%)を有する組成物の乾き擦り耐性は、定着剤が存在するかどうかに関係なく、約60〜70回の擦り後に不良の画像を生じた。しかし、(定着剤があるか又はない状態で)印刷領域の上に滑石を吹き付けると、画像は不良にならずに400回擦りを凌いだ。不良点は、上述のように乾き状態で擦るときに印刷画像が非画像領域へのスマッジを呈した時点で判断した。定着剤の存在が、乾き擦り耐性に顕著には影響しなかったとはいえ、乾き擦り転移の低減を実現すると共に、にじみ及びコアレッセンスの抑制を含む、他の利点をもたらすために、それを付加することができる。
乾き擦り転移
実施例1(0〜8.67wt%)の8つのインクジェットインクを、Lustro Laserオフセット紙上の2つの位置(バーパターン)にそれぞれ印刷して、各インクジェットインクに関して2つの印刷画像(全インクジェットインクについて合計16の印刷サンプル)を準備した。各々のインクジェットインク(1〜8)の一方のサンプルは、(a)定着剤組成物をどれも下刷りしなかった。各々のインクジェットインク(1〜8)の他方のサンプルは、(b)実施例2の定着剤組成物で下刷りした。サンプル全てを粉末のケイ酸マグネシウム滑石を用いて上塗りした。(上の表3に示したように)定着剤組成物の存在は乾き擦り耐性に関しては重要性を示さなかったが、定着剤の存在は、表4に示すように、乾き擦り転移において役割を果たすことが示された。
Figure 2004284362
バーOD値は、印刷した16のインクジェットインクサンプルの各々について、印刷されたバーの光学濃度を示すものである。与えられたmOD値は、印刷されたサンプル(バー)から、実施例3において記載したSutherland Rub Testerのハンマーに取り付けたHPの輝白色インクジェット普通紙へ転移したインクジェットインクの量を示す。
一定の好ましい実施形態を参照して本発明を説明してきたが、様々な修正、変更、省略、及び置換が、本発明の趣旨を逸脱することなく成し得ることが、当業者には明らかであろう。それ故、本発明は添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるものとする。

Claims (15)

  1. 十分な耐擦り性を有する耐久性のあるインクジェットインク画像を印刷するためのシステムであって、
    a)基材と、
    b)インクジェットインクを収容している第1インクジェットペンであって、前記インクジェットインクが、
    i)第1液体ビヒクル、及び
    ii)有効量の顔料着色剤、
    からなり、且つ前記基材上へ噴射できるように構成されている、第1インクジェットペンと、
    c)一旦前記基材上に噴射されると、前記インクジェットインク上を被覆するように構成されている滑り成分と、
    を具備するシステム。
  2. 前記インクジェットインクが、固形分0.2wt%〜15wt%の、陰イオン性又は中性のラテックス含有コロイド懸濁液をさらに含有する請求項1に記載のシステム。
  3. 前記顔料着色剤が、0.5wt%〜10wt%存在する請求項1に記載のシステム。
  4. 定着剤組成物を収容している第2インクジェットペンをさらに具備し、前記定着剤組成物が第2液体ビヒクルと、陽イオン性ポリマー、多価塩、有機酸、及びそれらの組合せから成る群から選択される有効量の陽イオン性成分とを含む請求項1から3の1つに記載のシステム。
  5. 前記第2インクジェットペンが、前記定着剤組成物を前記基材上へ噴射できるように構成されており、且つ前記第1インクジェットペンが、前記基材上にある前記定着剤組成物上へ前記インクジェットインクを噴射できるように構成されている請求項4に記載のシステム。
  6. 前記滑り成分が、ケイ酸マグネシウム滑石、MgO、SiO、CaO、Fe、Al及びそれらの組合せから成る群から選択される請求項1から3の1つに記載のシステム。
  7. 前記滑り成分が、ポリテトラフルオロエチレン及び有機ワックスから成る群から選択される要素である請求項1〜3の1つに記載のシステム。
  8. 前記滑り成分が、液体噴射プロセス又は乾燥吹き付けプロセスによって、前記インクジェットインク上を被覆し得るように構成されている請求項1から3の1つに記載のシステム。
  9. 耐久性のあるインクジェットインク画像を印刷する方法であって、
    a)基材上へ顔料系インクジェットインクを噴射して印刷画像を形成するステップと、
    b)前記画像を滑り成分によって上塗りするステップと、
    を包含する方法。
  10. 前記基材が市販のオフセット媒体である請求項9に記載の方法。
  11. 前記顔料系インクジェットインクが、陰イオン性又は中性のラテックス含有コロイド懸濁液を前記顔料系インクジェットインクと一緒に前記基材上へ印刷するステップをさらに包含する請求項9に記載の方法。
  12. 前記顔料系インクジェットインクと前記陰イオン性又は中性ラテックス含有コロイド懸濁液を噴射前に混合する請求項11に記載の方法。
  13. 前記顔料系インクジェットインクを前記基材上へ噴射するステップの前又は後に、有効量の陽イオン性成分を含有する定着剤組成物を上刷りするか又は下刷りするステップをさらに包含する請求項9から12の1つに記載の方法。
  14. 前記滑り成分が無機滑り化合物である請求項9から12の1つに記載の方法。
  15. 前記滑り成分が有機滑り化合物である請求項9から12の1つに記載の方法。
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