JP2004282460A - 電子カメラおよび電子カメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】水中撮影時の水面からの深さに応じてホワイトバランス調整を行う電子カメラを得る。
【解決手段】電子スチルカメラは、水中でホワイトバランス調整係数をプリセットし、検出した水深D(水面からの深さ)に対応してホワイトバランス調整係数をCPU1内に格納する。水深Dは、▲1▼0<D≦d1、▲2▼d1<D≦d2、▲3▼d2<Dの3通りに分ける。電子スチルカメラは水中撮影時に水深Dを検出し、検出した水深Dに対応してCPU1内に格納されているホワイトバランス調整係数を読み出し、撮像素子5からの撮像信号に対するホワイトバランス調整処理に使用する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホワイトバランス調整を行う電子カメラ、および電子カメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
被写体像をCCDイメージセンサなどの撮像素子で撮像する電子カメラにおいて、CCDイメージセンサから得られるRGB各色の撮像信号の信号レベルを所定の比率にするように色調整(いわゆるホワイトバランス調整)が行われている。水中撮影を行う場合、水の分光透過率の影響で光の長波長域が減衰しやすくなるので、R色光の比率がG色、B色光に比べて減少して青みを帯びた画像になる。特許文献1には、このような青み画像を陸上で得られる自然光の色比率に近づけるようにホワイトバランス調整ゲインを変化させる電子カメラが開示されている。特許文献1のカメラは、水中でのカメラおよび被写体間の距離や、カメラと被写体との水深差に応じてホワイトバランス調整が行われる。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−351025号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
陸上の自然光は、周知のように時刻とともに色温度(色比率)が変化する。また、水中では、水面からカメラ(被写体)までの距離(すなわち、水面からの深さ)が長くなるほど、水の外から到達する自然光のR色成分が減少する。したがって、特許文献1のように水中でのカメラおよび被写体間の距離に応じてホワイトバランス調整ゲインを変えるだけでは、自然光の色比率や水面からの深さが異なる場合に、正しくホワイトバランス調整を行うことが困難である。
【0005】
本発明は、水中撮影時の水面からの深さに応じてホワイトバランス調整を行う電子カメラおよび電子カメラシステムを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による電子カメラは、被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像素子と、撮像素子から出力される撮像信号に対してホワイトバランス調整を行う色調整手段と、色調整手段がホワイトバランス調整時に使用する調整係数を撮影前に設定する調整係数設定手段と、水中でカメラが位置する深さ(水深)を検出する水深検出手段と、水深検出手段によって検出される水深に応じて異なる調整係数を使用するように色調整手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
調整係数設定手段が水中で調整係数を設定する場合の電子カメラは、調整係数設定手段による調整係数の設定時に水深検出手段によって検出される水深に対応させて設定された調整係数を記憶する調整係数記憶手段をさらに備えることもできる。制御手段は、水中撮影時に水深検出手段によって検出される水深に対応する調整係数を調整係数記憶手段から読み出して使用するように色調整手段を制御することもできる。
調整係数設定手段が水中で調整係数を設定する場合の電子カメラは、調整係数設定手段により設定された調整係数のうち、当該調整係数設定時に水深検出手段によって検出される水深の最大値に対応する調整係数を記憶する調整係数記憶手段をさらに備えることもできる。制御手段は、水中撮影時に水深検出手段によって検出される水深に応じて調整係数記憶手段に記憶されている調整係数を変更し、変更後の調整係数を使用するように色調整手段を制御することもできる。
調整係数設定手段が水の外で調整係数を設定する場合の電子カメラは、調整係数設定手段により設定された調整係数を記憶する調整係数記憶手段をさらに備えることもできる。制御手段は、水中撮影時に水深検出手段によって検出される水深に対応する水の分光透過特性に応じて調整係数記憶手段に記憶されている調整係数を変更し、変更後の調整係数を使用するように色調整手段を制御することもできる。
本発明による電子カメラシステムは、カメラを格納するとともに、水中で位置する深さ(水深)を検出する水深検出手段を有する防水カメラハウジングと、被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像素子、撮像素子から出力される撮像信号に対してホワイトバランス調整を行う色調整手段、色調整手段がホワイトバランス調整時に使用する調整係数を撮影前に設定する調整係数設定手段、および水深検出手段によって検出される水深に応じて異なる調整係数を使用するように色調整手段を制御する制御手段を有する電子カメラとを備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第一の実施の形態)
図1は、本発明の第一の実施の形態による電子スチルカメラの要部構成を説明するブロック図である。図1において、電子スチルカメラは、CPU1と、制御モード入力操作部材2と、水深検出センサ3と、ホワイトバランス入力部4と、撮像素子5と、A/D変換回路6と、信号処理回路7とを含む。電子スチルカメラは、水中撮影可能に構成されている。
【0008】
撮像素子5は、たとえば、二次元CCDイメージセンサによって構成される。CCDイメージセンサは、撮影レンズLによって撮像面上に結像された被写体像の明るさに応じて、当該撮像面に構成されている各画素に対応して信号電荷を蓄積する。撮像素子5には、不図示の駆動回路から垂直駆動パルス信号および水平駆動パルス信号がそれぞれ供給される。撮像素子5の各画素に対応する蓄積電荷は、垂直駆動パルス信号によって垂直転送された後に、水平駆動パルス信号によって水平転送される。水平転送された蓄積電荷は、撮像素子5から撮像信号として順次出力され、A/D変換回路6へ送られる。
【0009】
撮像素子5の画素領域上には、不図示の色フィルタが設けられている。色フィルタは、R色、B色、およびG色のいずれかの光を通過させる原色フィルタが画素位置に対応して所定(たとえば、ベイヤー方式)の配列で構成された色分解フィルタである。撮像素子1は、このような色フィルタを通して被写体像を撮像することにより、RBG各色ごとの撮像信号を出力する。
【0010】
A/D変換回路6は、入力されるアナログ撮像信号をデジタル信号に変換し、変換後のデータを信号処理回路7へ出力する。信号処理回路7は、A/D変換回路6から入力される画像データに対してガンマ補正、ホワイトバランス調整などの画像処理を施す。画像処理後の画像データは、所定の記録フォーマットに処理された後で不図示のメモリカードなどの記録媒体に記録される。
【0011】
信号処理回路7は、ホワイトバランス調整を以下のように行う。A/D変換回路6から入力されるR色、B色およびG色の画像データのうち、R色およびB色の画像データのそれぞれに対して、ホワイトバランス調整用のRゲインおよびBゲインをかけ合わせる。ホワイトバランス調整用のRゲインおよびBゲインは、CPU1で決定される。RゲインおよびBゲインの詳細については後述する。
【0012】
CPU1は、ホワイトバランス調整ゲインの算出や、電子スチルカメラ全体の動作制御などを行う。CPU1には、ホワイトバランス入力部4によって検出された被写体の色比率を示す検出信号、水深検出センサ3によって検出された水圧を示す検出信号、制御モード入力操作部材2から出力される操作信号が、それぞれ入力される。
【0013】
ホワイトバランス入力部4は、たとえば、複数の画素を有する二次元撮像素子によって構成される。ホワイトバランス入力部4の表面には、複数の画素に対応してR色、G色、およびB色のいずれかの光を通過させる3原色フィルタ(不図示)が設けられている。ホワイトバランス入力部4がこの色フィルタを通して被写体光を撮像することにより、被写体光がR色信号、G色信号およびB色信号に分解して撮像される。つまり、ホワイトバランス入力部4は、被写体光のR色成分、G色成分、およびB色成分による信号比率を示す検出信号をCPU1へ出力する。ホワイトバランス入力部4は、被写体の色比率を得ればよいので、その画素数は撮影用の撮像素子5に比べて少なく構成されている。
【0014】
CPU1は、ホワイトバランス入力部4から出力される検出信号を用いてホワイトバランス調整係数(Rゲイン、Bゲイン)を算出する。ホワイトバランス調整係数の算出は、制御モード入力操作部材2から出力されるプリセット指示を示す操作信号に応じて行われる。プリセットは、あらかじめ用意した白もしくはグレーなど無彩色の被写体から得られるR色、B色、およびG色の色信号成分の比を、1:1:1に調整するようにホワイトバランス調整係数を得ることである。
【0015】
被写体の色比率は、たとえば、G色成分およびR色成分の撮像信号レベル比G/R、およびG色成分およびB色成分の撮像信号レベル比G/Bで表す。ホワイトバランス調整係数(Rゲイン、Bゲイン)は、それぞれの信号レベル比を1にするように算出される。したがって、ホワイトバランス入力部4からの検出信号により被写体光の撮像信号レベル比G/Rおよび撮像信号レベル比G/Bがわかれば、ホワイトバランス調整用のRゲインおよびBゲインが求まる。
【0016】
なお、ホワイトバランス入力部4で検出される色比率(G/RおよびG/B)は、色温度との間に所定の関係を有する。したがって、被写体光の色比率を得ることは、被写体の色温度を得ることと等価である。
【0017】
CPU1は、以上説明したようにホワイトバランス調整係数を算出すると、ホワイトバランス調整係数をCPU1内のメモリ(不図示)に格納しておく。信号処理回路7は、レリーズ後に撮像素子5で撮影用の被写体像が撮像されると、撮像素子5から出力される撮像信号に対して、CPU1に格納されているホワイトバランス調整用ゲインを用いてホワイトバランス調整を行う。
【0018】
本発明は、上記の電子スチルカメラで水中撮影を行うとき、当該カメラが位置する水面からの深さに応じて、ホワイトバランス調整係数を変化させることに特徴を有する。
【0019】
なお、本実施の形態による電子スチルカメラは、水中で閃光装置などを用いることなく、自然光など水の外からの光で照明される水中の被写体を撮影する。したがって、主として水面下15mまでの水中撮影に適用するのが好ましい。
【0020】
上述したCPU1で行われるホワイトバランス調整係数決定処理の流れについて、図2および図3のフローチャートを参照して説明する。図2および図3による処理は、電子スチルカメラのメインスイッチがオンされると繰り返し行われる。図2のステップS1において、CPU1は、プリセットホワイトバランス(WB)するか否かを判定する。CPU1は、制御モード入力操作部材2からプリセット指示を示す操作信号が入力されるとステップS1を肯定判定してステップS2へ進み、プリセット指示を示す操作信号が入力されない場合はステップS1を否定判定し、図3のステップS9へ進む。
【0021】
ステップS2以降の処理では、ホワイトバランス調整係数WBxのプリセットを行う。ステップS2において、CPU1は、ホワイトバランス入力処理を行う。CPU1は、上述したように、ホワイトバランス入力部4から出力される検出信号を用いてホワイトバランス調整係数WBx(Rゲイン、Bゲイン)を算出する。なお、電子スチルカメラの操作者によって無彩色の被写体(たとえば、水中メモカード)が水中に用意され、ホワイトバランス入力部4はメモカードからの被写体光を受光する。CPU1は、ホワイトバランス調整係数WBxを算出するとステップS3へ進む。
【0022】
ステップS3において、CPU1は、水深Dの検出処理を行う。水深Dは、電子スチルカメラが位置する水面からの深さのことをいう。CPU1は、水深検出センサ3から出力される圧力検出信号を用いて水深Dを求め、ステップS4へ進む。水圧を検出すると、水深Dを10cm単位で得られる。ステップS4において、CPU1は、水深Dがあらかじめ設定されている判定閾値d1以下か否かを判定する。CPU1は、D≦d1が成立する場合にステップS4を肯定判定してステップS6へ進み、D≦d1が成立しない場合にステップS4を否定判定し、ステップS5へ進む。
【0023】
ステップS5において、CPU1は、水深Dがあらかじめ設定されている判定閾値d2(ただし、d1<d2)以下か否かを判定する。CPU1は、D≦d2が成立する場合にステップS5を肯定判定してステップS7へ進み、D≦d2が成立しない場合にステップS5を否定判定し、ステップS8へ進む。
【0024】
ステップS6において、CPU1は、ホワイトバランス調整係数WBxをWB1として格納し、図2による処理を終了する。ホワイトバランス調整係数WB1は、電子スチルカメラが水中の浅い位置(0<D≦d1)にある場合に使用するRゲインおよびBゲインである。ステップS7において、CPU1は、ホワイトバランス調整係数WBxをWB2として格納し、図2による処理を終了する。ホワイトバランス調整係数WB2は、電子スチルカメラが水中の(d1<D≦d2)に位置する場合に使用するRゲインおよびBゲインである。
【0025】
ステップS8において、CPU1は、ホワイトバランス調整係数WBxをWB3として格納し、図2による処理を終了する。ホワイトバランス調整係数WB3は、電子スチルカメラが水中の(d2<D)に位置する場合に使用するRゲインおよびBゲインである。
【0026】
電子スチルカメラが以上説明した処理を3通りの水深D(▲1▼0<D≦d1、▲2▼d1<D≦d2、▲3▼d2<D)でそれぞれ行うと、CPU1内に3通りのホワイトバランス調整係数がそれぞれ格納される。
【0027】
図3のステップS9以降の処理では、水中撮影時のホワイトバランス調整処理で使用するホワイトバランス調整係数を決定する。ステップS9において、CPU1は、レリーズされたか否かを判定する。CPU1は、不図示のレリーズスイッチからレリーズ操作信号が入力された場合にステップS9を肯定判定してステップS10へ進み、レリーズスイッチからレリーズ操作信号が入力されない場合にステップS9を否定判定し、ステップS9の判定処理を繰り返す。
【0028】
ステップS10において、CPU1は、ステップS3と同様に水深Dを求め、ステップS11へ進む。ステップS11において、CPU1は、水深Dがあらかじめ設定されている判定閾値d1以下か否かを判定する。CPU1は、D≦d1が成立する場合にステップS11を肯定判定してステップS13へ進み、D≦d1が成立しない場合にステップS11を否定判定し、ステップS12へ進む。
【0029】
ステップS12において、CPU1は、水深Dがあらかじめ設定されている判定閾値d2(ただし、d1<d2)以下か否かを判定する。CPU1は、D≦d2が成立する場合にステップS12を肯定判定してステップS14へ進み、D≦d2が成立しない場合にステップS12を否定判定し、ステップS15へ進む。
【0030】
ステップS13において、CPU1は、ホワイトバランス調整係数WB1を選択して信号処理回路7へ送出し、ステップS16へ進む。ステップS14において、CPU1は、ホワイトバランス調整係数WB2を選択して信号処理回路7へ送出し、ステップS16へ進む。ステップS15において、CPU1は、ホワイトバランス調整係数WB3を選択して信号処理回路7へ送出し、ステップS16へ進む。
【0031】
ステップS16において、CPU1は、露光処理を行って図3による処理を終了する。CPU1は、周知の露出演算および焦点調節処理を行った後で撮像素子5に被写体像の撮像を開始させる。CPU1は、撮像素子5から出力される撮像信号に対するホワイトバランス調整を信号処理回路7に指示する。これにより、信号処理回路7が上記選択されているホワイトバランス調整係数を用いてホワイトバランス調整処理を行い、一連の撮影処理が終了する。
【0032】
以上説明した第一の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電子スチルカメラは、水中でホワイトバランス調整係数をプリセットし、検出した水深D(水面からの深さ)に対応してホワイトバランス調整係数をCPU1内に格納する。水深Dは、▲1▼0<D≦d1、▲2▼d1<D≦d2、▲3▼d2<Dの3通りである。電子スチルカメラは水中撮影時に水深Dを検出し、検出した水深Dに対応してCPU1内に格納されているホワイトバランス調整係数を読み出し、撮像素子5からの撮像信号に対するホワイトバランス調整処理に使用する。図8は、海の深さと可視光が届く範囲の例を示す図である。図8において、斜線で示す領域が到達範囲を表す。深さが深くなるほどR色成分がB色、G色成分に比べて大きく減衰するので、実際の減衰特性に応じたホワイトバランス調整係数が必要になる。水深Dに対応するホワイトバランス調整係数を使用することで、被写体色を本来の色により近づけるように色調整(ホワイトバランス調整)を行うことができる。
【0033】
(2)CPU1が水深検出センサ3の検出出力を用いて自動的に水深Dを検出し、検出した水深Dに対応させてホワイトバランス調整係数を格納したり、格納されているホワイトバランス調整係数を読み出したりするようにした。これにより、操作者が電子スチルカメラに対して水深Dの値により異なる操作をしなくてよいので、操作性のよい電子スチルカメラが得られる。
【0034】
(3)一般に、自然光は朝夕の色温度が低く、昼間の色温度が高くなる。したがって、同一の場所で同じ水深Dの場合でも、時刻や天候などが異なるとホワイトバランス調整係数を変更する必要が生じる。また、時刻、天候ならびに水深Dが同じであっても、水のにごり等によって光の減衰特性に変化が生じ、ホワイトバランス調整係数の変更が必要になることもある。電子スチルカメラは、このような場合に水中でホワイトバランス調整係数をプリセットすることができる。実際に撮影する水中でホワイトバランス調整係数のプリセット処理を行うことは、水中撮影を行う上で特に重要である。
【0035】
(第二の実施の形態)
第二の実施の形態では、水中でホワイトバランス調整係数をプリセットした場合に、検出される水深D(水面からの深さ)がそれ以前に検出された水深Dより大きければ、当該水深Dに対応してホワイトバランス調整係数をCPU1内に格納する。すなわち、最も深い水深Dに対応するホワイトバランス調整係数のみを格納する。
【0036】
第二の実施の形態で行われるホワイトバランス調整係数決定処理の流れについて、図4および図5のフローチャートを参照して説明する。図4および図5による処理は、電子スチルカメラのメインスイッチがオンされると繰り返し行われる。図4のステップS101において、CPU1は、プリセットホワイトバランス(WB)するか否かを判定する。CPU1は、制御モード入力操作部材2からプリセット指示を示す操作信号が入力されるとステップS101を肯定判定してステップS102へ進み、プリセット指示を示す操作信号が入力されない場合はステップS101を否定判定し、図5のステップS106へ進む。
【0037】
ステップS102以降の処理では、ホワイトバランス調整係数WBxのプリセットを行う。ステップS102において、CPU1は、ホワイトバランス入力処理を行う。CPU1は、電子スチルカメラの操作者によって水中に用意される無彩色の被写体からの被写体光を受光し、ホワイトバランス調整係数WBxを算出するとステップS103へ進む。
【0038】
ステップS103において、CPU1は、水深D(水面からの深さ)を求め、ステップS104へ進む。ステップS104において、CPU1は、水深Dが最大水深dmaxより大きいか否かを判定する。最大水深dmaxは過去に検出した水深Dの最大値であり、CPU1内に格納されている。CPU1は、D>dmaxが成立する場合にステップS104を肯定判定してステップS105へ進み、D>dmaxが成立しない場合にステップS104を否定判定し、ステップS101へ戻る。
【0039】
ステップS105において、CPU1は、ホワイトバランス調整係数WBxをWBdmaxとしてCPU1内に格納するとともに、最大水深dmaxも格納して図4による処理を終了する。ホワイトバランス調整係数WBdmaxは、電子スチルカメラが水深dmaxに位置する場合に対応するRゲインおよびBゲインである。
【0040】
図5のステップS106以降の処理では、水中撮影時のホワイトバランス調整処理で使用するホワイトバランス調整係数を決定する。ステップS106において、CPU1は、レリーズされたか否かを判定する。CPU1は、不図示のレリーズスイッチからレリーズ操作信号が入力された場合にステップS106を肯定判定してステップS107へ進み、レリーズスイッチからレリーズ操作信号が入力されない場合にステップS106を否定判定し、ステップS106の判定処理を繰り返す。
【0041】
ステップS107において、CPU1は水深Dを求め、ステップS108へ進む。ステップS108において、CPU1は、水深Dがあらかじめ設定されている判定閾値d1以下か否かを判定する。CPU1は、D≦d1が成立する場合にステップS108を肯定判定してステップS110へ進み、D≦d1が成立しない場合にステップS108を否定判定し、ステップS109へ進む。
【0042】
ステップS109において、CPU1は、水深Dがあらかじめ設定されている判定閾値d2(ただし、d1<d2)以下か否かを判定する。CPU1は、D≦d2が成立する場合にステップS109を肯定判定してステップS111へ進み、D≦d2が成立しない場合にステップS109を否定判定し、ステップS112へ進む。
【0043】
ステップS110において、CPU1は、ホワイトバランス調整係数WBdmaxを水深d1に最適化する処理P(dmax・d1)を行ってステップS113へ進む。処理P(dmax・d1)では、たとえば、ホワイトバランス調整係数WBdmax×d1/dmaxを算出する。これにより、水面からの深さd1に最適なホワイトバランス調整係数が得られる。最適化処理は、RゲインおよびBゲインのそれぞれについて行う。
【0044】
ステップS111において、CPU1は、ホワイトバランス調整係数WBdmaxを水深d2に最適化する処理P(dmax・d2)を行ってステップS113へ進む。処理P(dmax・d2)では、たとえば、ホワイトバランス調整係数WBdmax×d2/dmaxを算出する。これにより、水面からの深さd2に最適なホワイトバランス調整係数が得られる。最適化処理は、RゲインおよびBゲインのそれぞれについて行う。
【0045】
ステップS112において、CPU1は、ホワイトバランス調整係数WBdmaxを水深d3に最適化する処理P(dmax・d3)を行ってステップS113へ進む。処理P(dmax・d3)では、たとえば、ホワイトバランス調整係数WBdmax×d3/dmaxを算出する。これにより、水面からの深さd3に最適なホワイトバランス調整係数が得られる。最適化処理は、RゲインおよびBゲインのそれぞれについて行う。
【0046】
ステップS113において、CPU1は、露光処理を行って図5による処理を終了する。CPU1は、周知の露出演算および焦点調節処理を行った後で撮像素子5に被写体像の撮像を開始させる。CPU1は、撮像素子5から出力される撮像信号に対するホワイトバランス調整を信号処理回路7に指示する。これにより、信号処理回路7が最適化されているホワイトバランス調整係数を用いてホワイトバランス調整処理を行い、一連の撮影処理が終了する。
【0047】
以上説明した第二の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電子スチルカメラは、水中でホワイトバランス調整係数をプリセットし、検出した水深D(水面からの深さ)が過去に検出した水深の最大値dmaxを超える場合に、当該水深Dに対応させて上記プリセットで得たホワイトバランス調整係数をWBdmaxとしてCPU1内に格納する。当該水深Dは、以降の最大水深dmaxとする。電子スチルカメラは水中撮影時に水深Dを検出し、検出した水深Dに応じてCPU1内に格納されているホワイトバランス調整係数WBdmaxを最適化し、撮像素子5からの撮像信号に対するホワイトバランス調整処理に使用する。最適化は、検出した水深Dに応じて、▲1▼0<D≦d1、▲2▼d1<D≦d2、▲3▼d2<Dの3通りで行う。これにより、第一の実施の形態と同様に、水深Dに対応するホワイトバランス調整係数を使用することできる。また、第一の実施の形態と異なり、複数のホワイトバランス調整係数を格納しなくてよい。
【0048】
(2)深度がより深い位置に対応するホワイトバランス調整係数を用いて最適化処理するようにしたので、水深Dの増加にともなう色成分の変化をつかみやすく、最適化処理における誤差を低減できる。たとえば、深さ2mの位置で生じているR色光の減衰は、深さ10mの位置で生じている減衰より小さい。したがって、深さ2mの位置でプリセット処理して得たホワイトバランス調整係数を用いて、深さ10mの位置におけるホワイトバランス調整係数を外挿法で求めるよりも、深さ10mの位置でプリセット処理して得たホワイトバランス調整係数を用いて、深さ2mの位置におけるホワイトバランス調整係数を内挿法で求める方が、誤差を小さく抑えることができる。
【0049】
(第三の実施の形態)
第三の実施の形態では、陸上でホワイトバランス調整係数をプリセットした場合に、水中撮影時に検出される水深Dに対応してホワイトバランス調整係数を変化させる。
【0050】
第三の実施の形態で行われるホワイトバランス調整係数決定処理の流れについて、図6および図7のフローチャートを参照して説明する。図6および図7による処理は、電子スチルカメラのメインスイッチがオンされると繰り返し行われる。図6のステップS201において、CPU1は、プリセットホワイトバランス(WB)するか否かを判定する。CPU1は、制御モード入力操作部材2からプリセット指示を示す操作信号が入力されるとステップS201を肯定判定してステップS202へ進み、プリセット指示を示す操作信号が入力されない場合はステップS201を否定判定し、図7のステップS203へ進む。
【0051】
ステップS202は、ホワイトバランス調整係数WBlandのプリセット処理を行う。ステップS102において、CPU1は、ホワイトバランス入力処理を行う。CPU1は、電子スチルカメラの操作者によって陸上で用意される無彩色の被写体からの被写体光を受光し、ホワイトバランス調整係数WBlandを算出すると、CPU1内に格納して図6による処理を終了する。ホワイトバランス調整係数WBlandは、電子スチルカメラが陸上に位置する場合に対応するRゲインおよびBゲインである。なお、第三の実施の形態におけるプリセットは必ずしも陸上で行わなくても水の外であればよく、たとえば、船上で行ってもよい。
【0052】
図7のステップS203以降の処理では、水中撮影時のホワイトバランス調整処理で使用するホワイトバランス調整係数を決定する。図5と比べてステップS207、S208、およびステップS209の処理が異なるので、これら相違する処理を中心に説明する。
【0053】
図7のステップS207において、CPU1は、ホワイトバランス調整係数WBlandを水深d1に最適化する処理Qd1を行ってステップS210へ進む。処理Qd1では、たとえば、ホワイトバランス調整係数WBlandのRゲインを10%高める。Bゲインは、ホワイトバランス調整係数WBlandに比べて低い値にする。これにより、水面からの深さd1に最適なホワイトバランス調整係数が得られる。最適化処理は、RゲインおよびBゲインのそれぞれについて、あらかじめ用意される所定の係数を掛ける。所定の係数は、図8に例示した水の分光透過特性において、深さd1に対応する特性から決定される。水中では赤色成分が減衰して他の色に比べて弱くなるのでRゲインを上げ、青色成分は他の色に比べて強くなるのでBゲインを下げる。
【0054】
ステップS208において、CPU1は、ホワイトバランス調整係数WBlandを水深d2に最適化する処理Qd2を行ってステップS210へ進む。処理Qd2は、たとえば、ホワイトバランス調整係数WBlandのRゲインを50%高める。Bゲインは、ホワイトバランス調整係数WBlandに比べて低い値にする。これにより、水面からの深さd2に最適なホワイトバランス調整係数が得られる。最適化処理は、RゲインおよびBゲインのそれぞれについて、あらかじめ用意される所定の係数を掛ける。所定の係数は、図8に例示した水の分光透過特性において、深さd2に対応する特性から決定される。
【0055】
ステップS209において、CPU1は、ホワイトバランス調整係数WBlandを水深d3に最適化する処理Qd3を行ってステップS210へ進む。処理Qd3は、たとえば、ホワイトバランス調整係数WBlandのRゲインを100%高める。Bゲインは、ホワイトバランス調整係数WBlandに比べて低い値にする。これにより、水面からの深さd3に最適なホワイトバランス調整係数が得られる。最適化処理は、RゲインおよびBゲインのそれぞれについて、あらかじめ用意される所定の係数を掛ける。所定の係数は、図8に例示した水の分光透過特性において、深さd3に対応する特性から決定される。
【0056】
以上説明した第三の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。すなわち、電子スチルカメラは陸上でホワイトバランス調整係数をプリセットし、当該ホワイトバランス調整係数WBlandをCPU1内に格納する。電子スチルカメラは水中撮影時に水深Dを検出し、検出した水深Dに応じてCPU1内に格納されているホワイトバランス調整係数WBlandを最適化し、撮像素子5からの撮像信号に対するホワイトバランス調整処理に使用する。最適化は、検出した水深Dに対応する水の分光透過特性に応じて行う。これにより、第一および第二の実施の形態と同様に、水深Dに対応するホワイトバランス調整係数を使用することできる。また、第一の実施の形態と異なり、複数のホワイトバランス調整係数を格納しなくてよい。
【0057】
以上の説明では、撮影用の撮像素子5と別にホワイトバランス入力部4を設ける例を説明したが、撮像素子5による撮像信号を用いて色比率を検出するようにしてもよい。この場合には、撮像素子5の撮像面上の所定領域に対応する画素から出力される撮像信号を用いて、被写体光の撮像信号レベル比G/Rおよび撮像信号レベル比G/Bを算出する。
【0058】
上述した電子スチルカメラは、水中撮影用に防水構造が施されたものとして説明した。電子スチルカメラが防水構造でない場合には、当該電子スチルカメラを格納する水中ハウジングを用いればよい。水中ハウジングは防水構造を有するので、この中にカメラを入れて水中で使用しても、当該カメラが浸水することはない。なお、この場合には、水深検出センサを水中ハウジングに設け、この水深検出センサによる検出信号が電子スチルカメラのCPUへ送出されるようにする。
【0059】
特許請求の範囲における各構成要素と、発明の実施の形態における各構成要素との対応について説明する。色調整手段は、たとえば、信号処理回路7によって構成される。調整係数設定手段、制御手段および調整係数記憶手段は、たとえば、CPU1によって構成される。水深検出手段は、たとえば、水深検出センサ3およびCPU1によって構成される。調整係数の変更は、水深に応じた最適化が対応する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、水中撮影時の水面からの深さに応じてホワイトバランス調整を行うので、水中で正しくホワイトバランス調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態による電子スチルカメラの要部構成を説明するブロック図である。
【図2】ホワイトバランス調整係数決定処理の流れを説明するフローチャートである。
【図3】ホワイトバランス調整係数決定処理の流れを説明するフローチャートである。
【図4】第二の実施の形態で行われるホワイトバランス調整係数決定処理の流れを説明するフローチャートである。
【図5】第二の実施の形態で行われるホワイトバランス調整係数決定処理の流れを説明するフローチャートである。
【図6】第三の実施の形態で行われるホワイトバランス調整係数決定処理の流れを説明するフローチャートである。
【図7】第三の実施の形態で行われるホワイトバランス調整係数決定処理の流れを説明するフローチャートである。
【図8】海の深さと可視光が届く範囲の例を示す図である。
【符号の説明】
1…CPU、 2…制御モード入力操作部材、
3…水深検出センサ、 4…ホワイトバランス入力部、
5…撮像素子、 6…A/D変換回路、
7…信号処理回路

Claims (5)

  1. 被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子から出力される撮像信号に対してホワイトバランス調整を行う色調整手段と、
    前記色調整手段が前記ホワイトバランス調整時に使用する調整係数を撮影前に設定する調整係数設定手段と、
    水中でカメラが位置する深さ(水深)を検出する水深検出手段と、
    前記水深検出手段によって検出される前記水深に応じて異なる調整係数を使用するように前記色調整手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記調整係数設定手段は、水中で前記調整係数を設定し、
    前記調整係数設定手段による調整係数の設定時に前記水深検出手段によって検出される水深に対応させて前記設定された調整係数を記憶する調整係数記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、水中撮影時に前記水深検出手段によって検出される水深に対応する調整係数を前記調整係数記憶手段から読み出して使用するように前記色調整手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記調整係数設定手段は、水中で前記調整係数を設定し、
    前記調整係数設定手段により設定された調整係数のうち、当該調整係数設定時に前記水深検出手段によって検出される水深の最大値に対応する調整係数を記憶する調整係数記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、水中撮影時に前記水深検出手段によって検出される水深に応じて前記調整係数記憶手段に記憶されている調整係数を変更し、変更後の調整係数を使用するように前記色調整手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記調整係数設定手段は、水の外で前記調整係数を設定し、
    前記調整係数設定手段により設定された調整係数を記憶する調整係数記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、水中撮影時に前記水深検出手段によって検出される水深に対応する水の分光透過特性に応じて前記調整係数記憶手段に記憶されている調整係数を変更し、変更後の調整係数を使用するように前記色調整手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
  5. カメラを格納するとともに、水中で位置する深さ(水深)を検出する水深検出手段を有する防水カメラハウジングと、
    被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像素子、前記撮像素子から出力される撮像信号に対してホワイトバランス調整を行う色調整手段、前記色調整手段が前記ホワイトバランス調整時に使用する調整係数を撮影前に設定する調整係数設定手段、および前記水深検出手段によって検出される前記水深に応じて異なる調整係数を使用するように前記色調整手段を制御する制御手段を有する電子カメラとを備えることを特徴とする電子カメラシステム。
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