JP2013153543A - カメラ及びカメラの撮影動作方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像部3の撮影レンズの中央付近まで、カメラ1を水中に沈めて水上被写体と水中被写体とを撮像素子の撮像面内に収めた半水中撮影モードに設定して撮影を行う場合、識別部4fは水面の存在に対応したローコントラスト領域等の情報を利用して、撮像された画像における水上被写体像の画像領域と水中被写体像の画像領域とを識別する。
【選択図】図11
Description
例えば、従来例としての特許3635500号公報においては、水中であるか否かを判定する判定手段を備えることにより、水中における被写体の撮影も行うことができるカメラが開示されている。
このため、撮影対象の被写体として、その一部が水上、残りが水中であるような状況での撮影を、簡単にかつ鮮明に取得できることが望まれる。
このように水上被写体と水中被写体とを同時に対する撮影に関して、適切に対処するには、少なくとも水の屈折率を考慮して撮影することが必要となる。また、水中の透明度を考慮することも必要な場合があり、これまでの従来例では考慮されていなかった。
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、水上被写体と水中被写体とを同時に撮影することを可能にするカメラ及びカメラの撮影動作方法を提供することを目的とする。
上記撮像部における撮像面に水上被写体像と水中被写体像とを同時に収めて撮影を行う半水中撮影モードに設定するための半水中撮影モード設定部と、
上記半水中撮影モード設定時には、上記撮像面における水上被写体像と水中被写体像とを識別する識別部と、を具備する。
(第1の実施形態)
図1に示す本発明の第1の実施形態の撮影機能を備えた防水構造のカメラ1は、図2A及び図2Bに示すように箱型形状である。このカメラ1の外装体としての防水構造のケース2の前面の中央付近には、被写体を撮像(撮影)する撮像部3を構成する撮影レンズ3aが設けられている。
実際には、図7、図8A、図8Bに示すように撮影レンズ3aの前にカバーガラス3cが配置され、撮影レンズ3aを防水して保護している。また、カバーガラス3c及び撮影レンズ3aは、図示しないレンズ鏡筒に取り付けられている。そして、撮影レンズ3aの結像位置には、CCD等の撮像素子3bが配置されており、撮影レンズ3aと撮像素子3bとにより図1の撮像部3が形成される。
なお、駆動部3eにより撮影レンズ3aを移動する代わりに、撮像素子3bを光軸方向に移動させる構成にしても良い。また、図1等においては撮像部3とピント合わせ部3dとを別体で示しているが、撮像部3がピント合わせ部3dを含む構成でも良い。
この撮像部3の撮像素子3bは、その撮像面に結像された被写体像を光電変換した撮像信号を、図1に示す画像処理と制御を行う画像処理&制御部4に出力する。
この表示部5で表示される画像は、撮像素子3bの撮像面に結像された被写体像に対応する画像であり、ユーザはこの画像を観察することにより、撮影画像として記録するか否かの確認に用いる。
このため、通常の撮影モードにおいては、画像処理&制御部4は、撮像素子3bの撮像面に結像された被写体像を、表示部5の画面に通常画像として表示する(図6参照)。
表示部5は、図2Bに示すようにケース2の背面側に形成され、この背面における全面よりも若干小さい矩形サイズで、例えば液晶パネルを用いて形成されている。
また、図2A、図2Bに示すようにケース2の上面における例えば右寄りの位置には撮影操作を行うレリーズボタン6aが設けられている。撮影者(ユーザ)により図1に示すようにレリーズボタン6aを含む操作部6が操作されると、操作結果が操作判定部7により判定される。
操作判定部7が、レリーズ操作(撮影指示操作)であると判定した場合には、画像処理&制御部4は、撮像部3により撮像された画像を、撮影画像として記録部8に記録する。
また、図1に示す操作部6として、図2Bに示すようにモード設定スイッチ6bが設けられている。
ユーザは、モード設定スイッチ6bを操作して、スイッチメニューから撮影モードや、再生モードへの設定、後述する半水中撮影モードへの設定、ピント合わせや表示の選択等を行うことができるようにしている。
このモード設定スイッチ6bは、半水中撮影モードに設定するための半水中撮影モード設定部の機能を持つ。
例えば、半水中撮影モードに設定する指示操作を行う半水中撮影モードボタンを独立して設けるようにしても良い。図1においては、操作部6内に、半水中撮影モード設定部としての機能を持つ半水中撮影モードボタン6cを設けた例で示している。
また、本実施形態においては、半水中撮影モード設定時においては、水上側の被写体の画像に対してピント合わせの制御を行うが、水上側の被写体までの距離が大きい場合には、水中での透明度を考慮して水中側の被写体の画像にピント合わせを優先して行う条件を設けている。
この条件に該当するか否かのため、水中の透明度を考慮した境界となる境界距離Lbの値を変更設定する境界距離設定ボタン6dが操作部6に設けてある。
画像処理&制御部4には、時計の情報を出力する時計部9が接続され、撮影操作等が行われた場合には画像処理&制御部4は、記録部8に記録する画像に撮影日時の情報を追加して記録する。また、図2Aに示すようにケース2の前面にはストロボ装置10が設けられている。
本実施形態のカメラ1は、図3Aに示すように水上側の人物の顔や船や風景等の水上被写体と、水中側の人物部分や魚や亀や水草等の水中被写体を同時に、かつ簡単に撮影することができるようにすることを目的とするものである。そして、このように水上被写体と水中被写体とを同時に撮影することを「半水中撮影」と呼ぶ。
なお、図3A等において符号Wは水面を示し、また水上側部分をWu、水中側部分をWiで示している。また、符号Tは、半水中撮影モードにおける撮影対象の被写体における(簡単化のために)水上及び水中にまたがる人物の被写体に付けている。
そして、本実施形態においては、上記目的を達成できるように図1の画像処理&制御部4が、以下に説明するように画像変換部4a、表示制御部4b、ピント制御部4c、距離換算部4dの各機能を持つ構成にしている。
上記のように半水中撮影を行う場合、図3Bに示すようにユーザ13は、空気中(水上)に顔を出した状態で、撮影の操作を行える方が良い。ユーザ13は、水中で息を止めて撮影の操作を行うこともできるが、撮影に集中しにくいので、撮影を手軽に楽しむには、上記のように水上に顔を出した状態の方が良い。
また、専用のアダプタは、半水中撮影を手軽に行う用途には適さないし、水中に入っての撮影に行うカメラ1に必要とされる堅牢性を保証し難くなる。
図3Bに示すカメラ1は、図4に示すような状態に設定される。図4のように設定された半水中撮影モードの状態においては、カメラ1の前面側の撮影レンズ3aは、その下半分程度が水面下に水没すると共に、表示部5も同様に下半分程度が水面下に水没する。
つまり、表示部5における水中部分からの光は、その殆どが図4に示すように水面で反射されて、ユーザの目13aに届かなくなるか、屈折により(ユーザ13の)目13aの方向からずれてしまう(水面近くの一部は、ユーザ13からの見る方向により、観察できる場合もある。また、角度によっては上下に圧縮されて見えたりするが、いずれにせよ、見えにくくなる)。
従って、従来例のカメラにおいては、その表示部に表示された表示画像を見ると、実際には図5Cに示すような見え方となる。つまり、図5Cに示すように、水上側と水面近くの一部分の被写体しか観察できなくなる状態となる。
本実施形態においては、図1に示す画像処理&制御部4(における画像処理部)は、半水中撮影モードに設定された場合には、撮像部3により撮像された撮像画像に対して、撮像画像の縦横のサイズを縮小した画像、又は縦方向にのみ縮小(圧縮)した画像に変換する画像処理を行う画像変換部4aの機能を持つ。
また、この画像処理&制御部4(における制御部)は、半水中撮影モードに設定された場合には、画像変換部4aにより生成された画像を、表示部5で表示する場合の表示位置(表示領域)を変更する制御を行う表示制御部4bの機能を持つ。
図5A及び図5Bは、半水中撮影モードに設定された場合における本実施形態における表示部5での表示例又は表示部5に表示された画像を実際に観察した場合の見え方を示す。
この場合、画像変換部4aにより撮像画像を、例えば縦横のサイズをそれぞれ1/2、又は縦方向のみ1/2にした画像表示例を示す。
本実施形態においては、撮像画像を縮小して表示部5の全画面におけるほぼ上半分の画面(領域)で表示を行うようにしている。そして、上半分の画面内に、縮小した水上被写体と水中被写体とを収めた状態で表示する。この場合、表示部5におけるほぼ下半分の水没した画面では表示を行わない。
図6は本実施形態における半水中撮影モードに設定した場合における画像処理&制御部4による制御により、表示部5において撮像画像を表示する場合の処理手順を示す。表示切換の処理が開始すると、最初のステップS1において画像処理&制御部4は、半水中撮影モードに設定されているかの判定を行う。
半水中撮影モードに設定されている場合には、ステップS2に示すように画像変換部4aは、撮像画像を縮小する画像処理を行い、そのサイズを例えば1/2に縮小する。また、次のステップS3において表示制御部4bは、縮小された画像を表示部5における上半分の画面に表示してこの処理を終了する。
さらに、次のステップS5にて画像処理&制御部4は、通常の画像表示を行うように制御する。この場合には、表示部5における全画面を使用して表示用画像が表示される。ステップS5の処理の後、図6の処理を終了する。
なお、図6の処理は、実際には図10におけるステップS22の処理であるので、図6の処理の終了により、図10における次のステップS23の処理に移る。
なお、上述の説明においては、画像変換部4aにより、撮像画像を縮小した場合、そのサイズを1/2にする場合で説明したが、この場合に限定されるものでなく、ユーザ13が、縮小するサイズを設定したり、予め用意されている縮小サイズを選択し、選択された縮小サイズに設定することができるようにしても良い。また、縦横共に縮小する場合と、縦方向のみ縮小する場合とを選択することができるようにしても良い。
また、表示制御部4bによる表示位置を切り換える場合、縮小するサイズに連動して表示位置を切り換えることができるようにしても良い。
半水中撮影モードにおいてユーザ13がピント合わせを行う場合、水中よりも水上での方が操作し易い。具体的には、水中では、ユーザ13は呼吸ができないので、ピント合わせして撮影するまでに息が続かなくなってしまうとか、浮力のために安定したピント合わせなどが行い難いとか、魚が活発に動いてピント位置が安定しない等の不都合がある。これに対して、水上ではこのような不都合が無く、操作し易い。
図7は半水中撮影モードに設定された被写体に対して、撮像部3の撮影レンズ3aを例えば水上側の被写体にピント合わせを行った状態を示している。
図7に示すように水上側の被写体としての例えば人物の被写体Tにピントを合わせた状態に設定すると、水中での屈折率によって、水中では人物の被写体Tの後ろの(距離)位置にピントが合った状態となってしまう。
この場合(水中では人物の被写体Tの後ろにピントが合った状態)は、人物の被写体Tよりも手前側にある魚などに対しては、よりピントが合わなくなる方向となるために都合が悪い。また、水中の透明度(透過率)の関係から、水上に比較すると、水中では遠景側は不鮮明になり易い。この理由からも、水中側を水上側よりも遠方側にピントを合わせしてしまう事は、不都合となる。
このピント制御部4cによるピント合わせした制御状態の撮像部3(の撮影レンズ3a)の状態を図8A及び図8Bに示す。図8Aに示すように撮影レンズ3aは、図7に示した撮影レンズ3aの位置(図8Aにおいては点線で示した位置)よりも前方側に移動した位置にセットされる。
このようにセットすることにより、図7のピント合わせの位置よりも近距離側にピント合わせした状態になる。なお、図8A、図8B中においては、水上の位置から水中側でピント合わせした状態に対して、水上側の光路を経て撮像素子3bに結像させた場合におけるずれ量から概略のボケ量Uとして示している。
なお、ここでのピント合わせする処理方法は、図9に示すようになる。半水中撮影モードでのピント合わせが開始すると、最初のステップS11において画像処理&制御部4のピント制御部4cは、ピント合わせ部3dの駆動部3eを駆動させて撮影レンズ3aを光軸方向に移動させる。
移動の際に、画像処理&制御部4は、撮像素子3bの撮像信号の各フレームから得られる最も明るい部分の輝度信号と最も暗い部分の輝度信号との差に相当するコントラスト信号を検出する。
次のステップS13において距離換算部4dは位置情報から、このピント合わせした被写体までの距離(被写体距離という)Lを算出する。
さらに次のステップS14において距離換算部4dは、得られた被写体距離Lに対して、水の屈折率nw(=1.33)を考慮して、その被写体距離Lよりも近距離側の距離を、実際にピント合わせするピント合わせ距離Lhとして算出する(ステップS15に関しては後述)。
換言すると、距離換算部4dは、水上側で求めた被写体距離Lを、水上及び水中の両方の被写体に対して鮮明に(撮像及び)撮影するのに適したピント合わせ距離Lhに換算する。
そして、距離換算部4dは、そのピント合わせ距離Lhをピント制御部4cに送り、図9のピント合わせ距離Lhを算出する処理を終了する。なお、後述するように図10においては、図9のステップS13とS14との間に点線で示しているように透明度を考慮したステップS15の処理を行うことになる。
上述したように、水中での透明度のために、水中では距離が大きくなる(遠方になる)に従って、水中側の被写体は、水上側の被写体に比較して不鮮明になる。このため、本実施形態においては、水中での透明度の影響を考慮して、被写体距離Lが予め設定した境界距離Lb(図10のデフォルト値においては3m)以上に大きくなる場合には、水中の被写体側でピント合わせを行うことを優先する。
このために、図9のステップS15において、被写体距離Lが透明度を考慮した境界距離Lbより小さいか否かの判定を行う。
従って、本実施形態におけるピント制御部4cは、半水中撮影モード設定時において、ピント合わせをする場合には、水上被写体に対する被写体距離Lを算出して、水中の屈折率を考慮してピント合わせをするピント位置に設定する制御を行うと共に、その際の被写体距離Lが透明度の境界距離Lb以上となる場合には、水中被写体側でピント合わせをするように制御する。
換言すると、本実施形態においては、ピント制御部4cは、水中の透明度を考慮した距離条件のもとで、さらに水中の屈折率を考慮した距離のピント位置に撮影レンズ3aを設定する制御を行う。
撮影の動作が開始すると、最初のステップS21において画像処理&制御部4は、ユーザ13により撮影モードに設定されたか否かの判定を行う。撮影モードに設定された場合には、次のステップS22において、ユーザ13により、撮影モードに適した表示切換が行われる。
次のステップS23において画像処理&制御部4は、ユーザ13により半水中撮影モードに設定されたか否かの判定を行う。半水中撮影モードに設定されていない場合には、ステップS24に示すように画像処理&制御部4のピント制御部4cは、画面中央でピント合わせを行う。その後、ステップS30の処理に移る。
なお、画像処理&制御部4は、ピント合わせ等の処理を撮像素子3bの撮像面の画像(例えば被写体は撮像面に上下反転して結像される)に対して行うが、表示部5の画面に被写体像を表示した場合の状態(被写体は上下が反転していない)を基準にして説明する。
つまり、ピント制御部4cは、水上部分での被写体に対する撮像信号に基づいてピント合わせを行い、上述した被写体距離Lを算出(検出)する。一方、露出に関しては水中側の被写体の撮影に適した明るさとなるように露出を決定する。
次のステップS26において画像処理&制御部4の距離換算部4dは、被写体距離Lに対する換算処理を行う(開始する)。
次のステップS27において距離換算部4dは、被写体距離Lが(境界距離Lbのデフォルト値としての)3mより小さいか否かの判定を行う。被写体距離Lが3mより小さい場合には、ステップS28において距離換算部4dは、図9にて説明したピント合わせ距離Lhを、例えばL/1.3に設定する。ここで、1.3は補正係数Cのデフォルト値である。
図10のステップS28においては、人物の被写体Tにおける水中部分となる身体(人体)部分をピント合わせ位置に設定するようにピント合わせ距離LhをL/1.3に設定している。
このような設定は、水中部分の身体部分の手前の魚と、水上の身体部分とのピントのバランスがより良好になる(両方の被写体に対するピントがバランスし、一方が不鮮明となってしまうようなピント合わせにならない)との考慮に基づく。
このために、補正係数Cとして、デフォルト値として例えばC=1.3に設定し、ユーザ13による選択操作により補正係数Cの値を例えば1.1〜1.3の範囲程度で変更することができるようにしても良い。
また、水中の被写体は、(水上側に比較して透明度のため)暗くなったり、コントラストが下がったり、浮遊物の影響などを受けやすいので、ステップS25において、信頼性の高い水上の被写体からピント合わせをして、信頼性(精度の)高い被写体距離Lを求めることができるようにしている。
一方、ステップS27の判定処理において被写体距離Lが3mより大きい場合には、ステップS29の処理に移る。このステップS29においてピント制御部4cは、画面下部でピント合わせを行う。
この場合には、水上の被写体は、風景等の遠方のものと考えられるため、水上側に比較して水中での透明度のために、そのような遠方における水中側の被写体は不鮮明になるか、撮像することが困難になってしまう。
そのため、本実施形態においては、境界距離Lbを超えた被写体距離Lの場合には、ピント制御部4cは、水中側の被写体にピント合わせを行うように制御し、そのピント合わせの位置に撮影レンズ3aを設定する。
ステップS28又は29の後のステップ30において画像処理&制御部4は、レリーズ操作がされたか否かを判定する。そして、レリーズ操作が行われていない場合には、ステップS21の処理に戻る。
一方、レリーズ操作が行われた場合には、次のステップS31において画像処理&制御部4は、半水中撮影モードに設定されているか否かの判定を行う。半水中撮影モードに設定されている場合には、次のステップS32において画像処理&制御部4は、図8Bにて説明した絞り制御を行った後、ステップS33の処理に移る。
一方、ステップS21において撮影モードでない場合には、ステップS34において画像処理&制御部4は、再生モードであるか否かの判定を行う。再生モードでない場合には、ステップS36に移る。
このような動作を行う第1の実施形態に係るカメラ1によれば、水中での屈折率及び透明度の影響を考慮して、簡単な操作で、水上被写体及び水中被写体を同時に、かつ鮮明に撮影することが可能になる。また、本実施形態のカメラ1によれば、専用のアダプタ等を不用とし、手軽に水上被写体及び水中被写体とを同時に、かつ鮮明に撮影することが可能になる。
次に本発明の第2の実施形態を説明する。図11は本発明の第2の実施形態に係るカメラ1Bの構成を示す。
本実施形態のカメラ1Bは、図1のカメラ1において、さらにカメラ1Bの姿勢を検出する姿勢検知手段としての例えば加速度検知部15を有する。この加速度検知部15は、ケース2の上下、左右、奥行き方向の互いに直交する3軸方向の加速度を検知する3つの加速度センサからなる。
3つの加速度センサが検知した信号は、画像処理&制御部4に入力される。画像処理&制御部4は、3つの加速度センサの信号からカメラ1Bの撮像を含む撮影状態における姿勢(重力が作用する垂直方向に沿った上下方向など)を検出する姿勢検出部の機能を持つ。
このため画像処理&制御部4は、半水中撮影モードの設定状態において、水面が変動する第2の半水中撮影モードの撮影状態であるか否かの検出(判定)を行う第2の半水中撮影モードの判定手段としての水面変動検出部4eを有する。
さらに、本実施形態においては、画像処理&制御部4は、カメラ1Bが半水中撮影モードの撮影状態に設定されているか否かを判定する半水中撮影モード判定部4gの機能を持つ。この半水中撮影モード判定部4gの処理手順は、図20A、図23となる。
つまり、このカメラ1Bは、撮影レンズ3aが前面の中央位置から、例えば横長方向における左側に偏心して設けられている。ケース2が横長で、また表示部5も横長に形成されていることを含めて、その他の構成は、第1の実施形態のカメラ1とほぼ同様である。
この場合には、図13に示すようにユーザ13は、カメラ1Bを図12Aに示した状態から、偏心した撮影レンズ3a側が(中央より)下側となるように90°回転した状態にして、池21の水面下にカメラ1Bの一部を水没させて半水中撮影を行うようにすると、簡単な操作で表示部5の画面に表示される画像を確認しながら撮影を行うことができる。
図15A及び図15Bは、図13の場合のユーザ13により設定したカメラ1Bの姿勢状態を示す。
図12A、図12Bに示したような配置のカメラ1Bによって半水中撮影を、ユーザ13が水中に潜らずに確認しながら行う場合、図15A、図15Bに示すように撮影レンズ3a側が下側寄りとなるようにして、カメラ1Bを縦(縦長の状態)にすれば、撮影レンズ3aのみをその半分程度沈め、表示部5の多くの部分を水上に出して、撮影することが可能となる。
この場合、表示部5を構成する液晶パネルによる画面の多くの部分が利用可能になるので、撮影レンズ3aの中央位置を基準位置として、画像表示に使用する画面使用領域(使用領域と略記)5aと、画像表示に使用しない(下側の一部の画面領域としての)不使用領域5bを決定する(図15B参照)。
また、画像変換部4aは、撮像画像を使用領域5aに表示するように、例えば縦方向に若干、縮小する画像処理を行う。
なお、表示部5の画面中に水面目安を示すライン5c等を表示する他に、例えばライン5cの横のケース背面部分に水面目安を示すライン(図15Bにおいて点線で示す符号5d)等の目印を設けるようにしても良い。
この場合には、例えば図16に示すようなフローチャ−トで、画像の表示切換を行う。表示切換の動作が開始すると、最初のステップS41において画像処理&制御部4は、加速度検知部15の加速度センサによる検出信号により、半水中撮影モードに設定されているかの判定を行う。
半水中撮影モードに設定されている場合には、ステップS42に示すように画像変換部4aは、撮像画像を使用領域5aに表示するように、例えば縦方向に若干、縮小する画像処理を行う。
また、次のステップS43において表示制御部4bは、縦方向に若干、縮小された画像を表示部5における使用領域5aに、ライブビュー表示する。
一方、ステップS41における判定が半水中撮影モードに設定されていない場合には、ステップS45に示すように画像処理&制御部4は、通常の画像処理を行う。この場合には、画像処理&制御部4は、撮像画像から通常の表示用画像を生成する。
さらに、次のステップS46にて画像処理&制御部4は、通常画像の表示制御を行う。この場合には、表示部5における表示領域全体を使用して通常の画像が表示される。この処理の後、図16の処理を終了する。
次に本実施形態を水面が大きく変動する海で撮影する場合を説明する。図17A及び図17Bはユーザ13がカメラ1Bを海で半水中撮影モードに設定して撮影する様子を示している。
撮影レンズ3aのレンズ径よりも大きい波31のために、水面付近にカメラ1Bの撮影レンズ3aを設定しても図17A及び16Bに示すように、撮影レンズ3aは、半水中撮影を行うのに適した位置からずれた状態となる。
この場合には表示部5で表示される画像は、図18Aのようになる。図17Aの領域32のためにカメラ1Bの視野θの上部側部分の一部の被写体を撮像して表示することができるが、その下側は領域32aのために、撮影対象の被写体を撮影できない画像領域32bが発生する。
図17Bの領域32cのためにカメラ1Bの視野θの下部側部分の一部のみ被写体を撮像して表示することができるが、その上側は領域32cのために、撮影対象の被写体を撮影できない画像領域32dが発生する。
このため、画像表示される画面の上下部分での明るさの変化を時間的に監視することによって、この状態の検出(判定)が可能である。本実施形態においては、画像処理&制御部4の水面変動検出部4eによって、例えば図20Cに示すようにこの状態を検出する。
なお、撮像素子3bの撮像面に結像された被写体像の上下、左右方向と、表示部5の(表示)画面で表示される画像の上下、左右方向との関係はカメラ毎に決まっている。そして、画面の上下部分での明るさの変化等を監視する処理は、撮像素子3bの撮像面に結像された被写体像から得られる撮像された画像に対する処理と同等となる。
このように時間的に変動するレンズ径に比較して大きい波31がある所で半水中撮影を行う状態においては、例えば、図13又は図14のようなマクロ領域のものを半水中撮影する状況とは考えにくい。
画面の上下で明るさが変動する場合には、1m以遠にピントを合わせると共に、波31が泡立っており、水中の透明度(透過率)も低いと考えられ、2m以上にピントを合わせることは不必要とする。
また、画面の一部分の明るさは、めまぐるしく変化するので、画像処理&制御部4は、全体の明るさで露出を決定する。
さらにベストな瞬間での撮影は殆ど不可能に近い状態であるので、連写(連続撮影及び記録)する連写モードで撮影を行うようにする。
上述した第2半水中撮影モードの特徴を含む本実施形態における撮影を行う場合の処理手順は図19のようになる。
なお、ステップS50において撮影モードでない場合には、ステップS64に移る。ステップS64からステップS66は、図10のステップS34からステップS36と同じ処理である。
ステップS51においては、図16に示した表示切換の処理を行う。また、ステップS52における半水中撮影モードに設定されたか否かの判定は、ユーザ13によるスイッチ操作の他に、加速度検知部15の加速度センサによる検知結果や、図20Aによる判定を利用しても良い。図20Aを利用すると、操作性が向上する。
従って、図19の処理が開始した最初に近い動作状態におけるステップS53においては、第2半水中撮影モードでないと判定される。そして、ステップS54の画面中央でピント合わせをする処理に進む。この処理は、図10のステップS24と同じ処理である。
ステップS60において画像処理&制御部4は、レリーズ操作が行われた場合には、ステップS61に進み、レリーズ操作が行われていないと、ステップS67において画像処理&制御部4の水面変動検出部4eは、第2半水中撮影モードの設定条件に該当するか否かの判定処理を行う。
この第2半水中撮影モードの設定条件に該当するか否かの判定結果は、画像処理&制御部4内の図示しないメモリに、判定した時刻の情報と共に記録される。
従って、図17A又は図17Bに示すような波31がある状態で半水中撮影を行っている状況においては、最初の数回の変動する波31により第2半水中撮影モードの設定条件に該当する判定された後は、(図19におけるループになった処理により、ステップS67において第2半水中撮影モードに該当する判定の時刻が更新され、)継続して第2半水中撮影モードに該当する判定結果が保持されることになる。
また、画像処理&制御部4は、画面全体で露出を設定する。このステップS68の処理の後のステップS69において画像処理&制御部4は、レリーズ操作が行われたか否かの判定を行う。
レリーズ操作が行われた場合にはステップS70において画像処理&制御部4は、連続撮影を行い、かつ連続して記録部8に記録した後、ステップS50の処理に戻る。 このように連続撮影を行うことにより、ベストの撮影タイミングで撮影を行うことが困難である状況においても、短い時間間隔で連続撮影した複数枚の撮影画像を記録できるので、ユーザ13はその中から良好な撮影タイミングで水上被写体と水中被写体とを同時に撮影した撮影画像を取得することができる可能性が高い。
図20Aは、図19のステップS52の処理手順の1例を示す。画像処理&制御部4は、以下の処理を行うことにより、図11に示した半水中撮影モード判定部4gの機能を持つ。
半水中撮影モードの判定処理が開始すると、最初のステップS71において画像処理&制御部4は、画面中央部にコントラスト変化があるか否かの判定を行う。なお、この場合、画像処理&制御部4は、加速度センサによる重力加速度の方向により、カメラ1Bの上下方向を識別(判別)する。そして画面の上下方向の中央部付近にコントラスト変化があるか否かの判定を行う。
そして、画面中央部にコントラスト変化があると判定した場合には次のステップS72において画像処理&制御部4は、コントラスト変化の境界は、画面を横断しているか否かの判定を行う。水面の場合には、コントラスト変化の境界が画面を横断していることになる。
コントラスト変化の境界が、画面を横断している判定結果の場合には、次のステップS73において画像処理&制御部4は、画面の上下の明暗を比較する処理を行う。この場合にも、画像処理&制御部4は、加速度センサの信号から画面の上下(の姿勢)を判定(識別)する。
下が暗い判定結果の場合には、次のステップS75において画像処理&制御部4は、画面の上下の色調を比較する。そして、次のステップS76において画像処理&制御部4は、上部に比較して下部に赤成分が少ないかを判定する。
上部に比較して下部に赤成分が少ないと、ステップS77において画像処理&制御部4は、半水中撮影モードの撮影状態であると判定する。そして、画像処理&制御部4は、図19のステップS55の処理に進む。
なお、2つのステップS74及びS76の判定処理の一方の判定結果からステップS77又はS78の判定を行うようにしても良い。
ステップS77の判定結果から、ステップS72の画面中央部でコントラスト変化の境界が画面を横断している部分を水面と見なして、その上部側が水上被写体、下部側が水中被写体と判定(識別)することができる。
図20Bは、図20Aの半水中撮影モードの判定に対応する説明図で、この図20Bは、半水中撮影モードの撮影状態における被写体の代表例を示す。
また、可視領域における特に長波長側の赤い波長が、短波長側よりも吸収されやすく、青の色調になり易い(換言すると、赤成分が少ない色調となる)。従って、図20Aの処理手順により、半水中撮影モードの判定を行うことができる。
第2半水中撮影モードの判定処理が開始すると、最初のステップS81において画像処理&制御部4は、加速度センサの信号によりカメラ1Bの姿勢変化が無い状態か否かの判定を行う。
つまり、半水中撮影を行う場合には、図17Aのように、ユーザ13は、カメラ1Bを、(撮影レンズの光軸方向)を水平方向かこれに近い状態の姿勢で保持する。そして、画像処理&制御部4は、撮影レンズの光軸方向に対する加速度変化がないかを判定する。
そして、次のステップS84において画像処理&制御部4は、下が暗いか否かを判定する。ステップS84の判定結果として下が暗い場合には、次のステップS85において画像処理&制御部4は、さらに上下の色調を比較する。
次のステップS86において画像処理&制御部4は、(上部に比較して)下部が赤成分が少ないか否かの判定を行う。
一方、ステップS81、S82、S84、S86の判定処理において、それぞれの判定結果に該当しない場合には、ステップS88において画像処理&制御部4は、第2半水中撮影モードの撮影状態でないと判定する。そして、図19のステップS54の処理に進む。なお、2つのステップS84及びS86の判定処理の一方の判定結果からステップS87又はS88の判定を行うようにしても良い。
このような動作を行う本実施形態によれば、第1の実施形態の効果を有する他に、さらに水面が大きく変動する場合においても連写を行うことにより、良好な撮影タイミングで撮影した撮影画像を取得することができる。
この携帯電話50は、撮像を行う撮像部3を備えたカメラ部51と、表示を行う表示部55と別体で、折り曲げ部において折り曲げ自在に連結されている。そして、このカメラ部51と表示部55とから変形例のカメラが形成される。なお、ここでは携帯電話50の場合で説明するが、カメラ部51(又は撮像部3)と表示部55のように、折り曲げ可能な構成携帯のカメラの場合にも適用きる。
図21の場合には、池52であるので海の場合ほどでないが、水面52aの揺らぎにより、撮影レンズの視野θ内におけるこの水面52aの揺らぎに相当する領域(斜線で示す領域)52bが実際には殆ど撮像できない領域となる。
この場合、表示部55に表示される画像は、図22のようになり、図21の斜線で示した水面52aの揺らぎによる領域52bの画像領域55aが発生する。
従って、図15Bで説明したような水面目安位置を表示しなくとも、カメラ部51により取得した画像から、その画像領域55aをローコントラスト領域として検出を行うことにより、揺らぎを伴う水面52a部分としての水面部を判定することが可能となる。
また、水面部を判定し、さらにカメラ部51と表示部55との関係を加味したり、加速度センサで重力加速度を検出して、撮像時における上下を判定し、水上側(水上被写体)と水中側(水中被写体)を判定又は識別することが可能である。図11に示した識別部4fはこのような識別を行う。
このように水上と水中の被写体を識別することによって、第1の実施形態が持つ作用効果の他に、操作性を向上することが出来る。また、第1の実施形態に対しても、加速度検知部15を追加することにより、同様にその作用効果を向上することができる。例えば図10のステップS25、図19のステップS55における画面上部、画面下部と書いていた内容を、識別部4fにより、それぞれ、水上被写体、水中被写体として判定可能となる。
そして、良好な操作性のもとで半水中撮影が可能となる。上述した図19の撮影の処理手順においては、半水中撮影モードでない判定結果の場合に対して 第2半水中撮影モードであるか否かの判定を行うようにしているが、以下の変形例に示すように半水中撮影モードと第2半水中撮影モードとを総合的に判定するようにしても良い。
最初のステップS91において画像処理&制御部4の識別部4fは、撮像部3により撮像された画像における(各フレームの中央又は画像として表示した場合における)画面中央部にローコントラスト領域Rlが存在するか否かの判定を行う。
識別部4fは、撮像された画像のコントラスト信号から予め設定された閾値以下のコントラストとなる画素領域を検出し、閾値以下の画素領域をローコントラスト領域Rlと判定する。
ローコントラスト領域Rlが存在する判定結果の場合には、次のステップS92において識別部4fは、ローコントラスト領域Rlが画面を(水平方向に)横断しているか否かの判定を行う。この場合、識別部4fは、(加速度センサの信号から重力加速度による画面の上下方向を判定し、それに垂直な)水平方向を判別することができる。
この判別結果によりステップS94とS95において、画面上部(の画像)は空気中の水上被写体(の画像領域)と判定し、画面下部(の画像)は水中被写体(の画像領域)と判定する。
このようにして、識別部4fは、水面の存在に対応したローコントラスト領域Rlと、加速度センサによるカメラ1Bの撮像時の姿勢の情報を利用して、撮像された画像における水上被写体の画像領域と、水中被写体の画像領域とを識別する。
次のステップS96において識別部4fは、ローコントラスト領域Rlが上端部又は下端部まであるか否かの判定を行う。そして、ローコントラスト領域Rlが上端部又は下端部まである判定結果の場合には波面の変動が大きい第2の半水中撮影モードの設定状態であると判定し、図23の処理を終了する。
また、ステップS96の判定処理において、ローコントラスト領域Rlが上端部又は下端部に至っていない判定結果(例えば図22のような画像)の場合には、半水中撮影モードの設定状態であると判定する。
このように識別部4fの識別結果を利用する制御を行うようにすることにより、ユーザ13がカメラ1Bに対して半水中撮影モード又は第2半水中撮影モードにする指示操作を行わなくても良い。
従って、第2の実施形態のカメラ1Bによれば、第1の実施形態よりも操作性を向上して、手軽に半水中撮影モードにより水上被写体と水中被写体とを同時にかつ鮮明に撮影することができる。また、本実施形態によれば、第2半水中撮影モードにおいても水上被写体と水中被写体とを同時に撮影することができる可能性が高い。
ステップS101において画像処理&制御部4は、(例えばステップS23の処理手順で)半水中撮影モード又は第2半水中撮影モードの撮影状態であることの自動判定を行う。
次のステップS102において識別部4fによって、上述したように撮影された画像における水上被写体(の画像領域)と水中被写体(の画像領域)との判定(識別)が行われる。
この場合、ユーザ13が、水上被写体及び水中被写体の各画像(領域)に対して異なる画像処理を行うように予め設定し、画像処理&制御部4は、その設定に従って各画像に対して異なる画像処理を行うようにしても良い。
例えば、ステップS104において、画像処理&制御部4は、ユーザ13による設定に従って水上被写体及び水中被写体のそれぞれ、又は一方の画像に対して画像処理を行う。例えば水中被写体の画像に対しては、赤色を強調する処理を行ったり、輪郭強調を行うようにすることができる。
そして、その表示部5により、画像処理された画像を表示して、図24の処理を終了する。このようにすると、操作性が向上すると共に、ユーザ13の好み等により柔軟に対応ができるし、異なるニーズにも広く対応できる。
なお、識別部4fによる識別結果により、水上被写体側と水中被写体側のそれぞれの領域の画像に対して、画像処理&制御部4で画像処理する場合の増幅率を切り替える等して両方の明るさが適切になるようにしても良い。つまり、水中被写体側は、水上被写体側に比較すると、暗い画像となるため、水上被写体の画像の場合に比較して、水中被写体の画像に対する増幅率を大きくして、両方の画像の明るさが適切な明るさとなるように制御しても良い。この場合には、水上被写体及び水中被写体の両方に対して見やすい画像にできる。
また、上述した各実施形態等を部分的に組み合わせる等して構成される実施形態も本発明に属する。また、各実施形態等におけるフローチャートは、代表的な処理手順の1例を示すものであって、その具体例の場合に限定されるものでない。
1.撮像部と、
上記撮像部で撮像した画像を表示する表示部と、
を備えたカメラにおいて、
上記撮像部で得られた画像と、カメラの姿勢に従って、撮像部の撮像面内の水上被写体と水中被写体を、識別可能な識別部を有することを特徴とするカメラ。
Claims (6)
- 撮像部を備えたカメラにおいて、
上記撮像部における撮像面に水上被写体像と水中被写体像とを同時に収めて撮影を行う半水中撮影モードに設定するための半水中撮影モード設定部と、
上記半水中撮影モード設定時には、上記撮像面における水上被写体像と水中被写体像とを識別する識別部と、
を具備することを特徴とするカメラ。 - 上記識別部による識別結果によって、上記水上被写体像と上記水中被写体像の両方に対して見やすくする制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
- 上記識別部による識別結果によって、上記水上被写体像と上記水中被写体像のそれぞれ、又は一方の画像に対して明るさが適切になるように制御することを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
- 上記識別部による識別結果によって、上記水中被写体像の画像に対する赤色を強調する処理又は輪郭強調を行うことを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
- 上記識別部による識別結果によって、上記水上被写体像の画像と上記水中被写体像のそれぞれ、又は一方の画像に対する増幅率を切り替えることを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
- カメラの撮影動作方法において、
上記カメラにおける撮像面に水上被写体像と水中被写体像とを同時に収めて撮影を行う半水中撮影モードに設定するための半水中撮影モード設定ステップと、
上記半水中撮影モード設定時には、上記撮像面における水上被写体像と水中被写体像とを識別する識別ステップと、
上記識別ステップによる識別結果によって、上記水上被写体像と上記水中被写体像の両方に対して見やすくする制御を行う制御ステップと、
を実行することを特徴とするカメラの撮影動作方法。
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