JP2012074951A - 撮像装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水中で撮影された画像データに対して、水深の深さに応じた適切な色補正を行う。
【解決手段】撮像装置は、撮像素子102で受光した被写体光を光電変換することによって画像データを生成する撮像部102、103、104と、画像データから色情報を取得する色情報取得部118と、画像データが水中での撮像によって生成されたか否かを判定する判定部118と、水中で撮像された画像データの色補正を行う際の基準となる水中用基準色バランス特性を設定する水中用基準色バランス特性設定部118と、画像データが水中での撮像によって生成されたと判定された場合に、色情報取得部によって取得された色情報、および、水中用基準色バランス特性に基づいて、水中用色補正データを算出する水中用色補正データ算出部118と、水中用色補正データに基づいて、水中での撮像によって生成された画像データの色補正を行う色補正部1071とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、水中での撮像によって得られる画像データを色補正する技術に関する。
従来、通常の光源色軌跡とは別に、水中用の光源色軌跡を用意しておき、水中で撮影された画像から得られる色情報と、水中用光源色軌跡とに基づいて、画像の撮像状況下における光源色を算出して、ホワイトバランス補正を行う技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2008−17198号公報
しかしながら、水中では、水深が深くなるほど、太陽光等の水上からの自然光の赤色成分が減衰するという特性がある。従って、白色点を白く合わせるために、従来の技術を用いて、水深が深い位置で撮影された画像を、水中用光源色軌跡に基づいたホワイトバランス補正を行うと、赤色が強調された不自然な写真となるという問題が生じる。
本発明は、水中で撮影された画像データに対して、水深の深さに応じた適切な色補正を行う技術を提供することを目的とする。
本発明のある態様に係る撮像装置は、撮像素子で受光した被写体光を光電変換することによって画像データを生成する撮像部と、前記画像データから色情報を取得する色情報取得部と、前記画像データが水中での撮像によって生成されたか、陸上での撮像によって生成されたかを判定する判定部と、水中で撮像された画像データの色補正を行う際の色補正基準となる水中用色バランス基準を設定する水中用色バランス基準設定部と、前記判定部によって前記画像データが水中での撮像によって生成されたと判定された場合に、前記色情報取得部によって取得された色情報、および、前記水中用色バランス基準に基づいて、水中用色補正データを算出する水中用色補正データ算出部と、前記水中用色補正データ算出部によって算出された水中用色補正データに基づいて、前記水中での撮像によって生成された画像データの色補正を行う色補正部と、を備える。
本発明の別の態様に係る画像処理方法は、画像データを入力するステップと、前記入力した画像データから色情報を取得するステップと、前記画像データが水中での撮像によって生成されたか、陸上での撮像によって生成されたかを判定するステップと、水中で撮像された画像データの色補正を行う際の色補正基準となる水中用色バランス基準を設定するステップと、前記画像データが水中での撮像によって生成されたと判定された場合に、前記取得した色情報、および、前記水中用色バランス基準に基づいて、水中用色補正データを算出するステップと、前記算出した水中用色補正データに基づいて、前記水中での撮像によって生成された画像データの色補正を行うステップと、を備える。
本発明によれば、水中で撮影された画像データに対して、水深の深さに応じた適切な色補正を行うことができる。
第1の実施形態における撮像装置であるデジタルスチルカメラの構成を示すブロック図である。 オートホワイトバランス処理時に、AWB処理部によって行われる処理内容を示すフローチャートである。 図3(a)は、SDRAMから読み込んだ画像データを示す図であり、図3(b)は、画像データを分割するための評価ブロックを示す図である。また、図3(c)は、画像データを複数の評価ブロックにより分割した図である。 図4(a)〜(c)は、画像データの各評価ブロック領域ごとに、R、G、Bそれぞれの画素値の平均値を算出した結果を示す図である。 図5(a)は、各評価ブロック領域ごとにWB評価値を算出した状態を示す図であり、図5(b)は、WB評価値を、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標にマッピングした図である。 ホワイトバランスゲイン算出処理の詳細な内容を示すフローチャートである。 図7(a)は、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標に設定されたホワイトバランス判定用エリアを示す図、図7(b)は、ホワイトバランス判定用エリアが設定された色空間座標上に、WB評価値をマッピングした図、図7(c)は、各ホワイトバランス判定用エリア内に存在するWB評価値のカウント結果の一例を示す図である。 図8(a)は、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標上において、白色に対する赤、青、緑、マゼンタ、イエロー、シアンの相対的な位置関係を示す図、図8(b)は、水中において、水深と各色の透過率との関係を示す図、図8(c)は、図8(b)に示す各色の透過率の減衰特性に基づいて、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標上に、水中用の白色点軌跡を示した図である。 図9(a)は、水中で水深が5mの位置において、白色に対する赤、青、緑、マゼンタ、イエロー、シアンの相対的な位置関係を示す図であり、図9(b)は、水中で水深が20mの位置において、白色に対する赤、青、緑、マゼンタ、イエロー、シアンの相対的な位置関係を示す図である。 水中で撮像された画像データに対して、AWB処理部によって行われるホワイトバランスゲイン算出処理の詳細な内容を示すフローチャートである。 図11(a)は、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標上に設定された水中エリアの一例を示す図、図11(b)は、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標上に設定された水中用ホワイトバランスゲイン軌跡の一例を示す図である。 図12(a)は、水中用ホワイトバランスゲイン軌跡の設定範囲を示す図であり、図12(b)は、水中エリア内に存在するWB評価値の重心位置から、水中用ホワイトバランスゲイン軌跡上の位置を求める方法を表した図である。 図13(a)は、水深が浅い場合、図13(b)は、水深が比較的深いが画像内の青色領域の面積が少ない場合、図13(c)は、水深が比較的深く、かつ、画像内の青色領域の面積が多い場合において、ホワイトバランスゲインを算出する方法をそれぞれ示す図である。 第2の実施形態における撮像装置において、AWB処理部によって行われる処理内容を示すフローチャートである。
−第1の実施形態−
図1は、第1の実施形態における撮像装置であるデジタルスチルカメラの構成を示すブロック図である。図1に示すデジタルスチルカメラは、カメラ本体1と交換式レンズ2から構成される。
交換式レンズ2は、レンズ1010と、Flashメモリ1011と、マイクロコンピュータ1012と、ドライバ1013と、絞り1014と、を有している。交換式レンズ2は、I/F999を介して、カメラ本体1と通信可能に接続されている。
カメラ本体1は、メカシャッター101と、撮像素子102と、アナログ処理部103と、アナログ/デジタル変換部104(以下、A/D変換部104)と、バス105と、SDRAM106と、画像処理部107と、AE処理部108と、AF処理部109と、画像圧縮伸長部110と、メモリインターフェース111(以下、メモリI/F111)と、記録媒体112と、LCDドライバ113と、LCD114と、マイクロコンピュータ115と、操作部116と、Flashメモリ117と、AWB処理部118とを有している。
レンズ1010は、被写体の光学像を撮像素子102に集光させる。レンズ1010は、単焦点レンズであってもよいし、ズームレンズであってもよい。
マイクロコンピュータ1012は、I/F999、Flashメモリ1011、および、ドライバ1013と接続されていて、Flashメモリ1011に記憶されている情報の読み込み・書き込みを行うとともに、ドライバ1013を制御する。マイクロコンピュータ1012は、さらに、I/F999を介して、マイクロコンピュータ115と通信することができ、レンズの焦点距離情報などをマイクロコンピュータ115へ送信し、また、マイクロコンピュータ115から絞り値等の情報を受信する。
ドライバ1013は、マイクロコンピュータ1012の指示を受けて、レンズ1010を駆動させて、焦点距離やフォーカス位置の変更を行うとともに、絞り1014を駆動する。絞り1014は、レンズ1010の近傍に設けられ、被写体の光量を調節する。
メカシャッター101は、マイクロコンピュータ115の指示を受けて駆動し、撮像素子102に被写体を露光する時間を制御する。
撮像素子102は、各画素を構成するフォトダイオードの前面に、ベイヤー配列のカラーフィルタが配置された撮像素子である。ベイヤー配列は、水平方向にR画素とG(Gr)画素が交互に配置されたラインと、G(Gb)画素とB画素が交互に配置されたラインとを有し、さらにその2つのラインを垂直方向にも交互に配置することで構成されている。この撮像素子102は、レンズ1010により集光された光を、画素を構成するフォトダイオードで受光して光電変換することで、光の量を電荷量としてアナログ処理部103へ出力する。なお、撮像素子102は、CMOS方式のものでもCCD方式のものでも良い。
アナログ処理部103は、撮像素子102から読み出された電気信号(アナログ画像信号)に対し、リセットノイズ等を低減した上で波形整形を行い、さらに目的の明るさとなるように、ゲインアップを行う。A/D変換部104は、アナログ処理部103から出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号(以後、画像データという)に変換する。
なお、撮像素子102、アナログ処理部103、および、A/D変換部104をまとめて撮像部と呼ぶことができる。
バス105は、デジタルカメラ内部で発生した各種データをデジタルカメラ内の各部に転送するための転送路である。バス105は、A/D変換部104と、SDRAM106と、画像処理部107と、AE処理部108と、AF処理部109と、画像圧縮伸長部110と、メモリI/F111と、LCDドライバ113と、マイクロコンピュータ115と、AWB処理部118に接続されている。
A/D変換部104から出力される画像データは、バス105を介して一旦SDRAM106に記憶される。SDRAM106は、A/D変換部104において得られた画像データや、画像処理部107、画像圧縮伸長部110において処理された画像データ等の各種データが一時的に記憶される記憶部である。
画像処理部107は、ホワイトバランス補正部1071(以下、WB補正部1071)、同時化処理部1072、色再現処理部1073、および、ノイズ低減処理部1074(以下、NR処理部1074)を含み、SDRAM106から読み出した画像データに対して様々な画像処理を施す。WB補正部1071は、AWB処理部118で算出されるホワイトバランスゲインに基づいて、画像データのホワイトバランスを補正する処理を行う。同時化処理部1072は、ベイヤー配列による画像データから、1画素あたりR、G、Bの情報からなる画像データへ同時化する処理を行う。色再現処理部1073は、画像の色味を変化させる色再現処理を行い、NR処理部1074は、ノイズを低減する処理を行う。ノイズ低減処理後の画像データは、SDRAM106に記憶される。
AE処理部108は、画像データから被写体輝度を算出する。被写体輝度を算出するためのデータは、専用の測光センサの出力であってもよい。AF処理部109は、画像データから高周波成分の信号を取り出し、AF(Auto Focus)積算処理により、合焦評価値を取得する。
AWB処理部118は、画像の撮像状況下における光源に応じて自動的にホワイトバランスを調整するオートホワイトバランス処理時に、ホワイトバランスゲインを算出する。特に、AWB処理部118は、陸上撮像時には、陸上撮像時のホワイトバランスゲインを算出し、水中撮像時には、水中撮像時のホワイトバランスゲイン(水中用色補正データ)を算出する。
画像圧縮伸長部110は、静止画像データの記録時には、SDRAM106から画像データを読み出し、読み出した画像データをJPEG圧縮方式に従って圧縮して、圧縮したJPEG画像データを、SDRAM106に一旦記憶する。マイクロコンピュータ115は、SDRAM106に記憶されたJPEG画像データに対して、JPEGファイルを構成するために必要なJPEGヘッダを付加してJPEGファイルを作成し、作成したJPEGファイルを、メモリI/F111を介して記録媒体112に記録する。
画像圧縮伸長部110は、また、動画データの記録時には、SDRAM106から動画データを読み出し、読み出した動画データを、例えば、H.264方式に従って圧縮して、圧縮した動画データをSDRAM106に一旦記憶する。画像圧縮伸長部110は、さらに、マイクロコンピュータ115からの指令に基づいて、圧縮データを展開(伸長)する処理を行う。
記録媒体112は、例えばカメラ本体1に着脱可能なメモリカードからなる記録媒体であるが、これに限定されるものではない。
LCDドライバ113は、LCD114に画像を表示させる。画像の表示には、撮影直後の画像データを短時間だけ表示するレックビュー表示、記録媒体112に記録されたJPEGファイルの再生表示、および、ライブビュー表示等の動画の表示が含まれる。記録媒体112に記録された圧縮データを再生する場合、画像圧縮伸長部110は、記録媒体112に記録されている圧縮データを読み出して展開(伸長)処理を施した上で、展開したデータを一旦SDRAM106に記憶させる。LCDドライバ113は、伸張されたデータをSDRAM106から読み出し、読み出したデータを映像信号へ変換した後でLCD114へ出力して表示を行う。
制御部としての機能を有するマイクロコンピュータ115は、デジタルカメラ本体1の各種シーケンスを統括的に制御する。マイクロコンピュータ115には、操作部116およびFlashメモリ117が接続されている。
操作部116は、電源ボタン、レリーズボタン、各種入力キー等の操作部材である。ユーザによって、操作部116の何れかの操作部材が操作されることにより、マイクロコンピュータ115は、ユーザの操作に応じた各種シーケンスを実行する。電源ボタンは、当該デジタルカメラの電源のオン/オフ指示を行うための操作部材である。電源ボタンが押されると、当該デジタルカメラの電源がオンとなる。再度、電源ボタンが押されると、当該デジタルカメラの電源はオフとなる。レリーズボタンは、ファーストレリーズスイッチとセカンドレリーズスイッチの2段スイッチを有して構成されている。レリーズボタンが半押しされて、ファーストレリーズスイッチがオンされた場合に、マイクロコンピュータ115は、AE処理やAF処理等の撮影準備シーケンスを行う。また、レリーズボタンが全押しされて、セカンドレリーズスイッチがオンされた場合に、マイクロコンピュータ115は、撮影シーケンスを実行して撮影を行う。
Flashメモリ117は、様々な光源のプリセットホワイトバランスゲイン、後述する水中エリアの設定値や水中用ホワイトバランスゲイン軌跡の設定値、ローパスフィルタ係数、デジタルカメラの動作に必要な各種パラメータ、デジタルスチルカメラを特定するための製造番号などを記憶している。また、Flashメモリ117は、マイクロコンピュータ115にて実行する各種プログラムも記憶している。マイクロコンピュータ115は、Flashメモリ117に記憶されているプログラムに従い、またFlashメモリ117から各種シーケンスに必要なパラメータを読み込み、各処理を実行する。
図2は、オートホワイトバランス処理時に、AWB処理部118によって行われる処理内容を示すフローチャートである。ステップS10では、SDRAM106から画像データ(RAWデータ)を読み込む。
ステップS20では、画像データを複数の評価ブロックに分割するための評価ブロック設定値をFlashメモリ117から読み込み、読み込んだ評価ブロック設定値に基づいて評価ブロックを設定する。そして、ステップS10で読み込んだ画像データを複数の評価ブロックで分割する。
図3(a)は、SDRAM106から読み込んだ画像データ30を示す図であり、図3(b)は、画像データを分割するための評価ブロック31を示す図である。また、図3(c)は、画像データ30を複数の評価ブロック31により分割した図である。
ステップS30では、ホワイトバランス評価値(以下、WB評価値と呼ぶ)を算出する。このため、まず、画像データの各評価ブロック領域ごとに、R、G、Bそれぞれの画素値の平均値を算出する。
図4(a)〜(c)は、画像データの各評価ブロック領域ごとに、R、G、Bそれぞれの画素値の平均値を算出した結果を示す図である。
続いて、各評価ブロック領域ごとに、WB評価値を算出する。ある評価ブロック領域における、R、G、Bの画素値の平均値をそれぞれR_ave、G_ave、B_aveとすると、WB評価値は、R_ave/G_ave、B_ave/G_aveとなる。図5(a)は、各評価ブロック領域ごとにWB評価値を算出した状態を示す図である。
ステップS40では、ステップS30で算出したWB評価値を、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標にマッピングする。図5(b)は、各評価ブロック領域のWB評価値を、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標にマッピングした図である。
なお、ホワイトバランスゲインを算出するための色空間座標は、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする座標に限定されることはない。例えば、輝度信号をYとしたときに、横軸を色差(R−Y)、縦軸を色差(B−Y)とする色空間座標を用いることもできる。輝度信号Yは、次式(1)により表される。
Y=0.299×R+0.587×G+0.114×B (1)
ステップS50では、ホワイトバランスゲインを算出する。本実施形態における撮像装置では、画像データが水中での撮像によって生成された場合と、陸上での撮像によって生成された場合とで、異なる方法を用いてホワイトバランスゲインを算出する。陸上での撮像によって画像データが生成された場合のホワイトバランスゲイン算出処理については、図6に示すフローチャートを用いて説明する。また、水中での撮像によって画像データが生成された場合のホワイトバランスゲイン算出処理については、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
図6に示すフローチャートのステップS600では、各光源のプリセットホワイトバランスゲインをFlashメモリ117から読み込む。各光源とは、例えば、日陰、曇天、晴天、夕日、電球である。
ステップS610では、ステップS600で読み込んだホワイトバランスゲインを、R/G値、B/G値に変換する。
ステップS620では、ホワイトバランス判定用エリア設定値をFlashメモリ117から読み込む。
ステップS630では、ステップS610で求めた各光源のプリセットホワイトバランスゲインのR/G値、B/G値と、ステップS620で読み込んだホワイトバランス判定用エリア設定値とから、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標上に、ホワイトバランス判定用エリアを設定する。すなわち、各光源のプリセットホワイトバランスゲインのR/G値、B/G値で定められる位置を中心とする所定範囲をホワイトバランス判定用エリアとして設定する。
図7(a)は、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標に設定されたホワイトバランス判定用エリアを示す図である。図7(a)に示す例では、ホワイトバランス判定用エリアとして、日陰エリア71、曇天エリア72、晴天エリア73、夕日エリア74、電球エリア75を示している。なお、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標上において、各光源のプリセットホワイトバランスゲイン位置を結ぶ曲線77は、黒体軌跡と呼ばれる。
ステップS640では、図2に示すフローチャートのステップ40で求めた、色空間座標へのマッピングデータ(WB評価値)を取得し、取得したデータを色空間座標上にマッピングする。
図7(b)は、ホワイトバランス判定用エリアが設定された色空間座標上に、WB評価値をマッピングした図である。
ステップS650では、各ホワイトバランス判定用エリア71〜75内に存在するWB評価値をカウントする。図7(c)は、各ホワイトバランス判定用エリア71〜75内に存在するWB評価値のカウント結果の一例を示す図である。
ステップS660では、ステップS650のカウント結果に基づいて、最もWB評価値の数が多いホワイトバランス判定用エリアを特定し、特定したエリア内に存在するWB評価値の平均値、すなわち、R/G、B/Gの平均値を算出する。
ステップS670では、ステップS660で算出したR/G、B/Gの平均値の逆数G/R、G/Bをホワイトバランスゲインとして算出する。この後、画像処理部107内のWB補正部1071は、算出されたホワイトバランスゲインに基づいて、画像データのホワイトバランスを補正する処理を行う。
続いて、水中での撮像によって得られる画像データに対するホワイトバランス補正について説明する。
図8(a)は、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標上において、白色(W)に対する赤(R)、青(B)、緑(G)、マゼンタ(Mg)、イエロー(Ye)、シアン(Cy)の相対的な位置関係を示す図である。陸上で撮像された画像データに対するホワイトバランス補正では、図7(a)に示すように、黒体軌跡上の各光源に応じたプリセットホワイトバランス位置に白色点を合わせることにより、正しく色再現することができる。
しかしながら、水中では、一般的に水深が深くなるほど、光が海水に吸収されて青っぽい色味となる。図8(b)は、水中において、水深と各色の透過率との関係を示す図である。図8(b)に示すように、水中では、各色によって、水深に応じた透過率の減衰特性が異なり、水深が深くなると、初めに赤色が減衰していく。
図8(c)は、図8(b)に示す各色の透過率の減衰特性に基づいて、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標上に、水中用の白色点軌跡80を示した図である。図8(c)に示すように、水中用の白色点軌跡80は、陸上の白色点軌跡である黒体軌跡77とは異なる軌跡となる。この水中用の白色点軌跡80に基づいてホワイトバランス補正を行えば、白色点を白く合わせることができる。しかしながら、水中の場合、図8(b)に示す減衰特性により、白色点だけでなく、全体の色味分布が大きく変化する。
図9(a)は、水深が5mの位置で撮像された画像データに対して、白色点軌跡80に基づいてホワイトバランス補正を行った場合に、白色に対する赤、青、緑、マゼンタ、イエロー、シアンの相対的な位置関係を示す図である。この場合、図8(b)を用いて説明したように、他の色に比べて、赤色成分が少なくなる。
図9(b)は、水深が20mの位置で撮像された画像データに対して、白色点軌跡80に基づいてホワイトバランス補正を行った場合に、白色に対する赤、青、緑、マゼンタ、イエロー、シアンの相対的な位置関係を示す図である。この場合、他の色に対して、赤色成分が極端に少なくなり、また、マゼンタ成分やイエロー成分も少なくなる。
従って、水中で撮像された画像データに対して、単に白色点を白く合わせるだけのホワイトバランス補正を行っても、赤色が不自然に強調された写真となったり、青みがなくなって水中らしい写真ではなくなったりする。
以上のことから、水深の浅い青かぶりの少ないシーンでは、比較的水中の白色点軌跡に近いホワイトバランスゲインを選択することで、最適な色再現を実現することが重要である。また、水深の深い青かぶりの多いシーンでは、水中の白色点軌跡とは異なる位置のホワイトバランスゲインを選択することで、無理に色味の強調をすることなく、自然な青みのある水中写真を得るようにすることが重要である。第1の実施形態における撮像装置では、水中で撮像された画像に対して、水深に応じた適切な色補正を行う。
なお、本実施形態において、水中で撮像された画像データに対して行うホワイトバランス補正処理は、単に白色点を白く合わせるだけの処理ではないため、例えば、色バランス補正処理または色補正処理という呼び方が適切かもしれないが、便宜上、ホワイトバランス補正処理と呼ぶ。従って、水中で撮像された画像データに対してホワイトバランス補正処理を行う際に用いる色補正データも、一般的な呼び方であるホワイトバランスゲインと呼ぶ。
図10は、水中で撮像された画像データに対して、AWB処理部118によって行われるホワイトバランスゲイン算出処理の詳細な内容を示すフローチャートである。AWB処理部118は、処理対象の画像データが水中で撮像された画像データであると判定した場合に、図10に示すフローチャートの処理を行う。例えば、ホワイトバランスの設定モードが水中モードに設定されている場合には、処理対象の画像データが水中で撮像された画像データであると判定する。ただし、処理対象の画像データが水中で撮像された画像データであるか否かを判定する方法は、上述した判定方法に限定されることはなく、例えば、撮像装置に設けられた水深計の計測結果に基づいて判定することもできる。
ステップS1000では、各光源のプリセットホワイトバランスゲインをFlashメモリ117から読み込む。この処理は、図6に示すフローチャートのステップS600の処理と同じである。
ステップS1010では、ステップS1000で読み込んだホワイトバランスゲインを、R/G値、B/G値に変換する。この処理は、図6に示すフローチャートのステップS610の処理に対応している。
ステップS1020では、水中ホワイトバランスゲインを算出するための水中エリアの設定値をFlashメモリ117から読み込む。
ステップS1030では、ステップS1020で読み込んだ設定値に基づいて、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標上に、水中エリアを設定する。
図11(a)は、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標上に設定された水中エリア110の一例を示す図である。
ステップS1040では、図2に示すフローチャートのステップ40で求めた、色空間座標へのマッピングデータ(WB評価値)を取得し、取得したデータを色空間座標上にマッピングする(図11(a)参照)。
ステップS1050では、水中エリア110内に存在するWB評価値の重心位置を算出する。
ステップS1060では、水中用ホワイトバランスゲイン軌跡の設定値をFlashメモリ117から読み込み、読み込んだ設定値に基づいて、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標上に水中用ホワイトバランスゲイン軌跡(水中用色バランス基準)を設定する。この水中用ホワイトバランスゲイン軌跡は、水中で撮像された画像データの色補正を行う際の色補正基準となる。
図11(b)は、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標上に設定された水中用ホワイトバランスゲイン軌跡111の一例を示す図である。この水中用ホワイトバランスゲイン軌跡111は、白色を基準として定めた従来のホワイトバランスゲイン軌跡80(図8(c)参照)とは異なり、水深に応じた適切な画像を得るために定めたものである。水中用ホワイトバランスゲイン軌跡111は、R/G軸に対しては黒体軌跡より低く、B/G軸に対しては、日陰の色温度として想定している色温度と夕日の色温度として想定している色温度のとの間に設定する(図12(a)参照)。
ステップS1070では、ステップS1050で算出した重心位置から、水中用ホワイトバランスゲイン軌跡上の位置を求める。ここでは、ステップS1050で算出した重心位置から、水中用ホワイトバランスゲイン軌跡を表す線に対して垂線を引き、垂線と水中用ホワイトバランスゲイン軌跡を表す線との交点を求める。
図12(b)は、水中エリア110内に存在するWB評価値の重心位置115から、水中用ホワイトバランスゲイン軌跡111上の位置を求める方法を表した図である。重心位置115から水中用ホワイトバランスゲイン軌跡111に対して垂線116を引き、垂線116と水中用ホワイトバランスゲイン軌跡111との交点117を求める。
ステップS1080では、ステップS1070で求めた位置の座標R/G、B/Gの逆数G/R、G/Bをホワイトバランスゲインとして算出する。この後、画像処理部107内のWB補正部1071は、算出されたホワイトバランスゲインに基づいて、画像データのホワイトバランスを補正する処理(色補正処理)を行う。
上述した方法によれば、水深の深さに応じた適切なホワイトバランスゲインを算出することができる。このことを、図13を用いて説明する。
図13(a)は、水深が浅い場合、図13(b)は、水深が比較的深いが画像内の青色領域の面積が少ない場合、図13(c)は、水深が比較的深く、かつ、画像内の青色領域の面積が多い場合において、ホワイトバランスゲインを算出する方法をそれぞれ示す図である。
水深が浅い場合には、図13(a)に示すように、ステップS1070で求められる水中用ホワイトバランスゲイン軌跡上の点は、黒体軌跡と近い位置となる。すなわち、陸上の場合と同様に、白色点を白くするホワイトバランス補正によって、白色および白色以外の色の色味を正確に再現することができる。
図13(b)に示すように、水深が比較的深いが画像内の青色領域の面積が少ない場合、ステップS1070で求められる水中用ホワイトバランスゲイン軌跡上の点は、WB評価値の分布に近い位置となり、画像の色味分布に近いホワイトバランスゲインを算出することができる。一方、図13(c)に示すように、水深が比較的深く、かつ、画像内の青色領域の面積が多い場合には、青色以外の色味を無理に強調せずに、青みを生かした画像とするためのホワイトバランスゲインを算出することができる。
以上、第1の実施形態における撮像装置によれば、画像データから色情報を取得するとともに、水中で撮像された画像データの色補正を行う際の色補正基準となる水中用色バランス基準を設定する。そして、画像データが水中での撮像によって生成されたと判定した場合に、取得した色情報、および、水中用色バランス基準に基づいて、水中用色補正データを算出し、算出した水中用色補正データに基づいて、水中での撮像によって生成された画像データの色補正を行う。これにより、水中で撮像された画像データに対して、水深に応じた適切な色補正を行うことができ、色彩豊かな水中写真を得ることができる。
−第2の実施形態−
第2の実施形態における撮像装置では、陸上で撮像された画像データに対してホワイトバランス補正を行う際に算出するホワイトバランスゲイン(陸上用ホワイトバランスゲイン)と、水中で撮像された画像データに対してホワイトバランス補正を行う際に算出するホワイトバランスゲイン(水中用ホワイトバランスゲイン)とに基づいて、最終的なホワイトバランスゲインを算出する。
図14は、第2の実施形態における撮像装置において、AWB処理部118によって行われる処理内容を示すフローチャートである。
ステップS1400では、陸上用ホワイトバランスゲインの算出処理を行う。具体的には、図6に示すフローチャートのステップS600からステップS670までの処理を行う。
ステップS1410では、水中用ホワイトバランスゲインの算出処理を行う。具体的には、図10に示すフローチャートのステップS1000からステップS1080までの処理を行う。
ステップS1420では、横軸をR/G、縦軸をB/Gとする色空間座標上においてマッピングされたWB評価値のうち、水中エリア110(図11参照)内に存在するWB評価値の比率を算出する。
ステップS1430では、陸上用ホワイトバランスゲインおよび水中用ホワイトバランスゲインと、ステップS1420で算出した比率とに基づいて、最終的なホワイトバランスゲインを算出する。具体的には、ステップS1420で算出した比率が大きいほど、水中用ホワイトバランスゲインの重みが大きくなるように、陸上用ホワイトバランスゲインと水中用ホワイトバランスゲインとを重み付け合成して、最終的なホワイトバランスゲインを算出する。また、ステップS1420で算出した比率が小さいほど、陸上用ホワイトバランスゲインの重みが大きくなるように、陸上用ホワイトバランスゲインと水中用ホワイトバランスゲインとを重み付け合成して、最終的なホワイトバランスゲインを算出する。
この後、画像処理部107内のWB補正部1071は、算出されたホワイトバランスゲインに基づいて、画像データのホワイトバランスを補正する処理(色補正処理)を行う。
以上、第2の実施形態における撮像装置によれば、水中用色補正データとともに陸上用ホワイトバランス補正データを算出し、画像データから取得した色情報と、水中用色補正データおよび陸上用ホワイトバランス補正データとに基づいて、最終的な色補正データを算出する。そして、画像データが水中での撮像によって生成されたものであるかに関係なく、最終的な色補正データに基づいて、画像データの色補正を行う。これにより、陸上から水中へ、または、水中から陸上へと撮像場所を変更した場合でも、陸上用ホワイトバランスゲインと水中用色補正データとをシームレスに切り替えることができる。
なお、上述した第1〜第2の実施形態の説明では、撮像装置が行う処理としてハードウェアによる処理を前提としていたが、このような構成に限定される必要はない。例えば、別途ソフトウェアにて処理する構成も可能である。この場合、コンピュータは、CPU、RAM等の主記憶装置、上記処理の全て或いは一部を実現させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備えている。ここでは、このプログラムを色補正プログラムと呼ぶ。そして、CPUが上記記憶媒体に記憶されている色補正プログラムを読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、上述の撮像装置と同様の処理を実現させる。
ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、この色補正プログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該色補正プログラムを実行するようにしても良い。
本発明は、上述した第1〜第2の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、上述した実施形態では、水中用ホワイトバランスゲイン軌跡の設定値をFlashメモリ117に予め記憶させておき、Flashメモリ117に記憶されている水中用ホワイトバランスゲイン軌跡の設定値に基づいて、水中用ホワイトバランスゲイン軌跡を設定した。しかし、図11(b)に示す水中用ホワイトバランスゲイン軌跡を示す直線111が基準座標軸となるような座標データをFlashメモリ117に記憶させておき、Flashメモリ117に記憶されている座標データに基づいて、水中用ホワイトバランスゲイン軌跡を設定するようにしてもよい。また、画像データの色情報と、水中用ホワイトバランスゲインとの関係を定めたテーブルデータをFlashメモリ117に記憶させておき、Flashメモリ117に記憶されているテーブルデータおよび画像データの色情報に基づいて、水中用ホワイトバランスゲインを算出するようにしてもよい。この方法によれば、図10のステップS1050で算出されるWB評価値の重心位置から、テーブルデータを参照することによって、水中用ホワイトバランスゲインを算出することができる。
水中で撮像された画像データの色補正を行う際の色補正基準となる水中用ホワイトバランスゲイン軌跡(水中用色バランス基準)は、図11(b)の直線111で示されるものに限定されることはない。ただし、図12(a)を用いて説明したように、R/G軸に対しては黒体軌跡より低く、B/G軸に対しては、日陰の色温度として想定している色温度と夕日の色温度として想定している色温度のとの間に設定する必要がある。
102…撮像素子
103…アナログ処理部
104…A/D変換部
117…Flashメモリ(記憶部)
118…AWB処理部(色情報取得部、判定部、水中用色補正データ算出部、陸上用ホワイトバランス補正データ算出部、最終色補正データ算出部)
1071…WB補正部(色補正部)

Claims (8)

  1. 撮像素子で受光した被写体光を光電変換することによって画像データを生成する撮像部と、
    前記画像データから色情報を取得する色情報取得部と、
    前記画像データが水中での撮像によって生成されたか、陸上での撮像によって生成されたかを判定する判定部と、
    水中で撮像された画像データの色補正を行う際の色補正基準となる水中用色バランス基準を設定する水中用色バランス基準設定部と、
    前記判定部によって前記画像データが水中での撮像によって生成されたと判定された場合に、前記色情報取得部によって取得された色情報、および、前記水中用色バランス基準に基づいて、水中用色補正データを算出する水中用色補正データ算出部と、
    前記水中用色補正データ算出部によって算出された水中用色補正データに基づいて、前記水中での撮像によって生成された画像データの色補正を行う色補正部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記判定部によって前記画像データが陸上での撮像によって生成されたと判定された場合に、前記色情報取得部によって取得された色情報、および、陸上で撮像された画像データのホワイトバランス補正を行う際の基準となるホワイトバランス基準に基づいて、陸上用ホワイトバランス補正データを算出する陸上用ホワイトバランス補正データ算出部をさらに備え、
    前記色補正部は、前記陸上用ホワイトバランス補正データに基づいて、陸上での撮像によって生成された画像データのホワイトバランス補正を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記水中用色バランス基準を示すデータを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記水中用色バランス基準設定部は、前記記憶部に記憶されているデータに基づいて、前記水中用色バランス基準を設定する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記水中用色バランス基準を基準座標軸とする座標データを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記水中用色バランス基準設定部は、前記記憶部に記憶されている座標データに基づいて、前記水中用色バランス基準を設定する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  5. 画像データの色情報と前記水中用色補正データとの関係を定めたテーブルデータを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記水中用色補正データ算出部は、前記色情報取得部によって取得された色情報、および、前記記憶部に記憶されているテーブルデータに基づいて、前記水中用色補正データを算出する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記水中用色補正データ算出部によって算出される水中用色補正データは、所定の色バランス範囲内にあることを特徴とする請求項1から請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記色情報取得部によって取得された色情報、前記水中用色補正データ、および、前記陸上用ホワイトバランス補正データに基づいて、最終的な色補正データを算出する最終色補正データ算出部をさらに備え、
    前記色補正部は、前記画像データが水中での撮像によって生成されたものか陸上での撮像によって生成されたものであるかに関係なく、前記最終色補正データ算出部によって算出された最終的な色補正データに基づいて、画像データの色補正を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  8. 画像データを入力するステップと、
    前記入力した画像データから色情報を取得するステップと、
    前記画像データが水中での撮像によって生成されたか、陸上での撮像によって生成されたかを判定するステップと、
    水中で撮像された画像データの色補正を行う際の色補正基準となる水中用色バランス基準を設定するステップと、
    前記画像データが水中での撮像によって生成されたと判定された場合に、前記取得した色情報、および、前記水中用色バランス基準に基づいて、水中用色補正データを算出するステップと、
    前記算出した水中用色補正データに基づいて、前記水中での撮像によって生成された画像データの色補正を行うステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
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