JP4784097B2 - 信号処理方法、信号処理装置、信号処理手順を格納した記憶媒体 - Google Patents

信号処理方法、信号処理装置、信号処理手順を格納した記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、水中などの特定環境下で撮影した画像を前記特定環境下にふさわしい画像に色再現することを可能にする信号処理方法、信号処理装置、及び信号処理手順を格納した記憶媒体に関し、特に電子カメラやパーソナルコンピュータ等に適用するのに好適な信号処理方法、信号処理装置、信号処理手順を格納した記憶媒体に関する。
従来から、特定環境下で撮影された画像を好ましい色で再現する手法として、次に記載する画像補正がよく知られている。
第1に、夕焼けをより好ましく撮影したい。
第2に、電球照明下で雰囲気のある撮影を行いたい。
第3に、水中で好ましい撮影をしたい。
第1から第3に記載するような特定環境下においては、通常、各環境を考慮したホワイトバランスの調整を行うことにより対応している。具体的には、電子カメラの撮影モードに「夕焼けモード」や「電球照明モード」や「水中モード」等の各モードを設け、例えば第1及び第2の場合においては画像中の赤を強調し、第3の場合においては画像中の青を強調することにより、好ましい撮影画像を得ていた。例えば、特許文献1の段落番号0032に記載の表1、段落番号0034に記載の(d)(e)、及び特許文献2の段落番号0025に記載の表1、段落番号0027に記載の(d)(e)には、シーンモード毎に色合いの調整パラメータである彩度やホワイトバランスの設定を調整することが記載されている。
なお、以上の従来技術は、電子カメラが自動的に色温度を判定してホワイトバランス設定を行うものであるが、これに限らず、使用者が特定環境の色温度と異なるホワイトバランス設定を手動で設定することにより、好ましい画像を得ることも可能である。
特開平11−298847号公報 特開平11−298848号公報
前記したように、特定環境の色温度を考慮したホワイトバランスの調整を行うことにより、特定環境にある程度適した好ましい画像を得ることが可能である。
しかし、従来技術においては、前記第1から第3のような各特定環境下において、ホワイトバランスを調整しても、本来鮮やかに見えている部分に、過剰な色かぶりが生じることがある。例えば、水中の熱帯魚や珊瑚等の場合、従来技術では水中であるため画像全体に亘って青を強調する。それは、画像の全画素に同一の補正係数を掛けて、信号補正を行っているためである。その結果、熱帯魚や珊瑚等の部分においても青が強調され、熱帯魚や珊瑚等の鮮やかな色の上に青がかぶり、これに起因して、熱帯魚や珊瑚等の鮮やかさが消失する。
本発明は、前記した従来技術の問題点に鑑み為されたもので、水中などの特定環境下で撮影した画像において過剰な色かぶりをなくし、特定環境下にふさわしい画像に色再現することを可能する信号処理方法、信号処理装置、信号処理方法を格納した記憶媒体を提供することにある。
請求項1に記載の信号処理方法は、撮影により得られた画像データから画素データを取得する第1のステップと、得された前記画素データに基づいて、各画素の画素色を評価する第2のステップと、価された前記各画素の画素色を分類してヒストグラムを作成する第3のステップと、前記ヒストグラムにおける色分類毎の度数値Ds及び前記ヒストグラムにおける度数値の最大値Max(Ds)を用いた色分類毎の補正係数ksを
ks=c1×(Ds/Max(Ds))−c2×Min(Ds/Max(Ds))
から求める第4のステップと、前記色分類毎の補正係数を用いて、前記色分類毎の各画素データに補正演算を行う第5のステップとから構成されることを特徴とする。
請求項2に記載の信号処理方法は、撮影により得られた画像データから画素データを取得する第1のステップと、撮影された画像を複数の領域に分割し、各領域に含まれる各画素データの平均値に基づいて、領域毎の領域色を評価する第2のステップと、前記領域毎の領域色を分類してヒストグラムを作成する第3のステップと、前記ヒストグラムにおける色分類毎の度数値Ds及び前記ヒストグラムにおける度数値の最大値Max(Ds)を用いた色分類毎の補正係数ksを
ks=c1×(Ds/Max(Ds))−c2×Min(Ds/Max(Ds))
から求める第4のステップと、前記色分類毎の補正係数を用いて、各領域に含まれる各画素データに補正演算を行う第5のステップとから構成されることを特徴とする。
請求項3に記載の信号処理方法は、請求項1又は請求項2記載の信号処理方法において、第5のステップにおいて、複数生成された補正係数のうち、特定色の補正係数を用いて特定画素色の補正演算を行うことを特徴とする。
請求項4に記載の信号処理方法は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の信号処理方法において、第1のステップにおける画像データは、予めホワイトバランス処理が施されていることを特徴とする。
請求項5に記載の信号処理方法は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の信号処理方法において、画像は高色温度環境下で撮影されたものであり、第5のステップにおける補正演算によって青を強調することを特徴とする。
請求項6に記載の信号処理方法は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の信号処理方法において、画像は低色温度環境下で撮影されたものであり、第5のステップにおける補正演算によって赤を強調することを特徴とする。
請求項7に記載の信号処理方法は、請求項2に記載の信号処理方法において、第3のステップにおける色分類は、各色チャネルの平均値の大小関係に基づくことを特徴とする。
請求項8に記載の信号処理方法は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の信号処理方法において、第4のステップにおける補正係数は、色分類の数に依存することを特徴とする。
請求項9に記載の信号処理装置は、画像データから画素データを取得する画素データ取得手段と、前記画素データ取得手段によって取得された画素データに基づいて、各画素の画素を評価する画素色評価手段と、前記画素色評価手段によって評価された各画素の画素色を分類してヒストグラムを作成する作成手段と、前記作成手段により作成された前記ヒストグラムにおける色分類毎の度数値Ds及び前記ヒストグラムにおける度数値の最大値Max(Ds)を用いた色分類毎の補正係数ksを
ks=c1×(Ds/Max(Ds))−c2×Min(Ds/Max(Ds))
から求める補正係数生成手段と、前記補正係数生成手段により前記色分類毎に生成された補正係数を用いて、前記色分類毎の各画素データに補正演算を行う演算手段と
を有することを特徴とする。
請求項10に記載の信号処理装置は、画像データから画素データを取得する画素データ取得手段と、撮影された画像を複数の領域に分割し、各領域に含まれる各画素データの平均値に基づいて、領域毎の領域色を評価する画素色評価手段と、前記領域毎の領域色を分類してヒストグラムを作成する作成手段と、前記作成手段により作成された前記ヒストグラムにおける色分類毎の度数値Ds及び前記ヒストグラムにおける度数値の最大値Max(Ds)を用いた色分類毎の補正係数ksを
ks=c1×(Ds/Max(Ds))−c2×Min(Ds/Max(Ds))
から求める補正係数生成手段と、前記補正係数生成手段により前記色分類毎に生成された前記色分類毎の補正係数を用いて、各領域に含まれる各画素データに補正演算を行う演算手段とを有することを特徴とする。
請求項11に記載の信号処理装置は、請求項9又は請求項10記載の信号処理装置において、演算手段は、複数生成された補正係数のうち、特定色の補正係数を用いて特定画素色の補正演算を行うことを特徴とする。
請求項12に記載の信号処理装置は、請求項9乃至請求項11のいずれか1つに記載の信号処理装置において、画像データは、予めホワイトバランス処理が施されていることを特徴とする。
請求項13に記載の信号処理装置は、請求項9乃至請求項11のいずれか1つに記載の信号処理装置において、画像は高色温度環境下で撮影されたものであり、演算手段が補正係数によって青を強調することを特徴とする。
請求項14に記載の信号処理装置は、請求項9乃至請求項11のいずれか1つに記載の信号処理装置において、画像は低色温度環境下で撮影されたものであり、演算手段が補正係数によって赤を強調することを特徴とする。
請求項15に記載の信号処理装置は、請求項10に記載の信号処理装置において、色分類は、各色チャネルの平均値の大小関係に基づくことを特徴とする。
請求項17に記載の記憶媒体は、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であり、撮影により得られた画像データから画素データを取得する画素データ取得手順と、取得された画素データに基づいて、各画素の画素色を評価する画素色評価手順と、前記画素色評価手順によって評価された各画素の画素色を分類してヒストグラムを作成する作成手順と、作成された前記ヒストグラムにおける色分類毎の度数値Ds及び前記ヒストグラムにおける度数値の最大値Max(Ds)を用いた色分類毎の補正係数ksを
ks=c1×(Ds/Max(Ds))−c2×Min(Ds/Max(Ds))
から求める補正係数生成手順と、前記色分類毎に生成された補正係数を用いて、前記色分類毎の各画素データに補正演算を行う演算手順とを記憶していることを特徴とする。
請求項18に記載の記憶媒体は、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であり、撮影により得られた画像データから画素データを取得する画素データ取得手順と、撮影された画像を複数の領域に分割し、各領域に含まれる各画素データの平均値に基づいて、領域毎の領域色を評価する画素色評価手順と、前記領域毎の領域色を分類してヒストグラムを作成する作成手順と、作成された前記ヒストグラムにおける色分類毎の度数値Ds及び前記ヒストグラムにおける度数値の最大値Max(Ds)を用いた色分類毎の補正係数ksを
ks=c1×(Ds/Max(Ds))−c2×Min(Ds/Max(Ds))
から求める補正係数生成手順と、前記色分類毎に生成された前記色分類毎の補正係数を用いて、各領域に含まれる各画素データに補正演算を行う演算手順とを記憶していることを特徴とする。
本発明によれば、画像を構成している各画素に対して、個別に適切な補正係数を求めることができ、画素毎に前記した適切な補正係数を用いて色補正をすることが可能になる。そのため、例えば水中などの特定環境下で撮影した画像を前記特定環境下にふさわしい画像に色再現することが可能になる。具体的には、本来、見えているものに過剰な色かぶりが生じることを防止することができ、例えば水中の熱帯魚や珊瑚等を鮮やかに再現することが可能になる。
以下、添付の図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示すブロック図である。この実施形態は、電子カメラに本発明を適用したものである
図1において、1は撮影レンズ、2は撮像素子の一種であるCCD、3はA/D変換器、4はバッファメモリ、5はCPU、6は電子カメラの操作系、7はASIC(Application Specific Integrated Circuits :特定用途向け集積回路)、8はROM、9はメモリカード、10はインターフェイス(例えば、USB)、11はバスである。
次に、図1に示す実施形態の動作について、図2〜図6を用いて説明する。なお、電子カメラの撮影系は周知であるので、本実施形態における処理に関係する部分についてのみ説明する。なお、電子カメラのCPU5は、ROM8に格納された制御プログラムに基づいて、撮影前の準備制御を含む様々な制御を行い、この制御に基づいて撮影等を含む以下の動作を行う。
図2に示すステップS1において、CCD2は撮影レンズ1を通して得られた光学像をアナログ信号に変換し、このアナログ信号はA/D変換器3を介してデジタル信号に変換される。こうして、ステップS1において、CPU5の指令に基づき、CCD2から電子カメラに画像データが入力される
ステップS2において、A/D変換器3からバス11に出力された画像データは、CPU5の指令に基づき、ホワイトバランスを調整した後、バッファメモリ4に格納される。ステップS2は、請求項4、12に記載の発明に相当する。
なお、この実施形態では、画像データとして3チャネルのRGBデータを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、RGBデータに例えばエメラルド・グリーンのデータを加えた4チャネル等の画像データでもよく、チャネル数は3つに限定されない。
ステップS3において、CPU5は、図3に示すように、画像をm個に分割し、各エリアについてRデータ、Gデータ、Bデータを取得する。ここで、1画素毎にRデータ、Gデータ、Bデータの各データが存在する。この処理は、CPU5の指令に基づき、ASIC7が行う。
ステップS4において、m分割されたエリア毎に、Rデータ、Gデータ、Bデータの平均値[Ri]、[Gi]、[Bi](i=1,2,…,m)を求める。この処理は、CPU5の指令に基づいてASIC7が行う。これによって、1画面の画像全体について、色の配置や配色の概要を評価することが可能になる
ステップS5において、m個に分割されたエリア毎に、次の(a)〜(f)に示す各平均値[Ri]、[Gi]、[Bi]の大小関係に基づいて、各エリアの色みを評価し、次の6種類に色分類する。
(a) [Ri]≧[Gi]>[Bi]
(b) [Gi]≧[Ri]>[Bi]
(c) [Gi]≧[Bi]>[Ri]
(d) [Bi]≧[Gi]>[Ri]
(e) [Bi]>[Ri]≧[Gi]
(f) [Ri]>[Bi]≧[Gi]
これにより、図4に示すように、画素は(a)〜(f)の6種類に色分類される。図中、Yは黄、Rは赤、Mはマゼンダ、Bは青、Cはシアン、Gは緑である。この処理は、CPU5の指示に基づいてASIC7が行う。
なお、本実施形態では、3チャネルのRGBデータを用いることで、(a)〜(f)の6種類に色分類したが、例えば4チャネルのデータ(R,G,B,エメラルド・グリーン)を用いると24種類に色分類されることになる。
ステップS6において、各色分類(a)〜(f)に属するエリア数を計数し、図5に示すようにヒストグラムを作成する。図5に示すヒストグラムは、横軸が(a)〜(f)の色分類であり、縦軸が各々(a)〜(f)の色分類に属するエリア数D1〜D6(以後、度数と称する:度数の合計はm)を示す。このヒストグラムにより、1画面を構成する色の概要を把握することができる。この処理は、CPU5の指令に基づいてASIC7が行う
次に、ステップS7において、色補正を行うための補正係数ks(s=1,2,…,6)を算出する。補正係数ksを求める処理は、CPU5が行ってもよいし、CPU5の指令に基づいてASIC7が行ってもよい。補正係数ksは、図4に示す色分類(a)〜(f)において、色分類毎(a)〜(f)に定められる。補正係数ksの算出は、例えば次式に基づいて行われる。
ks=c1×(Ds/Max(Ds))−c2×Min(Ds/Max(Ds))
(s=1,2,…,6)
ここで、c1とc2は、撮影シーン毎に予め定められている係数であり、1<c1,c2,且つc1>c2の関係を有する。具体的に説明すると、c1とc2は、夕焼けの撮影、電球照明下での撮影、水中での撮影等により、異なる係数である。なお、c1の値とc2の値を撮影シーン毎にパラメータとして選択する。
また、Ds(s=1,2,…,6)は、図5に示すヒストグラムにおける、各色分類(a)〜(f)の度数値である。
また、Max(Ds)は、図5に示すヒストグラムにおいて、色分類の中の最大度数値を意味する。図5に示す例では、色分類(d)の度数値D4に相当する。
また、Min(Ds/Max(Ds))は、色分類(a)〜(f)の各度数値Ds(s=1,2,…,6)と、色分類の中の最大度数値(Ds)(図5に示す例では、色分類(d)の度数値D4に相当する。)との度数比を意味する
次に、ステップS8において、画素の画像データ(Rj,Gj,Bj、jは1,2,…,n(全画素数))に、補正係数ksを掛けて色補正を行う。
例えば、水中の画像で青を補正する場合には、(Rj,Gj,Bj)を(Rj,Gj,ks×Bj)として色補正する。
図6は、ステップS8において各画素毎に実行される色補正の具体的な手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、ステップS81において、画素のRjデータ、Gjデータ、Bjデータを取得する。
ステップS82において、当該画素が色分類(a)〜(f)のどこに属するかを判断する。
ステップS83において、前記色分類(a)〜(f)に基づいて、補正係数ks(s=1,2,…,6)を選択する。
ステップS84において、例えば青を強調する補正の場合、当該画素の画像データRj,Gj,Bjのうち、Bjに対して選定された補正係数ksを掛けて色補正を行う。すなわち、(Rj,Gj,Bj)が(Rj,Gj,ks×Bj)と補正される。
前記ステップS81〜ステップS84は、画像を構成する全ての画素(n個の画素)の処理が終了するまで繰り返し実行される。以上の処理は、CPU5の指令に基づいてASIC7が行う。
このようにして色補正された画像データは、図1に示すモニタ8に表示されるとともに、メモリカード9に格納される
以上の説明においては、青を強調する場合について説明したが、赤を強調する場合には、図4に示すY−R間の(a)を基準として、前記ステップS1〜ステップS8の処理を行うことで、補正可能である。このときは、例えば、(Rj,Gj,Bj)を(ks×Rj,Gj,Bj)と色補正すればよい。同様の手順により、緑を強調する色補正も可能である。
なお、青を強調する高色温度環境下の撮影は、前記した水中での撮影の他に、天空、日没時等の撮影がある。
なお、赤を強調する底色温度環境下の撮影は、前記した電球下の撮影、夕焼けの撮影等がある。
言うまでもなく、補正係数ks(s=1,2,…,6)をRGBの各画素データ(Rj,Gj,Bj)に掛け、全ての色を画素毎に色補正するができる。これにより、画像全体について最適な色補正を行うことができる。
なお、以上に説明した実施形態では、画像をm個に分割し、図4に示すように色分類し、図5に示すヒストグラムを作成して補正係数ksを求めた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、画像をm分割することなく、1つの画像のまま、図4に示すように各画素を色分類し、図5に示すヒストグラムを作成し、補正係数ksを求めることによっても実現できる。
また、前記実施形態においては、電子カメラに搭載することを前提にして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図1に示すバッファメモリ4に格納された画像データをインターフェイス(USB)11を介してパーソナルコンピュータに送信し、パーソナルコンピュータにおいて色補正を行うようにしてもよい。
この場合、パーソナルコンピュータのハードディスク等の記憶媒体は、図2と図6に示すフローチャートを実行する制御プログラムを格納している。そして、パーソナルコンピュータのCPUは、上記制御プログラムをハードディスク等の記憶媒体から読み出して、パーソナルコンピュータのメモリに格納する。これによって、パーソナルコンピュータのCPUは、上記制御プログラムの実行が可能になる。なお、ハードディスク等の記憶媒体に格納する制御プログラムは、予めパーソナルコンピュータにセットアップ可能なように、CD−ROM等の記憶媒体に格納しておく
これにより、パーソナルコンピュータにおいて、撮影画像を専用のアプリケーションソフトを用いて色補正することにより、電子カメラで実行するよりも、処理時間の短縮を図ることが可能になる。
なお、前記した実施形態においては、パーソナルコンピュータとのインターフェイス10としてUSBを用いたが、他のインターフェイス(SCSI、lEEE1394等)を使用してもよい。
本発明は、電子カメラやパーソナルコンピュータ等において実行される色補正の分野において、産業上大いに利用することができる。
本発明の一実施形態を示すブロック図である。 図1に示す実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 画像をm個のエリアに分割した状態を示す説明図である。 各画素色を色分類した図である。 横軸が(a)〜(f)の色分類であり、縦軸が(a)〜(f)の色分類に属するエリア数(度数)を示すヒストグラムである。 図1に示す実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 撮影レンズ
2 CCD
3 A/D変換器
4 バッファメモリ
5 CPU
6 操作系
7 ASIC
8 ROM
9 メモリカード
10 インターフェイス
11 バス

Claims (18)

  1. 撮影により得られた画像データから画素データを取得する第1のステップと、
    得された前記画素データに基づいて、各画素の画素色を評価する第2のステップと、
    価された前記各画素の画素色を分類してヒストグラムを作成する第3のステップと、
    前記ヒストグラムにおける色分類毎の度数値Ds及び前記ヒストグラムにおける度数値の最大値Max(Ds)を用いた色分類毎の補正係数ksを
    ks=c1×(Ds/Max(Ds))−c2×Min(Ds/Max(Ds))
    から求める第4のステップと、
    前記色分類毎の補正係数を用いて、前記色分類毎の各画素データに補正演算を行う第5のステップと
    から成ることを特徴とする信号処理方法。
  2. 撮影により得られた画像データから画素データを取得する第1のステップと、
    撮影された画像を複数の領域に分割し、各領域に含まれる各画素データの平均値に基づいて、領域毎の領域色を評価する第2のステップと、
    前記領域毎の領域色を分類してヒストグラムを作成する第3のステップと、
    前記ヒストグラムにおける色分類毎の度数値Ds及び前記ヒストグラムにおける度数値の最大値Max(Ds)を用いた色分類毎の補正係数ksを
    ks=c1×(Ds/Max(Ds))−c2×Min(Ds/Max(Ds))
    から求める第4のステップと、
    前記色分類毎の補正係数を用いて、各領域に含まれる各画素データに補正演算を行う第5のステップと
    から成ることを特徴とする信号処理方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の信号処理方法において、
    前記第5のステップにおいて、複数生成された補正係数のうち、特定色の補正係数を用いて特定画素色の補正演算を行うことを特徴とする信号処理方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の信号処理方法において、
    前記第1のステップにおける前記画像データは、予めホワイトバランス処理が施されていることを特徴とする信号処理方法。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の信号処理方法において、
    前記画像は高色温度環境下で撮影されたものであり、前記第5のステップにおける前記補正演算によって青を強調することを特徴とする信号処理方法。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の信号処理方法において、
    前記画像は低色温度環境下で撮影されたものであり、前記第5のステップにおける前記補正演算によって赤を強調することを特徴とする信号処理方法。
  7. 請求項に記載の信号処理方法において、
    前記第3のステップにおける前記色分類は、各色チャネルの平均値の大小関係に基づくことを特徴とする信号処理方法。
  8. 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の信号処理方法において、
    前記第4のステップにおける前記補正係数は、色分類の数に依存することを特徴とする信号処理方法。
  9. 画像データから画素データを取得する画素データ取得手段と、
    前記画素データ取得手段によって取得された画素データに基づいて、各画素の画素を評価する画素色評価手段と、
    前記画素色評価手段によって評価された各画素の画素色を分類してヒストグラムを作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成された前記ヒストグラムにおける色分類毎の度数値Ds及び前記ヒストグラムにおける度数値の最大値Max(Ds)を用いた色分類毎の補正係数ksを
    ks=c1×(Ds/Max(Ds))−c2×Min(Ds/Max(Ds))
    から求める補正係数生成手段と、
    前記補正係数生成手段により前記色分類毎に生成された補正係数を用いて、前記色分類毎の各画素データに補正演算を行う演算手段と
    を有することを特徴とする信号処理装置。
  10. 画像データから画素データを取得する画素データ取得手段と、
    撮影された画像を複数の領域に分割し、各領域に含まれる各画素データの平均値に基づいて、領域毎の領域色を評価する画素色評価手段と、
    前記領域毎の領域色を分類してヒストグラムを作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成された前記ヒストグラムにおける色分類毎の度数値Ds及び前記ヒストグラムにおける度数値の最大値Max(Ds)を用いた色分類毎の補正係数ksを
    ks=c1×(Ds/Max(Ds))−c2×Min(Ds/Max(Ds))
    から求める補正係数生成手段と、
    前記補正係数生成手段により前記色分類毎に生成された前記色分類毎の補正係数を用いて、各領域に含まれる各画素データに補正演算を行う演算手段と
    を有することを特徴とする信号処理装置。
  11. 請求項9又は請求項10記載の信号処理装置において、
    前記演算手段は、複数生成された補正係数のうち、特定色の補正係数を用いて特定画素色の補正演算を行うことを特徴とする信号処理装置。
  12. 請求項9乃至請求項11のいずれか1つに記載の信号処理装置において、
    前記画像データは、予めホワイトバランス処理が施されていることを特徴とする信号処理装置。
  13. 請求項9乃至請求項11のいずれか1つに記載の信号処理装置において、
    前記画像は高色温度環境下で撮影されたものであり、前記演算手段が補正係数によって青を強調することを特徴とする信号処理装置。
  14. 請求項9乃至請求項11のいずれか1つに記載の信号処理装置において、
    前記画像は低色温度環境下で撮影されたものであり、前記演算手段が補正係数によって赤を強調することを特徴とする信号処理装置。
  15. 請求項10に記載の信号処理装置において、
    前記色分類は、各色チャネルの平均値の大小関係に基づくことを特徴とする信号処理装置。
  16. 請求項9乃至請求項11のいずれか1つに記載の信号処理装置において、
    前記補正係数は、色分類の数に依存することを特徴とする信号処理装置。
  17. 撮影により得られた画像データから画素データを取得する画素データ取得手順と、
    取得された画素データに基づいて、各画素の画素色を評価する画素色評価手順と、
    前記画素色評価手順によって評価された各画素の画素色を分類してヒストグラムを作成する作成手順と、
    作成された前記ヒストグラムにおける色分類毎の度数値Ds及び前記ヒストグラムにおける度数値の最大値Max(Ds)を用いた色分類毎の補正係数ksを
    ks=c1×(Ds/Max(Ds))−c2×Min(Ds/Max(Ds))
    から求める補正係数生成手順と、
    前記色分類毎に生成された補正係数を用いて、前記色分類毎の各画素データに補正演算を行う演算手順と
    を記憶しているコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
  18. 撮影により得られた画像データから画素データを取得する画素データ取得手順と、
    撮影された画像を複数の領域に分割し、各領域に含まれる各画素データの平均値に基づいて、領域毎の領域色を評価する画素色評価手順と、
    前記領域毎の領域色を分類してヒストグラムを作成する作成手順と、
    作成された前記ヒストグラムにおける色分類毎の度数値Ds及び前記ヒストグラムにおける度数値の最大値Max(Ds)を用いた色分類毎の補正係数ksを
    ks=c1×(Ds/Max(Ds))−c2×Min(Ds/Max(Ds))
    から求める補正係数生成手順と、
    前記色分類毎に生成された前記色分類毎の補正係数を用いて、各領域に含まれる各画素データに補正演算を行う演算手順と
    を記憶しているコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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