JP2019029781A - 画像処理装置 - Google Patents

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Takaaki Fukui
貴明 福井
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Abstract

【課題】撮影後の画像に対して、画像補正を行う場合、画像補正効果や設定項目は、RAW画像とJPEG画像の両方において同じであることが望ましい。しかしながらJPEG画像はすでに現像後の画像であるため、ガンマカーブで非線形処理がなされていることと、Bit数が圧縮されているため、RAWと同じように色の変更を行うことが難しいという問題があった。【解決手段】撮影画像に対して画像補正する手段を有する画像処理装置において、前記撮像装置からの出力画像から第1の画像補正設定に基づいて現像された第1の現像画像を取得する手段と、撮像装置からの現像前の出力画像を、RAW画像として取得するRAW画像取得手段を有し、前記RAW画像を撮影時とは異なる第2の画像補正値に応じて現像した第2の現像画像を生成する手段と、前記第1の現像画像と前記第2の現像画像を比較し、画像特性差分取得する特性差分取得手段を有することを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、撮影画像に対して色味やコントラストなどの画質設定に対して画像補正を行う画像処理装置に関する。
従来の撮像装置は、カメラで撮影した撮像素子からの出力画像の現像を行い、JPEGやTIFFファイルなどPCやほかのアプリケーションで表示可能な汎用画像ファイルフォーマットで保存される。
一方、撮影時に撮像素子からの出力で現像前の画像を保存したRAWファイルフォーマットがある。RAW画像は、カメラでの再生時やアプリケーションなどで現像を行うことができ、撮影時に設定を行ったホワイトバランス(以下WB)や鮮やかさやコントラストといった画像設定の変更をして現像をすることができる。センサー出力画像から現像を行うため、画像設定の変更による画像劣化を伴わずに画像補正を行うことが可能である。
一方、最近のFaceBookやInstagramなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に画像をアップロードするユーザが増えてきている。これらの画像のアップロードする際に、撮影した画像に色味やコントラストを変更したり、各種画像処理フィルタを適応したり、画像補正を施してアップロードする使い方が増えてきている。JPEG画像をSNSにアップロードする場合には、JPEG画像からフィルタ効果や色味を変えてアップロードすることが多い。
しかしながら、カメラ現像時の機能としての画質設定は、RAW画像とJPEG画像の両方において、設定項目や設定された画質の変化度合は、JPEGとRAW画像で同じであることが望ましい。
しかしながら、JPEG画像はすでに現像後の画像であるため、ガンマカーブで非線形処理がなされていることと、Bit数が圧縮されているため、RAWと同じように色の変更を行うことが難しいという問題があった。
それらの課題に対し、特許文献1では、RAWデータとJPEG画像から画像逆変換処理を行った画像との特性差分を生成し、画像に添付して記録するとある。
特開2010−124114号公報
しかしながら、特許文献1の従来技術では、JPEG画像からRAW現像前の画像に色味を近づけることが可能となるが、画像がガンマや色抑圧処理などの非線形処理がなされているために、現像時に正確に画質設定を反映させることが難しい。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、
撮影画像に対して画像補正する手段を有する画像処理装置において、
前記撮像装置からの出力画像から第1の画像補正設定に基づいて現像された第1の現像画像を取得する手段と、撮像装置からの現像前の出力画像を、RAW画像として取得するRAW画像取得手段を有し、前記RAW画像を撮影時とは異なる第2の画像補正値に応じて現像した第2の現像画像を生成する手段と、前記第1の現像画像と前記第2の現像画像を比較し、画像特性差分取得する特性差分取得手段を有することを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置によれば、JPEGとRAWの画像編集機能を両方有するカメラにおいて、RAW画像の編集とJPEG編集において、その両者の編集した画像補正効果がなるべく近くすることで、ユーザの使い勝手が向上させることができる。
第1の実施の形態に係る処理内容を示したブロック図である。 第1の実施の形態に係る信号処理を示したブロック図である。 第1の実施の形態に係る信号処理を示したブロック図である。 第1の実施の形態に係る画像補正処理を示したブロック図である。 第1の実施の形態に係る画像処理フローを示したブロック図である。 第1の実施の形態に係るJPEG画像フォーマットの例である。 第1の実施の形態に係るカメラ撮影機能の設定例を示した図である。 第1の実施の形態に係る諧調補正の設定の例を示した図である。 第1の実施の形態に係る画像補正設定例である。 第1の実施の形態に係るJPEG画像補正を示したブロック図である。 特性差分取得方法についての処理のフローを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
以下、本発明における第1の実施例について説明する。
図1は本実施例における撮像装置の処理内容を示したブロック図である。
図1において、ユーザによりユーザインタフェース112を介して撮影指示があると、システムコントローラ107は、鏡筒装置102の焦点位置や絞り・メカシャッターとCMOSなどの撮像装置101などを制御して撮影を行う。撮影がなされると、撮像素子101から信号が出力され、AFE回路150を通してゲインを調整され、バッファメモリ103に蓄えられる。その後、システムコントローラ140によって、ホワイトバランス補正係数やガンマパラメータなど信号処理パラメータを信号処理回路140に設定し、信号処理回路140によって画像生成用の信号処理がなされてYUV画像が生成される。
上記生成されたYUV画像は、画像記録が行われる場合には、前記バッファメモリ内の画像は圧縮・伸長回路104に送られてJPEGファイルとして画像圧縮され、記録・読み出し装置105によって記録媒体106に記録される。
またRAW画像ファイル保存する場合は、撮像素子101からの信号を、圧縮回路104で圧縮されて、記録・読み出し装置105によって記録媒体106に記録される。
YUVデータのリサイズを行う場合には、リサイズ回路131にてYUV信号ごとにサイズ変換を行う。
RAW画像のリサイズを行う場合には、バッファメモリ103に蓄積されたRAW画像をリサイズ回路131にて画像サイズの縮小を行う。
また、液晶などに表示する場合には、JPEG画像を記録媒体106から記憶装置105を用いて読み出され、解凍回路106によりJPEG回答がなさ絵rYUVデータとしてバッファメモリ103に蓄えられる。前記バッファメモリ103に蓄えられたYUV画像は、表示制御回路108によって画面上に表示画像が生成され、D/A装置109により信号を変換され、モニタ装置110に表示される。
また、カメラ撮影設定などUIによるカメラ制御を行わせる場合には、システムコントローラ107にてユーザインタフェース画面を生成して、バッファメモリ103に格納し、表示制御回路108を通して表示される。
またRAW画像が読み出されて表示される場合には、記録媒体106に保存されているRAW画像から記録装置105を用いてRAW画像の読み出しが行われ、解凍回路106で圧縮された画像の解凍が行われてバッファメモリ103に格納がされる。格納されたRAW画像は、信号処理回路140により現像処理がなされてYUV画像が生成されバッファメモリに蓄えられる。得られたYUV画像に対してさらに色補正を行う場合は、3DLUT回路190によって色変換が行う。
信号処理されたYUV画像が画像補正される場合には、画像補正回路160にてYUV画像の補正を実施する。
図2aは、RAWデータからYUVデータを生成する画像処理のフローを示したブロック図である。
画像が取得されると、システムコントローラ107で演算されるWB検出設定手段172は、撮影画像のWBモードや被写体輝度(Bv値)や撮影感度などの撮影条件に応じて、WB検出パラメータ171の中から白領域検出設定値の算出を行う。WB検出設定値は、WB検出回路170に設定される。取得したRAWデータはWB検出回路170にて、設定されたWB検出値に基づいて白領域の抽出が行われる。システムコントローラ107で演算されるWB演算手段173は、WB検出回路170からの検出結果を用いてWB係数の算出を行う。一方、WB係数との色温度との関係があらかじめ算出しておくことで、検出されたWBに応じた色温度の算出を行う。システムコントローラ107で演算される画像処理パラメータ算出手段180は、検出された色温度に応じて色変換パラメータや撮影ISO感度や絞り値などに応じて画像処理パラメータの算出を行う。取得されたRAWデータは、WB処理回路174にてWB処理がされる。信号処理回路140にてノイズダクション処理やエッジ強調処理、色再現変換処理、諧調変換などがなされYUVデータを生成する。
図2bは、信号処理回路140の処理を詳細に示したブロック図である。
撮像素子からのRAW信号は、ホワイトバランス回路174で白のゲインが調整され、色信号作成回路141にて、色温度ごとに算出された色変換マトリックスや階調変換などの処理が行われ、色差信号が作成されて出力される。色マトリックス回路で変換された色差信号は、RGB変換され、色諧調変換回路145によって色諧調変換がされる。色諧調変換後のRGB信号は再び色差信号に変換され、彩度強調回路146によって彩度の調整がされる。
一方、ホワイトバランス回路174からの信号は、輝度信号作成回路142で、ISO感度や撮影パラメータ設定や絞り値などに応じた補間やエッジ強調やノイズリダクション処理が行われて輝度信号が作成される。その後、143の輝度階調変換回路によって階調変換が行われ、144の輝度補正回路によって輝度信号の色相に応じた輝度信号補正が行われ輝度信号として出力される。生成された色信号および輝度信号は3DLUT回路190によって色変換がなされてもよい。
図5は、本実施例で保存されるJPEG画像のデータ構造を示したイメージ図である。
本実施例においては、通常のJPEGファイルの格納データに加え、圧縮・リサイズされた縮小RAW画像が添付されている例で説明を行う。
圧縮されたRAW画像は、ファイル生成時にリサイズ回路131により縦横1/3リサイズされる。本画像が24MPixel(6000×4000)の画像の場合、2.7MPix(2000×1300)程度となり、ファイルサイズとしては本画像に対して十分に小さくすることが可能である。またさらにJPEG圧縮と同様にランレングス・ハフマン圧縮を行うことで、さらに圧縮RAW画像サイズを小さくすることが可能である。
取り出された縮小RAW画像は、解凍回路106にて解凍されてバッファメモリ103に格納され信号処理回路140にて現像処理がなされる。縮小RAW画像の現像用パラメータは、通常のRAWと同様に図5のExifヘッダに含まれるメーカーノート内に記載されている。メーカーノート内のパラメータを読み出し各種現像回路のパラメータを設定することで現像を行うことが可能である。
図6は、カメラの再生時での現像設定の例を示した図である。
設定可能な項目は、明るさ、色合い設定、色合い補正(グリーンマゼンタ)、色合い補正(アンバーブルー)、クッキリ感、鮮やかさ、仕上がり補正の設定が可能な例を示しているこれらのカメラ設定に応じて前述した信号処理回路をも用いて現像がなされる。
図6において、色合い設定は、基本的なホワイトバランス設定を行う。オートはオートホワイトバランス設定を表し、前述したように画像を解析し、画像に最適なホワイトバランス設定を行う。オート以外のホワイトバランス設定は、各光源に合わせたWB設定であり、WB設定値を各光源に合わせてあらかじめ算出しておくことで設定が行われる。
色合い補正(G−Mg)、色合い補正(A−B)は、色合い設定で決定したWB設定値に補正値を加えることで、ホワイトバランス設定の微調整を行う機能である。
ここで、RAW画像内のグレー被写体の各カラーフィルタごとのセンサー出力値をR、G1、G2、Bとし、同様に各色に対応するWB係数を(WB_R、WB_G1、WB_G2、WB_B)とすると、各WB処理は下記の式で表現できる。
G1´=G1×WB_G1
R´=R×WB_R
B´=B×WB_B
G2´=G1×WB_G1
ここで、R‘G1’G2‘Bの値が同じ値になることでホワイトバランスが適切に設定されたことになる。
また、WB係数に対する、WB評価値を(Cx,Cy)とすると、WB評価値は下記の表現ができる。
Cx=(R−B)/Y×1024
Cy=(R+B−(G1+G2)])/Y×1024
Y=(R+G1+G2+B)/4
CxCy値はWB係数、(WB_R、WB_G1、WB_G2、WB_B)から算出可能であり、逆にCxCyから、WB係数の平均値を1024と仮定することで、WB係数の算出ができる。
またCxCy値を用いて、それぞれのCxCyに対するWB補正値をΔCx,ΔCyとし、WB補正設定値(A−B)をα、WB補正設定値(G−Mg)をβとすると、
Cx´=Cx+α×ΔCx
Cy´=Cy+β×ΔCy

のように、CxCy値を補正することで、WB補正を行うことができる。本実施例においては、α、βは±9段階まで設定可能として説明を行う。
明るさ補正は、現像時の明るさに対して補正を行う補正パラメータの設定を行う。本実施例では1/3段刻みで-3段〜+3段までの±9段階の設定が可能な例を示している。明るさ補正は図2b)においてWB回路174の全体のゲインを補正段数に応じてゲインコントロールすることで明るさの補正を行うことができる。
G1´=G1×WB_G1×K
R´=R×WB_R×K
B´=B×WB_B×K
G2´=G1×WB_G1×K
ここで、
とする。
仕上がり設定は、各カメラのシーンに応じた標準的な画質設定を表したものであり、本実施例においては、標準、風景、ポートレート、ニュートラル、忠実の5種類の設定がなされる。これらの設定は、各シーンに応じて、色信号作成回路141、色諧調変換回路145、再度強直回路146、輝度諧調変換回路143、輝度補正回路144の設定を各設定に最適になるようにパラメータを設定したものである。
一般的に、標準は、鮮やかさコントラストがやや高めに見栄えがする絵作りがされ、風景は標準よりもさらにコントラストや鮮やかさが高く、ポートレートは標準より肌色がやや明るく彩度が控えめでかつ明るめの領域でやわらかい輝度諧調となるように設定され、ニュートラルは標準よりも彩度とコントラストが控えめに設定され、忠実は実際の被写体の色味を忠実に表現できるような色となるようにパラメータが設定される。
クッキリ感の設定は、143の輝度階調変換で設定されるガンマ特性を可変することで特性を可変することができる。図7は143の輝度階調変換で設定される諧調特性を示しており、コントラスト−4〜+4までの諧調特性を表し、コントラストが高くなるほど、暗部が暗くなり白とびを早く生じさせることで画像のコントラスト感を強めている特性を示した図である。
鮮やかさの設定は、図2b)の彩度強調回路146で設定される画像処理パラメータであり、下記の式で表現できる
U‘=(1+鮮やかさの設定値×ΔGain)×U
V‘=(1+鮮やかさの設定値×ΔGain)×V
ここでΔGainは、鮮やかさの設定に応じた彩度の強調量を制御するパラメータであり、例えば0.1とすると、設定値を−4〜+4まで設定すると、標準の彩度設定に対して0.6倍〜1.4倍の鮮やかさの設定を行うことが可能となる。
図3は、画像補正回路160における、画像補正回路の処理を示したブロック図である。
YUVRGB変換160は、YUV画像からRGB変換を行う。トーンカーブ補正回路162は、RGBごとにトーンカーブ補正を行う。
トーンカーブ補正は、露出補正、コントラスト補正、RGBごとにトーンカーブを変えることでWBに変える処理を行う。
3x3マトリックス163はRGB信号に3x3の行列をかける処理である。色再現や色合いの変換、彩度の補正が可能である。
RGBYUV変換165はRGB画像をYUV画像に変換を行う。
図8は、図3の画像補正回路160で行う画像補正設定例を示した図である。
画像補正回路160は、通常現像を行ったYUV画像に対して、撮影設定を可変させた時の画像効果を疑似的に生成する画像処理回路である。本実施例における可変させる撮影設定は、露出補正、コントラスト補正、ホワイトバランス設定、色の濃さ、色色相変換の処理を行う。
図8a)は、露出補正用のトーンカーブ特性を示した図である。
露出補正用のトーンカーブは下記の演算式で生成可能である。
ここでγ(x);図2bの輝度諧調変換回路143で設定される標準の諧調変換特性を示し、γ−1(x)は、γ(x)の逆変換特性を示す。
図8b)は、コントラスト補正用のトーンカーブの特性を示した図である。
ここでは、
は、図2bの輝度諧調変換回路143で設定される、コントラスト設定された時の諧調変換特性を示す。添え字のiは設定値を示している。0が標準+方向がコントラストを強め、−方向がコントラストを弱める方向の変換を示す。
図8c)は、WB補正用のトーンカーブの特性を示した図である。
WB係数は、RAW撮影時に使われたAWB係数と、補正後のWB係数の比率によって、RGBそれぞれのトーンカーブを算出する。
GainR= WB_R_補正後/ WB_R_AWB
GainR= WB_G_補正後/ WB_G_AWB
GainR= WB_B_補正後/ WB_B_AWB
ここで、
は、図2bの色諧調変換回路145で用いる諧調特性を示しており、色用のガンマカーブである。本実施例ではWB係数比率は0.1刻みのカーブを図示しているが、0.1以下のゲインは線形補間を用いて諧調変換特性を決定してもよい。
図8a)、b)、c)で示した諧調特性は、露出補正、コントラスト補正、WB補正の順で合成され、合成されたトーンカーブ特性を図3のトーンカーブ補正162にそれぞれ設定される。
次に、彩度補正・色相補正の手法について説明を行う。
JPEGの場合、色差信号とRGB変換式には下記の関係式が定義されている。
逆行列により、YUV信号からRGB
と記載できる。
YUVの色差信号に対する画像補正処理として、色差信号補正処理であり下記のように表現できる。
彩度強調補正は彩度強調パラメータαとすると下記のように表現できる。
つまり、彩度補正パラメータは下記の式で表現できる。
色相角度変換も、回転角度Θとすると、
と表現でき
色相変換と彩度強調パラメータは合成することができ、
と表現でき、合成された演算マトリックスQを3x3マトリックス回路163に設定することで色の補正を行うことが可能となる。もちろん彩度強調、色相強調だけでなく、各種風景やポートレート用の色再現ようの返還式も3x3マトリックスで表現することは可能であり、前述したマトリックスQに合成することで、画像変換処理を行うことが可能である。
図9は本実施例における、ユーザによる画像設定がなされる様子を示した概念図である。
図9においては、シーンの解析の結果に応じたユーザに好ましい画像補正の画像補正候補を示している。ユーザによりシーン解析ボタンが押されることで画像補正候補が選択可能な状態となることを示している。選択がなされ画像補正指示がなされると画像補正が実施される。シーン解析方法やシーンごとによるパラメータの選択方法については、既知の技術のため本実施例においては割愛をする。
図9において、補正対象画像は、RAW画像とJPEG画像の両方が対象である。この場合、RAW画像とJPEG画像による補正パラメータ種類および補正効果は同じであることが望ましいことは言うまでもない。
RAW画像における現像方法は前述したとおりである。本実施例では、以下にJPEG画像を補正するに当たり、RAW画像での現像結果とJPEG画像の補正効果を近くする処理について説明を行う。
図4は、本実施例におけるJPEG画像の画像補正のフローを示したブロック図である。
記憶媒体にあるJPEG画像が読み出された場合、YUV画像およびサムネール画像および縮小RAW画像は解凍回路106によって解凍される。解凍されたYUVデータおよびサムネール画像は、図9に示すユーザによる画像補正設定に従って、画像補正手段160により画像補正がなされる。同様に縮小RAWもユーザによる画像補正設定に従って信号処理回路140によって画像が生成される。
特性差分取得手段191は、補正後のサムネールデータであるYUVデータと縮小RAWから画像補正設定パラメータによって現像されたYUVデータの比較を行い、特性差分の取得を行う。本実施例においては特性差分の取得方法は三次元ルックアップデーブルデータとする。
次に、特性差分取得手段191における、特性差分取得方法について説明を行う。
図10は、特性差分取得方法についての処理のフローを示すフローチャートである。
前記処理は、RAW画像現像後のYUVデータとサムネールデータから画像補正手段を実施誤のYUVデータの2枚の画像の対応点の画素値の差分から変換プロファイル差分を取得する方法である。本実施例においては、3DLUTが、8BitRGBデータに対する9グリット、9x9x9=729点の格子点で構成される変換テーブルとして説明を行う。
S101でRAW画像現像後のYUVデータから、対象画素のYUV値を取得する。
S102では、S101で取得した対象画素に対応した画素のYUV値を取得する。
S103は、S101のYUV値から、3DLUTの対応する格子点のグリットを取得する。対応点のグリットの対応点の算出方法は、各YUV値からRGBに変換を行う。各RGB値から、32で除算し、四捨五入をした値が対応グリットとする。

(RGB)=(240、165、78)とすると、32で除算して(RGB)→(7.5、5.2、2.4)となり
対応グリットは、(7,5,2)番目の格子点となる。
S104は、S101のYUV画素値とS102のYUV画素値の差分を算出し、対象格子点に加算を行う。
S105で、すべての対象画素値に対して処理を行っているか判断を行う。全ての対象画素探索が終了していた場合、S106では、すべての格子点に対して加算数で除算を行い格子点毎の変動量を表現する変換テーブルの生成が行うことができる。
取得された特性差分データをもとに、JPEGから取得されたYUV画像に画像補正手段160によって画像補正を実施されたYUVデータに対して、3DLUT回路190によって補正が実施され、圧縮手段104によって圧縮されJPEGファイルとして保存される。
本実施例では、S101で用いる画像に、サムネール画像を用いる例で説明を行ったが、それ以外にも本画像であるYUVデータまたはそれをリサイズして画像を使用してもよいし、RAW画像から撮影時設定で現像を行ったデータを用いてもよい。
またS101のRAW画像の現像は、縮小および圧縮されたRAW画像を用いる例で説明を行ったが、圧縮されていないRAW画像であってもよい。
フルサイズのRAWが添付される場合は、画像の低周波成分はRAW画像から生成し、もとの画像から低周波成分のみ入れ替えることで、エッジ強調処理やNR処理などの重たい処理を行わずに色変換が可能となる。
一方、縮小RAWが画像に添付される場合は、撮影時に、フルサイズのRAWが添付されている場合と比較してファイルサイズを小さくすることができるため、連写枚数や連写可能枚数、連写駒速などの低下を避けることが可能となる。
また、図4においてYUVデータとサムネール画像に対して画像補正手段160にて画像補正を行った例で説明を行った。画像補正手段160を用いて画像補正をおこなった画像とRAW現像結果で特性差分を取得するとことで、S101での縮小RAWの現像結果とS102のサムネール画像の色味が近くなり、特性差分としては小さくり、より精度よく色変換を行うことが可能である。もちろん画像補正を行わっていないYUVデータに対して特性差分取得手段191で画像特性の差分を取得することは可能である。画像補正手段を有していない場合などにおいても、同様に適応することができる。
101 撮像素子、103 バッファメモリ、104 圧縮回路、
106 解凍回路、107 システムコントローラ、
110 モニタ装置、112 ユーザインタフェース、
131 リサイズ回路、140 信号処理回路、
141 色信号処理作成回路、142 輝度信号作成回路、
143 輝度諧調変換回路、145 色諧調変換回路、
146 彩度強調回路、160 画像補正回路、170 WB検出回路、
181 3DLUT回路

Claims (4)

  1. 撮影画像に対して画像補正する手段を有する画像処理装置において、
    前記撮像装置からの出力画像から第1の画像補正設定に基づいて現像された第1の現像画像を取得する手段と、
    撮像装置からの現像前の出力画像を、RAW画像として取得するRAW画像取得手段を有し、
    前記RAW画像を撮影時とは異なる第2の画像補正値に応じて現像した第2の現像画像を生成する手段と、
    前記第1の現像画像と前記第2の現像画像を比較し、画像特性差分取得する特性差分取得手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記RAW画像は撮像装置出力された画像に対して、縮小または圧縮のいずれかまたは両方が適応された画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の現像画像は、撮影時に生成された画像、または、それを縮小された表示用サムネール画像、またはRAW画像から第1の画像補正設定にて現像された画像のいずれかであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理装置は、現像する現像手段とは異なる、画像補正手段を有し、前記第1の画像に対して、前記第2の画像補正設定に基づいて前記画像補正処理手段により、第4の画像を生成する手段と、前記第3の現像画像と前記第4の現像画像を比較し、画像特性差分取得する特性差分取得手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021114265A (ja) * 2020-01-21 2021-08-05 キヤノン株式会社 推論装置、学習装置、推論方法、学習方法、及びプログラム

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