JP2004281669A - 熱処理装置 - Google Patents

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Tomoharu Shimada
智晴 島田
Kenichi Ishiguro
謙一 石黒
Akira Morohashi
明 諸橋
Yoshinobu Yamazaki
恵信 山崎
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Abstract

【課題】熱処理中に発生する基板のスリップ転位欠陥を抑制し、もって高品質な半導体装置を製造する。
【解決手段】基板支持体30は、3本の支柱40、上部板36および下部板38からなる本体部68と、支持部64とを有する。本体部68には、溝部70が支柱40の長手方向内側に連続して形成されている。溝部70は、下壁76に支持部64を載置することができ、基板66が支持部64を介して挿入自在に配置されるようになっている。支持部64は、平板部78、複数の凸部80、凹部82および複数の切り欠き部84を有する。平板部78の上面には、半径の異なる複数の同心円上に、それぞれ複数の凸部80が設けられている。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウェハやガラス基板等を熱処理するための熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば縦型熱処理炉を用いて、複数のシリコンウェハ等の基板を熱処理する場合、炭化珪素などで形成された基板支持体(ボート)が用いられている。この基板支持体には、支持部が設けられ、この支持部に基板が支持されるようになっている。
【0003】基板は、1000°C程度以上で熱処理されると、支持部との間でこすれを生じたり、支持部に固着し易くなることがある。これらのため、基板に傷がつき、スリップ転位欠陥を発生させるという問題があった。スリップ転位欠陥は、スリップラインを生じさせ、基板を反らせる原因になる。
【0004】このような問題を解決する手段として、複数の凸部を有する可動性の受け部材を、基板支持板を介してボートに載置することは公知である(特許文献1参照)。これは、基板を可動性の受け部材によって支持することにより、基板が熱膨張することによって生じる応力を緩和し、スリップ転位欠陥が発生することを防止しようとするものである。
【0005】
【特許文献1】特開2002−124519号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、処理すべき基板の直径が大きくなる(例えば300mm)と、高温(例えば1400°C)の熱処理において、スリップ転位欠陥が発生することがある。この原因は、基板に対する受け部材の実効接触面積が小さいことにより、自重によって静荷重集中するため、および熱処理時に基板が弾性変形運動する過程で動荷重集中するためと考えられる。また、基板が基板支持体に支持されて反応炉に挿入される時、および反応炉内で昇温される時には、基板の外周部と中心部との間で温度差が生じ、スリップ転位欠陥や基板が反る原因になることがある。
【0007】そこで、本発明は、基板にスリップ転位欠陥が発生することを抑制し、高品質な半導体基板や半導体装置を製造することができる熱処理装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の特徴とするところは、基板を基板支持体に支持した状態で熱処理する熱処理装置において、前記基板支持体は、本体部と、この本体部に載置されて前記基板と接触する支持部とを有し、この支持部は、半径の異なる複数の同心円上に、それぞれ複数の凸部が配置されてなる熱処理装置にある。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る熱処理装置10が示されている。この熱処理装置10は、例えば縦型熱処理装置であり、主要部が配置された筺体12を有する。この筺体12には、ポッドステージ14が接続されており、このポッドステージ14にポッド16が搬送される。ポッド16は、例えば25枚の基板が収納され、図示しない蓋が閉じられた状態でポッドステージ14にセットされる。
【0010】筺体12内において、ポッドステージ14に対向する位置には、ポッド搬送装置18が配置されている。また、このポッド搬送装置18の近傍には、ポッド棚20、ポッドオープナ22および基板枚数検知器24が配置されている。ポッド搬送装置18は、ポッドステージ14とポッド棚20とポッドオープナ22との間でポッド16を搬送する。ポッドオープナ22は、ポッド16の蓋を開けるものであり、この蓋が開けられたポッド16内の基板枚数が基板枚数検知器24により検知される。
【0011】さらに、筺体12内には、例えば基板移載機26、ノッチアライナ28、2つの基板支持体30(ボート)および支持部ステージ32が配置されている。基板移載機26は、例えば5枚の基板を取り出すことができるアーム34を有し、このアーム34を動かすことにより、ポッドオープナ22の位置に置かれたポッド16、ノッチアライナ28および基板支持体30間で基板を搬送する。また、アーム34は、基板支持体30と支持部ステージ32とノッチアライナ28との間で支持部64(図10、11,12を用いて後述する)を搬送する。支持部ステージ32は、支持部64が基板支持体30から降ろされた際に、支持部64を収容する。ノッチアライナ28は、基板に形成されたノッチまたはオリフラを検出して基板を揃えるものである。また、ノッチアライナ28では、後述するように支持部64に基板を載置させたり、支持部64に載置されている基板を支持部64から分離させたりする作業が行われる。基板支持体30は、上部板36および下部板38を有し、この上部板36と下部板38との間を例えば3本の支柱40により接続され、この複数の支柱40により、複数の支持部64を積層するよう支持し、この複数の支持部64を介して基板を支持するように構成されている。支柱40は、3本に限らず、基板を支持できれば何本であってもよい。基板支持体30は、上述したように、例えば2つ設けられ、ボートチェンジャー(図示せず)によって、後述する反応炉42に交互に投入される。
【0012】図2において、反応炉42が示されている。この反応炉42は、反応管44を有し、この反応管44内に基板支持体30が挿入される。反応管44の下方は、基板支持体30を挿入するために開放され、この開放部分はシールキャップ46により密閉されるようにしてある。また、反応管44の周囲は、均熱管48により覆われ、さらに均熱管48の周囲にヒータ50が配置されている。熱電対52は、反応管44と均熱管48との間に配置され、反応炉42内の温度をモニタできるようにしてある。そして、反応管44には、処理ガスを導入する導入管54と、処理ガスを排気する排気管56とが接続されている。
【0013】次に上述したように構成された熱処理装置10の作用について説明する。
まず、ポッドステージ14に複数枚の基板を収容したポッド16がセットされると、ポッド搬送装置18によりポッド16をポッドステージ14からポッド棚20へ搬送し、このポッド棚20にストックする。次に、ポッド搬送装置18により、このポッド棚20にストックされたポッド16をポッドオープナ22に搬送してセットし、このポッドオープナ22によりポッド16の蓋を開き、基板枚数検知器24によりポッド16に収容されている基板の枚数を検知する。
【0014】次に、基板移載機26により、ポッドオープナ22の位置にあるポッド16から基板を取り出し、ノッチアライナ28に移載する。このノッチアライナ28においては、基板を回転させながら、ノッチを検出し、検出した情報に基づいて複数の基板を同じ位置に整列させる。
【0015】図3乃至図5において、ノッチアライナ28に含まれる載置台58が示されている。載置台58は、少なくともノッチアライナ28で一度に位置合わせを行うことのできる基板枚数と同じ数だけ設けられるが、ここでは便宜上、1つの載置台58のみ図示して説明することとする。載置台58は、例えば6本の側柱60と載置台本体62とから構成される。図3に示すように、載置台58は、アーム34が挿入される矢印Aの方向に対し、両側それぞれに、3本ずつ側柱60が設けられており、これらの側柱60の上に基板を載置することができるようになっている。そして、載置台58に載置された基板は、後述する支持部64に移載される。
【0016】図6乃至図7において、支持部64が載置台58に挿入された状態が示されている。基板66は、支持部64に移載される場合、まず、基板移載機26(図1)が載置台58上に基板66を載置する。支持部64は、略円板状に形成され、直径が基板66の直径よりもわずかに大きくなるようにされている。支持部64には、基板66を支持部64上に載せる際に、支持部64と載置台58の側柱60とがぶつからない(干渉しない)ようにするため、載置台58の側柱60に対応する位置に切り欠き部84が設けられている。
基板移載機26は、支持部64を支持部ステージ32から取り出し、載置台58に対して図6の矢印Cの方向から挿入し、基板66の下方まで搬送する。さらに、基板移載機26は、支持部64を上方に移動させ、基板66をすくい上げるようにして支持部64上に載置させる。この際、支持部64には前述の切り欠き部84が設けられているので、支持部64と載置台58の側柱60が干渉することはない。この状態すなわち、基板66を支持部64上に載置させた状態で、基板66と支持部64を基板支持体30へ搬送する。
【0017】このようにして、1バッチ分の基板66を基板支持体30に移載すると、例えば700°C程度の温度に設定された反応炉42内に複数枚の基板66を装填した基板支持体30を装入し、シールキャップ46により反応管44内を密閉する。次に、導入管54から処理ガスを導入する。処理ガスには、窒素、アルゴン、水素、酸素等が含まれる。この際、基板66は例えば1000°C程度以上の温度に加熱される。なお、この間、熱電対52により反応管44内の温度をモニタしながら、予め設定された昇温、降温プログラムに従って基板66の熱処理を実施する。
【0018】基板66の熱処理が終了すると、例えば炉内温度を700°C程度の温度に降温した後、基板支持体30を反応炉42からアンロードし、基板支持体30に支持された全ての基板が冷えるまで、基板支持体30を所定位置で待機させる。次に、待機させた基板支持体30に支持された基板が所定温度まで冷却されると、基板移載機26により、基板66を載置した支持部64を基板支持体30から取り出し、ノッチアライナ28の載置台58に向けて搬送する。
【0019】基板移載機26は、熱処理された基板66を載置した支持部64を載置台58の上方から下方に向けて移動させ、基板66を側柱60上に載置させる。基板移載機26は、支持部64をさらに下方に移動させ、載置台58の内側から引き出すことにより、基板66と支持部64とを分離する。この際、支持部64には前述の切り欠き部84が設けられているので、支持部64と載置台58の側柱60が干渉することはない。そして、基板66をポッドオープナ22にセットされている空のポッド16に搬送して収容する。1ポッド分の基板66をポッド16に収容すると、ポッドオープナ22によりポッド16の蓋を閉じ、ポッド搬送装置18により基板が収容されたポッド16をポッド棚20に搬送し、さらにポッドステージ14に搬送して完了する。
【0020】次に上記基板支持体30について詳述する。
図8および図9において、基板支持体30に関する実施形態が示されている。
基板支持体30は、上述したように、例えば3本の支柱40、上部板36および下部板38からなる本体部68と、複数の支持部64とを有する。本体部68を構成する構成物は、炭化珪素、シリコン又は石英である。この本体部68には、溝部70が支柱40の長手方向内側に連続して形成されている。溝部70は、それぞれ奥壁72、上壁74および下壁76を有する。この下壁76には、支持部64を載置することができ、支持部64を介して基板66が溝部70に挿入自在に配置されるようになっている。
【0021】図10乃至図12において、支持部64の構成が示されている。支持部64は、平板部78、複数の凸部80、凹部82および複数の切り欠き部84を有する。平板部78および凸部80を構成する構成物は、シリコン、炭化珪素、窒化珪素、石英又は非晶質炭素などから構成される。これらの材料は、ウェハ、シリコンLSI又はLCDの製造工程で、汚染物質として影響を与えにくいためである。
【0022】平板部78の上面には、半径の異なる複数の同心円上に、それぞれ複数の凸部80が設けられており、支持部64は、凸部80の上面が基板66の下面に面接触することにより、基板66を支持する。凸部80それぞれは、例えば直径が1〜30mm程度、高さが0.1〜3mm程度の範囲にあるほぼ均一な円柱状に形成されており、基板66の自重によって支持部64にかかる荷重を分散させる。凸部80は、凸部80それぞれの中心が半径の異なる複数の同心円上から外れるように配置されてもよく、凸部80の上面(基板載置面)内に同心円が含まれればよい。なお、凸部80は、支持部64と一体で構成されているが、別体であっても構わない。
凸部80の表面粗さRaは、0.1〜0.5μm程度となるように構成されることが好ましい。凸部80の表面粗さを設定することにより、基板66と凸部80の上面とが接着することを防止することができる。凸部80の上面には、基板66の処理後に、支持部64と基板66とが接着することを防止するため、接着防止層が形成されてもよい。この接着防止層は、例えば凸部80表面を処理して、もしくは、CVD法等により凸部80表面上に堆積(deposition)して形成したシリコン窒化膜(SiN)、炭化珪素皮膜(SiC)、ガラス状炭素等、耐熱性および耐磨耗性に優れた材料から形成されることが好ましい。
【0023】図13に示すように、凸部80は、近傍に位置する他の凸部80との間隔がそれぞれ等間隔(間隔H)となるように配置されることが好ましい。
凸部80の周縁は、滑らかに面取りされ、基板66が熱処理によって弾性変形運動をしても、凸部80に局所的な外力が加わらないようにすることが好ましい。
支持部64の上面は、複数の凸部80に替えて、基板66との接触面積を調整するために、複数の凹部を有する平面として形成されてもよい。
【0024】凹部82は、平板部78の下面が周縁から中心に向けて滑らかに薄くなるように形成されている。
切り欠き部84は、基板移載機26が支持部64を載置台58の側柱60に触れさせることなく、上下に移動させることができるように設けられている。
【0025】次に上記実施形態における凹部82の作用原理について説明する。
図14は、基板支持体30に載置された基板66が加熱される状態を示す模式図である。基板66は、均熱管48(図2)の周囲に設けられたヒータ50の輻射光などにより、太線矢印で示すように横方向から加熱される。また、基板66は、基板支持体30に載置されると、上下方向に他の基板66および支持部64が載置されている場合、上下方向からの加熱をされにくい。よって、基板66を反応炉42に挿入する際、および反応炉42内で昇温する際に、基板66の中心部は昇温されにくく、外周部は昇温されやすくなる。
【0026】一方、基板66は、支持部64に載置された状態で加熱されるので、支持部64との間で熱が伝導する。基板66の厚さは、ほぼ均一であり、支持部64の厚さは、上述したように外周部が中心部に比べて厚くなっている。よって、支持部64の外周部は、基板66の外周部の熱を奪いやすく、基板66が横方向から加熱されても、基板66の外周部は昇温しにくくなる。つまり、支持部64の下面に凹部82が設けられることにより、基板66を反応炉42に挿入する際、および反応炉42内で昇温する際などに、基板66の面内に温度差が生じることを緩和する。
また、凹部82と凸部80とは、基板66および支持部64それぞれの面内温度差を緩和することにより、基板66および支持部64が加熱による偏った変形をすることを低減する。
【0027】以上のように、支持部64は、複数の凸部80が基板66と面接触しているため、基板66の自重による荷重を分散することができる。また、支持部64は、平板部78が周縁から中心に向けて徐々に薄くされているため、基板66が外周から加熱される反応炉42であっても、基板66の周縁と中心との温度差を緩和することができる。 すなわち、支持部64は、熱処理によって基板66に生じるスクラッチ、スリップ転位欠陥および反りを低減することができ、さらにパーティクルが基板66のスクラッチによって生じることを低減することができる。
よって、基板支持体30は、アニールなどの熱処理における基板の歩留まりを向上させることができる。
【0028】次に半導体基板の製造工程に、熱処理装置10を適用した例について説明する。
熱処理装置10を適用した半導体基板の製造方法は、例えばSOIウェハの一種であるSIMOX(Separation by IMplanted Oxygen)ウェハを製造する製造工程の一工程に適用することができる。SIMOXウェハは、ウェハの内部にSiO層が形成された(埋め込まれた)ものであって、イオン注入装置等により単結晶シリコンウェハ内に酸素イオンをイオン注入し、この酸素イオンが注入されたウェハを熱処理装置10によって、例えばアルゴン(Ar)及び酸素(O)を雰囲気として、1300〜1400°C、例えば1350°C以上の高温でアニール処理を行うことにより製造される。
また、上記半導体基板の製造方法は、水素アニールウェハを製造する製造工程の一工程に適用することもできる。水素アニールウェハは、熱処理装置10により、水素(H)を雰囲気として、例えば1200°C以上の高温でアニール処理を行うことによって製造される。水素アニールウェハは、ICが形成されるウェハ表面層の結晶欠陥が低減され、ウェハの結晶の完全性が高められている。
さらに、上記半導体基板の製造方法は、エピタキシャルウェハを製造する製造工程の一工程に適用することもできる。
以上のように、半導体基板の製造工程の一工程として行う高温アニール処理において、上記半導体基板の製造方法は、熱処理装置10が用いられることにより、基板にスリップ転位欠陥が発生することを防止することができる。
【0029】次に半導体装置の製造工程に、熱処理装置10を適用した例について説明する。
熱処理装置10を適用した半導体装置の製造方法は、半導体デバイスの製造工程の一工程であり、比較的高い温度で行われる、例えばウェット酸化、ドライ酸化、水素燃焼酸化(パイロジェニック酸化)、HCI酸化等の熱酸化工程、及び、硼素(B)、リン(P)、砒素(As)、アンチモン(Sb)等の不純物(ドーパント)を半導体薄膜に拡散する熱拡散工程等の熱処理工程に適用されることが好ましい。
以上のように、半導体デバイスの製造工程の一工程として行う熱処理工程において、上記半導体装置の製造方法は、熱処理装置10が用いられることにより、基板にスリップ転位欠陥が発生することを防止することができる。
【0030】以上のように、本発明は、特許請求の範囲に記載した事項を特徴とするが、さらに次のような実施形態が含まれる。
(1)前記複数の凸部は、それぞれ等間隔に配置されることを特徴とする請求項1記載の熱処理装置。
(2)前記凸部は、周縁を滑らかに面取りされてなることを特徴とする請求項1又は(1)記載の熱処理装置。
(3)前記凸部の表面粗さは、Raが0.1〜0.5μm程度となるように構成されてなることを特徴とする請求項1、(1)又は(2)記載の熱処理装置。
(4)前記凸部の上面に基板との接着を防止するための接着防止層を設けたことを特徴とする請求項1又は(1)乃至(3)記載の熱処理装置。
(5)前記平板部は、中心部が薄くなるように、下面に凹部を有することを特徴とする請求項1又は(1)乃至(4)記載の熱処理装置。
(6)前記凸部それぞれは、直径が1〜30mm程度、高さが0.1〜3mm程度の範囲にあるほぼ均一な円柱形に形成されてなることを特徴とする請求項1又は(1)乃至(5)記載の熱処理装置。
(7)前記凸部は、基板に面接触することを特徴とする請求項1又は(1)乃至(6)記載の熱処理装置。
(8)基板を反応炉内に搬入する工程と、本体部と、半径の異なる複数の同心円上に、それぞれ複数の凸部が配置され、前記本体部に載置されて前記基板を支持する支持部とから構成される基板支持体に基板を支持する工程と、前記基板を前記基板支持体に支持した状態で熱処理する工程と、反応炉から基板を搬出する工程と、を有することを特徴とする基板の製造方法、又は半導体装置の製造方法。
(9)上記(1)乃至(7)いずれか記載の熱処理装置を用いて基板を処理する工程を有することを特徴とする(8)記載の基板の製造方法、又は半導体装置の製造方法。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、複数の凸部を支持部に設けたので、熱処理中に発生する基板のスリップ転位欠陥を少なくし、高品質な半導体基板又は半導体装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る熱処理装置を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いた反応炉を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いた載置台を示す上面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いた載置台を示し、図3の矢印Aの方向から見た側面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いた載置台を示し、図3の矢印Bの方向から見た側面図である。
【図6】載置台に支持部が挿入された状態を示す上面図である。
【図7】載置台に支持部が挿入された状態を示し、図6のD−D線断面図である。
【図8】本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いた基板支持体に関する実施形態を示す断面図である。
【図9】本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いた基板支持体に関する実施形態を示し、図8のE−E線断面図である。
【図10】本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いた支持部を示す上面図である。
【図11】本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いた支持部を示し、図10の矢印Fの方向から見た側面図である。
【図12】本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いた支持部を示し、図10のG−G線断面図である。
【図13】本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いた支持部の凸部を示す拡大図である。
【図14】本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いた基板支持体に載置された基板が加熱される状態を示す模式図である。
【符号の説明】
10 熱処理装置
28 ノッチアライナ
30 基板支持体
32 支持部ステージ
34 アーム
40 支柱
42 反応炉
44 反応管
50 ヒータ
58 載置台
60 側柱
62 載置台本体
64 支持部
66 基板
78 平板部
80 凸部
82 凹部
84 切り欠き部

Claims (1)

  1. 基板を基板支持体に支持した状態で熱処理する熱処理装置において、前記基板支持体は、本体部と、この本体部に載置されて前記基板と接触する支持部とを有し、この支持部は、半径の異なる複数の同心円上に、それぞれ複数の凸部が配置されてなることを特徴とする熱処理装置。
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