JP2004281619A - 固体電解コンデンサ - Google Patents

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千博 加藤
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Abstract

【課題】弁作用金属の焼結体からなる陽極体に誘電体皮膜層、固体電解質層、陰極引出層を順次形成した固体電解コンデンサにおいて、固体電解コンデンサ完成品としてのESRが低減すると共に、機械的衝撃により前記陽極リード素子が抜け落ちる等による不良を防ぎ歩留りを改善する。
【解決手段】前記陽極体は該陽極体の一端面に植立された陽極リード部材を備え、前記陽極リード部材は前記陽極体内部に埋没された埋没部を有し、前記埋没部に、少なくとも1つの潰し部を設けたこと、又は少なくとも1つの切り込み部を設けたことを特徴とする
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工した陽極リード部材を用いた固体電解コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、固体電解コンデンサとして図7に示す構造のものが知られている。
【0003】
この固体電解コンデンサは、弁作用金属(タンタル、ニオブ、チタン、アルミニウム等)の焼結体からなる陽極体1表面に、該陽極体表面を酸化させた誘電体皮膜層2、二酸化マンガン等の導電性無機材料、或いはTCNQ錯塩、導電性ポリマー等の導電性有機材料からなる固体電解質層3、カーボン、銀等からなる陰極引出層4を順次形成してコンデンサ素子15を構成し、前記陽極体1の一端面に植立された陽極リード部材16に陽極リードフレーム20を接続し、前記陰極引出層4に陰極リードフレーム21を導電性接着材5により接続し、前記コンデンサ素子15の外側にエポキシ樹脂等からなる外装樹脂層7にて被覆密封したものである(例えば特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−64761(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような固体電解コンデンサにおいて、陽極体に植立された陽極リード部材は、陽極体と焼結結合している。しかし、前記陽極体との結合強度が弱い場合、前記陽極リード部材に外部から機械的衝撃が加わると、前記焼結結合が壊れ、それに伴い誘電体皮膜層が損傷し、固体電解コンデンサ完成品としての漏れ電流特性の悪化、もしくはショート不良が起こり、歩留りが低下する等の問題がある。さらに結合強度が弱い場合には前記陽極リード部材が前記陽極体から抜け落ちるといった問題がある。
【0006】
また、等価直列抵抗(ESR)の低い固体電解コンデンサにおいては、陽極体と陽極リード部材との接触抵抗が大きな割合を占めるため、前記陽極体と前記陽極リード部材の接触面積が小さいとESRが大きくなるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題を鑑み、陽極体と陽極リード部材の接触面積を増大することにより、接触抵抗を低減すると共に、前記陽極体と陽極リード部材の接続強度を向上させ、不良による歩留りを改善した固体電解コンデンサを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、弁作用金属の焼結体からなる陽極体に誘電体皮膜層、固体電解質層、陰極引出層を順次形成した固体電解コンデンサにおいて、前記陽極体は該陽極体の一端面に植立された陽極リード部材を備え、前記陽極リード部材は前記陽極体内部に埋没された埋没部を有し、前記埋没部に少なくとも1つの潰し部を設けたこと、又は少なくとも1つの切り込み部を設けたことを特徴とする。
【0009】
上記構成により、前記陽極体と前記陽極リード部材との接触面積が向上し固体電解コンデンサ完成品としてのESRが低減すると共に、外部からの機械的衝撃により前記陽極リード素子が抜け落ちる等による不良を防ぎ歩留りを改善することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例における固体電解コンデンサを図2及び図5に示す。
【0011】
この固体電解コンデンサは、タンタル焼結体からなる陽極体1表面に、該陽極体表面を酸化させた誘電体皮膜層2、導電性ポリマーからなる固体電解質層3、カーボン、銀等からなる陰極引出層4を順次形成してコンデンサ素子15を構成し、前記陽極体1の一端面に埋没された陽極リード部材16に陽極リードフレーム20を抵抗溶接により接続し、前記陰極引出層4に陰極リードフレーム21を導電性接着材5により接続し、前記コンデンサ素子15の外側にエポキシ樹脂等からなる外装樹脂層7にて被覆密封したものである。
【0012】
ここで陽極体に埋没する陽極リード部材として、以下に図面を参照して説明する。
【0013】
(実施例1)陽極リード部材16としてワイヤ形状のものを使用し、前記陽極リード部材16の陽極体1に埋設する埋設部30に、図3に示すように一対のパンチ40で挟み付けることにより、図1に示すような表面積を広げた潰し部31を設けたものを用いて、図2に示すような固体電解コンデンサを完成させた。
【0014】
(実施例2)陽極リード部材16としてワイヤ形状のものを使用し、前記陽極リード部材16の陽極体1に埋設する埋設部30に、図6に示すように切断金型50で切り取ることにより図4に示すような表面積を広げた切り込み部32を設けたものを用いて、図5に示すような固体電解コンデンサを完成させた。
【0015】
上記形状の陽極リード部材を用いることにより、陽極体と前記リード部材との接触面積が大きくなり、接触抵抗が減少し、固体電解コンデンサ完成品としての、ESRを低減させることができる。また、前記陽極体との接続強度が向上し、外部からの機械的衝撃により前記焼結結合が壊れ、それに伴い誘電体皮膜層が損傷する等の問題がなくなり、歩留りが向上する。
【0016】
実施例では、陽極リード部材としてワイヤ形状のものを用いたが、板状の陽極リード部材など、潰し部、又は切り込み部が設けられる形状であれば特に限定はなく、同様の効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】
弁作用金属の焼結体からなる陽極体に誘電体皮膜層、固体電解質層、陰極引出層を順次形成した固体電解コンデンサにおいて、
固体電解コンデンサ完成品としてのESRが低減すると共に、機械的衝撃により前記陽極リード素子が抜け落ちる等による不良を防ぎ歩留りを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における陽極リード部材の上面図及び側面図である。
【図2】実施例1における固体電解コンデンサの縦断面図である。
【図3】実施例1における陽極リード部材にパンチにより潰し部を設ける工程図である。
【図4】実施例2における陽極リード部材の上面図及び側面図である。
【図5】実施例2における固体電解コンデンサの縦断面図である。
【図6】実施例2における陽極リード部材を切断金型により切り込み部を設ける工程図である。
【図7】従来の固体電解コンデンサにおける縦断面図である。
【符号の説明】
1 陽極体
2 誘電体皮膜層
3 固体電解質層
4 陰極引出層
5 導電性接着剤
7 外装樹脂層
15 コンデンサ素子
16 陽極リード部材
20 陽極リードフレーム
21 陰極リードフレーム
30 埋設部
31 潰し部
32 切り込み部
40 パンチ
50 切断金型

Claims (2)

  1. 弁作用金属の焼結体からなる陽極体に誘電体皮膜層、固体電解質層、陰極引出層を順次形成した固体電解コンデンサにおいて、
    前記陽極体は該陽極体の一端面に植立された陽極リード部材を備え、前記陽極リード部材は前記陽極体内部に埋没された埋没部を有し、前記埋没部に少なくとも1つの潰し部を設けたことを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 弁作用金属の焼結体からなる陽極体に誘電体皮膜層、固体電解質層、陰極引出層を順次形成した固体電解コンデンサにおいて、
    前記陽極体は該陽極体の一端面に植立された陽極リード部材を備え、前記陽極リード部材は前記陽極体内部に埋没された埋没部を有し、前記埋没部に少なくとも1つの切り込み部を設けたことを特徴とする固体電解コンデンサ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005016055A1 (de) * 2005-04-07 2006-10-19 Epcos Ag Anode für einen Festelektrolytkondensator
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CN103377832A (zh) * 2012-04-24 2013-10-30 Avx公司 用于改善与固体电解电容器阳极连接的压接引线

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