JP5450001B2 - 電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は電解コンデンサの製造方法に関するものである。
特開2008−192716号公報(特許文献1)によれば、互いに積層された複数のコンデンサ素子を有する積層型固体電解コンデンサが開示されている。コンデンサ素子は、弁作用を有する金属箔からなる陽極体と、誘電体層と、陰極体層とを有する。
特開2008−192716号公報
コンデンサの製造効率を高めるためには、複数の陽極部の各々の上に一括して陰極部を形成すること、すなわち複数のコンデンサ素子を一括して形成することが望まれる。この目的を達成するために、たとえば、以下の方法が考えられる。
まず各々が余剰部分を有する複数の陽極部が準備される。各余剰部分が連結部によってつながれることで、複数の陽極部が一体化される。一体化された複数の陽極部の各々に陰極部が一括して形成される。各余剰部分が切り離されることで、各余剰部分および連結部が除去される。これにより複数のコンデンサ素子が得られる。
この方法においては、余剰部分の切り離し、すなわち陽極部に対する切断が行われる際に、陽極部および陰極部の間の界面にストレスがかかりやすい。その結果この界面にダメージが生じることで、電解コンデンサの漏れ電流が大きくなってしまうことがある。すなわち電解コンデンサの信頼性が低下してしまうことがある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、高い信頼性を有する電解コンデンサを製造することができる電解コンデンサの製造方法を提供することである。
本発明の電解コンデンサの製造方法は、陽極部と、陽極部の一部を覆う誘電体被膜と、誘電体被膜上にある陰極部とを各々が有する少なくとも1つのコンデンサ素子と、陽極部の各々に取り付けられた個片部とを含む電解コンデンサの製造方法であって、以下の工程を有する。
上記陽極部を含む複数の陽極部の各々の上に誘電体被膜が形成される。複数の陽極部を互いにつなぐ連結部が設けられる。連結部を設ける工程の後に、少なくとも1つのコンデンサ素子を含む複数のコンデンサ素子を形成するために誘電体被膜上に陰極部が形成される。陰極部を形成する工程の後に、複数のコンデンサ素子を互いに分離するために連結部から個片部が切り出される。
本発明の電解コンデンサの製造方法によれば、複数のコンデンサ素子を互いに分離するための切断が、陽極部に対してではなく、連結部に対して行われる。よって陽極部および陰極部の間の界面にストレスを加えることなく複数のコンデンサ素子を互いに分離することができるので、上記界面へのダメージを抑制することができる。これにより、高い信頼性を有する電解コンデンサを製造することができる。
上記の電解コンデンサの製造方法において好ましくは、少なくとも1つのコンデンサ素子は第1および第2のコンデンサ素子を含み、第1および第2のコンデンサ素子は個片部を介して互いに接続される。これにより、第1および第2のコンデンサ素子が互いに接続される際に、陽極部のうち陰極部に覆われている部分と覆われていない部分との境界部に加わるストレスが、上記個片部がスペーサとして機能することで軽減される。つまりスペーサを設ける工程を別途設けることなく境界部へのダメージを防止することができるので、より高い信頼性を有する電解コンデンサを、工程を複雑化することなく、製造することができる。
上記の電解コンデンサの製造方法において好ましくは、個片部の厚さは、誘電体被膜の厚さと、陰極部の厚さとの和の略2倍である。これにより、境界部へのダメージをより確実に防止することができる。
上記の電解コンデンサの製造方法において好ましくは、電解コンデンサは第3のコンデンサ素子を含み、少なくとも1つのコンデンサ素子の1つと、第3のコンデンサ素子とが接続される。
以上説明したように、本発明によれば、高い信頼性を有する電解コンデンサを製造することができる。
本発明の実施の形態1における固体電解コンデンサの構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における固体電解コンデンサが有する、スペーサが設けられたコンデンサ素子の構成を概略的に示す正面図である。 本発明の実施の形態1における固体電解コンデンサが有する、スペーサが設けられたコンデンサ素子の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における固体電解コンデンサの製造方法を概略的に示すフロー図である。 本発明の実施の形態1における固体電解コンデンサの製造方法の一工程を概略的に示す平面図である。 第1の比較例の固体電解コンデンサの製造方法の一工程を概略的に示す平面図である。 第1の比較例の固体電解コンデンサの製造方法の一部を概略的に示すフロー図である。 第2の比較例の固体電解コンデンサの製造方法の一工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態2における固体電解コンデンサの構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態3における固体電解コンデンサの構成を概略的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1を参照して、本実施の形態の固体電解コンデンサ101は、複数のコンデンサ素子ECと、複数のスペーサ11S(個片部)と、陽極端子9と、陰極端子8と、外装樹脂7と、導電性接着剤6とを有する。コンデンサ素子ECの各々は、陽極露出部XAと、陰極露出部XCとを有する。陽極露出部XAの厚さ(図中、縦方向の寸法)は、陰極露出部XCの厚さに比して薄い。
各コンデンサ素子ECにはスペーサ11Sが取り付けられている。スペーサ11Sは導体から形成され、好ましくは銅または銅系の材料から形成されている。またスペーサ11Sは、好ましくは、0.2mm以上0.4mm以下の厚さと、1mm以上2mm以下の長さ(図中、横方向の寸法)と、陽極露出部XAの幅と同じ幅とを有する。またスペーサ11Sの長さは、陽極露出部XAの長さよりも短くされており、陰極露出部XCに接触しないように配置されている。
複数のコンデンサ素子ECは厚さ方向(図中、縦方向)に積層されている。より詳しくは、複数の陽極露出部XAがスペーサ11Sを介して溶接されることで積層され、複数の陰極露出部XCが導電性接着剤6を介して接着されることで積層されている。なおスペーサ11Sの厚さは、導電性接着剤6の厚さに比して、十分に大きい。
図2および図3を参照して、各コンデンサ素子ECは、金属箔10(陽極部)と、酸化被膜20(誘電体被膜)と、陰極部30とを有する。
金属箔10の表面には、表面積を大きくするためのエッチングが施されている。また金属箔10は、弁金属から形成されており、本実施の形態においてはアルミニウムから形成されている。なおアルミニウム以外に、たとえばタンタルまたはニオブが用いられてもよい。
酸化被膜20は、金属箔10のうち陰極露出部XCに含まれる部分を覆うように、金属箔10が酸化されることで形成されている。
陰極部30は酸化被膜20上に形成されている。より詳しくは、金属箔10上に、酸化被膜20を介して、固体電解質層31、カーボン層32、および銀ペイント層33が順に形成されている。固体電解質層31は、たとえば、ポリチオフェン系、ポリピロール系、またはポリアニリン系の導電性高分子から形成されている。
なお陰極露出部XCは、図3に示すように、陰極部30と、金属箔10のうち陰極部30によって覆われた部分と、両者を絶縁する酸化被膜20とから構成されている。また陽極露出部XAは、金属箔10のうち陰極部30から露出されている部分から構成されている。よって陰極露出部XCは、陽極露出部XAに比して、陰極部30の厚さと酸化被膜20の厚さとの和の2倍分だけ厚くなっている。
次に固体電解コンデンサ101の製造方法について説明する。
図3を参照して、ステップS11(図4)にて、各々に酸化被膜20が設けられた複数の金属箔10が形成される。酸化被膜20は、たとえば、金属箔10が所定濃度のリン酸などの水溶液中において所定電圧で化成処理されることで形成される。
さらに図5を参照して、ステップS12(図4)にて、まず金属バー11B(連結部)が準備される。金属バー11Bは、スペーサ11Sと同じ材料から形成されており、またスペーサ11Sの長さに対応する幅(図5における縦方向の寸法)と、スペーサ11Sの厚さに対応する厚さとを有する。次に複数の金属箔10の各々の一方端部(図5における上端部)に金属バー11Bが抵抗溶接される。これにより複数の金属箔10が互いにつなげられるので、複数の金属箔10を一括して容易に取り扱うことができるようになる。
なお金属箔10上の酸化被膜20の一部は、上記の溶接にともなって除去される。よって金属箔10と金属バー11Bとは、酸化被膜20によって電気的に絶縁されることなく接続される。
ステップS13(図4)にて、複数の金属箔10の各々の他方端部(図5における下端部)上の酸化被膜20上に、陰極部30が形成される。具体的には、以下の工程が行われる。
まず上記他方端部が、3,4−エチレンジオキシチオフェンと、P−トルエンスルホン酸鉄(III)と、I−ブタノールとを含む混合液に浸漬される。これにより酸化被膜20上に、固体電解質層31として、導電性高分子ポリ3,4−エチレンジオキシチオフェンから形成された導電性ポリマー層が化学酸化重合にて形成される。
上記のように固体電解質層31が形成された部分の上に、カーボン層32が形成される。具体的には、水または有機溶媒にカーボン粉末が拡散された液体中への浸漬と、乾燥とが繰り返し行われる。
上記のようにカーボン層32が形成された部分の上に、銀ペイント層33が形成される。以上により、図5に示す構成、すなわち、陰極露出部XCおよび陽極露出部XAを各々が有する複数のコンデンサ素子ECと、陽極露出部XAの各々に溶接された金属バー11Bとからなる構成が得られる。
ステップS14(図4)にて、コンデンサ素子ECになるべくストレスを加えないようにしつつ、切断線CB(図5)に沿って金属バー11Bが切断される。これにより複数のコンデンサ素子ECが互いに分離され、かつ各コンデンサ素子ECに溶接されたスペーサ11S(図2)が金属バー11Bから切り出される。
図1を参照して、ステップS15(図4)にて、陰極端子8および陽極端子9の上に、複数のコンデンサ素子ECが積層される。具体的には、陰極露出部XCの各々が導電性接着剤6によって接着されることで積層され、陽極露出部XAの各々がスペーサ11Sを介して抵抗溶接されることで積層される。
ステップS16(図4)にて、外装樹脂7が形成される。以上により、固体電解コンデンサ101が得られる。
主に図6を参照して、本実施の形態に対する第1の比較例の製造方法について、以下に説明する。
まず複数の金属箔が準備される。各金属箔は、本実施の形態の金属箔10に比して、余剰部分XMの分だけ大きくされている。また各金属箔上には酸化被膜20が形成されている。
次に各余剰部分XMが、たとえばステンレス、アルミニウム、鉄、またはそれらの系の材料から形成された搬送バー12へ溶接される。これにより搬送バー12によって複数の金属箔が一体化される。一体化された複数の金属箔の各々に、陰極部30が一括して形成される。これにより、図6に示す構成、すなわち、複数の金属箔の各々を用いて形成された、陰極露出部XCと、陽極露出部XAと、余剰部分XMとを有する素子ETが形成される。次に素子ETのうち余剰部分XMが切断線CEに沿って切り離されることで、余剰部分XMおよび搬送バー12が除去される(図7:ステップS21)。これにより複数のコンデンサ素子EC(図2)が得られる。次にコンデンサ素子ECの各々に、スペーサ11S(図2)が溶接される(図7:ステップS22)。以降、本実施の形態と同様の工程が行われることで、固体電解コンデンサ101(図1)が得られる。
本比較例によると、素子ET(図6)が切断される際に、金属箔および陰極部30の間の界面にストレスがかかりやすく、その結果この界面にダメージが生じやすい。このダメージは電解コンデンサの漏れ電流の増加を引き起こし、電解コンデンサの信頼性を低下させることがある。なお金属箔の表面には表面積を大きくするための微細な構造が形成されており、この構造がより微細であるほど、コンデンサの静電容量を高めることができるものの、上記のダメージは生じやすくなる。
これに対して本実施の形態によれば、複数のコンデンサ素子ECを互いに分離するための切断が、切断線CB(図5)に示すように、金属箔10に対してではなく金属バー11Bに対して行われる。よって金属箔10および陰極部30(図3)の間の界面にストレスを加えることなく、複数のコンデンサ素子ECを互いに分離することができる。よって上記界面へのダメージを抑制することができるので、固体電解コンデンサ101(図1)の信頼性を高めることができる。
また本比較例によると、搬送バー12を設ける工程が必要となる。これに対して本実施の形態によれば、金属バー11Bが、スペーサ11Sを形成するための材料としての機能だけでなく、陰極部30の形成時における搬送バー12と同様の機能をも果たすことから、搬送バー12を設ける工程が不要である。よって製造工程がより簡略化される。
また本比較例によると、互いに分離された複数のスペーサ11Sの各々をコンデンサ素子ECに溶接する必要がある。これに対して本実施の形態によれば、複数のスペーサ11Sとなる1つの金属バー11Bを溶接すればよいので、溶接の作業性が向上する。
また本比較例によると、図6における切断線CEよりも上の部分が廃棄されることになる。すなわち、搬送バー12と、素子ETの余剰部分XMとが廃棄されることになる。これに対して本実施の形態によれば、廃棄される部分が金属バー11B(図5)の一部のみであるので、材料コストおよび廃棄物量を低減することができる。
主に図8を参照して、本実施の形態に対する第2の比較例の製造方法について説明する。本比較例においては、複数のコンデンサ素子ECが、スペーサ11Sなしに積層される。この積層は、たとえば、ステンレス板41上に設けられたシリコンゴム42を押さえ力43でコンデンサ素子ECに押し付けながら行われる。この際、陰極露出部XCおよび陽極露出部XAの境界部に位置する陰極露出部XCの端部(図8の破線部BD)にストレスが集中し、この結果コンデンサ素子ECにダメージが生じることがある。このダメージはコンデンサ素子ECの漏れ電流の増大の原因となり得るものであるため、固体電解コンデンサ101の信頼性が低下してしまう。
これに対して本実施の形態によれば、コンデンサ素子ECが積層されて接続される際に、上記ストレスがスペーサ11Sによって軽減される。よって固体電解コンデンサ101の信頼性を高めることができる。
好ましくは、スペーサ11S(図3)の厚さ、すなわち金属バー11B(図5)の厚さは、酸化被膜20(図3)の厚さと、陰極部30(図3)の厚さとの和の略2倍とされる。これにより、陰極露出部XCおよび陽極露出部XAの間での厚さの差異をスペーサ11Sによって、より精度よく打ち消すことができる。これにより、上記ストレスを軽減する効果が高められる。
(実施の形態2)
主に図9を参照して、本実施の形態における固体電解コンデンサ102は、上述したコンデンサ素子ECに加えて、コンデンサ素子ECa(第3のコンデンサ素子)を有する。コンデンサ素子ECaは、コンデンサ素子ECの陰極露出部XCおよび陽極露出部XAのそれぞれと同様の構成の、陰極露出部XCaおよび陽極露出部XAaを有する。また固体電解コンデンサ102の部品としてのコンデンサ素子ECaは、コンデンサ素子ECとは異なる工程によって形成されたものであり、スペーサ11Sが取り付けられていないものとして形成される。このようにして得られたコンデンサ素子ECaは、コンデンサ素子ECに取り付けられたスペーサ11Sに取り付けられることで、コンデンサ素子ECと接続される。
上述したように部品としてのコンデンサ素子ECaがスペーサ11Sが取り付けられていないものとして形成されることで、固体電解コンデンサ102は、陽極露出部XAaおよび陽極端子9の間にスペーサ11Sを有しない。
なおこれ以外の構成については実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、実施の形態1の寸法D1(図1)を、より小さい寸法D2へと低減することができる。すなわち固体電解コンデンサの厚さをより小さくすることができる。
(実施の形態3)
図10を参照して、本実施の形態における固体電解コンデンサ103は、複数のコンデンサ素子ECではなく、1つのコンデンサ素子ECを有する。これ以外の構成については実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、複数の固体電解コンデンサ103を製造するために複数のコンデンサ素子ECを形成する工程において、図5に示すように複数のコンデンサ素子ECが互いに分離されることで、実施の形態1と同様にコンデンサ素子ECへのダメージを軽減することができる。これにより固体電解コンデンサ103の信頼性を高めることができる。
なお上記の各実施の形態においては酸化被膜20は金属バー11Bが溶接される前に形成されるが、酸化被膜20は金属バー11Bが溶接された後に形成されてもよい。この場合、酸化被膜20が、複数の金属箔10のうち陰極露出部XCに含まれることになる部分の各々の上にのみ選択的に形成されてもよく、そのような工程は、金属バー11B(図5)の存在によって、複数の金属箔10に対して一括して行うことができる。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
6 導電性接着剤、7 外装樹脂、8 陰極端子、9 陽極端子、10 金属箔、11S スペーサ、11B 金属バー、12 搬送バー、20 酸化被膜、30 陰極部、31 固体電解質層、32 カーボン層、33 銀ペイント層、101〜103 固体電解コンデンサ、EC コンデンサ素子、ECa コンデンサ素子(第3のコンデンサ素子)、XA 陽極露出部、XC 陰極露出部。

Claims (3)

  1. 陽極部と、前記陽極部の一部を覆う誘電体被膜と、前記誘電体被膜上にある陰極部とを各々が有する少なくとも1つのコンデンサ素子と、前記陽極部の各々に取り付けられた個片部とを含む電解コンデンサの製造方法であって
    数の陽極部の各々の上に誘電体被膜を形成する工程と、
    前記複数の陽極部を互いにつなぐ連結部を設ける工程と、
    前記連結部を設ける工程の後に、前記少なくとも1つのコンデンサ素子を含む複数のコンデンサ素子を形成するために前記誘電体被膜上に陰極部を形成する工程と、
    前記陰極部を形成する工程の後に、前記複数のコンデンサ素子を互いに分離するために、前記陽極部を切断することなく前記連結部から前記個片部を切り出す工程とを備え
    前記少なくとも1つのコンデンサ素子は第1および第2のコンデンサ素子を含み、
    前記第1および第2のコンデンサ素子を前記個片部を介して互いに接続する工程をさらに備えた、電解コンデンサの製造方法。
  2. 前記個片部の厚さは前記誘電体被膜の厚さと前記陰極部の厚さとの和の略2倍である、請求項に記載の電解コンデンサの製造方法。
  3. 前記電解コンデンサは第3のコンデンサ素子を含み、
    前記少なくとも1つのコンデンサ素子の1つと、前記第3のコンデンサ素子とを接続する工程をさらに備えた、請求項1又は2のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
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